JPH04255649A - 陰極線管用電子銃 - Google Patents
陰極線管用電子銃Info
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- JPH04255649A JPH04255649A JP3915691A JP3915691A JPH04255649A JP H04255649 A JPH04255649 A JP H04255649A JP 3915691 A JP3915691 A JP 3915691A JP 3915691 A JP3915691 A JP 3915691A JP H04255649 A JPH04255649 A JP H04255649A
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- electron gun
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カラー受像管用電子
銃などの陰極線管用電子銃に係り、特にその電極の材料
を改良した陰極線管用電子銃に関する。
銃などの陰極線管用電子銃に係り、特にその電極の材料
を改良した陰極線管用電子銃に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえばカラー受像管は、図2に示すよ
うに、外囲器1のパネル2内面に、その内側に配置され
たシャドウマスク3に対向して、3色蛍光体層からなる
蛍光体スクリーン4が形成され、上記パネル2と一体の
ファンネル5のネック6内に、3電子ビーム7B,7G
,7Rを放出する電子銃8が配置されている。そして、
この電子銃8から放出される3電子ビーム7B,7G,
7Rを、ファンネル5の外側に装着された偏向ヨーク9
の発生する磁界により偏向して、上記蛍光体スクリーン
4を水平、垂直走査することにより、カラー画像を表示
する構造に形成されている。
うに、外囲器1のパネル2内面に、その内側に配置され
たシャドウマスク3に対向して、3色蛍光体層からなる
蛍光体スクリーン4が形成され、上記パネル2と一体の
ファンネル5のネック6内に、3電子ビーム7B,7G
,7Rを放出する電子銃8が配置されている。そして、
この電子銃8から放出される3電子ビーム7B,7G,
7Rを、ファンネル5の外側に装着された偏向ヨーク9
の発生する磁界により偏向して、上記蛍光体スクリーン
4を水平、垂直走査することにより、カラー画像を表示
する構造に形成されている。
【0003】上記電子銃8には、各種構造、方式のもの
があるが、そのいずれも、陰極、この陰極を加熱するヒ
ータ、上記陰極からの電子放出を制御しかつ放出された
電子を集束して電子ビームを形成する電極、およびその
電子ビームを蛍光体スクリーン4に向かって加速集束す
る電極などの複数個の電極を有し、それらが絶縁支持体
により一体に固定された形状に形成されている。
があるが、そのいずれも、陰極、この陰極を加熱するヒ
ータ、上記陰極からの電子放出を制御しかつ放出された
電子を集束して電子ビームを形成する電極、およびその
電子ビームを蛍光体スクリーン4に向かって加速集束す
る電極などの複数個の電極を有し、それらが絶縁支持体
により一体に固定された形状に形成されている。
【0004】その複数個の電極は、電子ビーム通過孔の
形成された板状電極、カップ状電極、筒状電極およびそ
れらを組合わせた電極からなる。この電極のうち、特に
陰極に順次隣接する第1および第2グリッドを、熱膨張
による電子ビーム放出特性への影響を少なくするため、
Fe −Ni −Co 系合金やFe −Ni 系合金
などの低熱膨張合金により形成された電子銃がある。
形成された板状電極、カップ状電極、筒状電極およびそ
れらを組合わせた電極からなる。この電極のうち、特に
陰極に順次隣接する第1および第2グリッドを、熱膨張
による電子ビーム放出特性への影響を少なくするため、
Fe −Ni −Co 系合金やFe −Ni 系合金
などの低熱膨張合金により形成された電子銃がある。
【0005】通常上記電極は、所定板厚の板状材料を絞
り、打抜きなどのプレス加工により所定の形状に成形し
、その後、洗浄、タンブリング、熱処理などをおこなっ
て製造される。
り、打抜きなどのプレス加工により所定の形状に成形し
、その後、洗浄、タンブリング、熱処理などをおこなっ
て製造される。
【0006】ところで、上記のように陰極に順次隣接す
る第1および第2グリッドをFe −Ni −Co 系
合金やFe −Ni 系合金などの低熱膨張合金により
