JP2005294309A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】MOSFETのソース・ドレインの表面とゲート電極の全部を同時にシリサイド化する半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】半導体基板上にゲート絶縁膜、第1シリコン膜、中間膜、第2シリコン膜の積層膜からなるダミーゲートと、前記ダミーゲートの側面に側面絶縁膜とを形成する工程と、半導体基板表面に不純物拡散層113からなるソース・ドレインを形成する工程と、前記ダミーゲートの上部は露出し、かつ、それ以外の領域の表面はレジストで被覆する工程と、前記レジストをマスクとして前記第2シリコン膜と中間膜を除去する工程と、レジストを除去した後、表面に金属膜115を形成する工程と、前記金属膜と露出した第1シリコン膜104の全部および前記金属膜115と不純物拡散層113の一部のシリコンを反応させて金属シリサイドを選択的に形成する工程を含む製造方法。
【選択図】図10

Description

本発明は、半導体表面に絶縁ゲート電界効果トランジスタを有する半導体装置の製造方法に関する。
半導体集積回路など半導体装置に用いられる半導体素子および配線は、微細加工技術の進歩に伴って寸法の縮小がはかられ、その結果、半導体集積回路の集積度は4倍/2年〜3年の割合で増加してきた。半導体集積回路において最も重要な素子は絶縁ゲート電界効果トランジスタであり、その集積度を向上させるために素子個々の部分の縮小化(スケーリング)が行われてきており、今後もスケーリングされると考えられる。また、素子の縮小にあわせて動作電圧も低下(スケーリング)され、その際に絶縁ゲート電界効果トランジスタの信頼性を維持しつつ性能が向上するような工夫がはかられてきた。絶縁ゲート電界効果トランジスタにおいて最も重要な部分はゲート電極のチヤネル長およびゲート絶縁膜の膜厚であり、チヤネル長の縮小に伴ってゲート絶縁膜の膜厚も薄膜化することでゲート容量の増大がはかられてきた。ゲート絶縁膜の膜厚には、物理的な膜厚と電気的な膜厚がある。物理的な膜厚とは、シリコン基板とゲート電極の間の絶縁膜厚である。絶縁ゲート電界効果トランジスタ性能として重要な電流駆動能力に対しては、電気的な膜厚が重要であり、3つの直接に接続された容量として理解されている。前述のシリコン基板とゲート電極の間の絶縁膜からなる容量は中央の絶縁膜容量であり、物理的な膜厚の薄膜化および絶縁膜の誘電率の増加が望まれている。前記絶縁膜容量の下には、絶縁ゲート電界効果トランジスタがオンする際の半導体表面に形成される反転層容量があり、スケーリングすることは難しい。前記絶縁膜容量の上部には、絶縁ゲート電界効果トランジスタがオンする際にゲート電極として一般的に用いられてきた半導体であるシリコン膜の空乏化によって生じる空乏層容量がある。
シリコンゲート電極の空乏化の課題を解決する方法として、ゲート電極を金属材料とし、空乏化を全く生じさせない方法がある。例えば、下記の非特許文献1において、ゲート電極をコバルトシリサイド(CoSi2)とする方法が示されている。また、下記の非特許文献2において、ゲート電極をニッケルシリサイド(NiSi)とする方法が示されている。
第1の従来例によるゲート電極全体がシリサイド層となる絶縁ゲート電界効果トランジスタの製造方法を図18と図19を用いて説明する。p型シリコン基板301の表面に絶縁ゲート竜界効果トランジスタを形成する領域を画定するための素子分離領域302が形成される。p型シリコン基板301の表面の所望の領域には、ゲート絶縁膜303とその上に膜厚150nmの第1シリコン膜304からなるダミーゲート電極が形成されている。ダミーゲート電極の側面には、側面絶縁膜321が形成されている。ダミーゲート電極と側面絶縁膜321で被覆されていないp型シリコン基板301の表面にn型拡散層314が形成されている。表面に膜厚70nmのコバルト膜315を堆積する。この状態の断面図を図18に示す。
