JP2005285772A - 電子銃 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電子銃が陰極線管にシールされるときに電極G1及び電極G2の酸化によって引き起こされる放射問題に対しより耐性があり、陰極線管をポンプするときに遂行される高周波誘導過熱中の過熱によって引き起こされる熱機械的誘導残留変形の問題に対しより耐性のある電子銃を提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明は陰極線管のための電子銃に関し、電子銃は、陰極(K)によって放射される電子ビームの成形及び集束のための第一電極(G1)及び第二電極(G2)を少なくとも含む。これらの電極(G1,G2)は、20℃〜300℃の間における膨張係数が4×10−6/℃〜13×10−6/℃の間にある非酸化合金から形成されている。適用:陰極線管。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明は陰極線管のための電子銃に関し、電子銃は、陰極(K)によって放射される電子ビームの成形及び集束のための第一電極(G1)及び第二電極(G2)を少なくとも含む。これらの電極(G1,G2)は、20℃〜300℃の間における膨張係数が4×10−6/℃〜13×10−6/℃の間にある非酸化合金から形成されている。適用:陰極線管。
【選択図】 図1
Description
本発明は電子銃に関し、より詳細には、電子銃が陰極線管内にシール(取付シーリング)されるときに電極G1及び/又は電極G2の酸化によって引き起こされる放射問題に対してより耐性があり、陰極線管をポンプするときに遂行される高周波誘導(RF加熱)中の加熱によって引き起こされる熱機械的誘導残留変形の問題に対してより耐性のある電子銃に関する。
ある種の電極の特性が陰極線管の製造中に変更され、その結果、陰極線管のある種の特性が変更され得るのは問題である。
電子銃が陰極線管にシールされるとき、炎又はその類似物による加熱が陰極線管ネック部のガラス及び電子銃ベース部のガラスを溶解することで、それらを真空気密状態で相互に溶着する。この加熱が外気中で行われるため、電子銃のベース部近傍部分が加熱され、従って、表面で酸化されがちであり、これは電極G1及びG2の場合に特に顕著である(図面を参照)。しかしながら、これらの電極は、陰極の活性化中及び放出測定中、電子銃の電子ビームによって引き続き衝撃される。これらがスクリーンを走査することなく遂行されるならば、表面酸化物の金属及び酸素ガスへの解離を引き起こす。さらに、酸素は陰極からの電子放出を低下するので、酸素は陰極にとって有害である。1つの症状は、陰極線管が格納されてから数日又は数週間後には、放出が貧弱に再作動することである。
後に、陰極線管をポンプすると、電子銃を脱ガスする目的で、陰極線管の高周波誘導加熱が電磁自己インダクタンスによって遂行される。これに関連して、電子銃の金属部材は、各々それらの温度及びそれらの材料の熱膨張の作用として、過熱されて膨張する。金属部材間での膨張が均衡されていないので、機械的応力が生成される。これらの金属部材は電子銃の骨組みを構成する2つの焼結ガラス棒VF1及びVF2に剛的に接続されている。この場合、電子銃の最高温部材は電極G2(約750℃の温度まで加熱される)、電極G3(約790℃の温度まで加熱される)及びG1(約680℃の温度まで加熱される)である。機械的応力の欠点は電子銃のある種の部材の残留変形であり、最悪の場合(特に、電子銃がRF加熱の後で冷却されたときに、それらの部材が機械的応力に直面するならば)、2つの焼結ガラス棒VF1及びVF2はひび割れし、或いは、破砕する。
