JP2005284768A - 車両間無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 専用道走行中の車両の隊列編成の変更(隊列への加入又は離脱)や一般車両が混在している道路を走行中の車両の隊列編成の変更が容易な無線通信システムの提供。
【解決手段】 車両304が車両隊列300の最後尾車両303への追従走行を行おうとする場合は車両304は隊列300への登録追加要求を車両303の無線通信に引き続くk時間後に送信する。このとき、同一無線通信エリア内に存在するその他の車両は、無線データ受信終了後は、k時間後に引き続く車両304の無線通信への妨害を回避するために、この期間(k+β時間)を無線送信開始禁止期間とする(図3(b))。また、車両304からの登録追加要求を受信した先頭車両301は、以降の無線チャンネルアクセス時には車両304の情報を隊列情報に追加した無線送信データを用いる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、専用道もしくは一般道を隊列走行もしくは並走する車両間における無線通信技術に関する。
専用の道路等を走行する場合に、先導車両に自動的に追従して走行する隊列走行の研究が行われている。このような隊列走行では、後続車両の運転者が運転から解放されるとともに、隊列内の各車両の車間距離を詰めて走行することが可能となるため、運転者の疲労軽減や輸送効率の向上を図ることができる。この隊列走行を実現するための研究及び提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−118191号公報
上記特許文献1に開示の技術によれば、走行する各車両間で無線通信を行い、後続車両にて前方車両の車両位置、走行速度、加速度や進行速度等の車両情報を入手し、自車両の走行制御情報として利用することにより、隊列走行を実現できる。また、各車両の異常情報も無線通信情報として扱うことにより、隊列内車両の異常(故障)を検出して安全走行に利用することができる。
しかし、道路建設費用の観点から、この隊列走行が専用の道路ではなく、例えば、高速道路の特定車両で利用される場合を想定すると、車線数の少ない対面通行エリアやインターチェンジ等の流入出エリアでは一般車両との物理的分離が確保できないことも考えられる。このような隊列走行車両と一般走行車両が混在する場合を想定すると、一般車両も隊列走行車両と同様の無線通信手段を装備することが望ましく、且つ、一般車両の無線通信をも考慮した無線通信システムの構築が必要である。
ここで、一般に隊列走行をするには、その走行順位の登録手続きが必要である。この登録作業を行う方法として、一旦、隊列を構成する車両を集め登録する場合を想定すると、登録作業用の車両駐車スペースが必要になるが、車両の大きさ、例えば、大型車両の場合、かなり広い駐車スペースが必要になるし、そのエリア内の付随設備も検討対象とする必要が生じる。
さらには、目的地は異なるが途中までの経路が同一の場合や幹線に流入する車両がその都度隊列に加わり、同一の目的地へ走行する場合等の走行途中での隊列分岐や隊列合流をも考慮すると、その都度隊列編成を組み直すことは大変効率が悪く、作業が複雑化するといった問題点がある。
ここで、車両間の無線通信を利用して隊列への新規加入登録や離脱(登録抹消)手続きを自動的に行うことができれば、上述した広大な駐車エリアの確保の必要性といった問題や、目的地までの経路で隊列への加入や離脱及び隊列分岐や隊列合流に伴う隊列編成手続きの煩雑さを解消できるといった解決課題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、専用道走行中の車両の隊列編成の変更(隊列への加入又は離脱)や一般車両が混在している道路を走行中の車両の隊列編成の変更が容易な無線通信システムの提供を目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明では、無線通信機を搭載した車両が隊列走行を行う場合の車両間無線通信システムであって、車両隊列内の各車両の通信情報は、少なくとも、送信元情報、送信先情報、隊列情報、及び車両の走行状態情報を含む車両情報を含み、車両隊列の先頭車両は通信情報を第1の時間間隔で送信し、車両隊列内の他の車両は先頭車両から受信した通信情報に含まれている隊列情報に基づいて直前の車両からの送信が終了した時から第1の時間間隔より短い第2の時間間隔をおいて自車の通信情報を送信するようにしたことを特徴とする車両間無線通信システムを提供する。
