JP2005283843A - 電子機器、そのロック機能解除方法及びそのプログラム - Google Patents

Abstract

【課題】
煩雑な操作を行うことなく他人に利用されることを防止することが可能な音声認識機能付携帯電話を提供すること。
【解決手段】
本発明にかかる音声認識機能付携帯電話機１００は、音声信号を認識する音声認識部１１０と、音声認識部１１０により認識された音声信号と予め登録された解除コードとの一致、不一致を判定する入力判定機能、及び入力判定部により音声信号と解除コードの一致が判定されたときに、ロックされた機能を解除する解除機能を備えた制御部１１１を有することを特徴とする音声認識機能付携帯電話機である。このような構成により、煩雑な操作を行うことなく他人に利用されることを防止することが可能となる。
【選択図】 図１

Description

本発明は、音声入力に応じてロックされている機能を解除する電子機器、そのロック機能解除方法及びそのプログラムに関する。

近年の情報処理技術の発展に伴い、電子機器に関するセキュリティの問題が注目されている。一方、近年の携帯電話の普及には目覚しいものがあり、その性能も急速に上昇を続けている。それに伴って、携帯電話を落としたり、忘れたりする状況も増加している。しかし、この場合に、他人の利用を制限する手段がなければ、他人の利用による通話料金を所有者本人が負担することになる。また、携帯電話には電話帳や通話記録が記憶されるため、かかる情報を他人が盗み見ることにより、プライバシーの侵害、営業秘密の不正取得という問題も発生する。

他人に携帯電話の利用を抑制する方法としてパスワードを用いる方法が普及している。かかる方法を実行する機能を有する携帯電話には、まず誤ってキー操作をしないように所定の操作以外のキー操作を無効にする機能を有する。そして、他人が携帯電話の操作をできないようにするために、キー操作を無効にした状態から復帰する場合に、パスワードの入力を必要とし、かかるパスワードが事前に登録したパスワードと一致しなければキー操作を無効にした状態から復帰できないような機能を有する。

上述のパスワードを用いる方法は有効な手段であるが、一旦操作を無効にする状態になると、本人が何か操作を行ないたい場合に、パスワードを入力しなければならないので、緊急で電話をかけたい場合など、余計な操作な操作が必要であり、すぐに電話をかけることができない。従って、セキュリティと操作性の兼ね合いとなり、操作性を重視する場合は、セキュリティの低下を容認しなければならなかった。

これに対して、指紋認証により他人の不正使用を防止する方法が提案されている（例えば、特許文献１参照）。認証手段として指紋を利用することにより、他人が利用することは不可能になり、指を当てるだけで認証できるので、認証の手間もかからないという利点がある。また、音声認識を利用した方法も提案されている（例えば、特許文献２参照）。さらには、音声入力とパスワード入力を組み合わせた手法も提案されている（例えば、特許文献３参照）。
特開２０００−１６５３７８号公報 特開２００３−０６６９８５号公報 特開平１０−２９０２８６号広報

従来の機能ロック解除方法は、主に暗証番号をキー入力することで行われていた。従来の方法は確実ではあるが、近年携帯電話では機能呼び出し、情報呼び出し等で音声入力、音声認識が採用されており、先進性・商品性に欠ける。また、指紋による認証では、事前に本人の指紋を登録する必要があり、手間がかかるものであった。あるいは、従来の音声認識では、認識率を上げるためには事前に利用者の音声を入力するという手間がかかるなどの問題点があった。

本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、キー入力などの煩雑な操作を行うことなく、電子機器の機能ロックを操作することである。

本発明の第１の態様に係る電子機器は、予め登録された解除コードを記憶する記憶部と、入力された音声信号を解析し、入力コードを生成する音声認識部と、前記生成された入力コードと、前記解除コードとの一致を判定する入力判定部と、前記入力判定部による判定結果に基づいて、ロックされている機能を解除する解除部とを有する。これによって、ロックされている機能を解除するための操作を簡便化することができる。尚、以下の記載からも理解されるように、コードの一致は、完全一致に限定されない。この点は、他の態様において同様である。

前記解除部は、前記入力コードと前記登録コードとの一致率が、予め設定された値以上である場合に、ロックされている機能を解除することが好ましい。これによって、使用状況に応じた一致率による判定が可能となり、音声による機能解除操作を効果的に行うことができる。

