JP2005286742A - Av装置、avシステムおよびav信号転送方法 - Google Patents

Av装置、avシステムおよびav信号転送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 映像信号に対してのみ送信前の符号化処理および受信後の復号化処理を行う場合であっても、受信側の装置での映像信号と音声信号との間の時間差を解消すること。
【解決手段】 DVDプレーヤ1では、時間データ付加手段13,14が時間データを映像信号と音声信号にそれぞれ付加する。MPEG2エンコーダ15は、時間データを付加された映像信号を符号化する。音声信号および符号化後の映像信号は、DVDプレーヤ1からレシーバ2へ転送される。レシーバ2では、符号化後の映像信号がMPEGデコーダ23により復号化され、復号化後の映像信号がMPEG2デコーダ23から出力される。受信された音声信号は、音声信号と映像信号の時間データに基づき遅延手段27による遅延を受けた後、映像信号に同期して遅延手段27から出力される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、AV装置、AVシステムおよびAV信号転送方法に関する。
従来、MPEG2(Moving Picture Experts Group)方式で符号化された映像信号や音声信号を、IEEE1394規格のインタフェース(以下、1394インタフェースという)により授受する装置が様々存在する(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−101387号公報(従来の技術欄)
このような、MPEG2方式で符号化された映像信号や音声信号を受信したり、再生したりするAV装置から、他のAV装置へ、映像信号や音声信号を1394インタフェースで転送する場合、受信時や再生時に復号化された映像信号と音声信号のうち、映像信号のみを符号化し、音声信号と符号化された映像信号とを1394インタフェースで転送することがある。これは、映像信号のデータレートを小さくしリアルタイムで転送可能とすることなどに起因して行われる。
図3は、音声信号と符号化された映像信号とを1394インタフェースで転送するAVシステムの一例を示すブロック図である。図3に示すAVシステムでは、DVDプレーヤ101とレシーバ102との間で、ケーブル103を介して1394インタフェース回路113,121により、アイソクロナス転送で、映像信号と音声信号とがそれぞれ別々のチャネルで転送される。
その際、DVDプレーヤ101では、ピックアップ部、ピックアップ部より得られた信号を復調しデジタルデータを再生する再生回路、MPEG2方式で符号化されたデジタルデータを復号化するデコーダなどを含むDVD再生部111により、記録媒体であるDVD(Digital Versatile Disc)から映像信号と音声信号が、同期した状態で再生される。つまり、符号化時に規定された信号内のある時刻での映像信号と音声信号が、同時に再生される。
これらの復号化後の映像信号と音声信号が、DVDプレーヤ101からレシーバ102に転送される場合、映像信号は、MPEG2エンコーダ112によりMPEG2方式で符号化された後に、符号化後の映像信号として、1394インタフェースのあるチャネルで転送される。一方、音声信号は、再生された音声信号が、そのまま、1394インタフェースの別のあるチャネルで転送される。
そして、レシーバ102では、1394インタフェース回路121のあるチャネルで受信された符号化後の映像信号が、MPEG2デコーダ122によりデコードされ、1394インタフェース回路121の別のあるチャネルで受信された音声信号とともに、図示せぬ他の内部回路に供給されたり図示せぬ他の外部装置へ出力されたりして、使用される。
しかしながら、このようにして、復号化後の一連の映像信号と音声信号を1つの組として、DVDプレーヤ101からレシーバ102へ転送しようとした場合、DVDプレーヤ101での再生時には映像信号と音声信号は同期しているが、映像信号に対してのみ送信前の符号化処理および受信後の復号化処理が必要となるため、レシーバ102では映像信号と音声信号との間に時間差が生じてしまい、この映像信号に基づく映像とこの音声信号に基づく音声とを併せて視聴した場合に、視聴者に不自然感を与えてしまうという問題がある。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、映像信号に対してのみ送信前の符号化処理および受信後の復号化処理を行う場合であっても、受信側の装置での映像信号と音声信号との間の時間差を解消し、この映像信号に基づく映像とこの音声信号に基づく音声とを併せて視聴した際の不自然感を低減するAV装置、AVシステムおよびAV信号転送方法を得ることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明では、以下のようにした。