また、請求項2に記載の発明では、車両隊列外の車両は、車両隊列内の車両からの無線データを受信後は、第2の時間間隔に所定の時間を加えた時間の間だけ送信を禁止するようにしたことを特徴とする請求項1記載の車両間無線通信システムを提供する。
また、請求項3に記載の発明では、車両隊列内の各車両は、送信する際にキャリアセンスを行い、キャリアが検出されない時にのみ送信するようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の車両間無線通信システムを提供する。
また、請求項4に記載の発明では、車両隊列の先頭車両は、自車両が過去に送信してから第1の時間間隔後に送信する際は、ランダム時間だけ遅延して通信情報を送信するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両間無線通信システムを提供する。
また、請求項5に記載の発明では、車両隊列に加入したい車両は、該車両隊列内の最後尾の車両からのデータを受信してから第3の時間間隔をおいてその車両隊列への登録追加要求データを送信するようにし、加入処理の終了後、過去の最後尾の車両からの通信が終了した時から第2の時間間隔をおいて自車の通信情報を送信するようにしたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両間無線通信システムを提供する。
また、請求項6に記載の発明では、車両隊列から離脱したい車両は、該車両隊列内の直前の車両からの送信が終了してから第2の時間間隔をおいて登録削除要求データを送信するようにし、その車両隊列内の他の車両から送信されたデータ中の隊列情報から自車両の情報が削除されたことを確認することにより、その車両隊列からの離脱を最終確認することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の車両間無線通信システムを提供する。
本発明により、車両間無線通信により専用道走行中の車両の隊列編成の変更(隊列への加入又は離脱)が容易にできる。また、一般車両が混在している道路においても走行中の車両の隊列編成の変更が容易にできる。
図1は車両に搭載され、本発明の無線通信システムを実行する車両搭載機器の構成例を示す図であり、符号10は車両、符号11は無線通信機、符号12は車両側制御機器であり、車両側制御機器12は車両10の走行状況を取得する各種センサーやGPS(Global Positioning System)を利用したナビゲーションシステム等の車両情報を取り扱う機器である。本発明はこの無線通信機11及び車両側制御機器12を利用して車両間の無線通信を行うものである。
図2は無線通信機11の構成例を示すブロック図である。無線通信機11は、制御部101、通信バッファ等のメモリ部102、変復調部103、高周波(RF)部104、及びアンテナ105を備えている。
メモリ部102は制御部101の制御下にあり、メモリ部102は無線通信ならびに車両側との通信を行う時のデータ等を記憶する。また、このとき必要となる内部変数や定数もメモリ部102に記憶される。
変復調部103は使用する無線通信方式に適合したものであり、高周波部104は使用する周波数帯域に適合したものである。つまり、変復調部103及び高周波部104は使用する無線通信方式に依存し、例えば、スペクトラム拡散通信等の一般的な無線方式等が適用される。また、制御部101は変復調部103及び高周波部104を介してRFキャリア検出等を行うこともできる。
図3は無線チャンネルのアクセスタイミング例を示す図であり、隊列走行をする隊列名を「300」、隊列を構成する車両をその走行順位から「301」、「302」、「303」とし、各車両に搭載された無線通信機(図2参照)の通信時間を「301a」、「302a」、「303a」とする。なお、車両301は先頭車両(1号車)である。
一般に無線通信において複数の無線端末車両が無秩序に通信を行うと、無線信号衝突(干渉)や隠れ端末問題を起因とする通信性能の劣化が生じ、無線通信システムとして十分な無線通信性能が得られない場合がある。まず、このような問題を解決する手順について以下説明する。