形成すると、これら合金は、耐熱性が低いために最終熱
処理により軟化し、電子銃組立て時に変形しやすい。ま
たプレス加工の打抜き性が悪く、図3(a)に破断11
をともなう通常の打抜きにより発生するバリ12a の
大きさに対して、同(b)に示すように、電子ビーム通
過孔12のまわりに大きなバリ11b が発生し、この
バリ11b がその後のタンブリングにより電子ビーム
通過孔の内側に倒れこみ、電子ビームの通過を妨げるば
かりでなく、スパーク放電の原因となる。さらに従来の
低熱膨張合金は、ガス放出特性が悪く、加熱された陰極
の発熱により、H2 、N2 、CO2 、COガスな
どを放出し、管内真空度を低下させるなどの問題がある
。
る第1および第2グリッドをFe −Ni −Co 系
合金やFe −Ni 系合金などの低熱膨張合金により
形成すると、これら合金は、耐熱性が低いために最終熱
処理により軟化し、電子銃組立て時に変形しやすい。ま
たプレス加工の打抜き性が悪く、図3(a)に破断11
をともなう通常の打抜きにより発生するバリ12a の
大きさに対して、同(b)に示すように、電子ビーム通
過孔12のまわりに大きなバリ11b が発生し、この
バリ11b がその後のタンブリングにより電子ビーム
通過孔の内側に倒れこみ、電子ビームの通過を妨げるば
かりでなく、スパーク放電の原因となる。さらに従来の
低熱膨張合金は、ガス放出特性が悪く、加熱された陰極
の発熱により、H2 、N2 、CO2 、COガスな
どを放出し、管内真空度を低下させるなどの問題がある
。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来よ
り熱膨張による電子ビーム放出特性への影響を少なくす
るために、陰極に順次隣接する第1および第2グリッド
をFe −Ni −Co 系合金やFe −Ni 系合
金などの低熱膨張合金により形成した電子銃がある。し
かしこれら合金は、耐熱性が低いために最終熱処理によ
り軟化し、電子銃組立て時に変形しやすい。またプレス
加工の打抜き性が悪く、電子ビーム通過孔のまわりに大
きなバリが発生し、このバリがその後のタンブリングに
より電子ビーム通過孔の内側に倒れこみ、電子ビームの
通過を妨げるばかりでなく、スパーク放電の原因となる
。さらにガス放出特性が悪く、加熱された陰極の発熱に
より各種管内ガスを放出し、管内真空度を低下させるな
どの問題がある。
り熱膨張による電子ビーム放出特性への影響を少なくす
るために、陰極に順次隣接する第1および第2グリッド
をFe −Ni −Co 系合金やFe −Ni 系合
金などの低熱膨張合金により形成した電子銃がある。し
かしこれら合金は、耐熱性が低いために最終熱処理によ
り軟化し、電子銃組立て時に変形しやすい。またプレス
加工の打抜き性が悪く、電子ビーム通過孔のまわりに大
きなバリが発生し、このバリがその後のタンブリングに
より電子ビーム通過孔の内側に倒れこみ、電子ビームの
通過を妨げるばかりでなく、スパーク放電の原因となる
。さらにガス放出特性が悪く、加熱された陰極の発熱に
より各種管内ガスを放出し、管内真空度を低下させるな
どの問題がある。
【0008】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであり、特に低熱膨張が要求される電極を
、その熱膨張を損なうことなく、電子銃の電極として必
要な熱処理後の硬度、プレス加工の打抜き性、ガス放出
特性などの各種特性を保持する電極として、電子銃の特
性を向上させることを目的とする。
なされたものであり、特に低熱膨張が要求される電極を
、その熱膨張を損なうことなく、電子銃の電極として必
要な熱処理後の硬度、プレス加工の打抜き性、ガス放出
特性などの各種特性を保持する電極として、電子銃の特
性を向上させることを目的とする。
【0009】[発明の構成]
【0010】
【課題を解決するための手段】陰極からの電子放出を制
御しかつ放出された電子を集束して電子ビームを形成す
る電極および上記電子ビームを加速集束する電極からな
る複数個の電極を有し、この複数個の電極の少なくとも
1個が低膨張合金の板状電極からなる陰極線管用電子銃
において、その低膨張合金からなる板状電極を、Ni
を28.0〜30.0重量%、Co を16.0〜20
.0重量%、Nb を0.1〜3.0重量%、Mn を
0.05〜1.50重量%、Si を0.03〜1.0
重量%、Cを0.001〜0.01重量%含有し、残部
をNe および不可避的不純物とするFe−Ni−Co
系低熱膨張合金、またはNi を30.0〜55.0
重量%、Nb を0.1〜3.0重量%、Mn を0.
