JP2006352587A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 PTSが付加されていないAVストリームに対して、ビデオとオーディオの同期再生、途中からの再生、及びリピート再生を容易に実現する。
【解決手段】 入力されたストリームを分離部101においてビデオ符号化データとオーディオ符号化データとに分離し、該ビデオ符号化データのフレームレートに基づいてVPTS計算部106でVPTSを計算し、該オーディオ符号化データのビットレート又はフレームレートに基づいてAPTS計算部110でAPTSを計算する。
そして、前記ビデオ符号化データのVPTSに同期して、ビデオデコード部112で該ビデオ符号化データをデコードし、前記オーディオ符号化データのAPTSに同期して、オーディオデコード部115で該オーディオ符号化データをデコードする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ビデオデータとオーディオデータとがインターリーブされて記録された記録媒体からデータを読み出して再生する情報処理装置に関する。
DVDビデオフォーマットは、ビデオ、オーディオ、字幕を記録することができるようになっている。ここで、ビデオはMPEG2ビデオに符号化され、オーディオはAC3等に符号化され、字幕はサブピクチャ(Subpicture)に符号化され、MPEG2プログラムストリームに多重化された後、DVDディスク等の記録媒体に記録される。
このようなMPEG2プログラムストリームは、ビデオデータ、オーディオデータそれぞれがパケットと呼ばれるビットストリームに分割され、各パケットにヘッダー等の付加情報を付加して伝送するパケット多重を規定している。
また、MPEGシステムでは、ビットストリームの途中から復号再生を行うために、複数のパケットを束ねたパックと呼ばれる構成単位を用いている。このシステムでは、ビットストリームの構造を階層にして上位レイヤと下位レイヤとの階層構造にしている。この階層のうち下位レイヤには、多重化されたビデオ/オーディオデータの同期をとるためにタイムスタンプと呼ばれる情報が埋め込まれている。
ここで、タイムスタンプとは、データの復号、表示、出力等をどのようなタイミングで行うかを規定した時刻情報であり、エンコード側でパケット化された圧縮データの先頭のパケットヘッダ中に多重させている。
このようなシステム規格では、圧縮されたパケットデータ同士、例えば、ビデオデータ及びオーディオデータの同時再生のようなタイミングの精度を確保するために再生出力の時刻を規定するプレゼンテーションタイムスタンプ(Presentation Time Stamp:以下、PTSという)と、そのデータの復号開始時刻を規定するデコーディングタイムスタンプ(Decoding Time Stamp:以下、DTSという) とが規定されている。
さらに、このシステム規格では、システム時刻基準参照値(System Clock Reference:以下、SCRという)と、プログラム時刻基準参照値(Program Clock Reference:以下、PCRという)とが規定されている。
ここで、SCRとPCRは、エンコーダ側の設定した時間関係をデコーダ側で再現する際の設定や校正をするために用いることができる。このような設定や校正等を行う際の基準時刻としてシステムタイムクロック(System Time Clock:以下、STCという)が設定されている。
そして、エンコーダでは、デコーダのSTCを生成するPLL(Phase Locked Loop)回路を安定に動作させるために、SCRとPCRの送信間隔をそれぞれ700ms以下と100ms以下で送出するようにしている。
また、MPEGシステムは、データ再生時のタイミングずれを起こさないように、同期精度の観点から、エンコーダ側においてビットストリームに対して1/90kHzの精度でPTS及びDTSを付与している。このようなシステム規格により、デコーダでは、SCR又はPCRを利用する際に、SCR又はPCRの最終バイトが到着した時刻とSTCとの差の時間調整が行われる。この時間調整は、最終バイトが到着した瞬間にデコーダのSTCを出力するカウンタがSCR又はPCRの示す値をセットすることで行われ、同期関係が確保されることとなる。
このようにすれば、デコーダは、多重化されたビットストリームから符号化圧縮されたオーディオデータ、及びビデオデータを分離するとともに、両データのPTSも分離することができる。そして、デコーダでは、この分離によって得られたPTS間の差を埋めるように、例えば、何れか一方側のデータが遅延されて調整されることにより、データ伝送におけるオーディオデータとビデオデータとの間で同期がとられ、画像及び音声の再生が行われるようになっている。
特開平11−225126号公報
