JPH0570759U - 半田吸取器 - Google Patents

半田吸取器

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Publication number
JPH0570759U
JPH0570759U JP003959U JP395992U JPH0570759U JP H0570759 U JPH0570759 U JP H0570759U JP 003959 U JP003959 U JP 003959U JP 395992 U JP395992 U JP 395992U JP H0570759 U JPH0570759 U JP H0570759U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bit
heater
suction pipe
solder
suction
Prior art date
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Pending
Application number
JP003959U
Other languages
English (en)
Inventor
龍平 奥野
Original Assignee
株式会社宝山工具製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社宝山工具製作所 filed Critical 株式会社宝山工具製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半田付けした部分の半田を溶融して吸引する
ビットを効率よく加熱できると共に、半田の吸引力も向
上させる。 【構成】 先端にビット23を着脱自在に取付け、後端
を吸引源に連なる半田収納容器14と接続する吸込パイ
プ20の外側に、ビット23を加熱するためのヒータ2
7が、吸込パイプ20の軸線に対して傾斜角度をもたせ
て重なるように取付けてある。ヒータ27は吸込パイプ
20に対して重なるため、発熱部をビット23に接近さ
せることができ、ビット23の加熱効率が向上し、高温
の加熱が可能になると共に、吸込パイプ20の太径短尺
化ができ、半田吸引力の向上が図れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、半田付けによって取付けた部品を取外す場合に半田を溶融除去す るための半田吸取器に関する。
【0002】
【従来の技術】
半田付けされた電子部品を基板から取外すために半田を加熱溶融して除去する 従来の半田吸取器は、図4に示すように、ハンドル1の先端に固定した吸込パイ プ2の先端にビット3を着脱自在に取付け、吸込パイプ2の後端を吸引源に連な る半田収納容器4と接続し、吸込パイプ2の外側に円筒状のセラミックヒータ5 を外嵌挿し、このヒータ5の外側をステンレスのカバー6で覆った構造になって いる。
【0003】 上記円筒状のヒータ5は中間から先端の外側表面が発熱部7となり、ヒータ5 への通電により外側のカバー6及び内側の吸込パイプ2を経てビット3に熱を供 給し、ビット3で半田を加熱溶融すると共に、ビット3の先端開口部から溶融半 田を吸引し、吸込パイプ2から半田収納容器4内にこれを収納することにより、 半田付け部分の半田を除去するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、ヒータ5の温度が一番高いのはの外側表面に形成した発熱部7の中 央であり、ヒータ5を吸込パイプ2の外側に嵌挿した構造では、発熱部7の中央 からビット3までの距離がどうしても長くなり、ビット3に対する熱伝導の効率 が悪いという問題がある。
【0005】 また、ヒータ5のリード線取付部8は長時間高温のもとにあると剥離をおこし やすく、これを防止するためにヒータ5の全長を長くする必要があり、このため 吸込パイプ2の全長も長くなり、半田吸込力が低下するという問題がある。
【0006】 そこでこの考案は、上記のような問題点を解決するため、ヒータによるビット の加熱が効率よく行なえ、しかも吸込パイプの全長を短かくして半田吸引効率を 向上させることができる半田吸取器を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記のような課題を解決するため、この考案は、吸込パイプの先端にビットを 取付け、このビットをヒータで加熱すると共に吸込パイプの後端を吸引源に連な る半田収納容器と接続した半田吸取器において、 吸込パイプの外側でビット取付部分の近接位置にヒータを、吸込パイプの軸線 とヒータの軸線が交差しない配置で取付けた構成を採用したものである。
【0008】
【作用】
吸込パイプの外側でビット取付部分の近接位置にヒータを、吸込パイプの軸線 とヒータの軸線が交差しない配置で取付けたので、ヒータの発熱部における高温 部分をビットに接近させることができ、ビットの加熱効率が向上する。
【0009】 また、ヒータは外部に角度をもって取付けることができ、吸込パイプの長さを 短かくして、半田吸引力を向上させることが可能となる。
【0010】
【実施例】
以下、この考案の実施例を添付図面の図1乃至図3に基づいて説明する。
【0011】 図示のように、ハンドル11の先端に固定したベース12の前壁13には背面 側の位置に溶融した半田の収納容器14が着脱自在に取付けられ、この容器14 の後端開口はハンドル11に枢止した蓋部材15で開閉自在となると共に、容器 14の内部にはフィルター16と半田当り17が収納され、蓋部材15に容器1 4内と連通するよう設けた吸引通路18に吸引源と接続するためのチューブ19 が接続され、容器14内を負圧にすることができるようになっている。
【0012】 前記ベース12の前壁13における前面側に取付ける吸込パイプ20は、後端 部に固定した断熱取付板21を前壁13の前面にビス止することによって取付け られ、この吸込パイプ20の後端は前壁13を貫通して収納容器14内に連通し ている。
【0013】 上記吸込パイプ20の先端に外嵌固定した加熱部22にビット23が吸込パイ プ20の延長状となるよう着脱自在に取付けられている。
【0014】 このビット23は、軸心に沿って吸引孔24が貫通する先鋭状となり、収納容 器14内の負圧により吸引孔24の先端開口で溶融半田を吸引することになる。