陰極線管の起動時における陰極線管の動作中、過熱フィラメントによって引き続き膨張が惹起され、定常レジームまで増大する。定常レジームは(概ねフィラメントの端子に亘る6.3ボルトの印加で)フィラメント及び陰極がそれらの定格温度に達するときに対応する。電子銃で最も強く加熱される金属部材は、過熱フィラメント及び陰極に最も近接する部材であり、特に陰極支持部材、電極G1及び電極G2である。これに関連して、機械的応力の欠点は、赤色、緑色及び青色のビーム電流の間の相違に起因する画像色(色温度変化:CTC)の不均衡であり、CTCは陰極線管の起動時における非残留変形の問題によって引き起こされる。
さらに、電子銃の価格はその部材を構成する材料の価格に特に依存する。例えばFeNi系の金属合金(すなわち、ここで、Fe及びNiは質量の95%以上を占める)及びFeNiCo系の金属合金(すなわち、ここで、Fe、Ni及びCoは質量の95%以上を占める)のような低い熱膨張係数を有する合金は、ステンレス鋼に比べより高価である。
電極がFeNiで形成され、例えば下記のテーブルに要約された特性を有する電子銃は既知である。
図2は、RF加熱中及び電子銃の起動時における、そのような電子銃の電極G1乃至G4の膨張及び陰極支持部材の膨張を示すグラフを表わしている。そのような電子銃は、受容可能で且つ特にRF加熱中に多様な電極にとって概ね均一な膨張を示すことが分かるであろう。しかしながら、電極G1及びG2は酸化に対する耐性がなく、電子放出が貧弱であるという強い危険性を提示する。
他の種類の電子銃、特に東芝及び松下のような電子銃は、電極G1及び電極G2のために"Kovar"材料(FeNiCo合金)を用いている。この合金は低い熱膨張係数を有するが、ステンレス鋼と同等には酸化に対する耐性はなく、しかも、より高価である。
電極及び陰極支持部材が次のような材料で形成されている電子銃は既知ではないことが理解されるであろう。
電子銃が陰極線管内にシール(取付シーリング)されたときに、電子銃は電極G1及び/又は電極G2の酸化によって引き起こされる放出問題に耐性がある。
電子銃の動作寿命に有害な膨張問題がない。
CTC(色温度変化)が安定していて受容可能である。
酸化の問題に対する従来技術の解決策は、電極G1及び電極G2のために、UNS規格がS30500である305鋼型のようなオーステナイト鋼系の従来式のステンレス鋼を使用することである。この場合、しかしながら、このような電子銃は、ポンピングのための高周波誘導(RF加熱)中の加熱によって引き起こされる熱機械的誘導残留変形の問題に対する耐性がない。さらに、電子銃は平凡な"CTC"(色温度変化)を有する。
ポンピングのための高周波誘導(RF加熱)中の加熱によって引き起こされる熱機械的誘導残留変形の問題に対してより耐性を有する電子銃を製造することを望む場合、既知の解決策は、電極G1、G2及びG3のために低い熱膨張係数を有する合金、より具体的には、20℃〜300℃の間における膨張係数が3×10−6/℃〜7×10−6/℃の間にある金属合金を使用することである。
しかしながら、FeNi系(すなわち、ここで、Fe及びNiは質量の95%以上を占める)及びFeNiCo系(すなわち、ここで、Fe、Ni及びCoは質量の95%以上を占める)のような金属合金は、ステンレス鋼に比べより高価である。
しかしながら、次に、電極G3は既に電極G2よりも高温であるに拘わらず、電極G3は電極G2よりも高い熱膨張係数を有する。また、電極G2は既に電極G1よりも高温であるにも拘わらず、電極G2は電極G1よりも高い熱膨張係数を有する。従って、この電子銃は、ポンピングのための高周波誘導(RF加熱)中の加熱によって引き起こされる熱機械的誘導残留変形の問題に対する耐性がない。
従って、本発明の目的は、上記の問題点を解決し得る電子銃を提供することである。
従って、本発明は電子銃に関し、少なくとも次の構成を含む。
陰極支持部材によって支持された1つの放射性の陰極と、
陰極によって放射された電子ビームの制御及び成形のための第一電極及び第二電極と、
電子銃が4つの電極を有する場合に電子ビームを集束し、或いは、電子銃が4つ以上の電極を有する場合に電子ビームを予成形するための第三電極と、
電子ビームを加速するための第四電極。
第一及び第二電極は、20℃〜300℃の間における膨張係数が4×10−6/℃〜13×10−6/℃の間にある非酸化合金で形成されている。
