JP2005291577A - ファンおよびそれを用いた冷蔵庫 - Google Patents

ファンおよびそれを用いた冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP2005291577A
JP2005291577A JP2004105053A JP2004105053A JP2005291577A JP 2005291577 A JP2005291577 A JP 2005291577A JP 2004105053 A JP2004105053 A JP 2004105053A JP 2004105053 A JP2004105053 A JP 2004105053A JP 2005291577 A JP2005291577 A JP 2005291577A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan
rotation axis
refrigerator
guide plate
cooler
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004105053A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4279186B2 (ja
Inventor
Susumu Yoshimura
寿守務 吉村
Kunihiko Kaga
邦彦 加賀
Masahiro Arinaga
政広 有永
Hitoshi Maruyama
等 丸山
Makoto Okabe
誠 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2004105053A priority Critical patent/JP4279186B2/ja
Publication of JP2005291577A publication Critical patent/JP2005291577A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4279186B2 publication Critical patent/JP4279186B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2317/00Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2317/06Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation
    • F25D2317/068Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation characterised by the fans
    • F25D2317/0681Details thereof

Abstract

【課題】 モータへの負荷が低減できるファンと、このファンを用いた冷蔵庫を提供することである。
【解決手段】 本発明の冷蔵庫10は、空気を冷却する冷却器28と、冷却器28からの冷気を貯蔵室に案内するダクト30と、ダクト30中に設けられた、冷却器28から貯蔵室に冷気を移動させる軸流ファン32と、ファン32の回転軸44に略直交する方向に展開する、回転軸44と略一致する中心軸を有する、ファン32の外径より小さい口径を有する、ファン32に冷気を案内する吸い込み口42と、ファン32の外周端の外側に、回転軸44方向にファン32の風上側端からファン32の奥行き途中まで伸びている、回転軸44と略同一の中心軸を有する略環状の壁56とを有することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、ファンに関するものであり、また、ファンを用いた冷気強制循環方式(冷却器で冷やされた冷気をファンにより強制的に循環させる方式)の冷蔵庫に関する。
冷気強制循環方式の冷蔵庫は、ファンを用いることにより、冷却器で冷却された空気(冷気)を、ダクトを介して複数の貯蔵室、例えば、冷凍室や冷蔵室に送り、貯蔵室内を冷却している。冷蔵庫に使用されるファンは、冷気流路の分岐点、すなわち、一つの冷却器からの冷気を複数の貯蔵室に案内する冷気流路(ダクト)の分岐点近傍に配置される。
