JP2005285363A - 放電灯始動装置および放電灯点灯装置および車両用前照灯器具および車両 - Google Patents
放電灯始動装置および放電灯点灯装置および車両用前照灯器具および車両 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】 ソケット口20を有し、放電灯の口金の中心電極と接続される内側電極24がソケット口20の中央部に配置された本体部21と、第1の巻線8が巻回されて放電灯の装着方向と略直交する平面内でソケット口20の外周近傍に配置されるフェライトコア7と、第1の巻線8の高圧側の端部8bと内側電極24との間を接続する端子片12と、フェライトコア7と第1の巻線8と端子片12とを樹脂封止した封止部19の外面に巻回されて第1の巻線8とともに放電灯に始動パルスを与えるパルストランスを構成する第2の巻線とを備え、外側電極25と導電部12とは、外筒部22の中心を挟んで外筒部22の同一直径上に各々配置されており、外側電極25を高電圧領域H外に配置している。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態1を図1〜図12に基づいて説明する。本実施形態の放電灯始動装置Aは、メタルハライドランプのような放電灯Laを始動するために放電灯Laに高圧パルスを印加するものであり、高圧ブロック1と、低圧回路ブロック2と、上面樹脂カバー3と、下面樹脂カバー4と、上面シールドカバー5と、下面シールドカバー6とを主要な構成として有する。尚、本実施形態の放電灯始動装置Aは従来技術で説明した図23に示す放電灯始動装置とほぼ同じ回路構成を有しており、本実施形態では図23の回路において、パルス発生時のバイパスループを形成するバイパスコンデンサC2を入力端子t11,t12間に接続してある。
図13は本実施形態の放電灯始動装置Aを構成する高圧ブロック1を上面からみた概略構成を示しており、実施形態1と異なる点は、外筒部22の中心と内筒部23の中心とを互いにずらした偏心状態に配置したもので、その偏心方向は、外側電極25と内側電極24とが互いに離れる方向となる。したがって、実施形態1に比べて外側電極25を高電圧領域Hからさらに離すことができ、絶縁性能を確保することがさらに容易となる。
図14は本実施形態の放電灯始動装置Aを構成する高圧ブロック1を上面からみた概略構成を示す。ここで、図22(a)(b)に示す装置では2対の外側電極25を備えて、各一対の外側電極25は、外筒部22の中心を挟んで外筒部22の外周に対向して配置されており、放電灯La装着時には、放電灯Laの口金70の中心と内筒部23との中心とを、対向配置した外側電極25の各ばね力によって合致させるセルフセンタリング機能を有している。しかし、実施形態1,2では、外筒部23の側面に1対の外側電極25を片側配置しているだけなので、放電灯Laの口金70は、外側電極25のばね力によって、外側電極25から外筒部22の中心方向へ向かって押しつけられ、放電灯Laの口金70の中心と内筒部23の中心とが互いにずれた状態となる。
高電圧領域Hの周辺に空気があるとコロナ放電が発生しやすく、樹脂絶縁の劣化や、第1の巻線8に発生する高圧パルスの減衰の要因となり、放電灯始動装置Aとして機能不全となる可能性がある。
実施形態4では、上面樹脂カバー3と下面樹脂カバー4とを組み合わせた樹脂カバー内の全領域に絶縁物を充填したが、本実施形態では図16(a)(b)に示すように、樹脂カバー内の高電圧領域H周辺のみに絶縁物42を充填している。したがって、コロナ放電の原因となる上面樹脂カバー3、下面樹脂カバー4内の空気を排除しながら、絶縁物42の量を低減することができ、製品全体の軽量化を図ることができる。
本実施形態では、図17に示すように、基板36の上面、下面に、高電圧領域Hと高電圧領域H以外の領域とを分離する分離壁36a,36bを突設しており、高電圧領域Hに充填される絶縁材42は分離壁36a,36bによって阻止されて、高電圧領域H以外へは充填されない。すなわち、絶縁物Hで封止される領域(高電圧領域Hの周辺でコロナ放電が発生しやすい領域)と絶縁物Hで封止されない領域(コロナ放電が発生しにくく、空気が存在していても使用上問題とならない領域)とを分離壁36a,36bによって仕切っているのである。その結果、実施形態5と同様に、コロナ放電の原因となる樹脂カバー内の空気を排除しながら、絶縁物42の量を低減することができ、製品全体の軽量化を図ることができる。
本実施形態では、図18に示すように、基板36上方のソケット部20下面に突設した分離壁20b、基板36の下面に突設した分離壁36b、基板36の上面に実装している電子部品Z1によって、高電圧領域Hに充填される絶縁材42は阻止されて、高電圧領域42以外へ絶縁材42は充填されない。すなわち、絶縁物42で封止される領域(高電圧領域Hの周辺でコロナ放電が発生しやすい領域)と絶縁物42で封止されない領域(コロナ放電が発生しにくく、空気が存在していても使用上問題とならない領域)とを分離壁36b、電子部品Z1、分離壁20bによって仕切っているのである。その結果、実施形態5と同様に、コロナ放電の原因となる樹脂カバー内の空気を排除しながら、絶縁物42の量を低減することができ、製品全体の軽量化を図ることができる。
図19に示すように、上面シールドカバー5は、下面に開口を有し、下部が上部より外側に張り出すように段部5aを形成されており、下面シールドカバー6は、上面に開口を有しており、組み合わせ時には上面シールドカバー5の下面開口に挿入される。そして、本実施形態では、上面樹脂カバー3の側面に凸部3aを形成し、下面シールドカバー6の開口端6bと上面シールドカバー5の段部5aとの間に凸部3aが嵌合する状態で、上面シールドカバー5と下面シールドカバー6とが組み合わされる。したがって、上面シールドカバー5と下面シールドカバー6との間に形成される隙間に凸部3aが位置しており、コロナ放電の原因となるシールドカバー内の空気を排除している。この凸部3aは、上面樹脂カバー3に一体成形する場合もあり、あるいは下面樹脂カバー4に一体成形する場合もある。
