JP2005287835A - 支持脚用取り付け具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 回転操作が簡単となるように支持脚を被支持体に取り付けることが可能な支持脚用取り付け具を提供する。
【解決手段】 本体側固定プレート体3の取り付けサイドプレート21と、脚側固定プレート体5の連結サイドプレート33とを、ヒンジシャフト67で回転可能に連結する。取り付けサイドプレート21にはヒンジ長孔31を形成しておき、ヒンジシャフト67をこのヒンジ長孔31を通すことにより配置する。ヒンジシャフト67を本体側固定プレート体3側に付勢しておく。脚側固定プレート体5を、本体側固定プレート体3と一直線状となる直前で、端部同士が当接するように構成しておく。
【選択図】 図2
【解決手段】 本体側固定プレート体3の取り付けサイドプレート21と、脚側固定プレート体5の連結サイドプレート33とを、ヒンジシャフト67で回転可能に連結する。取り付けサイドプレート21にはヒンジ長孔31を形成しておき、ヒンジシャフト67をこのヒンジ長孔31を通すことにより配置する。ヒンジシャフト67を本体側固定プレート体3側に付勢しておく。脚側固定プレート体5を、本体側固定プレート体3と一直線状となる直前で、端部同士が当接するように構成しておく。
【選択図】 図2
Description
本発明は、例えばコタツの支持脚のように、折り畳んだり展ばしたりする支持脚の取り付け具に関する。
コタツ等の支持脚は、コタツ本体などの被支持体に折り畳み可能に取り付けられる場合が多く、このような場合に用いられる支持脚用取り付け具としては、第1の固定プレート体にヒンジ構造を介して第2の固定プレート体を回転可能に連結し、第1の角度位置及び第2の角度位置のそれぞれで、第2の固定プレート体を第1の固定プレート体に対してロックするロック構造を、第1の固定プレート体と第2の固定プレート体との間に構成したものが知られている(例えば特許文献1参照)。この支持脚用取り付け具を用いると、第2の固定プレート体を第1の角度位置に回転させてロックすることにより、例えば支持脚を展ばした状態に保持でき、また、第2の固定プレート体を第2の角度位置に回転させてロックすることにより、例えば支持脚を折り畳んだ状態に保持できる。
第1の固定プレート体と第2の固定プレート体とを回転可能に連結するヒンジ構造としては、第1の固定プレート体に側壁部を形成し、第2の固定プレート体にも側壁部を形成するととともに、側壁部同士をヒンジピンで回転可能に連結するといったものが一般的に用いられ、また、第2の固定プレート体を第1の固定プレート体にロックするロック構造としては、第1の角度位置及び第2の角度位置に対応して側壁部外周に切り欠きを形成し、この切り欠きに嵌り込んで係合することができるロック部材を設けて、このロック部材を、切り欠き方向にバネ手段で付勢するといったものが採用されている。
このような構造を有する支持脚用取り付け具では、支持脚を回転させる場合には、ロック部材をバネ手段のバネ力に抗して切り欠きから抜け出るように操作することとなるが、ここで、ロック部材から指などを離せば、ロック部材はロック状態に復帰してしまうので、支持脚の回転操作開始時にはロック部材から指などを離すことができない。しかしながら、解除時のロック部材の操作方向と支持脚の回転操作方向とが異なる場合には、ロック部材を操作しながら支持脚も回転操作するといったことは、両手を用いないとスムーズに行えない場合が多い。
そこで本発明は、回転操作が簡単となるように支持脚を被支持体に取り付けることが可能な支持脚用取り付け具の提供を目的とする。