ファン(ファン周りの構造物形状も含む。)は、種々存在し、例えば、特許文献1のものが存在する。これは、ダクトの分岐点に設けられたファンのボス部を風上側(冷却器側)から風下側(貯蔵室側)に向かって拡大する円錐台形に形成するとともに、ファンと対向する風下側ダクトの壁面にファンのボス部と同一の方向に拡大する円錐台形状部を設けている。それにより、ファンから回転軸方向に放出される冷気を、緩やかに流れ方向を略90度曲げて複数に分岐させる、流路抵抗が小さい流路を形成し、その流路に冷気を流すことによって冷蔵庫の冷却能力を向上させている。
特開平10−122721号公報
ところが、上記のファンは、ファンから放出された冷気を、流れ方向(回転軸方向)を略90度曲げて複数に分岐させている。当然ながら、ファンから放出された冷気は流れ方向が変更されるため、圧力損失が生じる。圧力損失を補うためにファンの回転数を増加させる方法があるが、回転数が増加するとファンからの発生音(騒音)が大きくなるとともに、ファンを回転させるモータの消費電力も大きくなるため、当然好ましくない。
これを解決するために、ファンの外径より小さい口径を有する、ファンに空気を案内する吸い込み口を設けることにより、ファンから放出される空気の静圧を高めことができるファン(本出願人により開示されているファン)を使用することが考えられる。これは、空気が吸い込み口によってファンの中心部に案内されることにより、案内された空気がファンの翼に沿ってファンの中心部から外周部方向に流れるともにファンの遠心力が加わり、その結果、ファンから放出される空気の静圧が高められるというものである。また、このファンは、ファンから発生する騒音が小さいという特徴を有する(非特許文献1参照。)。
三菱電機株式会社、「常時換気用・同時給排気形換気扇J -ファン」、[online]、[平成16年3月10日検索]、インターネット<URL : http://www.mitsubishielectric.co.jp/news-data/2003/pdf/0701-b.pdf>
しかしながら、非特許文献1に開示されているファンを上記冷蔵庫のダクトのように流れ方向が略90度変わる流路の分岐点に設けた場合、ファンから放出された空気がファンに誘引されることがある。これにより、ファンの回転が妨害され、ファンを回転させるモータに負荷がかかる。その結果、モータの消費電力が増加し、加えて、ファンからの騒音が大きくなることもある。
そこで、本発明は、ファンから放出された空気のファンへの誘引を阻止することによってモータへの負荷を低減できるファンと、このファンを用いることにより、従来より高静圧な、大きい冷却能力を有する冷蔵庫を提供することを課題とする。
上記課題を解決する本発明の冷蔵庫は、
空気を冷却する冷却器と、
上記冷却器からの冷気を貯蔵室に案内するダクトと、
上記ダクト中に設けられた、上記冷却器から上記貯蔵室に冷気を移動させる軸流ファンと、
上記ファンの回転軸に略直交する方向に展開する、上記回転軸と略一致する中心軸を有する、上記ファンの外径より小さい口径を有する、上記ファンに冷気を案内する吸い込み口と、
上記ファンの上記外周端の外側に、上記回転軸方向に上記ファンの風上側端から上記ファンの奥行き途中まで伸びている、上記回転軸と略同一の中心軸を有する略環状の壁とを有することを特徴とする。
ここで、上記で使用された「ファンの外周端」と、以下で使用されるファンに関する語句について説明する。ボス部と複数の翼を有するファンは複雑な形状であるため、まず、回転中のファンを収容可能な最小の容積を持つ空間を考える。この空間の外では、回転中のファンとは接触しないものとする。この空間は、ファンの回転軸と一致する回転軸を有し、加えて、回転軸と直交して対向する2つの平面を有する回転体形状とする。例えば、円柱形状、円錐台形形状などである。回転体の最大半径は、ファンの回転軸から放射方向に最も遠い、ファンを構成する翼の端までの距離である。したがって、回転体の最大直径が「ファンの外径」に該当する。ここで、本明細書において、この回転体の曲面で構成される面(側面)を「ファンの外周端」と称し、残りの回転体の面、対向する2つの平面を、「ファンの風上(風下)側端」と称することとする。また、ファンの風上側端から風下側端までの回転軸方向の距離を「ファンの奥行き」と称することとする。この回転体の対向する2つの平面(ファンの風上端や風下端)には、少なくともボス部または翼の一方が接触する。
