JP2005294724A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のチップが積層されてなる場合であっても、各チップ間での高速データ転送を可能にするとともに、高密度実装についても対応可能とする。
【解決手段】 複数のチップ11a、11b、11cが積層されてなる半導体装置10において、互いに積層される上側チップ11cと下側チップ11aとの間を封止する絶縁層15と、この絶縁層15に設けられたスルーホール16と、このスルーホール16内に充填される導通部材17とを備え、前記導通部材17が前記上側チップ11cと前記下側チップ11aとを電気的に接続するように構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の半導体チップ(以下、単に「チップ」という)を備えて構成された半導体装置およびその製造方法に関する。
近年、半導体装置に対しては、より一層の高密度化や高機能化等が求められている。このような要求に対応すべく、半導体装置の中には、例えばシステムLSIまたはSIP(システム・イン・パッケージ)のように、複数のチップを積層状に積み上げ、かつ、各チップ間を電気的に接続することにより、各チップ間で高速にデータ転送し、複数のチップでもあたかも1つの半導体装置として動作するように構成されたものがある(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2003−318363号公報 特開2003−46057号公報
ところで、複数のチップを備えてなる半導体装置において、各チップ間でのデータ転送を高速で行うためには、データ遅延の原因である電気的な抵抗(インダクタンスやリアクタンス分等)を最小するように、各チップ間の配線結線をする必要がある。
各チップ間の電気的接続は、ワイヤーボンディングを利用して行うことが一般的である。具体的には、例えば図7に示すように、基板31上に複数のチップ32を多段に重ね合わせ、ワイヤー33および基板31を介して各チップ32を電気的に接続するといったものがある。ただし、このような半導体装置では、各チップ32間の電気的接続を行うために、長いワイヤー33による配線を必要としてしまう。したがって、ワイヤー33の持つ大きなインダクタンス抵抗のために、各チップ32間での動作を高速で行うのには不向きである。
これに対して、各チップ間の電気的接続は、上述した特許文献1または特許文献2に開示されているように、バンプを利用して行うことも考えられる。具体的には、例えば図8に示すように、チップ41が搭載された基板42を多段に重ね合わせるとともに、チップ41と基板42との間をバンプ43を用いて接続し、さらに各基板42の間を外部電極44を用いて接続するといったものがある。また、その他にも、各チップ41同士を直接バンプ43により接続することも考えられる。このようなバンプ43による電気的接続であれば、ワイヤーボンディングの場合よりも、各チップ41間のデータ転送の高速化が実現容易となる。しかしながら、バンプ43による電気的接続では、接続すべきチップ41間または基板42間の間隔が広くなると、それに伴ってバンプ43の平面的な大きさ(占有面積)も大きくならざるを得ないため、半導体装置の高密度化という観点からは必ずしも好ましいとはいえない。
そこで、本発明は、複数のチップが積層されてなる場合であっても、各チップ間での高速データ転送を可能にするとともに、高密度化についても対応可能である半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために案出された半導体装置である。すなわち、複数のチップが積層されてなる半導体装置であって、互いに積層される上側チップと下側チップとの間を封止する絶縁層と、前記絶縁層に設けられたスルーホールと、前記スルーホール内に充填される導通部材とを備え、前記導通部材が前記上側チップと前記下側チップとを電気的に接続するように構成されたことを特徴とするものである。
また、本発明は、上記目的を達成するために案出された半導体装置の製造方法である。すなわち、複数のチップが積層されてなる半導体装置の製造方法であって、互いに積層される上側チップと下側チップとの間を封止する絶縁層を当該下側チップの上面側に形成する工程と、前記絶縁層にスルーホールを形成する工程と、前記スルーホール内に導通部材を充填する工程と、前記スルーホール内に前記導通部材が充填された前記絶縁層の上面側に、当該導通部材によって前記上側チップと前記下側チップとを電気的に接続するように、当該上側チップを配する工程とを備えることを特徴とする。