図3(a)は隊列走行時の無線チャンネルアクセス手順の例を示す図であり、図示の例で、先頭車両301は一定の間隔、例えばi時間で周期的に無線通信を開始する。隊列内の後続車両302、303はその隊列順位に従い一定の時間間隔、例えばj時間で順次通信を開始する。なお、無線送信開始には、CSMA(キャリア・センス・マルチ・アクセス)等の手段を用いたアクセス制御を行う。この手順では無線通信の開始は先頭車両301から始まり、それに引き続いて順次隊列内の車両302から無線通信を開始する。また、同一無線通信エリア内に存在するその他の車両は、無線データ受信終了後は、j時間後に引き続く隊列後続車両303の無線通信への妨害を回避するために、この期間(j+α時間)を無線送信開始禁止期間とする。ここでα時間はその無線システムに依存するシステムパラメータとする。
つまり、上記手順を用いれば無線受信データを解析する必要がなく、無線受信の簡便なキャリア判定と時間管理手段により無線信号衝突を回避できる。また、無線チャンネルへのアクセス競合制御対象となる車両数(無線端末数)が隊列台数としてまとまることにより競合確率を低減できる。また、隊列内の各車両301、302、303がその走行順位に従って無線通信を行うことは近距離に配置される車両間の通信となり、その他の車両間通信と異なり通信性能の向上が期待できる。さらに、隊列台数に関係なく無線受信後の一定時間経過判定により無線送信チャンネルへのアクセスが可能となり、隊列車両のみならずその他の一般車両においても同一条件で無線通信システムにアクセスできる。
なお、本実施例における先頭車両301の通信間隔i時間と後続車両の送信開始までのj時間にはi>>jの関係があり、図3(a)の例ではi>無線通信時間+(j+無線通信時間)×2の関係になる。但し、i時間は隊列走行を維持するために必要な時間間隔であり、隊列台数にのみ制限されるものではない。例えば、無線通信エリアよりも長い隊列を編成した場合は、先頭車両の無線通信を最後尾車両では受信することができない。この場合、最後尾車両までの無線通信時間に制限された先頭車両の通信間隔を用いる必要はなく、それよりも短く且つ隊列走行を維持するために必要な時間でよい。また、j時間は、少なくとも、後続車両が無線受信データを解析し、自車両直前車のデータであること等の判断に必要な時間であることを要する。
図3(b)は新たな車両が隊列へ加入するための登録追加要求を無線通信で行う際の無線チャンネルアクセス手順の例を示す図である。図示の例では、車両304が隊列300への登録追加要求を行う車両である。車両304は隊列300の最後尾車両303への追従走行を試みようとしているものとする。そこで、車両304は隊列300への登録追加を目的として車両303の無線通信に引き続くk時間後に無線通信を行う。つまり、隊列への登録追加用にk時間を設定し、隊列への登録追加要求がある車両の無線通信機(図2)は無線受信終了からk時間後にその隊列への登録追加要求データの無線通信を開始する。
また、このとき、同一無線通信エリア内に存在するその他の車両は、無線データ受信終了後は、k時間後に引き続く隊列登録追加要求車両304の無線通信への妨害を回避するために、この期間(k+β時間)を無線送信開始禁止期間とする。ここでβ時間はその無線システムに依存するシステムパラメータとする。
図3(c)は上述した図3(b)に引き続く無線アクセスを示している。車両304からの登録追加要求を受信した先頭車両301は、以降の無線チャンネルアクセス時には車両304の情報を隊列情報(図4の説明参照)に追加した無線送信データを用いる。これにより、隊列300内の各車両には自隊列の最新更新情報が通知され、且つ車両304はj時間を用いた隊列300の最後尾車両として無線通信を開始できる。
図4は本発明の無線通信システムで扱うデータの例を示す図である。図4(a)で送信先情報41は無線データの送り先車両を指定する情報であり、例えば、車両登録証の番号や無線通信機固有のID等を用いる。隊列走行時には後続車の走行制御を目的として後続車に対し自車両データを送信する。但し、送信先車両を特定しながらも、特定された送信先以外の車両の無線通信機がそのデータを受信し、送信元車両の情報を周辺車両情報として処理することもできる。次に、送信元情報42は無線データの送信元車両を識別する情報であり、例えば、車両登録証の番号や無線通信機固有のID等を用いる。
隊列情報43はその隊列の名称及び隊列構成情報と運行情報であり、先頭車両(1号車)から最後尾車両までの各車両の走行順位と車両識別情報、隊列走行の異常の有無を示す運行情報を含む。また、隊列編成情報44は隊列編成の更新に用いられる情報であり、隊列への登録追加や登録削除にかかわる情報である。