この目的を達成するための本発明の支持脚用取り付け具は、被支持体に支持脚を折り畳み可能に取り付けるための支持脚用取り付け具であって、前記被支持体及び前記支持脚の一方に固定される第1の固定プレート体と、この第1の固定プレート体にヒンジ構造を介して回転可能に連結された、前記被支持体及び前記支持脚の他方に固定される第2の固定プレート体と、前記第1の固定プレート体に対する第1の角度位置及び第2の角度位置のそれぞれで、前記第2の固定プレート体を前記第1の固定プレート体にロックするロック構造と、を具備し、前記ヒンジ構造は、前記第1の固定プレート体に形成された側壁状の取り付け部(例えば第1の固定プレート体に一体的に形成された一対の取り付け部)と、前記第2の固定プレート体に設けられた側壁状の連結部(例えば第2の固定プレート体に一体的に形成された一対の連結部)と、前記取り付け部及び前記連結部を回転可能に連結するヒンジシャフトと、を備え、前記ロック構造は、前記第1の角度位置に対応して前記取り付け部の外周に形成された第1の切り欠きと、前記第2の角度位置に対応して前記取り付け部の外周に形成された第2の切り欠きと、前記第1の切り欠き及び前記第2の切り欠きに嵌り込んで係合することができるストッパ部を有し、前記第2の固定プレート体に揺動可能に取り付けられたロックレバーと、前記ロックレバーを係合方向に付勢する係合用バネ手段と、を備え、前記第1の固定プレート体及び前記第2の固定プレート体の間には解除用バネ手段が接続されていて、前記ロックレバーの前記ストッパ部が、前記解除用バネ手段のバネ力に抗して前記第2の固定プレート体を前記第1の固定プレート体に対して変位させながら、例えば回動変位させながら、前記第1の切り欠き又は前記第2の切り欠きに嵌め込まれる、ように構成されているものである。第2の固定プレート体は第1の固定プレート体に対して相対的に回転できるように構成される。
第1の固定プレート体に形成される取り付け部は、例えば第1の固定プレート体の幅方向両側部を屈曲(例えば直角に屈曲)して形成することができ、また、第2の固定プレート体に設けられる連結部も、例えば第2の固定プレート体の幅方向両側部を屈曲(例えば直角に屈曲)して形成することができるが、取り付け部や連結部は、必ずしも第1の固定プレート体や第2の固定プレート体の幅方向両端に位置する必要はない。ヒンジシャフトには、ピン状のものなども含まれる。
第2の固定プレート体を第1の固定プレート体にロックするには、ロックレバーのストッパ部を第1の切り欠き又は第2の切り欠きに嵌め込む。そして、第2の固定プレート体を回転させる場合には、ストッパ部が第1の切り欠き又は第2の切り欠きから抜け出るように、ロックレバーに解除力を加え、ロックレバーを係合用バネ手段のバネ力に抗して揺動させる。ストッパ部が第1の切り欠き又は第2の切り欠きから抜け出れば、第2の固定プレート体を回転(相対的に回転)させることができる。ここで、ロックレバーへの解除力を取り去ると、ストッパ部が、第1の切り欠き内又は第2の切り欠き内に戻らないで、第1の切り欠き又は第2の切り欠きからずれて変位し、移動可能に保持されるといったように構成されていれば、支持脚のスムーズな操作の確保が可能となる。そこで、本発明では、第1の固定プレート体及び第2の固定プレート体の間に解除用バネ手段を接続し、ロックレバーのストッパ部が、第1の切り欠き又は第2の切り欠きに嵌り込むときに、解除用バネ手段のバネ力に抗して第2の固定プレート体を第1の固定プレート体に対して相対的に変位、例えば回動変位させる、といったように構成している。ここでは、ストッパ部が第1の切り欠き又は第2の切り欠きから抜け出ると、解除用バネ手段に対する規制力が消失するので、第2の固定プレート体は第1の固定プレート体に対して変位した分だけ相対的に復帰する。そして、第2の固定プレート体のこの相対的な復帰動作で、ストッパ部は第1の切り欠き又は第2の切り欠きからずれて変位し、例えば第1の固定プレート体の取り付け部の外周に移動可能に係止することとなる。
第2の固定プレート体が、第1の角度位置で、第1の固定プレート体に対して一直線状に開いた状態となり、第2の角度位置で、第1の固定プレート体に対して屈曲した状態となる、ように構成できる。また、第1の固定プレート体が被支持体に固定され、第2の固定プレート体が支持脚に固定される、といったように構成することもできる。