上記構成の半導体装置および上記手順の半導体装置の製造方法によれば、スルーホール内に充填された導通部材が上側チップと下側チップとを電気的に接続するので、例えばワイヤーボンディングの場合のような配線長を要することなく、最短の距離で上側チップと下側チップとを接続し得るようになる。しかも、導通部材の配置ピッチや平面的な大きさ(占有面積)等はスルーホールに依存し、各チップ間の間隔が広くなってもそのホール径が大きくなってしまうことはない。したがって、導通部材(スルーホール)の挟ピッチでの配置も容易に実現し得るようになる。
本発明の半導体装置およびその製造方法では、上側チップと下側チップとを最短の距離で電気的に接続し得るようになるので、各チップ間で高速にデータ転送を行うことが可能となり、半導体装置の高機能化や高速化等を実現する上で非常に好適なものとなる。さらには、各チップを電気的に接続する導通部材(スルーホール)を挟ピッチで配置し得るので、高密度実装への対応も容易となり、半導体装置の高密度化を実現する上で非常に好適なものとなる。
以下、図面に基づき本発明に係る半導体装置およびその製造方法について説明する。
〔第1の実施の形態〕
先ず、本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態における半導体装置の概略構成例を示す模式図である。
図1(a)に示すように、ここで説明する半導体装置10は、SIP構造のもので、複数のチップ11a、11b、11cが積層されて構成されている。さらに詳しくは、下段チップ11a、中段チップ11bおよび上段チップ11cが、これらの間を封止する樹脂層15を介して積層されている。また、下段チップ11aには、後述する実装基板と電気的接続を確保するための外部電極19が設けられている。
これらの各チップ11a、11b、11cのうち、下段チップ11aと中段チップ11bとは、互いの電極面同士が向かい合うように配されているとともに、当該電極面同士の間に形成されたバンプ12を介して、各々の電極が最短距離で電気的に接続されている。
また、これと同様に、上段チップ11cも、下段チップ11aとの間で電極面が向かい合うように配されている。そして、上段チップ11cの電極面には、バンプ13が形成されている。なお、バンプ13の形成位置、すなわち上段チップ11cの電極位置は、中段チップ11bと重ならないように配されているものとする。
ところで、この上段チップ11cと下段チップ11aとの電気的接続をバンプ13のみを介して行おうとすると、そのバンプ13の平面的な大きさ(占有面積)は、上段チップ11cと下段チップ11aとの積層方向における間隔の広さに伴って大きくならざるを得ない。このことは、半導体装置の高密度化という観点からは必ずしも好ましいとはいえない。
このことから、ここで説明する半導体装置10では、バンプ13の形成位置の下方側に、上段チップ11cと下段チップ11aとの間を封止する樹脂層15に設けられたスルーホール16と、そのスルーホール16内に充填される導通部材17とを備えている。そして、その導通部材17が上段チップ11c(バンプ13)と下段チップ11aとを電気的に接続するように構成されている。
このように構成された半導体装置10は、図1(b)に示すように、上下反転された状態で実装基板18上に実装される。そして、外部電極19を通じて下段チップ11aと実装基板18とが電気的に接続される。これにより、下段チップ11aを介して、実装基板18と中段チップ11bとの間および実装基板18と下段チップ11aとの間における電気的接続が確保されるのである。
続いて、以上のように構成された半導体装置10の製造方法について説明する。図2は、本発明の第1実施形態における半導体装置の製造手順の一例を示すフローチャートである。
半導体装置10の製造にあたっては、先ず、中段チップ11bを下段チップ11a上にバンプ12を介してフリップチップマウントする(ステップ101、以下ステップを「S」と略す)。そして、下段チップ11aと中段チップ11bとの間にアンダーフィル剤を注入して封止する(S102)。ここまでは、公知の技術を利用して行えばよい。
