JP2005295502A - 録音及び撮像機能付電子機器と、録音及び撮像機能付装置と、その使用方法と、それに用いるマイクセット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 外部マイク2から微弱FM波のような無線で送信される音声情報を受信窓3を通して受信部11にて受信するようにし、その受信した音声情報は音声モニター部12からイヤホンジャック13を通じてイヤホン6に出力され、被写体10の音声情報のモニターができるようにする。
また、受信部11で受信した音声情報は、音声データ作成部14でディジタル信号であって且つ取り扱いやすい形式のデータに変換し、ファイル名作成部16で作成されたファイル名を付けられて音声ファイル保存部15で保存される。音声ファイル保存部16での音声データの保存は、音声録音ボタン5で制御され、音声録音ボタン5がオンの状態の間に保存される。
【選択図】 図1
Description
そして、そのディジタルカメラには、撮影時に音声を録音できるようにしたものがある(特開2004−120147号参照)。
このような録音機能付カメラは、撮影に必要な機能を備えていることは当然であるが、更に、マイクロフォンを内蔵し、そのマイクロフォンで収音した信号を処理して音声データを音声ファイルとしてメモリカード等に保存する機能を有している。
図において、aは撮像部で、被写体の画像を撮像し、画像情報を電気信号に変換し、液晶ディスプレイ等からなる画像モニター部b及び画像データ作成部dへ送出する。画像モニター部bは撮像部aからの画像情報を受け、その画像を再生表示する。
第2に、カメラがアナログからディジタルに進歩したことにより、アナログ写真では画像だけの楽しみであったものが、ディジタル写真では、写真に関連する音声や音楽、更にはテキスト等を一緒に保存し、それをパーソナルコンピュータ(パソコン)等で再生して楽しめるようになる筈である。しかし、従来のディジタルカメラでは、被写体の写真の撮影とそれに対応すべき音声の録音を良好に関係づけて行うことが難しいという問題があり、そのことがパーソナルコンピュータ等で再生して楽しめるようにすることを阻んでいるという問題があった。
請求項3の録音及び撮像機能付装置は、外部マイクにより収音し、その収音した音声情報を送信部により無線の音声信号にして送信する音声無線送信セットと、上記外部マイクにより収音され上記送信部により無線送信された上記音声無線送信セットからの音声情報を受信できる受信部、該受信部で受信された音声情報から音声データを作成する音声データ作成部、該音声データ作成部で作成された音声データを保存する音声ファイル保存部、撮影により得られた画像情報から画像データを作成する画像データ作成部、該画像データ作成部で作成された画像データを保存する画像ファイル保存部及び上記音声ファイル保存部に保存された音声データからなる音声ファイル及びこの音声ファイルに関連する撮影により上記画像データ作成部にて作成され上記画像ファイル保存部により保存された画像ファイルに、互いを関連付けるファイル名を付与するファイル名作成部を少なくとも備えた録音及び撮影機能付電子機器と、からなることを特徴とする。
請求項6の録音及び撮像機能付電子機器は、請求項1、2又は4記載の録音及び撮像機能付電子機器において、前記音声ファイル保存部に、シャッターを押した時刻以前の時間と、シャッターを押した時刻以後の時間をそれぞれ設定可能とし、この以前の時間と、シャッターを押していた時間と、以後の時間だけ音声データを保存するようにしたことを特徴とする。
請求項9の録音及び撮像機能付装置は、請求項8記載の録音及び撮像機能付装置において、携帯電話機の音声ジャックに接続される端子を備えた被写体側のマイクを有することを特徴とする。
請求項12の被写体側マイクセットは、イヤホンマイクセット、或いはそれからイヤホンを除いたものからなることを特徴とする。
請求項14の録音及び撮像機能付装置は、請求項13記載の録音及び撮像機能付装置において、前記撮影者側の携帯電話機の撮影機能はズーム機能を有していることを特徴とする。