05〜1.50重量%、Si を0.03〜1.0重量
%、Cを0.001〜0.01重量%含有し、残部をF
e および不可避的不純物とするFe−Ni 系低熱膨
張合金により形成した。
御しかつ放出された電子を集束して電子ビームを形成す
る電極および上記電子ビームを加速集束する電極からな
る複数個の電極を有し、この複数個の電極の少なくとも
1個が低膨張合金の板状電極からなる陰極線管用電子銃
において、その低膨張合金からなる板状電極を、Ni
を28.0〜30.0重量%、Co を16.0〜20
.0重量%、Nb を0.1〜3.0重量%、Mn を
0.05〜1.50重量%、Si を0.03〜1.0
重量%、Cを0.001〜0.01重量%含有し、残部
をNe および不可避的不純物とするFe−Ni−Co
系低熱膨張合金、またはNi を30.0〜55.0
重量%、Nb を0.1〜3.0重量%、Mn を0.
05〜1.50重量%、Si を0.03〜1.0重量
%、Cを0.001〜0.01重量%含有し、残部をF
e および不可避的不純物とするFe−Ni 系低熱膨
張合金により形成した。
【0011】
【作用】上記組成成分のFe−Ni−Co 系またはF
e−Ni 系低熱膨張合金を使用して板状電極を形成す
ると、必要とする低熱膨張特性を保持して、従来の低熱
膨張合金よりも熱処理後の硬度が高く、電子銃組立て時
の変形を軽減する。またプレス加工の打抜きにより発生
する大きなバリをなくすことができる。さらにガス放出
特性も良好になる。
e−Ni 系低熱膨張合金を使用して板状電極を形成す
ると、必要とする低熱膨張特性を保持して、従来の低熱
膨張合金よりも熱処理後の硬度が高く、電子銃組立て時
の変形を軽減する。またプレス加工の打抜きにより発生
する大きなバリをなくすことができる。さらにガス放出
特性も良好になる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明を実施例に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0013】図1にその一実施例であるインライン形カ
ラー受像管用電子銃を示す。この電子銃は、一列配置の
3個の陰極K、この陰極Kを各別に加熱する3個のヒー
タ(図示せず)、上記陰極Kの前面の蛍光体スクリーン
方向に順次配置された一体構造の第1ないし第6グリッ
ドG1〜G6を有し、それらが一対の絶縁支持体(図示
せず)により一体に固定されている。さらにその第6グ
リッドG6にコンバーゼンス・カップCが取付けられて
いる。
ラー受像管用電子銃を示す。この電子銃は、一列配置の
3個の陰極K、この陰極Kを各別に加熱する3個のヒー
タ(図示せず)、上記陰極Kの前面の蛍光体スクリーン
方向に順次配置された一体構造の第1ないし第6グリッ
ドG1〜G6を有し、それらが一対の絶縁支持体(図示
せず)により一体に固定されている。さらにその第6グ
リッドG6にコンバーゼンス・カップCが取付けられて
いる。
【0014】その第1および第2グリッドG1、G2は
、比較的板厚の薄い板状電極からなる。第3グリッドG
3は、2個のカップ状電極を突合わせた筒状電極G31
と比較的板厚の厚い板状電極G32 との組合わせか
らなる。第4グリッドG4は、比較的板厚の厚い2個の
板状電極からなる。第5グリッドG5は、2個のカップ
状電極の突合わせから得られる2個の筒状電極G51
、G52 と比較的板厚の厚い4個の板状電極との組合
わせからなる。第6グリッドG6は、1個のカップ状電
