JP2005289847A - 血糖値上昇抑制剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 飲食品の摂取による血糖値の上昇を効果的に抑制することができ、健康な人が肥満予防として血糖をコントロールすることが容易となり、ひいては糖尿病に代表される生活習慣病の予防、発症を抑えることができる血糖値上昇抑制剤を提供する。
【解決手段】 難消化性デキストリン(ファイバーソル2、松谷化学工業社製、難消化性デキストリン90%含有);400g、L−アラビノース含有シロップA;102gを水に溶解し、1400mLとした。これを90℃に加熱しながら、噴霧乾燥機の流動層内に噴霧し、噴霧乾燥を行ない、粉末;423g(水分3.5%)して得られる血糖値上昇抑制剤。
【選択図】 なし

Description

本発明は、難消化性デキストリンとL−アラビノースを含有する血糖値上昇抑制剤および該血糖値上昇抑制剤を含有する組成物、ならびに、該血糖値上昇抑制剤あるいは該組成物を摂取することで血糖値の上昇を抑制する方法に関するものである。
近年、食生活は豊かになった一方で、過剰栄養、偏食や運動不足が深刻化し、肥満に代表される生活習慣病は増加の一途をたどっている。このような社会的背景から、糖尿病患者、糖尿病予備軍のみならず、健康な人が肥満予防として血糖をコントロールすることが、ごくあたりまえになってきている。
糖尿病と診断された人(糖尿病患者)では、その症状に応じて、インスリンの投与や、インスリン分泌促進薬(トルブタミド、クロルプロパミド等)、グルコース(ぶどう糖)取込促進薬(塩酸ブホルミン等)、インスリン抵抗性改善薬(塩酸ピオグリタゾン等)、二糖水解酵素阻害薬(アカルボース、ボグリボース等)等の医薬品が処方されるものの、健康な人や糖尿病予備軍の人が血糖のコントロールを目的として服用することは困難であり、また、危険でもある。
難消化性デキストリンは、澱粉由来の水溶性食物繊維であり、整腸作用、血清脂質改善作用、血糖値上昇抑制作用等を有することから、近年、特定保健用食品等の機能性食品用原料として大いに利用されている素材である。この血糖値上昇抑制作用はシュクロースや澱粉、アミロース、アミロペクチン、マルトースの消化(加水分解)により生じたグルコースの吸収抑制ならびにインシュリン分泌の緩徐化により現されていることが解明されている(例えば、非特許文献1参照)が、その血糖値上昇抑制効果は、ぶどう糖食(うどん定食)摂取時において、10〜20%程度の抑制しか示さず、強いものではなかった(例えば、非特許文献2参照)。
一方、L−アラビノースは、シュクロース(砂糖)に近い味質を持ち、難吸収性を示すノンカロリーの糖質である。自然界では、高等植物のヘミセルロース中にアラビナン、アラビノキシラン等多糖体の構成糖等として存在している。また、単糖の状態で微量ではあるが味噌や酒等の発酵食品、インスタントコーヒー等に含まれている。
L−アラビノースは、シュクロース等の二糖類の加水分解酵素を阻害する活性(α−グルコシダーゼ阻害活性)を有することから、シュクロース等摂取時の血糖値の上昇を抑制するという効果が知られており(例えば、非特許文献3参照)、その強度は、シュクロースに対し3重量%のL−アラビノースを同時摂取することで、シュクロース単独負荷時の血糖値上昇を40〜60%抑制するものである。よって、特定保健用食品等の機能性食品用原料として、粉末やシロップの形態での利用が期待されている。しかしながら、その作用は主としてシュクロースの加水分解阻害に働くものであり、一般的なぶどう糖源である米、小麦粉等に含まれる澱粉、アミロース、アミロペクチン、マルトース等に対するα−グルコシダーゼ阻害活性は強いものではなかった。
また、L−アラビノースと食物繊維を含有するダイエット食品及び糖尿病用食品が知られている。これは、L−アラビノースとともに食物繊維を配合させることにより食後の血糖値上昇抑制効果が増強されることを記載している(特許文献1参照)。しかし、ここで開示されている実施例は、食品としてはクッキーのみで、酵素処理オレンジファイバーを使ったものであり、食物繊維を酵素処理する必要があった。酵素処理により食物繊維自体も分解を受けるなど、含量比率の調整が困難な上、酵素処理のコストがかさむなど、多様な食品に用いることが難しいという問題があった。このため、通常の食事後でも、多様な食品に用いることが可能で十分な血糖値上昇抑制効果を有する血糖値上昇抑制が望まれていた。