第三電極は、第一及び第二電極の膨張係数と殆んど相違しない膨張係数のFeNi、特に、FeNi48で形成されている。
しかしながら、第三電極は、20℃〜300℃の間における膨張係数が4×10−6/℃〜13×10−6/℃の間にある非酸化合金で形成されているのが好ましい。
陰極支持部材も、20℃〜300℃の間における膨張係数が4×10−6/℃〜13×10−6/℃の間にある非酸化合金で形成されているのが好ましい。
第四電極も、オーステナイト鋼の共通系又はUNS規格における呼称がS4300である430型と呼ばれる亜系のようなフェライト鋼系のいずれかのステンレス鋼で形成されているのが好ましい。
20℃〜300℃の間における膨張係数が4×10−6/℃〜13×10−6/℃の間にある前記非酸化合金は、UNS規格における呼称がS4300である430型と呼ばれる亜系のようなフェライト鋼系の鋼であるのが好ましい。
第三電極は、偏光器の電磁界の境界を定め得る一片のFeNi材料も含むのが好ましい。
本発明の多様な目的及び特徴は以下の記載及び添付の図面からより直ちに明らかになるであろう。
従来技術のテレビブラウン管は実質的に平坦な長方形状の正面パネル又はスクリーンを有する。スクリーンはその内面に蛍光体のスポット又はピクセルのモザイクを備え、電子ビームによって活性化されると、どの蛍光体が活性化されるかに依存して、蛍光体は青色、緑色又は赤色の光を放射する。
図1に示されるように、陰極線管の囲いの内部に密封された電子銃がスクリーンの中心部に向けられており、電子ビームが多孔マスク(又はシャドーマスク)を通じてスクリーン上の多様な地点に向けて放射され得るようにしている。電子銃によって、電子ビームは蛍光体を保持するスクリーンの内面に集束され得る。
従って、図1の電子銃は次の構成を有する。
熱放射によって電子を放射する陰極K。この陰極は支持部材SK1によって保持されており、支持部材は、一方側でガラス棒VF1に、他方側でガラス棒VF2に固定されている。カラースクリーンの場合、電子銃は3つの放射陰極を有し、他の2つの陰極は支持部材SK1と類似の2つの支持部材によって保持される。
電極G1及び電極G2。電極G1は、電極G2と共に、陰極から放射される電子からの軸XX'に沿う電子ビームの生成を引き起こす。電極G2は、このようにして生成されたビームを「クロスオーバー」と呼ばれる集束点に向けて集束する。この集束点の大きさは可能な限り小さい。例えば、電極G1は基準縁〜150ボルトの間の多様な固定された電位にある。電極G2は300ボルト〜1200ボルトの間の固定された電位にある。
電極G3。本例によれば、6000ボルト〜9000ボルトの間の電位が印加される電極G3は電子の加速に寄与する。
電極G4。電極G2の電位と実質的に同等の電位が印加されるG4は、電極G3及び電極G4に面する電極G5の一部と共に、電子ビームのための予備集束電子レンズを構成する。
電極G5、G6及びG7。これらの電極は四重極レンズを構成し、電子ビームに四重極効果を誘引することで、電子ビームを垂直面に圧縮する圧縮力と、水平方向の歪みとを及ぼす。
装置G7−G8。電子ビームへの圧縮力を水平面に亘って及ぼし、歪みを垂直面に亘って及ぼす傾向にある四重極効果を生成する。
電極G9。電極G9は、電極G8と共に、主たる出力レンズを構成する。
上述のような電子銃の部材の全ては可能な限り厳密にXX'軸に沿って整列され、電子銃の加熱時に固定状態が維持されるこの軸に沿った位置を有さなければならない。これらの多様な部材が2つの焼結ガラス棒VF1及びVF2の間に保持されるのはこのためであり、熱効果の下で変形しないという利点を有する。
本発明はある種の部材のために特定の金属合金を用いることによって特徴付けられた電子銃の構造に関する。本発明の目的は次の電子銃によって達成される。