本発明によれば、吸い込み口によってファンの中心部に案内され、続いて、ファンの翼に沿って放射方向にファンから放出された空気は、略環状の壁によってファンに誘引されることなく流れることが可能になる。これにより、ファンを回転させるモータ負荷が抑えられ、モータの消費電力も減少される。また、このファンを用いることにより、従来より高静圧な、大きい冷却能力を有する冷蔵庫を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る冷気強制循環方式の冷蔵庫10の側面方向断面図を概略的に示している。冷蔵庫10は、4つの貯蔵室12、14、16、18を有しており、それぞれの貯蔵室には、扉20、22、24、26が設けられている。これらの貯蔵室は、一般的に、冷蔵室、冷凍室、野菜室と呼ばれるものであり、当然ながら、冷蔵庫の仕様によって配置される場所や個数が異なる。本明細書において、これらの冷蔵室、冷凍室、野菜室は、一括して貯蔵室と呼称する。
冷蔵庫10は、空気を冷却する冷却器28を有し、冷却器28からの冷気を4つの貯蔵室12、14、16、18に案内するダクト30を有する。さらに、冷却器28からの冷気をダクト30を介して4つの貯蔵室に強制的に送り出すためのファン32が、ダクト30に設けられている。加えて、冷蔵庫10は、図面では省略されているが、4つの貯蔵室内の空気を冷却器28に戻すダクトを有しており、これらにより、空気が冷蔵庫10内を循環する。
図2は、図1のファン32の周辺を拡大した図である。ファン32は、軸流ファン(プロペラファン)であり、略円柱状のボス部34と複数枚の翼36から構成される。ダクト30は、ファン32を基準として、冷却器28からの冷気をファン32に案内する冷却器側ダクト(以下、ファン32の風上側に位置するため、「風上側ダクト」と称する。)38と、ファン32から4つの貯蔵室12、14、16、18に冷気を案内する貯蔵室側ダクト(以下、ファン32の風下側に位置するため、「風下側ダクト」と称する。)40とに分けられる。風上側ダクト38と風下側ダクト40は略円形状の開口42で連絡されている。ファン32は、開口42と対向するように風下側ダクト40側に、ファン32の回転軸44が略円形状の開口42の中心軸と略一致するように配置されている。したがって、開口42は、ファン32に冷気を案内する吸い込み口として機能している(以下、「吸い込み口」と称する。)。また、ファン32を回転させるモータ46が、風上側ダクト38側に配置されており、風上側ダクト38の内壁面に付設されているモータブラケット(図示せず)によって支持されている。
吸い込み口42の口径48は、ファン32の外径より小さくされている。これにより、冷却器28からの冷気は、ファン32中心部近傍に吸い込まれた後、翼36に沿ってファン32中心部から外周端に向かって流れる。したがって、ファン32から放出される冷気は、翼36に沿って流れるためにファン32の遠心力が加わり、静圧が高められる。
吸い込み口42は、図に示すように、ファン32の中心部、特に、翼36とボス部34の接合部近傍に冷気を導く、風上側ダクト38からファン32に向かって内径が減少していくベルマウス52形状を有するのが好ましい。これにより、冷却器28からの冷気は、ベルマウス52形状の吸い込み口42に沿って乱れの少ない縮流となり、ファン36に吸い込まれる。その結果、ファン32から発生する騒音が小さくなる。
加えて、ファン32の外周端の外側に、回転軸44方向にファン32の風上側端からファン32の奥行き途中まで伸びている、回転軸44と略同一の中心軸を有する略環状の壁(環状壁)56が、風下側ダクト40の壁面(ファン32と対向する壁面54と対向する壁面)58に立設されている。環状壁56は、ファン32から放射方向50に放出された冷気が、ファン32に誘引されて、ファン32の風上側外周端近傍に逆流するのを防止している。これにより、誘引によってファンの回転が妨害されることによるファン32を回転させるモータ46への負荷が低減される。また、環状壁56は、例えば、ファン32の奥行きの約30%の位置(ファン32の風上側端からの距離がファン32の奥行き距離の30%である位置)に、その先端(壁面54に近い端)が配置されるように立設されている。これは、ファン32の風下側外周端近傍から放出される、ファン32からの放射方向50の冷気の流れを妨害しないようにするためである。