次に、熱処理をおこなうことでn型拡散層314および第1シリコン膜304のシリコンとコバルトが反応してコバルトシリサイド層316が形成される。側面絶縁膜321および素子分離絶縁膜302の表面では反応がおこらず、未反応のコバルト膜315を選択的にエッチングする。ダミーゲートである第1シリコン膜304を全てコバルトシリサイド層315とするためにコバルト膜315を厚くしたために、n型拡散層314の領域では、反応して形成されるコバルトシリサイド層316の厚さがn型拡散層314の厚さより厚くなる。この状態の断面図を図19に示す。
第2の従来例によるゲート電極全体がシリサイド層となる絶縁ゲート電界効果トランジスタの製造方法を図20から図25を用いて説明する。P型シリコン基板401の表面に絶縁ゲート電界効果トランジスタを形成する領域を画定するための素子分離領域402が形成されている。p型シリコン基板401の表面の所望の領域には、ゲート絶縁膜403とその上に膜厚150nmの第1シリコン膜404からなるダミーゲート電極が形成されている。ダミーゲート電極の側面には、側面絶縁膜421が形成されている。ダミーゲート電極と側面絶縁膜421で被覆されていないp型シリコン基板401の表面にn型拡散層414が形成されている。表面に膜厚10nmの第1コバルト膜424を堆積する(図20参照)。
次に、熱処理をおこなうことでn型拡散層414および第1シリコン膜404のシリコンとコバルトが反応して第1コバルトシリサイド層425が形成される。側面絶縁膜421および素子分離絶縁膜402の表面では反応がおこらず、未反応の第1コバルト膜425を選択的にエッチングする。ダミーゲートである第1シリコン膜404の上部には膜厚30nm第1コバルトシリサイド層425が形成され、その下には未反応の第1シリコン膜404が残っている。n型拡散層414の領域では、反応して形成される第1コバルトシリサイド層425の厚さがn型拡散層414の厚さより薄く形成されている(図21参照)。
第1コバルトシリサイド層425を含む表面全体に膜厚50nmの層間シリコン窒化膜431と膜厚500nmの層間シリコン酸化膜432を堆積する(図22参照)。CMP(化学的機械的研磨)法により層間シリコン窒化膜431と層間シリコン酸化膜432を第1シリコン膜404上の第1コバルトシリサイド層425が露出するまで研磨する(図23参照)。表面に膜厚60nmの第2コバルト膜432を堆積する(図24参照)。熱処理をおこなうことで残っていた第1シリコン膜404のシリコンと第2コバルト膜432が反応して第2コバルトシリサイド層433が形成される。未反応の第2コバルト膜432を選択的にエッチングする(図25参照)。
B.Tavel他"Totally Silicided(CoSi2)Polysilicon:a novel approach to very low-resistive gate(〜2Ω/口)without metal CMP nor etching"International Electoron Deviced Meeting Technical Digest, pp825-828,2001年 Qi Xiang,他"Strained Silicon NMOS with Nickel Silisice Metal Gate"2003 Symposium on VLSI Technology Digest of Technical Papers, PP.101-102, 2003年
本発明が解決しようとする課題は、第1の従来例では、ゲート電極が全てコバルトシリサイド層316になるものの、絶縁ゲート電界効果トランジスタのソース・ドレインとなるn型拡散層314の大部分がコバルトシリサイド層316となってしまう。その結果、ソース・ドレインと基板間のリーク電流が増加することになる。
