JP2005288521A - 拡散接合用治具およびこれを用いた拡散接合方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 加熱処理時に、熱交換器コアに対して生じる加圧方向を複数発生させ、接合方向の異なる熱交換器コアとタンク部同士を一体として接合可能とする。
【解決手段】 多数の通路溝10aを有するプレート10が複数積層された熱交換器コア2を挟持する一対の挟持部材3、4と、この挟持部材3、4の間隔を一定距離以内に拘束する拘束部材5と、拘束部材5によって拘束される範囲L1に、熱交換器コア2および挟持部材3、4とともに介在され、拘束範囲L1から取り外し可能なスペース形成部材6とを有する拡散接合用治具1において、熱交換器コア2に熱処理が施される際の主加圧方向Zに加えて、当該主加圧方向Zに対して直交する副加圧方向Xにも加圧可能な補助治具9を設け、この補助治具9に熱交換器コア2とタンク部11とをセットする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被接合部材内の金属と金属とを拡散接合する際に使用される拡散接合用治具およびこれを用いた拡散接合方法に関する。
従来の拡散接合用治具としては、例えば図6に示すようなものがある。すなわち、被接合部材を拡散接合する拡散接合用治具60は、複数の金属部材が積層されてなる第1の被接合部材としての熱交換器コア61を挟持する上下一対の挟持部材62、63と、この一対の挟持部材62、63間の間隔を一定距離以内に拘束する拘束部材64と、この拘束部材64によって拘束される範囲Lに熱交換器コア61および一対の挟持部材62、63とともに介在され、且つ、介在位置より取り外し自在に設けられたスペース形成部材としてのスペーサ65とを備えている。そして、これらの構成部品は、全てカーボン材質で形成されている。
上方および下方の挟持部材62、63は、偏平直方体のグラファイト板62a、63aにて形成され、このグラファイト板62a、63aの4隅にはボルト挿通孔(図示せず)が形成されている。また、これら挟持部材62、63は、それぞれグラファイト板62aの上面側、およびグラファイト板63aの下面側にカーボンコンポジット板62b、63bが積層されて構成され、これらカーボンコンポジット板62b、63bの4隅にも、前記グラファイト板62a、63aと同様にそれぞれボルト挿通孔(図示せず)が形成されている。カーボンコンポジット板62b、63bは、カーボンコンポジット材(炭素繊維積層材)の繊維に直交する方向を上下方向(挟持方向)とされている。
また、上下位置のグラファイト板62a、63aと熱交換器コア61との間には、反応防止のためにアルミナ塗布などが施されている。
拘束部材64は、一対の挟持部材62、63間に挿通された4本の連結ボルト66と、この各連結ボルト66の各挟持部材62、63より上下外側に突出した部分にそれぞれ螺入されたナット67とから構成されている。各連結ボルト66は、一対の挟持部材62、63のボルト挿通孔(図示せず)にそれぞれ挿入されることによって一対の挟持部材62、63間に挿通されている。各連結ボルト66は、カーボンコンポジット材(炭素繊維積層材)にて形成され、その繊維に平行な方向をロッド軸方向とされている。
ナット67は、カーボンコンポジット材(炭素繊維積層材)にて形成され、連結ボルト66の各箇所にそれぞれ複数個(例えば、この場合、3個)ずつが重ねて螺入されている。この拘束部材64では、連結ボルト66の上方位置に螺入された3個のナット67の最下面と連結ボルト66の下方位置に螺入された3個のナット67の最上面との間が拘束範囲Lとされる。
スペーサ65は、ステンレスなどの金属板にて形成され、所定の厚さの平板をC字状に形成したものである。このスペーサ65は、ボルト66から側方へ容易に取り外すことができるようになっている。そして、スペーサ65は、4本の連結ボルト66にそれぞれ支持され、上方位置のナット67とカーボンコンポジット板62bとの間に介在されている。4箇所のスペーサ65は、拘束状態にあっても各連結ボルト66の介在位置より取り外し可能に設けられている。
このように、この拡散接合用治具60では、これらカーボンコンポジット板62b、63b、連結ボルト66およびナット67の各部品が、それぞれ被接合部材としての熱交換器コア61に較べて熱膨張係数の小さいカーボンコンポジット材(炭素繊維積層材)にて形成されている。