しかしながら、このような従来の情報処理装置の場合、MPEG2プログラムストリームのように、PTSがストリーム中に付与されているデータ構造の場合には同期再生を実現することができるが、PTSがストリーム中に付与されないデータ構造の場合には、ビデオとオーディオとの同期再生を実現することができないという問題があった。
具体的に、ストリーム中にPTSが付与されないストリームとしてAVIがある。AVIストリームは、大きく分けて、ヘッダー部、データ部、及びインデックス部で構成されている。
前記ヘッダー部には、ファイル情報、データ部に格納されているビデオ符号化データ、及びオーディオ符号化データ等の各種情報が格納されており、具体的には、総再生時間、フレームレート、ビットレート、画像サイズ等が格納されている。
前記データ部は、ビデオ符号化データやオーディオ符号化データがチャンク単位でインターリーブされている。このチャンクはビデオやオーディオ等を識別するキャラクターコード、チャンクのデータサイズ、及び実際の符号化データで構成されており、PTS等の時間情報は含まないものとする。
前記インデックス部は、オプションでストリームに付加されるものであり、チャンクのアドレスが格納されている。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、例えば、AVIストリームのように、ストリーム中にPTSが付与されない構造のデータであっても、ビデオデータ及びオーディオデータの同期再生ができるようにすることにある。
本発明の情報処理装置は、ストリームデータをビデオ符号化データとオーディオ符号化データとに分離する分離部と、
前記ビデオ符号化データのフレームレートに基づいて、プレゼンテーションタイムスタンプを計算するビデオプレゼンテーションタイムスタンプ計算部(以下、VPTS計算部という)と、
前記オーディオ符号化データのビットレート又はフレームレートに基づいて、プレゼンテーションタイムスタンプを計算するオーディオプレゼンテーションタイムスタンプ計算部(以下、APTS計算部という)と、
前記ビデオ符号化データのプレゼンテーションタイムスタンプに同期して、該ビデオ符号化データをデコードするビデオデコード部と、
前記オーディオ符号化データのプレゼンテーションタイムスタンプに同期して、該オーディオ符号化データをデコードするオーディオデコード部とを備えたものである。
従って、本発明によれば、PTSの付加されないデータ構造のストリームに対しても、ビデオのフレームレート情報、及びオーディオのフレームレート情報及びビットレート情報から、それぞれVPTS及びAPTSを計算により生成することで、ビデオとオーディオの同期を取って再生することが可能となる。
また、本発明では、前記ストリームの入力位置のアドレスを設定する入力アドレス設定部と、
前記ビデオ符号化データのアドレスを設定するビデオアドレス設定部と、
前記ビデオ符号化データのプレゼンテーションタイムスタンプを設定するビデオプレゼンテーションタイムスタンプ設定部と、
前記オーディオ符号化データのアドレスを設定するオーディオアドレス設定部と、
前記オーディオ符号化データのプレゼンテーションタイムスタンプを設定するオーディオプレゼンテーションタイムスタンプ設定部とをさらに備え、
前記分離部は、
前記入力アドレス設定部の値を初期アドレスとして、前記ビデオ符号化データアドレス設定部のアドレス以降のデータに対して該ビデオ符号化データの分離を行う一方、
前記オーディオ符号化データアドレス設定部のアドレス以降のデータに対してオーディオ符号化データの分離を行い、
前記ビデオプレゼンテーションタイムスタンプ計算部は、前記ビデオプレゼンテーションタイムスタンプ設定部の値を初期値として、前記ビデオ符号化データのプレゼンテーションタイムスタンプを計算し、
前記オーディオプレゼンテーションタイムスタンプ計算部は、前記オーディオプレゼンテーションタイムスタンプ設定部の値を初期値として、前記オーディオ符号化データのプレゼンテーションタイムスタンプを計算するように構成されていてもよい。
従って、本発明によれば、ストリームの途中からでも、VPTSの計算、APTSの計算、ビデオ符号化データのデコード、及びオーディオ符号化データのデコードを行うことができるので、ストリームの途中から再生するレジューム機能やタイムサーチ機能を迅速且つビデオとオーディオの同期を取って行うことが可能となる。
また、本発明では、前記ビデオ符号化データのプレゼンテーションタイムスタンプを出力するビデオプレゼンテーションタイムスタンプ出力部と、
前記ビデオ符号化データのアドレスを出力するビデオアドレス出力部と、
前記オーディオ符号化データのプレゼンテーションタイムスタンプを出力するオーディオプレゼンテーションタイムスタンプ出力部と、
前記オーディオ符号化データのアドレスを出力するオーディオアドレス出力部とをさらに備えていてもよい。
