JP2005288717A - ラミネート装置およびラミネート方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 スプロケットピン6との係合孔Qを連続穿孔した第1基材P1を巻回した第1ロール2と、同様にスプロケットピン6’との係合孔Q’を連続穿孔した第2基材P2を巻回した第2ロール3と、係合孔Q、Q’にスプロケットピン6、6’を係合した状態で、第1ロール2及び第2ロール3から第1基材P1及び第2基材P2を引き出しつつ、両基材の少なくとも一方に設けた接着材を介して第1基材P1及び第2基材P2を貼り合わせて積層材とする一対のスプロケットロールから成るラミネート手段11と、該積層材の巻き取りロール8とを少なくとも備えて成る。
【選択図】 図1
Description
前記ラミネート手段によって引き出される前記第1基材及び第2基材に対し最適な張力を付与すべく前記第1ロールとラミネート手段との間、前記第2ロールとラミネート手段との間それぞれに張力制御手段を備えたものとすることができる。
前記張力制御手段は、一対の中間ロールを対向配置させた電磁式のパウダーブレーキから成るものとすることができる。
前記ラミネート手段と巻き取りロールとの間には、前記積層材の接着強度を増大させるべく一対の加圧ロールから成る引き取りロールユニットを備えたものとすることができる。
前記ラミネート手段と前記引き取りロールユニットとの間には、当該ラミネート手段の出口側に近接して、前記スプロケットロールのピンから前記積層材の係合孔の離脱を補助する剥離ガイドを設けたものとすることができる。
前記ラミネート手段の前記スプロケットロールユニットは、ノンバックラッシュの連結ギヤを介して互いに連結された上側スプロケットロールと下側スプロケットロールとを有し、上側スプロケットロールはピンが前記第1及び第2基材の奇数番目の係合孔に係合するように配置されると共に、下側スプロケットロールはピンが前記第1及び第2基材の偶数番目の係合孔に係合するように配置されたものとすることができる。
前記上側スプロケットロールと下側スプロケットロールのピンは截頭円錐形状の頭部を備えると共に、該上側スプロケットロールと下側スプロケットロールのいずれか一方におけるピン間には、他方のスプロケットロールのピンが係入する穴部が設けられたものとすることができる。
また、第2の発明にあっては、スプロケットピンとの係合孔を連続穿孔して成る第1基材及び第2基材をそれぞれ巻回した第1ロール及び第2ロールから、一対のスプロケットロールからなるラミネート手段により、前記係合孔にピンを係合させて前記第1基材及び第2基材を引き出しつつ、該第1基材及び第2基材の少なくとも一方に設けた接着材層を介して該第1基材と第2基材とを貼り合せて積層材とし、該積層材を巻き取りロールにより巻き取ることからなることを特徴とするラミネート方法を提供する。
前記第1ロールとラミネート手段との間、前記第2ロールとラミネート手段との間それぞれに配した張力制御手段により、前記積層材に対して最適な張力を付与するようにすることができる。
前記ラミネート手段と巻き取りロールとの間において、一対の加圧ロールから成る引き取りロールユニットにより、前記積層材を上下から加圧して接着強度を増大させるようにすることができる。
前記ラミネート手段と前記引き取りロールユニットとの間には、当該ラミネート手段の出口側に近接して剥離ガイドを設け、前記スプロケットロールのピンから前記積層材の係合孔の離脱を補助するようにすることができる。
前記ラミネート手段の前記スプロケットロールユニットは、上側スプロケットロールと下側スプロケットロールとをノンバックラッシュの連結ギヤを介して回転させ、上側スプロケットロールはピンを前記第1及び第2基材の奇数番目の係合孔に係合させる共に、下側スプロケットロールはピンを前記第1及び第2基材の偶数番目の係合孔に係合させるようにすることができる。
前記上側スプロケットロールと下側スプロケットロールのピンの頭部を截頭円錐形状に形成すると共に、該上側スプロケットロールと下側スプロケットロールのいずれか一方のピンを、他方のスプロケットロールのピン間に係入するようにすることができる。