次に、この拡散接合用治具60を用いた拡散接合処理について説明する。まず、上下一対の挟持部材62、63の間、詳しくはグラファイト板62a、63aの間に熱交換器コア61を配置し、図6中のポイントA(破線で記す)を拡大した図7(a)に示すように、ナット67を締結方向に回転することによって一対の挟持部材62、63をスペーサ65を介在させた状態で所定寸法に拘束する。この拘束により、一対の挟持部材62、63が熱交換器コア61を挟持する。
その後、スペーサ65の取り外しが可能な程度の荷重で挟持部材62を押圧し、4箇所のスペーサ65を各連結ボルト66の介在位置より取り外す。そして、図7(b)に示すように、スペーサ65を取り外した状態で熱交換器コア61を組み付けた拡散接合用治具60を図示省略する真空炉内に収容する。
次に、真空炉内を真空雰囲気下として、例えば1000℃以上に加熱し、拡散接合処理を実行する。すると、拡散接合用治具60に比較して熱膨張係数の大きい熱交換器コア61が熱膨張することから、熱交換器コア61に前記スペーサ65による隙間分の熱応力による加圧力が作用し、熱交換器コア61の隣接するプレート100間が拡散接合される。
このように、拡散接合用治具60を用いた拡散接合処理においては、熱交換器コア61の両側に配置した一対の挟持部材62、63を、スペーサ65を介在した状態で拘束部材64によって拘束し、拘束後にスペーサ65を取り外して、拘束部材64による拘束範囲Lにスペーサ65の厚さ分の隙間Sを持たせた状態のまま加熱処理を行うため、加熱処理時に熱交換器コア61に対し過剰な熱応力が作用するのを防止するようになっている。
つまり、スペーサ65の厚さ分に相当する隙間Sの程度に応じて、加熱処理時における熱交換器コア61への加圧力を可変(調整)することができる。
ここで、熱交換器コア61は、図8(a)、(b)に詳しく示すように、多数の通路溝100aが平行に配置された複数のプレート100から形成され、複数のプレート100は上下方向に配置される通路溝100aが交互に直交方向に配列される方向に積層されている。各プレート100は例えばステンレス製(SUS430等)の金属にて形成されており、上方のプレート100の下面と下方のプレート100の通路溝100aの周縁部分とが接触された状態で積層されている。
そして、熱交換器コア61は、図9に示すような熱交換器101のケース102内に収容される。この熱交換器101は、高温側流体の流入・流出を行う入口ダクト103、出口ダクト104と、これら入口ダクト103、出口ダクト104に対して略直交する方向に設けられ、低温側流体の流入・流出を行う入口タンク105、出口タンク106とを有し、熱交換器コア61内を流通する低温側流体と、ケース102内を流通する高温側流体との間で熱交換するものである。
因みに、各種材料の熱膨張係数を説明すると、SUS430のステンレス材(プレート100)は、約11×10−6/℃、グラファイト材(グラファイト板62a、63a)は約5×10−6/℃、カーボンコンポジット材の繊維に直交する方向(カーボンコンポジット板62b、63b)は、約5×10−6/℃、カーボンコンポジット材の繊維に平行な方向(連結ボルト66)は、約0.2×10−6/℃である。
また、このような拡散接合処理によって製造される熱交換器としては、この他例えば特許文献1に開示されたプレート式熱交換器などがある。
特開2003−262489号公報(第5頁、図1)
ところで、かかる従来の拡散接合用治具60を用いる場合、熱交換器コア61自体に前記入口タンク105および出口タンク106に対応したタンク部を第2の被接合部材として接合するには、例えば図10に示すように、各プレート110の外周部に、拡散接合後にタンク部が形成されるようなタンク形成部111を予め設けておく方法や、図11や図12(a)に示すように、熱交換器コア61をまず拡散接合させた後、プレス等の手法によって形成したタンク部107、108または109を溶接法あるいはろう付け法等の手法を用いて後付けする方法が考えられる。
