JP2013190992A - 情報処理端末、その認証方法、及び認証プログラム - Google Patents

情報処理端末、その認証方法、及び認証プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 セキュリティ強度を確保しつつ利便性の高い認証方法を提供すること。
【解決手段】 顔画像を表示する画像表示手段と、前記画像表示手段で表示した前記顔画像から顔部位を検出するとともに、前記検出した顔部位の位置に基づいて認証タッチパターン入力用キー領域を設定し、前記設定した認証タッチパターン入力用キー領域に対して認証対象者が行ったタッチ操作を認証タッチパターンとして入力するタッチパターン入力手段と、前記タッチパターン入力手段で入力した前記認証タッチパターンに基づいて前記認証対象者を認証するか否かの判断を行う認証判断手段と、を備えることを特徴とする情報処理端末、を用いる。
【選択図】 図6

Description

本発明は情報処理端末、その認証方法、及び認証プログラムに関する。
近年、携帯電話機やスマートホン等の携帯型情報処理端末の普及が進み、多数の者が携帯型情報処理端末を保有するようになっている。また、ハードウエアの進化に伴い、携帯型情報処理端末は多くの個人情報を保持可能であるとともに、電子マネー機能による金銭取引機能等も備えるようになった。このため、第三者の無断使用による個人情報漏えいや金銭的被害が以前にも増して危惧されるようになっており、携帯型情報処理端末は端末ロック機能を備えることが一般的となっている。この端末ロック機能を設定/解除する方法としては、現状、PIN(Personal Identification Number)入力若しくはパスワード入力による方法が多く採用されているが、近年では顔認証を用いた方法も提案されている。
顔認証においては、登録していない人物を認証登録者として受理してしまう誤認証率を0%とすることが難しく、また誤認証率を低減させると認証対象者を認証登録者として正しく受理する本人受入率が低下してしまう認証漏れが発生する。更には、認証対象者の顔が撮影された環境や向きが認証登録者の登録処理をした時と異なる場合、認証精度が低下する場合がある。このため、情報処理端末の認証処理を顔認証のみで行うことはセキュリティ強度が充分とはいえない。
上記問題の解決手法として下記特許文献1に記載の技術がある。
WO2007−119818号公報
前記特許文献1には、『ユーザがキー入力手段によりキー入力を行うことをきっかけにして、顔認証手段が、撮像部で撮影したユーザの顔画像を用いて顔認証を行う。これとともに、キー入力内容判定手段が、入力されたキー入力のパターンが予め登録されているパターンと一致するか否かを判定する。そして、顔認証手段による顔認証結果と、キー入力内容判定手段によるキー入力判定結果とに基づいて、ロック解除判定手段がロックを解除するか否かを判定する。ロック解除判定手段によってロック解除と判定された場合には、機能ロック部がロックを解除する。』システムが記載されている。
しかしながら、前記特許文献1に記載の技術は顔認証結果とキー入力判定結果の双方に基づいてロック解除判定を行うため、認証の対象者は、顔認証の際にはカメラの方向を向き、キー入力をする際にはキーボード等の入力デバイスに視線を移す必要があり、利便性が損なわれるという課題がある。
本発明の目的は、上記課題を考慮し、セキュリティ強度を確保しつつ利便性の高い認証方法を提供することにある。
前記課題を解決するための手段として、本発明では、特許請求の範囲に記載された構成を用いる。
一例を挙げるならば、顔画像を表示する画像表示手段と、前記画像表示手段で表示した前記顔画像から顔部位を検出するとともに、前記検出した顔部位の位置に基づいて認証タッチパターン入力用キー領域を設定し、前記設定した認証タッチパターン入力用キー領域に対して認証対象者が行ったタッチ操作を認証タッチパターンとして入力するタッチパターン入力手段と、前記タッチパターン入力手段で入力した前記認証タッチパターンに基づいて前記認証対象者を認証するか否かの判断を行う認証判断手段と、を備えることを特徴とする情報処理端末、を用いる。
本発明により、セキュリティ強度を確保しつつ利便性の高い認証方法を提供することが可能となる。