従って、本発明によれば、インデックス情報がストリームに付加されていない等の理由で、再生を開始するビデオ符号化データのアドレス、VPTS、オーディオ符号化データのアドレス、APTSが予め分からない場合であっても、各種出力部の出力情報を使用することで、一度再生を行った箇所については途中から再生することが可能となり、指定区間を繰り返して再生するリピート再生機能を容易に実現することが可能となる。
さらに、本発明では、前記ビデオプレゼンテーションタイムスタンプ出力部とビデオアドレス出力部は、ビデオ符号化データがイントラフレームの場合にのみ値を更新するように構成されていてもよい。
従って、本発明によれば、PTSとアドレスの値の更新をイントラフレームに制限することで、PTSとアドレス保持用のメモリの削減や処理量削減が可能となる。なお、MPEG4の再生においてはイントラフレームからしか復帰できないため、出力をイントラフレームに制限してもリピート再生機能の品質は同等である。
以上のように、本発明によれば、例えば、ストリーム中にPTSが付加されないAVストリームであっても、ビデオとオーディオの同期をとって再生することができる。さらに、レジューム再生、タイムサーチ機能、及びリピート再生機能等の各種再生機能を容易に実現することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
<実施形態1>
図1は、本発明の実施形態1に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。以下、本発明を、AVI形式のAVデータを記録したCDやDVDを再生する再生装置に適用し、さらにAVIにインターリーブされる符号化データのビデオ符号化形式としてMPEG4を用い、オーディオ符号化形式としてMP3を用いた場合について説明する。この点は、以下の実施形態2〜5についても同様とする。
図1において、101は分離部であり、メディア102から読み出したAVIストリームのデータを、ビデオ符号化データとオーディオ符号化データとにチャンク単位で分離して、このビデオ符号化データをビデオビットバッファ103に格納する一方、オーディオ符号化データをオーディオビットバッファ104に格納するように構成されている。
また、106はVPTS計算部であり、前記分離部101においてビデオ符号化データのチャンクが分離される毎にその情報を分離部101から受け取り、以下の計算式(1)で計算されたVPTSの値をVPTSテーブル107に順次格納するように構成されている。
VPTS(0)=0
VPTS(n)=VPTS(n−1)+VFR ・・・(1)
ここで、括弧内の数字は、分離したビデオ符号化データのチャンク番号を示しており、初期値は“0”とする。また、VFRはビデオフレームレート設定部105に設定され、前記VPTS計算部106に出力されたビデオ符号化データのフレームレートである。
110はAPTS計算部であり、前記分離部101においてオーディオ符号化データのチャンクが分離される毎にその情報を分離部101から受け取り、以下の計算式(2)、(3)により計算されたAPTSの値をAPTSテーブル111に順次格納するように構成されている。
固定ビットレートの場合(ABR>0の場合)
APTS(0)=0
APTS(n)=APTS(n−1)+CHUNKSIZE/ABR ・・・(2)
可変ビットレートの場合(AFR>0の場合)
APTS(0)=0
APTS(n)=APTS(n−1)+AFR ・・・(3)
ここで、括弧内の数字は、分離したオーディオ符号化データのチャンク番号を示しており、初期値は“0”とする。また、CHUNKSIZEはチャンクのデータサイズであり、ABRはオーディオビットレート設定部109に設定され、前記APTS計算部110に出力されたオーディオ符号化データのビットレートである。さらに、AFRはオーディオフレームレート設定部108に設定され、前記APTS計算部110に出力されたオーディオ符号化データのフレームレートである。
なお、オーディオ符号化データが固定ビットレートであるか、又は可変ビットレートであるかは、オーディオ符号化データを復号する等の方法により事前に判別済みであるものとする。
112はビデオデコード部であり、VPTSテーブル107から順次読み出したVPTSの値と、STC設定部113に設定されたSTCの値とを比較して、比較結果が所定の閾値以内のときに、ビデオビットバッファ103からビデオ符号化データを読み出してデコード処理を開始するように構成されている。
なお、比較結果である“VPTS−STC”の値が閾値より大きい場合には、STCの値が大きくなるまでデコード処理をホールドする一方、“VPTS−STC”の値が閾値より小さい場合には、1フレーム分のデコード処理をスキップして次のフレームのデコードを行うようになっている。
このように、ビデオデコード部112において、STCと同期を合わせてデコードしたフレームをビデオ信号に変換してモニター114に出力するようにしている。