ロックレバーのストッパ部が、第1の切り欠き又は第2の切り欠きに嵌り込むときに、解除用バネ手段のバネ力に抗して第2の固定プレート体を第1の固定プレート体に対して相対的に変位させる構成としては、第1の固定プレート体の取り付け部及び第2の固定プレート体の連結部の一方に長孔を形成しておき、例えば第1の固定プレート体の取り付け部又は第2の固定プレート体の連結部に取り付けられるヒンジシャフトをこの長孔に通すことにより、第1の固定プレート体と第2の固定プレート体とを回転可能に連結し、解除用バネ手段で、ヒンジシャフトを長孔の長さ方向一端部側に付勢する、といったものを採用することができる。そして、ロックレバーのストッパ部が、解除用バネ手段のバネ力に抗し、第2の固定プレート体を第1の固定プレート体に対して回動変位させ、ヒンジシャフトを長孔の長さ方向他端部側に移動させながら、第1の切り欠き又は第2の切り欠きに嵌り込むといったように構成する。
長孔は、第1の固定プレート体と平行に長く延びるように取り付け部に形成することができる。また、第2の固定プレート体が、第1の固定プレート体と一直線状となる第1の角度位置に回転する直前で、第1の固定プレート体と、端部同士が当接するように構成することができる。ここでは、第2の固定プレート体は、当接している端部を中心として、解除用バネ手段のバネ力に抗して、ヒンジシャフトを長孔の長さ方向他端部側に移動させながら、第1の角度位置まで回転動を行う。
以上説明したように、本発明の支持脚用取り付け具を用いれば、支持脚の操作をスムーズに行うことが可能となる。
以下、本発明を実施するための形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る支持脚用取り付け具であってコタツに適用されたものの斜視図、図2は支持脚用取り付け具の側面図、図3は支持脚用取り付け具の平面図である。
支持脚用取り付け具(支持脚用取り付け金具)1は、金属製の本体側固定プレート体3(第1の固定プレート体)と金属製の脚側固定プレート体5(第2の固定プレート体)とを、ヒンジ構造7を介して、回転可能に連結することにより構成されていて、本体側固定プレート体3は、コタツ本体の枠部9(被支持体)の内面(裏面)に固定され、脚側固定プレート体5は、コタツ脚部11(支持脚)の上端部内側面(上端部裏面)に固定される。本体側固定プレート体3には複数個のビス孔13が形成され、脚側固定プレート体5にも同様に複数個のビス孔15が形成されていて、本体側固定プレート体3及び脚側固定プレート体5はそれぞれ、ビス17、19を、ビス孔13、15に通してコタツ本体の枠部9及びコタツ脚部11にねじ込むことにより、コタツ本体の枠部9及びコタツ脚部11に固定して取り付けられる。
本体側固定プレート体3の両側部には、連結側(先端側)で、一対の取り付けサイドプレート21、21が屈曲形成されていて、この取り付けサイドプレート21、21はそれぞれ、本体側固定プレート体3の先端部で、この本体側固定プレート体3と接するような状態に配置されている本体側円盤状部23と、この本体側円盤状部23から反連結側(後端側)に一体的に延びる本体側補強部25と、を有し、本体側円盤状部23は先端側半分(先端側半分よりも若干広い部分)が本体側固定プレート体3の先端よりも前方に突出しているが、本体側円盤状部23と本体側補強部25との間には境界は形成されていない。本体側補強部25の外端は、後方に向かって本体側固定プレート体3側に傾斜して延びていて、本体側補強部25の突出高さは、後方に向かって漸次低くなっている。
それぞれの本体側円盤状部23の外周には、前方外側に第1の切り欠き27が形成され、後方外側に第2の切り欠き29が形成されていて、第1の切り欠き27と第2の切り欠き29とは、ほぼ90度の角度を有するような位置関係で配置されている。本体側補強部25の外端は、第2の切欠き29個所での本体側円盤状部23の接線にほぼ沿って延びている。