日本内分泌学会誌、Vol.68,p.623−635(1992) 健康・栄養食品研究、Vol.2,No.1,52−56(1999) J.Appl.Glucosci.,Vol.46,No.2,p.159−165(1999) 特開2002−136272号公報
したがって本発明は、砂糖や澱粉質等の糖質の経口摂取による血糖値の上昇を抑制する効果を十分に発現させ、糖尿病の予防、耐糖能障害の予防を行なうことができる血糖値上昇抑制剤および該血糖値上昇抑制剤を含有する組成物、それらの製造方法、ならびに、該血糖値上昇抑制剤あるいは該組成物を摂取することで血糖値の上昇を抑制する方法を提供するものである。
本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意検討を行なった結果、難消化性デキストリンとL−アラビノースを併用すると、それぞれを単独で摂取、機能を発現させた場合と比較して、砂糖や澱粉質等の糖質の経口摂取による血糖値の上昇を抑制する効果が相乗的に発現されることを見出し本発明に至った。
すなわち本発明の第一は、難消化性デキストリンとL−アラビノースを含有することを特徴とする血糖値上昇抑制剤を要旨とするものであり、好ましくは、L−アラビノースが、難消化性デキストリンに対して、0.1〜25質量%の割合で含有するものである。
本発明の第二は、前記の血糖値上昇抑制剤を含有することを特徴とする組成物を要旨とするものであり、好ましくは、血糖値上昇抑制剤が、組成物の総質量に対して、0.5〜100質量%の割合で含有するものであり、また、好ましくは、組成物が、医薬品、飲食物である組成物である。
本発明の第三は、前記の血糖値上昇抑制剤又は前記の組成物を摂取することを特徴とする血糖値上昇抑制方法を要旨とするものである。
本発明によれば、砂糖や澱粉質等の糖質を含む飲食品を経口摂取する際に、難消化性デキストリンとL−アラビノースを含有する血糖値上昇抑制剤や該血糖値上昇抑制剤を含有する組成物を予め、同時、あるいは摂取後に摂取することで、飲食品の摂取による血糖値の上昇を効果的に抑制することができ、健康な人が肥満予防として血糖をコントロールすることが容易となる。すなわち、家庭において血糖をコントロールすることにより肥満を予防することが可能となり、引いては、糖尿病に代表される生活習慣病の予防、発症を抑えることができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明で用いられる難消化性デキストリンは、その形態は問わず、粉末でも水溶液でもよく、難消化性デキストリンを含有していればよい。その製造方法も特に限定されない。例えば(1)澱粉に少量の無機酸を添加して粉末状態で加熱して得られる焙焼デキストリンをα−アミラーゼで加水分解し、イオン交換カラムクロマトグラフ法等により精製する。(2)(1)の工程で得られたものを、さらにグルコアミラーゼで加水分解し、イオン交換カラムクロマトグラフ法等により精製する等の方法で得られる(詳細は、「澱粉化学」,37(2),107-114(1990)等を参照)。このようにして得られた難消化性デキストリン含有物は、通常、難消化性デキストリンを30重量%以上含んでおり、本発明において有効に用いられる。
また、本発明で用いられる難消化性デキストリンの原料としては、特に限定されないが、例えばとうもろこし、馬鈴薯、甘薯、タピオカ、小麦、大麦、米等の澱粉が挙げられる。
このような難消化性デキストリンの具体例としては、パインファイバーC(商品名、松谷化学工業社製)や、パインファイバー(同)、ファイバーソル2(同)が挙げられる。
次に、本発明で用いられるL−アラビノースは、特に限定されず、例えば、一般に市販されている粉末、結晶状態のものや、水溶液(シロップ)、半晶出のスラリー状のものでもよく、L−アラビノースを含有していればよい。