実施例に係る情報処理端末のブロック図である。 実施例に係る情報処理端末の外観図である。 実施例に係る情報処理端末を含む通信システム構成図である。 実施例に係る情報処理端末の端末ロック時の待機状態の画面表示図である。 実施例に係る情報処理端末の端末ロック時の画面表示図である。 実施例に係る情報処理端末の認証処理のフローチャートである。 実施例に係る情報処理端末の顔認証処理失敗時の画面表示図である。 実施例に係る情報処理端末のタッチパターン認証処理時の画面表示図である。 実施例に係る情報処理端末のタッチパターン入力用キー領域の設定を説明する概念図である。 実施例に係る情報処理端末のタッチパターン入力用キー領域の設定を説明する概念図である。 実施例に係る情報処理端末の認証処理成功時の画面表示図である。 実施例に係る情報処理端末のタッチパターン認証処理失敗時の画面表示図である。 実施例に係る情報処理端末のタッチパターン認証処理における一致率確認処理に関する説明図である。 実施例に係る情報処理端末のタッチパターン認証処理におけるセキュリティ強度に関する説明図である。 実施例に係る情報処理端末の認証登録処理のフローチャートである。 実施例に係る情報処理端末のタッチ位置及び順序の登録処理を説明する概念図である。 実施例に係る情報処理端末の認証処理のフローチャートである。 実施例に係る情報処理端末のタッチ位置比較処理を説明する概念図である。 実施例に係る情報処理端末のタッチパターン認証処理における一致率確認処理に関する説明図である。
以下、本発明の実施形態の例を、図面を用いて説明する。
図1は、本実施例の情報処理端末のブロック図である。情報処理端末100は、制御部101、システムバス102、ROM103、RAM104、ストレージ部110、表示部121、表示処理部122、映像入力部123、スピーカ124、音声処理部125、音声入力部126、操作部130、電話網通信部141、LAN通信部142、端末ロック制御部151、一致率確認部152、顔部位認識部153、外部インタフェース160、加速度センサ171、ジャイロセンサ172、地磁気センサ173、GPS受信部174、照度センサ175、で構成される。
図2は、情報処理端末100の外観図の一例である。図2において、図1と同一の符号を有するものは図1と同一の構成/機能であるものとする。なお、図2の外観図には後述で詳細を説明する代表的構成のみを図示し、その他の構成に関しては図示及び符号の付加を省略している。
図3は、情報処理端末100を含む通信システムの一例である。本実施例の通信システムは、情報処理端末100、インターネット等の公衆ネットワーク200及びその無線通信用アクセスポイント201、インターネットメールサーバ211、アプリケーションサーバ212、移動体電話通信メールサーバ221、移動体電話通信網の基地局222、で構成される。
情報処理端末100は、携帯電話やスマートホンであっても良いし、PDA(Personal Digital Assistants)や据え置き型/携行型PC(Personal Computer)、タブレット端末であっても良い。また、携帯型ゲーム機やデジタルカメラ等、その他のデジタル機器であっても良い。更には、例えば、銀行等の現金自動預け払い機の認証インタフェース、入退室管理された場所でのドア開閉に関する認証インタフェース、等に適用されても良い。
制御部101は、所定のプログラムに従って情報処理端末100全体を制御するマイクロプロセッサユニットである。システムバス102は、制御部101と情報処理端末100内の各部との間でデータ送受信を行うためのデータ通信路である。ROM(Read Only Memory)103は、オペレーティングシステムや所定のアプリケーションプログラムなど、情報処理端末100の基本動作プログラムが格納されたメモリであり、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)やフラッシュROMのような書き換え可能なROMが用いられる。ROM103に格納されたプログラムを更新することにより、基本動作プログラムのバージョンアップや機能拡張が可能であるものとする。なお、ROM103は図1に示したような独立構成とはせず、ストレージ部110内の一部記憶領域を使用しても良い。RAM(Random Access Memory)104は基本動作プログラム若しくは各アプリケーション実行時のワークエリアとなる。また、ROM103及びRAM104は制御部101と一体構成であっても良い。