本体側円盤状部23の中心部には、本体側固定プレート体3の延びる方向に若干長い、あるいは本体側固定プレート体3と平行に若干長く延びるヒンジ長孔31が形成されていて、このヒンジ長孔31の中心が本体側円盤状部23の中心となっている。
脚側固定プレート体5の両側部にも、連結側(先端側)で、一対の連結サイドプレート33、33が屈曲形成されていて、この連結サイドプレート33、33はそれぞれ、脚側固定プレート体5の先端部で、この脚側固定プレート体5と接するような状態に配置されている脚側円盤状部35と、この脚側円盤状部35の内側から反連結側(後端側)に一体的に延びる脚側補強部37と、を有し、脚側円盤状部35は先端側半分が脚側固定プレート体5の先端よりも前方に突出しているが、やはり、脚側円盤状部35と脚側補強部37との間には境界は形成されていない。なお、脚側円盤状部35は、本体側円盤状部23とほぼ同一の外径を有している。
それぞれの脚側円盤状部35の外周には、脚側固定プレート体5が本体側固定プレート体3と一直線状となるように回転したとき、あるいは、脚側固定プレート体5が本体側固定プレート体3に対して90度の角度で屈曲するように回転したとき、本体側円盤状部23の第1の切り欠き27あるいは第2の切り欠き29と一致することとなるように、補助用切り欠き39が形成されている。
一対の連結サイドプレート33、33の外面間の幅は、一対の取り付けサイドプレート21、21の内面間の幅とほぼ等しく設定されていて、脚側固定プレート体5の回転時には、連結サイドプレート33と取り付けサイドプレート21とが摺動するように構成されている。なお、脚側円盤状部35の中心には、円形のシャフト孔41が形成されている。
連結サイドプレート33、33の脚側補強部37、37にはそれぞれ、後端部で取り付け孔43が形成されていて、一方側の取り付け孔43から他方側の取り付け孔43にレバーシャフト45が通され、その結果、脚側補強部37、37に、レバーシャフト45が、例えば回転可能に支持されている。脚側補強部37、37に支持されているレバーシャフト45には、脚側補強部37、37間に位置するように、金属製のロックレバー47が揺動可能に取り付けられている。ロックレバー47は、幅方向中央に指掛け片49が一体的に形成された断面コ字状のプレート状解除部51と、解除部51のそれぞれの側壁プレート53、53の先端部から前方外側に延びる一対の揺動アーム55、55と、から一体的に形成され、揺動アーム55の付け根部に設けられた通し孔57、57にレバーシャフト45が通されることによって、ロックレバー47はレバーシャフト45に回転可能に嵌められている。揺動アーム55、55の外面間の幅は、脚側補強部37、37の内面間の幅とほぼ等しく設定されていて、ロックレバー47の回転時に、揺動アーム55と脚側補強部37とが摺動するように構成されている。
ロックレバー47の揺動アーム55、55の先端部間には係合シャフト59が取り付けられていて、この係合シャフト59の両端部はそれぞれ、揺動アーム55、55よりも幅方向外側に比較的長く突出して、ストッパ部61、61を形成している。
また、レバーシャフト45には、トーションスプリング63(係合用バネ手段)のコイル部65が嵌められていて、このトーションスプリング63の一端部及び他端部は、解除部51と脚側固定プレート体5の後端部との間に位置して、ロックレバー47を、揺動アーム55、55の先端部が脚側固定プレート体5に接近するように、あるいは、係合シャフト59が本体側円盤状部23の外周に押し付けられるように、係合方向に付勢している。