請求項15の録音及び撮像機能付装置の使用方法は、被写体側の携帯電話機及び撮影者側の携帯電話機からなり、少なくとも、該撮影者側の携帯電話機は撮影機能を有する録音及び撮像機能付装置の使用方法であって、上記被写体側の携帯電話機と撮影者側の携帯電話機との間における通話機能を活かして被写体側の音声を撮影者側の携帯電話機に送って該撮影者側の携帯電話機にて撮影とその撮影に伴う録音とを行うことを特徴とする。
というのは、外部マイクにより収音し、その収音した音声情報を送信部により無線の音声信号にして送信し、電子機器の受信部でそれを受信して音声録音し、別途電子機器自身で撮影した画像を撮影し、その撮影により得た画像情報と共にその音声情報を保存すると、画像ファイルをパーソナルコンピュータ(以下「パソコン」という。)等で画像再生して見るとき、音声ファイルも音声に変換して聴くということができるようになる。
従って、記憶を後世に残す役割を持つ写真に、音声を付随させて保存できるようになれば、写真を音声付きにすることができ、写真の価値を向上させることができる。
そして、外部マイクで収音された音声を無線で送信するようにした音声情報を受信部にて受信するようにしたので、従来、録音及び撮影機能付電子機器(例えばディジタルカメラ)の内部マイクでは録音できなかったような離れた距離にある被写体の音声も録音できるようになる。
請求項3の録音及び撮像機能付装置によれば、請求項1の録音及び撮影機能付電子機器と、音声無線送信セットがあるので、自身(本録音及び撮像機能付装置自身)のみで、外部マイクで収音された音声を無線で送信するようにした音声情報を受信部にて受信することができる。
従って、従来、録音及び撮影機能付電子機器(例えばディジタルカメラ)の内部マイクでは録音できなかったような離れた距離にある被写体にて収音された音声も録音できるようになる。
請求項6の録音及び撮影機能付電子機器によれば、音声ファイル保存部に、シャッターを押下する以前の時間と、押下し終えた以後の時間を設定可能とし、シャッターを押下した場合、そのシャッターを押下している時間の他に、その押下する以前の時間と押下し終えた以後の時間を合わせた時間だけ音声データを保存できるようにしたので、画像を撮影するシャッターの操作だけでその前後の音声も録音できるようになる。
従って、シャッタータイミングとしては適切だが、録音タイミングが遅れ、録音に関しては音切れが生じたということを回避することが可能となり、撮影及び録音を適切なタイミングで為すことが可能になる。
であるから、子供と遊園地や運動会に行った場合、或いは、子供が出演する学芸会、演奏会に親が観客として行った場合、子供と親とがそれぞれ1台ずつ持つということは充分に可能である。
一方、親は録音ジャックを有する録音及び撮像機能を備えた電子機器(例えばカメラ)と、マイクセットと、一台の携帯電話機を持ち、そのマイクセットの一方の端子をその携帯電話機の音声ジャックに、他方の端子を電子機器(例えばカメラ)の録音端子に接続しておく。
従って、子供の学芸会、演奏発表会での演技による台詞、歌唱、演奏の音声が、衣服にピンを用いる等して止められた被写体側マイクによって収音され、それが子供の持つ携帯電話機に入力され、携帯電話通話システムにより親の携帯電話機に送信される。
親の携帯電話機はその送信された音声信号を受信し、その音声信号は音声ジャックを通じて更に撮影者側マイクセットと接続された経路を通じて電子機器(例えばカメラ)に入力され、その電子機器(例えばカメラ)が持つ録音機能により、撮影と共に録音が為されるのである。尚、携帯電話機の種類は多く、種類の違いによってはモードの種類、機能が異なる場合がある。しかし、比較的新しいタイプのものは、ほとんど、オート着信モード、更にはマナーモードを有しているので、本発明には適用可能である。
