JP2005288547A - はんだ除去器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 こて先からハンドル部に至る溶融はんだ通路を直線状とするとともに、その長さを容易に短縮することができるはんだ除去器具を提供する。
【解決手段】 ハンドル部12に対して着脱自在に設けられた加熱カートリッジ12を備え、加熱カートリッジ12には、はんだを加熱するこて先38と、溶融したはんだをハンドル部12側に導く直線状の溶融はんだ通路(36,28)と、こて先38および溶融はんだ通路(36,28)を加熱するヒーター60と、ハンドル部12から供給される電力をヒーター60に導く棒状の電気カートリッジ30とを含み、加熱カートリッジ12は略平行に離間した二軸構造を有し、その第一軸には上記こて先38と溶融はんだ通路(36,28)とヒーター60とが配設されるとともに、その第二軸には電気カートリッジ30が配設されているように構成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、はんだを加熱し、溶融させるとともに、負圧吸引して除去するはんだ除去器具に関する。
従来の一般的なはんだ除去器具は、基板の上のはんだを溶融し、こて先を通して回収するために、こて先に熱と負圧を供給する。はんだ除去器具として、溶融はんだを一時的に貯溜する回収室を持つものが知られている。このような回収室にはフィルターが備えられており、これは溶融はんだに伴う蒸気からフラックスを除去し、その結果、ろ過された蒸気ははんだ除去器の内部を塞ぐことなく負圧源に排出される。
特許文献1には、内部にはんだ回収トレイが設けられたはんだ除去器具が開示されている。こて先からハンドル部内に溶融はんだを導くパイプ(当明細書の溶融はんだ通路に相当する)と半田回収トレイとは、互いに軸方向に離間して配設されている。従って、パイプは基端側ではんだ回収トレイ方向に曲げられている。
また特許文献2には、こて先、溶融はんだ通路、ヒーター、電気カートリッジ及びはんだ回収カプセル等が、全て同軸上に配設されたはんだ除去器具が開示されている。
なお、特許文献3には、このようなはんだ除去器具に供し得る電源が開示されている。
米国特許第5,007,574号明細書 欧州特許出願公開第1044751号明細書 米国特許第6,563,087号明細書
しかしながら、特許文献1に示されるような構造には、パイプの曲げられた部分ではんだが詰まり易く、また詰まったはんだを除去し難いという問題がある。
その点、特許文献2に示されるような構造には、溶融はんだ通路を直線状にすることができるという利点がある。しかし、各部材を同軸上に配設しているため、必然的にその全長が長くなる。そのため、溶融はんだ通路も長くなり、はんだが詰まり易くなったり吸引抵抗が増大したりする問題がある。
本発明は上記事情に鑑み、こて先を含んでハンドル部に対して着脱自在とされた加熱カートリッジを備え、こて先からハンドル部に至る溶融はんだ通路を直線状とするとともに、その長さを容易に短縮することができるはんだ除去器具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための請求項1に係る発明は、はんだを加熱し、溶融させるとともに、負圧吸引して除去するはんだ除去器具であって、ハンドル部に対して着脱自在に設けられた加熱カートリッジを備え、上記加熱カートリッジには、はんだを加熱するこて先と、溶融したはんだをハンドル部側に導く直線状の溶融はんだ通路と、上記こて先および上記溶融はんだ通路を加熱するヒーターと、ハンドル部から供給される電力を上記ヒーターに導く棒状の電気カートリッジとを含み、上記加熱カートリッジは略平行に離間した二軸構造を有し、その第一軸には上記こて先と上記溶融はんだ通路と上記ヒーターとが配設されるとともに、その第二軸には上記電気カートリッジが配設されていることを特徴とする。
また請求項2に係る発明は、請求項1記載のはんだ除去器具において、上記ハンドル部には、吸引したはんだを貯溜する貯溜部が設けられ、該ハンドル部に上記加熱カートリッジが装着された状態で、上記貯溜部が上記第一軸の略延長線上に配設されることを特徴とする。
また請求項3に係る発明は、請求項1または2記載のはんだ除去器具において、上記ハンドル部には、上記第一軸に対応する第一開口と、上記第二軸に対応する第二開口とが設けられ、上記第一軸上に配設された部材よりも上記第二軸上に配設された部材の方が基端側に長く延びており、上記加熱カートリッジを上記ハンドル部に装着する際、上記第一軸上の部材よりも先に上記第二軸上の部材が軸回り方向の位置決めがなされた状態で上記第二開口に挿入されるように構成されていることを特徴とする。
また請求項4に係る発明は、請求項1乃至3の何れか1項に記載のはんだ除去器具において、上記加熱カートリッジには、上記第一軸上の部材と上記第二軸上の部材とを、離間させつつ連結する移行部分が設けられ、上記移行部分は、上記第一軸および第二軸と略垂直かつ互いに離間して設けられた第一板および第二板を含み、上記第一板が主として上記第一軸上の部材を支持し、上記第二板が主として上記第二軸上の部材を支持するように構成されていることを特徴とする。
また請求項5は、請求項1乃至4の何れか1項に記載のはんだ除去器具において、上記加熱カートリッジを上記ハンドル部に装着した状態で、該ハンドル部からの脱落を規制する加熱カートリッジロック手段と、上記規制を解除する加熱カートリッジロック解除手段とを備え、上記加熱カートリッジロック手段は、上記加熱カートリッジを、上記ハンドル部に押入することによって上記規制を有効にするように構成されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、溶融はんだ通路が直線状となっているので、溶融はんだが詰まりにくく、また詰まったときの除去が容易である。さらに、二軸構造とすることにより、加熱カートリッジの全長を短縮することが容易である。第一軸上の部材と第二軸上の部材とを、離間した位置で軸方向に重複させる、つまり互い違いに配設すれば良いからである。従って、溶融はんだ通路の長さを容易に短縮することができる。
請求項2の発明によれば、溶融はんだ通路から貯溜部に至る経路をも直線状とすることができ、吸引抵抗を大幅に削減することができる。
請求項3の発明によれば、二軸構造でありながら、容易に加熱カートリッジをハンドル部に装着することができる。すなわち、第二軸を先に位置決めしつつ第二開口に挿入するだけで第一軸の軸回り位置が規定されるので、第一軸の基端部が第一開口にさしかかったときには既に位置決めがなされており、円滑に挿入することができる。
また、第一開口付近にシール部材等が設けられている場合、それを傷つけることなく第一軸上の部材を第一開口に挿入することができる。
請求項4の発明によれば、第一軸上の部材と第二軸上の部材とを、簡単な構造で熱的に隔てることができる。従って、第一軸上に設けられたヒーターからの熱が第二軸上に設けられた電気カートリッジの電極に悪影響を及ぼし難くすることができる。