前記電子機器は複数の機能を備え、前記入力判定部は、前記入力コードと前記登録コードとの一致率を決定し、前記解除部は、前記一致率に応じて解除される機能を変更することが好ましい。これによって、例えば、一致率が低下してしまう環境でも、環境に応じて段階的に機能を利用することが可能となる。

前記電子機器は複数の機能を備え、前記入力判定部は、前記入力コードと前記登録コードとの一致率を決定し、前記解除部は、前記一致率が第１の値と第２の値の間にある場合に、前記複数の機能の一部を解除することが好ましい。これによって、使用環境によって一致率が変化する場合であっても、必要な機能を解除することが可能となる。

前記電子機器は複数の機能を備え、前記解除部は、前記一致率が第１の値より大きい値である場合に、前記複数の機能の全てを解除することが好ましい。これによって、環境によって一致率が変化する場合であっても、効果的に機能解除を行うことができる。

本発明の第２の態様に係る電子機器は、予め登録された、登録解除コードと登録機能項目コードとを記憶する記憶部と、入力された音声信号を解析し、入力解除コードと入力機能項目コードを生成する音声認識部と、前記入力解除コードと前記登録解除コードとの一致を判定し、前記入力機能項目コードと前記登録機能項目コードの一致を判定する、入力判定部と、前記入力解除コードと前記登録解除コードとが一致し、前記入力機能項目コードと前記登録機能項目コードが一致する場合、前記登録機能項目コードによって特定され、ロックされている機能を解除する解除部と、を有する。このような構成により、キーを入力することなく音声のみで指定した機能を利用することが可能となる。

本発明の第３の態様にかかる電子機器のロック機能解除方法は、外部から入力された音声信号を解析し、入力コードを生成するステップと、予め登録された解除コードを取得するステップと、前記入力コードと、前記解除コードとの一致を判定するステップと、前記入力コードと前記解除コードが一致すると判定された場合に、ロックされている機能を解除するステップと、を有する。これによって、ロックされている機能を解除するための操作を簡便化することができる。

前記判定するステップは、前記入力コードと前記解除コードの一致率が、予め設定された値以上である場合に、前記入力コードと前記解除コードが一致すると判定することが好ましい。これによって、使用状況に応じた一致率による判定が可能となり、音声による機能解除操作を効果的に行うことができる。

前記電子機器は複数の機能を備え、前記判定するステップは、前記入力コードと前記登録コードとの一致率を決定し、前記解除するステップは、前記一致率が第１の値と第２の値の間にある場合に、前記複数の機能の一部を解除する、ことが好ましい。これによって、使用環境によって一致率が変化する場合であっても、必要な機能を解除することが可能となる。

本発明の第４の態様は、コンピュータにロックされている機能解除を実行させるプログラムであって、外部から入力された音声信号を解析し、生成された入力コードを取得するステップと、予め登録された解除コードを取得するステップと、前記入力コードと、前記解除コードとの一致を判定するステップと、前記入力コードと前記解除コードが一致すると判定された場合に、ロックされている機能を解除するステップと、をコンピュータに実行させる。これによって、ロックされている機能を解除するための操作を簡便化することができる。

本発明によれば、キー入力などの煩雑な操作を行うことなく、電子機器の機能ロックを操作することができる。

発明の実施の形態１．
図１は、本発明の実施の形態１にかかる電子機器の好ましい一例としての携帯電話機１００の論理構成を示すブロック図である。携帯電話機１００は、無線通信部１０１と、カメラ部１０２と、送受話部１０３と、マイク１０４と、受話用スピーカ１０５と、表示部１０６と、操作部１０７と、報知用スピーカ１０８と、記憶部１０９と、音声認識部１１０と、制御部１１１を備えている。制御部１１１はさらに、判定部１１２と解除部１１３とを備えている。

無線通信部１０１は、携帯電話などの他の無線通信機器と無線通信を行うものであり、通信処理回路を備える。カメラ部１０２は、例えばデジタルカメラなどであり、静止画または動画を撮影する機能を備える。送受話部１０３は、音声の入出力を行う箇所であり、マイク１０４を通して音声が入力され、受話用スピーカ１０５を通して音声が出力される。表示部１０６は、例えば液晶モニタなどであり、各種情報の表示を行う。操作部１０７は、例えばテンキーやスクロールキー、決定キーなど複数のキーにより構成されており、各種情報の入力を行う。