しかしながら、前者の方法では、タンクが丸みを帯びたいわゆるR面を有する形状、つまり、前記拡散接合用治具60における加圧方向に対し、異形形状となる形状などで形成される場合、このタンク形成部111に十分な加圧作用を施すことができず、この熱交換器コア61の外周部にタンク部を形成することが困難となる問題がある。
また、後者の方法では、タンク部107、108の形状が前記R面を有する形状である場合にも対応できるとともに、タンク部109の形状が図12(b)に示すように、流通する流体のスムーズな流れを実現するべく、水平断面が変化する略四角錐等の形状からなる場合にも対応できるものの、熱交換器コア61が極小型(いわゆる、マイクロチャンネルタイプ)のものである場合、溶接法では寸法が小さすぎて望まない部位まで溶かしてしまうおそれがあり、ろう付け法ではろう材が通路溝100aを塞いで潰してしまい、所定断面積の通路溝100aが確保できなくなってしまうことが懸念されている。
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、加熱処理時に被接合部材に対して生じる加圧方向を複数発生させ、接合方向の異なる被接合部材同士を一体に接合可能とし得る拡散接合用治具およびこれを用いた拡散接合方法を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、多数の通路溝を有するプレートが複数積層された熱交換器コアを挟持する一対の挟持部材と、この一対の挟持部材の間隔を一定距離以内に拘束する拘束部材と、前記拘束部材によって拘束される範囲に、前記熱交換器コアおよび前記一対の挟持部材と共に介在され、前記拘束範囲から取り外し可能なスペース形成部材とを有する拡散接合用治具において、前記熱交換器コアに熱処理が施される際の主加圧方向に加えて、当該主加圧方向に対して直交する副加圧方向にも加圧可能な補助治具を、前記一対の挟持部材の間に設け、前記補助治具に、前記熱交換器コアと、該熱交換器コアに取り付けられるタンク部とをセットすることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の拡散接合用治具であって、前記熱処理時における前記補助治具の副加圧方向の歪み量を、主加圧方向の歪み量よりも大きくしたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載された拡散接合用治具であって、前記副加圧方向の歪みによって、前記タンク部が潰されるのを防止するスペーサ部材を設け、前記スペーサ部材を、前記熱交換器コアと前記タンク部と共に前記補助治具にセットすることを特徴とする。
請求項4の発明は、多数の通路溝を有するプレートが複数積層された熱交換器コアと、この熱交換器コアに取り付けられるタンク部とを補助治具にセットし、前記補助治具を一対の挟持部材間に配置し、スペース形成部材を介在させた状態で拘束部材によって前記一対の挟持部材間を拘束した後、前記スペース形成部材を取り外して熱処理を施す拡散接合方法であって、前記熱処理時に、前記熱交換器コアに対しては主加圧方向に、前記タンク部に対しては主加圧方向と直交する副加圧方向にそれぞれ圧力を加えて拡散接合させることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4記載の拡散接合方法であって、前記熱処理時における前記補助治具の副加圧方向の歪み量を、主加圧方向の歪み量よりも大きくしたことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4または請求項5に記載された拡散接合方法であって、前記副加圧方向の歪みによって前記タンク部が潰されるのを防止するスペーサ部材を設け、前記スペーサ部材を、前記熱交換器コアと前記タンク部と共に前記補助治具にセットすることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項4記載の拡散接合方法であって、前記補助治具をカーボンコンポジット材とし、前記拘束部材を、前記一対の挟持部材間に挿通された連結ボルトと、この連結ボルトの各前記挟持部材より外側に突出した部分にそれぞれ螺入されたナットとで構成し、前記ナットを締結方向に螺入することによって前記拘束部材により、前記一対の挟持部材の間を拘束状態にすることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