請求項5の発明によれば、加熱カートリッジの着脱を自在としつつ、その装着中の不用意な脱落を効果的に防止することができる。また、装着と同時に規制(ロック)を行うことができるので、容易かつ確実な脱落防止を図ることができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明に係る一実施形態であるはんだ除去器具10の分解斜視図である。はんだ除去器具10は、交換可能な貯溜カートリッジ14(貯溜部)が装着された第一ハンドル部12(ハンドル部)、加熱カートリッジ16、そして第二ハンドル部18を含む。第一ハンドル部12は加熱カートリッジ16の近くに形成される凹部20を有する。凹部20に貯溜カートリッジ14を係合させるため、第一ハンドル部12は第一位置と第二位置の間を動くバックホルダー22を有している。第一位置では、凹部20の長さは第一ハンドル部12の長手方向に沿った貯溜カートリッジ14の長さより長い。それに対し、第二位置では凹部20の長さは貯溜カートリッジ14の長さと比べ、同じくらいまたはわずかに短い。そのようにすることで、バックホルダー22が第一位置にあるとき、貯溜カートリッジ14は凹部20に挿入または取外すことができる。貯溜カートリッジ14を凹部20に係合させるために、バックホルダー22は貯溜カートリッジ14が凹部20の中に保持されるよう第一位置から第二位置に移動される。
図2に示されるように、第一ハンドル部12は、加熱カートリッジ16からのパイプ28と電気カートリッジ30をそれぞれ受けるよう、第一開口24と第二開口26とを有する。電気カートリッジ30は第一ハンドル部12に提供される電気コード34と電気的に接続するため接触端子32を有する。加熱カートリッジ16はこて先38とパイプ28の間に形成された吸引通路36(チャンネル)を有する。加熱カートリッジ16と貯溜カートリッジ14が第一ハンドル部12と組み立てられた時、負圧供給管40(負圧供給源)は負圧がこて先38に供給されるよう、吸引通路36と接続される。
第一ハンドル部12はまた、第二ハンドル部18を取り外し可能に連結されるようになっている係合部材42を有する。はんだ除去器具10は使用者の好み、或いは作業環境や作業部位によって第二ハンドル部18とともにまたはそれ無しで使用される。はんだ除去器具10が作動すると、電気コード34からの電力がはんだを熱するための加熱カートリッジ16に提供される。第一ハンドル部12は加熱カートリッジ16のこて先38への負圧供給をオン・オフさせるために作動または停止させる第一トリガー43を有する。第二ハンドル部18は図2に示されるように係合部材42を介して第一ハンドル部12に取り外し可能に連結される。第二ハンドル部18はピストルのように握られるよう第一ハンドル部12に対し接線方向に連結される。第二ハンドル部18は使用者にとって使い良いグリップになるよう、第一ハンドル部12に取り外し可能に取り付けられるようになっている。
第二ハンドル部18は第一ハンドル部12と第二ハンドル部18を一緒にロックできるよう、第一ハンドル部12に設けられた受け口64に係合するロック部材66を有する。第二ハンドル部は第二トリガー46が作動したとき、第一トリガー43が同様に作動するよう、第一トリガー43と機械的に連結される第二トリガー46を備えている。言い換えると、第二ハンドル部18は第二トリガー46とともにグリップエリア23を有し、そうすることで使用者は第二ハンドル部18のグリップエリア23のまわりを握ることで、はんだ除去器具10をピストルのように握ることができる。このようにすると、使用者は第一ハンドル部12を例えばペンのように握ることで、はんだ除去器として独立して使うことができる。代わりに、使用者は好みに応じてはんだ除去器具10をピストル型に保持するよう、第二ハンドル部18のグリップエリア23を握るため、第二ハンドル部18を第一ハンドル部12の下側に取り付けても良い。第二ハンドル部18が第一ハンドル部12に取り付けられていると、使用者は第二トリガー46を動作させ、それは加熱カートリッジ16のこて先38に負圧を提供するため第一トリガー43を動作させる。
バックホルダー22は負圧供給管40につながれている出口48を有する。バックホルダー22は第一位置と第二位置の間を動くことができるよう、抵抗部材50に当接するよう付勢されている。図2は貯溜カートリッジ14が凹部20に挿入され、または凹部20から取り除かれるようにバックホルダー22が第一位置にある状態を示す。貯溜カートリッジ14は第一シール部材52と第二シール部材55との間に保持される。第一シール部材52は第一ハンドル部12の前端54に取り外し可能に連結される。第二シール部材55はバックホルダー22に取り外し可能に連結される。パイプ28と電気カートリッジ30がそれぞれ第一開口24と第二開口26に挿入されると、パイプ28ははんだ貯溜スペース56に突出する。通路58ははんだ貯溜スペース56、第二シール部材55、バックホルダー22に沿って形成され、出口48に沿って導かれた負圧が吸引通路36を通ってこて先38に伝わる。
こて先38とパイプ28との間に形成された吸引通路36は、これを通って溶融はんだの流れに対する抵抗を最小限にするためほぼまっすぐになっている。吸引通路36に沿った温度ははんだを融けた状態に保持するため、はんだの融点より高く維持される。そうすると、吸引通路36を通って取り除かれた溶融はんだは、こて先38からパイプ28の端まで融けた状態になっている。例えば、パイプ28の部分は、はんだを液状に融かしその溶融はんだをこて先内の吸引通路36を通して回収するようこて先38に熱を伝えるためヒーター60で囲まれている。
ヒーター60から離れた部分の吸引通路36の部分に沿った温度はヒーター60に近い吸引通路36の部分より低くなる可能性がある。吸引通路36の全長にわたってはんだを融けた状態に保つために、ヒーター60から離れたパイプ28の部分はその部分にヒーター60からの熱を伝えるため熱伝導素材62で覆われている。このようにすることで、はんだを融けた状態に保つよう吸引通路36内の温度があらかじめ決められた設定温度以上に保たれ、はんだはパイプ28の端を通って取り除かれ、はんだ貯溜スペース56に入れられる。例えば、第一ハンドル部12の前端54の近くのパイプ28はヒーター60から離れたところにあるパイプ28の部分にヒーター60からの熱を伝えるため、銅または銅合金部材に囲われている。
図2はヒーター60とパイプ28の間に沿って形成される吸引通路36がこて先38近くに形成された通路より広いことを示している。これはパイプ28を通る溶融はんだの流れに対する抵抗を最小限にし、そしてこて先38内に形成された吸引通路36により大きい流体速度を提供する。さらに溶融はんだの流れに対する抵抗を小さくするために、こて先38とパイプ28の端部との間の距離が最短になっている。従って、短く、まっすぐな吸引通路36に沿って温度をほぼ一定にする組み合わせは溶融はんだをこて先38からパイプ28の端まで取り除くための効率のよい加熱ヒーターカートリッジを提供する。吸引通路36の長さを短くし、それをほぼ一直線状に保つため、ノズル加熱カートリッジ16は以下に記載されるような互い違いの構成(二軸構造)を有する。その第一軸上には、こて先38、ヒーター60、吸引通路36、パイプ28等が配設され、こて先38からパイプ28まで直線状の溶融はんだ通路が形成されている。またはんだ貯溜スペース56、第二シール部材55、そしてバックホルダー22に沿って形成される通路58も同様に、出口48からはんだ貯溜スペース56までの間の吸引抵抗を最小限にするため、この第一軸の延長線上に配設されている。また加熱カートリッジ16の第二軸上には、電気カートリッジ30およびスリーブ83等が配設されている。加熱カートリッジ16が古くなればそれは交換できる。選択的に、ヒーター60と電気カートリッジ30を再利用できるよう、こて先38のみが交換できるようにしても良い。