本発明のAV装置の1つは、一連の映像信号と音声信号を取得する信号取得手段と、受信側で映像信号と音声信号とを同期させるための同期データを、映像信号に付加する第1の同期データ付加手段と、受信側で映像信号と音声信号とを同期させるための同期データを、音声信号に付加する第2の同期データ付加手段と、第1のデータ付加手段により同期データを付加された映像信号を、符号化する符号化手段と、音声信号、および符号化手段により符号化された映像信号を他の装置へ転送する転送手段とを備える。
さらに、本発明のAV装置の1つは、上記発明のAV装置に加え、第1の同期データ付加手段を次のようにしたものである。このAV装置では、第1の同期データ付加手段は、映像信号内のフレームとフレームとの間またはフィールドとフィールドとの間に、同期データを付加する。
さらに、本発明のAV装置の1つは、上記発明のAV装置のいずれかに加え、第2の同期データ付加手段を次のようにしたものである。このAV装置では、第2の同期データ付加手段は、音声信号内のサブコードに、同期データを付加する。
さらに、本発明のAV装置の1つは、上記発明のAV装置のいずれかに加え、転送手段を次のようにしたものである。このAV装置では、転送手段は、他の装置との間で複数チャネルの伝送路を制御し、符号化された映像信号のためのチャネルから独立したチャネルで、音声信号を転送する。
また、本発明のAV装置の1つは、音声信号および符号化された映像信号を受信する受信手段と、受信手段により受信された、符号化された映像信号を復号化する復号化手段と、復号化手段により復号化された後の映像信号から、映像信号と音声信号とを同期させるための同期データを抽出する第1の同期データ抽出手段と、受信手段により受信された音声信号から、映像信号と音声信号とを同期させるための同期データを抽出する第2の同期データ抽出手段と、第1の同期データ抽出手段により抽出された映像信号の同期データと第2の同期データ抽出手段により抽出された音声信号の同期データに基づいて、受信された音声信号と復号化後の映像信号を同期させる同期手段とを備える。
さらに、本発明のAV装置の1つは、上記発明のAV装置に加え、同期手段を次のようにしたものである。このAV装置では、同期手段は、第1の同期データ抽出手段により抽出された映像信号の同期データと第2の同期データ抽出手段により抽出された音声信号の同期データに基づく遅延時間だけ、受信された音声信号を遅延させ、復号化後の映像信号に同期させる。
さらに、本発明のAV装置の1つは、上記発明のAV装置のいずれかに加え、第1の同期データ抽出手段を次のようにしたものである。このAV装置では、第1の同期データ抽出手段は、復号化後の映像信号内のフレームとフレームとの間またはフィールドとフィールドとの間から、同期データを抽出する。
さらに、本発明のAV装置の1つは、上記発明のAV装置のいずれかに加え、第2の同期データ抽出手段を次のようにしたものである。このAV装置では、第2の同期データ抽出手段は、音声信号内のサブコードから、同期データを抽出する。
さらに、本発明のAV装置の1つは、上記発明のAV装置のいずれかに加え、受信手段を次のようにしたものである。このAV装置では、受信手段は、他の装置との間で複数チャネルの伝送路を制御し、符号化された映像信号のためのチャネルから独立したチャネルで、音声信号を受信する。
本発明のAVシステムは、上述した信号送信側のAV装置と、上述した信号受信側のAV装置とを接続し、その信号送信側のAV装置からその信号受信側のAV装置へ、映像信号および音声信号を転送する。
本発明のAV信号転送方法の1つは、受信側で映像信号と音声信号とを同期させるための同期データを、映像信号に付加するステップと、受信側で映像信号と音声信号とを同期させるための同期データを、音声信号に付加するステップと、同期データを付加した映像信号を符号化するステップと、音声信号、および符号化された映像信号を一方の装置から他方の装置へ転送するステップとを備える。
また、本発明のAV信号転送方法の1つは、音声信号および所定の符号化方式で符号化された映像信号を一方の装置から受信するステップと、他方の装置において受信した、符号化された映像信号を復号化するステップと、復号化した後の映像信号から、映像信号と音声信号とを同期させるための同期データを抽出するステップと、受信した音声信号から、映像信号と音声信号とを同期させるための同期データを抽出するステップと、抽出した映像信号の同期データと音声信号の同期データに基づいて、受信した音声信号と復号化後の映像信号を同期させるステップを備える。
