JP2005295769A - モータ制御装置及びモータ制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 モータが発生させる騒音を低減し、モータの消費電力を削減可能なモータ制御装置を提供する。
【解決手段】 モータ2の回転位置の現在値PVを検出する位置検出センサ12、及び外部から指示された指示値COMと現在値PVに基づき、モータ2の回転開始から一定期間においてPWM駆動によりモータ2を駆動するPWM駆動回路11とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、モータの制御手法に関し、特にブラシ式の直流(DC)サーボモータを制御するモータ制御装置及びモータ制御方法に関する。
車載用の空調装置等に用いる小型アクチュエータとしては、DCサーボモータが通常用いられる。DCサーボモータの駆動方式として、パルス幅に応じてDCサーボモータの回転速度及び回転位置を制御するパルス幅変調(PWM)駆動方式が知られている。PWM駆動方式は、一般的にモータを高速回転させる場合に採用され、モータの消費電力の低減に大きな効果が有る。しかしながら、PWM駆動方式によりモータを高速回転させる場合、モータが発生させる騒音が発生問題となる。
第1の背景技術として、回転停止時にDCサーボモータの駆動をDC駆動からPWM駆動に切り換える手法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。第2の背景技術として、モータの回転速度制御において、急激な加速指令により速度指令値と速度検出値との間に所定値を越える大きな偏差が生じた場合、PWM駆動制御信号のパルス幅を規制する手法が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
第1の背景技術においては、モータ回転開始時においてモータにラッシュカレントと呼ばれる大電流が流れる。この結果、モータの回転開始時における消費電流が増大する。第2の背景技術においては、モータの回転速度制御を対象としているため、モータの回転位置(角度)制御に適用できない。更に、車載用の空調装置等においてはモータが発生させる騒音が大きな問題となるため、モータを常にPWM駆動することは好ましくない。
特開平8−182366号公報 特開平10−150790号公報
本発明は、モータが発生させる騒音を低減し、モータの消費電力を削減可能なモータ制御装置及びモータ制御方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、(イ)モータの回転位置の現在値を検出する位置検出センサ;(ロ)外部から指示された指示値と現在値に基づき、モータの回転開始から一定期間においてPWM駆動によりモータを駆動するPWM駆動回路を備えるモータ制御装置であることを要旨とする。
本発明の第2の特徴は、(イ)モータの回転位置の現在値を検出するステップ;(ロ)外部から指示された指示値と現在値に基づき、モータの回転開始から一定期間においてPWM駆動によりモータを駆動するステップを含むモータ制御方法であることを要旨とする。
本発明によれば、モータが発生させる騒音を低減し、モータの消費電力を削減可能なモータ制御装置及びモータ制御方法を提供できる。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。この実施の形態における図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
本発明の実施の形態に係るモータ制御システムは、図1に示すように、モータ2、及びモータ2に接続されたモータ制御装置1を備える。モータ2としては、例えばブラシ式のDCサーボモータが使用できる。モータ制御装置1は、PWM駆動回路11、位置検出センサ12、及びアナログ/デジタル(A/D)変換器13を備える。位置検出センサ12としては、例えばポテンショメータ及び2相式のロータリエンコーダ等が使用できる。位置検出センサ12は、モータ2の回転位置の現在値(以下において「現在値」と略記する。)PVを検出する。PWM駆動回路11は、外部から指示された指示値COMと現在値PVに基づき、モータ2の回転開始から一定期間においてPWM駆動によりモータ2を駆動する。ここで、「一定期間」とは、例えばモータ2の回転開始から250[ms]〜500[ms]程度の期間を意味する。或いは、モータ2の回転開始から150[ms]〜600[ms]程度の期間を一定期間としても良い。A/D変換器13は、アナログ信号として検出されたモータ2の現在値PVをデジタル信号に変換する。