次に、伝達方向45とは、例えば、先頭車両から後続車方向への無線通信順位や最後尾車両から先頭車両方向への無線通信順位を示す情報である。なお、本実施例では、先頭車両を起点とした無線送信順位を用いて説明する。さらに、上述以外の伝送方向として、先頭車両から後続車両方向に順番に無線通信を行い、最後尾車両の無線通信完了後に無線通信順位を折り返し、最後は先頭車両に戻す順位がある。また、車両情報46は車両の走行状態を示す情報であり、速度や操舵角、位置座標、車両動作状態等から構成される情報である。
なお、図4(a)では隊列編成及び隊列走行に係わる情報を示しているが本発明の無線通信システムで扱うデータはこれらに限定されない。表示していないが、その他無線通信制御に関する情報、例えば、フレームシーケンスやチェックコード等も含まれる。
図4(b)は上記図4(a)で示したデータの具体例を示した図である。ここでは、車両302を送信先、車両301を送信元として、車両302に対し車両301が送信したデータを示している。隊列情報43は、「:」(コロン)を区切り文字として、隊列名が「300」、走行順位が「301、302、303」の順番、隊列運行状態が「0」(ゼロ→異常なし)であること、隊列編成情報44は編成に変更がないことを意味する「NONE」であること、伝送方向45は先頭車両を起点として後続車両が順番に無線通信を行うことを意味する「DOWN」であること、車両情報46は「速度50Km/H、操舵角0度、位置座標→北緯35度14分17.211秒、東経137度03分14.255秒、動作状態「0」(良好)であるデータを示してある。
図5は先頭車両の無線チャンネルアクセス手順の一実施例を示すフローチャートである。このフローチャートは無線通信上の先頭車両がi時間周期で無線チャンネルへアクセスするときのアクセス手順を示している。i時間は初期設定時に送信起動間隔タイマーに設定されているものとする。
図5で、先頭車両の無線通信機(図2)の制御部は送信起動間隔タイマーの値を調べ、前回の送信処理からi時間経過したか否かの判定を行い、経過している場合はステップS502に進み、そうでない場合は時間iの経過を待つ(ステップS501)。
i時間を経過した場合は、制御部は次のi時間を計測するために送信起動間隔タイマーに時間iを設定して起動し(ステップS502)、無線通信機のメモリ部に記憶されているデータから無線送信データを生成する。なお、メモリ部には車両側制御機器(図1)による自車両情報及び無線受信による隊列内情報がリアルタイムに更新されることにより最新の情報が記憶されているものとする(ステップS503)。
次に、よく知られたランダム遅延処理(例えば、特許文献1に記載のランダム遅延処理)に基づく送信手順により他隊列との競合制御を開始する(ステップS504)。
ランダム遅延終了後は、CSMAを用いたキャリアセンス判定を行い、キャリアなしの場合はステップS506に進み、他のキャリアを検出した場合は無線送信開始を取りやめ、この無線送信手順を終了する(ステップS505)。
キャリアセンス判定でキャリアなしの場合は、無線送信を開始し、車両データの送信を行う(ステップS506)。
なお、上記図5のフローチャートで示した手順では、その都度ランダム遅延処理を行うようにしているが、前回の送信結果(送信したか否か)等の情報をステップS504のランダム遅延処理に反映させるようにしてもよい。
上記図5のフローチャートに示した手順により、隊列毎に無線チャンネルへのアクセスを開始することにより、通信チャンネルへのアクセス競合を低減できる。
図6は後続車の無線送信チャンネルアクセス手順の一実施例を示すフローチャートである。このフローチャートは無線通信上の車両がi時間周期で無線チャンネルへアクセスするときのアクセス手順を示している。
後続車両では、無線データ受信完了時にタイマーを起動し受信データの解析を行い、受信データが直前車両からのデータであると判断した場合に自車両の無線データ送信処理のトリガーとする。図6のフローチャートに示す手順では、このトリガーにより処理が開始された以降の具体的手順を示している。
後続車両の無線通信機(図2)の制御部は先ずタイマーの値を調べ、直前車両からの無線送信データ受信からj時間が経過したか否かの判定を行い、経過している場合はステップS602に進み、そうでない場合はj時間の経過を待つ(ステップS601)。
j時間が経過した場合は、無線通信機のメモリ部に記憶されているデータから無線送信データを生成する。なお、メモリ部には車両側制御機器(図1)による自車両情報及び無線受信による隊列内情報がリアルタイムに更新されることにより最新の情報が記憶されているものとする(ステップS602)。