本発明によれば、映像信号に対してのみ送信前の符号化処理および受信後の復号化処理を行う場合であっても、受信側の装置での映像信号と音声信号との間の時間差を解消し、この映像信号に基づく映像とこの音声信号に基づく音声とを併せて視聴した際の不自然感を低減するAV装置、AVシステムおよびAV信号転送方法を得ることができる。
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るAVシステムの構成を示すブロック図である。図1において、DVDプレーヤ1は、DVDに記録されているMPEG2方式で符号化された映像データおよびAC−3方式等で符号化された音声データを読み取り、その映像データおよび音声データを復号化し、映像信号および音声信号を再生するAV装置である。なお、この音声信号は、1系統でもよいし、ステレオ音声、サラウンド音声などの複数系統でもよい。
また、レシーバ2は、FM/AMチューナ、アンプ、サラウンドシステムなどの機能部を内蔵するとともに、外部装置から映像信号および音声信号を受信しそれらを信号処理して出力したり他の機器に出力したりするAV装置である。
この実施の形態に係るAVシステムでは、DVDプレーヤ1とレシーバ2がケーブル3を介して接続される。
図1に示すDVDプレーヤ1において、DVD再生部11は、図示せぬピックアップ部によりDVDから読み取られた信号を復調しデジタルデータを再生する再生回路、MPEG2方式で符号化されたデジタルデータを復号化するデコーダなどを含む回路群である。DVD再生部11からは、復号化された映像信号、復号化された音声信号、およびタイムスタンプ情報が同期した状態で出力される。このタイムスタンプ情報は、MPEG方式での復号時に得られる情報である。より詳細には、DVDを再生して得られるビデオタイトルセット(VTS)は、複数のセル(Cell)で構成され、各セルは、ナビゲーションパック、ビデオコンテンツ、オーディオコンテンツ、サブピクチャーコンテンツで構成されている。このうち、ナビゲーションパックに含まれるプログラムコントロールインフォメーション(PCI)には、どの時間にどのビデオコンテンツやオーディオコンテンツやサブピクチャーコンテンツを再生させるかという情報があり、DVD再生部11は、これをタイムスタンプ情報として取得している。なお、このDVD再生部11は、一連の映像信号と音声信号を取得する信号取得手段として機能する。
また、時間データデコード手段12は、DVD再生部11からのタイムスタンプ情報に基づいて、各時刻での映像と音声の同期用のデータである時間データを生成し、時間データ付加手段13,14にそれぞれ供給する回路部である。なお、時間データデコード手段12は、DVD再生部11からの映像タイムスタンプ情報を時間データ付加手段13に供給し、DVD再生部11からの音声タイムスタンプ情報を時間データ付加手段14に供給するようにしてもよい。また、この実施の形態では、タイムスタンプ情報として上述のものが使用されているが、タイムスタンプ情報は、ある時刻を一意に示す他の形式の情報でもよい。また、DVD再生部11により再生された信号を使用せずに、時間データデコード手段12が、タイマなどを使用して独自に時間データを生成するようにしてもよい。
また、時間データ付加手段13は、受信側の機器で映像信号と音声信号とを同期させるための同期データとしての時間データを、映像信号に付加する第1の同期データ付加手段として機能する回路部である。
また、時間データ付加手段14は、受信側の機器で映像信号と音声信号とを同期させるための同期データとしての時間データを、音声信号に付加する第2の同期データ付加手段として機能する回路部である。
なお、同一時刻の映像および音声についての映像信号用の時間データと音声信号用の時間データは、同一のものとしてもよいし、関連性のある異なるものとしてもよい。つまり、2つの時間データから映像信号の時刻と音声時刻との差が得られればよい。
また、MPEG2エンコーダ15は、MPEG2方式で映像信号を符号化する符号化手段として機能する回路である。
1394インタフェース回路16は、1394インタフェース方式に従って、ケーブル3を介して接続された他の1394インタフェース回路とデータの送受を行う回路である。なお、1394インタフェース回路16は、音声信号、および符号化された映像信号を他の装置(ここではレシーバ2)へ転送する転送手段として機能する。
コネクタ17は、物理的にかつ電気的にケーブル3の一端のプラグを接続可能であって、DVDプレーヤ1内部において1394インタフェース回路16と電気的に接続された接続用部品である。