更に、PWM駆動回路11は、減算器111、回転制御回路121、コントローラ112、タイマ113、カウンタ114、第1デコーダ116、第2デコーダ115、セレクタ117、パルス生成回路118、ドライバ制御回路119、及びドライバ120を備える。減算器111は、指示値入力端子10及びA/D変換器13に入力が接続される。回転制御回路121は、減算器111とドライバ制御回路119との間に接続される。コントローラ112は、指示値入力端子10、タイマ113、及び減算器111の出力に入力が接続され、カウンタ114及びセレクタ117に出力が接続される。第1デコーダ116はカウンタ114とセレクタ117との間に接続される。第2デコーダ115は減算器111の出力とセレクタ117との間に接続される。パルス生成回路118はセレクタ117とドライバ制御回路119との間に接続される。ドライバ120はドライバ制御回路119とモータ2との間に接続される。
また、減算器111は、指示値COMから現在値PVを減算する。回転制御回路121は、減算器111の減算結果に応じてドライバ制御回路119に正転又は逆転を指示する。タイマ113は時間情報を生成する。コントローラ112は、減算器111の減算結果に応じてセレクタ117に切り換え信号SWを供給する。コントローラ112は、タイマ113からの時間情報に基づいてカウンタ114のカウント値Nをインクリメントする。ドライバ120は、ドライバ制御回路119により制御され、モータ2を回転駆動する。パルス生成回路118は、セレクタ117の出力に応じて制御パルスCPを生成する。ドライバ制御回路119は、回転制御回路121及びパルス生成回路118のそれぞれの出力に応じてドライバ120を制御する。
更に、第1デコーダ116は、カウンタ114のカウント値Nをデコードして第1パルス制御データM1を生成する。第1デコーダ116は、図2に示すように、カウント値Nに応じてパルス生成回路118が生成する制御パルスCPのパルス幅を段階的に増加させる。図2に示す例においては、制御パルスCPのデューティー比の分解能を8分解能としている。したがって、制御パルスCPのデューティー比は、一定期間Tの間において、0%、12.5%、25%、37.5%、50%、62.5%、75%、87.5%、及び100%の順に増加する。これに対して図1に示す第2デコーダ115は、指示値COMと現在値PVとの差分値Dをデコードして第2パルス制御データM2を生成する。第2デコーダ115は、図3に示すように、差分値Dが一定値以下になった場合、制御パルスCPのデューティー比を100%、87.5%、75%、62.5%、50%、37.5%、25%、12.5%、及び0%の順に減少させる。図1に示すセレクタ117は、コントローラ112からの切り換え信号SWに応じて第1パルス制御データM1及び第2パルス制御データM2のいずれかを選択する。尚、PWM駆動時の周波数は、例えば15[kHz]〜20[kHz]程度に設定される。
また、ドライバ120は、図4(a)に示すようにHブリッジにより構成される。具体的には、ドライバ120は、第1スイッチングトランジスタTr1〜第4スイッチングトランジスタTr4を備える。第1スイッチングトランジスタTr1及び第2スイッチングトランジスタTr2としては、例えばpチャネルのMOSトランジスタ(以下において「pMOSトランジスタ」と略記する。)が使用できる。第3スイッチングトランジスタTr3及び第4スイッチングトランジスタTr4としては、例えばnチャネルのMOSトランジスタ(以下において「nMOSトランジスタ」と略記する。)が使用できる。第1スイッチングトランジスタTr1及び第2スイッチングトランジスタTr2としてpMOSトランジスタを使用することにより、nMOSトランジスタを使用する場合と比してゲート入力電圧の電圧値を低減できる。