報知用スピーカ１０８は、報知音などを出力するためのスピーカである。記憶部１０９は、ＲＡＭ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）等の記憶装置であり、電話帳情報、送受信メール情報、発着信情報、携帯電話機の各種設定情報などを記憶する。音声認識部１１０は、前記マイク１０４から入力された音声信号の周波数分析、音素認識、単語認識などを行う。特に、本家形態において、音声認識部１１０はロックされている機能を解除するための認証用データ（暗証番号）を、入力された音声信号から抽出、生成する。

制御部１１１は、各種情報の入出力処理や、電話機能、メール機能、カメラ機能など携帯電話全体の制御を行う。さらに、制御部１１１は、判定部１１２と解除部１１３を備える。判定部１１２は、音声認識部１１０が生成した認証用データと、記憶部１０９に予め登録されている登録データを比較して、その一致を判定する。解除部１１３は、判定部１１２による判定結果に従って、ロックされている機能の解除処理を実行する。本形態において、制御部１１１は、ＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）などのプロセッサが、記憶部１０９に記憶されているプログラムに従って動作することによって実現される。尚、上記各ブロックは、ハード・ウェア、もしくはソフト・ウェアのいずれによって構成することも可能である。

続いて、図２に示すフローチャートを用いて本発明にかかる携帯電話機１００の処理について説明する。まず、携帯電話機１００がロックされている状態であり、ロック解除のための暗証番号が入力できる状態にする（Ｓ１０１）。ロック中はいつでも暗証番号が入力できる状態であってもよい。

次に、利用者はマイク１０４に音声で認証データとしての暗証番号を入力する（Ｓ１０２）。入力された音声はマイク１０４で音声信号から電気信号に変換されて、音声認識部１１０へ送信される。音声認識部１１０は受信した電気信号の周波数分析を行う。周波数分析の方法は、例えば、電気信号を所定時間ごとのフレームに分割し、それぞれのフレームについてスペクトル計算、パラメータ変換、を行う。さらに所定のアルゴリズムで音素認識、単語認識を行い、入力された音声信号を暗証番号の入力コードに変換する。

音声認識部１１０における処理を具体的に説明する。まず、音声データの周波数情報を、例えば数十ｍｓなどの、所定された時間ごとの長さの区間で分割する。次に、この切り出された信号をフーリエ変換などによるスペクトル解析し特徴抽出を行う。次に、フーリエ変換、ウェーブレット変換等の変換処理を行い、そのデータを音声波形データとマッチングさせ、どの音声と一致するかを探索する。音声波形データは利用者が事前に登録したものが望ましいが、一般的な音声波形データでもよい。各音素について認識したら、その音素データから単語認識を行う。

変換された暗証番号の入力コードは、判定部１１２に渡される。判定部１１２は、解除コードの一例である暗証番号コードを、記憶部１０９から取得する。暗証番号コードは予め登録され、記憶部１０９に記憶されている。判定部１１２は、音声認識部１１０から取得した入力コードと、記憶部１０９から取得した暗証番号コードとが完全に一致するかどうかを判定する（Ｓ１０３）。完全には一致していないと判定された場合、入力コードと登録暗証番号コードの一致率を計算し、予め設定、登録された一致率（基準値）と比較する（Ｓ１０４）。

完全には一致しておらず（Ｓ１０３）、しかも登録された一致率を下回っていた場合（Ｓ１０４）には、ロックは解除されず、利用者は携帯電話機のロックされていた機能を利用することができない。コードが完全一致する（Ｓ１０３）、あるいは、コードの一致率が登録された一致率以上である場合（Ｓ１０４）、入力コードと登録暗証番号コードは一致すると判定される。一致すると判定された場合、解除部１１２１は機能ロック解除の処理を行い（Ｓ１０５）、利用者は、携帯電話機のロックされていた機能を利用することが可能となる。

上記登録一致率（基準値）は、使用環境に応じて設定してもよい。例えば、使用者が実際の使用環境において音声信号を入力し、入力コードと登録コードの一致率を計算する。その結果、一致率が所定値（７５％など）である場合、その所定値（７５％）を基準値として設定、登録することができる。

本実施形態によれば、キー入力などの煩雑な操作を行うことなく他人に利用されることを防止することできる。あるいは、一致率が低下してしまう環境でも、機能解除を許可する一致率を登録することによって、効果的にロック機能を解除することができる。