また、前記第1ロール2とラミネート手段11との間、前記第2ロール3とラミネート手段11との間それぞれに配したブレーキ制御手段12,12’は、ラミネート手段11によって巻き込まれる基材に対し任意の張力を付与して基材の弛みの発生を未然に防止し、またこれによって接合される基材の間から空気を確実に排除し、気泡が閉じ込められることない連続的な接着を可能にする。
ラミネート手段11と巻き取りロール8との間における引き取りロールユニット13は、両基材同士の厚み条件に応じてロール13A,13Bの隙間を調整するとともに、ラミネート手段11のスプロケットロール4,5の速度を基準として、基材の物性である例えば引っ張り強度、伸び率等の条件に応じて適宜修正を加えることにより、引き取りロール13A,13Bの速度を調整し、ラミネート手段11による接合後の基材間の接着強度を補強する。しかる後、巻き取りロール8により安定的に接着された基材を巻き取ってロール状の完成品とする。
また、ラミネート手段11のスプロケットロールユニットの下流側に近接配置した剥離ガイド14は、スプロケットロール4,5により接合された基材の係合孔Q,Q’からのスプロケットピン6,6’の離脱を補助する。
ラミネート手段11のスプロケットロールユニットは、基材の係合孔Q,Q’のピッチ間隔に対応して植設されたスプロケットピン6,6’を有する上側スプロケットロール4と下側スプロケットロール5とを、ノンバックラッシュの連結ギヤ9A,9Bを介して互いに逆回転するように連結して構成されており、上側スプロケットロール4と下側スプロケットロール5の少なくとも一方を駆動源によって回転させる。
また、第1基材P1、第2基材P2の係合孔Q,Q’にスプロケットピン6,6’が係合した状態で両基材を巻き込んで接着する際に、一方のスプロケットピン6(6’)の頭部に形成された截頭円錐形状のテーパ先端部6A(6A’)を、他方のスプロケットロール周面に形成されたスプロケット穴7(7’)に係入させる。
Q、Q’…係合孔
1…ラミネート装置 2…第1ロール
3…第2ロール 4…上側スプロケットロール
5…下側スプロケットロール 6,6’…スプロケットピン
7,7’…スプロケット穴 8…巻き取りロール
9A,9B…連結ギヤ 10…駆動源
10A…エンドレスベルト 11…ラミネート手段
12…ブレーキ制御手段 12A,12B…ブレーキ制御手段の中間ロール
13…引き取りロールユニット 13A,13B…引き取りロールユニットの中間ロール 13C…加圧調整部
14…剥離ガイド 14A,14B…剥離ガイドの上下プレート
Claims (13)
- スプロケットピンとの係合孔を連続穿孔して成る第1基材を巻回した第1ロールと、同様にスプロケットピンとの係合孔を連続穿孔して成る第2基材を巻回した第2ロールと、前記係合孔にピンを係合させて前記第1基材及び第2基材を引き出しつつ、該第1基材及び第2基材の少なくとも一方に設けた接着材層を介して該第1基材と第2基材とを貼り合せて積層材とする一対のスプロケットロールからなるラミネート手段と、該積層材の巻き取りロールと、から構成されることを特徴とするラミネート装置
- 前記ラミネート手段によって引き出される前記第1基材及び第2基材に対し最適な張力を付与すべく前記第1ロールとラミネート手段との間、前記第2ロールとラミネート手段との間それぞれに張力制御手段を備えた請求項1に記載のラミネート装置。
- 前記張力制御手段は、一対の中間ロールを対向配置した電磁式のパウダーブレーキから成る請求項1または請求項2に記載のラミネート装置。
- 前記ラミネート手段と巻き取りロールとの間には、前記積層材の接着強度を増大させるための一対の加圧ロールから成る引き取りロールユニットを備えた請求項1乃至3のいずれかに記載のラミネート装置。
- 前記ラミネート手段と前記引き取りロールユニットとの間には、当該ラミネート手段の下流側に近接して、前記スプロケットロールのピンから前記積層材の係合孔の離脱を補助する剥離ガイドを設けた請求項1乃至4のいずれかに記載のラミネート装置。
- 前記ラミネート手段の前記スプロケットロールユニットは、ノンバックラッシュ状態に噛合した連結ギヤを介して互いに連結された上側スプロケットロールと下側スプロケットロールとを有し、上側スプロケットロールはピンが前記第1及び第2基材の奇数番目の係合孔に係合するように配置されると共に、下側スプロケットロールはピンが前記第1及び第2基材の偶数番目の係合孔に係合するように配置されて成る請求項1乃至5のいずれかに記載のラミネート装置。