以上の構成により、図2の点線の矢印で示すように、風上側ダクト38を介する冷却器28からの冷気は、ベルマウス52形状を有する吸い込み口42で乱流の少ない縮流に整えられてファン32の翼36とボス部34との接合部近傍に引き込まれ、続いて、翼36に沿って流れることにより、静圧が高められながらファン36の回転軸44方向の流れから放射方向50の流れに変換されてファン32から放出され、環状壁56によってファン32に逆流することなく、風下側ダクト40を介して4つの貯蔵庫12、14、16、18に向かう。
上記のファン32は、冷気を移動させるとともに、冷気の流れ方向を回転軸44方向から放射方向50に変換することができるため、冷気を、その流れ方向を90度曲げて複数に分岐する位置に設けられている。この場合、遠心ファンの使用が考えられるが、一般的に軸流ファンより翼が多い遠心ファンは、翼が多いために翼からの風切音などの発生音(騒音)が大きくなり、また、冷蔵庫のように冷気を対象とする場合、翼が多いために狭くなった複数の翼の間に着霜することがあるため適さない。したがって、本発明では、軸流ファンを使用し、ファン周りのダクトの形状を上記の形態にすることによって遠心ファンと同じ流れを形成している。それにより、本発明では、図3の風量―静圧特性図で示すように、点線100で示される遠心ファンの風量―静圧特性と、一点鎖線102で示される軸流ファンの風量―静圧特性とを平均したような、実線104で示される中間的な風量―静圧特性を有する。このような風量―静圧特性を有するファン(ファン周りのダクト形状も含む。)は、冷気を循環させ、また、循環流路が一定でない、すなわち、貯蔵室に収容される収容物によって循環流路が変化する、すなわち、高静圧と大風量の両方が要求される、二点鎖線106で示されるシステムインピーダンス(流路抵抗)を有する冷蔵庫に適する。
ファン32は、軸流ファンでも良いが、以下に示すような、改良型軸流ファンでも良く、また好ましい。
図4は、改良型軸流ファン200を回転中心線202と垂直な平面に投影した図である。図中の点線204は、投影された翼素の中点を結んで形成される線(翼素中心線)204である。翼素は、投影図上において翼の前縁206と後縁208とを結ぶ回転中心線202を中心とする円弧、例えば、円弧線210で表され、翼は無数の翼素が集まって形成される。翼素中心線204を見ると、翼素210で大きく折れ曲がっており、翼素210より中心側の翼素中心線212において、その外周側端214が中心側端216より回転方向218前方に位置している。このような翼素中心線212を有する翼218は、前進翼と呼ばれる。一方、図のように、外周側端220が中心側端214より回転方向218後方に位置している翼素中心線222を有する翼224は、後退翼と呼ばれる。従って、改良型軸流ファン200の翼は、中心側に配置された前進翼218と、外周側に配置された後退翼224とから構成されている。
改良型軸流ファン200を用いる場合、吸い込み口42の口径48(ベルマウス52形状を有する場合は、ベルマウス52形状のファン32側端部の口径)が、ファン200の回転中心線202から前進翼218の外周側端214までの距離の2倍(以下、回転中心線202から翼が折れ曲がる位置までの距離でもあるため、「折れ曲がり径」と称する。)と略一致するように、吸い込み口42(ベルマウス52形状を有する吸い込み口42)を構成する。これにより、冷却器28からの冷気は、改良型軸流ファン200の前進翼218近傍に吸い込まれた後、回転中心線202方向に流れるとともに、放射方向226に前進翼218に沿って流れ、続いて後退翼224に沿って流れていく。冷気は後退翼224に沿って流れていくため、周速が高いファン200の外周端近傍(後退翼224の外周側端近傍)で流れが剥離し難く、後退翼224の外周側端部後縁の不安定渦の発生も抑制される。その結果、軸流ファンよりも騒音が抑制されるとともに、放出される冷気の静圧も高まる。