他方、図1に示すレシーバ2において、コネクタ21は、物理的にかつ電気的にケーブル3の他端のプラグを接続可能であって、レシーバ2内部において1394インタフェース回路22と電気的に接続された接続用部品である。
また、1394インタフェース回路22は、1394インタフェース方式に従って、ケーブル3を介して接続された他の1394インタフェース回路とデータの送受を行う回路である。なお、1394インタフェース回路22は、音声信号および符号化された映像信号を別々に他の装置(ここではDVDプレーヤ1)から受信する受信手段として機能する。
また、MPEG2デコーダ23は、1394インタフェース回路22により受信された、MPEG2方式で符号化された映像信号を復号化する復号化手段として機能する回路である。時間データ抽出手段24は、MPEG2デコーダ23により復号化された後の映像信号から、同期用の時間データを抽出する第1の同期データ抽出手段として機能する回路部である。また、時間データ抽出手段25は、1394インタフェース回路22により受信された音声信号から、同期用の時間データを抽出する第2の同期データ抽出手段として機能する回路部である。
また、時間データ比較手段26は、時間データ抽出手段24からの映像信号の時間データと時間データ抽出手段25からの音声信号の時間データとを比較し、その時点の音声信号の遅延時間を計算する回路部である。
また、遅延手段27は、時間データ比較手段26により計算された遅延時間だけ、音声信号を遅延させる遅延回路である。
なお、時間データ比較手段26および遅延手段27は、受信された音声信号と復号化後の映像信号を同期させる同期手段として機能する。
なお、DVDプレーヤ1における時間データデコード手段12および時間データ付加手段13,14は、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)などにより実現可能である。また、レシーバ2における時間データ抽出手段24,25および時間データ比較手段26は、マイクロコンピュータ、DSPなどにより実現可能である。
また、レシーバ2には、図示せぬ他の内部回路、セレクタなどが、その機能に応じて適宜設けられており、それらの部位に、MPEG2デコーダ23から出力される映像信号と遅延手段27から出力される音声信号が供給される。
次に、上記システムの各装置の動作について説明する。図2は、本発明の実施の形態に係るAVシステムにおいてDVDプレーヤ1からレシーバ2へ映像信号と音声信号が転送される際の処理について説明するフローチャートである。
DVDプレーヤ1のDVD再生部11は、図示せぬDVDから再生された符号化されていない映像信号、符号化されていない音声信号、およびタイムスタンプ情報を、同期した状態で出力する(ステップS1)。これにより、DVD再生部11から映像信号が継続的に出力され、それに合わせて音声信号も継続的に出力される。
時間データデコード手段12は、タイムスタンプ情報に基づいて、各時点での映像用時間データおよび音声用時間データを決定し、それぞれ時間データ付加手段13,14に供給する。時間データ付加手段13は、時間データデコード手段12からの映像用時間データを、映像信号内の所定の部位のデータに加算することで、映像信号に時間データを付加する(ステップS2)。同様に、時間データ付加手段14は、時間データデコード手段12からの音声用時間データを、音声信号内の所定の部位のデータに加算することで、音声信号に時間データを付加する(ステップS2)。
この際、例えば、時間データ付加手段13は、映像信号の1フレームまたは1フィールドごと、あるいは所定の複数フレームまたは複数フィールドごとに、映像の垂直帰線期間の部分(特にマクロビジョンコードなどに影響を与えない部分)、1フレームまたは1フィールドの映像の最上部または最下部の1ラインの部分などに、時間データを付加する。
また、例えば、時間データ付加手段14は、音声信号のうちのサブコード部分に、時間データを付加する。なお、サブコード部分とは、音声信号における音声情報以外の制御情報や関連情報の部分である。
なお、時間データデコード手段12,13は、時間データを加算する代わりに、その部分のデータを、時間データに置き換えるようにしてもよい。
このようにして、符号化されていない映像信号と音声信号にそれぞれ時間データが付加される。
次に、DVDプレーヤ1からレシーバ2への映像信号の転送について説明する。
時間データを付加された映像信号は、MPEG2エンコーダ15により符号化される(ステップS3)。