、熱交換器コアに対しては主加圧方向(熱交換器コアの積層方向)に熱応力に応じた面圧力(加圧力)が加えられ、タンク部に対しては副加圧方向(前記積層方向と直交する方向)に前記面圧力(加圧力)が加えられるため、熱交換器コアを構成する各プレート間における熱拡散接合、および、この熱交換器コアとタンク部との熱拡散接合を同時に行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、熱処理時における補助治具の副加圧方向の歪み量を、主加圧方向の歪み量よりも大きくしたことにより、主加圧方向(熱交換器コアの積層方向)への加圧開始前に、副加圧方向(前記積層方向と直交する方向)への加圧を開始することができる。また、本発明によれば、タンク部を接合する熱交換器コアのプレート端部の凹凸を極小となるように揃えることができる。
請求項3に記載の発明によれば、副加圧方向の歪み量をスペース部材によって規制することができるとともに、熱処理時に熱交換器コア及びタンク部が補助治具内で回転するのを防止できる。
請求項4に記載の発明によれば、熱交換器コアに対しては主加圧方向(熱交換器コアの積層方向)に熱応力に応じた面圧力(加圧力)が加えられ、タンク部に対しては副加圧方向(前記積層方向と直交する方向)に前記面圧力(加圧力)が加えられるため、熱交換器コア自体の熱拡散接合、および、この熱交換器コアとタンク部との熱拡散接合を同時に行うことができる。
請求項5に記載の発明によれば、熱処理時における補助治具の副加圧方向の歪み量を、主加圧方向の歪み量よりも大きくしたことにより、主加圧方向(熱交換器コアの積層方向)への加圧開始前に副加圧方向(前記積層方向と直交する方向)への加圧を開始することができる。また、本発明によれば、タンク部を接合する熱交換器コアのプレート端部の凹凸を極小となるように揃えることができる。
請求項6に記載の発明によれば、副加圧方向の歪み量をスペース部材によって規制することができるとともに、熱処理時に熱交換器コア及びタンク部が補助治具内で回転するのを防止できる。
請求項7に記載の発明によれば、挟持部材の剛性を確保することができると共に、ナットの螺入作業によって一対の挟持部材の間を拘束できるため、拘束部材の組み付け作業を容易に、且つ、確実に行うことができるとともに、熱交換器コアの歪み量が変化するのを防止できる拡散接合用治具を簡単な構造で実現することができる。
以下、本発明を図面に基づいて説明する。本実施の形態は、自動車の冷却系などで用いられる熱交換器を製造するための拡散接合用治具およびこれを用いた拡散接合方法に、本発明を適用した例である。
図1〜図5は本発明の一実施形態を示し、図1は本実施の形態による拡散接合用治具の正面図、図2は図1の拡散接合用治具におけるSA−SA断面を示す断面図、図3は被接合部材を拡大して示す斜視図、図4は図1の拡散接合用治具における補助治具を拡大して示す斜視図、図5(a)〜(c)は図1の拡散接合用治具を用いた拡散接合時の説明に供する要部拡大断面図である。
図1および図2に示すように、本実施の形態に係る拡散接合用治具1は、熱交換器コア2を挟持する上下一対の挟持部材3、4と、この一対の挟持部材3、4の間隔を一定距離以内に拘束する拘束部材5と、この拘束部材5によって拘束される熱交換器コア2の積層方向(後述する熱処理時における主加圧方向Z)の拘束範囲L1に、熱交換器コア2および一対の挟持部材3、4とともに介在され、且つ、介在位置より取り外し自在に設けられたスペース形成部材としてのスペーサ6とを備えている。
上方および下方の挟持部材3、4は、それぞれ偏平直方体のグラファイト板3a、4aと、この上面側および下面側に積層されたカーボンコンポジット板3b、4bとから構成され、グラファイト板3a、4aおよびカーボンコンポジット板3b、4bの4隅には、それぞれボルト挿通孔(図示せず)が形成されている。カーボンコンポジット板3b、4bは、カーボンコンポジット材(炭素繊維積層材)の繊維に直交する方向を上下方向(挟持方向)とされている。
また、上下位置のグラファイト板3a、4aと熱交換器コア2との間には、反応防止のためにアルミナ塗布などが施されている。
拘束部材5は、一対の挟持部材3、4間に挿通された4本の連結ボルト7と、この各連結ボルト7の各挟持部材3、4より上下外側に突出した部分にそれぞれ螺入されたナット8とから構成されている。