一方、オーディオデコード部115においても前記ビデオデコード部112における処理と同様に、APTSテーブル111から順次読み出したAPTSの値と、STC設定部113に設定されたSTCの値とを比較して、その比較結果に基づいてデコード、スキップ、ホールド等の処理を行い、STCと同期を合わせてデコードしたフレームをオーディオ信号に変換してスピーカー116に出力するようにしている。
次に、本実施形態1に係る情報処理装置におけるデータ処理手順について説明する。まず、AVIストリームの再生を開始する前に、AVIストリームに含まれるオーディオ符号化データを解析し、該オーディオ符号化データが固定ビットレートであるか、又は可変ビットレートであるかを判別する。そして、AVIストリームのヘッダー部からビデオ符号化データのフレームレートを抽出し、ビデオフレームレート設定部105に対してフレームレートを設定する。
ここで、オーディオ符号化データが固定ビットレートの場合には、AVIストリームのヘッダー部からオーディオ符号化データのビットレートを抽出し、オーディオビットレート設定部109に対してビットレートを設定し、オーディオフレームレート設定部108には“0”を設定する。
一方、オーディオ符号化データが可変ビットレートの場合には、AVIストリームのヘッダー部からオーディオ符号化データのフレームレートを抽出し、オーディオフレームレート設定部108に対してフレームレートを設定し、オーディオビットレート設定部109には“0”を設定する。
このような設定が完了した後、AVIストリームの入力を行いデータを再生する。
以上のように、本実施形態1に係る情報処理装置によれば、ビットストリーム中にフレーム毎にPTSが付与されていない場合であっても、ビットレート又はフレームレートに基づいて算出されたPTSの値を使用することで、ビデオデータ及びオーディオデータをSTCに同期させて再生することが可能となる。
<実施形態2>
図2は、本実施形態2に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。前記実施形態1との違いは、入力アドレス設定部217、VPTS設定部218、ビデオアドレス設定部219、APTS設定部220、及びオーディオアドレス設定部221を設けた点であるため、以下、実施形態1と同じ部分については同じ符号を付し、相違点についてのみ説明する。
図2に示すように、分離部101では、入力アドレス設定部217に設定されるストリーム入力開始位置のアドレスを基準として、ビデオアドレス設定部219に設定されるビデオ符号化データのアドレス以降のデータに対して分離処理が行われる。
同様に、前記分離部101では、入力アドレス設定部217に設定されるストリーム入力開始位置のアドレスを基準として、オーディオアドレス設定部221に設定されるオーディオ符号化データのアドレス以降のデータに対して分離処理が行われる。
VPTS計算部106では、前記分離部101においてビデオ符号化データのチャンクが分離される毎に、以下の計算式(4)で計算されたVPTSの値がVPTSテーブル107に順次格納される。
VPTS(0)=VPTSINIT
VPTS(n)=VPTS(n−1)+VFR ・・・(4)
ここで、VPTSINITはVPTS設定部218に設定される分離開始時のビデオ符号化データのPTSであり、VFRはビデオフレームレート設定部105に設定されるビデオ符号化データのフレームレートである。
また、APTS計算部110では、前記分離部101においてオーディオ符号化データのチャンクが分離される毎に、以下の計算式(5)、(6)により計算されたAPTSの値がAPTSテーブル111に順次格納される。
固定ビットレートの場合(ABR>0の場合)
APTS(0)=APTSINIT
APTS(n)=APTS(n−1)+CHUNKSIZE/ABR ・・・(5)
可変ビットレートの場合(AFR>0の場合)
APTS(0)=APTSINIT
APTS(n)=APTS(n−1)+AFR ・・・(6)
ここで、APTSINITはAPTS設定部220に設定される分離開始時のオーディオ符号化データのPTSであり、CHUNKSIZEはチャンクのデータサイズである。さらに、ABRはオーディオビットレート設定部109に設定されるオーディオ符号化データのビットレートであり、AFRはオーディオフレームレート設定部108に設定されるオーディオ符号化データのフレームレートである。
次に、本実施形態2に係る情報処理装置におけるデータ処理手順について説明する。AVIストリームの途中から再生を開始する場合、ストリーム再生開始前にAVIストリームのインデックス部を解析し、再生を開始する時刻付近のビデオ符号化データのPTSとアドレスを抽出するとともにオーディオ符号化データのPTSとアドレスを抽出し、その値をVPTS設定部218、ビデオアドレス設定部219、APTS設定部220、オーディオアドレス設定部221に対してそれぞれ設定する。