第2の従来例では、第1の従来例の課題は生じないものの、コバルト膜(第1コバルト膜424、第2コバルト膜432)の堆積回数とシリサイド化反応(第1コバルトシリサイド層425、第2コバルトシリサイド層433)の回数が増えるために、製造コストが増加する。また、CMP(化学的機械的研磨)工程でコバルトシリサイド層が露出するために装置がコバルトで汚染され、通常の層間絶縁膜のCMP工程と装置を共用して用いることが困難になり、設備コストが増加する。第2の従来例でシリコン膜404の膜厚を20nmと薄くすれば、一回のシリサイド反応でシリコン膜404が全てコバルトシリサイド層となる。しかし、シリコン膜をマスクに砒素などの不純物をイオン注入法により自己整合的に注入して、n型拡散層を形成する場合、シリコン膜404の膜厚が薄くてマスクとならない問題がある。
上記課題を解決するために、半導体装置の製造方法にかかる第1の本発明は、半導体基板上にゲート絶縁膜、第1シリコン膜、中間膜、第2シリコン膜の積層膜からなるダミーゲートと、前記ダミーゲートの側面に側面絶縁膜とを形成する工程と、半導体基板表面に不純物拡散層からなるソース・ドレインを形成する工程と、前記ダミーゲートの上部は露出し、かつ、それ以外の領域の表面はレジストで被覆する工程と、前記レジストをマスクとして前記第2シリコン膜と中間膜を除去する工程と、レジストを除去した後、表面に金属膜を形成する工程と、前記金属膜と露出した第1シリコン膜の全部および前記金属膜と不純物拡散層の一部のシリコンを反応させて金属シリサイドを選択的に形成する工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法である。
第2の発明は、第1の発明において、前記ソース・ドレインを形成する工程の後、表面にレジスト膜を堆積し、前記レジスト膜に光を照射し、現像処理をおこなって、前記ダミーゲートの上部を露出し、かつ、それ以外の領域の表面をレジストで被覆することを特徴とする半導体装置の製造方法である。
第3の発明は、半導体基板表面に塗布するレジスト膜の膜厚に差がある場合、厚いレジスト膜の領域に対して、光の照射と現像回数を多くすることを特徴とする半導体装置の製造方法である。
第4の発明は、ダミーゲートの側面の側面絶縁膜は、ダミーゲートを含む半導体表面をシリコン酸化膜とシリコン窒化膜で被覆し、ダミーゲートの第2シリコン膜とソース・ドレイン領域の表面が露出するようにエッチングして形成することを特徴とする半導体装置の製造方法である。
本発明は、ゲート電極の空乏化が抑制され、また、ソース・ドレインと基板間のリーク電流が抑制される半導体装置の製造方法を提供することができる。
また、本発明は、ニッケル膜の堆積回数とシリサイド化反応の回数が増えない半導体装置の製造方法を提供することができる。
また、本発明は、CMP工程でニッケルシリサイド層が露出することがないために、通常の層間絶縁膜のCMP工程と他の工程の装置を共用でき、設備コストの増加を抑えることができる。
本発明の半導体装置の製造方法は、まず、半導体基板上にゲート絶縁膜、第1シリコン膜、中間膜、第2シリコン膜の積層膜からなるダミーゲートと、そのダミーゲートの側面に側面絶縁膜を形成する。中間膜は、第1シリコン膜と第2シリコン膜の間に配置される膜であり、シリコン膜とエッチング特性の異なるものであり、例えば、シリコン酸化膜が使用できる。ダミーゲートは、半導体基板のゲート領域上に形成された種々の膜の積層からなり、第2シリコン膜の上に更にシリコン窒化膜などのマスク膜を有していてもよい。ダミーゲートは、ソース・ドレインの形成に際してマスクとして使用できる。次に、ダミーゲートの上部は露出し、それ以外の領域の表面は被覆されるようにレジストを形成する。レジストをマスクとして第2シリコン膜と中間膜を除去する。レジストを除去した後、表面に金属膜を堆積などで形成する。金属膜と、露出した第1シリコン膜の全部と不純物拡散層の一部のシリコンとを反応させて金属シリサイドを選択的に形成する。金属膜は、ニッケルやコバルトなどの金属シリサイドとなる金属を使用できる。
[第1実施の形態]