本発明で用いられるL−アラビノースも、その製造方法は問わない。例えば(1)L−アラビノースをヘミセルロースの構成糖として含有する植物体よりアルカリ抽出により得られたヘミセルロースを酸加水分解あるいは酵素分解することにより得られた粗糖液を、イオン交換カラムクロマトグラフ法等により精製する。(2)(1)の工程で得られたものを、濃縮、冷却により結晶化する。(3)(1)の工程で得られたものを、酵母等の微生物により処理する等の方法で得られたものは、通常、L−アラビノースを55〜90%含むものであり、このL−アラビノース含有物は本発明において有効に用いられる(詳細は、特表2001−514018号公報、特開2002−95491号公報、特開2002−209597号公報などを参照)。
また、本発明で用いられるL−アラビノースをヘミセルロースの構成糖として含有する植物体としては、特に限定されないが、例えば、みかん、りんご、ビート、大豆、とうもろこし、米、小麦等のほか、これらの残渣であるオレンジファイバー、みかんジュース粕、アップルファイバー、りんごジュース粕、ビートファイバー、ビートパルプ、大豆粕、とうもろこし粕、コーンファイバー、米糠、小麦ふすま等の副産物が挙げられる。
本発明の血糖値上昇抑制剤は、難消化性デキストリンとL−アラビノースを含有するものである。その際、難消化性デキストリンと、難消化性デキストリンに対して0.1〜25重量%、好ましくは1〜18重量%、さらに好ましくは3〜15重量%のL−アラビノースを配合するのが望ましい。難消化性デキストリン及びL−アラビノースの量は、後述する定量方法により測定された値である。
本発明の血糖値上昇抑制剤を製造するには、特にその製造方法は問わない。例えば(1)所定量の難消化性デキストリン含有物とL−アラビノース含有物を一旦水に溶解し、噴霧乾燥する。(2)所定量の難消化性デキストリン含有物を熱風中に流動させ、所定量のL−アラビノースを含有するL−アラビノース含有物の水溶液を噴霧し乾燥する。(3)所定量の難消化性デキストリン含有物に所定量のL−アラビノースを含有するL−アラビノース含有物の水溶液を添加し、造粒、乾燥する。(4)(1)〜(3)の方法で得られた粉末、顆粒をそのまま打錠、あるいはカプセルに封入する等の方法が挙げられる。これらの方法により得られた該血糖値上昇抑制剤は、粉末、顆粒、錠剤、カプセル剤等の形態をとっている。
この血糖値上昇抑制剤には、ダイエット素材、甘味料、酸味料、増粘剤、香料、保存料、ビタミン類などの食品素材を配合させることが可能で、各種の食品、ドリンク類に配合することも可能である。ダイエット素材としては、例えば膨満感をもたせる素材としてはサイリウム、グルコマンナン、その他の食物繊維素材を挙げることができ、糖吸収抑制剤や糖代謝促進剤としてはギムネマ、桑葉、グァバ葉、サラシア、小麦アルブミン、ヤーコン、ニガウリ、タマリンド、白インゲン豆、カシアなど及びこれらのエキス、豆鼓エキスやポリフェノール類を挙げることができ、脂肪吸収抑制剤や体脂肪燃焼促進剤としては、キトサン、ガルシニア、カルニチン、共役リノール酸、コレウスフォルスコリ、マテ、シトラスアランチウム、赤ショウマ、カプサイシンなど及びこれらを含有するエキスなどを挙げることができる。甘味料としては、スクラロース、アセスルファムK、アスパルテーム、ステビア、サッカリン、ソーマチン、グリシン、羅漢果などの高甘味度甘味料、ソルビトール、マンニトール、キシリトール、エリスリトール、ラクチトール、マルチトールなどの糖アルコール、フラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、乳菓オリゴ糖、キシロオリゴ糖などのオリゴ糖類、さらにはトレハロース、パラチノース、異性化糖などの単糖類及び二糖類などを例として挙げることができる。