焼結ガラス棒VF1及びVF2(これらは電子銃の部材のための保持部材を構成する)に接続された部材(電極及び陰極支持部材)がそれらに隣接する部材と実質的に同様に延びることで、特に、RF誘導加熱中及び陰極線管の電子銃の起動時に、ガラス棒内における応力の生成が回避される電子銃。
電極、特に、電極G1及びG2が酸化する傾向を有しない電子銃。
CTC(色温度変化)が許容状態に保持される電子銃。
従って、本発明は、電極G1及びG2のために、20℃〜300℃の間における膨張係数が4×10−6/℃〜13×10−6/℃(例えば、7×10−6/℃〜13×10−6/℃)の間にある非酸化合金が用いられるべきことを提案する。この合金はフェライト鋼系、好ましくは、UNS規格における呼称がS4300である430型(以後本明細書において「Inox430鋼」と呼ぶ)と呼ばれる亜系のステンレス鋼であるのが好ましい。このInox430鋼はAISI(American Iron and Steel Institute)から刊行されているAtlas Stainless Steel Gradesという文献に記載されている。
そのような金属は、低い熱膨張係数を有し、低価格であり、酸化しないという利点を示す。この材料は電極G1及びG2のために選択される。なぜならば、これらの電極は、最も酸化されやすく、最も電子ビームによって衝撃されやすい部材だからである。下記のテーブルはそのような電子銃の特性を簡略に示している。
電極G3は、例えば、FeNi48で形成されている。
さらに、図3aは電極G1〜G4及びSK1のような陰極支持部材の膨張をグラフによって示している。このグラフに見られるように、このような多様な部材の膨張はRF誘導加熱中及び電子銃の起動時に実質的に同等である。電極の膨張と隣接部材(電極又は陰極支持部材)の膨張との間には殆ど相違がない。従って、焼結ガラス棒VF1及びVF2に接続されている部材の膨張は実質的に同質であると見做される。従って、金属部材の残留変形は殆どなく、焼結ガラス棒VF1及びVF2における応力の生成の危険性は殆どない。
よって、電極G1〜G4及び電極支持部材の同質の膨張、電極G1及びG2の低い酸化危険性、並びに、その受容可能なCTC(色温度変化)の故に、さらに、経済的理由から、そのような電子銃は有利である。
電極G3は電子ビームによって衝撃されやすいが、陰極線管の製造中殆ど酸化に晒されない。なぜならば、シール中に余り加熱されないからである。
しかしながら、代替的な実施態様によれば、2つの焼結ガラス棒VF1及びVF2に接続される電極G3の部分は、20℃〜300℃の間における膨張係数が4×10−6/℃〜13×10−6/℃(例えば、7×10−6/℃〜13×10−6/℃)の間にある非酸化合金で形成され得る。例えば、それはInox430鋼のような鋼系の非酸化金属合金であり得る。第三の電極G3も例えばFeNi48の「挿入」片のような偏光器の電磁界の境界を定める金属片を含む。図4は、FeNi48の小片を備えるInox430スチールで形成されたそのような電極G3の例示的な実施態様を示している。
下記のテーブルは電極G1〜G3がInox430鋼で形成された電子銃の特性を例示している。
図3bのグラフは、この代替的な実施態様における電極G1〜G4の膨張及び陰極支持部材の膨張を例示している。これらの支持部材の膨張は同質と思われる。
本発明の他の代替的な実施態様によれば、電極G1及びG2は上記に定められた材料(Inox430スチール)で形成され、低い熱膨張係数を備える合金が陰極支持部材のために用いられている。陰極支持部材が電子ビームによって衝撃されることは一切ないので、この合金は酸化に対する耐性が不要であるが、フェライト鋼系、すなわち、UNS規格がS43000である430型と呼ばれる系のステンレス鋼が用いられるのが好ましい。下記のテーブルはそのような電子銃の特性を示している。
図3cはこの変形における電極G1〜G4及び陰極支持部材の膨張を示している。これらの膨張は多様な部材のために同質と思われる。前述のように、酸化に対する耐性及び受容可能なCTC(十分な可撓性がSK1のような陰極支持部材に付与されている)がある。