更に、第1スイッチングトランジスタTr1は、高位電源VDDにソースが接続され、第1入力端子120aにゲートが接続され、モータ2の一端にドレインが接続される。第2スイッチングトランジスタTr2は、高位電源VDDにソースが接続され、第2入力端子120bにゲートが接続され、モータ2の他端にドレインが接続される。第3スイッチングトランジスタTr3は、低位電源VSSにソースが接続され、第3入力端子120cにゲートが接続され、第1スイッチングトランジスタTr1のドレインにドレインが接続される。第4スイッチングトランジスタTr4は、低位電源VSSにソースが接続され、第4入力端子120dにゲートが接続され、第2スイッチングトランジスタTr2のドレインにドレインが接続される。
また、図4(a)に示す第1スイッチングトランジスタTr1及び第4スイッチングトランジスタTr4のみがオン状態の場合、高位電源VDDからの駆動電流は第1スイッチングトランジスタTr1、モータ2、及び第4スイッチングトランジスタTr4に流れる。ここで、第1スイッチングトランジスタTr1及び第4スイッチングトランジスタTr4のみがオン状態の場合を「正転状態」と定義する。図4(b)に示す第2スイッチングトランジスタTr2及び第3スイッチングトランジスタTr3のみがオン状態の場合、高位電源VDDからの駆動電流は第2スイッチングトランジスタTr2、モータ2、及び第3スイッチングトランジスタTr3に流れる。第2スイッチングトランジスタTr2及び第3スイッチングトランジスタTr3のみがオン状態の場合を「逆転状態」と定義する。また、正転状態と逆転状態とを併せて「ドライブ状態」と定義する。
更に、図5(a)に示す第1スイッチングトランジスタTr1〜第4スイッチングトランジスタTr4のいずれもオフである場合、モータ2に駆動電流は流れないが、回転中の惰性でモータ2が回転する。モータ2に駆動電流を流さず、回転中の惰性でモータ2を回転させる状態を「ストップ状態」と定義する。図5(b)に示す第3スイッチングトランジスタTr3及び第4スイッチングトランジスタTr4のみがオン状態である場合、モータ2に駆動電流は流れず、且つモータ2が発生する誘起電力が低位電源VSSに吸収される。モータ2の誘起電力を吸収することにより、モータ2の回転を制動できる。モータ2からの誘起電力を吸収する状態を「ブレーキ状態」と定義する。尚、図3(b)に示すブレーキ状態においては、第3スイッチングトランジスタTr3及び第4スイッチングトランジスタTr4のみをオン状態としているが、第1スイッチングトランジスタTr1及び第2スイッチングトランジスタTr2のみをオン状態としても良い。この場合、モータ2からの誘起電力は高位電源VDDに吸収される。
また、図1に示すドライバ制御回路119は、図6に示すように、回転開始時おけるPWM駆動をドライブ状態とストップ状態との組み合わせにより実行する。具体的には、図6の時刻t2〜t4、時刻t4〜t6、及び時刻t6〜t8のそれぞれの期間をPWM駆動の1周期とすると、時刻t2〜t3、時刻t4〜t5、及び時刻t6〜t7のそれぞれの期間において、図4及び図5に示す第1スッチングトランジスタTr1及び第4スイッチングトランジスタTr4のみをオン状態とする。よって、図4及び図5に示すノードOAがハイレベルとなり、ノードOBがロウレベルとなる。この結果、図4(a)に示すように、高位電源VDDからの駆動電流は第1スイッチングトランジスタTr1、モータ2、及び第4スイッチングトランジスタTr4に流れる。一方、時刻t3〜t4、時刻t5〜t6、及び時刻t7〜t8のそれぞれの期間においては、第4スイッチングトランジスタTr4のみがオン状態となる。第3スイッチングトランジスタTr3がオン状態とならないため、モータ2からの誘起電力は低位電源VSSに吸収されず、モータ2は回転中の惰性で回転する。尚、時刻t1〜t2の期間においては、図4及び図5に示す第1スッチングトランジスタTr1がターンオンするタイミングよりも前の段階で第3スイッチングトランジスタTr3をオフとしている。即ち、ドライバ20に貫通電流が流れるのを防止している。尚、回転停止時おけるPWM駆動もドライブ状態とストップ状態との組み合わせにより実行される。
次に、図8に示すフローチャートを参照して、本発明の実施の形態に係るモータ制御方法を説明する。