本発明の第二は、上記した血糖値上昇抑制剤を含有する組成物であり、その際、該血糖値上昇抑制剤を組成物の総重量に対して0.5〜100重量%、好ましくは1〜100重量%、さらに好ましくは3〜100重量%の割合で配合するのが望ましい。本発明の組成物を製造するには、特にその製造方法は問わない。また、本発明の用途は、医薬品あるいは飲食物などが考えられ、それらの用途に応じた形態とすればよい。例えば(1)所定量の該血糖値上昇抑制剤をそのまま粉末、顆粒、錠剤、カプセル剤等といった形態で医薬品、健康補助食品、サプリメントとする。(2)所定量の該血糖値上昇抑制剤を種々の原料と混合して、粉末調味料や即席茶、即席味噌汁、即席スープ等の粉末飲料とする。(3)所定量の該血糖値上昇抑制剤を種々の飲料等の原料に溶解、混合して、缶飲料、ペットボトル飲料等の飲料とする。(4)所定量の該血糖値上昇抑制剤を種々の飲料等の原料に溶解、混合したものを、さらに凍結乾燥、噴霧乾燥等により固化、粉末化して、粉末調味料や即席茶、即席味噌汁、即席スープ等の固形飲料とする。(5)所定量の該血糖値上昇抑制剤を種々の原料と混合、加工、調理して、レトルト食品、冷凍食品、和菓子、洋菓子、パン類、シリアル類、麺類等の食品とする等の製造方法、形態が挙げられる。
本発明の第三は、本発明の第一の血糖値上昇抑制剤又は本発明の第二の組成物を摂取することによる血糖値上昇抑制方法である。本発明の血糖値上昇抑制方法を有効に利用するには、砂糖や澱粉質等の糖質を含む飲食品を経口摂取する際に、1食分(食事、間食)あたり1〜30g、好ましくは2〜20g、さらに好ましくは3〜10gの該血糖値上昇抑制剤、あるいは、相当量の該血糖値上昇抑制剤を含有する組成物を摂取するのが望ましい。また、本発明の血糖値上昇抑制方法を有効に利用するには、砂糖や澱粉質等の糖質を含む飲食品を経口摂取する際に、予め、同時、あるいは摂取後に摂取するのが望ましい。その時間帯は特に限定されないが、飲食物摂取の1時間前〜30分後、好ましくは30分前〜20分後、さらに好ましくは15分前〜10分後に摂取すると、本発明の血糖値上昇抑制方法を有効に利用することができる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
参考例1〔難消化性デキストリンの定量方法〕
難消化性デキストリンを含有している試料1gを量り取り、0.05Mりん酸緩衝液(pH6.0)50mLを添加し、α−アミラーゼ(ノボ・ノルディスク・バイオインダストリー社製;ターマミル120L(あるいは相当品)、力価;120KNU/g)0.1mLを添加し、95℃で30分間反応させる。冷却後、pH4.5に調整しアミログルコシダーゼ(シグマ社製;No.A−3042(あるいは相当品)、力価;5000U/mL)0.1mLを添加し60℃で30分間反応させた後、90℃まで昇温し反応を停止させる。停止後、反応液に水を添加し100mLまで希釈し、ピラノース・オキシダーゼ法(詳細は、特開平11−236401号公報を参照)によりグルコース量(B)(g)を求め、反応前の試料についても同様にグルコース量(A)(g)を求め、次式により試料中の難消化性デキストリン含量(%)を算出する(特開平6−166622号公報参照)。
難消化性デキストリン含量(%)={1−A−(B−A)×0.9}×100
A=反応前のグルコース量(g)
B=反応後のグルコース量(g)
参考例2〔L−アラビノースなどの糖質の定量方法〕
難消化性デキストリンやL−アラビノースを含有する試料1gを水に溶解し、100mLとし、定量用試料とする。高速液体クロマトグラフシステム(カラム;バイオラッド製イオン交換カラム、ミネックスHPX−87H、φ×300mm、カラム温度;60℃、移動相;0.005規定硫酸、流速;0.6mL/分、検出;示差屈折率)に定量用試料10μLを注入し、別途用意した標準試料(5、10、20g/L)の測定結果より作成した検量線を用いて、糖質の定量(C)(g/L)を行ない、次式により試料中の糖質の含量(%)を算出する。
糖質含量(%)={(C×0.1)÷1}×100
C=定量用試料中の各糖質の濃度(g/L)
参考例3〔L−アラビノース含有シロップAの調製〕