その後、前記実施形態1の情報処理装置におけるデータ処理手順と同様に、AVIストリームのヘッダー部からビットレート及びフレームレートを抽出し、その値をビデオフレームレート設定部105、オーディオビットレート設定部109、オーディオフレームレート設定部108に対してそれぞれ設定する。
そして、入力を開始するストリームのアドレスを入力アドレス設定部217に対して設定してストリームを入力することで、ストリームの途中から再生することができるようになる。
以上のように、本実施形態2に係る情報処理装置によれば、ビットストリームの途中から再生を開始する場合でも、ビデオデータとオーディオデータを同期させて再生をすることができる。
<実施形態3>
図3は、本実施形態3に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。前記実施形態2との違いは、VPTS出力部322、ビデオアドレス出力部323、ビデオアドレステーブル324、APTS出力部325、オーディオアドレス出力部326、及びオーディオアドレステーブル327を設けた点であるため、以下、実施形態2と同じ部分については同じ符号を付し、相違点についてのみ説明する。
図3に示すように、前記ビデオアドレステーブル324には、分離部101で分離されたビデオ符号化データのアドレスが格納される。また、前記オーディオアドレステーブル327には、分離部101で分離されたオーディオ符号化データのアドレスが格納される。
前記ビデオデコード部112でビデオ符号化データをデコードする際に、前記VPTS出力部322には、VPTSテーブル107から読み出したVPTSが格納され、前記ビデオアドレス出力部323には、ビデオアドレステーブル324から読み出したアドレスが格納されるようになっている。
また、前記オーディオデコード部115でオーディオ符号化データをデコードする際に、前記APTS出力部325には、APTSテーブル111から読み出したAPTSが格納され、前記オーディオアドレス出力部326には、オーディオアドレステーブル327から読み出したアドレスが格納されるようになっている。
次に、本実施形態3に係る情報処理装置におけるデータ処理手順について説明する。まず、AVIストリーム再生中に、VPTS出力部322に格納されたVPTSの値を監視しておき、このVPTSの値が変化したときにのみ、VPTSとビデオアドレスを取得して図示しないメモリ(記憶装置)に保持する。このとき、APTSとオーディオアドレスも同時に取得して該メモリに保持する。
そして、AVIストリーム再生中に、前記メモリにVPTSとビデオアドレスのテーブルを生成した後、既に再生した部分をもう一度再生する場合には、再生を開始する時間より前のVPTS、そのVPTSに対応するビデオアドレス、VPTSと同時刻のAPTS又は同時刻のAPTSがなければ時間的に近いAPTS、及びそのAPTSに対応するオーディオアドレスの値を前記メモリから読み出し、読み出した値をそれぞれVPTS設定部218、ビデオアドレス設定部219、APTS設定部220、オーディオアドレス設定部221に対して設定する。
さらに、入力するストリームのアドレスを入力アドレス設定部217に対して設定することで、ストリームの途中からであってもビデオとオーディオの同期を取って再生することができる。
以上のように、本実施形態3に係る情報処理装置によれば、AVIファイルにインデックス情報がなくても、容易に繰り返し再生を実現することができる。
<実施形態4>
図4は、本実施形態4に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。前記実施形態3との違いは、スイッチ部428を設けた点であるため、以下、実施形態3と同じ部分については同じ符号を付し、相違点についてのみ説明する。
前記スイッチ部428は、ビデオ符号化データがイントラフレームの場合にのみ、VPTSテーブル107から読み出したVPTSをVPTS出力部322に格納して値を更新する一方、ビデオアドレステーブル324から読み出したアドレスをビデオアドレス出力部323に格納して値を更新するように制御するものである。
次に、本実施形態4に係る情報処理装置におけるデータ処理手順について説明する。AVIストリーム再生中に、VPTS出力部322に格納されたVPTSの値を監視しておき、このVPTSの値が変化したときにのみ、VPTSとビデオアドレスを取得して図示しないメモリに保持する。このとき、APTSとオーディオアドレスも同時に取得して該メモリに保持する。
そして、AVIストリーム再生中に、前記メモリにVPTSとビデオアドレスのテーブルを生成した後、既に再生した部分をもう一度再生する場合には、再生を開始する時間のVPTS、そのVPTSに対応するビデオアドレス、VPTSと同時刻のAPTS又は同時刻のAPTSがなければ時間的に近いAPTS、及びそのAPTSに対応するオーディオアドレスの値を前記メモリから読み出し、読み出した値をそれぞれVPTS設定部218、ビデオアドレス設定部219、APTS設定部220、オーディオアドレス設定部221に対して設定する。