請求項10の録音及び撮像機能付装置の使用方法によれば、自身(録音及び撮像機能付装置自身)の他に、単に既存の2台の携帯電話機を用意し、その2台の携帯電話機間における携帯電話通話システムによる通話機能を活かして被写体側マイクで収音した音声を2台の携帯電話機間で伝送するので、被写体側のマイクにより収音した音声を録音及び撮影機能付電子機器において録音することができる。
従って、送受信周波数の設定の必要性をなくし、混信、S/N低下のおそれを伴うことなく被写体側の音声をそれから離れた電子機器内にて録音できるようにすることができる。
請求項12の被写体側のマイクセットによれば、被写体側の音声をマイクにて収音して被写体側の携帯電話機に伝達することができ、被写体側の音声を、携帯電話機内蔵のマイクによってではなく、携帯電話機に接続された被写体側のマイクにより収音した音声を録音することができ、より良好に、明確に被写体の音声を録音することが可能になる。
従って、少なくとも1台は撮像機能を有する市販の2台携帯電話機(勿論、2台とも撮像機能付でも良い。)を持てば、録音及び撮像機能付装置を構成することができ、録音及び撮像機能付装置を構成するために、特別の電子機器を購入する必要はなく、経済的に優れている。
そして、被写体側で収音した音声を被写体側の携帯電話機から撮影者側の携帯電話機へ、携帯電話通話システムにより送信することができので、被写体との距離が遠くてもその
距離によって音質が悪くなるということはなく、ズーム機能にて撮影されるところの撮影者から遠い距離の被写体の側において収音した音声を、混信、ノイズのおそれを伴うことなく録音ができる。
従って、携帯電話機のズーム機能を充分に活かした撮影を録音を伴って行うことができる。
従って、送受信周波数の設定の必要性をなくし、混信、S/N低下のおそれを伴うことなく被写体側の音声をそれから離れた撮影者側の携帯電話機内にて録音できるようにすることができ、それは市販の携帯電話機を用意することによって容易に為し得る。
他には、携帯電話機を2台用い、その2台の携帯電話機間における携帯電話通話システムによる通話機能を活かして、例えば被写体側マイクで収音した音声を2台の携帯電話機間で伝送する態様がある。
また、携帯電話機を2台用いた技術によれば、携帯電話通話システムによる通話機能を活かすので、被写体・電子機器間の距離には音声に関しては制約が無く、撮影のズーム機能により撮影可能な距離であればどのような距離であっても同じ音質で良好な録音が可能である。しかも、混信やノイズが多いというおそれは伴わない。その面できわめて優れているといえる。特に、撮影機能付携帯電話機としてズーム機能付のものを用いると、そのズーム機能を充分に活かして遠くの被写体を、その被写体で収音した音声の録音と共に撮影することができる。
その場合、被写体側の携帯電話機には携帯電話機用の市販のイヤホンマイクセットを接続して、そのイヤホンマイクセットのマイクにより収音し、また、撮影者側の携帯電話機からの通話音声はイヤホンにて聴くようにすることが可能である。
尚、被写体側マイクセットは、携帯電話機用のイヤホンマイクセットをそのまま用いても良い。しかし、イヤホンは不可欠とはいえないので、イヤホンを取り除いても良い。勿論、携帯電話機用イヤホンマイクからイヤホンを除いた構成のものを、本発明録音及び撮像機能付装置専用として製造するようにしても良い。
尤も、被写体側マイクセットを用いず、被写体側の携帯電話機の内蔵マイクをマイクとして収音し、録音、撮影が行われるようにすることも不可能ではない。ただ、被写体となる例えば子供の声をより明確に収音するには、被写体マイクセットのマイクを口元近くに位置させて使用することが好ましい。
図1(A)は概略図で、先ず、これを参照してそのディジタルカメラの概略を説明する。図において、1はディジタルカメラ(特許請求の範囲の録音及び撮影機能付電子機器に該当する)、2は外部マイク送信セットの要部を成すマイクで、該外部マイク送信セットは、該マイク2で収音すると共に、収音した音声信号を無線(例えば微弱FM波)で送信する。この外部マイク2を含む外部マイク送信セットは被写体10が持つ(勿論、被写体の近くにおいても良い場合もある。)。3は受信窓で、その外部マイク2で収音され該マイク2を要部とする外部マイク送信セットから送信された無線による音声信号をカメラ1内部に受け入れる。
