JP2005288684A - 振動工具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 工作物に対し砥石を振動させて精密仕上げ加工を行う振動工具において、前記砥石とこの砥石を固定保持する砥石保持部材とを有する砥石部と、この砥石部とアーマチュアとトーションスプリングとが固定されるビーム部と、前記アーマチュアを駆動しコア及びコイルを有する電磁吸引力発生部と、この電磁吸引力発生部と前記ビーム部と前記ビーム部の位置を規制するストッパ部とが固定されるヨークベースとを備え、前記トーションスプリングは、前記ビーム部に固定される可動端と前記ヨークベースに固定される固定端とを備えると共に、前記ビーム部を回転振動運動可能に保持し、前記砥石は、前記アーマチュアの運動する向きと反対の向きに運動することを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
これらの中で、従来の一般的な空気圧や電磁力等を利用した振動工具は、大型の振動工具で、振動振幅が大きく、強力なものが多いため、小さな構造物の精密な仕上げ加工に利用するには不向きなものが多い。
また、圧電素子などで発生させた非常に微小な超音波振動をホーンやコーン等により振動振幅を拡大して加工に用いる超音波振動工具では、超音波の振動数が、対象とする小さな構造物の固有振動数に近い場合に、加工時の振動数を大幅に変更するのは困難である。また構造が複雑で小型化することが困難である。
図15の振動工具では、図示せぬ振動工具本体の所定の位置に回転自在に支持された回転軸71に偏心軸72を設け、更に、偏心軸72と勘合するカムフォロア長溝74aを有するカムフォロア74を設け、1対の板バネ73の一方の端部を振動工具本体に固定してあるとともに他方の端部どうしをカムフォロア74に固定し、砥石11をこのカムフォロア74に連結した構造である。
そして、回転軸71の回転による偏心軸72の偏心回動に伴って、板バネで一方向振動運動自在に振動工具本体に保持されているカムフォロア74に直線的振動を発生させ、この振動するカムフォロア74の動きを砥石11に伝えることにより工作物に対して振動加工を行っている。
げ加工を行う振動工具において、砥石とこの砥石を固定保持する砥石保持部材とを有する砥石部と、この砥石部とアーマチュアとトーションスプリングとが固定されるビーム部と、アーマチュアを駆動しコア及びコイルを有する電磁吸引力発生部と、この電磁吸引力発生部とビーム部とビーム部の位置を規制するストッパ部とが固定されるヨークベースとを備え、トーションスプリングは、ビーム部に固定される可動端とヨークベースに固定される固定端とを備えると共に、ビーム部を回転振動運動可能に保持し、砥石は、アーマチュアの運動する向きと反対の向きに運動することを特徴とする。
本発明によれば、従来の振動発生機構のように、回転を直線運動に変換するのにカムフォロアと回転する偏心軸およびその回転駆動部が必要なく、全くフリクションフリーの構造であるので耐久性が良いとともに、小型化することが容易である。
パネジで容易に調節することができる。このため、様々な加工目的に対して適当な砥石の振動振幅を簡便に設定することができる。
図2は、図1のA−A断面の断面図である。
図3は、本発明の実施例1にかかる振動工具のヨークベースを示す図である。
図4(a)は、本発明の実施例1にかかる振動工具のトーションスプリングを示す図である。
図4(b)は図4(a)のB−B断面を示す断面図であり、本発明の実施例1にかかる振動工具のトーションスプリングのL字曲げ部を示す図である。主に図2を参照しながら、本発明の実施例1にかかる振動工具を説明する。
そして、ビーム21の先端には砥石部10が固定保持されており、また、ビーム21の後端にはアーマチュア22がカシメ加工などで固着されている。
ビーム部20は、アーマチュア穴51とビーム部20のアーマチュア22との中心を合
わせた状態でトーションスプリング23の両端のトーションスプリング固定端23aが図3に示すヨークベース側トーションスプリング固定ネジ穴53を有する2つのヨークベース側トーションスプリング固定部52にトーションスプリング押え板65を介してトーションスプリング固定ネジ67で固定される。
なお、図7は、本発明の実施例2にかかる振動工具を示す断面図である。また、実施例1と同一の部位、同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明は省略する。この実施例では、図7に示すように、砥石部10がビーム部21の回転振動運動における回転中心近
傍にビーム部21に対して略直角に固着されている構造になっている。
なお、図5は、本発明の実施例2にかかる振動工具のコアを示す図である。また、実施例1と同一の部位、同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明は省略する。この実施例では、コア31のアーマチュア端面22aに対向するコア上面31aに超硬の薄板31bをロー付けした構造としてある。
また、実施例1と同一の部位、同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明は省略する。この実施例では、アーマチュア22の表面層を浸炭処理してある。
なお、図6は、本発明の実施例4にかかる振動工具のストッパネジを示す図である。また、実施例1と同一の部位、同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明は省略する。この実施例では、ビーム21と衝突接触するストッパ部40の金属材料からなるストッパネジ41の先端に弾性を有するゴム材料からなるダンパー部材41aが接着剤などで固定されている構成としてある。