さらに、入力するストリームのアドレスを入力アドレス設定部217に対して設定することで、ストリーム途中からであってもビデオとオーディオの同期を取って迅速に再生することができる。
以上のように、本実施形態4に係る情報処理装置によれば、VPTS出力とビデオアドレス出力をイントラフレームに限定することで、繰り返し再生時の処理量と使用メモリ量を削減する上で有利な効果が得られる。
<実施形態5>
図5は、本実施形態5に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。前記実施形態4との違いは、再生開始PTS設定部529を設けた点であるため、以下、実施形態4と同じ部分については同じ符号を付し、相違点についてのみ説明する。
前記再生開始PTS設定部529は、ビデオデコード部112及びオーディオデコード部115に対して、設定されたPTS値を送信するものであり、PTS値を受け取ったビデオデコード部112及びオーディオデコード部115では、このPTS以降のデータのみについてデコードが行われるようになっている。
次に、本実施形態5に係る情報処理装置におけるデータ処理手順について説明する。AVIストリーム再生中に、VPTS出力部322に格納されたVPTSの値を監視しておき、このVPTSの値が変化したときにのみ、VPTSとビデオアドレスを取得して図示しないメモリに保持する。このとき、APTSとオーディオアドレスも同時に取得して該メモリに保持する。
このように、AVIストリーム再生中に、前記メモリにVPTSとビデオアドレスのテーブルを生成した後、一度再生した部分を再生する場合には、テーブルから再生を開始する時間よりも前のVPTSと、そのVPTSに対応するビデオアドレスと、VPTSと同時刻のVPTS、同時刻がなければ時間的に近いAPTSと、そのAPTSに対応するオーディオアドレスを読み出し、それぞれVPTS設定部218、ビデオアドレス設定部219、APTS設定部220、オーディオアドレス設定部221に設定する。さらに再生を開始する時間のPTSを再生開始PTS設定部529に設定する。
さらに、入力するストリームのアドレスを入力アドレス設定部217に対して設定することで、再生を開始したい時間から精度良くビデオとオーディオの同期を取って迅速に再生することができる。
以上説明したように、本発明は、PTSの付加されないストリームに対してビデオとオーディオの同期を取って再生することができるという実用性の高い効果が得られることから、きわめて有用で産業上の利用可能性は高い。例えば、AVストリームの再生装置として利用可能である。
本発明の実施形態1に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態2に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態3に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態4に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態5に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
101 分離部
102 メディア
103 ビデオビットバッファ
104 オーディオビットバッファ
105 ビデオフレームレート設定部
106 VPTS計算部
107 VPTSテーブル
108 オーディオフレームレート設定部
109 オーディオビットレート設定部
110 APTS計算部
111 APTSテーブル
112 ビデオデコード部
113 STC
114 モニター
115 オーディオデコード部
116 スピーカー
217 入力アドレス設定部
218 VPTS設定部
219 ビデオアドレス設定部
220 APTS設定部
221 オーディオアドレス設定部
322 VPTS出力部
323 ビデオアドレス出力部
324 ビデオアドレステーブル
325 APTS出力部
326 オーディオアドレス出力部
327 オーディオアドレステーブル
428 スイッチ部
529 再生開始PTS設定部

Claims (5)

  1. 入力されたストリームをビデオ符号化データとオーディオ符号化データとに分離する分離部と、
    前記ビデオ符号化データのフレームレートに基づいて、プレゼンテーションタイムスタンプを計算するビデオプレゼンテーションタイムスタンプ計算部と、
    前記オーディオ符号化データのビットレート又はフレームレートに基づいて、プレゼンテーションタイムスタンプを計算するオーディオプレゼンテーションタイムスタンプ計算部と、