各連結ボルト7は、一対の挟持部材3、4のボルト挿通孔(図示せず)にそれぞれ挿入されることによって一対の挟持部材3、4間に挿通されている。各連結ボルト7は、カーボンコンポジット材(炭素繊維積層材)にて形成され、その繊維に平行な方向をロッド軸方向とされている。ナット8は、連結ボルト7の各箇所に複数(この場合、3個)ずつ重ねて螺入されている。この拘束部材5では、連結ボルト7の上方位置に螺入された3個のナット8の最下面と連結ボルト7の下方位置に螺入された3個のナット8の最上面との間が前記拘束範囲L1とされる。
スペーサ6は、C字状の部材であり、所定の厚さの金属板をC字状に形成したものである。このスペーサ6は、ボルト7から側方へ容易に取り外すことができるようになっている。そして、スペーサ6は、4本の連結ボルト7にそれぞれ支持され、上方のナット8とカーボンコンポジット板3bとの間に介在されている。4箇所のスペーサ6は、拘束状態にあっても各連結ボルト7の介在位置より取り外し可能に設けられている。
かかる構成に加えて、この実施の形態の場合、上下のグラファイト板3a、4aとの間に補助治具9が設けられており、該補助治具9には、熱交換器コア2と、この熱交換器コア2に取り付けられるタンク部11とがスペーサ部材であるタンク接合用スペーサ12を介在してセットされている。熱交換器コア2と補助治具9との間には、熱処理時の加圧力によってタンク部11、11が潰されない程度の隙間が設けられている。
この実施の形態の場合、グラファイト板3a、4aを補助治具9の形状に応じたコ字状の形状で形成することにより、補助治具9の位置決めを容易にできるとともに、この補助治具9のずれを防止することができるようになされている。
熱交換器コア2は、図3に詳しく示すように、多数の通路溝10aが同一面に平行に形成された複数のプレート10を有し、これら複数のプレート10を、各通路溝10aが上下方向でその向きが互い違いに配置されるように積層されることにより形成される。各プレート10は、例えばステンレス製(SUS430等)の金属にて形成されており、上方のプレート10の下面と下方のプレート10の通路溝10aの周縁部分とが接触された状態で積層される。
また、この熱交換器コア2における各プレート10の周端部には、入口タンクおよび出口タンクの機能を果たすタンク部11、11が接合されるようになっている。この場合、タンク部11は、例えばステンレス製(SUS430等)の金属にて形成されており、それぞれ流通する流体のスムーズな流れを実現するべく、水平断面が変化するように、熱交換器コア2との接合面およびこれに対向する面以外の外周面が丸びを帯びた、いわゆるR面形状からなる略四角錐の頂点側を切り削いだ形状(より具体的には、かまぼこの上部を下部と水平に切り削るとともに、両端部を上方に向かって内側へ傾斜させた形状)等で形成されている。
そして、これらタンク部11、11によって、低温または高温側流体の流入・流出を行うとともに、これらタンク部11、11に対して略直交する方向に図示省略する入口ダクト、出口ダクトを設けて、高温または低温側流体の流入・流出を行うことにより、熱交換器コア2内を流通する低温側流体と、高温側流体との間で熱交換するようになされている。
また、熱交換器コア2とタンク部11、11とをセットする補助治具9は、図4に示すように、上部アダプタ9aと下部アダプタ9bとからなり、これら上部および下部アダプタ9a、9bは、それぞれ略コ字状のカーボンコンポジット材(炭素繊維積層材)で形成されている。そして、これら上部および下部アダプタ9a、9bは、カーボンコンポジット板3b、4bと同様に、カーボンコンポジット材の繊維に直交する方向を上下方向として構成されている。
従って、補助治具9は、熱処理時、熱交換器コア2がプレート10の積層方向に熱膨張するのを押さえ付け、この熱交換器コア2に対して主加圧方向(熱交換器コアの積層方向)Zの熱応力に応じた面圧力(加圧力)を加えることができる。
これとともに、この補助治具9は、熱処理時、熱交換器コア2の側面側、すなわち、タンク部11、11が配置された側面部がカーボンコンポジット材の繊維方向に熱膨張するため、タンク部11、11に対して副加圧方向(前記積層方向と直交する方向)Xに前記面圧力(加圧力)を加えることができる。