4はシャッターで、撮影するとき操作するものである。5は音声録音ボタン、6は音声モニター用イヤホン、7は映像信号及び音声信号を記憶するメモリカードである。
11は受信部で、上記被写体10に配置された外部マイク2で収音され外部マイク送信セット2から送信された無線による音声信号を上記受信窓3越しに受信する。12は音声モニター部で、受信部11で受信した音声信号を処理し、イヤホンジャック13へ送出する。従って、このイヤホンジャック13に音声モニター用イヤホン6の端子を接続すれば、撮影時に録音した場合、その録音した音声をそのイヤホン6により聴くこと(モニター)ができる。
15はファイル名作成部で、日付(年、付、日)及び日における連続撮影番号とによってファイル名を作成する。16は音声ファイル保存部で、その音声データ作成部14で音声ファイルがつくられる毎に、その音声ファイルを記憶する。該音声ファイル保存部16は音声録音ボタン5で制御され、該ボタン5がオンの状態の間その音声ファイルを保存する。
24は映像データ作成部で、撮像部21からの映像信号をディジタル信号に変換する等の処理をして映像データを作り、更に、その映像データに、前述のファイル名作成部15によって作成されたファイル名を付加して画像ファイルをつくる動作を繰り返す。
ここで、ファイル名作成部15では、音声録音ボタン5がオン状態の間を同じシーンであるとし、この間に保存された音声ファイルと、画像ファイルに、互いに関連したファイル名をつける。音声録音ボタン5がオンの状態の間に、シャッターが押下されないときは、音声ファイルのみが音声ファイル保存部16に保存される。
17はメモリカード制御部で、音声ファイル保存部16と画像ファイル保存部16で保存されたデータに基づいて画像ファイルとそれに対応する音声ファイルを結びつけてメモリカード7に記憶する。
従って、カメラ1から離れた被写体10からの音声を良好に録音することができるので、前述した課題、例えば親が学芸会等で演技する我が子の姿を撮影すると共に、その我が子の台詞(せりふ)を録音しようとしても、従来においては、カメラによって収音された音声しか録音できず、我が子の台詞がカメラの位置では小さな音声にしかならず、また、騒音によりその小さな音声がかき消されてしまうというような課題を解決することができる。
本実施例のディジタルカメラ1aは、音声録音ボタン5がなく、シャッター4を押下した時刻以前の時間(T1)と、シャッター4の押下を終えた時刻以後の時間(T3)とをそれぞれ任意の値に設定可能とし、この以前の時間(T1)と、シャッター4を押下していた時間(T2)と、以後の時間(T3)を合わせた時間(T1+T2+T3)だけ音声データを保存するようにしたもので、その音声データ作成時間を音声データ作成時間制御部19により制御する。
この点でのみ、本実施例は第1の実施例と異なる。
尚、本実施例は動作において多くの点で第1の実施例と共通するが、動作中は常に音声を取り込み上記時間T1分の音声信号を常に音声ファイル保存部16aに保存しておく必要がある。さもないと、シャッター4を押下する前の時間T1の録音が不可能になるからである。
シャッター4が押下されると、T1時間を越えた古い音声データの消去は止め、新しい音声データの保存は継続する。そして、T2時間とシャッター4の押下を止めた後のT3時間が過ぎた時点で、その音声データの保存が終了する。このT1、T2及びT3を合わせた時間(T1+T2+T3)保存した音声データは、ファイル名作成部15aで作成されたファイル名をつけて音声ファイル保存部16aに保存される。
シャッター4が押下されると、撮像部21で認識された画像情報は、画像データ作成部24でディジタル信号として取り扱いやすい形式のデータに変換され、ファイル名作成部15aで生成されたファイル名を付けられて画像ファイル保存部26に送られる。