そして、符号化後の映像信号が、1394インタフェース回路16により、アイソクロナス転送の所定のチャネルで、ケーブル3を介して、レシーバ2の1394インタフェース回路22へ転送される(ステップS4)。
レシーバ2の1394インタフェース回路22は、符号化された映像信号をそのチャンネルで受信すると、MPEG2デコーダ23へ出力する。MPEG2デコーダ23は、1394インタフェース回路22からの符号化された映像信号を順番に復号化し、復号化後の映像信号を出力する(ステップS5)。なお、時間データ抽出手段24は、この映像信号から、時間データ付加手段13により所定の部位に付加された時間データを抽出し、時間データ比較手段26に供給する。
次に、DVDプレーヤ1からレシーバ2への音声信号の転送について説明する。
時間データを付加された音声信号は、符号化されることなく、1394インタフェース回路16により、アイソクロナス転送の、映像信号とは異なる所定のチャネルで、ケーブル3を介して、レシーバ2の1394インタフェース回路22へ転送される(ステップS6)。
レシーバ2の1394インタフェース回路22は、そのチャンネルで音声信号を受信すると、時間データ抽出手段25および遅延手段27へ出力する。時間データ抽出手段25は、この音声信号から、時間データ付加手段14により所定の部位に付加された時間データを抽出し、時間データ比較手段26に供給する。
そして、時間データ比較手段26は、ある実時刻(MPEG内のタイムスタンプによる時刻ではなく現実の時刻)において、時間データ抽出手段24からの映像用時間データと時間データ抽出手段25からの音声用時間データとを比較し、その実時刻に遅延手段27に供給された音声信号についての遅延手段27での遅延時間を計算し、その情報を、遅延手段27に供給する(ステップS7)。例えば、ある実時刻において、映像用時間データが、時刻T1の映像信号のものであり、音声用時間データが、時刻T2の音声信号のものである場合、その実時刻における音声信号についての遅延時間は、(T2−T1)とされる。
遅延手段27は、ある実時刻において供給された音声データを、その音声データについて時間データ比較手段26から供給された遅延時間情報により指定された遅延時間だけ遅延させ、その後、出力する(ステップS8)。
このようにすることで、各実時刻において、MPEG2デコーダ23から出力される映像信号と、遅延手段27から出力される音声信号とが、DVD再生部11から出力されたときとほぼ同様に同期した状態とされる。
以上のように、上記実施の形態によれば、DVDプレーヤ1では、DVD再生部11は、一連の映像信号と音声信号を取得する。時間データ付加手段13は、時間データを映像信号に付加し、時間データ付加手段14は、時間データを音声信号に付加する。MPEG2エンコーダ15は、時間データを付加された映像信号を符号化する。そして、1394インタフェース回路16は、音声信号、および符号化後の映像信号を別々のチャネルでレシーバ2へ転送する。他方、レシーバ2では、1394インタフェース回路22が、音声信号および符号化後の映像信号を別々のチャネルで受信する。受信された、符号化された映像信号は、MPEG2デコーダ23により復号化され、復号化後の映像信号がMPEG2デコーダ23から出力される。受信された音声信号は、遅延手段27による遅延を受けた後、映像信号に同期して遅延手段27から出力される。その際、時間データ抽出手段24は、復号化後の映像信号から時間データを抽出し、時間データ抽出手段25は、受信された音声信号から時間データを抽出し、遅延手段27は、映像信号の時間データと音声信号の時間データに基づく遅延時間だけ、受信された音声信号を遅延させる。
これにより、映像信号に対してのみ送信前の符号化処理および受信後の復号化処理を行う場合であっても、レシーバ2において時間データを利用して音声信号を適切に遅延させることで、受信側の装置での映像信号と音声信号との間の時間差を解消し、この映像信号に基づく映像とこの音声信号に基づく音声とを併せて視聴した際の不自然感を低減することができる。
また、上記実施の形態において、映像信号の時間データを、映像信号内のフレームとフレームとの間またはフィールドとフィールドとの間の垂直帰線区間に付加した場合には、時間データの付加に起因して映像を劣化させずに済む。
また、上記実施の形態において、音声信号の時間データを、サブコードに付加した場合には、時間データの付加に起因して音声を劣化させずに済む。
また、上記実施の形態によれば、1394インタフェース回路16,22間では、1394インタフェースに基づく互いに異なるチャネルで、映像信号と音声信号とを別々に転送している。他方で、レシーバ2内において映像信号と音声信号の同期を確保している。このため、1394インタフェース回路16,22間による映像信号の転送と音声信号との転送との間に同期をとる必要がなく別々に行うことができ、DVDプレーヤ1とレシーバ2との間の高速転送が、音声信号の遅延を抑制しつつ可能となる。