    前記ビデオ符号化データのプレゼンテーションタイムスタンプに同期して、該ビデオ符号化データをデコードするビデオデコード部と、
    前記オーディオ符号化データのプレゼンテーションタイムスタンプに同期して、該オーディオ符号化データをデコードするオーディオデコード部とを備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載された情報処理装置において、
    前記ストリームの入力位置のアドレスを設定する入力アドレス設定部と、
    前記ビデオ符号化データのアドレスを設定するビデオアドレス設定部と、
    前記ビデオ符号化データのプレゼンテーションタイムスタンプを設定するビデオプレゼンテーションタイムスタンプ設定部と、
    前記オーディオ符号化データのアドレスを設定するオーディオアドレス設定部と、
    前記オーディオ符号化データのプレゼンテーションタイムスタンプを設定するオーディオプレゼンテーションタイムスタンプ設定部とをさらに備え、
    前記分離部は、
    前記入力アドレス設定部の値を初期アドレスとして、前記ビデオ符号化データアドレス設定部のアドレス以降のデータに対して該ビデオ符号化データの分離を行う一方、
    前記オーディオ符号化データアドレス設定部のアドレス以降のデータに対してオーディオ符号化データの分離を行い、
    前記ビデオプレゼンテーションタイムスタンプ計算部は、前記ビデオプレゼンテーションタイムスタンプ設定部の値を初期値として、前記ビデオ符号化データのプレゼンテーションタイムスタンプを計算し、
    前記オーディオプレゼンテーションタイムスタンプ計算部は、前記オーディオプレゼンテーションタイムスタンプ設定部の値を初期値として、前記オーディオ符号化データのプレゼンテーションタイムスタンプを計算するように構成されていることを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項2に記載された情報処理装置において、
    前記ビデオ符号化データのプレゼンテーションタイムスタンプを出力するビデオプレゼンテーションタイムスタンプ出力部と、
    前記ビデオ符号化データのアドレスを出力するビデオアドレス出力部と、
    前記オーディオ符号化データのプレゼンテーションタイムスタンプを出力するオーディオプレゼンテーションタイムスタンプ出力部と、
    前記オーディオ符号化データのアドレスを出力するオーディオアドレス出力部とをさらに備えたことを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項3に記載された情報処理装置において、
    前記ビデオ符号化データがイントラフレームの場合にのみ、前記ビデオプレゼンテーションタイムスタンプ出力部及び前記ビデオアドレス出力部の値が更新されるようになっていることを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項4に記載された情報処理装置において、
    前記ビデオプレゼンテーションタイムスタンプ出力部、ビデオアドレス出力部、オーディオプレゼンテーションタイムスタンプ出力部、及びオーディオアドレス出力部の値を保持する記憶装置をさらに備え、
    前記ストリームの繰り返し再生時に、前記記憶装置からビデオプレゼンテーションタイムスタンプ、ビデオアドレス、オーディオプレゼンテーションタイムスタンプ、及びオーディオアドレスの値が読み出され、該読み出された値がそれぞれ前記ビデオプレゼンテーションタイムスタンプ設定部、ビデオアドレス設定部、オーディオプレゼンテーションタイムスタンプ設定部、及びオーディオアドレス設定部に設定されるようになっていることを特徴とする情報処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2003895A2 (en) 2007-06-15 2008-12-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Audio stream processing method, playback apparatus, and output apparatus with calculation of missing PTS display time stamps
JP2009284187A (ja) * 2008-05-22 2009-12-03 Nec Corp パケット複合データの再生処理方法及び再生処理装置
US8472793B2 (en) 2008-10-30 2013-06-25 Sony Corporation Playback apparatus and playback method

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