JP2005290165A - 無機顔料用分散剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シェアの影響による無機顔料スラリー粘度の変化が小さく、また粘度値も低くすることができる無機顔料用分散剤及びそれを含有する顔料分散組成物の提供。
【解決手段】 (A)構成モノマー単位比率が、不飽和一塩基酸/不飽和二塩基酸(モル比)=91/9〜74/26で、重量平均分子量(Mw)が25000〜60000である、不飽和一塩基酸と不飽和二塩基酸との共重合体の塩、及び(B)構成モノマー単位比率が、不飽和一塩基酸/不飽和二塩基酸(モル比)=63/37〜47/53で、重量平均分子量(Mw)が25000〜60000である、不飽和一塩基酸と不飽和二塩基酸との共重合体の塩を、(A)/(B)=50/50〜96/4(重量比)の割合で含有する無機顔料用分散剤、及びこの無機顔料用分散剤を含有する顔料分散組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は、無機顔料を水等に分散させてスラリーを得る際に好適に用いられる無機顔料用分散剤及びそれを含有する顔料分散組成物に関する。
無機顔料を水系媒体中に分散し、スラリー化するに際しては、ポリカルボン酸塩系分散剤が使用されている。例えば、アクリル酸とマレイン酸との共重合体の塩が知られているが、スラリーの高濃度化に伴い、十分な分散性能が得られなくなってきている。
特許文献1ではアクリル酸とマレイン酸との共重合モル比の異なる2種の共重合体の組み合わせにより分散性能の向上を報告している。しかしながら例えば水性塗料用途等で無機顔料スラリーをスプレーのようにシェア(剪断)のかかる状態で塗布する場合と、ハケのようにシェアのかからない状態で塗布する場合、スラリー粘度が大きく異なり(チキソトロピー性が大きい)、作業性に支障を及ぼす点が指摘されていた。
特開平8−188986号公報
本発明の課題は、シェアの影響による無機顔料スラリー粘度の変化が小さく、また粘度値も低くすることができる無機顔料用分散剤及びそれを含有する顔料分散組成物を提供することにある。
本発明は、下記の(A)成分及び(B)成分を、(A)/(B)=50/50〜96/4(重量比)の割合で含有する無機顔料用分散剤、及びこの無機顔料用分散剤を含有する顔料分散組成物を提供する。
(A)成分:
構成モノマー単位比率が、不飽和一塩基酸/不飽和二塩基酸(モル比)=91/9〜74/26で、重量平均分子量(Mw)が25000〜60000である、不飽和一塩基酸と不飽和二塩基酸との共重合体の塩
(B)成分:
構成モノマー単位比率が、不飽和一塩基酸/不飽和二塩基酸(モル比)=63/37〜47/53で、重量平均分子量(Mw)が25000〜60000である、不飽和一塩基酸と不飽和二塩基酸との共重合体の塩
本発明の無機顔料用分散剤は、シェアの影響による無機顔料スラリー粘度の変化が小さく、また粘度値も低くすることができる。
本発明の(A)成分、(B)成分それぞれの共重合体を構成する不飽和一塩基酸としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸等が挙げられるが、アクリル酸、メタクリル酸が好ましい。また、不飽和二塩基酸としては、マレイン酸無水物、マレイン酸、イタコン酸、フマル酸等が挙げられるが、マレイン酸無水物、マレイン酸、イタコン酸が好ましい。
本発明の(A)成分、(B)成分それぞれの共重合体の塩としては、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、4級アンモニウム塩、アンモニウム塩、有機アミン塩から選ばれる少なくとも1種が好ましい。
塩を構成するアルカリ金属としては、ナトリウム、カリウム、リチウム等が挙げられる。アルカリ土類金属としては、マグネシウム、カルシウム、バリウム等が挙げられる。4級アンモニウムとしては、水酸化テトラメチルアンモニウム、水酸化トリエチルメチルアンモニウム等が挙げられる。有機アミンとしては、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン等が挙げられる。