本実施形態では、図20に示すように、実施形態8の上面樹脂カバー3と下面樹脂カバー4とを組み合わせた樹脂カバー内、下面シールドカバー6と樹脂カバーとの間に絶縁材42を充填したものであって、絶縁物42としては、実施形態4と同様に、BMCやエポキシ等の熱硬化性樹脂、あるいはウレタンやシリコンのポッティング材、あるいはホットメルトを使用する。したがって、実施形態4の効果に加えて、コロナ放電の原因となる下面シールドカバー6と樹脂カバーとの間の空気を排除でき、コロナ放電をさらに抑制できる。
上面シールドカバー5、下面シールドカバー6によるノイズシールド効果は、上面シールドカバー5と下面シールドカバー6との電気的接続状態によって大きく左右され、上面シールドカバー5−下面シールドカバー6間のインピーダンスが低いほど、ノイズシールド効果は高くなる。そこで、本実施形態では、図21に示すように、上面シールドカバー5の開口端、下面シールドカバー6の開口端にカーリングを施したカーリング部5a,6aを各々設けて、カーリング部5aが下面シールドカバー6の外側面に当接し、カーリング部6aが上面シールドカバー5の内側面に当接することで、上面シールドカバー5と下面シールドカバー6との電気的接続状態を良好なものとして、相互間のインピーダンスを低下させている。
本実施形態では、実施形態1乃至10において、上面シールドカバー5と下面シールドカバー6とのいずれか一方を磁性体で構成したものである。鉄系材料やアルミ系材料でシールドカバーを構成すると、第1の巻線8と第2の巻線9との間の磁気特性に影響を与え、第1の巻線8に発生するパルス電圧が低下する傾向があるが、磁性体でシールドカバーを構成すると、第1の巻線8と第2の巻線9との間の磁気特性が適切な特性となり、第1の巻線8に発生するパルス電圧を高電圧化することができる。
8 第1の巻線
8b 端部
9 第2の巻線
12 端子片
19 封止部
20 ソケット部
21 本体部
24 内側電極
25 外側電極
H 高電圧領域
Claims (12)
- 放電灯の円柱状の口金が装着される円筒状のソケット口を有し、前記口金の底面に設けた中心電極と電気的に接続するための内側電極が前記ソケット口の底部に配置され、前記口金の周面に設けた外周電極と電気的に接続するための外側電極が前記ソケット口の外周に配置された合成樹脂成形品からなるソケット部と、第1の巻線が巻回されて、前記放電灯の装着方向と略直交する平面内で前記ソケット口の外周近傍に配置される磁気コアと、前記第1の巻線の一端と前記内側電極の間を電気的に接続する導電部と、前記ソケット部に合成樹脂で一体成形されて前記磁気コアと前記第1の巻線と前記導電部とを樹脂封止する封止部と、前記封止部において前記第1の巻線を封止する部位の外面に巻回されて、前記第1の巻線とともに前記放電灯に始動パルスを与えるパルストランスを構成する第2の巻線とを備え、前記外側電極と前記導電部とは、前記ソケット口の中心を挟んで前記ソケット口の外周の同一直径上に各々配置されることを特徴とする放電灯始動装置。
- 前記ソケット部は、円筒状の第1の筒体と、該第1の筒体内に形成された円筒状の第2の筒体とを備え、前記外側電極は前記第1の筒体の外周に配置され、前記内側電極は前記第2の筒体内に配置され、前記第1の筒体の中心と前記第2の筒体の中心とは互いにずれていることを特徴とする請求項1記載の放電灯始動装置。
- 前記ソケット部は、円筒状の第1の筒体と、該第1の筒体内に形成された円筒状の第2の筒体とを備え、前記外側電極は前記第1の筒体の外周に配置され、前記内側電極は前記第2の筒体内に配置され、前記第1の筒体の中心を挟んで前記外側電極に対向する前記第1の筒体の内側面に突部を設けたことを特徴とする請求項1記載の放電灯始動装置。
- 前記第2の巻線に通電することで前記第1の巻線に始動パルスを発生させる始動回路を前記ソケット部の底面近傍に備え、前記始動回路の少なくとも一部、および前記第2の巻線の少なくとも一部を絶縁物で封止することを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の放電灯始動装置。
- 前記第1の巻線の一端と前記内側電極と前記導電部との周辺を絶縁物で封止することを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の放電灯始動装置。
- 上記絶縁物で封止する領域と封止しない領域とを分離する手段を設けることを特徴とする請求項4または5記載の放電灯始動装置。
- 互いに組み合わせることで本装置を覆う導電性の第1のカバーと第2のカバーとを備え、前記第1,第2のカバーと本装置との間の隙間の少なくとも一部を樹脂で埋めることを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の放電灯始動装置。
- 前記第1のカバーと前記第2のカバーとのうち少なくとも一方は、組み合わせた状態で他方に当接するように端部をカーリングさせることを特徴とする請求項7記載の放電灯始動装置。
- 前記第1のカバーと前記第2のカバーとのうち少なくとも一方は磁性体からなることを特徴とする請求項7または8記載の放電灯始動装置。
- 請求項1〜9の何れか1つの放電灯始動装置を用いた放電灯点灯装置。
- 請求項10記載の放電灯点灯装置を用いた車両用前照灯器具。
- 請求項11記載の車両用前照灯器具を用いた車両。
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