【0015】 前記加熱部22は、吸込パイプ20に外嵌固定する筒状部25の外側にヒータ 挿入筒26を、両者の軸線が交差しない状態で、所定の角度で重なるように設け て形成されている。
【0016】 この加熱部22は熱伝導のよい金属を用い、筒状部25の先端に対してヒータ 挿入筒26の先端側が角度をもって重なり合い、筒状部25に対してヒータ挿入 筒26が後端側で離開する傾斜状となるよう、一体成形されている。
【0017】 上記ヒータ挿入筒26には、後端部の開口からセラミックのヒータ27とその 保護パイプ28が挿入固定され、保護パイプ28の後端は断熱取付板21に貫通 固定され、ヒータ27は保護パイプ28から突出する部分がハンドル11内に収 納され、後端のリード端子29とソケット30で別の温調回路に接続され、温度 がコントロールされる。また、ハンドル11に設けたスイッチ31は収納容器1 4内を負圧にするポンプをオン、オフさせるものである。
【0018】 ヒータ挿入筒26内に固定したヒータ27は図3のように吸込パイプ20の軸 線に対して角度をもち、吸込パイプ20に対するビット23の取付部分の外側位 置にその先端発熱部分が重なり状に位置することになり、従って加熱部22を加 熱した熱はビット23の取付側部分に直接伝わることになり、熱伝導効率が大幅 に向上する。
【0019】 また、ヒータ27は吸込パイプ20の外側に角度をもった配置になるので、吸 込パイプ20の後端側に配置する収納容器14等を有効に逃がすことができ、棒 ヒータと薄肉保護パイプ28の使用が可能になり、これによってビット23を収 納容器14側に接近させ、吸込パイプ20を太径にすると共に全長を短かくして 吸引力の向上を図ることができる。
【0020】 また、ヒータ27は長くすることが可能になり、これによってリード取付部の 温度が下り、リードの剥離の可能性が少なくなると共に、電源コードとの接続が ハンドル11の内部の常温中で行なえるので、安全性が向上する。
【0021】 この考案の半田吸取器は上記のような構成であり、チューブ19を吸引源と接 続し、ヒータ27を温調回路と接続した状態でヒータ27に通電すると、ヒータ 27の熱は加熱部22を介してビット23に伝わり、ビット23が高温に加熱さ れる。
【0022】 ハンドル11を握ってスイッチ31をオンした状態で、ビット23の先端を半 田付け部分に当接させると、ビット23の熱で半田が溶融すると共に、吸引孔2 4での吸引力によって、溶融半田はビット23の吸引孔24から吸込パイプ20 を通って収納容器14内に収納されることになり、半田付けした部分の半田を効 率よく除去することができる。
【0023】
【効果】
以上のように、この考案によると、上記のような構成であるので、以下に列挙 するような効果がある。
【0024】 (I)吸込パイプの外側にヒータを、吸込パイプの軸線とヒータの軸線が交差し ないように取付けたので、ヒータの高温部をビットに接近させることができ、ビ ットを効率よく加熱することが可能になり、ビットの高温加熱によって半田の溶 融が簡単に能率よく行なえる。
【0025】 (II)ヒータを傾斜させると、吸込パイプの後方に位置する収納容器との干渉を 逃がすことができ、これによって吸込パイプの長さを太く短かくすることができ 、ビット先端での半田吸引効率が向上する。
【0026】 (III )ヒータは独立しているため、その長さを長くすることができ、リード取 付部の温度が下り、剥離の発生が少なくなり、安全性の向上を図ることができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る半田吸取器の要部切欠正面図
【図2】同上の側面図
【図3】同上におけるヒータ取付け部分を拡大した縦断
背面図
【図4】従来の半田吸取器を示す一部縦断正面図
【符号の説明】
11 ハンドル 14 半田の収納容器 20 吸込パイプ 22 加熱部 23 ビット 24 吸引孔 25 筒状部 26 ヒータ挿入筒 27 ヒータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込パイプの先端にビットを取付け、こ
    のビットをヒータで加熱すると共に吸込パイプの後端を
    吸引源に連なる半田収納容器と接続した半田吸取器にお
    いて、 吸込パイプの外側でビット取付部分の近接位置にヒータ
    を、吸込パイプの軸線とヒータの軸線が交差しない配置
    で取付けたことを特徴とする半田吸取器。
JP003959U 1992-02-05 1992-02-05 半田吸取器 Pending JPH0570759U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP003959U JPH0570759U (ja) 1992-02-05 1992-02-05 半田吸取器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP003959U JPH0570759U (ja) 1992-02-05 1992-02-05 半田吸取器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0570759U true JPH0570759U (ja) 1993-09-24

Family

ID=11571639

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP003959U Pending JPH0570759U (ja) 1992-02-05 1992-02-05 半田吸取器

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JP (1) JPH0570759U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005288545A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Hakko Kk はんだ取扱い器具

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JPH0228365B2 (ja) * 1982-11-24 1990-06-22 Dainippon Printing Co Ltd

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