画像ファイル保存部26での画像データの保存の動作は、シャッター4で制御され、シャッター4が押下されている間、画像ファイルを1秒あたり数十ファイル連続して保存したり、1回の押下で1画像ファイルを保存したりする。
尚、前述の通り、本実施例においては常に時間T1分の音声ファイルが音声ファイル保存部16aに保存されるようになっているが、シャッター4が押下されても、音声ファイルを作成しないモードを本実施の形態例1aに設けたり、そのモードを指定するスイッチを設けるようにしても良い。
4はシャッター、5は音声録音ボタン、8はレンズ、27は録音ジャックで、音声無線受信セット2bの出力端子が着脱可能に接続され得る。28は内蔵マイクである。
即ち、本ディジタルカメラ1bには、受信窓3と受信部11がない。代わりに内蔵マイク28を有する。また、音声のモニターは、出力端子が録音ジャック27に接続された音声無線受信セット2bのイヤホン40bにて行うので、音声モニター部12は必要ではなく、存在しない。
そして、録音ジャック27はあるが、図1(A)のディジタルカメラ1のイヤホンジャック13とは異なり、音声信号をディジタルカメラ1b内に取り込む入力端子としての役割を果たし、その録音ジャック27から入力された音声信号は音声データ作成部14に入力される。
以上が、本ディジタルカメラ1bと図1に示したディジタルカメラ1との違いであり、それ以外の点では、図1に示したディジタルカメラ1とは同じである。
撮影者側(ディジタルカメラ1b側)においては、撮影者がディジタルカメラ1bを持ち、その録音ジャック27に音声無線受信セット2bの出力端子を接続し、イヤホン40bを耳にあてる。一方、被写体には、上記マイク2aを具えた音声無線送信セットを持たせ、そのマイク2aを、被写体の音声をより良く収音出来るように位置させる。ディジタルカメラ1bと被写体との距離は例えば15メートル以下、特に10メートル程度が好適である。
そして、ディジタルカメラ1bを持った撮影者が合図を送り、適当なタイミングで録音ボタン5を押す等の操作をする。すると、音声データ作成部14、ファイル名作成部15、音声ファイル保存部16の働きにより、音声ファイルの作成、保存が開始される。
そして、録音ボタン5をリリースすると、録音が終了する。
尚、音声データ作成部14、音声ファイル保存部16、ファイル名作成部15、撮像部、画像データ作成部24、画像ファイル保存部26等の働きは、図1(B)に示したディジタルカメラ1のそれ等の働きと同じなのでその詳細な説明は省略する。
本発明はこの図3に示すような態様でも実施することができる。
該ディジタルカメラ1cは、受信窓3と受信部11がなく、代わりに内蔵マイク28を有し、また、音声のモニターを音声無線送信セット2bのイヤホン40bにて行うので、音声モニター部12は必要ではなく、存在しないという点で、図3に示したディジタルカメラ1bと共通し、図1、図2に示したディジタルカメラ1、1aとは相違する。
また、音声録音ボタン5がない点で、本ディジタルカメラ1cは、図3に示すディジタルカメラ1bとは異なるが、図2に示すディジタルカメラ1aと共通する。
つまり、本実施例は、第3の実施例を、シャッター4が押下されているT2と、その前後の時間T1とT3を合わせた時間(T1+T2+T3)を同じ一つのシーンであるとし、この時間に保存された音声ファイルに、当該画像ファイルに関連したファイル名を付けることができるようにアレンジしたものである。しかし、それ以外の点では、図3に示す実施例とは異なるところはない。
なぜならば、ディジタルカメラ1、1a、1b、1c自身を三脚等に設置して、撮影者が撮影者自身を撮影するときにも、その外部マイクに設けたスイッチの操作により音声の録音をスタートさせたり、ストップさせたりすることができるようになるからである。
というのは、被写体が子供や動物等のように外部マイクのスイッチング操作(オン、オフ操作)ができなくても、ディジタルカメラ1、1a、1b、1cの操作により外部マイク2、2aを必要に応じてオンにしたり、オフにしたりすることができ、録音を伴う撮影をスムーズに行うことができるのみならず、外部マイク2、2aを使わないときはオフさせることができるようになるからである。。