本体側固定プレート体3と脚側固定プレート体5とのヒンジ構造7による連結は、一対の取り付けサイドプレート21、21の本体側円盤状部23、23の内側に、中心をほぼ一致させた状態で、一対の連結サイドプレート33、33の脚側円盤状部35、35を配置し、本体側円盤状部23のヒンジ長孔31及び脚側円盤状部35のシャフト孔41にヒンジシャフト67を回転可能に通すことにより行われる。シャフト孔41は、ヒンジシャフト67とほぼ同一の径を有しているので、ヒンジシャフト67は連結サイドプレート33に取り付けられていることとなる。また、取り付けサイドプレート21の本体側補強部25の後端にはそれぞれ、引っ掛け用切り欠き69が形成され、両方の本体側補強部25、25の引っ掛け用切り欠き69、69に渡された支持シャフト71と、ヒンジシャフト67との間には、2本の引っ張りコイルスプリング73、73(解除用バネ手段)が掛け渡されていて、ヒンジシャフト67、したがって脚側固定プレート体5は、この引っ張りコイルスプリング73、73によって本体側固定プレート体3側に引っ張られ、ヒンジシャフト67はヒンジ長孔31の後端側(長さ方向一端部側)に押し付けられている。なお、脚側固定プレート体5は、連結サイドプレート33の脚側円盤状部35を、本体側固定プレート体3の先端部表面と摺動させながら回転する。
ロックレバー47の揺動アーム55、55よりも幅方向外側のストッパ部61、61は、本体側円盤状部23の外周に常に押し付けられるように付勢されているので、第1の切り欠き27又は第2の切り欠き29と一致すると、第1の切り欠き27又は第2の切り欠き29内に嵌り込んで係合する。、
図4は支持脚用取り付け具1の機能を説明するための図であり、コタツ脚部11を折り畳んだ状態を示す図、図5は支持脚用取り付け具1の機能を説明するための図であり、コタツ脚部11を展ばす直前の状態を示す図、図6支持脚用取り付け具1の機能を説明するための図であり、コタツ脚部11を展ばした状態を示す図、図7は支持脚用取り付け具1の機能を説明するための図であり、コタツ脚部11の折り畳みを開始する場合を示す図である。
コタツ脚部11を折り畳む場合には、コタツ脚部11とともに脚側固定プレート体5を、コタツ脚部11がコタツ本体と平行になるまで、すなわち、脚側固定プレート体5が本体側固定プレート体3に対して90度の角度で折れ曲がるまで回転させる。そうすると、本体側円盤状部23の外周に形成された第2の切り欠き29は、この90度の脚側固定プレート体5の角度位置(第2の角度位置)に対応して設けられているので、本体側円盤状部23の外周に沿って移動してきた係合シャフト59は、この第2の切り欠き29に到達し、この第2の切り欠き29内に嵌り込んで係合する。したがって、コタツ脚部11はコタツ本体と平行に折り畳まれた状態に保持される(図4参照)。
コタツ脚部11を展ばす場合には、ロックレバー47の指掛け片49をトーションスプリング63のバネ力に抗して脚側固定プレート体5側あるいはコタツ脚部11側に押し込み、揺動アーム55を解除方向に揺動させて、ストッパ部61を第2の切り欠き29から抜き出す(図5の上図参照)。そして、コタツ脚部11とともに脚側固定プレート体5を、コタツ脚部11がコタツ本体に対して90度の角度で折れ曲がるように、すなわち、脚側固定プレート体5が本体側固定プレート体3に対して一直線状となるように回転させる(図5の下図参照)。コタツ脚部11がコタツ本体に対してほぼ90度の角度で折れ曲がり、脚側固定プレート体5が本体側固定プレート体3に対してほぼ一直線状となるまで回転すると、脚側固定プレート体5の先端と本体側固定プレート体3の先端とが当接する。この状態では、係合シャフト59は、第1の切り欠き27に到達していない。そして、コタツ脚部11及び脚側固定プレート体5をさらに回転させようとすると、脚側固定プレート体5の回転中心は、ヒンジシャフト67から本体側固定プレート体3の先端と当接している脚側固定プレート体5の先端個所75に移り、脚側固定プレート体5は、引っ張りコイルスプリング73のバネ力に抗して、ヒンジシャフト67をヒンジ長孔31の先端側に移動させながら、若干回転動(回転的な動き)を行う。そうすると、本体側円盤状部23の外周に形成された第1の切り欠き27は、一直線状の脚側固定プレート体5の角度位置(第1の角度位置)に対応して設けられているので、例えば本体側円盤状部23の外周に沿って移動してきた係合シャフト59は、この第1の切り欠き27に到達し、この第1の切り欠き27内に嵌り込んで係合する。したがって、脚側固定プレート体5は本体側固定プレート体3に対して一直線状となり(ここでは、脚側固定プレート体5は本体側固定プレート体3に対して180度の角度位置を若干越えている)、コタツ脚部11は展びた状態に保持される。