これらの中で好ましいものは、顔料の高濃度スラリーを低粘度化し、低粘度化スラリーを長期分散安定化する観点において、アルカリ金属塩であり、ナトリウム塩、カリウム塩がより好ましい。また、アンモニウム塩は電子材料等の灰分の残存を嫌う用途への使用に好ましい。
本発明の(A)成分、(B)成分それぞれの共重合体の塩の中和度又はアルカリ過剰度は、特に規定されないが、粉体成分の耐分解性、並びに耐着色性及び耐臭気性の観点から、通常それぞれ50〜120%であり、60〜110%が好ましく、75〜105%がより好ましい。
尚、中和度又はアルカリ過剰度とは、[A(塩を構成し得るフリーの塩基の当量+塩を構成している酸基の当量)/B(塩を構成し得るフリーの酸基の当量+塩を構成している酸基の当量)]×100(%)で表される。A/Bが1以下であれば中和度と表現し、A/B=1であれば中和度100%を示す。A/Bが1より大きいものはアルカリ過剰度と表現し、100%より大きい値を示す。
また、(A)成分、(B)成分それぞれの共重合体の塩の水溶液のpHは、粉体成分の耐分解性、並びに耐着色性及び耐臭気性の観点から、5〜9が好ましく、5.5〜8.5が更に好ましく、6〜8が特に好ましい。
本発明の(A)成分は、構成モノマー単位比率が、不飽和一塩基酸/不飽和二塩基酸(モル比)=91/9〜74/26であり、91/9〜80/20が好ましく、87/13〜80/20が更に好ましい。
また、本発明の(B)成分は、構成モノマー単位比率が、不飽和一塩基酸/不飽和二塩基酸(モル比)=63/37〜47/53であり、61/39〜48/52が好ましく、59/41〜50/50が更に好ましい。
本発明の(A)成分、(B)成分それぞれの重量平均分子量(Mw)は、顔料の高濃度スラリーを低粘度化し、低粘度化スラリーを長期分散安定化し、高剪断下におけるスラリーの粘度を小さく維持する観点から、25000〜60000であり、35000〜50000が好ましく、40000〜50000が更に好ましい。
尚、ここで重量平均分子量(Mw)は、実施例に記載された測定法により測定された値である。
また本発明の(A)成分、(B)成分それぞれの数平均分子量(Mn)は、顔料の高濃度スラリーを低粘度化し、低粘度化スラリーを長期分散安定化し、高剪断下におけるスラリーの粘度を小さく維持する観点から、20000〜40000であることが好ましく、25000〜38000が更に好ましく、27000〜35000が特に好ましい。また、(A)成分(B)成分それぞれのMw/Mnは3以下が好ましく、1.25〜3が更に好ましく、1.25〜2.5が特に好ましい。
本発明の分散剤は、シェアの影響によるスラリー粘度の変化が小さくなり、塗布方法の適応性(スプレーやハケのいずれの塗布方法でも対応可能)に優れる観点から、(A)成分及び(B)成分を、(A)/(B)=50/50〜96/4(重量比)の割合で含有するが、55/45〜85/15が好ましく、60/40〜80/20が更に好ましい。
本発明の分散剤は、顔料の高濃度スラリーを低粘度化し、低粘度化スラリーを長期分散安定化し、高剪断下におけるスラリーの粘度を小さく維持する観点から、カルシウムイオン80mg/L存在下でのクレー分散能は15%以上50%未満が好ましく、20〜45%が更に好ましい。また、マグネシウムイオン21mg/L存在下でのクレー分散能は46%以上60%未満が好ましく、46〜59%が更に好ましい。カルシウムイオン捕捉能は270mgCaCO3/g以上380mgCaCO3/g未満が好ましく、290〜379mgCaCO3/gが更に好ましい。
尚、本発明でいう「クレー分散能」及び「カルシウムイオン捕捉能」は、実施例に記載された測定法により測定されるものであり、無機顔料用分散剤の特性の指標として用いられる値である。
本発明の分散剤中の(A)成分と(B)成分の合計含有量は、顔料の高濃度スラリーを低粘度化できる範疇において、90〜100重量%が好ましく、95〜100重量%が更に好ましい。本発明の分散剤は、(A)成分及び(B)成分以外に未反応の不飽和一塩基酸、不飽和二塩基酸等を含有していてもよい。
本発明の(A)成分及び(B)成分の製造法は特に限定されないが、例えば以下に示す方法で製造することができる。