このため、この拡散接合用治具1では、熱交換器コア2自体の熱拡散接合および、熱交換器コア2とタンク部11、11との熱拡散接合を同時に行うことができる。
次に、上述した拡散接合用治具1を用いた拡散接合方法を説明する。図1および図2に示すように、上下一対の挟持部材3、4の間、詳しくは、グラファイト板3a、4aの間に補助治具9を配置する。このとき、この補助治具9の上部アダプタ9aと下部アダプタ9bとの間には、熱交換器コア2とタンク部11、11とが所定配置でセットされている。
また、上方のカーボンコンポジット板3bとナット8との間にはスペーサ6を介在させた状態で、カーボンコンポジット板3bをスペーサ6が取り外しできる程度加圧する。
そして、前記加圧した状態において、ナット8を締結方向に回転することによって一対の挟持部材3、4をスペーサ6および補助治具9を介在させた状態で所定寸法(すなわち、主加圧方向Zの拘束範囲L1)に拘束する。この拘束により、一対の挟持部材3、4が熱交換器コア2およびタンク部11、11をセットした補助治具9を挟持する。
その後、スペーサ6を各連結ボルト7における介在位置より取り外し、このスペーサ6を取り外した状態で熱交換器コア2およびタンク部11、11を組み付けた拡散接合用治具1を図示省略する真空炉内に収容する。
次に、真空炉内を真空雰囲気下として例えば1000℃以上に真空炉内を加熱して拡散接合処理を実行する。すると、拘束部材5の連結ボルト7および補助治具9に比較してステンレス製の熱交換器コア2、タンク部11、11が大きく熱膨張することから、主加圧方向Zの拘束範囲L1においては、スペーサ6によって形成された隙間が無くなった状態となる。また、副加圧方向Xの拘束範囲L2においては、タンク部11、11が補助治具9の側面部分に押し付けられると共に、タンク接合用スペーサ12が熱交換器コア2に押し付けられる状態となる。
従って、補助治具9に配置(セット)された熱交換器コア2に対して主加圧方向Zの熱応力による加圧力が作用するとともに、補助治具9にセットされたタンク部11、11に対して副加圧方向Xの熱応力による加圧力が作用し、熱交換器コア2を構成するプレート10間、および、これら熱交換器コア2(積層されたプレート10群)とタンク部11、11とが、それぞれ一体的に拡散接合される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、拡散接合用治具1では、熱交換器コア2の積層方向両端側に配置した一対の挟持部材3、4を、スペーサ6と補助治具9とを介在した状態で拘束部材5によって拘束した後、スペーサ6を取り除いて拘束部材5による主加圧方向Zの拘束範囲L1に、スペーサ6による隙間を設けた状態で熱処理を施す。
これにより、熱処理時に熱交換器コア2に対しては主加圧方向(熱交換器コアの積層方向)Zに熱応力に応じた面圧力(加圧力)が加えられ、タンク部11、11に対しては副加圧方向(前記積層方向と直交する方向)Xに前記面圧力(加圧力)が加えられるため、熱交換器コア2を構成する各プレート10間における熱拡散接合、および、この熱交換器コア2とタンク部11、11との熱拡散接合を同時に行うことができる。
また、スペーサ6により形成した隙間量に応じて熱交換器コア2へ加わる熱応力を可変できるため、熱処理時における熱交換器コア2への加圧力を調整することができるのは言うまでもない。
また、本実施の形態によれば、熱処理時における補助治具9の副加圧方向Xの歪み量を、主加圧方向Zの歪み量よりも大きくしたことにより、主加圧方向(熱交換器コアの積層方向)Zへの加圧開始前に副加圧方向(前記積層方向と直交する方向)Xへの加圧を開始することができるため、図5(a)に示すように、タンク部11、11を接合する熱交換器コア2のプレート10端部の凹凸を極小となるように揃えることができる。
このとき、プレート10の寸法公差に伴う微小の凹凸は残るが、これは図5(b)または図5(c)に示すように、プレート10端部の出っ張りが小さい場合、または大きい場合においても、タンク部11を接合する熱交換器コア2のプレート10端部には、タンク部11の接合面先端部のくさび効果を生じ、プレート10端部の全てが必要面圧以上になる(すなわち、プレート10端部の凹凸の度合いに応じて塑性変形する量が変化する)ので問題ない。