ところで、ファン32は、風下側ダクト40のファン32と対向している壁面54に接近して配置されている。この風下側ダクト40の壁面54は、ファン32の回転軸44と略直交する方向に展開しており、ファン32から放出された冷気を放射方向50にガイドする案内板として機能する。壁面54の他に、別途、壁面54とファン32の風下端との間に、壁面54と略平行に案内板を設けることも可能である。従来、軸流ファンからの軸方向の流れを放射方向の流れに案内する場合、案内板は、軸流ファンから離れて配置される。これは、案内板がファンに近すぎると、ファンから放出された空気がファン32に逆流してくるためである。ところが、本発明では、ファン32の吸い込み口42の開口径48(ベルマウス52形状を有する場合は、ベルマウス52形状のファン32側端部の口径)をファン32の外径より小さくすることにより、翼36に沿ってファン32の中心部から外周端に向かう放射方向50の流れが促進されるとともに、回転軸44方向の流れが低減されるため、案内板(風下側ダクト40の壁面54)が接近していても、逆流が発生し難い。逆に、本発明では、案内板が接近している方が、ファン32の放射方向50に流れる冷気のガイドとなるため好ましい。
具体的に、発明者は、案内板(壁面54)とファンの風下側端との距離を変えることにより、良好な風量―静圧特性が得られる有効な距離を求めている。その一つとして、発明者は、案内板(壁面54)からファンの風下側端までの距離と風量との関係を求めた。この関係を求めるために、以下の実験を行った。
実験には、形状の異なる複数のファンと流路抵抗(圧力損失係数)の異なる複数の風路(ダクト)を用いた。各ファンにおいて、各ダクトそれぞれにおける案内板からファンの風下側端までの距離を段階的に変化させ、その都度、ファンから出力される流量を測定した。複数のファンは、上記の改良型軸流ファンであり、ファンの外径Dは、85〜150ミリメートル(mm)の範囲である。また、ファンのボス部は円柱形状であり、その円柱径(ボス径)dは、20〜35mmの範囲である。更に、折れ曲がり径D’は、50〜150mmの範囲であり、翼とボス部それぞれの風下側端は、略同一平面上に位置する、言い換えると、案内板からの距離が略等しい。
また、複数のファンの回転数Nは、500〜2500回転/分(rpm)の範囲であり、また、吸い込み口42の開口径48は折れ曲がり径D’と同一にしてある。
次に、従来から行われているファンの性能(風量―静圧特性など)を求める方法と同様に無次元風量(流量係数φ)と無次元静圧(圧力係数ψ)を求めた。また、複数のダクトの流路抵抗を表すものとして、流量係数φ、圧力係数ψ、ダクト固有の損失係数K(圧力損失の式P=KQを満たす)から、無次元損失係数ξを求めた。流量係数φ、圧力係数ψ、無次元損失係数ξを求める式を数1に示す。ρは空気密度(kg/m)、gは重力加速度(m/s)である。無次元損失係数ξが大きいダクトほど流路抵抗が大きくなる。発明者は、冷蔵庫で使用されることを考慮して、無次元損失係数ξが4〜100になるように、ダクトを形成した(損失係数Kを設定した。)。
Figure 2005291577
図5は、実験結果例の一つとして、2つのファンにおける、無次元損失係数ξと、ファンの外径Dと案内板からファンの風下側端までの距離δとの比δ/Dと、流量係数φとの関係を示す図である。図5(a)は、D=150mm、D’=100mm、d=40mm、N=1500rpmであるときの関係を示しており、図5(b)は、D=85mm、D’=60mm、d=23mm、N=2000rpmであるときの関係を示している。
図5(a)や図5(b)に示すように、2つのファンとも、流量係数φは、案内板からファンの風下側端までの距離δが小さくなるに従い、特に、δ/Dが約0.3である地点から大きく増加していく。これらの結果も含む実験結果から、発明者は、少なくともδ/Dが約0.3以下、すなわち、案内板からファンの風下端までの距離δが少なくともファンの外径の約30%以下であるときを、大量の風量を得る条件として見出した。より好ましくは、δ/Dが約0.15以下、すなわち、案内板からファンの風下端までの距離δがファンの外径の約15%以下であるときを、十分な風量を得る条件とし、更により好ましく確実に風量を得る条件としては、δ/Dが約0.05以下、すなわち、案内板からファンの風下端までの距離δがファンの外径の約5%以下であることを見出した。
このように、案内板は、ファンから放出される冷気を案内するだけでなく、案内板からファンの風下側端までの距離を適切に設定することによって風量を増加する役割も果たす。また、改良型軸流ファン以外の軸流ファンでも、同様に、風量が増加する。
更に、本発明の冷蔵庫の冷却能力を高めるために改良されたファン周りの構造を、以下に説明する。これらは、改良型軸流ファンにも実施可能である。