不飽和二塩基酸及びイオン交換水を不飽和二塩基酸の濃度が37重量%以上となるように反応容器に仕込み、75℃に加熱後、NaOH水溶液を不飽和二塩基酸の仕込量の2倍のモル数で仕込み、不飽和二塩基酸のNa塩とする。次に約100℃まで加熱した後、この温度で不飽和一塩基酸水溶液を、不飽和一塩基酸/不飽和二塩基酸(モル比)が、上記範囲となるように、また過酸化水素水溶液を過酸化水素が不飽和一塩基酸と不飽和二塩基酸の全仕込みモル数に対して17〜50モル%となるように、それぞれを3〜5時間かけて滴下し重合反応を行う。滴下終了後、100℃で1〜10時間熟成する。反応終了後、約60℃に冷却し、pHが8〜9となるようにアルカリ水溶液を仕込み、不飽和一塩基酸−不飽和二塩基酸共重合体のNa塩とする。
本発明において対象となる無機顔料は、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、リン酸亜鉛、クレー、ベントナイト、サチンホワイト、亜鉛華、ベンガラ、フェライト、酸化チタン、アルミナ、酸化マグネシウム、タルク、ホワイトカーボン、セメント、石膏、カーボンブラック、チタン酸塩、珪酸塩等が挙げられ、炭酸カルシウムや、チタン酸バリウム等のチタン酸塩が好ましい。
具体的には、本発明の分散剤は、軽質炭酸カルシウム製造工程用、炭酸カルシウム湿式粉砕用、紙コーティング塗料用、フェライト製造工程用又はチタン酸バリウム等の電子材料用の分散剤として有効である。また、アルミナ等のセラミック用顔料に対しても有効である。
本発明の分散剤は、塗工紙用、電子材料用又はセラミック用等の顔料分散組成物を得る際に有効に用いることができ、特に塗工紙用として用いることが好ましい。顔料分散組成物は、本発明の分散剤を用いて無機顔料の粉体、粉体の原鉱石又は粗粒子等を水系媒体中に分散させることにより得ることができる。水系媒体としては水、あるいは水と、エチルアルコール、エチレングリコール等の水溶性有機溶媒との混合溶液が挙げられ、好ましくは水である。
顔料分散組成物中の顔料の含有量は、特に規定されないが、乾燥効率を向上し、生産性を高める観点から、50重量%以上が好ましく、50〜85重量%がより好ましく、65〜85重量%が特に好ましい。また、顔料分散組成物中の本発明の分散剤の含有量は特に規定されないが、無機顔料100重量部に対して通常0.01〜10重量部が好ましく、0.05〜6重量部がさらに好ましく、0.05〜5重量部が特に好ましい。
本発明の分散剤を使用して、顔料分散組成物を得る方法としては、通常のスラリー化方法が用いられる。例えば分散剤を溶解した水溶液に顔料を添加して撹拌、混合する方法、顔料に水と分散剤を加えて撹拌、混合する方法等が挙げられる。撹拌、混合する方法としては、例えば高速ディスパー、ホモミキサー、ボールミル等一般に用いられる撹拌装置を使用することができる。
また、顔料の鉱石又は粗粒子を粉砕と同時にスラリー化する場合には、顔料の鉱石又は粗粒子に水と分散剤を添加して、粉砕と同時にスラリー化する方法等が挙げられる。粉砕と同時にスラリー化する方法としてはビーズミル等一般に用いられる湿式粉砕機を使用することが出来る。
本発明において、シェアの影響によるスラリー粘度の変化を検討する方法としてTI値(チキソトロピック・インデックス)がある。これは調製したスラリーを一定の温度でB型粘度計にてスラリー粘度を測定するが、その際粘度計のローター回転速度を6rpmと60rpmでそれぞれ測定し、以下の式で算出するものである。
TI値=(6rpmで測定時の粘度)/(60rpmで測定時の粘度)
60rpmで測定時の粘度の方がシェアがかかる状態であり、TI値が小さい程シェアの影響によるスラリー粘度の変化が少なくなる。TI値は3以下が好ましく、1〜2.5が更に好ましい。
本発明の顔料分散組成物においては、TI値が小さい、即ちスラリー粘度の変化が小さい。このような格別顕著に優れた効果を発現する理由は定かではないが、シェアの影響を受けることなくスラリー粘度の変化が小さいという観点においては、おそらく無機顔料に対し、(A)成分は表面電位の付与による静電斥力の向上に、(B)成分は吸着力の向上にそれぞれ寄与していることに基づくものと考えられる。
以下の例において、無機顔料用分散剤の物性は以下の方法で測定した。
<重量平均分子量>
GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)により、下記条件で測定した。
カラム:TSK PWXL+G4000PWXL+G2500PWXL(いずれも東ソー株式会社製)
カラム温度:40℃
検出器:RI又はUV(210nm)
溶離液:0.2mol/L リン酸緩衝液/アセトニトリル(9/1)
流速:1.0mL/min
注入量:0.1mL
標準:ポリエチレングリコール
<クレー分散能>
下記の手順で行った。尚、塩化カルシウム・2水和物を用いた方法がカルシウムイオン80mg/L存在下でのクレー分散能を、また塩化マグネシウム・6水和物を用いた方法がマグネシウムイオン21mg/L存在下でのクレー分散能を示す。
1) グリシン67.56g、塩化ナトリウム52.6g及び1N−NaOH水溶液60mLにイオン交換水を加えて600gとしたグリシン緩衝液を調製する。
2) 塩化カルシウム・2水和物0.3268g又は塩化マグネシウム・6水和物0.1937gと、1)の調製液60gにイオン交換水を加えて1000gとし、分散液を調製する。
3) 0.1重量%(固形分換算)無機顔料用分散剤水溶液を20g調製する。
4) 試験管にJIS試験用粉体1,8種(関東ローム,微粒:日本粉体工業技術協会)のクレー0.3gを入れ、2)の調製液27gと3)の調製液3gを添加する。
5) 試験管をパラフィルムで密封した後、試験管を振り、試験管の底に塊がなくなったのを確認してから、試験管を上下に20回振る。
6) 5)の試験管を直射日光のあたらない所に20時間静置する。
7) 20時間後、分散液の上澄み5mLをホールピペットで20mLのスクリュー管に採取する。
8) UV分光器で透過率(T%)を測定する(波長380nm、1cmセル)。
100からT%の値を差し引いた値をクレー分散能(濁度)とする。
<カルシウムイオン捕捉能>
1) カルシウムイオン標準水溶液を調製する。
0.01mol/Lカルシウムイオン水溶液:塩化カルシウム二水和物1.4701gをイオン交換水1kgに溶解したもの
0.001mol/Lカルシウムイオン水溶液:上記0.01mol/Lカルシウムイオン水溶液100gにイオン交換水を加えて1kgにしたもの
0.0001mol/Lカルシウムイオン水溶液:上記0.001mol/Lカルシウムイオン水溶液10gにイオン交換水を加えて100gにしたもの
2) 100mLビーカーに無機顔料用分散剤を固形分換算で10mg及び0.001mol/Lのカルシウムイオン水溶液50gを加える。
3) 1)の各水溶液50gと2)の水溶液をマグネチックスターラーで撹拌する。
4) 3)の各水溶液にpHが9〜11になるように4.8重量%NaOH水溶液を加える。
5) 4)の各水溶液に、4M−KCl水溶液を1mL加える。
6) オリオン社製イオンアナライザーEA920を用いて、オリオン社製カルシウムイオン電極93−20によりカルシウムイオン量を測定する。
7) 検量線から無機顔料用分散剤により捕捉されたカルシウムイオン量を測定し、分散剤の固形分1g当たりの捕捉量を炭酸カルシウム換算のmg数で表し、その値をカルシウムイオン捕捉能とする。
製造例1
攪拌機、温度計、還流冷却管、窒素導入管、滴下ロートを備えた反応容器に、マレイン酸無水物49.0g及びイオン交換水54.3gを仕込み、75℃に加熱後、30重量%NaOH水溶液133.3gを滴下し、マレイン酸Na塩水溶液とした。次に窒素気流下で100℃まで加熱した後、この温度を維持しながら、80重量%アクリル酸水溶液225.3g及び35重量%過酸化水素水溶液109.3gをそれぞれ別の滴下ロートから3時間かけて滴下し重合反応を行った。滴下終了後、100℃で7時間熟成し重合反応を完結させた。反応終了後、冷却し、約60℃を保持しながらpHが6〜8となるように30重量%NaOH水溶液で中和して、アクリル酸―マレイン酸共重合体のナトリウム塩を得た。これを共重合体A1という。
製造例2
表1に示すモノマーを用い、製造例1と同様にして共重合体A2〜A13を得た。
製造例1〜2で得られた共重合体A1〜A13のモノマー組成、重量平均分子量(Mw)、数平均分子量(Mn)及びMw/Mnをまとめて表1に示す。尚、共重合体A1〜A8,A10,A11及びA13が本発明の(A)成分である。