図面において、1bは録音及び撮像機能付の電子機器であるディジタルカメラであり、図3に示すものと同様である。図6に示す使用例では、図6(B)に示すようにお父さん100が持ち、使用する。該ディジタルカメラ1bは、図3に示したディジタルカメラ1bとは同じであり、既にその構成及び動作は説明済みであるので、詳細な説明を省略する。
尚、38aはマイク、40aはイヤホンである。このイヤホン40aはあってもなくても良い。マイク38aは被写体(例えば子供)10へ音声で指示をするのに使うことができる。
そして、使用時には、元々あるイヤホンマイクセットの端子37は携帯電話機32aの音声ジャック32aに接続し、また、上記端子36は当然のことながらディジタルカメラ1bの音声ジャック27に接続することが必要である。
尚、32aは携帯電話機30aの音声ジャックである。
尚、被写体側マイクセット34bを用いず、携帯電話機30bの内蔵マイクを利用して収音するようにしても良い。
撮影者側においては、撮影者側携帯電話機32aの音声ジャック32aに音声無線送信セット34aの端子37を接続し、ディジタルカメラ1bの録音ジャック27に音声無線送信セット34aの端子36を接続する。すると、内蔵マイク28と音声データ作成部14との間が切断された状態になる。
そして、イヤホン40aを耳に(イヤホン40aがある場合)、マイク38aを口元に位置させる。
そして、お父さん100は撮影者側携帯電話機32aを操作して被写体側携帯電話機32bを呼び出す。すると、何秒か後に被写体側携帯電話機32が呼び出され、自動的に通話状態が形成される。
そして、シャッター4を操作すると、撮像部21、画像データ作成部24、ファイル名作成部24、画像ファイル保存部26の働きにより画像ファイル保存動作が開始され、露光時間が経過すると、その撮影が終了する。
そして、録音ボタン5をリリースすると、録音が終了する。
尚、音声データ作成部14、音声ファイル保存部16a、ファイル名作成部15、撮像部21、画像データ作成部24、画像ファイル保存部26等の働きは、前述のとおり図3(B)に示したディジタルカメラ1のそれ等の働きと同じである。
即ち、そのようにした場合は、音声録音ボタン5がなく、シャッター4を押下した時刻以前の時間(T1)と、シャッター4の押下を終えた時刻以後の時間(T3)とをそれぞれ任意の値に設定可能とし、この以前の時間(T1)と、シャッター4を押下していた時間(T2)と、以後の時間(T3)を合わせた時間(T1+T2+T3)だけ音声データを保存するようにすることができ、その音声データ作成時間は音声データ作成時間制御部19により制御される。
この実施例の一つの使用例を示す斜視図である。
本実施例は、撮影者側が持つ録音及び撮影機能付電子機器として、図7(A)に示すように、撮影機能付携帯電話機30aを用いる。この撮影機能付携帯電話機としてズーム機能を用いると良いことは言うまでもない。被写体には、図7(B)に示す携帯電話機30bを持たせる。被写体側の携帯電話機30bは通話機能があれば充分であるが、撮影機能はあっても良いし、無くても良い。34a、34bはイヤホンマイクセットである。
同様に、被写体、お子様10には、携帯電話機30bを持たせ、それに接続したイヤホンマイクセット34bのイヤホンを耳にさせ、マイクを口元にセットさせる。
そして、図5、図6に示した実施例とほぼ同様に、携帯電話通話システムによる通話機能を活かして被写体、例えばお子様10の持つ携帯電話機30bにより収音した音声を、撮影者、例えばお父さん100が持つ携帯電話機30aにより受信し、録音し、また、被写体の撮影を行う。
本実施例によれば、ズーム機能のついた撮影機能付携帯電話機30aを用い、ズーム機能を最大限活かして遠い被写体の画像を撮影しても、その距離とは関係なく、携帯電話通話システムによる通話機能により定まる音質での音声録音ができる。