本発明の第1実施の形態の概要は、図1から図11に示すように、まず、半導体表面101に素子分離絶縁膜102で画定された素子領域の表面にゲート絶縁膜103a、103bを形成する。次に、表面に、第1シリコン膜104、第1シリコン酸化膜105、第2シリコン膜106、第1シリコン窒化膜107を順次堆積する。第1シリコン膜104から第1シリコン窒化膜107の4層積層膜を加工してダミーゲートを形成する。ダミーゲートをマスクとして素子領域の表面に不純物をイオン注入する。次に、第2シリコン酸化膜110と第2シリコン窒化膜111を堆積した後、エッチバックすることでダミーゲートの側面に側面絶縁膜121を形成する。エッチバックしたときに第1リコン窒化膜107も除去されてダミーゲートの最上層は第2シリコン膜106となる。ダミーゲートと側面絶縁膜121をマスクとして前記素子領域の表面に不純物をイオン注入し、熱処理をおこなうことで不純物が活性化されてソース・ドレインとなる。次に、表面に第2レジスト膜114を堆積し、露光をおこなうことでダミーゲートの表面を露出させる。第2レジスト膜114をマスクに第2シリコン膜106と第一シリコン酸化膜105を除去し、第1シリコン膜104の表面を露出させる。第2レジスト膜114を除去した後、表面にニッケル膜115を堆積し、熱処理をおこなうことでニッケル膜115とシリコンが反応してニッケルシリサイド層116となる。ソース・ドレイン上では表面がニッケルシリサイド層116、116となり、ダミーゲートでは第1シリコン膜104が全てニッケルシリサイド層116に変化してゲート電極となる。
本発明の第1実施の形態である半導体装置の製造方法を順を追って詳しく説明する。半導体装置では、様々な構造の絶縁ゲート電界効果トランジスタが一基板上に形成される。ここでは、論理演算をおこなうロジック領域151と入出力信号を取り扱うI/O領域152を例として示す。P型シリコン基板101の表面に絶縁ゲート電界効果トランジスタを形成する領域を画定するための素子分離領域102が形成されている。p型シリコン基板101の表面の所望の領域には、ゲート絶縁膜103a、103bを形成する(図1参照)。その上に膜厚20nmの第1シリコン膜104、膜厚3nmの第1シリコン酸化膜105、膜厚130nmの第2シリコン膜106、膜厚15nmの第1シリコン窒化膜107を堆積する(図2参照)。これら堆積方法は、CVD法など種々の方法を使用する。
次に、リソグラフイー法により所望の領域に第1レジスト108からなるパターンを形成し、第1レジスト108をマスクに第1シリコン窒化膜107をエッチングする(図3参照)。第1レジスト108を除去し、第1シリコン窒化膜107からなるパターンをマスクとして、第2シリコン膜106、第1シリコン酸化膜105、第1シリコン膜104をエッチングして、ダミーゲートを形成し、ダミーゲートをマスクとして、砒素をイオン注入して第1n型拡散層109を形成する(図4参照)。
次に、膜厚10nmの第2シリコン酸化膜110および膜厚80nmの第2シリコン窒化膜111を堆積する(図5参照)。第2シリコン窒化膜111、第2シリコン酸化膜110、ゲート絶縁膜103a、103b、第1シリコン窒化膜107をエッチバックすると第2シリコン膜106と第1n型拡散層109が露出する。ダミーゲートの側面に側面絶縁膜が形成される。砒素をイオン注入して第2n型拡散層112を形成する(図6参照)。熱処理をおこなってイオン注入された不純物を活性化することで絶縁ゲート電界効果トランジスタのソース・ドレインとなるn型拡散層113が形成される。膜厚500nmの第2のレジスト114を塗布する(図7参照)。ロジック領域151およびI/O領域152では、ダミーゲートの占める割合が小さいために、ダミーゲートのない領域は第2レジスト114の膜厚は500nmとなるが、ダミーゲートの上の第2レジスト114の膜厚は350nm程度となる。レジストに光を適当な時間贈射して現像処理をおこない、第2レジスト114の残膜が120nmとなる(図8参照)。このとき第2シリコン膜106の表面が露出する。図12には、露光時間とレジスト残膜の関係を示してある。