ストレージ部110は、情報処理端末100の各動作設定値や情報処理端末100の使用者の個人情報(アドレス帳やスケジュール等)、情報処理端末100で動作する各種のアプリケーション等を記憶する。ストレージ部110は、内部に認証情報記憶領域111、タッチパターン記憶領域112及びその他情報憶記憶領域113を有する。なお、その他情報記憶領域113の一部領域を以ってROM103の機能の全部または一部を代替しても良い。ストレージ部110は情報処理端末100が電源オフの状態であっても記憶している情報を保持する必要がある。したがって、例えばフラッシュROMやSSD(Solid State Drive)、HDD(Hard Disc Drive)等が用いられる。
また、情報処理端末100は、インターネット200に接続されたアプリケーションサーバ212から、電話網通信部141またはLAN通信部142を介して、新規アプリケーションをダウンロードすることにより、機能拡張をすることが可能であるものとする。この際、ダウンロードした前記新規アプリケーションはストレージ部110内のその他情報記憶領域113に記憶される。ストレージ部110内のその他情報記憶領域113に記憶された前記アプリケーションが使用時にRAM104上に展開されて実行されることにより、情報処理端末100は多種の機能を実現可能であるものとする。
表示部121は例えば液晶パネルのような表示デバイスであり、表示処理部122において処理した映像信号を情報処理端末100の使用者に提供する。映像入力部123はカメラであり、レンズから入力した光を電気信号に変換することにより周囲や対象物の画像データを入力する。スピーカ124は音声処理部125において処理した音声信号を情報処理端末100の使用者に提供する。音声入力部126はマイクであり、使用者の声などの音声データを入力する。
操作部130は情報処理端末100の使用者の操作に基づいて指示の入力を行う指示入力部であり、文字入力や実行中のアプリケーションの操作に用いる。ボタンスイッチを並べたマルチキーにより実現しても良いし、表示部121に重ねて配置したタッチパネルにより実現しても良い。また、両者を併用しても良い。本実施例の情報処理端末100においては、操作部130は複数のボタンスイッチ(図示省略)及び表示部121に重ねて配置したタッチパネルの併用により構成されるものとする。
電話網通信部141は移動体電話通信網の基地局222との通信を行う。LAN(Local Area Network)通信部142はインターネット200の無線通信用アクセスポイント201と無線通信により接続し、情報の送受を行う。電話網通信部141及びLAN通信部142はそれぞれアンテナ、符号回路及び復号回路等で構成される。
端末ロック制御部151はマイクロプロセッサ等で構成され、情報処理端末100の全部または一部の機能または動作の制限(以下、『端末ロック』と称する)を制御する。一致率確認部152は、ストレージ部110内の認証情報記憶領域111に記憶されている認証登録者の顔認証登録画像及びタッチパターン記憶領域112に記憶されている認証登録タッチパターンを、認証処理時に認証対象者が入力した顔認証入力画像及び認証入力タッチパターンと比較し、それぞれが一致しているか否かの確認を行う。顔部位認識部153は、映像入力部123のカメラ機能で入力した顔画像から顔を構成する主要な部位の位置を特定して表示部121及び操作部130(タッチパネル)上における座標を検出する。端末ロック制御部151、一致率確認部152及び顔部位認識部153の機能の詳細は後述する。端末ロック制御部151、一致率確認部152及び顔部位認識部153の機能は制御部101が代替することにより実現しても良い。
外部インタフェース160は情報処理端末100の機能を拡張するためのインタフェースであり、USB(Universal Serial Bus)機器若しくはメモリカード類の接続、或いは外部モニタに映像を表示するための映像ケーブルの接続等を行う。