極G61 と比較的板厚の厚い2個の板状電極との組合
わせからなる。そして、これら第1ないし第6グリッド
G1〜G6およびコンバーゼンス・カップCには、それ
ぞれ上記一列配置の3個の陰極Kに対応して3個の電子
ビーム通過孔が形成されている。
、比較的板厚の薄い板状電極からなる。第3グリッドG
3は、2個のカップ状電極を突合わせた筒状電極G31
と比較的板厚の厚い板状電極G32 との組合わせか
らなる。第4グリッドG4は、比較的板厚の厚い2個の
板状電極からなる。第5グリッドG5は、2個のカップ
状電極の突合わせから得られる2個の筒状電極G51
、G52 と比較的板厚の厚い4個の板状電極との組合
わせからなる。第6グリッドG6は、1個のカップ状電
極G61 と比較的板厚の厚い2個の板状電極との組合
わせからなる。そして、これら第1ないし第6グリッド
G1〜G6およびコンバーゼンス・カップCには、それ
ぞれ上記一列配置の3個の陰極Kに対応して3個の電子
ビーム通過孔が形成されている。
【0015】しかも、この例の電子銃は、上記第1およ
び第2グリッドG1,G2の少なくとも一方の板状電極
が、Ni を28.0〜30.0重量%、Co を16
.0〜20.0重量%、Nb を0.1〜3.0重量%
、Mn を0.05〜1.50重量%、Si を0.0
3〜1.0重量%、Cを0.001〜0.01重量%含
有し、残部をFe および不可避的不純物とするFe−
Ni−Co 系低熱膨張合金、またはNi を30.0
〜55.0重量%、Nb を0.1〜3.0重量%、M
n を0.05〜1.50重量%、Si を0.03〜
1.0重量%、Cを0.001〜〜0.01重量%含有
し、残部をFe および不可避的不純物とするFe−N
i 系低熱膨張合金により形成されている。
び第2グリッドG1,G2の少なくとも一方の板状電極
が、Ni を28.0〜30.0重量%、Co を16
.0〜20.0重量%、Nb を0.1〜3.0重量%
、Mn を0.05〜1.50重量%、Si を0.0
3〜1.0重量%、Cを0.001〜0.01重量%含
有し、残部をFe および不可避的不純物とするFe−
Ni−Co 系低熱膨張合金、またはNi を30.0
〜55.0重量%、Nb を0.1〜3.0重量%、M
n を0.05〜1.50重量%、Si を0.03〜
1.0重量%、Cを0.001〜〜0.01重量%含有
し、残部をFe および不可避的不純物とするFe−N
i 系低熱膨張合金により形成されている。
【0016】この電子銃の第1および第2グリッドG1
,G2を含む各電極が、絞り、打抜きなどのプレス加工
により成形したのち、洗浄、タンブリング、熱処理など
をおこなって形成されることは、従来の電極と同様であ
る。
,G2を含む各電極が、絞り、打抜きなどのプレス加工
により成形したのち、洗浄、タンブリング、熱処理など
をおこなって形成されることは、従来の電極と同様であ
る。
【0017】ところで、上記のように第1および第2グ
リッドG1,G2の少なくとも一方の板状電極を成分含
有量の限定されたFe−Ni−Co またはFe−Ni
系低熱膨張合金により形成すると、必要とする低熱膨
張性を保持して、従来の低熱膨張合金よりも熱処理後の
硬度が高く、電子銃組立て時の変形を軽減できる。また
プレス加工の打抜き時に大きなバリが発生せず、従来電
子ビーム通過孔のまわりに大きなバリができ、それがそ
の後のタンブリングにより電子ビーム通過孔の内側に倒
れこむために発生した不良を防止できる。さらに従来の
低熱膨張合金よりもガス放出特性が良好である、などの