ビートパルプ4.5Kg(カーギル社製、水分11%)に水22.5Lを加えて、100℃、3時間の熱処理を行なった。処理後、さらに22.5Lの水を添加し、45℃まで放冷した後、L−アラビノース遊離酵素としてスミチームPX(新日本化学工業社製ペクチナーゼ、液体、ペクチナーゼ活性5000ユニット/g、アラバナーゼ活性80ユニット/g含む)67.5gを添加し、L−アラビノースを遊離させた。反応後スラリーを濾布を用いて圧搾濾過し、得られた反応液を遠心分離にかけ、不溶物のない粗糖液43Lを得た。これをロータリーエバポレータにて10Lまで濃縮し、限外濾過膜(旭化成工業社製SIP3013、分画分子量6000)に通した後、カチオン交換カラム(三菱化学社製PK216、H+型、φ135×280mm、4L)、アニオン交換カラム(三菱化学社製WA30、OH−型、φ135×490mm、7L)、混床カラム(三菱化学社製PK216、H+型、0.5L、同PA412、OH−型、1L、φ135×105mm、計1.5L)に順次通し、脱塩を行なった。得られた精製糖液40Lに粉末活性炭(武田薬品工業社製カルボラフィン)1Kgを添加し、60℃に保温しながら30分間処理した後、珪藻土濾過により活性炭を除去し、さらにロータリーエバポレータにて2Lまで濃縮、ポアサイズ0.45μmのフィルタで除菌濾過を行ない、L−アラビノース1.1Kg、他の糖質0.5Kgを含有する水溶液3.1Kgを得、L−アラビノース含有シロップA(アラビノース35.5wt%含有)とした。
参考例4〔L−アラビノース含有粉末Bの調製〕
参考例3にて得られたL−アラビノース含有シロップA;900g(715mL)をロータリーエバポレータにて濃縮し、725g(540mL)とした。そこへエタノール5.4mLを添加し、20℃恒温槽内に3日間放置した。析出してきた結晶を吸引濾過により回収、風乾し、L−アラビノース含有結晶200gを得た。乳鉢にて粉砕し、L−アラビノース176gを含有する粉末190gを得、L−アラビノース含有粉末B(アラビノース92.6wt%含有)とした。
実施例1〔血糖値上昇抑制剤Aの調製〕
ファイバーソル2(松谷化学工業社製、難消化性デキストリン90%含有);400g、L−アラビノース含有シロップA;102gを水に溶解し、1400mLとした。これを90℃に加熱しながら、噴霧乾燥機の流動層内に噴霧し、噴霧乾燥を行ない、粉末;423g(水分3.5%)を得た。このようにして得られた血糖値上昇抑制剤Aは粉末の形態を示し、難消化性デキストリン含量は76.1%、L−アラビノース含量は7.8%(10.2%対難消化性デキストリン)であった。
実施例2〔血糖値上昇抑制剤Bの調製〕
ファイバーソル2(松谷化学工業社製、難消化性デキストリン90%含有);400g、L−アラビノース含有粉末B;40gに水15mLを添加し、よく混合した。これを押出造粒装置(スクリーン孔径;0.8mm)にかけ造粒を行なった。得られた湿顆粒を流動層乾燥機内で加熱風乾(60℃)し、乾燥顆粒;398g(水分0.5%)を得た。このようにして得られた血糖値上昇抑制剤Bは顆粒の形態を示し、難消化性デキストリン含量は81.2%、L−アラビノース含量は8.5%(10.5%対難消化性デキストリン)であった。
実施例3〔血糖値上昇抑制剤C1〜3の調製〕
ファイバーソル2(松谷化学工業社製、難消化性デキストリン90%含有);400gにL−アラビノース含有粉末B;90g、40gあるいは5gと水15mLをそれぞれ添加し、攪拌造粒装置にかけ造粒を行ない、得られた湿顆粒を流動層乾燥機内で加熱風乾(60℃)し、乾燥顆粒(水分0.5%)を得た。これを直接粉末圧縮法により製錠して、1錠あたり0.5gの錠剤;375g(750錠)を得た。このようにして得られた血糖値上昇抑制剤C1の難消化性デキストリン含量は73.2%、L−アラビノース含量は16.8%(23.1%対難消化性デキストリン)、C2の難消化性デキストリン含量は81.4%、L−アラビノース含量は8.5%(10.4%対難消化性デキストリン)、C3の難消化性デキストリン含量は88.4%、L−アラビノース含量は1.2%(1.3%対難消化性デキストリン)であった。
実施例4〔血糖値上昇抑制効果の確認;ラット〕