発明の実施の形態２．
上述の一致率に応じて限定的に機能を解除する音声入力による音声認識方法である。図３に示すフローチャートを用いて本発明にかかる携帯電話機１００の処理について説明する。

まず、携帯電話機１００がロックされている状態であり、ロック解除のための暗証番号が入力できる状態にする（Ｓ３０１）。ロック中はいつでも暗証番号が入力できる状態であってもよい。

次に、利用者はマイク１０４に音声で暗証番号を入力する（Ｓ３０２）。入力された音声はマイク１０４で音声信号から電気信号に変換されて、音声認識部１１０へ送信される。音声認識部１１０は受信した電気信号の周波数分析を行う。周波数分析の方法は、例えば、電気信号を所定時間ごとのフレームに分割し、それぞれのフレームについてスペクトル計算、パラメータ変換、を行う。さらに所定のアルゴリズムで音素認識、単語認識を行い、入力された音声信号を暗証番号の入力コードに変換する。

変換された暗証番号の入力コードは、判定部１１２に送信され、判定部１１２は記憶部１０９に予め登録されている登録暗証番号コードと入力コードの一致率を計算する（Ｓ３０３）。計算した一致率が、例えば８０％以上などの、予め記憶部１０９に登録された一致率を上回っていた場合に一致したと判定し、制御部１１１は全機能ロック解除の処理を行い（Ｓ３０４）、利用者は、携帯電話機のロックされていた全機能を利用することが可能となる。

上述の一致率を下回りながら、例えば５０％以上などの別の登録された一致率を上回った場合、つまり、一致率が５０％と８０％の間にある場合には、一部に限定したロック機能のみを解除する（Ｓ３０５）。この場合、利用者は限定された一部の機能のみを利用することが可能となる。それ以下の一致率の場合、ロックはされた機能は一切解除されず（Ｓ３０６）、利用者は携帯電話機のロックされていた機能を利用することができない。コードの一致率に従い、解除される機能を変化させることによって、例えば、使用環境によって一致率が変化する場合であっても、必要な所定機能について選択的な解除をすることができる。また、一致率が低い場合であっても一定の機能を解除することで、使用状況に起因して認識率が低い場合であっても、一定のセキュリティを確保しつつ、必要な機能解除を行うことができる。

発明の実施の形態３．
ロック解除のための暗証番号に加えて、ロックを解除したい機能項目も音声入力によって入力する方法である。図４に示すフローチャートを用いて本発明にかかる携帯電話機１００の処理について説明する。

まず、携帯電話機１００がロックされている状態であり、ロック解除のための暗証番号が入力できる状態にする（Ｓ５０１）。ロック中はいつでも暗証番号が入力できる状態であってもよい。

次に、利用者はマイク１０４に音声で暗証番号を入力する（Ｓ５０２）。入力された音声はマイク１０４で音声信号から電気信号に変換されて、音声認識部１１０へ送信される。音声認識部１１０は受信した電気信号の周波数分析を行う。周波数分析の方法は、例えば、電気信号を所定時間ごとのフレームに分割し、それぞれのフレームについてスペクトル計算、パラメータ変換、を行う。さらに所定のアルゴリズムで音素認識、単語認識を行い、入力された音声信号を暗証番号の入力コードに変換する。

変換された暗証番号の入力コードは、判定部１１２に送信され、判定部１１２は記憶部１０９に予め登録されている暗証番号コードと一致するかどうかを判定する（Ｓ５０３）。一致してないと判定された場合には、ロックは解除されず、利用者は携帯電話機のロックされていた機能を利用することができない。一致すると判定された場合、表示部１０６に機能項目が表示される（Ｓ５０４）。続いて利用者は、機能項目の中から解除したい機能の番号を探し、その番号をマイク１０４に音声で入力する（Ｓ５０５）。

入力された音声は同様の方法で音声認識部１１０により機能項目番号の入力コードに変換され、判定部１１２に送信される。判定部１１２は、記憶部１０９に登録されている登録機能項目番号コードを取得し、判定部１１２から取得した入力コードとの一致を判定することで、入力コードに対応する機能項目番号の有無を決定する。入力コードと一致する登録機能項目番号コードにが存在する場合、解除部１１３は該当するロック機能の解除の処理を行い（Ｓ５０５）、利用者は、携帯電話機のロックされていた機能を利用することが可能となる。入力コードと登録されている機能番号コードの全てが一致しない場合、再び音声入力待ちの状態になる。