次ぎに、再びコタツ脚部11を折り畳む場合には、ロックレバー47の指掛け片49をトーションスプリング63のバネ力に抗して脚側固定プレート体5側あるいはコタツ脚部11側に押し込み、揺動アーム55を解除方向に揺動させて、ストッパ部61を第1の切り欠き27から抜き出す。そうすると、引っ張りコイルスプリング73に引っ張られて、本体側固定プレート体3の先端と当接している脚側固定プレート体5の先端個所を中心として、脚側固定プレート体5が折り畳み方向に若干回転動し、ヒンジシャフト67がヒンジ長孔31の後端部側に移動する。その結果、ロックレバー47の指掛け片49から指をはなせば、係合シャフト59のストッパ部61は、本体側円盤状部23外周の第1の切り欠き27の入口近傍(第2の切り欠き29側の入口近傍)に押し付けられて係止する。ここで、脚側固定プレート体5を折り畳み方向に押せば、係合シャフト59のストッパ部61は本体側円盤状部23の外周上を第2の切り欠き29側に向かって移動できるので、脚側固定プレート体5は折り畳み方向に回転する。したがって、コタツ脚部11を折り畳み方向に押すことにより、コタツ脚部11を折り畳むことができる。
本発明の支持脚用取り付け具は、例えばコタツに用いられてコタツの取り扱い性を向上させるものである。
1 支持脚用取り付け具
3 本体側固定プレート体(第1の固定プレート体)
5 脚側固定プレート体5(第2の固定プレート体)
7 ヒンジ構造
9 コタツ本体の枠部(被支持体)
11 コタツ脚部(支持脚)
21 取り付けサイドプレート(取り付け部)
27 第1の切り欠き
29 第2の切り欠き
33 連結サイドプレート(連結部)
47 ロックレバー
63 トーションスプリング(係合用バネ手段)
61 ストッパ部
67 ヒンジシャフト
73 引っ張りコイルスプリング(解除用バネ手段)
3 本体側固定プレート体(第1の固定プレート体)
5 脚側固定プレート体5(第2の固定プレート体)
7 ヒンジ構造
9 コタツ本体の枠部(被支持体)
11 コタツ脚部(支持脚)
21 取り付けサイドプレート(取り付け部)
27 第1の切り欠き
29 第2の切り欠き
33 連結サイドプレート(連結部)
47 ロックレバー
63 トーションスプリング(係合用バネ手段)
61 ストッパ部
67 ヒンジシャフト
73 引っ張りコイルスプリング(解除用バネ手段)
Claims (6)
- 被支持体に支持脚を折り畳み可能に取り付けるための支持脚用取り付け具であって、
前記被支持体及び前記支持脚の一方に固定される第1の固定プレート体と、この第1の固定プレート体にヒンジ構造を介して回転可能に連結された、前記被支持体及び前記支持脚の他方に固定される第2の固定プレート体と、前記第1の固定プレート体に対する第1の角度位置及び第2の角度位置のそれぞれで、前記第2の固定プレート体を前記第1の固定プレート体にロックするロック構造と、を具備し、
前記ヒンジ構造は、前記第1の固定プレート体に形成された側壁状の取り付け部と、前記第2の固定プレート体に設けられた側壁状の連結部と、前記取り付け部及び前記連結部を回転可能に連結するヒンジシャフトと、を備え、
前記ロック構造は、前記第1の角度位置に対応して前記取り付け部の外周に形成された第1の切り欠きと、前記第2の角度位置に対応して前記取り付け部の外周に形成された第2の切り欠きと、前記第1の切り欠き及び前記第2の切り欠きに嵌り込んで係合することができるストッパ部を有し、前記第2の固定プレート体に揺動可能に取り付けられたロックレバーと、前記ロックレバーを係合方向に付勢する係合用バネ手段と、を備え、