Wistarラット、8週齡、雄性、5匹×4群について、実施例1にて得られた血糖値上昇抑制剤A(粉末タイプ)の効果を観察した。試験前日より絶食させたラットについて、試験当日午前9時に空腹時血糖値を測定(キッセイ薬品工業社製、簡易血糖測定システム、フリースタイルキッセイ)した。測定後、蔗糖を体重1kgあたり2g、血糖値上昇抑制剤Aを体重1kgあたり0.8gとなるように強制投与し、投与後20、40、60、90、120分後に尾静脈より採血し、血糖値の変化を観察した。また、比較例として、蔗糖のみを体重あたり2g投与した群(比較例1)、蔗糖を体重あたり2g、難消化性デキストリンを体重あたり0.675g投与した群(比較例2)、蔗糖を体重あたり2g、L−アラビノース含有シロップAを体重あたり0.17g(L−アラビノースとして0.06g)投与した群(比較例3)を設け、実施例4との比較を行なった。各群の平均血糖値の結果を表1に示した。
Figure 2005289847
表より、血糖値上昇抑制剤を投与した場合(実施例4)、難消化性デキストリン(比較例2)やL−アラビノース(比較例3)を単独で投与した場合と比べ血糖値上昇抑制効果は強くあわられ、蔗糖のみ(比較例1)で観られた血糖値上昇(20分後、+54.5mg/dL)を半分以下(90分後、+20.0mg/dL)に抑制した。
実施例5〜7〔血糖値上昇抑制剤の効果と配合;ヒト〕
健康な男子3名について、参考例3にて得られたL−アラビノース含有シロップAとファイバーソル2(松谷化学工業社製、難消化性デキストリン90%含有)を用いて配合量の効果を観察した。試験当日の朝食後、水以外の飲食物の摂取を制限し、試験当日午前11時30分に指先を穿刺して得られた静脈血について、空腹時血糖値を実施例4と同様に測定(キッセイ薬品工業社製、簡易血糖測定システム、フリースタイルキッセイ)した。測定後、表2に示したL−アラビノース含有シロップAとファイバーソル2を配合した血糖値上昇抑制剤を150mLの白湯に溶解し、きつねうどん1杯(600g、糖質67g)、たくあん2切(10g)と共に摂取し、摂取後15、30、45、60、90分後の血糖値を測定し、空腹時血糖値との差(△血糖値)の平均値を算出した
(実施例5〜7)。また、比較例として、白湯のみときつねうどんを摂取した場合(比較例4)、白湯にファイバーソル2のみ5gを溶解した場合(比較例5)、白湯にL−アラビノース含有シロップAのみを2.8g(アラビノース1g含有)を混合した場合(比較例6)、白湯にL−アラビノース含有シロップAのみを1.27g(アラビノース0.45g含有)を混合した場合(比較例7)、白湯にL−アラビノース含有シロップAのみを0.14g(アラビノース0.05g含有)を混合した場合(比較例8)についても同様に試験を実施し、実施例5〜7と比較した。結果を表3、4に示した。
Figure 2005289847
Figure 2005289847
Figure 2005289847
表より、参考例3にて得られたL−アラビノース含有シロップAとファイバーソル2(松谷化学工業社製、難消化性デキストリン90%含有)の摂取(実施例5〜7)により、きつねうどん摂取による血糖値の上昇は抑制され、また、難消化性デキストリンのみ(比較例5)とL−アラビノース含有シロップAのみの場合(比較例6〜8)や、それぞれの和で示される理論値と比較すると、L−アラビノース含有量により程度に差は観られるものの、難消化性デキストリンとL−アラビノースの併用により血糖値上昇抑制効果は相乗的に増強されていることが確認された。
実施例8〔血糖値上昇抑制剤含有即席烏龍茶の調製〕
実施例1にて得られた血糖値上昇抑制剤A(粉末タイプ)300g、烏龍茶エキス粉末12.5gに水10mLを添加し、攪拌造粒装置にかけ造粒を行ない、得られた湿顆粒を流動層乾燥機内で加熱風乾(60℃)し、乾燥顆粒314g(水分2.6%)を得た。これを6.5gずつスティック包装し、血糖値上昇抑制剤含有即席烏龍茶48包(312g)を得た。この血糖値上昇抑制剤含有即席烏龍茶1包(6.5g)の難消化性デキストリン含量は4.8g(73.8%)、L−アラビノース含量は0.5g(7.7%;10.4%対難消化性デキストリン)であった。
実施例9〔血糖値上昇抑制剤含有即席味噌汁の調製〕