(イ)ステップS11において、図1に示す位置検出センサ12は、モータ2の回転位置を検出する。検出された回転位置の情報は、A/D変換器13によりデジタル信号に変換される。ステップS12において、外部から指示値COMが供給されるまでの期間は待ち状態となる。指示値COMが供給された場合においても、指示値COMと現在値PVとが等しい場合、待ち状態を維持する。ステップS13において、図1に示す減算器111は、指示値COMから現在値PVを減算する。
(ロ)ステップS14において、回転制御回路121は、減算器111の減算結果が正であるか否か判定する。減算器111の減算結果が正、即ち指示値COMが現在値PVよりも大きい場合、ステップS15に進む。ステップS15において、回転制御回路121は、ドライバ制御回路119に正転を指示する。減算器111の減算結果が負、即ち指示値COMが現在値PVよりも小さい場合、ステップS16に進む。ステップS16において、回転制御回路121は、ドライバ制御回路119に逆転を指示する。図7に示す例において指示値COMが現在値PVよりも大きい期間、即ち時刻t1〜t4の期間において、図7(f)に示すようにモータ2は正転駆動される。これに対して指示値COMが現在値PVよりも小さい期間、即ち時刻t5〜t8の期間においては、図7(f)に示すようにモータ2は逆転駆動される。
(ハ)ステップS17において、コントローラ112は、カウンタ114のカウント値Nをゼロに設定する。ステップS18において、第1デコーダ116は、カウンタ114のカウント値Nをデコードし、第1パルス制御データM1を生成する。セレクタ117は切り換え信号SWに応じて第1デコーダ116を選択する。ステップS19において、パルス生成回路118は、第1パルス制御データM1に応じたパルス幅を有する制御パルスCPを生成する。ドライバ制御回路119は、制御パルスCPを用いて、回転制御回路121に指示される回転方向にモータ2をPWM駆動する。
(ニ)ステップS20において、コントローラ112は、指示値COMと現在値PVとの差分値Dが一定値以下であるか否か判定する。指示値COMと現在値PVとの差分値Dが一定値以下であると判断された場合、ステップS24に進む。指示値COMと現在値PVとの差分値Dが一定値以下でないと判断された場合、ステップS21に進む。ステップS21において、コントローラ112は、タイマ113からの時間情報に基づいて、一定時間を計測する。一定時間を計測するとステップS22に進む。
(ホ)ステップS22において、コントローラ112は、カウンタ114のカウント値Nが(パルス生成回路118の分解能−1)と等しいか否か判定する。カウンタ114のカウント値Nが(パルス生成回路118の分解能−1)と等しいと判定された場合、ステップS18に戻る。カウンタ114のカウント値Nが(パルス生成回路118の分解能−1)と等しくないと判定された場合、ステップS23に進む。ステップS23においてカウンタ114は、カウント値Nをインクリメントする。したがって、ステップS23を複数回実行することにより、ステップS19で生成される制御パルスCPのデューティー比が100%となり、PWM駆動からDC駆動に駆動方式が切り替わる。図7に示す例においては、時刻t1〜t2の期間及び時刻t5〜t6の期間においてPWM駆動が実行される。
(ヘ)ステップS24において、第2デコーダ115は、指示値COMと現在値PVとの差分値Dをデコードし、第2パルス制御データM2を生成する。セレクタ117は切り換え信号SWに応じて第2デコーダ115を選択する。ステップS25において、パルス生成回路118は、第2パルス制御データM2に応じたパルス幅を有する制御パルスCPを生成する。
(ト)ステップS26において、コントローラ112は、現在値PVが指示値COMに達したか否か判定する。現在値PVが指示値COMに達していないと判定された場合、ステップS24に戻る。現在値PVが指示値COMに達したと判定された場合、ステップS27に進む。ステップS27において、回転制御回路121はモータ2を停止するようドライバ制御回路119に指示する。この結果、図7に示す例においては、時刻t3〜t4の期間及び時刻t7〜t8の期間においてPWM駆動が実行される。モータ2を停止するとステップS12に戻る。