さらに、本実施の形態によれば、これらの効果に加え、タンク接合用スペーサ12によって、副加圧方向Xの歪みによるタンク部11、11の潰れを防止する、すなわち、副加圧方向Xの歪み量を規制することができるとともに、熱処理時に熱交換器コア2とタンク部11、11が補助治具9内で回転するのを防止することができる。
さらに、本実施の形態によれば、カーボンコンポジット材を挟持部材3、4内に積層させたことにより、挟持部材3、4の剛性を確保することができる。また、拘束部材5は、一対の挟持部材3、4間に挿通された連結ボルト7と、この連結ボルト7の各挟持部材3、4より外側に突出した部分にそれぞれ螺入されたナット8とからなるので、連結ボルト7の両側にナット8を螺入する作業によって一対の挟持部材3、4の間を拘束できる。このため、拘束部材5の組み付け作業を容易に、且つ、確実に行うことができるとともに、熱交換器コア2の歪み量が変化するのを防止できる拡散接合用治具1を簡単な構造で実現することができるため、生産コストを抑えることができる。
因みに、本実施の形態の場合、連結ボルト7は、カーボンコンポジット材(炭素繊維積層材)にて形成され、その繊維に平行な方向をロッド軸方向としたので、熱処理を施すと、連結ボルト7は殆ど熱膨張しないことから主加圧方向Zの拘束範囲L1が熱によって拡大することはない。しかし、連結ボルト7に較べて各挟持部材3、4が大きく熱膨張するため、熱交換器コア2および各挟持部材3、4の熱膨張伸びに相当する熱応力を発生させ、熱交換器コア2に作用させることができる最大加圧力を大きくすることができる。
さらに、この実施の形態の場合、各挟持部材3、4は、グラファイト板3a、4aおよびカーボンコンポジット板3b、4bにて形成され、カーボンコンポジット板3b、4bにおいては、その繊維に直交する方向を挟持方向としたので、熱処理を施すと、連結ボルト7に較べて各挟持部材3、4が大きく熱膨張するため、各挟持部材3、4の熱膨張に基づく熱応力が加味され、より大きな加圧力を作用させることができる。つまり、熱交換器コア2に作用させることができる最大加圧力を更に大きくすることができる。
また、グラファイト板3a、4aやカーボンコンポジット板3b、4bの強度は、高温でも低下しないため、挟持部材3、4の剛性を確保することができ、全域で均一な高さの熱交換器コア2を作製できる。
さらに、上述した実施の形態では、ナット8は、連結ボルト7の各締結箇所に複数個を重ねて螺入したので、ナット8のバックラッシュによる変位量の逃げを防止できる。
なお、本発明の拡散接合用治具およびこれを用いた拡散接合方法として上述した実施の形態を例に取って説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の実施の形態を採用することができる。
例えば、拘束部材5は、前記構造に限定されるものではなく、一対の挟持部材3、4の間隔を一定距離以内に拘束できるものであれば良い。
また、上述した実施の形態では、上方および下方の挟持部材3、4を、グラファイト板3a、4aとカーボンコンポジット板3b、4bとから構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、上方および下方の挟持部材3、4としては、グラファイト板3a、4aのみで構成するようにした場合についても適用することができる。
本実施の形態による拡散接合用治具の正面図である。 図1の拡散接合用治具におけるSA−SA断面を示す断面図である。 熱交換器コアの斜視図である。 図1の拡散接合用治具における補助治具を拡大して示す斜視図である。 図1の拡散接合用治具を用いた拡散接合の説明に供する図であり、(a)は熱交換器コアのプレート端部を拡大して示す断面図、(b)は熱交換器コアのプレート端部における凹凸が小さい場合のタンク部の接合部分を拡大して示す断面図、(c)は熱交換器コアのプレート端部における凹凸が大きい場合のタンク部の接合部分を拡大して示す断面図である。 従来例の拡散接合用治具を示す正面図である。 図6の拡散接合用治具における要部を拡大して示し、熱処理を施す前の状態を示す正面図である。 (a)は熱交換器コアの斜視図、(b)はその分解斜視図である。 図8の熱交換器コアを用いた熱交換器を示す斜視図である。 従来の熱交換器コアの要部を示す分解斜視図である。 さらに従来の熱交換器コアの分解斜視図である。 従来の熱交換器コアを示し、(a)はその全体構成を示す分解斜視図、(b)はタンク部のSB−SB断面を示す断面図である。