実施例1にて得られた血糖値上昇抑制剤A(粉末タイプ)100g、合わせ味噌400gを即席だし汁200mLに混合し、あらかじめ、適量の乾燥ねぎと乾燥わかめを入れておいた容器に30mLずつ分注し、凍結乾燥器にかけ凍結乾燥を行ない、凍結乾燥品322g(水分0.3%)を得た。これを1個(16g)ずつ個包装し、血糖値上昇抑制剤含有即席味噌汁20包(322g)を得た。この血糖値上昇抑制剤含有即席味噌汁1包(16g)の難消化性デキストリン含量は3.8g(23.8%)、L−アラビノース含量は0.4g(2.5%;10.5%対難消化性デキストリン)であった。
実施例10〔血糖値上昇抑制剤含有即席うどんだしの調製〕
実施例2にて得られた血糖値上昇抑制剤B(顆粒タイプ)300gと市販のうどんだし顆粒450gとを攪拌混合し、得られた混合顆粒750g(水分0.3%)を25gずつ分包し、血糖値上昇抑制剤含有即席うどんだし30包(750g)を得た。この血糖値上昇抑制剤含有即席うどんだし1包(25g)の難消化性デキストリン含量は8.1g(32.4%)、L−アラビノース含量は0.8g(3.2%;9.9%対難消化性デキストリン)であった。
実施例11〔血糖値上昇抑制剤含有ペットボトル紅茶の調製〕
実施例2にて得られた血糖値上層抑制剤B(顆粒タイプ)200g、砂糖150gを、茶葉50gより抽出した紅茶溶液5Lに溶解し、500mLずつペットボトルに充填し、血糖値上昇抑制剤含有ペットボトル紅茶10本(5L)を得た。この血糖値上昇抑制剤含有ペットボトル紅茶1本(500mL)の難消化性デキストリン含量は16.2g(3.2%)、L−アラビノース含量は1.7g(0.3%;10.5%対難消化性デキストリン)であった。
実施例12〔血糖値上昇抑制剤含有イチゴジャムの調製〕
へたを取り除いたイチゴ200gに砂糖80g、実施例1にて得られた血糖値上昇抑制剤A(粉末タイプ)150gを添加し、調理鍋にて煮詰め、そこへレモン汁1/4個分を添加しさらに煮詰めた。得られたイチゴジャムを15gずつ個包装し、血糖値上昇抑制剤含有イチゴジャム20パック(300g)を得た。この血糖値上昇抑制剤含有イチゴジャム1パック(15g)の難消化性デキストリン含量は5.7g(37.9%)、L−アラビノース含量は0.6g(3.9%;10.5%対難消化性デキストリン)であった。
実施例13〔血糖値上昇抑制剤の効果;ヒト〕
健康な男女3名(被験者A〜C)について、実施例2にて得られた血糖値上昇抑制剤B(顆粒タイプ)の効果を観察した。試験当日の朝食後、水以外の飲食物の摂取を制限し、試験当日午後2時に指先を穿刺して得られた静脈血について、空腹時血糖値を実施例4と同様に測定した。測定後、血糖値上昇抑制剤B(顆粒タイプ)6gを150mLの白湯と共に服用し、その後、ショートケーキ2切(80g、糖質37.7g)をストレートティー1杯(120mL)と共に摂取し、摂取後15、30、45、60、90分後における最大血糖値を同様に測定した。また、比較例として、事前に何も服用せずにショートケーキ2切をストレートティー1杯と共に摂取した場合(比較例9)、ファイバーソル2(松谷化学工業社製、難消化性デキストリン90%含有)6gを服用した場合(比較例10)についても同様に試験を実施し、実施例13と比較した。各被験者の血糖値の変化を図1、2、3に示した。
図1、2、3はそれぞれ被験者A(40代、男性)、B(30代、女性)、C(20代、男性)の血糖値(実測値)の変化を示したものである。図より、いずれの被験者においても程度や、時間帯は異なるものの、本発明の血糖値上昇抑制剤の服用(実施例13)により有効な血糖値上昇抑制効果を示していた。また、試験終了後に低血糖状態を示すこともなかった。
実施例14〔血糖値上昇抑制剤含有即席烏龍茶の効果;ヒト〕
健康な男女5名について、実施例8にて得られた血糖値上昇抑制剤含有即席烏龍茶の効果を観察した。試験前日の夕食後、水以外の飲食物の摂取を制限し、試験当日午前9時に空腹時血糖値を測定した。測定後、血糖値上昇抑制剤含有即席烏龍茶1袋を150mLの熱湯に溶き、大福もち2個(100g、糖質53g)と共に摂取し、摂取後15、30、45、60、90分後の血糖値を測定した。また、比較例として、市販の烏龍茶(ティーバッグ)を150mLの熱湯でいれ、大福もち2個と共に摂取した場合(比較例11)についても同様に試験を実施し、実施例14と比較した。各被験者の最大血糖値を表5に示した。