図6は、環状壁56の先端に、環状壁56の先端から風下ダクト40の壁面54に向かって内径が拡大していくベルマウス302形状を有する、改良されたファン32周りの構造を示す図である。環状壁56の先端がベルマウス302形状を有することにより、ファン32からの冷気の放射方向50の流れが、ベルマウス302に沿って4つの貯蔵室12、14、16、18に向かって案内されるため、ファン32から放出された冷気の圧力損失をより抑えることができる。
図7は、図6において、モータ46を風下側ダクト40に配置した、改良されたファン32周りの構造を示す図である。風上側ダクト38にモータ46が配置されていた場合に比べ、モータ46やモータブラケット(図示せず)がなくなるために風上側の流路抵抗が低くなるとともに、風下側の静圧がより高まる。
図8は、ファン32のボス部を、風上側から風下側に向かって拡大する円錐台形状ボス部304にし、ファン32と対向する風下側ダクト40の壁面54に、壁面54からファン32に向かって縮小する、ファン32の回転軸44と略一致する中心軸306を有する円錐台形部308を設けた、改良されたファン32周りの構造を示す図である。これにより、円錐台形状ボス部304に沿って流れる冷気が、緩やかに回転軸44方向の流れから放射方向50に案内されるとともに、円錐台形状ボス部304の風下側端で流れが剥離し難くなる。また、ファン32から放出された回転軸44方向に流れる冷気が、円錐台形部308の表面に沿って放射方向50に案内され、ファン32から放出された冷気の圧力損失がより低減される。
図8の改良例として、図9に示すように、円錐台形部308にモータ46を収容しても良い。それにより、モータブラケット(図示せず)が省略され、その結果、流路抵抗が減少してファン32から放出された冷気の圧力損失がさらに抑えられる。
また、環状壁は、上記のように風下側ダクト40の壁面58に必ずしも略垂直に立設される必要はなく、例えば、図10の断面図に示すように、風下側(風下側ダクト40)に向かって、放射方向外側方向に傾斜した環状壁310でも良い。この場合、ファン32から放出された冷気は、環状壁310に沿ってスムーズに放射方向50に流れることができる。
さらに、ファンの外周端は、例えば、図11に示す環状壁310に対応して、環状壁310の内側面(回転軸44側の面)と略平行な円錐台形の曲面で示される形状の外周端を有するファン312でも良い。ファン312の外径が風上側端から風下側端に向かって増加するため、ファン312から冷気に加わる遠心力も増加し、その結果、風量と静圧が増加する。
本発明に係る冷蔵庫の側面断面図である。 図1のファン周辺の拡大図である。 本発明の冷蔵庫の風量―静圧特性図を示す図である 改良型軸流ファンの投影図である。 無次元損失係数ξと、ファンの外径Dと案内板からファンの風下側端までの距離δとの比δ/Dと、流量係数φとの関係を示す図である。 環状壁にベルマウスを備えたファン周辺の拡大図である。 図6のモータ位置を改良したファン周辺の拡大図である。 図6のファンのボス形状とファンに対向する風下側ダクト壁面を改良したファン周辺の拡大図である。 図8のモータ位置を改良したファン周辺の拡大図である。 環状壁が改良されたファン周辺の拡大図である。 図10の環状壁に対応して改良されたファンとファン周辺の拡大図である。
符号の説明
10 冷蔵庫、 12 貯蔵室、 14 貯蔵室、 16 貯蔵室、 18 貯蔵室、 20 扉、 22 扉、 24 扉、 26 扉、 28 冷却器、 30 ダクト、 32 ファン、 34 ボス部、 36 翼、 38 風上側ダクト、 40 風下側ダクト、 42 吸い込み口、 44 回転軸、 46 モータ、 48 口径、 50 放射方向、 52 ベルマウス、 54 壁面、 56 環状壁、 58 壁面、 60 環状壁高さ、 62 距離、
100 遠心ファン風量―静圧特性線、 102 軸流ファン風量―静圧特性線、 104 本発明の風量―静圧特性線、 106 冷蔵庫システムインピーダンス、
200 改良型軸流ファン、 202 回転中心線、 204 翼素中心線、 206 前縁、 208 後縁、 210 翼素、 212 翼素中心線、 214 外周側端、 216 中心側端、 218 前進翼、 220 外周側端、 222 翼素中心線、 224 後退翼、 226 放射方向
302 ベルマウス、 304 ボス部、 306 中心軸、 308 円錐台形部、
310 環状壁、 312 ファン