そして、上記録音及び撮像機能を備えた電子機器の典型例は、ディジタルスチールカメラであるが、必ずしもそれに限定されるものではなく、例えば、ビデオカメラ(ムービー)カメラ等、録音及び撮像機能を備えたものは、すべて本発明における録音及び撮像機能を備えた電子機器になり得る。
2、2a・・・音声無線送信セットの外部マイク、2b・・・音声無線受信セット、
4・・・シャッター、5・・・音声録音ボタン、8・・・レンズ、
10・・・被写体(お子様)、27・・・音声ジャック、28・・・内蔵マイク、
30a・・・撮影者側携帯電話機、30b・・・被写体側携帯電話機、
32a、32b・・・音声ジャック、34a・・・音声無線送信セット、
35・・・既存のイヤホンマイクセットに付加した分岐線、36・・・分岐線の端子、
37・・・既存のイヤホンマイクセットに元々ある端子、
36・・・音声無線送信セット34aの端子、38a・・・マイク、
34b・・・被写体側マイクセット、38b・・・マイク、40b・・・イヤホン、
42・・・ピン、100・・・撮影者(お父さん)。
Claims (15)
- 外部マイクにより収音され無線で送信される音声情報を受信できる受信部と、
上記受信部で受信された音声情報から音声データを作成する音声データ作成部と、
上記音声データ作成部で作成された音声データを保存する音声ファイル保存部と、
撮影により得られた画像情報から画像データを作成する画像データ作成部と、
上記画像データ作成部で作成された画像データを保存する画像ファイル保存部と、
上記音声ファイル保存部に保存された音声データからなる音声ファイル及びこの音声ファイルに関連する撮影により上記画像データ作成部にて作成され上記画像ファイル保存部により保存された画像ファイルに、互いを関連付けるファイル名を付与するファイル名作成部と、
を少なくとも備えたことを特徴とする録音及び撮影機能付電子機器。 - 前記音声無線送信セットの前記外部マイクのスイッチングを、前記録音及び撮影機能付電子機器からの操作により為し得るようにした
ことを特徴とする請求項1記載の録音及び撮影機能付電子機器。 - 外部マイクにより収音し、その収音した音声情報を送信部により無線の音声信号にして送信する音声無線送信セットと、
外部マイクにより収音され上記送信部により無線送信された上記音声無線送信セットからの音声情報を受信できる受信部、該受信部で受信された音声情報から音声データを作成する音声データ作成部、該音声データ作成部で作成された音声データを保存する音声ファイル保存部、撮影により得られた画像情報から画像データを作成する画像データ作成部、該画像データ作成部で作成された画像データを保存する画像ファイル保存部及び上記音声ファイル保存部に保存された音声データからなる音声ファイル及びこの音声ファイルに関連する撮影により上記画像データ作成部にて作成され上記画像ファイル保存部により保存された画像ファイルに、互いを関連付けるファイル名を付与するファイル名作成部を少なくとも備えた録音及び撮影機能付電子機器と、
からなることを特徴とする録音及び撮像機能付装置。 - 音声信号を伝達する経路の端子を着脱可能に接続される音声信号ジャックと、
上記音声信号ジャックを通じて入力された音声情報から音声データを作成する音声データ作成部と、
上記音声データ作成部で作成された音声データを保存する音声ファイル保存部と、
撮影により得られた画像情報から画像データを作成する画像データ作成部と、
上記画像データ作成部で作成された画像データを保存する画像ファイル保存部と、
上記音声ファイル保存部に保存された音声データからなる音声ファイル及びこの音声ファイルに関連する撮影により上記画像データ作成部にて作成され上記画像ファイル保存部により保存された画像ファイルに、互いを関連付けるファイル名を付与するファイル名作成部と、
を少なくとも備えたことを特徴とする録音及び撮影機能付電子機器。 - 外部マイクに、前記音声ファイル保存部に対して音声データの保存動作をスタートさせたりストップさせたりストップさせたりするスイッチを設けた