その後は、上段チップ11cと下段チップ11aとの間を封止するための樹脂層15を下段チップ11aの上面側に形成すべく、当該上面側に樹脂材料を注入する(S103)。このときの注入は、絶縁材料であれば。必ずしも樹脂材料に限定されるものではない。すなわち、樹脂層15は、絶縁層であればよい。ただし、注入や後述する加工等に容易さを考慮すると、樹脂材料を注入して樹脂層15を形成することが望ましい。また、樹脂材料としては、後述するレーザー加工がし易いように、材料中にシリカ等のフィラーがないものが望ましい。そして、樹脂材料の注入後は、形成された樹脂層15の上面を研磨して、その樹脂層15と中段チップ11bとの間に段差が生じないように平滑化処理を施す(S104)。
樹脂層15の上面を平滑化した後は、その樹脂層15に対して、例えばレーザー加工機を用いて、スルーホール16を形成する(S105)。スルーホール16の形成位置は、下段チップ11aにおける電極に対応する位置、さらに詳しくは下段チップ11aの対上段チップ11c用の電極に対応する位置であるものとする。また、当然のことながら、スルーホール16の形成深さは、当該電極にまで達しているものとする。
そして、スルーホール16を形成したら、その後は、そのスルーホール16内に導通部材17を充填して、スルーホール16の導通化を行う(S106)。スルーホール16の導通化は、例えば銀(Ag)のような導電ペーストをスルーホール16内に埋め込むことによって行ってもよいが、メッキ処理によって行うことが望ましい。メッキ処理としては、例えば、スパッタリングによりチタン(Ti)や銅(Cu)をスルーホール16内に充填したり、あるいは無電解Cuメッキ処理で導電物質をスルーホール16上に設けた後に電解Cuメッキ処理をする、といったことが考えられる。このようなメッキ処理によってスルーホール16の導通化を行えば、スルーホール16が深い場合であっても、導通化を良好に行えるからである。
スルーホール16の導通化後は、平滑化された樹脂層15の上面側に上段チップ11cをマウントする(S107)。このとき、上段チップ11cは、導通部材17およびバンプ13によって、下段チップ11aとの電気的接続が確保されるように配されるものとする。また、上段チップ11cは、中段チップ11bと図示せぬバンプを介してフリップチップマウントされ、これにより中段チップ11bと電気的に接続されてもよい。そして、上段チップ11cをマウントしたら、その上段チップ11cと樹脂層15上面または中段チップ11bとの間にアンダーフィル剤を注入して封止する(S108)。このような手順で、図1(a)に示した構成の半導体装置10が製造されるのである。
以上に説明したように、本実施形態における半導体装置10およびその製造方法によれば、スルーホール16内に充填された導通部材17が下段チップ11aと上段チップ11cとを電気的に接続するので、例えばワイヤーボンディングの場合のような配線長を要することなく、最短の距離で下段チップ11aと上段チップ11cを接続し得るようになる。したがって、データの高速伝送を阻害する電気的な遅延を最小限に抑えることが可能となるので、各チップ11a、11b、11c間で高速にデータ転送を行うことが可能となり、半導体装置10の高機能化や高速化等を実現する上で非常に好適なものとなる。しかも、導通部材17の配置ピッチや平面的な大きさ(占有面積)等はスルーホール16に依存し、各チップ11a、11c間の間隔が広くなってもそのホール径が大きくなってしまうことはない。そのため、スルーホール16および導通部材17の挟ピッチでの配置も容易に実現し得るので、各チップ11a、11b、11cの高密度実装への対応も容易となり、半導体装置10の高密度化を実現する上で非常に好適なものとなる。
また、本実施形態で説明したように、導通部材17をメッキ処理によってスルーホール16内に充填すれば、スルーホール16の導通化をその深さに拘わらずに良好に行えるので、半導体装置10の信頼性を確保する上で非常に有効であるとともに、スルーホール16の挟ピッチでの配置にも適切に対応し得るようになり、半導体装置10の高密度化を実現する上でも有効となる。