また、実施例1と同一の部位、同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明は省略する。この実施例では、砥石11を固定保持する砥石保持部材12が薄板の金属バネ材料などの弾性を有する材料からなる構造としてある。
Fc=2・M・ω・V
ここで、Mは第1の脚J11又は第2の脚J12の質量であり、Vは第1の脚J11又は第2の脚J12の速度である。このコリオリ力Fcは、第1の脚J11及び第2の脚J12に、面内屈曲振動の動作方向であるX軸方向と直交する、Z'軸方向に変位する屈曲振動を励起する。以下これを面外屈曲振動と呼ぶ。また、コリオリ力は変位でなく、速度に比例する力なので、コリオリ力により発生する面外屈曲振動は、面内屈曲振動より90度位相が遅れて発生する。
、この何れかを駆動振動発生方向とし、これに直交する方向を検出振動発生方向としている。即ち脚の2つの直交する振れ方向の振動を利用するものである。この際2つの方向の共振周波数が近接していると、圧電単結晶の結晶異方性や製造時の誤差により、多くの場合は、駆動振動と検出振動に機械的結合が生じる。
図8は3脚音叉型の振動ジャイロの振動方向を調整する調整方法を示す斜視図である。図9及び図10は面取りされた形状を説明するための模式図である。前述のように説明に用いる座標軸は図11に示すものを用いている。
J6、J8からはコリオリ出力と無関係な振動出力が発生しており、これはノイズやドリフトの原因となる。
は、脚の数は例えば1,2,3,4,5本等、脚の数に限定されるものでは無く、また材質も水晶に限らず全ての材質の振動体に適用できるものである。また、本実施例においては振動ジャイロ用の振動体として説明したが、振動ジャイロ用に限るものでもない。
11 砥石
12 砥石保持部材
20 ビーム部
21 ビーム
22 アーマチュア
22a アーマチュア端面
23 トーションスプリング
23a トーションスプリング固定端
23b トーションスプリング可動端
23c トーションスプリングL字曲げ部
30 電磁吸引力発生部
31 コア
31a コア上面
31b 超硬の薄板
32 ボビン
33 コイル
34 ヨーク
35 保持部取り付けナット
36 コイル端子
40 ストッパ部
41 ストッパネジ
41a ダンパー部材
42 ストッパ取り付けナット
50 ヨークベース
51 アーマチュア穴
52 ヨークベース側トーションスプリング固定部
53 ヨークベース側トーションスプリング固定ネジ穴
54 ストッパ部取り付けネジ穴
60 保持部
65 トーションスプリング押え板
66 調節シム
67 トーションスプリング固定ネジ
71 回転軸
72 偏心軸
73 板バネ
74 カムフォロア
74a カムフォロア長溝
J1〜J8 電極
J10 音叉型振動体
J11 第1の脚
J12 第2の脚
J13 第3の脚
J15 基部
JC コンパレータ
JD 差動バッファ
JG アンプ
JM 乗算回路
JP,JP2 移相回路
JS 積分回路
M1〜M8 面取り部
ML 面取り部長さ
Claims (10)
- 工作物に対し砥石を振動させて精密仕上げ加工を行う振動工具において、
前記砥石とこの砥石を固定保持する砥石保持部材とを有する砥石部と、
この砥石部とアーマチュアとトーションスプリングとが固定されるビーム部と、
前記アーマチュアを駆動しコア及びコイルを有する電磁吸引力発生部と、
この電磁吸引力発生部と前記ビーム部と前記ビーム部の位置を規制するストッパ部とが固定されるヨークベースとを備え、
前記トーションスプリングは、前記ビーム部に固定される可動端と前記ヨークベースに固定される固定端とを備えると共に、前記ビーム部を回転振動運動可能に保持し、
前記砥石部は、前記アーマチュアの運動する向きと反対の向きに運動することを特徴とする振動工具。 - 前記砥石部は、前記ヨークベースに対して前記電磁吸引力発生部が配設される側と反対側に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の振動工具。
- 前記砥石部は、前記ビーム部の回転振動運動における中心部近傍に前記ビーム部に対して略直角に固着されることを特徴とする請求項1または2に記載の振動工具。
- 前記ヨークベースと前記トーションスプリングとの間には、前記アーマチュアと前記コアとの間のクリアランスを調整するための調節シムが配設されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の振動工具。
- 前記コアは、前記アーマチュアと対向する上面に超硬の薄板がロー付けされることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の振動工具。
- 前記アーマチュアが浸炭処理されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の振動工具。
- 前記ストッパ部はストッパネジを有し、このストッパネジの先端に弾性を有するダンパー部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の振動工具。
- 前記砥石保持部材は、弾性を有する材料からなることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の振動工具。
- 前記工作物は、基部と駆動電極を備えた駆動脚と検出電極を備えた検出脚とを有する振動体であることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の振動工具。
- 前記振動体は、水晶で形成されていることを特徴とする請求項9に記載の振動工具。
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2005
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