Claims (15)

  1. 空気を冷却する冷却器と、
    上記冷却器からの冷気を貯蔵室に案内するダクトと、
    上記ダクト中に設けられた、上記冷却器から上記貯蔵室に冷気を移動させる軸流ファンと、
    上記ファンの回転軸に略直交する方向に展開する、上記回転軸と略一致する中心軸を有する、上記ファンの外径より小さい口径を有する、上記ファンに冷気を案内する吸い込み口と、
    上記ファンの上記外周端の外側に、上記回転軸方向に上記ファンの風上側端から上記ファンの奥行き途中まで伸びている、上記回転軸と略同一の中心軸を有する略環状の壁とを有することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 上記ファンの回転軸と略直交する方向に展開する、上記ファンから流れ出た冷気をガイドする案内板を有することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 空気を冷却する冷却器と、
    上記冷却器からの冷気を貯蔵室に案内するダクトと、
    上記ダクト中に設けられた、上記冷却器から上記貯蔵室に冷気を移動させる軸流ファンと、
    上記ファンの回転軸に略直交する方向に展開する、上記回転軸と略一致する中心軸を有する、上記ファンの外径より小さい口径を有する、上記ファンに冷気を案内する吸い込み口と、
    上記ファンの回転軸と略直交する方向に展開する、上記ファンから流れ出た冷気をガイドする案内板とを有することを特徴とする冷蔵庫。
  4. 上記吸い込み口が、上記ファンに向かって減少していく内径を備えるベルマウス形状を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一に記載の冷蔵庫。
  5. 上記案内板から上記ファンの風下側端までの距離が、上記ファンの外径の約30%以下にされていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一に記載の冷蔵庫。
  6. 上記案内板から上記ファンの風下側端までの距離が、上記ファンの外径の約15%以下にされていることを特徴とする請求項5に記載の冷蔵庫。
  7. 上記案内板から上記ファンの風下側端までの距離が、上記ファンの外径の約5%以下にされていることを特徴とする請求項5に記載の冷蔵庫。
  8. 上記ファンのボス部が、上記ファンの風上側から風下側に向かって拡大する円錐台形形状であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一に記載の冷蔵庫。
  9. 上記案内板に、上記ファンの上記回転軸と略一致する中心軸を有する、上記案内板から上記ファンに向かって縮小する円錐台形部が設けられていることを特徴とする請求項2〜8のいずれか一に記載の冷蔵庫。
  10. 上記ファンが、上記ファンの中心側に配置された前進翼部と、上記ファンの外周側に配置された後退翼部とから構成される翼を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一に記載の冷蔵庫。
  11. 上記吸い込み口の口径が、上記ファンの回転中心から上記前進翼の外周側端までの距離の2倍と略一致する請求項10に記載の冷蔵庫。
  12. 軸流ファンであって、
    上記ファンの回転軸に略直交する方向に展開する、上記回転軸と略一致する中心軸を有する、上記ファンの外径より小さい口径を有する、上記ファンに冷気を案内する吸い込み口と、
    上記ファンの上記外周端の外側に、上記回転軸方向に上記ファンの風上側端から上記ファンの奥行き途中まで伸びている、上記回転軸と略同一の中心軸を有する略環状の壁とを有することを特徴とする軸流ファン。
  13. 上記ファンの回転軸と略直交する方向に展開する、上記ファンから流れ出た冷気をガイドする案内板を有することを特徴とする請求項12に記載の軸流ファン。
  14. 上記ファンの回転軸に略直交する方向に展開する、上記回転軸と略一致する中心軸有する、上記ファンの外径より小さい口径を有する、上記ファンに冷気を案内する吸い込み口と、
    上記ファンの回転軸と略直交する方向に展開する、上記ファンから流れ出た冷気をガイドする案内板を有することを特徴とする軸流ファン。
  15. 上記吸い込み口が、上記ファンに向かって減少していく内径を備えるベルマウス形状を有することを特徴とする請求項12〜14のいずれか一に記載の軸流ファン。
JP2004105053A 2004-03-31 2004-03-31 送風機およびそれを用いた冷蔵庫 Expired - Fee Related JP4279186B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004105053A JP4279186B2 (ja) 2004-03-31 2004-03-31 送風機およびそれを用いた冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004105053A JP4279186B2 (ja) 2004-03-31 2004-03-31 送風機およびそれを用いた冷蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005291577A true JP2005291577A (ja) 2005-10-20
JP4279186B2 JP4279186B2 (ja) 2009-06-17