Figure 2005289847
表より、程度に差はあるものの、大福もちを血糖値上昇抑制剤含有烏龍茶と共に摂取した場合(実施例14)、市販の烏龍茶と共に摂取した場合(比較例11)と比べ、いずれの被験者においても試験時間帯における最大血糖値は明らかに低い値を示し、血糖値上昇抑制剤含有烏龍茶の摂取による血糖値上昇抑制効果が確認された。
実施例15〔血糖値上昇抑制剤含有うどんだしの効果;ヒト〕
健康な男女5名について、実施例10にて得られた血糖値上昇抑制剤含有うどんだしの効果を観察した。試験前日の夕食後、水以外の飲食物の摂取を制限し、試験当日午前9時に空腹時血糖値を測定した。測定後、血糖値上昇抑制剤含有即席うどんだし1袋に対し400mLの熱湯の割合で調製したきつねうどん1杯(600g、糖質67g)を、たくあん2切(10g)と共に摂取し、摂取後15、30、45、60、90分後の血糖値を測定した。また、比較例として、別途調製した血糖値上昇抑制剤を含まない即席うどんだし1袋を用いて調製したきつねうどん1杯を、たくあん2切と共に摂取した場合(比較例12)についても同様に試験を実施し、実施例15と比較した。各被験者の最大血糖値を表6に示した。
Figure 2005289847
表より、程度に差はあるものの、血糖値上昇抑制剤含有うどんだしを用いて調製したきつねうどんを摂取した場合(実施例15)、市販のうどんだしを使用した場合(比較例12)と比べ、いずれの被験者においても試験時間帯における最大血糖値は明らかに低い値を示し、血糖値上昇抑制剤含有うどんだしの利用により、きつねうどん摂取における血糖値の上昇は低く抑えられることが確認された。
実施例16〔血糖値上昇抑制剤含有イチゴジャムの効果;ヒト〕
健康な男女10名について、実施例12にて得られた血糖値上昇抑制剤含有イチゴジャムの効果を観察した。試験前日の夕食後、水以外の飲食物の摂取を制限し、試験当日午前9時に空腹時血糖値を測定した。測定後、血糖値上昇抑制剤含有イチゴジャム1パック(15g)を八切りトースト2枚(85g、糖質40g)、ブラックコーヒー1杯(120mL)と共に摂取し、摂取後15、30、45、60、90分後の血糖値を測定した。また、比較例として、市販のイチゴジャム1パック(15g)を八切りトースト2枚、ブラックコーヒー1杯と共に摂取した場合(比較例13)についても同様に試験を実施し、実施例16と比較した。各被験者の最大血糖値を表7に示した。
Figure 2005289847
表より、程度に差はあるものの、血糖値上昇抑制剤含有イチゴジャムを摂取した場合(実施例16)、市販のイチゴジャムを使用した場合(比較例13)と比べ、いずれの被験者においても試験時間帯における最大血糖値は明らかに低い値を示し、血糖値上昇抑制剤含有イチゴジャムの摂取がトーストの摂取による血糖値の上昇を抑制する効果が確認された。
被験者Aにおける血糖値上昇抑制剤の効果 被験者Bにおける血糖値上昇抑制剤の効果 被験者Cにおける血糖値上昇抑制剤の効果

Claims (7)

  1. 難消化性デキストリンとL−アラビノースを含有することを特徴とする血糖値上昇抑制剤。
  2. L−アラビノースが、難消化性デキストリンに対して、0.1〜25質量%の割合で含有する請求項1記載の血糖値上昇抑制剤。
  3. 請求項1又は2記載の血糖値上昇抑制剤を含有することを特徴とする組成物。
  4. 請求項1又は2記載の血糖値上昇抑制剤が、組成物の総質量に対して、0.5〜100質量%の割合で含有する請求項3記載の組成物。
  5. 組成物が、医薬品、飲食物である請求項3又は4記載の組成物。
  6. 請求項1又は2記載の血糖値上昇抑制剤を摂取することを特徴とする血糖値上昇抑制方法。
  7. 請求項3乃至5のいずれかに記載の組成物を摂取することを特徴とする血糖値上昇抑制方法。
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