他の代替的な実施態様によれば、電極G1〜G3及び陰極支持部材はInox430鋼で形成されている。
従って、この電子銃において、以下の材料が用いられる。
電極G2及びG1のために、フェライト鋼系、好ましくは、AISI(American Iron and Steel Institute)から刊行されているAtlas Stainless Steel Gradesという文献に記載されているような、UNS規格における呼称がS4300である430型と呼ばれる亜系に属するステンレス鋼。
2つの焼結ガラス棒に接続された電極G3の部材のために、フェライト鋼系、好ましくは、UNS規格における呼称がS4300である430型と呼ばれる亜系に属するステンレス鋼。この場合、電極G3は、例えば、FeNi48の「挿入」片のような偏光器の電磁界の境界を定める金属片も含む。
陰極支持部材のために、フェライト鋼系、好ましくは、UNS規格における呼称がS4300である430型と呼ばれる亜系に属するステンレス鋼。
上述の例示的な実施態様において、電極G4に関する限り、オーステナイト鋼の共通系又はUNS規格における呼称がS4300である430型と呼ばれる亜系のようなフェライト鋼系のいずれかのステンレス鋼のような安価な材料を用いれば十分である。図1に示されているような、4つ以上の電極を有する電子銃の場合、電極G4以下の電極はこの材料で形成され得る。
K 陰極
G1 電極
G2 電極
G3 電極
G4 電極
G5 電極
G6 電極
G7 電極
G8 電極
G9 電極
SK1 支持部材
VF1 焼結ガラス棒
VF2 焼結ガラス棒
XX' 軸
G1 電極
G2 電極
G3 電極
G4 電極
G5 電極
G6 電極
G7 電極
G8 電極
G9 電極
SK1 支持部材
VF1 焼結ガラス棒
VF2 焼結ガラス棒
XX' 軸
Claims (8)
- 陰極支持部材で支持された3つの放射性の陰極と、
該陰極によって放射される電子ビームの制御及び成形のための第一電極及び第二電極と、
前記電子を集束又は予備集束するための第三電極と、
前記電子ビームを加速するための第四電極とを少なくとも含み、
前記第一及び第二電極は、20℃〜300℃の間における膨張係数が4×10−6/℃〜13×10−6/℃の間にある非酸化合金で形成されていることを特徴とする電子銃。 - 前記第三電極はFeNiで形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子銃。
- 前記第三電極は、20℃〜300℃の間における膨張係数が4×10−6/℃〜13×10−6/℃の間にある非酸化合金で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子銃。
- 前記陰極支持部材は、20℃〜300℃の間における膨張係数が4×10−6/℃〜13×10−6/℃の間にある非酸化合金で形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子銃。
- 前記第四電極は、オーステナイト鋼の共通系又はUNS規格における呼称がS4300である430型と呼ばれる亜系のようなフェライト鋼系のいずれかのステンレス鋼で形成されていることを特徴とする上記請求項のうちいずれか1項に記載の電子銃。
- 20℃〜300℃の間における膨張係数が4×10−6/℃〜13×10−6/℃の間にある前記非酸化合金は、UNS規格における呼称がS4300である430型と呼ばれる亜系のようなフェライト鋼系の鋼であることを特徴とする上記請求項のうちいずれか1項に記載の電子銃。
- 前記第三電極は、偏光器の電磁界の境界を定め得る一片のFeNi材料も含むことを特徴とする請求項3に記載の電子銃。
- 前記非酸化合金は、20℃〜300℃の間における膨張係数が7×10−6/℃〜13×10−6/℃)の間にあることを特徴とする上記請求項のうちいずれか1項に記載の電子銃。
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