残った第2レジスト114をマスクとして、第2シリコン膜106と第1シリコン酸化膜105を除去する(図9参照)。第1シリコン酸化膜105を除去するときに、ウェットエッチングを用いると第2シリコン酸化膜110も除去される。第2レジスト114を除去し、膜厚12nmのニッケル膜115を堆積する(図10参照)。熱処理をおこなうことでn型拡散層113および第1シリコン膜104のシリコンとニッケル膜115が反応してニッケルシリサイド層116が形成される。未反応のニッケル膜115を選択的にエッチングする(図11参照)。第1シリコン膜104は膜厚が薄いために全てニッケルシリサイド層116とある。n型拡散層113の領域では、反応して形成されるニッケルシリサイド層116の厚さがn型拡散層113の厚さより薄くなる。この構成により、ゲート電極となる第1シリコン膜104を全てニッケルシリサイド層116となると共に、ソース・ドレインと基板間に流れるリーク電流を阻止することができる。
[第2実施の形態]
図13から図17は、本発明の第2実施の形態の半導体装置の製造方法を順を追って説明する断面図である。ここでは、論理演算をおこなうロジック領域251と情報を蓄積するメモリ領域252を例として示す。第1実施の形態とほぼ同じ工程の説明は省略する。膜厚500nmの第2レジスト214を塗布する(図13参照)。図13は、第1実施の形態の図7に対応する。ロジック領域251では、ダミーゲートの占める割合が小さいために、ダミーゲートのない領域は第2レジスト214の膜厚は500nmとなるが、ダミーゲートの上の第2レジスト214の膜厚は350nm程度となる。メモリ領域252では、ダミーゲートの占める割合が大きいために、ダミーゲートの上の第2レジスト214の膜厚は500nm程度となる。ダミーゲートのない領域は第2レジスト214の膜厚は650nmとなる。第2レジスト214全面に第1実施の形態と同様に光を適当な時間照射する。ここで現像処理をおこなうと、図13の点線で示したようにロジック領域251はダミーゲートの上部が露出するが、メモリ領域252ではダミーゲートの上部が露出しない。そこで、現像をおこなう前にフォトマスクを用いてメモリ領域のみに適当な時間の露光をおこない、次に現像処理をおこなう(図14参照)。第2実施の形態の図14、15、16、17は、各々、第1実施の形態の図8、9、10、11に対応する。このように、ゲート電極のパターン密度が高い領域を含む半導体装置においても、実施の形態1と同様の効果が得られる。
本発明の第1実施の形態にかかり、シリコン基板にゲート絶縁膜を形成した状態の図である。 図1の状態の次に積層膜を堆積した状態の図である。 図2の状態の次に第1レジストをマスクに第1シリコン窒化膜をエッチングした状態の図である。 図3の状態の次に、ダミーゲートを形成し、ダミーゲートをマスクとして、批素をイオン注入して第1のn型拡散層を形成した状態の図である。 図4の状態の次に、第2シリコン酸化膜と第2シリコン窒化膜を堆積した状態の図である。 図5の状態の次に、ダミーゲートの側面に側面絶縁膜を形成した状態の図である。 図6の状態の次に、ダミーゲートを含む半導体基板全面に第2レジストを塗布した状態の図である。 図7の状態の次に、レジストに光を照射し、現像処理をおこない、第2シリコン膜の表面を露出した状態の図である。 図8の状態の次に、レジストをマスクとして、第2シリコン膜と第1シリコン酸化膜を除去した状態の図である。 図9の状態の次に、ニッケル膜を堆積した状態の図である。 図10の状態の次に、熱処理をおこなうことでn型拡散層および第1シリコン膜のシリコンとニッケル膜が反応してニッケルシリサイド層が形成され、未反応のニッケル膜を選択的にエッチングした状態の図である。 露光時間とレジスト残膜の関係を示した図である。 本発明の第2実施の形態にかかり、ダミーゲートを含む半導体基板全面に第2レジストを塗布した状態の図である。 図13の状態の次に、レジストに光を照射し、現像処理をおこない、第2シリコン膜の表面を露出した状態の図である。 図14の状態の次に、レジストをマスクとして、第2シリコン膜と第1シリコン酸化膜を除去した状態の図である。 図15の状態の次に、コバルト膜を堆積した状態の図である。 