図2は加熱カートリッジ16が移行部分19に連結された先端部分17を有することを示している。電気カートリッジ30もまた、移行部分19に連結されているが、電気カートリッジ30は先端部分17に対して離間している。従って、加熱カートリッジ16は電気カートリッジ30に対して互い違いになった先端部分17を有している。このような構成によれば、吸引通路36はほぼ一直線状に、また、第一ハンドル部12の中に形成された通路58と一直線状になっており、その結果、負圧供給管40から吸引通路36への吸引抵抗を最小限にする。またそのような形状はこて先38とパイプ28の間の距離を縮め、ほぼ一直線状の吸引通路36を提供する。電気カートリッジ30は、これが交換可能になるように移行部分19から外せるようになっていてもよい。第一および第二シール部材52と55はそれらもまた交換可能になるよう、第一ハンドル部12に着脱可能に取り付けうる。先端部分17が古くなれば、移行部分から取り外され、新しい先端部分と取り替えられる。
図2は第一ハンドル部12が第二ハンドル部18を使用する場合もそうでない場合も使用できることを示す。係合部材42は第二ハンドル部18からロック部材66を受ける受け口64を有する。第二ハンドル部18はさらに係合部材42の中に形成されたスロット70に摺動するようになっているフック68を有する。第二ハンドル部18を着脱できるように第一ハンドル部12に連結するために、フック68はスロット70に矢印72の指し示す方向に摺動させることができる。第二ハンドル部18が係合部材42に完全に挿入されると、ロック部材66は受け口64の中に係合し、それによって第二ハンドル部18を第一ハンドル部12にロックする。ロック部材66が係合位置と離脱可能位置との間を動くよう、ロック部材66は抵抗部材74に向かって付勢されている。ロック部材66を係合位置と離脱可能位置の間を動かすため、ロック部材66は着脱スイッチ44に連動している。第二トリガー46は抵抗部材78により付勢されているロッド76に連結される。第二ハンドル部18が係合部材42に完全に係合されると、ロッド76の自由端は第一ハンドル部12の第一トリガー43に当接される。それにより、第二トリガーの操作が第一トリガー43を操作させ、それによってこて先38に負圧を供給する。第一ハンドル部12から第二ハンドル部18を取り外すためには、着脱スイッチ44を下げることで受け口64からロック部材66を外し、第二ハンドル部18が矢印72と反対方向に動くようにする。フック68から係合部材42が外れると、第二ハンドル部18は第一ハンドル部12から取り外すことができる。
図2に示すように、移行部分19が第一板80及び第二板82から成っており、2つの板に間隙86を形成するようにスペーサー84が設けられている。間隙86は第二板82をヒーター60の熱から絶縁するために提供される。さらに、電気カートリッジ30からの電導線は間隙86を通し先端部分17における適当な接触端子に連結される。第一板80は高温に耐える事が可能な金属片である。第二板82もまた高温に耐える事が可能であるプラスチック素材から形成されている。第二板82は電気カートリッジ30を受けるようになっているスリーブ83を保持している。スリーブ83はパイプ28よりも基端側に長く延びていて、電気カートリッジ30が第二開口26に挿入される時、パイプ28が第一開口24に接触する前にスリーブ83が第二開口26に接触する。スリーブ83が第一ハンドル部12に対して相対的に加熱カートリッジ16を方向付けし、スリーブ83と第二開口26はあらかじめ決められた形状をしていてもよく、そうすることでスリーブ83が第二開口26に挿入される。スリーブ83が加熱カートリッジ16を位置決めする事により、パイプ28が第一開口24に対して位置決めされ、そのパイプ28は最小限の抵抗で、または第一シール52を傷つけることなく、第一開口に挿入される。例えば、スリーブ83と第二開口26は、四角形、楕円、長方形、またはそれらに似た形状であり、スリーブ83が第二開口26に挿入される時、スリーブ83は加熱カートリッジ16を第一ハンドル部12に対して位置決めする。
図3及び図4は加熱カートリッジ16を位置決めするためスリーブ83と第二開口26が四角い外形を有するものを示している。図3は第二板82と第二板中に形成されている開口85から突出しているパイプ28の後ろ側を示す。加えて、熱伝導素材62は開口85から突出するパイプ28の少なくとも一部分を囲んでいる。熱伝導素材62と第二板82により生じる過熱に起因して生じる損傷を最小限にするため熱伝導素材62と開口85の間には間隙が設けられている。図3は同様に第二板82から突出している電気カートリッジ30を示している。第二板82はさらに、以下に記されるように第一ハンドル部12の前端54と係合されるようになっている突起90を含んでいる。
図4は第一開口24と第二開口26を有する前端54を示している。第一開口24は第一シール部材52のなかに形成される。シール部材52はさらに、伝導素材62から第一シール部材52への熱伝導を減らすための間隙をもって伝導素材62を受け入れるようになっている丸く切り抜かれた穴凹部88を有する。前端54はまた、第二板82より突出する突起90を受け入れるよう切込み92を有する。
図5(a)はパイプの端28と電気カートリッジ30がそれぞれ第一開口24と第二開口26に完全に挿入された状態を示す。さらに、貯溜カートリッジ14が第二位置にあるバックホルダー22によって凹部20の中に嵌め込まれている。加熱カートリッジ16が第一ハンドル部12に挿入されると、加熱カートリッジ16を第一ハンドル部12に関して上記のスリーブ83と第二開口26とともに一直線状に整合させるよう、突起90は切込み92と係合する。さらに、突起90は切込み92に対して突き当たる。これは第二板82と前端54の間にヒーター60からの熱を絶縁するため2つ目の間隙94を形成するためである。
図5(a)はまた、加熱カートリッジ16がいったん第一ハンドル部12と係合された後、加熱カートリッジ16を取り外すためのボタン95を持つ第一ハンドル部を示している。図5(b)はスリーブ83が第一ハンドル部12の第二開口26に挿入されたとき加熱カートリッジ16を保持する内部構造を示している。ボタン95(加熱カートリッジロック解除手段)は電気カートリッジ30を受けるようになっている大きい開口99をもつヒンジ97より延びている。大きい開口99は電気カートリッジ30の長手軸方向に対して垂直に押されるように十分大きい。ヒンジ97の先端にはフック101(加熱カートリッジロック手段)が設けられている。フック101はスリーブ83に係合させられたとき、当該フック101を受け入れるようにスリーブ83に形成された凹部87を保持する。このロックによって、加熱カートリッジ16が第一ハンドル部12より不用意に脱落することが効果的に防止される。凹部87をフック101に係合させるには、加熱カートリッジ16を所定の装着位置まで押入するだけで良く、装着動作とロック動作を同時に行うことができる。ロック解除時は、ボタン95を押せば良い。ボタン95が押されるとヒンジ97が押し出され、フック101が凹部87から外れるので加熱カートリッジ16を第一ハンドル部12から引き出すことができる。
図6は貯溜カートリッジ14の分解図を示す。貯溜カートリッジ14は第一端102と第二端104とその間に開口を有するハウジング100(収納ハウジング)とを有する。ハウジング100は第二端104でフィルター106を受け入れるようになっている。ハウジング100はさらに、放熱部材108とフィルター106が互いに近接するように放熱部材108を受けるようになっている。放熱部材108はまた、底部110及び底から伸びる一対の脚部112を有し、U字型の外形をしている。一対の脚部112は、溶融はんだが脚部112及び底110に接触したときそれらがはんだが熱を吸収し、はんだを冷却し放熱部材108の上に固化するように平板状になっている。このようにすることで溶融はんだが貯溜カートリッジ14内に保持され蓄えられる。さらに、貯溜カートリッジ14がはんだで満たされたかどうかを使用者が見て判断できるよう、ハウジング100は透明素材であっても良い。素材に関して言えば、ハウジング100、放熱部材108、及びフィルター106は色々な素材より作られる。たとえばハウジング100は紙、プラスチック、透明プラスチック、ガラス、金属、等で作られる。放熱部材108はアルミニウム、スチール等により作られうる。
図7は貯溜カートリッジ14の断面図で、放熱部材108がフィルター106に当接していることを示している。放熱部材108は、薄い細長い素材から形成され、底部110に関して2つの角から90度に曲げられたようなU字型を形成する。一対の脚部112の長さによって、底部110はフィルター106に当接したり、間隙が形成されたりしても良い。底部110とフィルター106の間に間隙を有することは負圧供給管40を通って提供される負圧がこて先38に伝わるのに、付加的な通路を提供する。換言すると、底部110とフィルター106の間に間隙を持たせるとはんだのはんだ貯溜スペース56への流入抵抗を減らす事ができる。しかしながら、たとえ間隙がなくとも、底部110に当接しているフィルター106に沿った外部がこて先38を通してはんだ貯溜スペース56へはんだを負圧吸引するのに十分な通路を与える。
図8はフィルター106がハウジング100の第二端104に嵌め込まれ、そして放熱部材108の底部110がフィルター106に隣接して挿入された状態の貯溜カートリッジ14の前面図を示す。放熱部材108の底部110は、ハウジング100の内径Hdと等しいか若しくはそれよりも若干短い対角線Bdを有する。それにより、放熱部材108はハウジング100にぴったりと嵌まる。放熱部材108とハウジング100がぴったりと嵌まることで、図7、図8に示されるようにハウジング100の長軸方向に沿って通路58が形成される。通路58は出口48に導かれた負圧が貯溜カートリッジ14の中の通路58を通ってこて先38に供給されることを確実にする。
図8は放熱部材108がハウジング100の中にあらかじめ決められた方向に挿入されるよう、ハウジング100の内面に切込み114が形成されることを示している。さらに、図6で示すように、ハウジング100の第二端104は第二シール部材55から突出するキー118(図17参照)を受けるようになっている切込み116を有する。キー118と切込み116の組み合わせにより貯溜カートリッジ14が凹部20に対してあらかじめ決められた位置、方向に挿入される。従って、ハウジング100の内面にある切込み114とハウジング100上の切込み116の組み合わせは、貯溜カートリッジ14が凹部20に取り付けられたとき、一対の脚部112があらかじめ決められた方向に保持されることを確実にする。そうすることでパイプ28を通過した溶融はんだが大抵どちらかの脚部112に落ちる。なお、切込み116やキー118は必ずしも設けなくても良い。
図9ないし図13はパイプ28を通過した溶融はんだを受ける貯溜カートリッジ14の中に選択的に用いられる放熱部材108の様々な種類を例示する。図9は放熱部材108がV字型の形状の底部110を有することを例示する。図10はU字型の底部110を示し、図11はW字型の底部110を例示する。放熱部材108は図7及び図9ないし図11に例示されるような種々の形状を有するよう、金属片を底部に沿って曲げて形成される。図9ないし図10に示すように底部110がV、U、Wの形を持つことにより、フィルター106のフィルター面のかなりの部分が露出され、ハウジング100の第二端104に導かれる負圧はハウジング100の第一端102へ伝えられる。言い換えると底部110とフィルター106の接触が小さいと、フィルター106を通る吸引抵抗が少なくなる。
図12は放熱部材108の底部110とフィルター106の間に間隙121が形成されるものを示している。間隙121はパイプ28からの蒸気がフィルター106を通過し、そこで濾過されたきれいな煙または蒸気が貯溜カートリッジ14の第二端104を通過するための広い通路を提供する。
図13は溶融はんだが放熱部材108に着床する時、溶融はんだからの熱が放熱部材108によってすばやく消散させられるように、サイン波のように曲げられている放熱部材108を示し、放熱部材108の曲線は溶融はんだがフィルター106に接触するのを大幅に防ぐ。
図14ないし図16はハウジング100の第二端104を塞ぐ第二シール部材55の種々の断面図を示している。図14は、閉塞側端部120が第二シール部材55の外側の端に沿って、円錐面122を有することを示している。それにより、ハウジング100の第二端104の外周を十分にシールする。円錐面122の角度によって、閉塞側端部120をハウジング100内に嵌めることのできる深さが変化する。抵抗部材50が第二シール部材55をハウジング100の第二端104に押し付けると、閉塞側端部120はフィルター106に係合し、それにより、フィルター106は放熱部材108の底部110と係合するか当接する、または押し付ける。しかしながら、上述のように、放熱部材108の一対の脚部112は底部110とフィルター106の間に間隙が形成されるようにより短くしても良い。
図15は第二シール部材55の閉塞側端部120がその外周に沿って段部124と円錐面126とを有するものを示している。抵抗部材50が第二シール部材55に押し込められると、円錐面126が第二シール部材55をハウジング100の長手軸方向に整合させるように、ハウジング100の第二端104の中に円錐面126が挿入さる。それにより、第二端104は両者の間にシールを形成するように、シール部材55の段部124と正しく係合される。
図16は段部124を有する第二シール部材54の閉塞側端部120を例示する。第二シール部材55がハウジング100の第二端104に係合すると、段部124と閉塞側端部120の一部分は、第二シール部材55とハウジング100の第二端104とをシールするため、第二端104の内壁と係合する。
図17は閉塞側端部120より突き出るキー118を有する第二シール部材55を示す。ハウジング100の第二端104は、第二シール部材55がハウジング100に対して軸まわり方向に正しく位置決めされるようにキー118を受けるようになっている切込み116を有する。第二シール部材55がハウジング100の第二端104に取り付けられれば、貯溜カートリッジ14が凹部20の中に適切に配置されるのを確実にするのに提供されるキー118と切込み116の組み合わせが形成される。なお、切込み116やキー118は必ずしも設けなくても良い。
図14ないし図16に示される様々な形態は第一シール部材52にも適応されうる。そうすることで、それぞれの閉塞側端部が対称又は非対称になるように第一シール部材52に設けられてもよい。さらに、キー118と切込み116の組み合わせはそれぞれ第一シール部材52とハウジング100の第一端102に設けられてもよい。
図18(a)と18(b)は第二ハンドル部18が、その中に出入りするようになっているピン128を備えても良いことを示している。図18(a)はピン128が格納された位置を、図18(b)はピン128が突出した位置にあることを示している。第二ハンドル部18にはピン128に取り付けられたボタン130が提供される。ボタン130が図18(a)に示される格納された位置から図18(b)に示される突出した位置に動かされたとき、ピン128は第二ハンドル部18より突出する。ピン128の直径はこて先38の通路の直径と比べてほぼ同等もしくは若干小さい。そうする事によりピン128が突出した位置にあるとき、ピン128は、吸引通路36の中で固化してしまったかもしれないはんだを取り除くため、こて先38の吸引通路36の中に挿入される。つまり、ピン128は吸引通路36を塞いでいる可能性のある不要なはんだを取り除くために吸引通路36を掃除することに使われる。
図19は加熱カートリッジ16が熱いときに第一ハンドル部12から取り外すため、加熱カートリッジ16と係合するようになっている加熱カートリッジリムーバー132を示す。加熱カートリッジリムーバー132は保持壁面133とフック135を有し、その間にスペースがある。保持壁面133とフック135は、その間のスペースが移行部分19の第一板80を受け入れるように、移行部分19の下側と係合するように形成されている。第一板80が支持壁面133とフック135の間にあると、使用者はハンドル部12から加熱カートリッジ16を抜き差しするため加熱カートリッジリムーバー132の持ち手部分134を持つことができる。こうすることで、使用者は加熱カートリッジ16がまだ熱い間に第一ハンドル部12から加熱カートリッジ16を外すために、加熱カートリッジリムーバー132を使用することができる。加熱カートリッジリムーバー132を使用しないときは、失わないように第二ハンドル部18または第一ハンドル部12に着脱可能に取り付けられる。
図20ははんだ除去器具10に対して電力と負圧を提供するための制御構成136を示す。制御構成136は信号伝達可能に連結されている電源138を含み、制御ボックス140ははんだ除去器具10に付して電力と負圧を供給する。電源138ははんだごて等のはんだ取扱い器具に電力を供給するのに用いられる既存の電源のいずれを用いても良い。はんだ除去作業のために、制御ボックス140は以下の電源138に信号伝達可能に連結され、制御ボックス140ははんだ除去器具10に提供される電力をコントロールする。例えば、電源138は白光(株)製のHakkoFP101,FM202でも、オン/オフ制御あるいはPID制御のような公知の制御システムにより制御されてもよいし、あるいは特許文献3に記されているような電源(引用することによって当明細書に含まれる)でも良い。
制御ボックス140は以下のような方法ではんだ除去器具10への電力、負圧の供給を制御する。一般に、ヒーター60と温度センサーはこて先の近くに配置されていて、その結果、温度センサーは吸引通路36の全長に沿った温度を正確に反映していない。特に、パイプ28はこて先38よりさらに遠いところにヒーター60が位置している場合がある。その結果、パイプ28近くの温度がこて先38の温度近くに上昇するのにいくらかの時間の遅延が生じうる。従って、こて先38が基板上のはんだを融かすのに十分に熱くなっているにも関わらず、吸引通路36に沿った温度がその吸引通路36の全長に沿ってこて先38からの溶融はんだを融けた状態に保つのに十分なほど熱くなっていない可能性がある。そのため、はんだは吸引通路36内で固化し、パイプ28の他端まで通過しない可能性がある。
図21ははんだが吸引通路36内で固化するのを防ぐように制御ボックス140ではんだ除去器具10を操作する過程を示すフローチャートである。ステップ142では、制御ボックス140が、はんだ除去器具10がオンになっているかどうかをモニターする。はんだ除去器具10がステップ142でオンになっている場合、制御ボックス140は、溶融はんだがこて先38を通って、パイプ28に向かって吸引通路36を通ることができるように液状の状態を維持し得るように、吸引通路36内の温度が上昇するまではんだ除去器具10の吸引動作を遅らせる。ステップ146では遅延の後、制御ボックス140は第一トリガー43または第二トリガー46が動作されたとき、こて先38に負圧を提供することによってはんだ除去器具10の吸引動作を許可する。これは例えば吸引通路36の大部分が所定の温度になるまでヒーター60に電力を供給するが、吸引通路36に沿った温度が所定の温度に達するまではこて先へ負圧を供給しないことにより行われる。ステップ146の遅延は約15から約30秒の間であってよい。
はんだ除去器具10が吸引動作可能状態になると、ステップ148で制御ボックス140ははんだ除去器具10がオフになったかどうかをモニターする。はんだ除去器具10がオフになっている場合、ステップ150において制御ボックス140は電気と負圧の供給停止を遅らせ、吸引通路36内にはんだが残留して次の動作を阻害することのないように、吸引通路36内を実質的に空にする。
ステップ152においては、ステップ150での遅延の後、はんだ除去器具10の作動が停止される。はんだ除去器具10の作動が停止させられるまでの遅延は約15秒から約30秒の間でよい。ステップ154では、はんだ除去器具10がオフになっていない場合、制御ボックス140がこて先38の温度をモニターし、設定温度を維持するのに十分な電力をヒーター60に供給する。はんだ除去器具10がオフとされた場合、ステップ150に進む。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、多くのさらなる実施形態や実行手段が本発明の範囲の中で可能であることは当業者にとって明らかである。ゆえに本発明は添付のクレームとその均等物以外以外には制限されない。
また、以下に示すような特徴を有する様々な実施形態をとっても良い。
(1)こて先を通してはんだを融かし、溶融はんだを回収するためのこて先を持ったはんだ除去器で、その除去器は以下からなる:
溶融はんだを保持するようになっている貯溜カートリッジ;
負圧供給源に連結され、溶融はんだを回収するためにこて先に対して負圧を伝えるための通路を有する第一ハンドル部であり、第一ハンドル部はこて先を通して回収される溶融はんだを保持するため貯溜カートリッジを取り外し可能に受けるようになっている凹部を有する第一ハンドル部;
接線方向に着脱できるように第一ハンドル部が取り付けられるようになっている第二ハンドル部。
(2)上記(1)によるはんだ除去器において、第一ハンドル部は第一と第二の開口をもった前端を有し、さらに電気カートリッジと互い違いの関係にある先端部分を有するヒーター加熱カートリッジを含み、その第一及び第二穴がそれぞれ先端部分と電気カートリッジの少なくとも一部分を受けるようになっている。
(3)上記(2)によるはんだ除去器において、第一端前端部が第一ハンドル部に加熱ヒーターカートリッジを整合させるため、加熱ヒーターカートリッジから突出している突起を受けるようになっている少なくともひとつの切り欠きを有している。
(4)上記(1)によるはんだ除去器において、第一ハンドル部が第一位置と第二位置の間を動くようになっているバックホルダーを有し、第一位置において凹部から貯溜カートリッジを挿入したり取り除いたりするのを可能にするため凹部の長手方向の長さが貯溜カートリッジの長さより長く、第二位置において凹部中に貯溜カートリッジを保持するため貯溜カートリッジの長さと少なくとも等しくなっている。
(5)上記(4)によるはんだ除去器において、貯溜カートリッジが第一端及び第二端を有し、さらに第二位置にある凹部の中には貯溜カートリッジの第一及び第二端を十分にシールするようになっている第一及び第二のシール部材を有する。
(6)上記(5)によるはんだ除去器において、第一シール部材と第二シール部材の外側面は円錐になっている。
(7)上記(5)によるはんだ除去器において、バックホルダー第二シール部材が二シール部材バックホルダーに分離可能に連結され、貯溜カートリッジの第二端はバックホルダーが第二位置にあるとき第二シール部材に形成されたキーを受けるようになっている切込みを有している。
(8)上記(4)によるはんだ除去器において、第一のハンドル部に対して貯溜カートリッジを方向付けするためにバックホルダーが第一位置から第二位置に動かされたとき、貯溜カートリッジがキーを受け入れるようになっている切込みを有している。
(9)上記(2)によるはんだ除去器において、こて先を加熱するのに電気を熱に変換するため、先端部分に電力を供給するために第一ハンドル部に取り付けられた電気コードをさらに有する。
(10)上記(1)によるはんだ除去器において、吸引通路を有する加熱カートリッジを有し、その吸引通路を通って溶融はんだが回収され、その吸引通路の長手方向軸は加熱カートリッジの長手方向軸と整合している。
(11)上記(9)によるはんだ除去器において、第一ハンドル部が第一トリガーを、第二ハンドル部が第二トリガーを有し、第二ハンドル部が第一ハンドル部に取り外し可能に連結されたとき、第二トリガーの操作により第一トリガーが動作され、こて先に負圧を提供するように、第二トリガーが第一ハンドル部と機械的に連動している。
(12)こて先によってはんだを融かし、こて先を通して溶融はんだを取り除くシステムで、こて先の近くを熱し、はんだを融かすための電力を熱に変換するために、電源コードに連結され、こて先への負圧を制御する第一ハンドル部と、第一ハンドル部に接線方向に取り付けるようになっている第二ハンドル部とを有し、第二ハンドル部が第一ハンドル部に取り付けられたとき、第二ハンドル部は第一トリガーに機械的に連動する第二トリガーを有し、第二トリガーの動作がこて先を通って溶融はんだを取り除くのにこて先への負圧をオン/オフするよう、第一トリガーを動作させるもの。
(13)上記(12)によるシステムにおいて、さらにこて先を通って回収される溶融はんだを保持する事が可能な貯溜カートリッジをさらに有し、溶融はんだを回収するのにこて先に負圧を提供するため第一ハンドル部は負圧供給源を取り付けて第一ハンドル部内に通路を提供するようになっており、そして第一ハンドル部がこて先を通って回収された溶融はんだを保持するための貯溜カートリッジを取り外し可能に受けるようになっている凹部を有している。
(14)上記(13)によるシステムにおいて、第一のハンドル部は第一の開口部を持つ前端を有し、さらにそこを通じて溶融はんだを回収するようになっている吸引通路を持った先端部分を有している。
(15)上記(12)によるシステムにおいて、第一ハンドル部が第一と第二の開口部をもつ前端部を有し、さらに電気カートリッジと互い違いの関係になっている先端部分を有するヒーター加熱カートリッジを含み、第一及び第二の開口部がそれぞれ先端部分と電気カートリッジの少なくとも一部分を受けるようになっている。
(16)上記(15)によるシステムにおいてさらに、加熱ヒーターカートリッジを第一ハンドル部から取り出すために加熱ヒーターカートリッジと関連付けられている加熱カートリッジリムーバーを有する。
(17)上記(16)によるシステムにおいて、加熱カートリッジリムーバーが加熱ヒーターカートリッジの下側に沿うように関連付けられている。
(18)上記(13)によるシステムにおいて、第一ハンドル部が第一位置と第二位置の間を動くようになっているバックホルダーを有し、第一位置において凹部から貯溜カートリッジを挿入したり取り除いたりするのを可能にするため凹部の長手方向の長さが貯溜カートリッジの長さより長く、第二位置において凹部中に貯溜カートリッジを保持するため貯溜カートリッジの長さと少なくとも等しくなっている。
(19)上記(13)によるシステムにおいて、貯溜カートリッジが第一端及び第二端を有し、さらに第二位置にある凹部の中には貯溜カートリッジの第一及び第二端を十分にシールするようになっている第一及び第二のシール部材を有する。
(20)上記(19)によるシステムにおいて、バックホルダー第二シール部材が二シール部材バックホルダーに分離可能に連結され、貯溜カートリッジの第二端はバックホルダーが第二位置にあるとき第二シール部材に形成されたキーを受けるようになっている切込みを有している。
(21)上記(13)によるシステムにおいて、第一のハンドル部に対して貯溜カートリッジを方向付けするためにバックホルダーが第一位置から第二位置に動かされたとき、貯溜カートリッジがキーを受け入れるようになっている切込みを有している。
(22)上記(15)によるシステムにおいて、こて先を加熱するのに電気を熱に変換するため、先端部分に電力を供給するために第一ハンドル部に取り付けられた電気コードをさらに有する。
(23)上記(12)によるシステムにおいて、吸引通路を有する加熱カートリッジを有し、その吸引通路を通って溶融はんだが回収され、その吸引通路の長手方向軸は加熱カートリッジの長手方向軸と整合している。
(24)上記(22)によるシステムにおいて、第一ハンドル部が第一トリガーを、第二ハンドル部が第二トリガーを有し、第二ハンドル部が第一ハンドル部に取り外し可能に連結されたとき、第二トリガーの操作により第一トリガーが動作され、こて先に負圧を提供するように、第二トリガーが第一ハンドル部と機械的に連動している。
(25)上記(23)によるシステムにおいて、第二ハンドル部が第一位置と第二位置の間を動くピンを有し、第一位置においてピンが第二ハンドル部から突出し、第二位置においてピンは第二ハンドル部内に引っ込み、ピンは掃除のために吸引通路内に挿入されるようになっている。
(26)上記(23)によるシステムにおいて、加熱カートリッジリムーバーを有し、第一ハンドル部からヒーターカートリッジを取り出すため加熱カートリッジに係合するようになっている。
(27)上記(12)によるシステムにおいて、こて先への負圧の提供を遅らせるはんだ除去コントロールボックスを有する。
(28)上記(12)によるシステムにおいて、さらに互い違いの関係に電気カートリッジと先端部分をつなげるようになっている移行部分を有し、その移行部分は片側から突出するスリーブを有し、同じ方向に突出する電気カートリッジと先端部分のパイプの端を受けるのに適し、パイプの端とスリーブは第一ハンドル部のそれぞれ第一および第二開口に挿入されるよう適合し、第一ハンドル部に対してヒーターカートリッジを方向付けするためパイプの端が第一穴と合わさる前にスリーブが第二穴と合わさる。
(29)上記(28)によるシステムにおいて、加熱カートリッジが第一ハンドル部から外れることを防ぐためにスリーブが第二開口内のヒンジと係合する凹部を有する。
(30)上記(29)によるシステムにおいて、ヒンジがボタンに連結されており、ボタンが操作されたとき、ヒンジに対して第一ハンドル部から加熱カートリッジをはずすようにスリーブを解除させるようにヒンジを動かす。
(31)溶融はんだを受けられるシステムにおいて、以下のからなるもの:
第一端と第二端を持つハウジングであってハウジングの第一端は溶融はんだを受けるようになっている;
ハウジングの第二端の中に取り外し可能に係合するようになっているフィルター;
一対の足の間に基部を有する放熱部材で、そしてその放熱部材はハウジングにはめ込まれるフィルターに隣接してハウジングの中に収まるようになっている。
(32)上記(31)によるシステムにおいて、ハウジングの第二端が直径方向にそってハウジングを方向付けするために切込みを有する。
(33)上記(31)によるシステムにおいて、放熱部材がU字型を有する。
(34)上記(31)によるシステムにおいて、底部がフィルターと平面上にある。
(35)上記(31)によるシステムにおいて、底部とフィルターの間が間隙である。
(36)上記(31)によるシステムにおいて、底部がV字型を有する。
(37)上記(31)によるシステムにおいて、底部がW字型を有する。
(38)上記(31)によるシステムにおいて、放熱部材が金属より形成される。
(39)上記(38)によるシステムにおいて、金属がアルミである。
(40)上記(31)によるシステムにおいて、底部の対角線がハウジングの内径とほぼ同じである。
(41)上記(31)によるシステムにおいて、一対の足がほぼ平面である。
(42)上記(31)によるシステムにおいて、ハウジング内のはんだの量をハウジングの外から確認できるよう、ハウジングが透明な素材で形成されている。
(43)上記(31)によるシステムにおいて、ハウジングが紙製である。
(44)溶融はんだを保持するシステムにおいて、以下のシステムからなるもの:
第一端と第二端を持つハウジングであってハウジングの第一端は溶融はんだを受けるようになっている;
ハウジングの第二端の中に取り外し可能に係合するようになっているフィルター;
ハウジングの中に曲線の形状を有する放熱部材。
(45)上記(44)によるシステムにおいて、放熱部材がアルミから形成される。
(46)上記(44)によるシステムにおいて、ハウジングが紙製である。
(47)はんだ除去器用の交換可能な貯溜カートリッジにおいて、以下からなる貯溜カートリッジ:
第一端と第二端を持つハウジングであってハウジングの第一端は溶融はんだを受けるようになっている;
ハウジングの第二端の中に取り外し可能に係合するようになっているフィルター;
一対の足の間に基部を有する放熱部材で、そしてその放熱部材はハウジングにはめ込まれるフィルターに隣接してハウジングの中に収まるようになっている。
(48)上記(47)による貯溜カートリッジにおいて、ハウジングの第二端が直径方向にそってハウジングを方向付けするために切込みを有する。
(49)上記(47)による貯溜カートリッジにおいて、放熱部材がU字型を有する。
(50)上記(47)による貯溜カートリッジにおいて、底部がフィルターと当接する。
(51)上記(47)による貯溜カートリッジにおいて、底部とフィルターの間に間隙がある。
(52)上記(47)による貯溜カートリッジにおいて、底部がV字型を有する。
(53)上記(47)による貯溜カートリッジにおいて、底部がW字型を有する。
(54)上記(47)による貯溜カートリッジにおいて、放熱部材が金属より形成される。
(55)上記(54)による貯溜カートリッジにおいて、金属がアルミである。
(56)上記(47)による貯溜カートリッジにおいて、底部の対角線がハウジングの内径とほぼ同じである。
(57)上記(47)による貯溜カートリッジにおいて、ハウジング内のはんだの量をハウジングの外から確認できるよう、ハウジングが透明な素材で形成されている。
(58)上記(47)による貯溜カートリッジにおいて、ハウジングが紙製である。
(59)こて先に隣接するヒーターに電気を提供するための加熱カートリッジであり、以下からなるもの:
こて先とパイプの端の間にチャンネルを有する先端部分;
電力を受けるための接点を有する電気カートリッジ;
電気カートリッジを先端部分に対して互い違いに連結する移行部分であり、接触端子を通して供給される電力がこて先近くを加熱するために電気を変換するヒーターに提供される。
(60)上記(59)による加熱カートリッジにおいて、ヒーターの熱をパイプの端まで伝えるため、パイプの端の少なくとも一部分が熱伝導素材で囲われている。
(61)上記(59)による加熱ヒーターカートリッジにおいて、移行部分の間に間隙を持つ第一板と第二板を含み、第二第一板が第一第二板よりヒーターに近く、間隙が第一第二板をヒーターより絶縁する。
(62)上記(59)による加熱カートリッジにおいて、こて先とパイプの端の間は吸引通路がほぼまっすぐである。
(63)上記(59)による加熱ヒーターカートリッジにおいて、電気カートリッジが先端部分と移行部分から着脱可能のゆえに交換可能である。
(64)上記(59)による加熱カートリッジにおいて、こて先が交換可能である。
(65)上記(59)による加熱ヒーターカートリッジにおいて、こて先内の吸引通路の直径が残りの吸引通路の直径よりも小さい。
(66)上記(59)による加熱カートリッジにおいて、移行部分が移行部分から同じ方向に突出する電気カートリッジと先端部分のパイプの端を受けるのに適した片側から突出するスリーブを有し、スリーブはパイプの端よりも長く突出し、第一ハンドル部に対してヒーターカートリッジを方向付けするために第一ハンドル部の穴を通して中に差し込むようになっている。
(67)上記(66)による加熱カートリッジにおいて、スリーブが第一ハンドル部内のヒンジと合わさるようになっている凹部を有するもの。
(68)貯溜カートリッジの中に溶融はんだを動かす方法で、以下の工程からなるもの:
吸引通路内を通って溶融はんだを吸い取ること;
チャンネル全体でほぼ一定の温度を維持すること;
溶融はんだを貯溜カートリッジの中に収納すること。
(69)上記(68)による方法で、貯溜カートリッジが交換可能なもの。
(70)上記(68)による方法で、吸引通路全体の温度をほぼ同じに維持する工程が達成されるまで吸い取りの工程を遅らせるもの。
(71)上記(68)による方法で、吸い取りの工程をオフにするのを吸引通路内にはんだがなくなるまで維持し、遅らせるもの。
(72)こて先からパイプの端までチャンネルを通って溶融はんだを取り除くためのはんだ除去器を動作させる方法で以下を含むもの:
チャンネルを熱するためのヒーターに電気を供給する;
はんだがこて先からパイプの端まで通ることのできるよう吸引通路の温度がはんだの溶けた状態を維持できるようにヒーターが吸引通路を熱するまで、溶融はんだを取り除くためチャンネルを通る初めの負圧を提供するのを遅らせる。
(73)上記(72)による方法で、さらに吸引通路内のはんだがほぼなくなるまで吸引通路内に負圧と、ヒーターへの電気をオフするのを遅らせる。
(74)上記(72)による方法で、初めの負圧をチャンネルに提供するのを遅らせる段階が約15秒から約30秒であること。
(75)上記(72)による方法で、ヒーターへの電気とチャンネルを通る負圧をオフするのを遅らせる段階が、約15秒から約30秒であること。
(76)上記(72)による方法でさらに以下を含むもの:
こて先の温度をモニターする;
こて先の温度をあらかじめ決められた温度に近い温度に維持するためヒーターに電気を供給する。
(77)以下のものからなるはんだ除去器:
はんだ除去チャンネル(吸引通路)を有するはんだ除去こて先;
前記はんだ除去こて先を支持するハウジングで負圧供給源に伝達できるもの;
前記ハウジングの外面がはんだ収納体カートリッジ用の凹部を規定する凹部を有するもの;
前記凹部が、はんだ収集体カートリッジが凹部に位置されたとき前記カートリッジが前記カートリッジの中に前記はんだ除去チャンネルを通じてはんだを吸引するために前記負圧供給源と連通するようになっているもの;
前記凹部が前記ハウジングをあけることなく、前記凹部よりカートリッジを直接差し込み、取り外すようになっているもの。
(78)上記(77)のはんだ除去器において、前記凹部が外気に対して開いているもの。
(79)上記(77)のはんだ除去器において、前記ハウジング内に通路をさらに有し、前記通路の前端が貯溜カートリッジが前記凹部にあるときにそのカートリッジの後端と連通して、そして通路の後端は前記負圧供給源と通じ、はんだ除去チャンネルの長手方向の前記はんだ除去チャンネル、前記カートリッジと前記通路はセンターラインで整合しているもの。
(80)上記(77)のはんだ除去器において、前記凹部がハウジングの前方上部に位置するもの。
(81)以下のものからなるはんだ除去器:
はんだ除去チャンネルを有するはんだ除去こて先;
前記はんだ除去こて先を支持するとともに、除去チャンネルを通じて溶融はんだを回収するべく負圧供給源に連結されるようになっている第一ハンドル部;
第一ハンドル部上にあり、第一ハンドル部を保持しているはんだ除去器の使用者に対して負圧とはんだ除去チャンネルとの連通を使用者が制御させるようになっている第一の作動器;
第二ハンドル部;
前記第二ハンドル部の作動器;
前記第二ハンドル部が使用者により第一ハンドル部に連結位置にて連結され、そこから解除することができるようになっている;
前記第二作動器は第二ハンドル部が連結位置にある時に、第二ハンドル部を保持する使用者がはんだ除去チャンネルの負圧の連通を制御させるようになっている。