- 前記上側スプロケットロールと下側スプロケットロールのピンは截頭円錐形状の頭部を備えると共に、該上側スプロケットロールと下側スプロケットロールのいずれか一方におけるピン間には、他方のスプロケットロールのピンが係入する穴部が設けられている請求項1乃至6のいずれかに記載のラミネート装置。
- スプロケットピンとの係合孔を連続穿孔して成る第1基材及び第2基材をそれぞれ巻回した第1ロール及び第2ロールから、一対のスプロケットロールからなるラミネート手段により、前記係合孔にピンを係合させて前記第1基材及び第2基材を引き出しつつ、該第1基材及び第2基材の少なくとも一方に設けた接着剤を介して該第1基材と第2基材とを貼り合せて積層材とし、該積層材を巻き取りロールにより巻き取ることを特徴とするラミネート方法
- 前記第1ロールとラミネート手段との間、前記第2ロールとラミネート手段との間それぞれに配した張力制御手段により、前記積層材に対して最適な張力を付与する請求項8記載のラミネート方法。
- 前記ラミネート手段と巻き取りロールとの間において、一対の加圧ロールから成る引き取りロールユニットにより、前記積層材を上下から加圧して接着強度を増大させる請求項8または9記載のラミネート方法。
- 前記ラミネート手段と前記引き取りロールユニットとの間には、当該ラミネート手段の出口側に近接して剥離ガイドを設け、前記スプロケットロールのピンから前記積層材の係合孔の離脱を補助する請求項8乃至10のいずれかに記載のラミネート方法。
- 前記ラミネート手段の前記スプロケットロールユニットは、上側スプロケットロールと下側スプロケットロールとをノンバックラッシュの連結ギヤを介して回転させ、上側スプロケットロールはピンを前記第1及び第2基材の奇数番目の係合孔に係合させる共に、下側スプロケットロールはピンを前記第1及び第2基材の偶数番目の係合孔に係合させる、請求項8乃至11のいずれか記載のラミネート方法。
- 前記上側スプロケットロールと下側スプロケットロールのピンの頭部を截頭円錐形状に形成すると共に、該上側スプロケットロールと下側スプロケットロールのいずれか一方のピンを、他方のスプロケットロールのピン間に係入させる請求項8乃至12のいずれか記載のラミネート方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004102959A JP2005288717A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | ラミネート装置およびラミネート方法 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=35322225
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JP2004102959A Pending JP2005288717A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | ラミネート装置およびラミネート方法 |
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JP (1) | JP2005288717A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9623440B2 (en) | 2010-07-23 | 2017-04-18 | Roche Diagnostics Operations, Inc. | Method for hydrophilizing surfaces of fluidic components and parts containing such components |
WO2024009770A1 (ja) * | 2022-07-04 | 2024-01-11 | 日本メクトロン株式会社 | ワーク仮接着装置 |
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2004
- 2004-03-31 JP JP2004102959A patent/JP2005288717A/ja active Pending
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