JP2005286495A - 不等電力分配合成器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 誘電体基板の一方の面に地導体パターンが形成され、前記誘電体基板の他方の面に、入力線路パターン、複数の出力線路パターン、前記入力線路パターンの一端にそれぞれの一端が接続され他端が前記複数の出力線路パターンのそれぞれに接続され川の字状に配置された複数のインピーダンス変成器パターン、前記隣在するインピーダンス変成器パターンの間を橋渡しするように接続する抵抗パターンが形成され、前記入力線路パターンと前記複数のインピーダンス変成器パターンの接続部を分岐部とするマイクロストリップ線路形の不等電力分配合成器であって、前記複数のインピーダンス変成器パターンの少なくとも最も幅が狭いインピーダンス変成器パターンに並列容量を設けた。
【選択図】 図1
Description
まず、入力端子7aに高周波信号を加えた場合について説明する。
出力線路パターン4a、4b側の分配端子7b、7cから等振幅、等位相の高周波信号が入力されると、回路の可逆性から、入力端子7aに高周波信号を加えた場合と逆方向に高周波信号が伝搬し、全ての高周波信号が合成されて入力端子7aから出力される。このとき、2本のテーパ線路形インピーダンス変成器パターン5a、5bを伝搬する高周波信号は等振幅、等位相であるので、ストリップ状アイソレーション抵抗パターン8には電流が流れず、このストリップ状アイソレーション抵抗パターン8では電力は消費されない。
分配端子7bから高周波信号が入力されると、この高周波信号はテーパ線路形インピーダンス変成器パターン5aを伝搬して分岐部6に伝送され、分岐部6から入力線路パターン3および他方のテーパ線路形インピーダンス変成器パターン5bに入力される。入力線路パターン3に入力された高周波信号は入力端子7aから出力される。
この発明の実施の形態1に係る電力分配合成器について図面を参照しながら説明する。ここでは、繁雑になるのを避けるため、分配端子数が2の場合の電力分配合成器を例示して説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る電力分配合成器の構成を示す構成説明図である。また、図2は、図1のa−a’断面図である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
まず、入力端子7aに高周波信号を加えた場合について説明する。
出力線路パターン4a、4b側の分配端子7b、7cから電圧が等振幅、等位相の高周波信号が入力されると、回路の可逆性から、入力端子7aに高周波信号を加えた場合と逆方向に高周波信号が伝搬し、全ての高周波信号が合成されて入力端子7aから出力される。
分配端子7bから高周波信号が入力されると、この高周波信号はテーパ線路形インピーダンス変成器パターン5aを伝搬して分岐部6に伝送され、分岐部6から入力線路パターン3および他方のテーパ線路形インピーダンス変成器パターン5bに入力される。入力線路パターン3に入力された高周波信号は入力端子7aから出力される。
この発明の実施の形態2に係る電力分配合成器について図面を参照しながら説明する。図6は、この発明の実施の形態2に係る電力分配合成器の構成を示す構成説明図である。また、図7は、図4のa−a’断面図である。
この発明の実施の形態3に係る電力分配合成器について図面を参照しながら説明する。図8は、この発明の実施の形態3に係る電力分配合成器の構成を示す構成説明図である。また、図9は、図8のa−a’断面図である。
この発明の実施の形態4に係る電力分配合成器について図面を参照しながら説明する。図10は、この発明の実施の形態4に係る電力分配合成器の構成を示す構成説明図である。また、図11は、図10のa−a’断面図である。なお、図8は構成をわかりやすくするため地導体となる金属シャーシを取り除いた図を示している。
この発明の実施の形態5に係る電力分配合成器について図面を参照しながら説明する。図12は、この発明の実施の形態5に係る電力分配合成器の構成を示す構成説明図である。また、図13は、図12のa−a’断面図である。なお、図12は構成をわかりやすくするため金属シャーシ11を取り除いた図を示している。
この発明の実施の形態6に係る電力分配合成器について図面を参照しながら説明する。図14は、この発明の実施の形態6に係る電力分配合成器の構成を示す構成説明図である。また、図15は、図14のa−a’断面図である。なお、図14は構成をわかりやすくするため金属シャーシ11を取り除いた図を示している。
Claims (13)
- 誘電体基板の一方の面に地導体パターンが形成され、前記誘電体基板の他方の面に、入力線路パターン、複数の出力線路パターン、前記入力線路パターンの一端にそれぞれの一端が接続され他端が前記複数の出力線路パターンのそれぞれに接続され川の字状に配置された複数のインピーダンス変成器パターン、前記隣在するインピーダンス変成器パターンの間を橋渡しするように接続する抵抗パターンが形成され、前記入力線路パターンと前記複数のインピーダンス変成器パターンの接続部を分岐部とするマイクロストリップ線路形の不等電力分配合成器であって、前記複数のインピーダンス変成器パターンの少なくとも最も幅が狭いインピーダンス変成器パターンに並列容量を設けたことを特徴とする不等電力分配合成器。