このように、本発明の実施の形態に係るモータ制御装置1によれば、モータ2の回転開始時及び回転停止時にモータ2をPWM駆動することにより、モータ2が発生する騒音を最小限に抑えつつモータ2の消費電力を削減できる。更に、高精度なモータ2の回転位置制御を実行できる。また、回転開始時に通常の駆動方式によりモータ2を駆動した場合、図9に示すように、モータ2の回転開始時にモータ2に大電流が流れる。この場合、図4及び5に示す第1スイッチングトランジスタTr1〜第4スイッチングトランジスタTr4のそれぞれに電流耐圧の大きいトランジスタを用いる必要が有る。よって、第1スイッチングトランジスタTr1〜第4スイッチングトランジスタTr4のそれぞれのサイズを大型化する必要が有り、モータ制御装置1全体の小型化の妨げとなる。これに対して本発明の実施の形態に係るモータ制御装置1は、図10に示すように回転開始時にモータ2に流れる電流量を図9と比して1/10程度に削減している。
(第1の変形例)
本発明の実施の形態の第1の変形例に係るPWM駆動回路として、図11に示すように、ドライブ状態、ストップ状態、及びブレーキ状態の組み合わせにより回転開始時におけるPWM駆動を行っても良い。具体的には、ドライブ状態、ストップ状態、及びブレーキ状態の切り換え制御は、図1に示すドライバ制御回路119により実行される。即ち、ドライバ制御回路119は、図1に示すモータ2に駆動電流を供給する状態、モータ2に駆動電流を供給せずにモータ2からの誘起電力を回収しない状態、及びモータ2に駆動電流を供給せずにモータ2からの誘起電力を回収する状態を制御する。
ドライバ制御回路119は、図11の時刻t4〜t6及び時刻t8〜t10のそれぞれの期間においてブレーキ状態により図1に示すモータを制御する。ここで、図11の時刻t3〜t4、時刻t7〜t8、及び時刻t11〜t12のそれぞれにおいて実行されるストップ状態の期間は等しく設定される。更に、ドライバ制御回路は図12に示すように、回転停止時におけるPWM駆動をドライブ状態、ストップ状態、及びブレーキ状態の組み合わせにより行う。
図1に示すモータ2のトルクが大きい場合、ドライブ状態の直後において大電力の誘起電力が生成される。このため、ドライブ状態の直後はストップ状態に切り換え、その後ブレーキ状態に移行する。したがって、実施の形態の第1の変形例によれば、ブレーキ状態で吸収される誘起電力を低減可能となり、誘起電力の吸収効率を向上させることができる。
(第2の変形例)
本発明の実施の形態の第2の変形例に係るPWM駆動回路は、図13に示すように、モータ2の回転開始時に実行されるPWM駆動において、モータ2の回転開始の直後にデューティー比を増加させても良い。具体的には、回転開始時におけるデューティー比の制御は、図1に示す第1デコーダ116により実行される。図13に示す例において第1デコーダ116は、モータ2の回転開始の直後にデューティー比を100%に設定し、その後デューティー比を段階的に増加させている。本発明の実施の形態の第2の変形例によれば、モータ2の回転開始の直後にデューティー比を増加させることにより、モータ2の起動を確実に行うことができる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
図1に示すコントローラ112は、図2に示す高位電源VDDをモニタし、電源電圧値が一定値を越えた場合、モータ2の駆動方式をDC駆動からPWM駆動に切り換えても良い。高位電源VDDをモニタすることにより、電源電圧の電圧値が上昇した場合、モータ2に流れる電流の電流値がモータ2の許容電流値を超えるのを防止できる。
上述した実施の形態においては、PWM駆動回路11が、2系統のデコーダ、即ち第1デコーダ116及び第2デコーダ115を備える一例を説明した。しかし、1つのデコーダにより第1デコーダ116及び第2デコーダ115のそれぞれの機能を実現しても良い。
更に、図1に示す減算器111、回転制御回路121、コントローラ112、タイマ113、カウンタ114、第1デコーダ116、第2デコーダ115、セレクタ117、パルス生成回路118、ドライバ制御回路119、及びA/D変換器13は、同一の半導体チップ上にモノリシックに集積化し、半導体集積回路として構成可能である。トルクの小さいモータ2を駆動する場合、更にドライバ120を半導体チップ上に集積化可能である。