Family

ID=35324701

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004105053A Expired - Fee Related JP4279186B2 (ja) 2004-03-31 2004-03-31 送風機およびそれを用いた冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4279186B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007182901A (ja) * 2003-06-18 2007-07-19 Mitsubishi Electric Corp 送風機
WO2013069254A1 (ja) * 2011-11-10 2013-05-16 パナソニック株式会社 冷蔵庫
JP2013100973A (ja) * 2011-11-10 2013-05-23 Panasonic Corp 冷蔵庫
JP2013100974A (ja) * 2011-11-10 2013-05-23 Panasonic Corp 冷蔵庫
JP2013160462A (ja) * 2012-02-07 2013-08-19 Panasonic Corp 冷蔵庫
JP2014040966A (ja) * 2012-08-23 2014-03-06 Hitachi Appliances Inc 冷蔵庫
WO2014136997A1 (ko) * 2013-03-05 2014-09-12 엘지전자 주식회사 냉장고
CN106015031A (zh) * 2015-03-24 2016-10-12 三星电子株式会社 离心式风扇
JP2018112336A (ja) * 2017-01-10 2018-07-19 三菱電機株式会社 冷蔵庫
CN111121370A (zh) * 2018-10-30 2020-05-08 东芝生活电器株式会社 冰箱

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007182901A (ja) * 2003-06-18 2007-07-19 Mitsubishi Electric Corp 送風機
WO2013069254A1 (ja) * 2011-11-10 2013-05-16 パナソニック株式会社 冷蔵庫
JP2013100973A (ja) * 2011-11-10 2013-05-23 Panasonic Corp 冷蔵庫
JP2013100974A (ja) * 2011-11-10 2013-05-23 Panasonic Corp 冷蔵庫
CN103930740A (zh) * 2011-11-10 2014-07-16 松下电器产业株式会社 冷藏库
CN103930740B (zh) * 2011-11-10 2016-08-24 松下电器产业株式会社 冷藏库
JP2013160462A (ja) * 2012-02-07 2013-08-19 Panasonic Corp 冷蔵庫
JP2014040966A (ja) * 2012-08-23 2014-03-06 Hitachi Appliances Inc 冷蔵庫
CN105143796A (zh) * 2013-03-05 2015-12-09 Lg电子株式会社 冰箱
WO2014136997A1 (ko) * 2013-03-05 2014-09-12 엘지전자 주식회사 냉장고
CN105143796B (zh) * 2013-03-05 2017-06-23 Lg电子株式会社 冰箱
US10274243B2 (en) 2013-03-05 2019-04-30 Lg Electronics Inc. Refrigerator
CN106015031A (zh) * 2015-03-24 2016-10-12 三星电子株式会社 离心式风扇
US10465696B2 (en) 2015-03-24 2019-11-05 Samsung Electronics Co., Ltd. Centrifugal fan
JP2018112336A (ja) * 2017-01-10 2018-07-19 三菱電機株式会社 冷蔵庫
CN111121370A (zh) * 2018-10-30 2020-05-08 东芝生活电器株式会社 冰箱

Also Published As

Publication number Publication date
JP4279186B2 (ja) 2009-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9267510B2 (en) Centrifugal fan and air conditioner
JP4800631B2 (ja) 送風ファンの構造
KR100849014B1 (ko) 모터의 냉각 장치
JP2001289197A (ja) 遠心圧縮機の作動域拡大方法及び装置
KR101577875B1 (ko) 냉장고용 원심팬
EP2270338A1 (en) Blower and heat pump device using same
JP4279186B2 (ja) 送風機およびそれを用いた冷蔵庫
KR950009063B1 (ko) 축류팬용 오리피스 측판
JP2010151034A (ja) 遠心圧縮機
US20120045323A1 (en) Fan
KR20150030697A (ko) 사류 팬, 사류 송풍기 및 이를 구비한 에어컨 실내기
JP2006194245A (ja) 遠心送風機および該遠心送風機を備えた空気調和装置
JP2014231747A (ja) 軸流または斜流ファン及びこれを備えた空気調和機
JP6827531B2 (ja) プロペラファン及び空気調和装置用室外機
JPH102299A (ja) 遠心送風機
US20070286727A1 (en) Heat dissipation fan
KR100461647B1 (ko) 공기조화기용 터보팬
JP2000274912A (ja) 冷蔵庫の送風装置
CN112128124A (zh) 电子设备风冷散热轴流冷却风机
JP3128807U (ja) 風圧を向上したファンモジュール
JP3761137B2 (ja) 送風装置およびそれを用いた冷蔵庫
JP2006105156A (ja) 羽根車と、送風機と、冷蔵庫
JPH11280696A (ja) 軸流送風機
KR102585192B1 (ko) 송풍 장치
JP2008303760A (ja) 軸流送風機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061020

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20061020

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081028

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090303

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090311

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140319

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees