JPH11336980A - 分岐開口形成工法 - Google Patents
分岐開口形成工法Info
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- JPH11336980A JPH11336980A JP14405698A JP14405698A JPH11336980A JP H11336980 A JPH11336980 A JP H11336980A JP 14405698 A JP14405698 A JP 14405698A JP 14405698 A JP14405698 A JP 14405698A JP H11336980 A JPH11336980 A JP H11336980A
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- branch
- existing pipeline
- branch opening
- opening
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L41/00—Branching pipes; Joining pipes to walls
- F16L41/04—Tapping pipe walls, i.e. making connections through the walls of pipes while they are carrying fluids; Fittings therefor
- F16L41/06—Tapping pipe walls, i.e. making connections through the walls of pipes while they are carrying fluids; Fittings therefor making use of attaching means embracing the pipe
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 既設管路と略同径でしかも既設管路の真横
等、ホールソーが装着困難な場所での分岐開口を容易に
形成することができる分岐開口形成工法を提供する。 【解決手段】 既設管路に対して略同径の分岐開口を上
記既設管路の側面に形成するための分岐開口形成工法で
あって、上記既設管路1に対し、該既設管路1の側面に
対向する分岐管取り出し口2Aと既設管路1の上周面に
対向する作業開口2Bとを有する継手部材2を装着し、
上記作業開口2Bには上記既設管路1の周面に対して接
線方向に摺動可能なカッター刃4Bを有する穿孔装置4
を配備し、上記穿孔装置4のカッター刃4Bを上記既設
管路の分岐開口形成位置に向け摺動させることで分岐開
口に相当する既設管路の周部1Aを裁断する。
等、ホールソーが装着困難な場所での分岐開口を容易に
形成することができる分岐開口形成工法を提供する。 【解決手段】 既設管路に対して略同径の分岐開口を上
記既設管路の側面に形成するための分岐開口形成工法で
あって、上記既設管路1に対し、該既設管路1の側面に
対向する分岐管取り出し口2Aと既設管路1の上周面に
対向する作業開口2Bとを有する継手部材2を装着し、
上記作業開口2Bには上記既設管路1の周面に対して接
線方向に摺動可能なカッター刃4Bを有する穿孔装置4
を配備し、上記穿孔装置4のカッター刃4Bを上記既設
管路の分岐開口形成位置に向け摺動させることで分岐開
口に相当する既設管路の周部1Aを裁断する。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、分岐開口形成工法
に関し、さらに詳しくは、ポリエチレン管を用いた本支
管に対して略同径の分岐管を接続するための分岐開口形
成工法に関する。
に関し、さらに詳しくは、ポリエチレン管を用いた本支
管に対して略同径の分岐管を接続するための分岐開口形
成工法に関する。
【0002】
【従来の技術】既設の管路から分岐管の取出し工事を施
工する際、既設管路をなす管に分岐開口を形成し、その
分岐開口に対して分岐サドルなどの中継部材を取り付け
て分岐管を接続する工法が多用されている。ところで、
近年では、地震の際の衝撃力を緩衝できる材質により管
路を構成することが多くなり、そのための材料としてポ
リエチレンなどの可撓性材料が用いられている。このよ
うなPE管の分岐を行う場合、該PE管に分岐開口を穿
孔し、電熱線が内蔵された分岐サドルの融着部を、前記
分岐開口部周辺に設置し、電熱線を加熱することで互い
のPE管を溶融して融着させるようにしている。
工する際、既設管路をなす管に分岐開口を形成し、その
分岐開口に対して分岐サドルなどの中継部材を取り付け
て分岐管を接続する工法が多用されている。ところで、
近年では、地震の際の衝撃力を緩衝できる材質により管
路を構成することが多くなり、そのための材料としてポ
リエチレンなどの可撓性材料が用いられている。このよ
うなPE管の分岐を行う場合、該PE管に分岐開口を穿
孔し、電熱線が内蔵された分岐サドルの融着部を、前記
分岐開口部周辺に設置し、電熱線を加熱することで互い
のPE管を溶融して融着させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したPE管の分岐
で、異径分岐の場合、何ら不具合はないが、ガス供給率
確保等の理由から、同径での分岐が必要とされる場合が
ある。この場合、分岐サドルは、PE管にかぶせるよう
にして設置されるが、軸方向の融着シロはある程度確保
できるが、図9に示すように、径方向、特に図中矢印で
示した部分の融着シロが少なくなり、分岐サドルの融着
が不完全になってしまう問題点が派生する。
で、異径分岐の場合、何ら不具合はないが、ガス供給率
確保等の理由から、同径での分岐が必要とされる場合が
ある。この場合、分岐サドルは、PE管にかぶせるよう
にして設置されるが、軸方向の融着シロはある程度確保
できるが、図9に示すように、径方向、特に図中矢印で
示した部分の融着シロが少なくなり、分岐サドルの融着
が不完全になってしまう問題点が派生する。
【0004】本発明の目的は、上記従来の分岐開口形成
工法における問題に鑑み、特にPE管の同径分岐の際、
適正に分岐作業が行える分岐開口形成工法を提供するこ
とにある。
工法における問題に鑑み、特にPE管の同径分岐の際、
適正に分岐作業が行える分岐開口形成工法を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、既設管路に対して略同径の
分岐開口を上記既設管路に形成するための分岐開口形成
工法であって、上記既設管路に対し、該既設管路の側面
に対向する分岐管取り出し口と既設管路の上周面に対向
する作業開口とを有する継手部材を装着し、上記作業開
口には上記既設管路の周面に対して接線方向に摺動可能
で略コ字状カッター刃を有する穿孔装置を配備し、上記
穿孔装置のカッター刃を上記既設管路の分岐開口形成位
置に向け摺動させることで分岐開口に相当する既設管路
の周壁を裁断することを特徴としている。
め、請求項1記載の発明は、既設管路に対して略同径の
分岐開口を上記既設管路に形成するための分岐開口形成
工法であって、上記既設管路に対し、該既設管路の側面
に対向する分岐管取り出し口と既設管路の上周面に対向
する作業開口とを有する継手部材を装着し、上記作業開
口には上記既設管路の周面に対して接線方向に摺動可能
で略コ字状カッター刃を有する穿孔装置を配備し、上記
穿孔装置のカッター刃を上記既設管路の分岐開口形成位
置に向け摺動させることで分岐開口に相当する既設管路
の周壁を裁断することを特徴としている。
【0006】請求項2記載の発明は、既設管路に対して
略同径の分岐開口を上記既設管路の側面に形成する分岐
開口形成工法において、上記穿孔装置には、上記カッタ
ー刃の近傍に、このカッター刃により裁断された既設管
路の周壁を受け止める保持部が設けられていることを特
徴としている。
略同径の分岐開口を上記既設管路の側面に形成する分岐
開口形成工法において、上記穿孔装置には、上記カッタ
ー刃の近傍に、このカッター刃により裁断された既設管
路の周壁を受け止める保持部が設けられていることを特
徴としている。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項2記載の分
岐開口形成工法において、上記保持部は、カッター刃を
はさんで上記既設管路の分岐開口形成位置に対向する可
撓性部材で構成され、裁断された際に既設管路から離れ
ようとする周壁を上記カッター刃の裏面に向け押圧して
落下を防止することを特徴としている。
岐開口形成工法において、上記保持部は、カッター刃を
はさんで上記既設管路の分岐開口形成位置に対向する可
撓性部材で構成され、裁断された際に既設管路から離れ
ようとする周壁を上記カッター刃の裏面に向け押圧して
落下を防止することを特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明では、継手部材における作
業開口に装着された穿孔装置のカッター刃を分岐開口形
成位置に向け摺動させることにより分岐開口形成位置に
相当する既設管路の周壁を裁断することで分岐開口を形
成することができる。この際、分岐開口形状は、カッタ
ー刃が略コ字状のため、分岐開口形状は略四角形状とな
り、分岐開口面積を確保しつつ、図8に示すように融着
シロを適正に確保することができるようになる。
業開口に装着された穿孔装置のカッター刃を分岐開口形
成位置に向け摺動させることにより分岐開口形成位置に
相当する既設管路の周壁を裁断することで分岐開口を形
成することができる。この際、分岐開口形状は、カッタ
ー刃が略コ字状のため、分岐開口形状は略四角形状とな
り、分岐開口面積を確保しつつ、図8に示すように融着
シロを適正に確保することができるようになる。
【0009】請求項2および3記載の発明では、カッタ
ー刃により裁断された既設管路の周壁が保持部により落
下を防止される。特に請求項3記載の発明では、可撓性
部材の撓み復元力によって裁断された周壁がカッター刃
裏面に押圧されるので不用意に継手部材内に落下したま
ま放置されるようなことが防止できる。
ー刃により裁断された既設管路の周壁が保持部により落
下を防止される。特に請求項3記載の発明では、可撓性
部材の撓み復元力によって裁断された周壁がカッター刃
裏面に押圧されるので不用意に継手部材内に落下したま
ま放置されるようなことが防止できる。
【0010】
【実施例】以下、図示実施例により本発明の詳細を説明
する。図1は、ガス管を対象とした場合の本発明実施例
による分岐開口形成工法に用いられる装置構成を示して
おり、同図において符号1は既設管路、同2は分岐継
手、同3は装着アダプター、同4は穿孔装置をそれぞれ
示している。なお、図1では、後述するカッター刃4B
の動作態様を示すために、摺動ロッド4Cの軸線を境に
して左半分と右半分とで摺動ロッド4Cに有する刃本体
4B2の位置を異ならせて示してある。既設管路1は、
本実施例の場合、ポリエチレン樹脂管が用いられ、その
側面に分岐開口を形成するようになっている。分岐継手
2は既設管路1と同じくポリエチレン樹脂製のもので構
成され、既設管路1の側面に対向して分岐管(図示され
ず)が連結可能な分岐管取り出し口2Aと既設管路1の
上周面に対向して後述する穿孔装置4が装着される作業
開口2Bとを備えている。分岐継手2は、既設管路1に
対して加熱融着によってサドル面2Cが一体化されてお
り、また、作業開口2Bが分岐管取り出し口2Aに対し
て直角な方向に軸線方向を設定されている。本実施例で
は、作業開口2Bの軸線位置が既設管路1の軸中心から
偏心した状態とされている。
する。図1は、ガス管を対象とした場合の本発明実施例
による分岐開口形成工法に用いられる装置構成を示して
おり、同図において符号1は既設管路、同2は分岐継
手、同3は装着アダプター、同4は穿孔装置をそれぞれ
示している。なお、図1では、後述するカッター刃4B
の動作態様を示すために、摺動ロッド4Cの軸線を境に
して左半分と右半分とで摺動ロッド4Cに有する刃本体
4B2の位置を異ならせて示してある。既設管路1は、
本実施例の場合、ポリエチレン樹脂管が用いられ、その
側面に分岐開口を形成するようになっている。分岐継手
2は既設管路1と同じくポリエチレン樹脂製のもので構
成され、既設管路1の側面に対向して分岐管(図示され
ず)が連結可能な分岐管取り出し口2Aと既設管路1の
上周面に対向して後述する穿孔装置4が装着される作業
開口2Bとを備えている。分岐継手2は、既設管路1に
対して加熱融着によってサドル面2Cが一体化されてお
り、また、作業開口2Bが分岐管取り出し口2Aに対し
て直角な方向に軸線方向を設定されている。本実施例で
は、作業開口2Bの軸線位置が既設管路1の軸中心から
偏心した状態とされている。
【0011】装着アダプター3は、後述する穿孔装置4
を作業開口2Bに装着するためのものであり、本実施例
では、作業開口2Bを開閉するシャッター部材3B1を
備えた構成とされている。つまり、図1において、装着
アダプター3は、作業開口2Bの外周に締結される取付
ベース部材3Aと、この取付ベース部材3Aに載置され
る保持基板3Bとを備えている。取付ベース部材3Aお
よび保持基板3Bには、その中心部に作業開口2Bと連
通する開口部が形成されており、保持基板3Bには、図
1を示す紙面に対して直角な方向に摺動可能なシャッタ
ー部材3B1が設けられている。シャッター部材3B1
は、既設管路1の分岐開口から流れ出るガスを遮断する
ために用いられる。取付基板3Bは、既設管路1に掛け
回されるチェーン5の両端が掛け止めされることで取付
ベース部材3Aに押圧保持されるようになっている。
を作業開口2Bに装着するためのものであり、本実施例
では、作業開口2Bを開閉するシャッター部材3B1を
備えた構成とされている。つまり、図1において、装着
アダプター3は、作業開口2Bの外周に締結される取付
ベース部材3Aと、この取付ベース部材3Aに載置され
る保持基板3Bとを備えている。取付ベース部材3Aお
よび保持基板3Bには、その中心部に作業開口2Bと連
通する開口部が形成されており、保持基板3Bには、図
1を示す紙面に対して直角な方向に摺動可能なシャッタ
ー部材3B1が設けられている。シャッター部材3B1
は、既設管路1の分岐開口から流れ出るガスを遮断する
ために用いられる。取付基板3Bは、既設管路1に掛け
回されるチェーン5の両端が掛け止めされることで取付
ベース部材3Aに押圧保持されるようになっている。
【0012】穿孔装置4は、シリンダ部4Aとこのシリ
ンダ部4A内でシリンダ4Aの軸線方向に摺動可能なカ
ッター刃4Bとを備えている。カッター刃4Bの摺動方
向は、既設管路1の接線方向と平行する方向とされてい
る。カッター刃4Bは、シリンダ4Aによって摺動可能
に支持されている摺動ロッド4Cと、摺動ロッド4Cの
先端に取り付けられている刃取付基台4B1とを備え、
刃取付基台4B1における既設管路1の分岐開口形成位
置に相当する周壁1Aに対向する位置には薄板状の刃本
体4B2の基部が固定されている。図1および図2に示
すように、刃本体4B2はコ字状に形成されており、後
述する作業過程で該刃本体4B2により切断された管路
1の分岐開口部は図8に示すような形状になりる。摺動
ロッド4Cは、シリンダ4Aから外部に突出している端
部に設けられている押圧操作片(図示されず)あるいは
駆動源により既設管路1の分岐開口形成位置に向け押し
下げられることができるようになっている。穿孔装置4
は、図1に示すように、フランジ部4Fが保持基板3B
に締結されることで作業開口2Bとシリンダ4Aとの中
心位置を整合されて装着アダプタ3に取り付けられる。
なお、図1中、符号4Gは穿孔装置4の把持部である。
ンダ部4A内でシリンダ4Aの軸線方向に摺動可能なカ
ッター刃4Bとを備えている。カッター刃4Bの摺動方
向は、既設管路1の接線方向と平行する方向とされてい
る。カッター刃4Bは、シリンダ4Aによって摺動可能
に支持されている摺動ロッド4Cと、摺動ロッド4Cの
先端に取り付けられている刃取付基台4B1とを備え、
刃取付基台4B1における既設管路1の分岐開口形成位
置に相当する周壁1Aに対向する位置には薄板状の刃本
体4B2の基部が固定されている。図1および図2に示
すように、刃本体4B2はコ字状に形成されており、後
述する作業過程で該刃本体4B2により切断された管路
1の分岐開口部は図8に示すような形状になりる。摺動
ロッド4Cは、シリンダ4Aから外部に突出している端
部に設けられている押圧操作片(図示されず)あるいは
駆動源により既設管路1の分岐開口形成位置に向け押し
下げられることができるようになっている。穿孔装置4
は、図1に示すように、フランジ部4Fが保持基板3B
に締結されることで作業開口2Bとシリンダ4Aとの中
心位置を整合されて装着アダプタ3に取り付けられる。
なお、図1中、符号4Gは穿孔装置4の把持部である。
【0013】本実施例は以上のような構成を用いて既設
管路1の側面に分岐開口を形成して分岐管を連結する際
には、図3乃至図7に示す手順が実行される。 (1)分岐継手2の設置 この作業は、図3に示すように、分岐継手2を既設管路
1の分岐管取り出し部に高周波加熱などによって融着す
る。分岐継手2は、既設管路1の側面に分岐取り出し口
2Aが対向し、上周面に作業開口2Bが対向した状態で
融着され、作業開口2Bの軸線が既設管路1の中心位置
から偏心した状態で配置される。 (2)分岐管の連結 この作業は、図4に示すように、分岐継手2における分
岐取り出し口2Aに対して中継部材6を介して分岐管7
を連結する。 (3)装着アダプタ3および穿孔装置4の設置 この作業では、図5に示すように、分岐継手2の作業開
口2Bに装着アダプタ3の取付ベース部材3Aが締結さ
れ、さらに、図1に示したチェーン5によって取付基板
3Bが取付ベース部材3Aに押圧保持され、これにより
装着アダプター3が既設管路1の外周面に堅固に保持さ
れる。穿孔装置4は、保持基板3Bに対して締結される
ことで装着アダプタ3に装着される。穿孔装置4が装着
された時点では、保持基板3Bに有するシャッター部材
3B1は開放されている。 (4)分岐口形成 この作業は、図6に示すように、穿孔装置4に有するカ
ッター刃4Bが摺動ロッド4Cを既設管路1に向け押し
下げられることで既設管路1における分岐開口形成位置
の周壁を裁断する。つまり、摺動ロッド4Cが押し下げ
られると、図1において、摺動ロッド4Cの軸線の左側
に示すように、カッター刃3Bの刃本体3B3が周壁の
一部(符号1Aで示す部分)に入り込み、その周壁1A
が既設管路1から分割され、刃本体3B3の裏面に移動
することで分岐開口に相当する部分の周壁1Aが裁断さ
れて開口される。 (5)装着アダプター3、穿孔蔵置4の取り外しおよび
分岐継手2の封止 この作業は図7に示すように、分岐継手2の作業開口2
Bに対してキャップ8を用いて封止する作業であるが、
キャップ8を取り付ける前に装着アダプター3および穿
孔装置4が分岐継手2から取り外される。つまり、穿孔
装置4による既設管路1の周壁1Aの裁断が完了する
と、穿孔装置4は、摺動ロッド4Cを引き上げてカッタ
ー刃4Bが既設管路1から引き離され、シリンダ4A内
に位置される。カッター刃4Bがシリンダ4A内に移動
するのに合わせて装着アダプター3の保持基板3Bに有
するシャッター部材3B1によって分岐継手1の作業開
口2Bが閉じられる。これにより、カッター刃4Bによ
って開口された既設管路1からガスが流出した場合、そ
のガスが不用意に作業開口2Bから外部に漏れ出すのが
最小限に抑えられる。装着アダプタ3を既設管路1から
取り外すのに合わせてキャップ8を分岐継手2の作業開
口2Bに装着する。
管路1の側面に分岐開口を形成して分岐管を連結する際
には、図3乃至図7に示す手順が実行される。 (1)分岐継手2の設置 この作業は、図3に示すように、分岐継手2を既設管路
1の分岐管取り出し部に高周波加熱などによって融着す
る。分岐継手2は、既設管路1の側面に分岐取り出し口
2Aが対向し、上周面に作業開口2Bが対向した状態で
融着され、作業開口2Bの軸線が既設管路1の中心位置
から偏心した状態で配置される。 (2)分岐管の連結 この作業は、図4に示すように、分岐継手2における分
岐取り出し口2Aに対して中継部材6を介して分岐管7
を連結する。 (3)装着アダプタ3および穿孔装置4の設置 この作業では、図5に示すように、分岐継手2の作業開
口2Bに装着アダプタ3の取付ベース部材3Aが締結さ
れ、さらに、図1に示したチェーン5によって取付基板
3Bが取付ベース部材3Aに押圧保持され、これにより
装着アダプター3が既設管路1の外周面に堅固に保持さ
れる。穿孔装置4は、保持基板3Bに対して締結される
ことで装着アダプタ3に装着される。穿孔装置4が装着
された時点では、保持基板3Bに有するシャッター部材
3B1は開放されている。 (4)分岐口形成 この作業は、図6に示すように、穿孔装置4に有するカ
ッター刃4Bが摺動ロッド4Cを既設管路1に向け押し
下げられることで既設管路1における分岐開口形成位置
の周壁を裁断する。つまり、摺動ロッド4Cが押し下げ
られると、図1において、摺動ロッド4Cの軸線の左側
に示すように、カッター刃3Bの刃本体3B3が周壁の
一部(符号1Aで示す部分)に入り込み、その周壁1A
が既設管路1から分割され、刃本体3B3の裏面に移動
することで分岐開口に相当する部分の周壁1Aが裁断さ
れて開口される。 (5)装着アダプター3、穿孔蔵置4の取り外しおよび
分岐継手2の封止 この作業は図7に示すように、分岐継手2の作業開口2
Bに対してキャップ8を用いて封止する作業であるが、
キャップ8を取り付ける前に装着アダプター3および穿
孔装置4が分岐継手2から取り外される。つまり、穿孔
装置4による既設管路1の周壁1Aの裁断が完了する
と、穿孔装置4は、摺動ロッド4Cを引き上げてカッタ
ー刃4Bが既設管路1から引き離され、シリンダ4A内
に位置される。カッター刃4Bがシリンダ4A内に移動
するのに合わせて装着アダプター3の保持基板3Bに有
するシャッター部材3B1によって分岐継手1の作業開
口2Bが閉じられる。これにより、カッター刃4Bによ
って開口された既設管路1からガスが流出した場合、そ
のガスが不用意に作業開口2Bから外部に漏れ出すのが
最小限に抑えられる。装着アダプタ3を既設管路1から
取り外すのに合わせてキャップ8を分岐継手2の作業開
口2Bに装着する。
【0014】本実施例によれば、カッター刃4B1が略
コ字状に形成されているため、図8に示すように、分岐
開口形状が略四角形状となる。そのため、従来の円形開
口形状と比較して、分岐開口面積が同程度で融着シロを
適正に確保することができる。そのため、同径分岐の
際、分岐サドルが前記融着シロに当接して適正に分岐作
業が行えるようになる。
コ字状に形成されているため、図8に示すように、分岐
開口形状が略四角形状となる。そのため、従来の円形開
口形状と比較して、分岐開口面積が同程度で融着シロを
適正に確保することができる。そのため、同径分岐の
際、分岐サドルが前記融着シロに当接して適正に分岐作
業が行えるようになる。
【0015】また、カッター刃4Bによって裁断された
既設管路1の周壁はカッター刃4Bの刃本体4B2が分
岐開口に相当する周壁を横断し終わると分岐継手2内に
落下しようとする。このため、落下した周壁の一部の取
り出しが困難であるばかりでなく、不用意に分岐継手2
の内部の残されたままであると、ガスの流動が阻害され
ることにもなる。そこで、本実施例では、このような裁
断された周壁の一部が分岐継手2内に落下しないように
なっている。以下、このための構成を図1において説明
すると次の通りである。図1において、カッター刃4B
の刃取付基台4B1には、コイルバネなどの可撓性部材
で構成された保持部9の軸方向一端が取り付けられてい
る。保持部9は、軸方向他端が自由に動き得る片持ち梁
状に支持されている。保持部9は、摺動ロッド4Cの軸
方向に沿った長さおよび外形寸法が、少なくとも裁断さ
れる周壁1Aの一部で最も膨出している周面1A1と当
接できる長さおよび外形寸法とされ、本実施例では、刃
本体4B2の先端近傍に軸方向他端が位置する長さと、
図1中、符号1A1で示すように、裁断される周壁1A
の一部で最も膨出する高さと同等若しくはその高さ未満
となる外形寸法とされている。
既設管路1の周壁はカッター刃4Bの刃本体4B2が分
岐開口に相当する周壁を横断し終わると分岐継手2内に
落下しようとする。このため、落下した周壁の一部の取
り出しが困難であるばかりでなく、不用意に分岐継手2
の内部の残されたままであると、ガスの流動が阻害され
ることにもなる。そこで、本実施例では、このような裁
断された周壁の一部が分岐継手2内に落下しないように
なっている。以下、このための構成を図1において説明
すると次の通りである。図1において、カッター刃4B
の刃取付基台4B1には、コイルバネなどの可撓性部材
で構成された保持部9の軸方向一端が取り付けられてい
る。保持部9は、軸方向他端が自由に動き得る片持ち梁
状に支持されている。保持部9は、摺動ロッド4Cの軸
方向に沿った長さおよび外形寸法が、少なくとも裁断さ
れる周壁1Aの一部で最も膨出している周面1A1と当
接できる長さおよび外形寸法とされ、本実施例では、刃
本体4B2の先端近傍に軸方向他端が位置する長さと、
図1中、符号1A1で示すように、裁断される周壁1A
の一部で最も膨出する高さと同等若しくはその高さ未満
となる外形寸法とされている。
【0016】本実施例は以上のような構成であるから、
図1において摺動ロッド4Cの軸線の左側に示すよう
に、カッター刃4Bの刃本体4B2が分岐開口に相当す
る周壁1Aに入り込むことで周壁1Aが裁断されると、
その周壁1Aが保持部9によって受け止められる。保持
部9は、自らの可撓性による撓み変形復元力により周壁
1Aが刃本体4B2の裏面に位置して反り返るような場
合でも反りを抑制して刃本体4B2の裏面に押圧させ
る。これにより、分岐開口形成後、分岐継手2から穿孔
装置4が取り外される際には、周壁1Aが保持部9によ
って刃本体4B2の裏面に押し付けられたまま穿孔装置
4とともに移動することができるので、取り外された穿
孔装置4から回収されることになる。
図1において摺動ロッド4Cの軸線の左側に示すよう
に、カッター刃4Bの刃本体4B2が分岐開口に相当す
る周壁1Aに入り込むことで周壁1Aが裁断されると、
その周壁1Aが保持部9によって受け止められる。保持
部9は、自らの可撓性による撓み変形復元力により周壁
1Aが刃本体4B2の裏面に位置して反り返るような場
合でも反りを抑制して刃本体4B2の裏面に押圧させ
る。これにより、分岐開口形成後、分岐継手2から穿孔
装置4が取り外される際には、周壁1Aが保持部9によ
って刃本体4B2の裏面に押し付けられたまま穿孔装置
4とともに移動することができるので、取り外された穿
孔装置4から回収されることになる。
【0017】
【発明の効果】以上の実施例からも明らかなように、請
求項1記載の発明によれば、継手部材における作業開口
に装着された穿孔装置のカッター刃を分岐開口形成位置
に向け摺動させることにより分岐開口形成位置に相当す
る既設管路の周壁を裁断することで分岐開口を形成する
ことができる。この際、分岐開口形状は、カッター刃が
略コ字状のため、分岐開口形状は略四角形状となり、分
岐開口面積を確保しつつ、図8に示すように融着シロを
適正に確保することができるようになる。
求項1記載の発明によれば、継手部材における作業開口
に装着された穿孔装置のカッター刃を分岐開口形成位置
に向け摺動させることにより分岐開口形成位置に相当す
る既設管路の周壁を裁断することで分岐開口を形成する
ことができる。この際、分岐開口形状は、カッター刃が
略コ字状のため、分岐開口形状は略四角形状となり、分
岐開口面積を確保しつつ、図8に示すように融着シロを
適正に確保することができるようになる。
【0018】請求項2および3記載の発明によれば、カ
ッター刃により裁断された既設管路の周壁が保持部によ
り落下を防止できる。特に請求項3記載の発明によれ
ば、可撓性部材の撓み復元力によって裁断された周壁が
カッター刃裏面に押圧されるので不用意に継手部材内に
落下したまま放置されるようなことが防止できる。
ッター刃により裁断された既設管路の周壁が保持部によ
り落下を防止できる。特に請求項3記載の発明によれ
ば、可撓性部材の撓み復元力によって裁断された周壁が
カッター刃裏面に押圧されるので不用意に継手部材内に
落下したまま放置されるようなことが防止できる。
【図1】本発明実施例による分岐開口形成工法に用いら
れる装置を説明するための断面図である。
れる装置を説明するための断面図である。
【図2】図1に示した装置におけるカッター刃の構成を
説明するための斜視図である。
説明するための斜視図である。
【図3】本発明実施例による分岐開口形成工法における
分岐継手の設置作業を説明するための模式図である。
分岐継手の設置作業を説明するための模式図である。
【図4】本発明実施例による分岐開口形成工法における
分岐管の連結作業状態を説明するための模式図である。
分岐管の連結作業状態を説明するための模式図である。
【図5】本発明実施例による分岐開口形成工法における
穿孔装置の装着状態を説明するための模式図である。
穿孔装置の装着状態を説明するための模式図である。
【図6】本発明実施例による分岐開口形成工法における
分岐開口形成時の状態を説明するための模式図である。