効果が得られる。
リッドG1,G2の少なくとも一方の板状電極を成分含
有量の限定されたFe−Ni−Co またはFe−Ni
系低熱膨張合金により形成すると、必要とする低熱膨
張性を保持して、従来の低熱膨張合金よりも熱処理後の
硬度が高く、電子銃組立て時の変形を軽減できる。また
プレス加工の打抜き時に大きなバリが発生せず、従来電
子ビーム通過孔のまわりに大きなバリができ、それがそ
の後のタンブリングにより電子ビーム通過孔の内側に倒
れこむために発生した不良を防止できる。さらに従来の
低熱膨張合金よりもガス放出特性が良好である、などの
効果が得られる。
【0018】このような効果が得られる理由は、その成
分含有量の限定に大きく依存している。
分含有量の限定に大きく依存している。
【0019】すなわち、Nb の含有量を0.1重量%
以上としたことにより、そのNb が安定な炭化物や窒
化物を形成するため、分散強化がおこり、熱処理後の軟
化を抑制する。また上記炭化物や窒化物がプレス加工の
打抜き時の破断の起点となり、図3(a)に示した破断
をともなう打抜き時に発生するバリの大きさとなり、従
来の低熱膨張合金の打抜き時に発生したような大きなバ
リを生じなくなる。さらに上記炭化物や窒化物は、高温
でも化学的に安定であるため、H2 、N2 、CO2
、COなどのガスが発生しにくくなり、ガス放出特性
を良好にする。しかしこのNb は、3.1重量%を越
えると、プレス加工の加工性が低下する。そのため、N
b は0.1〜3.0重量%が適正範囲である。
以上としたことにより、そのNb が安定な炭化物や窒
化物を形成するため、分散強化がおこり、熱処理後の軟
化を抑制する。また上記炭化物や窒化物がプレス加工の
打抜き時の破断の起点となり、図3(a)に示した破断
をともなう打抜き時に発生するバリの大きさとなり、従
来の低熱膨張合金の打抜き時に発生したような大きなバ
リを生じなくなる。さらに上記炭化物や窒化物は、高温
でも化学的に安定であるため、H2 、N2 、CO2
、COなどのガスが発生しにくくなり、ガス放出特性
を良好にする。しかしこのNb は、3.1重量%を越
えると、プレス加工の加工性が低下する。そのため、N
b は0.1〜3.0重量%が適正範囲である。
【0020】Ni については、このNi はオーステ
ナイト生成元素であるため、Fe−Ni−Co 系合金
では、そのオーステナイトの安定化と低熱膨張性を保つ
ため、28〜30.0重量%が適正範囲である。
ナイト生成元素であるため、Fe−Ni−Co 系合金
では、そのオーステナイトの安定化と低熱膨張性を保つ
ため、28〜30.0重量%が適正範囲である。
【0021】またFe−Ni 系合金では、同じくNi
はオーステナイト生成元素であるため、30.0重量
%以上とした。しかし55.0重量%を越えると、低熱
膨張性を損なうため、30.0〜55.0重量%の範囲
に限定した。
はオーステナイト生成元素であるため、30.0重量
%以上とした。しかし55.0重量%を越えると、低熱
膨張性を損なうため、30.0〜55.0重量%の範囲
に限定した。
【0022】Mn は、脱酸剤として使用されるもので
あり、0.05重量%未満では、材料の熱間圧延の加工
性が低下する。また1.50重量%を越えると、エミッ
ション特性に悪影響がでる。そのため、0.05〜1.
50重量%が適正範囲である。
あり、0.05重量%未満では、材料の熱間圧延の加工
性が低下する。また1.50重量%を越えると、エミッ
ション特性に悪影響がでる。そのため、0.05〜1.