なお、上述の実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
例えば、上記実施の形態では、レシーバ2において、時間データ比較手段26が、各時点で、遅延手段27での音声信号の遅延時間を計算し、遅延手段27が、その遅延時間分だけ音声信号を遅延させているが、その代わりに、遅延時間を計算せずにある時点の音声信号を記憶し続け、その音声信号と同一時点の映像信号の時間データが時間データ抽出手段24により抽出された時に、遅延手段27が、その音声信号を出力するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、転送時に映像信号を符号化する方式は、MPEG2とされているが、この符号化方式は、MPEG2に限定されず、他のMPEG方式でもよく、さらに、MPEG以外の動画像を符号化する方式でもよい。また、MPEG方式のように、映像信号の内容に応じて符号化処理時間および/または符号化後のデータ量が変化する符号化方式で符号化した場合、符号化処理時間が変動するため、音声信号の遅延時間を所定の値に設定するのは困難であるが、この実施の形態であれば、そのような場合でも、受信側の装置において映像信号と音声信号との同期を簡単かつ簡単にとることができる。
また、上記実施の形態では、転送に使用されるインタフェースは、1394インタフェースとされているが、転送に使用されるインタフェースは、1394インタフェースに限定されず、音声信号および符号化された映像信号を転送可能なものであれば、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)方式等、他のものでもよい。
また、上記実施の形態では、送信側のAV装置を一例としてDVDプレーヤ1としているが、送信側のAV装置の形態は、DVD以外の記録媒体に記録されたデータから映像信号および音声信号を再生する再生装置、デジタル放送などを受信し映像信号および音声信号を復調して出力する受信装置、マイクロホン付きのビデオカメラなどでもよい。
また、上記実施の形態では、受信側のAV装置を一例としてレシーバ2としているが、受信側のAV装置の形態は、記録可能なDVD、ビデオテープ、ハードディスクドライブなどに映像と音声を合わせて記録する録画装置、AVアンプ、供給された映像信号と音声信号に基づいて映像を表示したり音声を出力したりする表示装置などでもよい。
本発明は、例えば、音声および動画像を扱うAVシステムに適用可能である。そのようなAVシステムとしては、例えばホームシアターシステムがある。
図1は、本発明の実施の形態に係るAVシステムの構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態に係るAVシステムにおいてDVDプレーヤからレシーバへ映像信号と音声信号が転送される際の処理について説明するフローチャートである。 図3は、音声信号と符号化された映像信号とを1394インタフェースで転送するAVシステムの一例を示すブロック図である。
符号の説明
1 DVDプレーヤ(AV装置)
2 レシーバ(AV装置)
11 DVD再生部(信号取得手段)
12 時間データデコード手段
13 時間データ付加手段(第1の同期データ付加手段)
14 時間データ付加手段(第2の同期データ付加手段)
15 MPEG2エンコーダ(符号化手段)
16 1394インタフェース回路(転送手段)
22 1394インタフェース回路(受信手段)
23 MPEG2デコーダ(復号化手段)
24 時間データ抽出手段(第1の同期データ抽出手段)
25 時間データ抽出手段(第2の同期データ抽出手段)
26 時間データ比較手段(同期手段)
27 遅延手段(同期手段)

Claims (12)

  1. 一連の映像信号と音声信号のうち、映像信号を符号化し、音声信号および符号化後の映像信号を他の装置へ転送するAV装置において、
    一連の映像信号と音声信号を取得する信号取得手段と、
    受信側で映像信号と音声信号とを同期させるための同期データを、映像信号に付加する第1の同期データ付加手段と、
    受信側で映像信号と音声信号とを同期させるための同期データを、音声信号に付加する第2の同期データ付加手段と、
    上記第1のデータ付加手段により同期データを付加された映像信号を符号化する符号化手段と、
    音声信号、および上記符号化手段により符号化された映像信号を他の装置へ転送する転送手段と、