次に、CSMAを用いたキャリアセンス判定を行い、キャリアなしの場合はステップS604に進み、他のキャリアを検出した場合は無線送信開始を取りやめ、この後続車の無線送信手順を終了する(ステップS603)。
キャリアセンス判定でキャリアなしの場合は、無線送信を開始し、車両データの送信を行う(ステップS604)。
上記図6のフローチャートに示した手順により、隠れ端末やフェ―ジングの影響を受けにくい前後車両の無線通信を基本に隊列内の車両間通信を行うことができる。
図7は隊列編成への登録追加要求手順の一実施例を示すフローチャートである。このフローチャートは、図3(b)の例に示したように、車両304が隊列300の最後尾車両303に追従して隊列300に加わろうとするときのような、隊列編成への登録追加要求処理手順を示している。
隊列編成への登録追加要求を行おうとする後続車両の無線通信機(図2)の制御部は、無線データ受信完了時にタイマーを起動してから受信データの解析を行い、受信データが最後尾車両からのデータである場合を自車両の無線データ送信処理(隊列編成への登録追加要求)のトリガーとする。図7のフローチャートはこのトリガーにより処理が開始された以降の具体的手順を示している。
後続車両の無線通信機の制御部は先ず処理開始からの経過時間を判定する。これは、最後部車両からの無線データ受信完了からの経過時間であり、制御部はこの経過時間がk時間を経過したか否かを判定し、k時間経過した場合はステップS702に進み、経過していない場合はk時間経過するまで待つ(ステップS701)。
k時間経過した場合は、制御部は無線通信機のメモリ部に記憶されているデータから無線送信データ(隊列編成への登録追加要求データ)を生成する。なお、メモリ部には車両側機器(図1)による自車両情報及び無線受信による隊列内情報がリアルタイムに更新されることにより最新の情報が記憶されているものとする(ステップS702)。
次に、CSMAを用いたキャリアセンス判定を行い、キャリアなしの場合はステップS704に進み、他のキャリアを検出した場合は上記ステップS702で生成した無線送信データ(隊列編成への登録追加要求)の無線送信開始を取りやめ、この隊列編成変更(追加)要求手順を終了する(ステップS703)。
キャリアセンス判定でキャリアなしの場合は、無線送信を開始し、隊列編成への登録追加要求及び車両データ等の送信を行う(ステップS704)。なお、上記ステップS703でキャリアを検出した場合は、次回のk時間まで隊列への登録追加処理を保留する。
上記図7のフローチャートに示した手順により、隊列走行を行わない一般車両が混在していても走行中の隊列への加入(走行中の隊列編成の変更)が簡単にできる。
図8は隊列編成からの登録削除要求手順の一実施例を示すフローチャートである。このフローチャートは図7の手順とは逆に隊列内の車両が隊列から分離して単独走行に変わる場合の隊列編成からの登録削除要求手順を示す。
隊列編成からの登録削除要求を行う後続車両では、前述した無線データ送信手順と同様に無線データ受信完了時にタイマーを起動してから受信データの解析を行い、受信データが直前車両からのデータである場合を自車両の無線データ送信処理(隊列編成からの登録削除要求データ送信)のトリガーとする。図8のフローチャートはこのトリガーにより処理が開始された以降の具体的手順を示している。
後続車両の無線通信機(図2)の制御部はタイマーの値を調べ、直前車両からの無線送信データ受信からj時間が経過したか否かの判定を行い、経過している場合はステップS802に進み、そうでない場合はj時間の経過を待つ(ステップS801)。
j時間経過した場合は、制御部は無線通信機のメモリ部に記憶されているデータから無線送信データ(隊列編成からの登録削除要求データ)を生成する。なお、メモリ部には車両側機器(図1)による自車両情報及び無線受信による隊列内情報がリアルタイムに更新されることにより最新の情報が記憶されているものとする(ステップS802)。
次に、CSMAを用いたキャリアセンス判定を行い、キャリアなしの場合はステップS804に進み、他のキャリアを検出した場合は上記ステップS802で生成した無線送信データ(隊列編成からの登録削除要求)の送信開始を取りやめ、この隊列編成変更(削除)要求手順を終了する(ステップS803)。