Figure 2005290165
製造例3
攪拌機、温度計、還流冷却管、窒素導入管、滴下ロートを備えた反応容器に、マレイン酸無水物149.6g及びイオン交換水261.8gを仕込み、75℃に加熱後、30重量%NaOH水溶液231.4gを滴下し、マレイン酸Na塩水溶液とした。次に窒素気流下で100℃まで加熱した後、この温度を維持しながら、80重量%アクリル酸水溶液172.1g及び35重量%過酸化水素水溶液30.3gをそれぞれ別の滴下ロートから3時間かけて滴下し重合反応を行った。滴下終了後、100℃で7時間熟成し重合反応を完結させた。反応終了後、冷却し、約60℃を保持しながらpHが6〜8となるように30重量%NaOH水溶液で中和して、アクリル酸―マレイン酸共重合体のナトリウム塩を得た。これを共重合体B1という。
製造例4
表2に示すモノマーを用い、製造例3と同様にして共重合体B2〜B13を得た。
製造例3〜4で得られた共重合体B1〜B13のモノマー組成、重量平均分子量(Mw)、数平均分子量(Mn)及びMw/Mnをまとめて表2に示す。尚、共重合体B1〜B9及びB13が本発明の(B)成分である。
Figure 2005290165
実施例1
製造例で得られた共重合体A1〜A13と共重合体B1〜B13とを、表3に示す割合で配合し、本発明の分散剤1〜8及び比較分散剤1〜6を得た。
得られた分散剤のカルシウムイオン又はマグネシウムイオン存在下でのクレー分散能、及びカルシウムイオン捕捉能をまとめて表3に示す。
Figure 2005290165
実施例2
ディスポビーカー300mLに平均粒径が0.4μmの酸化チタン148g、及びスラリー濃度が75重量%になるようにイオン交換水と、分散剤1〜8又は比較分散剤1〜6(酸化チタン100重量部に対して1重量部)を仕込んだ後、特殊機化工業株式会社製のホモディスパーで攪拌(2500rpm×2分間)し、スラリー(顔料分散組成物)を調製した。得られたスラリーを株式会社東京計器製のB型粘度装置を用いて25℃におけるB粘度をローターの回転速度6rpm、60rpmでそれぞれ1分後に測定した。また得られた粘度値からTI値を算出した。結果を表4に示す。実施例においては、ローターの回転速度6rpm及び60rpmで測定したときのスラリー粘度の値は共に低く、かつ、TI値が3以下であり、良好な顔料分散組成物が得られていることがわかる。
Figure 2005290165

Claims (6)

  1. 下記の(A)成分及び(B)成分を、(A)/(B)=50/50〜96/4(重量比)の割合で含有する無機顔料用分散剤。
    (A)成分:
    構成モノマー単位比率が、不飽和一塩基酸/不飽和二塩基酸(モル比)=91/9〜74/26で、重量平均分子量(Mw)が25000〜60000である、不飽和一塩基酸と不飽和二塩基酸との共重合体の塩
    (B)成分:
    構成モノマー単位比率が、不飽和一塩基酸/不飽和二塩基酸(モル比)=63/37〜47/53で、重量平均分子量(Mw)が25000〜60000である、不飽和一塩基酸と不飽和二塩基酸との共重合体の塩
  2. (A)成分及び(B)成分の数平均分子量(Mn)が、それぞれ20000〜40000であり、Mw/Mn≦3である請求項1記載の無機顔料用分散剤。
  3. カルシウムイオン80mg/L存在下でのクレー分散能が15%以上50%未満、マグネシウムイオン21mg/L存在下でのクレー分散能が46%以上60%未満であり、カルシウムイオン捕捉能が270mgCaCO3/g以上380mgCaCO3/g未満である請求項1又は2記載の無機顔料用分散剤。
  4. 不飽和一塩基酸がアクリル酸及びメタクリル酸から選ばれる少なくとも1種である請求項1〜3いずれか記載の無機顔料用分散剤。
  5. 不飽和二塩基酸がマレイン酸無水物、マレイン酸及びイタコン酸から選ばれる少なくとも1種である請求項1〜4いずれか記載の無機顔料用分散剤。
  6. 請求項1〜5いずれか記載の無機顔料用分散剤を含有する顔料分散組成物。
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