50重量%が適正範囲である。
【0023】Si も脱酸剤として使用されるものであ
り、0.03重量%未満では、溶解時での脱酸効果が低
下する。また1.0重量%を越えると、プレス加工時の
延性が低下し悪影響がでる。そのため、0.03〜1.
0重量%が適量範囲である。
り、0.03重量%未満では、溶解時での脱酸効果が低
下する。また1.0重量%を越えると、プレス加工時の
延性が低下し悪影響がでる。そのため、0.03〜1.
0重量%が適量範囲である。
【0024】Cについては、その含有量が多くなると、
加工硬度が大きくなり、0.01重量%を越えると、材
料の加工性およびプレス加工の加工性が低下する。また
0.001重量%未満では、Nb との炭化物が形成さ
れにくくなる。そのため、0.001〜0.01重量%
が適正範囲である。
加工硬度が大きくなり、0.01重量%を越えると、材
料の加工性およびプレス加工の加工性が低下する。また
0.001重量%未満では、Nb との炭化物が形成さ
れにくくなる。そのため、0.001〜0.01重量%
が適正範囲である。
【0025】なお、不可避的不純物としてSを含有する
(製鋼時の脱硫残留物)が、このSは、陰極の電子放出
特性に悪影響を与えるため、0.010重量%以下、好
ましくはない方がよい。
(製鋼時の脱硫残留物)が、このSは、陰極の電子放出
特性に悪影響を与えるため、0.010重量%以下、好
ましくはない方がよい。
【0026】つぎに、上記低熱膨張合金からなる板状電
極の具体例について説明する。
極の具体例について説明する。
【0027】第1の具体例として、上記のように成分含
有量の限定された板厚0.25mmのFe−Ni−Co
系低熱膨張合金の板状材料を製造し、この低熱膨張合
金の板状材料からプレス加工により所定形状に成形し、
その後、洗浄、タンブリングを施し、さらに1000℃
で10分間熱処理を施して板状電極を形成した。
有量の限定された板厚0.25mmのFe−Ni−Co
系低熱膨張合金の板状材料を製造し、この低熱膨張合
金の板状材料からプレス加工により所定形状に成形し、
その後、洗浄、タンブリングを施し、さらに1000℃
で10分間熱処理を施して板状電極を形成した。
【0028】表1にこの板状電極のFe 以外の組成成
分を従来のFe−Ni−Co 系低熱膨張合金から形成
した板状電極のそれと比較して示す。
分を従来のFe−Ni−Co 系低熱膨張合金から形成
した板状電極のそれと比較して示す。
【0029】「表1」
【0030】この表1に示した実施例および比較例につ
いて測定した常温から300℃までの熱膨張係数、プレ
ス加工後および熱処理後のマイクロビッカース硬度、板
状電極1000個について調査した巨大バリの発生個数
、板状電極3個を800℃、30分加熱したのちのガス
放出速度を表2に示す。
いて測定した常温から300℃までの熱膨張係数、プレ
ス加工後および熱処理後のマイクロビッカース硬度、板
状電極1000個について調査した巨大バリの発生個数
、板状電極3個を800℃、30分加熱したのちのガス
放出速度を表2に示す。
【0031】「表2」
【0032】この表2に示されているようにこの例の板
状電極は、従来のFe−Ni−Co 系低熱膨張合金か
らなる板状電極に比較して、熱膨張係数をほとんど変え
ることなく、熱処理後の硬度が高くなり、表3に示すよ
うに、電子銃組立て時の変形率を従来のFe−Ni−C
o 系低熱膨張合金からなる板状電極からなる板状電極
にくらべて大幅に低くすることができる。また大きなバ
リの発生を少なくできる。さらにガス放出速度が従来の
Fe−Ni−Co 系低熱膨張合金からなる板状電極よ
りも低く、ガス放出特性が良好になる。
状電極は、従来のFe−Ni−Co 系低熱膨張合金か
らなる板状電極に比較して、熱膨張係数をほとんど変え
ることなく、熱処理後の硬度が高くなり、表3に示すよ
うに、電子銃組立て時の変形率を従来のFe−Ni−C
o 系低熱膨張合金からなる板状電極からなる板状電極
にくらべて大幅に低くすることができる。また大きなバ
リの発生を少なくできる。さらにガス放出速度が従来の