キャリアセンス判定でキャリアなしの場合は、無線送信を開始し、隊列編成からの登録削除要求の送信を行う(ステップS804)。なお、上記ステップS803でキャリアを検出した場合は、次回のj時間まで自隊列からの登録削除処理を保留する。また、登録削除要求をした車両による登録削除の最終確認は自隊列の無線通信データにおいて、その車両隊列内の他の車両から送信された通信情報内の隊列情報(図4の説明参照)から自車の隊列情報が削除されたことを確認することにより行われる。従って、上記登録削除処理は隊列情報からの削除確認が完了するまで継続する。
上記図8のフローチャートに示した手順により、隊列走行を行わない一般車両が混在していても走行中の隊列からの離脱(走行中の隊列組成の変更)が簡単にできる。
以上、本発明の一実施例について説明したが本発明は上記各実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能であることはいうまでもない。
車両に搭載され、本発明の無線通信システムを実行する車両搭載機器の構成例を示す図である。 無線通信機の構成例を示すブロック図である。 無線チャンネルのアクセスタイミング例を示す図である。 本発明の無線通信システムで扱うデータの例を示す図である。 先頭車両の無線チャンネルアクセス手順の一実施例を示すフローチャートである。 後続車の無線送信チャンネルアクセス手順の一実施例を示すフローチャートである。 隊列編成への登録追加要求手順の一実施例を示すフローチャートである。 隊列編成からの登録削除要求手順の一実施例を示すフローチャートである。
符号の説明
11 無線通信機
12 車両側制御機器
41 送信先情報(通信情報)
42 送信元情報(通信情報)
43 隊列情報(通信情報)
44 隊列編成情報(通信情報)
45 伝達方向(通信情報)
46 車両情報(通信情報)
101 制御部
102 メモリ部
103 変復調部
104 高周波部
105 アンテナ
300 隊列名
301、302、303、304 車両
301a、302a、303a 通信時間

Claims (6)

  1. 無線通信機を搭載した車両が隊列走行を行う場合の車両間無線通信システムであって、
    車両隊列内の各車両の通信情報は、少なくとも、送信元情報、送信先情報、隊列情報、及び車両の走行状態情報を含む車両情報を含み、
    車両隊列の先頭車両は前記通信情報を第1の時間間隔で送信し、前記車両隊列内の他の車両は前記先頭車両から受信した通信情報に含まれている隊列情報に基づいて直前の車両からの送信が終了した時から前記第1の時間間隔より短い第2の時間間隔をおいて自車の通信情報を送信するようにしたことを特徴とする車両間無線通信システム。
  2. 前記車両隊列外の車両は、車両隊列内の車両からの無線データを受信後は、前記第2の時間間隔に所定の時間を加えた時間の間だけ送信を禁止するようにしたことを特徴とする請求項1記載の車両間無線通信システム。
  3. 前記車両隊列内の各車両は、送信する際にキャリアセンスを行い、キャリアが検出されない時にのみ送信するようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の車両間無線通信システム。
  4. 前記車両隊列の先頭車両は、自車両が過去に送信してから前記第1の時間間隔後に送信する際は、ランダム時間だけ遅延して前記通信情報を送信するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両間無線通信システム。
  5. 前記車両隊列に加入したい車両は、該車両隊列内の最後尾の車両からのデータを受信してから前記第3の時間間隔をおいてその車両隊列への登録追加要求データを送信するようにし、加入処理の終了後、過去の最後尾の車両からの通信が終了した時から前記第2の時間間隔をおいて自車の通信情報を送信するようにしたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両間無線通信システム。
  6. 前記車両隊列から離脱したい車両は、該車両隊列内の直前の車両からの送信が終了してから前記第2の時間間隔をおいて登録削除要求データを送信するようにし、その車両隊列内の他の車両から送信されたデータ中の前記隊列情報から自車両の情報が削除されたことを確認することにより、その車両隊列からの離脱を最終確認することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の車両間無線通信システム。
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