- 誘電体基板の一方の面に地導体パターンが形成され、前記誘電体基板の他方の面に、入力線路パターン、複数の出力線路パターン、前記入力線路パターンの一端にそれぞれの一端が接続され他端が前記複数の出力線路パターンのそれぞれに接続され川の字状に配置された複数のインピーダンス変成器パターン、前記隣在するインピーダンス変成器パターンの間を橋渡しするように接続する抵抗パターンが形成され、前記入力線路パターンと前記複数のインピーダンス変成器パターンの接続部を分岐部とするマイクロストリップ線路形の不等電力分配合成器であって、前記複数のインピーダンス変成器パターンの少なくとも最も幅が広いインピーダンス変成器パターン近傍に前記誘電体基板の厚みが薄い部位を設けたことを特徴とする不等電力分配合成器。
- 前記複数のインピーダンス変成器パターンは、テーパ形インピーダンス分布を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載の不等電力分配合成器。
- 前記複数のインピーダンス変成器パターンは、長さが伝搬波長の約1/4の1つのパターン、もしくは長さが伝搬波長の約1/4の複数のパターンを直列接続したパターンであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の不等電力分配合成器。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の不等電力分配合成器において、前記出力線路パターン及びインピーダンス変成器パターンがそれぞれ2つであることを特徴とする不等電力分配合成器。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の不等電力分配合成器において、前記出力線路パターン及びインピーダンス変成器パターンがそれぞれ3つであることを特徴とする不等電力分配合成器。
- 誘電体基板と距離を隔てて前記誘電体基板を挟んで地導体が配置され、前記誘電体基板の表面と裏面の対向する位置に、入力線路パターン、複数の出力線路パターン、前記入力線路パターンの一端にそれぞれの一端が接続され他端が前記複数の出力線路パターンのそれぞれに接続され川の字状(放射状)に配置された複数のインピーダンス変成器パターン、のそれぞれが前記誘電体基板の表面と裏面で対をなすように形成され、前記隣在するインピーダンス変成器パターンの間を橋渡しするように接続する抵抗パターンが前記誘電体基板の表面または裏面の少なくとも一方に形成され、前記入力線路パターンと前記複数のインピーダンス変成器パターンの接続部を分岐部とするサスペンデッド線路形の不等電力分配合成器であって、前記複数の対をなすインピーダンス変成器パターンの少なくとも最も幅が広い対をなすインピーダンス変成器パターンに並列容量を設けたことを特徴とする不等電力分配合成器。
- 誘電体基板と距離を隔てて前記誘電体基板を挟んで地導体が配置され、前記誘電体基板の表面と裏面の対向する位置に、入力線路パターン、複数の出力線路パターン、前記入力線路パターンの一端にそれぞれの一端が接続され他端が前記複数の出力線路パターンのそれぞれに接続され川の字状に配置された複数のインピーダンス変成器パターン、のそれぞれが前記誘電体基板の表面と裏面で対をなすように形成され、前記隣在するインピーダンス変成器パターンの間を橋渡しするように接続する抵抗パターンが前記誘電体基板の表面または裏面の少なくとも一方に形成され、前記入力線路パターンと前記複数のインピーダンス変成器パターンの接続部を分岐部とするサスペンデッド線路形の不等電力分配合成器であって、前記複数の対をなすインピーダンス変成器パターンの少なくとも最も幅が狭い対をなすインピーダンス変成器パターン近傍に前記誘電体基板の厚みが薄い部位を設けたことを特徴とする不等電力分配合成器。
- 前記誘電体基板の厚みが薄い部位に、空気に代わる誘電体として前記誘電体基板と異なる誘電率の誘電体を補充したことを特徴とする請求項8記載の不等電力分配合成器。
- 前記複数の対をなすインピーダンス変成器パターンは、テーパ形インピーダンス分布を有することを特徴とする請求項7、8又は9記載の不等電力分配合成器。
- 前記複数の対をなすインピーダンス変成器パターンは、長さが伝搬波長の約1/4の1つの対をなすパターン、もしくは長さが伝搬波長の約1/4の複数の対をなすパターンを直列接続した対をなすパターンであることを特徴とする請求項7、8又は9記載の不等電力分配合成器。
- 請求項7〜11のいずれか1項に記載の不等電力分配合成器において、前記対をなす出力線路パターン及び対をなすインピーダンス変成器パターンがそれぞれ2つであることを特徴とする不等電力分配合成器。
- 請求項7〜11のいずれか1項に記載の不等電力分配合成器において、前記対をなす出力線路パターン及び対をなすインピーダンス変成器パターンがそれぞれ3つであることを特徴とする不等電力分配合成器。
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JP2010251904A (ja) * | 2009-04-13 | 2010-11-04 | Mitsubishi Electric Corp | 電力分配合成器 |
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