上述した実施の形態においては、図1に示す回転制御装置1によるハードウェア的な処理によりモータ2を制御する一例を説明した。しかし、ドライバ120を除くPWM駆動回路11内の各ブロックの機能を、図示を省略するマイクロプロセッサによりソフトウェア的に実行させても良い。この場合、マイクロプロセッサには、図示を省略するROM及びRAMが接続される。ROMはマイクロプロセッサにおいて実行されるプログラムメモリ等として機能する。これに対してRAMは、マイクロプロセッサにおけるプログラム実行処理中に利用されるデータ等の格納及び作業領域として利用されるデータメモリ等として機能する。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
本発明の実施の形態に係るモータ制御システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るPWM駆動回路の回転開始時におけるデューティー比の制御の一例を示すグラフである。 本発明の実施の形態に係るPWM駆動回路の回転停止時におけるデューティー比の制御の一例を示すグラフである。 図4(a)は本発明の実施の形態に係るドライバの正転状態を示す模式図であり、図4(b)は本発明の実施の形態に係るドライバの逆転状態を示す模式図である。 図5(a)は本発明の実施の形態に係るドライバのストップ状態を示す模式図であり、図5(b)は本発明の実施の形態に係るドライバのブレーキ状態を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係るPWM駆動回路の回転開始時における動作を示すタイムチャートである。 本発明の実施の形態に係るPWM駆動回路の動作を示すタイムチャートである。 本発明の実施の形態に係るモータ制御方法を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るPWM駆動回路の効果の一例を説明するための比較例を示すグラフである。 本発明の実施の形態に係るPWM駆動回路の効果の一例を説明するためのグラフである。 本発明の実施の形態の第1の変形例に係るPWM駆動回路の回転開始時における動作を示すタイムチャートである。 本発明の実施の形態の第1の変形例に係るPWM駆動回路の回転停止時における動作を示すタイムチャートである。 本発明の実施の形態の第2の変形例に係るPWM駆動回路の回転開始時におけるデューティー比の制御の一例を示すグラフである。
符号の説明
1…モータ制御装置
2…モータ
11…PWM駆動回路
12…位置検出センサ

Claims (5)

  1. モータの回転位置の現在値を検出する位置検出センサと、
    外部から指示された指示値と前記現在値に基づき、前記モータの回転開始から一定期間においてPWM駆動により前記モータを駆動するPWM駆動回路
    とを備えることを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記PWM駆動回路は、前記現在値と前記指示値との差分が一定値以下になった場合、前記モータをPWM駆動することを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記PWM駆動回路は、前記一定期間において前記PWM駆動のデューティー比を段階的に増加させることを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  4. 前記PWM駆動回路は、前記PWM駆動の際、前記モータに駆動電流を供給する状態、前記駆動電流を供給せずに前記モータからの誘起電力を回収しない状態、及び前記駆動電流を供給せずに前記誘起電力を回収する状態を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載のモータ制御装置。
  5. モータの回転位置の現在値を検出するステップと、
    外部から指示された指示値と前記現在値に基づき、前記モータの回転開始から一定期間においてPWM駆動により前記モータを駆動するステップ
    とを含むことを特徴とするモータ制御方法。



























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