(82)上記(81)のはんだ除去器において、前記第一の作動器は使用者により作動可能な第一トリガーであり、前記第二の作動器は使用者により作動可能な第二トリガーである。
(83)上記(81)のはんだ除去器において、前記第二ハンドル部が連結位置にあるとき前記第二作動器を前記第一の作動器と作用するよう連結させる手段をさらに含む。
(84)上記(81)のはんだ除去器において、前記第二ハンドル部がピストル型グリップを形成し、前記第二作動器が前記ピストル型グリップハンドル部のトリガーを形成する。
(85)上記(81)のはんだ除去器において、前記連結位置において前記第二ハンドル部を前記第一ハンドル部の底面に固定するための取り外し可能なロック手段をさらに含む。
(86)以下のものから成るはんだ除去器加熱ヒーターカートリッジ組立体:
はんだ除去ツールこて先;
前記はんだ除去ツールこて先のなかのはんだを加熱するように位置されている加熱カートリッジ;
負圧供給源に接続可能な長手方向軸のチャンネルを持ったはんだ吸引通路を規定する前記ツールこて先と前記加熱ヒーターカートリッジ;
長手方向のカートリッジを持っており、電力源に接続可能な細長い電気カートリッジ;
前記チャンネルの長手方向軸と軸が離隔していて、かつ平行な前記カートリッジの長手方向軸;
前記電気カートリッジを前記加熱カートリッジに電気的に接続している移行部分。
(87)上記(86)のカートリッジ組立体において、移行部分が間隙と間隙の中の導電配線を特徴とする間隙手段を含むもの。
(88)上記(87)のカートリッジ組立体において、前記間隙手段が前記カートリッジ軸と前記チャンネル軸にたいして直角に配置された一対の板を含むもの。
(89)上記(86)のカートリッジ組立体において、前記加熱ヒーターカートリッジが前記除去器こて先の後方部分を囲っているもの。
(90)上記(86)のカートリッジ組立体に、さらに前記はんだ吸取りチャンネルから後方に延びるパイプを有するもの。
(91)上記(86)のカートリッジ組立体で、さらに前記電気カートリッジの先端部分を囲っているスリーブを有するもの。
(92)第一ハンドル部及び第二ハンドル部から成り、こて先を介してはんだを融かすシステムにおいて、第一ハンドル部は第一トリガーと長手方向軸を有し、第一トリガーの動作がはんだを融かすためにこて先に電気を提供し、第二ハンドル部は第二トリガーとともにグリップエリアを有し、第二ハンドル部のグリップエリアが第一ハンドル部の長手方向に対して接線に沿うように第一ハンドル部は第二ハンドル部がつながるようになっていて、第二トリガーの動作がこて先に電気を供給するため、第一トリガーを動作させるもの。
(93)上記(92)によるシステムにおいて、第一ハンドル部はこて先内の吸引通路を通して溶融はんだを除去するこて先に負圧を提供するようになっているもの。
(94)上記(92)によるシステムにおいて、第一ハンドル部はこて先に電気を通すために第二ハンドル部とは独立して操作可能であるもの。
本発明の一実施形態に係るはんだ除去器具の分解斜視図である。 図1のはんだ除去器具の断面図である。 図1のはんだ除去器具の加熱カートリッジの後ろ側の拡大図である。 図1のはんだ除去器具の第一ハンドル部の前端の拡大図である。 (a)は加熱カートリッジ、貯溜カートリッジ、第一ハンドル部、そして第二ハンドル部を取り外し可能に合体させたはんだ除去器具の斜視図であり、(b)ははんだ除去器具の内部固定構造を示す図である。 図1のはんだ除去器具の貯溜カートリッジの展開図である。 貯溜カートリッジの断面図である。 貯溜カートリッジの前面図である。 放熱部材の底がV字型の貯溜カートリッジの断面図である。 放熱部材の底がU字型の貯溜カートリッジの断面図である。 放熱部材の底がW字型の貯溜カートリッジの断面図である。 放熱部材の底がU字型で、底とフィルターの間に間隙がある、貯溜カートリッジの断面図である。 放熱部材が曲線形状の貯溜カートリッジの断面図である。 第二シール部材を伴う貯溜カートリッジの断面図である。 第二シール部材を伴う貯溜カートリッジの断面図である。 第二シール部材を伴う貯溜カートリッジの断面図である。 貯溜カートリッジと第二シール部材がそれぞれ切込みとキーをもつ貯溜カートリッジの斜視図である。 第二ハンドル部の断面図であり(a)はピンを縮めた状態、(b)はピンを伸ばした状態を示す。 加熱カートリッジリムーバーの斜視図である。 はんだ除去器具、電源、そして制御ボックスの制御構成図である。 はんだ除去器具を動かすためのフローチャートである。
符号の説明
10 はんだ除去器具
12 第一ハンドル部(ハンドル部)
14 貯溜カートリッジ(貯溜部)
16 加熱カートリッジ
19 移行部分
24 第一開口
26 第二開口
28 パイプ
30 電気カートリッジ
36 吸引通路
38 こて先
60 ヒーター
80 第一板
82 第二板
83 スリーブ
95 ボタン(加熱カートリッジロック解除手段)
101 フック(加熱カートリッジロック手段)

Claims (5)

  1. はんだを加熱し、溶融させるとともに、負圧吸引して除去するはんだ除去器具であって、
    ハンドル部に対して着脱自在に設けられた加熱カートリッジを備え、
    上記加熱カートリッジには、
    はんだを加熱するこて先と、
    溶融したはんだをハンドル部側に導く直線状の溶融はんだ通路と、
    上記こて先および上記溶融はんだ通路を加熱するヒーターと、
    ハンドル部から供給される電力を上記ヒーターに導く棒状の電気カートリッジとを含み、
    上記加熱カートリッジは略平行に離間した二軸構造を有し、その第一軸には上記こて先と上記溶融はんだ通路と上記ヒーターとが配設されるとともに、その第二軸には上記電気カートリッジが配設されていることを特徴とするはんだ除去器具。
  2. 上記ハンドル部には、吸引したはんだを貯溜する貯溜部が設けられ、該ハンドル部に上記加熱カートリッジが装着された状態で、上記貯溜部が上記第一軸の略延長線上に配設されることを特徴とする請求項1記載のはんだ除去器具。
  3. 上記ハンドル部には、上記第一軸に対応する第一開口と、上記第二軸に対応する第二開口とが設けられ、
    上記第一軸上に配設された部材よりも上記第二軸上に配設された部材の方が基端側に長く延びており、
    上記加熱カートリッジを上記ハンドル部に装着する際、上記第一軸上の部材よりも先に上記第二軸上の部材が軸回り方向の位置決めがなされた状態で上記第二開口に挿入されるように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載のはんだ除去器具。
  4. 上記加熱カートリッジには、上記第一軸上の部材と上記第二軸上の部材とを、離間させつつ連結する移行部分が設けられ、
    上記移行部分は、上記第一軸および第二軸と略垂直かつ互いに離間して設けられた第一板および第二板を含み、上記第一板が主として上記第一軸上の部材を支持し、上記第二板が主として上記第二軸上の部材を支持するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のはんだ除去器具。
  5. 上記加熱カートリッジを上記ハンドル部に装着した状態で、該ハンドル部からの脱落を規制する加熱カートリッジロック手段と、
    上記規制を解除する加熱カートリッジロック解除手段とを備え、
    上記加熱カートリッジロック手段は、上記加熱カートリッジを、上記ハンドル部に押入することによって上記規制を有効にするように構成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のはんだ除去器具。
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