Fe−Ni−Co 系低熱膨張合金からなる板状電極よ
りも低く、ガス放出特性が良好になる。
【0033】
【0034】つぎに第2の具体例として、前記のように
成分含有量の限定された板厚0.25mmのFe−Ni
系低熱膨張合金の板状材料を製造し、この低熱膨張合
金の板状材料から第1の具体例と同様に、プレス加工、
洗浄、タンブリング、熱処理を施して板状電極を形成し
た。表4にこの板状電極のFe 以外の組成成分を従来
のFe−Ni 系低熱膨張合金から形成した板状電極の
それと比較して示す。
成分含有量の限定された板厚0.25mmのFe−Ni
系低熱膨張合金の板状材料を製造し、この低熱膨張合
金の板状材料から第1の具体例と同様に、プレス加工、
洗浄、タンブリング、熱処理を施して板状電極を形成し
た。表4にこの板状電極のFe 以外の組成成分を従来
のFe−Ni 系低熱膨張合金から形成した板状電極の
それと比較して示す。
【0035】「表4」
【0036】また表5に、上記表4に示した実施例およ
び比較例について測定した常温から300℃までの熱膨
張係数、プレス加工後および熱処理後のマイクロビッカ
ース硬度、板状電極1000個について調査した巨大バ
リの発生個数、板状電極3個を800℃、30分加熱し
たのちのガス放出速度を示す。
び比較例について測定した常温から300℃までの熱膨
張係数、プレス加工後および熱処理後のマイクロビッカ
ース硬度、板状電極1000個について調査した巨大バ
リの発生個数、板状電極3個を800℃、30分加熱し
たのちのガス放出速度を示す。
【0037】「表5」
【0038】この表5に示されているようにこの例の板
状電極も、従来のFe−Ni 系低熱膨張合金からなる
板状電極に比較して、熱膨張係数をほとんど変えること
なく、熱処理後の硬度が高くなり、表6に示すように、
電子銃組立て時の変形率を従来のFe−Ni 系低熱膨
張合金からなる板状電極からなる板状電極にくらべて大
幅に低くすることができる。また大きなバリの発生を少
なくできる。さらにガス放出速度が従来のFe−Ni
系低熱膨張合金からなる板状電極よりも低く、ガス放出
特性が良好になる。
状電極も、従来のFe−Ni 系低熱膨張合金からなる
板状電極に比較して、熱膨張係数をほとんど変えること
なく、熱処理後の硬度が高くなり、表6に示すように、
電子銃組立て時の変形率を従来のFe−Ni 系低熱膨
張合金からなる板状電極からなる板状電極にくらべて大
幅に低くすることができる。また大きなバリの発生を少
なくできる。さらにガス放出速度が従来のFe−Ni
系低熱膨張合金からなる板状電極よりも低く、ガス放出
特性が良好になる。
【0039】
【0040】なお、上記実施例では、カラー受像管用電
子銃について説明したが、この発明は、その他陰極線管
用電子銃にも適用できる。
子銃について説明したが、この発明は、その他陰極線管
用電子銃にも適用できる。
【0041】
【発明の効果】陰極線管用電子銃を構成する低膨張合金
からなる少なくとも1個の板状電極を、Ni を28.
0〜30.0重量%、Co を16.0〜20.0重量
%、Nb を0.1〜3.0重量%、Mn を0.05
〜1.50重量%、Si を0.03〜1.0重量%、
Cを0.001〜0.01重量%含有し、残部をNe
および不可避的不純物とするFe−Ni−Co 系低熱
膨張合金、またはNi を30.0〜55.0重量%、
Nb を0.1〜3.0重量%、Mn を0.05〜1
.50重量%、Siを0.03〜1.0重量%、Cを0
.001〜0.01重量%含有し、残部をFe および
不可避的不純物とするFe−Ni 系低熱膨張合金によ
り構成すると、必要とする低熱膨張特性を保持して、従
来の低熱膨張合金よりも熱処理後の硬度が高く、電子銃
組立て時の変形を軽減する。またプレス加工の打抜きに
より発生する大きなバリをなくすことができ、従来その
バリがプレス加工の打抜き後のタンブリングにより電子
ビーム通過孔の内側に倒れこむために発生した不良を防
止する。さらにガス放出特性も良好になる、などの効果
が得られる。
からなる少なくとも1個の板状電極を、Ni を28.
0〜30.0重量%、Co を16.0〜20.0重量
%、Nb を0.1〜3.0重量%、Mn を0.05
〜1.50重量%、Si を0.03〜1.0重量%、
Cを0.001〜0.01重量%含有し、残部をNe
および不可避的不純物とするFe−Ni−Co 系低熱
膨張合金、またはNi を30.0〜55.0重量%、
Nb を0.1〜3.0重量%、Mn を0.05〜1
.50重量%、Siを0.03〜1.0重量%、Cを0
.001〜0.01重量%含有し、残部をFe および
不可避的不純物とするFe−Ni 系低熱膨張合金によ
り構成すると、必要とする低熱膨張特性を保持して、従
来の低熱膨張合金よりも熱処理後の硬度が高く、電子銃
組立て時の変形を軽減する。またプレス加工の打抜きに
より発生する大きなバリをなくすことができ、従来その
バリがプレス加工の打抜き後のタンブリングにより電子
ビーム通過孔の内側に倒れこむために発生した不良を防
止する。さらにガス放出特性も良好になる、などの効果
が得られる。
【図1】この発明の一実施例であるカラー受像管用電子
銃の構成を示す図である。
銃の構成を示す図である。
【図2】カラー受像管の構成を示す図である。
【図3】図3(a)はプレス加工の破断をともなう打抜
き時に発生するバリの大きさの説明図、図3(b)は従
来の低熱膨張合金の打抜き時に発生するバリの大きさの
説明図である。
き時に発生するバリの大きさの説明図、図3(b)は従
来の低熱膨張合金の打抜き時に発生するバリの大きさの
説明図である。
C…コンバーゼンス・カップ
G1…第1グリッド
G2…第2グリッド
G3…第3グリッド
G4…第4グリッド
G5…第5グリッド
G6…第6グリッド
K…陰極
Claims (1)
- 【請求項1】 陰極からの電子放出を制御しかつ放出
された電子を集束して電子ビームを形成する電極および
上記電子ビームを加速集束する電極からなる複数個の電
極を有し、この複数個の電極の少なくとも1個がNi
を28.0〜30.0重量%、Co を16.0〜20
.0重量%、Nb を0.1〜3.0重量%、Mn を
0.05〜1.50重量%、Si を0.03〜1.0
重量%、Cを0.001〜0.01重量%含有し、残部
をFe および不可避的不純物とするFe−Ni−Co
系低熱膨張合金、またはNi を30.0〜55.0
重量%、Nb を0.1〜3.0重量%、Mn を0.
05〜1.50重量%、Si を0.03〜1.0重量
%、Cを0.001〜0.01重量%含有し、残部をF
e および不可避的不純物とするFe−Ni 系低熱膨
張合金により形成された板状電極からなることを特徴と
する陰極線管用電子銃。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3915691A JPH04255649A (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 陰極線管用電子銃 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3915691A JPH04255649A (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 陰極線管用電子銃 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04255649A true JPH04255649A (ja) | 1992-09-10 |
Family
ID=12545251
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3915691A Pending JPH04255649A (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 陰極線管用電子銃 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04255649A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19990043956A (ko) * | 1997-11-30 | 1999-06-25 | 김영남 | 브라운관용 전극재료 |
-
1991
- 1991-02-08 JP JP3915691A patent/JPH04255649A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19990043956A (ko) * | 1997-11-30 | 1999-06-25 | 김영남 | 브라운관용 전극재료 |
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