符号の説明
1…拡散接合用治具
2…熱交換器コア
3、4…挟持部材
3a、4a…グラファイト板
3b、4b…カーボンコンポジット板
5…拘束部材
6…スペーサ(スペース形成部材)
7…連結ボルト
8…ナット
9…補助治具
9a…上部アダプタ
9b…下部アダプタ
10…プレート
10a…通路溝
11…タンク部
12…タンク接合用スペーサ(スペーサ部材)
L1…主加圧方向Zの拘束範囲
L2…副加圧方向Xの拘束範囲
S…隙間

Claims (7)

  1. 多数の通路溝(10a)を有するプレート(10)が複数積層された熱交換器コア(2)を挟持する一対の挟持部材(3、4)と、この一対の挟持部材(3、4)の間隔を一定距離以内に拘束する拘束部材(5)と、前記拘束部材(5)によって拘束される範囲(L1)に、前記熱交換器コア(2)および前記一対の挟持部材(3、4)と共に介在され、前記拘束範囲(L1)から取り外し可能なスペース形成部材(6)とを有する拡散接合用治具(1)において、
    前記熱交換器コア(2)に熱処理が施される際の主加圧方向(Z)に加えて、当該主加圧方向(Z)に対して直交する副加圧方向(X)にも加圧可能な補助治具(9)を、前記一対の挟持部材(3、4)の間に設け、
    前記補助治具(9)に、前記熱交換器コア(2)と、該熱交換器コア(2)に取り付けられるタンク部(11)とをセットする
    ことを特徴とする拡散接合用治具。
  2. 請求項1記載の拡散接合用治具(1)であって、
    前記熱処理時における前記補助治具(9)の副加圧方向(X)の歪み量を、主加圧方向(Z)の歪み量よりも大きくした
    ことを特徴とする拡散接合用治具。
  3. 請求項1または請求項2に記載された拡散接合用治具(1)であって、
    前記副加圧方向(X)の歪みによって、前記タンク部(11)が潰されるのを防止するスペーサ部材(12)を設け、
    前記スペーサ部材(12)を、前記熱交換器コア(2)と前記タンク部(11)と共に前記補助治具(9)にセットする
    ことを特徴とする拡散接合用治具。
  4. 多数の通路溝(10a)を有するプレート(10)が複数積層された熱交換器コア(2)と、この熱交換器コア(2)に取り付けられるタンク部(11)とを補助治具(9)にセットし、
    前記補助治具(9)を一対の挟持部材(3、4)間に配置し、
    スペース形成部材(6)を介在させた状態で拘束部材(5)によって前記一対の挟持部材(3、4)間を拘束した後、前記スペース形成部材(6)を取り外して熱処理を施す拡散接合方法であって、
    前記熱処理時に、前記熱交換器コア(2)に対しては主加圧方向(Z)に、前記タンク部(11)に対しては主加圧方向(Z)と直交する副加圧方向(X)にそれぞれ圧力を加えて拡散接合させる
    ことを特徴とする拡散接合方法。
  5. 請求項4記載の拡散接合方法であって、
    前記熱処理時における前記補助治具(9)の副加圧方向(X)の歪み量を、主加圧方向(Z)の歪み量よりも大きくした
    ことを特徴とする拡散接合方法。
  6. 請求項4または請求項5に記載された拡散接合方法であって、
    前記副加圧方向(X)の歪みによって前記タンク部(11)が潰されるのを防止するスペーサ部材(12)を設け、
    前記スペーサ部材(12)を、前記熱交換器コア(2)と前記タンク部(11)と共に前記補助治具(9)にセットする
    ことを特徴とする拡散接合方法。
  7. 請求項4記載の拡散接合方法であって、
    前記補助治具(9)をカーボンコンポジット材とし、
    前記拘束部材(5)を、前記一対の挟持部材(3、4)間に挿通された連結ボルト(7)と、この連結ボルト(7)の各前記挟持部材(3、4)より外側に突出した部分にそれぞれ螺入されたナット(8)とで構成し、
    前記ナット(8)を締結方向に螺入することによって前記拘束部材(5)により、前記一対の挟持部材(3、4)の間を拘束状態にする
    ことを特徴とする拡散接合方法。
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