図16の状態の次に、熱処理をおこなうことでn型拡散層および第1シリコン膜のシリコンとコバルト膜が反応してコバルトシリサイド層が形成され、未反応のコバルト膜を選択的にエッチングした状態の図である。 第1の従来例によるゲート電極全体がシリサイド層となる絶縁ゲート電界効果トランジスタの図である。 図18の状態の次に、未反応のコバルト膜を選択的にエッチングした状態の図である。 第2の従来例によるゲート電極全体がシリサイド層となる絶縁ゲート電界効果トランジスタの図である。 図20の状態の次に、未反応のコバルト膜を選択的にエッチングした状態の図である。 図21の状態の次に、層間シリコン窒化膜と層問シリコン酸化膜を堆積した状態の図である。 図22の状態の次に、層間シリコン窒化膜と層間シリコン酸化膜を第1シリコン膜上の第1コバルトシリサイド層が露出するまで研磨した状態の図である。 図23の状態の次に、第2コバルト膜を堆積した状態の図である。 図24の状態の次に、第1シリコン膜と第2コバルト膜が反応して第2コバルトシリサイド層が形成した状態の図である。
符号の説明
101、301、401・・・p型シリコン基板
102、302、402・・・素子分離領域
103a、103b、303、403・・ゲート絶縁膜
104、204、304、404・・・第1シリコン膜
105、205・・・第1シリコン酸化膜
106、206・・・第2シリコン膜
107・・・第1シリコン窒化膜
108・・・第1レジスト
109・・・第1n型拡散層
110・・・第2シリコン酸化膜
111・・・第2シリコン窒化膜
112・・・第2n型拡散層
113、213、314、414・・・n型拡散層
114、214・・・第2レジスト
115・・・ニッケル膜
116・・・ニッケルシリサイド層
121、321・・・側面絶縁膜
151、251・・・ロジック領域
152・・・I/O領域
215、315、415・・・コバルト膜
216、316、416・・・コバルトシリサイド層
252・・・メモリ領域
424・・・第1コバルト膜
425・・・第1コバルトシリサイド層
431・・・層間シリコン窒化膜
432・・・層間シリコン酸化膜
432・・・第2コバルト膜
433・・・第2コバルトシリサイド層

Claims (4)

  1. 半導体基板上にゲート絶縁膜、第1シリコン膜、中間膜、第2シリコン膜の積層膜からなるダミーゲートと、前記ダミーゲートの側面に側面絶縁膜とを形成する工程と、半導体基板表面に不純物拡散層からなるソース・ドレインを形成する工程と、前記ダミーゲートの上部は露出し、かつ、それ以外の領域の表面はレジストで被覆する工程と、前記レジストをマスクとして前記第2シリコン膜と中間膜を除去する工程と、レジストを除去した後、表面に金属膜を形成する工程と、前記金属膜と露出した第1シリコン膜の全部および前記金属膜と不純物拡散層の一部のシリコンを反応させて金属シリサイドを選択的に形成する工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記ソース・ドレインを形成する工程の後、表面にレジスト膜を堆積し、前記レジスト膜に光を照射し、現像処理をおこなって、前記ダミーゲートの上部を露出し、かつ、それ以外の領域の表面をレジストで被覆することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項2に記載の半導体装置の製造方法において、
    半導体基板表面に塗布するレジスト膜の膜厚に差がある場合、厚いレジスト膜の領域に対して、光の照射と現像回数を多くすることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    ダミーゲートの側面の側面絶縁膜は、ダミーゲートを含む半導体表面をシリコン酸化膜とシリコン窒化膜で被覆し、ダミーゲートの第2シリコン膜とソース・ドレイン領域の表面が露出するようにエッチングして形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。

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