なお、本実施形態で説明したSIP構造では、中段チップ11bが複数並設され、各中段チップ11bの間にスルーホール16および導通部材17を設けたものを例に挙げたが、本発明はこれに限定されるものではない。図3は、本発明の第1実施形態における他の構成例を示す模式図である。図例の半導体装置10aは中段チップ11bが1つのみ設けられているが、このようなSIP構造であっても、上述した場合と全く同様に、下段チップ11aと上段チップ11cとの間の樹脂層15にスルーホール16を設け、そのスルーホール16内に充填された導通部材17が下段チップ11aと上段チップ11cとを電気的に接続するように構成すれば、各チップ11a、11b、11c間での高速データ転送や高密度実装等を実現し得るようになる。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2実施形態について説明する。ただし、ここでは、上述した第1実施形態との相違点についてのみ説明する。図4は、本発明の第2実施形態における半導体装置の概略構成例を示す模式図である。
上述した第1実施形態では、下段チップ11aおよび上段チップ11cの電極が一対一で対向し、その間をスルーホール16内の導通部材17およびバンプ13が直に接続する場合を例に挙げたが、必ずしも下段チップ11aおよび上段チップ11cの電極が互いに一対一で対向し得るとは限らない。その場合には、半導体装置を以下に述べるように構成することが考えられる。
すなわち、図4に示すように、本実施形態で説明する半導体装置10bでは、中段チップ11bと上段チップ11cとの間に配線層20が配設されている。そして、その配線層20は、上段チップ11cとバンプ13を介して電気的に接続されているとともに、スルーホール16内に充填された導通部材17とも電気的に接続されている。これにより、半導体装置10bでは、下段チップ11aおよび上段チップ11cの電極が直に対向し得ない場合であっても、配線層20を通じて下段チップ11aと上段チップ11cとの間の導通を確保されるのである。なお、配線層20自体については、公知技術を利用して実現すればよいため、ここではその説明を省略する。
続いて、以上のように構成された半導体装置10bの製造方法について説明する。図5は、本発明の第2実施形態における半導体装置の製造手順の一例を示すフローチャートである。
上述した構成の半導体装置10bを製造する場合においても、樹脂層15の平滑化処理までは、第1実施形態の場合と同様な手順で行えばよい(S201〜S204)。樹脂層15の上面を平滑化した後は、その平滑面全体を覆うように絶縁層をコーティングする(S205)。この絶縁層は、後に配線層20の形成を可能にするためのもので、その形成材料としてはポリイミド、ベンゾシクロブテン(BCB)、エポキシ樹脂等を使用することが考えられる。そして、絶縁層をコーティングしたら、第1実施形態の場合と同様に、スルーホール16の形成およびスルーホール16の導通化を行う(S206〜S207)。
スルーホール16の導通化後は、平滑化され絶縁層がコーティングされた平面上に対して、公知のレジストを用いたフォトリソグラフィー法により配線層20をパターニングしてケミカルエッチングにて形成する(S208)。これにより、中段チップ11bの上面側には、配線層20が配設されることになる。
その後は、配線層20の上面側に上段チップ11cをマウントする(S209)。このとき、上段チップ11cは、導通部材17、配線層20およびバンプ13によって、下段チップ11aとの電気的接続が確保されるように配されるものとする。そして、上段チップ11cをマウントしたら、その上段チップ11cと配線層20との間にアンダーフィル剤を注入して封止する(S210)。このような手順で、図4に示した構成の半導体装置10bが製造されるのである。
以上のような半導体装置10およびその製造方法においても、スルーホール16内に充填された導通部材17を介して下段チップ11aと上段チップ11cとを電気的に接続するので、例えばワイヤーボンディングの場合に比べて、各チップ11a、11c間での高速データ転送を行うことが可能となる。しかも、スルーホール16および導通部材17の挟ピッチでの配置も容易に実現し得るので、各チップ11a、11b、11cの高密度実装への対応も容易となる。つまり、第1実施形態の場合と全く同様に、複数のチップ11a、11b、11cが積層されていても、各チップ11a、11b、11c間での高速データ転送が可能になるとともに、高密度化についても対応可能となるのである。
なお、本実施形態で説明したSIP構造では、中段チップ11bの上面側に配線層20を設け、その上に上段チップ11cをマウントしたものを例に挙げたが、本発明はこれに限定されるものではない。図6は、本発明の第2実施形態における他の構成例を示す模式図である。
図6(a)に示す半導体装置10dでは、上段チップ11cの電極面が中段チップ11b側ではなく上側を向けて配されており、下段チップ11aから伸びたスルーホール16内の導通部材17が、上段チップ11cの上面側に配された配線層20を介して、その上段チップ11cにおける電極と電気的に接続されている。このようなSIP構造であっても、下段チップ11aと上段チップ11cとの間がスルーホール16内の導通部材17を介して接続されているので、各チップ11a、11c間での高速データ転送や高密度実装等を実現し得るようになる。なお、実装基板18上に実装するための外部電極19は、図6(a)に示すような下段チップ11a上ではなく、図6(b)に示すように、上段チップ11cの電極面側に設けられていてもよい。
また、図6(a)または(b)に示すように、下段チップ11aと中段チップ11bの電極が一対一で対向できない場合であれば、図6(c)に示すように、中段チップ11bの電極面を上側に向けて配し、中段チップ11bと上段チップ11cの間をバンプ13を介して直に接続し、下段チップ11aと中段チップ11bの間、および下段チップ11aと上段チップ11cの間については、中段チップ11b上の配線層20とスルーホール16内の導通部材17を介して接続する、といったことも考えられる。このSIP構造においても、各チップ11a、11c間がスルーホール16内の導通部材17を介して接続されているので、高速データ転送や高密度実装等を実現し得るようになる。
なお、上述した各実施形態では、下段チップ11a、中段チップ11bおよび上段チップ11cが積層される三段構成のSIP構造を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数のチップが積層されてなるものであれば、他の構成の半導体装置であっても、全く同様に適用することが可能である。
本発明の第1実施形態における半導体装置の概略構成例を示す模式図である。 本発明の第1実施形態における半導体装置の製造手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態における半導体装置の他の構成例を示す模式図である。 本発明の第2実施形態における半導体装置の概略構成例を示す模式図である。 本発明の第2実施形態における半導体装置の製造手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態における半導体装置の他の構成例を示す模式図である。 従来の半導体装置の一構成例を示す模式図である。 従来の半導体装置の他の構成例を示す模式図である。
符号の説明
10,10a,10b,10d,10e,10f…半導体装置、11a…下段チップ、11b…中段チップ、11c…上段チップ、12,13…バンプ、15…樹脂層、16…スルーホール、17…導通部材、18…実装基板、19…外部電極、20…配線層

Claims (4)

  1. 複数のチップが積層されてなる半導体装置であって、
    互いに積層される上側チップと下側チップとの間を封止する絶縁層と、
    前記絶縁層に設けられたスルーホールと、
    前記スルーホール内に充填される導通部材とを備え、
    前記導通部材が前記上側チップと前記下側チップとを電気的に接続するように構成されたことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記導通部材は、メッキ処理により前記スルーホール内に充填されたものである
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 複数のチップが積層されてなる半導体装置の製造方法であって、
    互いに積層される上側チップと下側チップとの間を封止する絶縁層を当該下側チップの上面側に形成する工程と、
    前記絶縁層にスルーホールを形成する工程と、
    前記スルーホール内に導通部材を充填する工程と、
    前記スルーホール内に前記導通部材が充填された前記絶縁層の上面側に、当該導通部材によって前記上側チップと前記下側チップとを電気的に接続するように、当該上側チップを配する工程と
    を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 前記導通部材をメッキ処理により前記スルーホール内に充填する
    ことを特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造方法。
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