JP2005289512A - 単板積層材を使用したパレット。 - Google Patents

Abstract

【課題】強度を大きくすることができ、コスト削減と環境負荷の軽減に役立つパレットを提供する。
【解決手段】 パレット部材の寸法の長さ方向と、単板積層材の繊維方向を平行になるように単板積層材をカットし、各部材を作る。後は釘等で各部材を接合、組み立てれば本パレットを作る事が出来る。
【選択図】 図１

Description

この発明は、単板の繊維方向を平行にそろえて張り合わせた、単板積層材を使用したパレットに関するものである。

従来、パレット製作に使用している合板は各単板の繊維方向を互いにほぼ直角に交差するように張り合わせた合板を使用していた。

これは次のような問題点があった。
丸太からロータリーレース等を使い合板に用いる単板を作るとき、単板には裏割れが生じる。つまり、単板の繊維方向での曲げ強度は強いが、繊維方向に垂直での曲げ強度は非常に弱い。この欠点を解決するために合板は各単板の繊維方向を交互に垂直にして張り合わせるのであるが、パレットの上板等に用いる材は、例えば１００ｘ１２００ｍｍのように長さ方向のみの曲げ強度が要求される。しかし、パレットに使用されている合板の部材は、その長さ方向に平行な繊維方向の単板のみが強度を確保して、長さ方向に対して繊維方向が垂直の単板は曲げ強度には役立っていない。その為、不要に厚みの大きい合板を使用したり、幅を大きくしていた。
本発明は、以上のような欠点をなくすためになされたものである。

各パレット部材の長さ方向を、単板積層材の繊維方向と平行にして単板積層材をカットし各部材を得る。各部材を釘等で接合、組み合わせパレットを作る。
以上の構造よりなる、単板積層材を使用したパレットである。

パレットの各部材、例えば上板、下板と桁であるが、全ては長さ方向での曲げ強度を要求される。そこで、通常の合板を使用するよりも、各単板の繊維方向が平行な単板積層材を使用し、パレットの強度を大きくする。又、より厚みの小さい材の使用や、幅を狭くすることができ、コスト削減と環境負荷を軽減するのに約立つ。

単板積層材の繊維方向に沿って、各パレット部材の長さ方向を取る。あとは各部材を釘等で接合、組み立てるだけである。

本発明の単板積層材を使用したパレットの斜視図である。

記号の説明

１ 単板積層材を使用したパレット上板
２ 単板積層材を使用したパレット下板
３ 単板積層材を使用したパレット桁

Claims (1)

1. 単板積層材を使用した梱包用パレット。

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