ことを特徴とする請求項3記載の録音及び撮像機能付装置。 - 前記音声ファイル保存部に、シャッターを押した時刻以前の時間と、シャッターを小塩江他時刻以後の時間をそれぞれ設定可能とし、この以前の時間と、シャッターを押していた時間と、以後の時間だけ音声データを保存するようにした
ことを特徴とする請求項1、2、4又は5記載の録音及び撮像機能付電子機器。 - 外部マイクにより収音し、その収音した音声情報を送信部により無線信号にして送信する音声無線送信セットと、
上記音声無線送信セットからの無線信号による音声情報を受信し、それを端子から出力する音声無線受信セットと、
上記音声無線送信セットの上記端子が着脱可能に接続される音声信号ジャック、該音声信号ジャックを通じて入力された音声情報から音声データを作成する音声データ作成部、該音声データ作成部で作成された音声データを保存する音声ファイル保存部、撮影により得られた画像情報から画像データを作成する画像データ作成部、該画像データ作成部で作成された画像データを保存する画像ファイル保存部及び該音声ファイル保存部に保存された音声データからなる音声ファイル及びこの音声ファイルに関連する撮影により上記画像データ作成部にて作成され上記画像ファイル保存部により保存された画像ファイルに、互いを関連付けるファイル名を付与するファイル名作成部を備えた録音及び撮影機能付電子機器と、
を有することを特徴とする録音及び撮像機能付装置。 - 少なくとも録音ジャックを有し、該録音ジャックから入力された音声信号を録音する録音及び撮像機能付電子機器と、
マイク、上記録音ジャックに接続される端子及び携帯電話機の音声ジャックに接続される端子を備え、該両端子間及び上記マイクで音声信号の伝送をするようにしたマイクセットと、
を少なくとも備えた録音及び撮像機能付装置。 - 携帯電話機の音声ジャックに接続される端子を備えた被写体側のマイクを有する
ことを特徴とする請求項8記載の録音及び撮像機能付装置。 - 少なくとも録音ジャックを有し、該録音ジャックから入力された音声信号を録音する録音機能付き撮影機能を備えた電子機器と、マイク、上記録音ジャックに接続される端子及び携帯電話機の音声ジャックに接続される端子を備え、該両端子間及び上記マイクロフォンで音声信号の伝送をするようにしたマイクセットを少なくとも備えた録音及び撮像機能付装置の使用方法であって、
市販の2台の携帯電話機を用意し、
上記マイクセットの端子を上記録音及び撮像機能付電子機器及び一方の携帯電話機の上記ジャックに接続し、
上記2台の携帯電話機間における通話機能を活かして被写体側の音声を上記録音及び撮像機能付電子機器に送って撮影に伴う録音を行う
ことを特徴とする録音及び撮像機能付装置の使用方法 - イヤホンマイクの一つの端子からマイクロフォンへ音声信号を送るの線路とは別に、その音声信号を分岐させる線路が形成され、
上記分岐させる線路の端を以て、上記端子とは別の端子であってカメラの録音ジャックに接続される端子とされてなる
ことを特徴とするマイクセット。 - イヤホンマイク、或いはそれからイヤホンを除いたものからなる
ことを特徴とする被写体側用のマイクセット。 - 被写体側の携帯電話機及び撮影側の携帯電話機からなり、
少なくとも、上記撮影側の携帯電話機は撮影機能を有する
ことを特徴とする録音及び撮像機能付装置。 - 前記撮影側の携帯電話機の撮影機能はズーム機能を有している
ことを特徴とする請求項13記載の録音及び撮像機能付装置。 - 被写体側の携帯電話機及び撮影側の携帯電話機からなり、少なくとも、該撮影側の携帯電話機は撮影機能を有する録音及び撮像機能付装置の使用方法であって、
上記被写体側の携帯電話機と撮影側の携帯電話機携帯電話機間における通話機能を活かして被写体側の音声を撮影者側の携帯電話機に送って該撮影者側の携帯電話機にて撮影とその撮影に伴う録音とを行う
ことを特徴とする録音及び撮像機能付装置の使用方法。
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