    を備えることを特徴とするAV装置。
  2. 前記第1の同期データ付加手段は、映像信号内のフレームとフレームとの間またはフィールドとフィールドとの間に、同期データを付加することを特徴とする請求項1記載のAV装置。
  3. 前記第2の同期データ付加手段は、音声信号内のサブコードに、同期データを付加することを特徴とする請求項1記載のAV装置。
  4. 前記転送手段は、他の装置との間で複数チャネルの伝送路を制御し、符号化された映像信号のためのチャネルから独立したチャネルで、音声信号を転送することを特徴とする請求項1記載のAV装置。
  5. 音声信号および所定の符号化方式で符号化された映像信号を他の装置から受信するAV装置において、
    音声信号および符号化された映像信号を受信する受信手段と、
    上記受信手段により受信された、符号化された映像信号を復号化する復号化手段と、
    上記復号化手段により復号化された後の映像信号から、映像信号と音声信号とを同期させるための同期データを抽出する第1の同期データ抽出手段と、
    上記受信手段により受信された音声信号から、映像信号と音声信号とを同期させるための同期データを抽出する第2の同期データ抽出手段と、
    上記第1の同期データ抽出手段により抽出された映像信号の同期データと上記第2の同期データ抽出手段により抽出された音声信号の同期データに基づいて、受信された音声信号と復号化後の映像信号を同期させる同期手段と、
    を備えることを特徴とするAV装置。
  6. 前記同期手段は、前記第1の同期データ抽出手段により抽出された映像信号の同期データと前記第2の同期データ抽出手段により抽出された音声信号の同期データに基づく遅延時間だけ、受信された音声信号を遅延させ、復号化後の映像信号に同期させることを特徴とする請求項5記載のAV装置。
  7. 前記第1の同期データ抽出手段は、復号化後の映像信号内のフレームとフレームとの間またはフィールドとフィールドとの間から、同期データを抽出することを特徴とする請求項5記載のAV装置。
  8. 前記第2の同期データ抽出手段は、音声信号内のサブコードから、同期データを抽出することを特徴とする請求項5記載のAV装置。
  9. 前記受信手段は、他の装置との間で複数チャネルの伝送路を制御し、符号化された映像信号のためのチャネルから独立したチャネルで、音声信号を受信することを特徴とする請求項5記載のAV装置。
  10. 請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載のAV装置と、
    請求項5から請求項9のうちのいずれか1項記載のAV装置とを備え、
    請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の上記AV装置から、請求項5から請求項9のうちのいずれか1項記載の上記AV装置へ、映像信号および音声信号を転送すること、
    を特徴とするAVシステム。
  11. 一連の映像信号と音声信号に対応する、音声信号および符号化後の映像信号を一方の装置から他方の装置へ転送するAV信号転送方法において、
    受信側で映像信号と音声信号とを同期させるための同期データを、映像信号に付加するステップと、
    受信側で映像信号と音声信号とを同期させるための同期データを、音声信号に付加するステップと、
    同期データを付加した映像信号を符号化するステップと、
    音声信号、および符号化された映像信号を一方の装置から他方の装置へ転送するステップと、
    を備えることを特徴とするAV信号転送方法。
  12. 一連の映像信号と音声信号に対応する、音声信号および符号化後の映像信号を一方の装置から他方の装置へ転送するAV信号転送方法において、
    音声信号および所定の符号化方式で符号化された映像信号を一方の装置から受信するステップと、
    他方の装置において受信した、符号化された映像信号を復号化するステップと、
    復号化した後の映像信号から、映像信号と音声信号とを同期させるための同期データを抽出するステップと、
    受信した音声信号から、映像信号と音声信号とを同期させるための同期データを抽出するステップと、
    抽出した映像信号の同期データと音声信号の同期データに基づいて、受信した音声信号と復号化後の映像信号を同期させるステップと、
    を備えることを特徴とするAV信号転送方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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