分岐開口形成時の状態を説明するための模式図である。
【図7】本発明実施例による分岐開口形成工法における
穿孔形成装置の取り外しおよび分岐継手の封止状態を説
明するための模式図である。
穿孔形成装置の取り外しおよび分岐継手の封止状態を説
明するための模式図である。
【図8】本発明実施例による分岐開口形成工法における
分岐開口部。
分岐開口部。
【図9】従来の分岐開口部。
1 既設管路 1A 分岐開口に相当する位置に周壁 2 分岐継手 2A 分岐管取り出し口 2B 作業開口 3 装着アダプター 4 穿孔装置 4A シリンダ 4B カッター刃 4B2 刃本体 7 分岐管 9 保持部
Claims (3)
- 【請求項1】 既設管路に対して略同径の分岐開口を上
記既設管路に形成するための分岐開口形成工法であっ
て、 上記既設管路に対し、該既設管路の側面に対向する分岐
管取り出し口と既設管路の上周面に対向する作業開口と
を有する継手部材を装着し、 上記作業開口には上記既設管路の周面に対して接線方向
に摺動可能で略コ字状のカッター刃を有する穿孔装置を
配備し、 上記穿孔装置のカッター刃を上記既設管路の分岐開口形
成位置に向け摺動させることで分岐開口に相当する既設
管路の周壁を裁断することを特徴とする分岐開口形成工
法。 - 【請求項2】 既設管路に対して略同径の分岐開口を上
記既設管路の側面に形成する分岐開口形成工法におい
て、 上記穿孔装置には、上記カッター刃の近傍に、このカッ
ター刃により裁断された既設管路の周壁を受け止める保
持部が設けられていることを特徴とする分岐開口形成工
法。 - 【請求項3】 請求項2記載の分岐開口形成工法におい
て、 上記保持部は、カッター刃をはさんで上記既設管路の分
岐開口形成位置に対向する可撓性部材で構成され、裁断
された際に既設管路から離れようとする周壁を上記カッ
ター刃の裏面に向け押圧して落下を防止することを特徴
とする分岐開口形成工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14405698A JPH11336980A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 分岐開口形成工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14405698A JPH11336980A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 分岐開口形成工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11336980A true JPH11336980A (ja) | 1999-12-07 |
Family
ID=15353296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14405698A Pending JPH11336980A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 分岐開口形成工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11336980A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100947104B1 (ko) * | 2009-08-28 | 2010-03-10 | (주)폴리텍 | 활관 분기용 천공장치 |
-
1998
- 1998-05-26 JP JP14405698A patent/JPH11336980A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100947104B1 (ko) * | 2009-08-28 | 2010-03-10 | (주)폴리텍 | 활관 분기용 천공장치 |
CN102000732A (zh) * | 2009-08-28 | 2011-04-06 | 株式会社韩国保利泰克 | 带压开孔机 |
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