尚、上記実施形態１、２、３においては、ロック解除のために暗証番号を音声で入力したが、入力音声を単語認識して、キーワードなどの任意の言葉によって機能解除の判定を行うことができる。また、機能項目の判定において、項目番号に代えて項目名を使用することも可能である。

本発明にかかる音声認識機能付携帯電話機の構成を示すブロック図である。 本発明にかかる音声認識機能付携帯電話機の処理フローを示すフローチャートである。 本発明にかかる音声認識機能付携帯電話機の処理フローを示すフローチャートである。 本発明にかかる音声認識機能付携帯電話機の処理フローを示すフローチャートである。

符号の説明

１００ 音声認識機能付携帯電話機、１０１ 無線通信部、１０２ カメラ部、１０３ 送受信部、１０４ マイク、１０５ スピーカ、１０６ 表示部、１０７ 操作部、１０８ スピーカ、１０９ 記憶部、１１０ 音声認識部、１１１ 制御部、１１２ 判定部、１１３ 解除部

Claims (11)

1. 予め登録された解除コードを記憶する記憶部と、
   入力された音声信号を解析し、入力コードを生成する音声認識部と、
   前記生成された入力コードと、前記解除コードとの一致を判定する入力判定部と、
   前記入力判定部による判定結果に基づいて、ロックされている機能を解除する解除部と、
   を有する、電子機器。
2. 前記解除部は、前記入力コードと前記登録コードとの一致率が、予め設定された値以上である場合に、ロックされている機能を解除する、請求項１に記載の電子機器。
3. 前記電子機器は複数の機能を備え、
   前記入力判定部は、前記入力コードと前記登録コードとの一致率を決定し、
   前記解除部は、前記一致率に応じて解除される機能を変更する、
   請求項１に記載の電子機器。
4. 前記電子機器は複数の機能を備え、
   前記入力判定部は、前記入力コードと前記登録コードとの一致率を決定し、
   前記解除部は、前記一致率が第１の値と第２の値の間にある場合に、前記複数の機能の一部を解除する、
   請求項１に記載の電子機器。
5. 前記電子機器は複数の機能を備え、
   前記解除部は、前記一致率が第１のより大きい値である場合に、前記複数の機能の全てを解除する、請求項４に記載の電子機器。
6. 前記電子機器は複数の機能を備え、
   前記入力判定部は、前記入力コードと前記登録コードとの一致率を決定し、
   前記解除部は、前記一致率が予め設定された値以上である場合に、前記複数の機能の全てを解除する、
   請求項１に記載の電子機器。
7. 予め登録された、登録解除コードと登録機能項目コードとを記憶する記憶部と、
   入力された音声信号を解析し、入力解除コードと入力機能項目コードを生成する音声認識部と、
   前記入力解除コードと前記登録解除コードとの一致を判定し、前記入力機能項目コードと前記登録機能項目コードの一致を判定する、入力判定部と、
   前記入力解除コードと前記登録解除コードとが一致し、前記入力機能項目コードと前記登録機能項目コードが一致すると判定された場合、前記登録機能項目コードによって特定され、ロックされている機能を解除する解除部と、
   を有する、電子機器。
8. 外部から入力された音声信号を解析し、入力コードを生成するステップと、
   予め登録された解除コードを取得するステップと、
   前記入力コードと、前記解除コードとの一致を判定するステップと、
   前記入力コードと前記解除コードが一致すると判定された場合に、ロックされている機能を解除するステップと、
   を有する、電子機器のロック機能解除方法。
9. 前記判定するステップは、前記入力コードと前記解除コードの一致率が、予め設定された値以上である場合に、前記入力コードと前記解除コードが一致すると判定する、請求項８に記載の電子機器。
10. 前記電子機器は複数の機能を備え、
    前記判定するステップは、前記入力コードと前記登録コードとの一致率を決定し、
    前記解除するステップは、前記一致率が第１の値と第２の値の間にある場合に、前記複数の機能の一部を解除する、
    請求項８に記載の電子機器。
11. コンピュータにロックされている機能解除を実行させるプログラムであって、
    外部から入力された音声信号を解析し、生成された入力コードを取得するステップと、
    予め登録された解除コードを取得するステップと、
    前記入力コードと、前記解除コードとの一致を判定するステップと、
    前記入力コードと前記解除コードが一致すると判定された場合に、ロックされている機能を解除するステップと、
    をコンピュータに実行させるプログラム。

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