前記第1の固定プレート体及び前記第2の固定プレート体の間には解除用バネ手段が接続されていて、
前記ロックレバーの前記ストッパ部が、前記解除用バネ手段のバネ力に抗して前記第2の固定プレート体を前記第1の固定プレート体に対して変位させながら、前記第1の切り欠き又は前記第2の切り欠きに嵌め込まれる、ように構成されている、ことを特徴とする支持脚用取り付け具。 - 前記第2の固定プレート体は、前記第1の角度位置で、前記第1の固定プレート体に対して一直線状に開いた状態となり、前記第2の角度位置で、前記第1の固定プレート体に対して屈曲した状態となる、ことを特徴とする請求項1記載の支持脚用取り付け具。
- 前記第1の固定プレート体は前記被支持体に固定され、前記第2の固定プレート体は前記支持脚に固定される、ことを特徴とする請求項1又は2記載の支持脚用取り付け具。
- 前記第1の固定プレート体の前記取り付け部及び前記第2の固定プレート体の前記連結部の一方には長孔が形成され、
前記ヒンジシャフトは前記長孔に通されていて、
前記解除用バネ手段は、前記ヒンジシャフトを前記長孔の長さ方向一端部側に付勢し、
前記ロックレバーの前記ストッパ部が、前記解除用バネ手段のバネ力に抗して前記第2の固定プレート体を前記第1の固定プレート体に対して回動変位させ、前記ヒンジシャフトを前記長孔の長さ方向他端部側に移動させながら、前記第1の切り欠き又は前記第2の切り欠きに嵌め込まれる、ように構成されている、ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の支持脚用取り付け具。 - 前記長孔は、前記第1の固定プレート体と平行に長く延びるように前記取り付け部に形成されている、ことを特徴とする請求項4記載の支持脚用取り付け具。
- 前記第2の固定プレート体は、前記第1の角度位置に回転する直前で、前記第1の固定プレート体と、端部同士が当接するように構成されていて、
前記ロックレバーの前記ストッパ部が、前記解除用バネ手段のバネ力に抗して、前記第2の固定プレート体を、当接している端部を中心として回転動させながら、前記第1の切り欠き又は前記第2の切り欠きに嵌め込まれる、ように構成されている、ことを特徴とする請求項4又は5記載の支持脚用取り付け具。
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JP2004108209A JP2005287835A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 支持脚用取り付け具 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020039875A (ja) * | 2018-09-11 | 2020-03-19 | ワンダーランド スウィツァランド アーゲー | プレイヤード |
CN113942026A (zh) * | 2021-11-11 | 2022-01-18 | 北京云迹科技有限公司 | 支腿折叠装置及机器人 |
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2004
- 2004-03-31 JP JP2004108209A patent/JP2005287835A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020039875A (ja) * | 2018-09-11 | 2020-03-19 | ワンダーランド スウィツァランド アーゲー | プレイヤード |
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