加速度センサ171、ジャイロセンサ172、地磁気センサ173、GPS受信部174等は、情報処理端末100の状態を検出するセンサである。これらのセンサにより情報処理端末100の動き、傾き、方角、位置等を検出することが可能となる。照度センサ175は情報処理端末100周辺の明るさを検出する。
なお、図1に示した情報処理端末100の構成例は、各センサ類(171〜175)を初めとして、本実施例に必須ではない構成も多数含んでいる。電話網通信部141及びLAN通信部142はいずれか一方が少なくとも備えられていることが望ましいが、双方ともに備えられていない構成であっても本実施例の効果を損なうことはない。また、デジタルテレビ放送受信機能や電子マネー決済機能等、図示していない構成が加えられていても良い。また、情報処理端末100が据え置き型PCである場合等、表示部121を内蔵せず、表示処理部122での処理結果を出力する外部インタフェース160を別途用意した外部モニタの映像入力端子と映像ケーブルで接続することにより、情報処理端末100の使用者に画像情報を提供する構成であっても良い。
本実施例の情報処理端末100は端末ロック機能を有する。前記端末ロック機能の設定及び解除はストレージ部110内の認証情報記憶領域111に記憶されている顔認証登録画像及びタッチパターン記憶領域112に記憶されている認証登録タッチパターンに基づいて行われる。なお、情報処理端末100は、端末ロック状態では端末ロックの解除に係る操作以外は基本的に受け付けないものとする。或いは、ストレージ部110に記憶された情報処理端末100の使用者の個人情報へのアクセスや、金銭授受若しくは課金処理を伴う操作は少なくとも受け付けないようにする。
本実施例の情報処理端末100を使用するに際し、情報処理端末100の使用者は、認証登録者(即ち、情報処理端末100の使用が許容されている者)の顔画像を顔認証登録画像として、また、認証登録者が定めたタッチパターン順序を認証登録タッチパターンとして、ストレージ部110内の認証情報記憶領域111及びタッチパターン記憶領域112に、予め記憶させておく。認証情報記憶領域111に記憶させる顔認証登録画像は、前記認証登録者の顔画像を映像入力部123のカメラ機能で入力すれば良い。また、タッチパターン記憶領域112に記憶させる認証登録タッチパターンは、前記顔認証登録画像を表示部121に表示させた状態で、表示部121に重ねて配置された操作部130(タッチパネル)を、後述のタッチパターン認証処理時と同様の手順でタッチ操作し、そのタッチパターン順序を認証登録タッチパターンとして登録すれば良い。
なお、認証情報記憶領域111に記憶させる顔認証登録画像は、顔画像そのものでも良いし、顔画像から抽出した特徴点のデータベースであっても良い。また、認証情報記憶領域111に記憶させる顔認証登録画像は一つの顔画像のみでも良いが、撮影時の顔の向きや照明状況等を変えた複数の顔画像を記憶させておき、顔認証処理時に最も適切な一つを選択して顔認証登録画像として使用するようにしても良い。情報処理端末100の正当な使用者が複数存在する場合には複数人分の顔画像を顔認証登録画像として記憶させても良い。
タッチパターン記憶領域112に記憶させておく認証登録タッチパターンも一つのタッチパターン順序のみを記憶させるようにしても良いが、異なる複数のタッチパターン順序を用意し、タッチパターン認証処理時に入力されたタッチパターン順序により端末ロックの解除処理の対象となる機能を選択するようにしても良い。例えば、簡単なタッチパターン順序で認証を行った場合にはロックされた機能の一部のみに対して端末ロック解除処理を行い、複雑なタッチパターン順序で認証を行った場合には全ての機能の端末ロック解除を行う、等である。また、認証登録タッチパターンとして一つのタッチパターン順序のみを記憶し、タッチ操作の順序がタッチパターン順序に一致した回数が第1の値(例えば、2)を超える場合には、一部の機能及び動作の制限の解除を行い、前記第1の値よりも大きい第2の値(例えば4)を超えた場合には、全ての機能及び動作の制限の解除を行うようにしても良い。
次に、本実施例の情報処理端末100の端末ロック解除処理の制御に関して説明する。なお、以下では、情報処理端末100は、ストレージ部110内の認証情報記憶領域111及びタッチパターン記憶領域112に顔認証登録画像及び認証登録タッチパターンのタッチパターン順序が登録済みであり、更に、情報処理端末100は端末ロック状態であるものとする。
制御部101は、端末ロック状態の未操作時(待機状態)には、図4に示すように、表示部121aには何も表示しないものとする。この状態で操作部130への端末操作を受け付けた場合(本実施例では、タッチパネル130aへのタッチ操作があった場合)、制御部101は、図5に示すような、情報処理端末100が端末ロック状態にある旨及び端末ロックの解除には認証処理が必要である旨のメッセージを表示部121bに表示する。ここで情報処理端末100の使用者がタッチパネル130bの『Cancel』部をタッチ操作した場合、制御部101は端末ロック解除のための認証処理を開始せず、表示部121bに表示されたメッセージを消去して待機状態に戻る。一方、情報処理端末100の使用者がタッチパネル130bの『OK』部をタッチ操作した場合には、制御部101は端末ロック解除のための認証処理を開始する。
図6は、本実施例の情報処理端末100における端末ロック解除のための認証処理のフローチャートである。
本実施例の情報処理端末100では、認証処理を開始すると、まず、制御部101が情報処理端末100の使用者(認証対象者)の顔画像を入力するために映像入力部123のカメラ機能を有効化し、映像入力部123がそのカメラ機能で認証対象者の顔画像を入力する(S101)。次に、一致率確認部152が、S101で入力した認証対象者の顔画像(顔認証入力画像)とストレージ部110内の認証情報記憶領域111に記憶されている顔認証登録画像を比較照合することにより、一致率の検出を行う(S102)。なお、顔認証入力画像と顔認証登録画像を比較照合することによる一致率の検出は、例えば、顔画像の目や鼻、口角、顔輪郭等から抽出した特徴点のそれぞれの相対距離等を比較することにより行い、その総数に対する一致数を以って一致率とする、等の処理を行えば良い。
S102で検出した顔認証入力画像と顔認証登録画像の一致率が所定の値未満の場合(S103)、認証に失敗したものとして、端末ロック制御部151は端末ロック解除処理を行わず、制御部101は、図7に示すような、再度認証処理を行うか否かを認証対象者に問い合わせるメッセージを表示部121cに表示する(S104)。ここで、認証対象者が再度認証処理を行うことを選択した場合には、制御部101は表示部121cに表示されたメッセージを消去してS101から処理をやり直す。認証対象者が再度認証処理を行わないことを選択した場合には、制御部101は表示部121cに表示されたメッセージを消去するとともに、端末ロック解除のための認証処理を終了して待機状態に戻る。
なお、本実施例の情報処理端末100では、前述の顔認証処理(S101〜S103)で認証漏れが生じることを避けるため、前記所定の値を低めに設定するようにしても良い。前記設定とすれば、認証漏れの発生率を低減させることが可能となる。なお、前記設定とした場合、顔認証処理における誤認証の発生率が上昇するが、本実施例の情報処理端末100においては、後述のタッチパターン認証処理との組み合わせにより認証システムを構成しているため、必要なセキュリティ強度を確保することが可能である。以下では、顔認証処理に続いて行うタッチパターン認証処理に関して説明する。
S102で検出した顔認証入力画像と顔認証登録画像の一致率が所定の値以上の場合(S103)、制御部101は、図8に示すように、S101で入力した顔認証入力画像を表示部121dに表示する(S105)。同時に、顔部位認識部153が、表示部121dに表示した顔認証入力画像から顔を構成する主要な部位、例えば、『右目』、『左目』、『鼻』、『口』、『右耳』及び『左耳』の位置を検出し、表示部121及び操作部130(タッチパネル)上における座標を特定する。更に、前記特定した座標を含む所定範囲をタッチパターン入力用キー領域として設定する(S106)。
タッチパターン入力用キー領域の設定に関して、以下に説明する。
例えば、顔部位認識部153が顔認証入力画像の『右目』を図9に示す一点鎖線で囲まれた範囲として検出した場合、『右目』のタッチパターン入力用キー領域は破線で囲まれた領域内の全てを設定するようにする。具体的には、例えば表示部121の全表示画素数及び操作部130(タッチパネル)の分解能が縦1280画素、横768画素である場合、顔部位認識部153で検出された『右目』の範囲よりも縦方向に±40画素(全縦画素数の三十二分の一)、横方向に±24画素(全横画素数の三十二分の一)程度広い領域をタッチパターン入力用キー領域として設定すれば良い。前記設定により、タッチパターン認証処理時に認証対象者が『右目』の表示されている領域と多少ずれた位置をタッチした場合でも、制御部101は認証対象者が『右目』をタッチしたものと認識することが可能となる。その結果、タッチパターン認証処理におけるタッチ操作の利便性を向上させることが可能となる。
同様に、『左目』、『鼻』、『口』、『右耳』、『左耳』のタッチパターン入力用キー領域も、顔部位認識部153が検出した『左目』、『鼻』、『口』、『右耳』、『左耳』の範囲よりも広い、図10に示すような、領域121e2、領域121e3、領域121e4、領域121e5、領域121e6を設定するようにする。
また、本実施例では、前述の6ヶ所(『右目』、『左目』、『鼻』、『口』、『右耳』、『左耳』)をタッチパターン入力用キー領域として設定しているが、この他に『額』や『顎』等をタッチパターン入力用キー領域として設定しても良い。或いは、『右目』、『左目』、『鼻』、『口』の四ヶ所のみをタッチパターン入力用キー領域として設定しても良い。タッチパターン入力用キー領域の数が多いほどタッチパターン認証処理におけるセキュリティ強度が向上する。何れの顔部位を検出してタッチパターン入力用キー領域として設定するかは予め定めておけば良い。なお、図10に示した破線はタッチパターン入力用キー領域を説明するために付加した補助線であり、表示部121eに実際に表示する必要はない。但し、認証対象者にタッチパターン入力用キー領域を明示する目的で表示部121eに前記破線を表示しても良い。
S105で表示部121に顔認証入力画像が表示され、S106で顔を構成する主要な部位のタッチパターン入力用キー領域が設定された後、認証対象者が操作部130(タッチパネル)をタッチ操作すると、制御部101は前記タッチ操作を認証入力タッチパターンとして認識する(S107)。次に、一致率確認部152がS107で入力された認証入力タッチパターンのタッチパターン順序とタッチパターン記憶領域112に記憶されている認証登録タッチパターンのタッチパターン順序を比較する(S108)。S108において、S107で入力された認証入力タッチパターンのタッチパターン順序とタッチパターン記憶領域112に記憶されている認証登録タッチパターンのタッチパターン順序が一致した場合、制御部101が図11に示すようなメッセージを表示部121fに表示した後に、端末ロック制御部151が情報処理端末100の端末ロック解除処理を行う(S109)。
一方、S107で入力された認証入力タッチパターンのタッチパターン順序とタッチパターン記憶領域112に記憶されている認証登録タッチパターンのタッチパターン順序が一致しない場合、端末ロック制御部151は端末ロック解除処理を行わず、制御部101は、図12に示すような、認証に失敗し、再度認証処理を行うか否かを認証対象者に問い合わせるメッセージを表示部121gに表示する(S104)。ここで、認証対象者が再度認証処理を行うことを選択した場合には、制御部101は表示部121gに表示されたメッセージを消去してS101から(S105、S106若しくはS107からでも良い)処理をやり直す。認証対象者が再度認証処理を行わないことを選択した場合には、制御部101は表示部121gに表示されたメッセージを消去するとともに、端末ロック解除のための認証処理を終了して待機状態に戻る。
S108で行うタッチパターン順序の比較処理に関して、以下に説明する。
本実施例の情報処理端末100においては、顔部位認識部153が設定したタッチパターン認証処理のためのタッチパターン入力用キー領域が、『右目』、『左目』、『鼻』、『口』、『右耳』、『左耳』の六ヶ所であり、且つ、タッチパターン記憶領域112に記憶されている認証登録タッチパターンのタッチパターン順序が、図13に示すように、『右目→口→左耳→鼻』の順序であるものとする。この場合、S107で認証対象者が顔認証入力画像の表示された表示部121に重ねて配置された操作部130(タッチパネル)の各顔部位に設定されたタッチパターン入力用キー領域を『右目→口→左耳→鼻』(図13の認証入力タッチパターン順序1)の順序でタッチ操作すれば、一致率確認部152は認証対象者が認証登録者と同一人物であると判断し、端末ロック制御部151が端末ロック解除処理を実行する。
一方、S107で認証対象者が顔認証入力画像の表示された表示部121に重ねて配置された操作部130(タッチパネル)の各顔部位に設定されたタッチパターン入力用キー領域を『右目→左耳→口→鼻』(図13の認証入力タッチパターン順序2)の順序でタッチ操作した場合、一致率確認部152は認証対象者が認証登録者と同一人物ではないと判断し、端末ロック制御部151は端末ロック解除処理を実行しない。即ち、認証対象者がタッチ操作した顔部位の位置は同一であるが、その順番が異なるためである。
なお、図13の認証入力タッチパターン順序3に示したように、S107で認証対象者が顔認証入力画像の表示された表示部121に重ねて配置された操作部130(タッチパネル)の各顔部位に設定されたタッチパターン入力用キー領域を『右目→口→額→左耳→鼻』の順序でタッチした場合には、本実施例の情報処理端末100においては、一致率確認部152は認証対象者が認証登録者と同一人物であると判断し、端末ロック制御部151が端末ロック解除処理を実行するようにする。即ち、タッチパターン入力用キー領域として設定されていない顔部位(『額』)へのタッチ操作は無視してタッチパターン順序を比較照合するようにしている。但し、タッチパターン入力用キー領域として設定されていない顔部位(『額』)へのタッチ操作も比較対象とし、前記認証入力タッチパターン順序3はタッチパターン記憶領域112に記憶されている認証登録タッチパターンのタッチパターン順序と異なるものと判断するようにしても良い。前記何れの判断を選択するかは予め設定により定めておけば良い。
また、図13に例示したタッチパターン順序は、顔画像上に六ヶ所設定されたタッチパターン入力用キー領域を四回タッチ操作することにより構成されるものとした。しかしながら、前述は一例に過ぎず、例えば図14の認証入力タッチパターン例1に示すように、六ヶ所用意されたタッチパターン入力用キー領域のうちの何れか一ヶ所を一回だけタッチ操作することによりタッチパターン順序を構成しても良い。図14の認証入力タッチパターン例3に示すように、六ヶ所用意されたタッチパターン入力用キー領域を六回タッチ操作することによりタッチパターン順序を構成しても良い。また、図14の認証入力タッチパターン例4に示すように、六ヶ所用意されたタッチパターン入力用キー領域を八回タッチ操作することによりタッチパターン順序を構成しても良い。
言うまでもなく、タッチパターン順序を構成するタッチ操作の回数が多いほどタッチパターン認証処理におけるセキュリティ強度は強くなるため、少なくとも四回程度以上のタッチ操作によりタッチパターン順序を構成することが望ましい。しかしながら、本実施例の情報処理端末100においては、認証処理として顔認証処理及びタッチパターン認証処理の双方を行い、それぞれの認証結果の論理積に基づいて端末ロック解除処理の制御を行うようにしている。このため、タッチパターン認証処理におけるタッチパターン順序が一回のタッチ操作のみにより構成される場合であっても、必要なセキュリティ強度を確保することが可能である。
なお、タッチパターン入力用キー領域が六ヶ所設定されている場合、タッチパターン順序を構成するタッチ操作を六回以上とすれば、数字のみを使用した四桁PIN入力による認証処理を上回るセキュリティ強度を確保可能である。また、タッチパターン入力用キー領域が四ヶ所のみ設定されている場合、タッチパターン順序を構成するタッチ操作を七回以上とすれば、数字のみを使用した四桁PIN入力による認証処理を上回るセキュリティ強度を確保可能である。このようにすれば、情報処理端末100の認証処理として、顔認証処理を行わずにタッチパターン認証処理のみを行った場合(即ち、図6に示したフローチャートのS101〜S103を実行しない場合)にも実用上充分なセキュリティ強度を確保可能である。
以上説明したように、本実施例の情報処理端末100は、認証処理として顔認証処理及びタッチパターン認証処理の双方を行い、それぞれの認証に成功した場合に端末ロック解除処理の制御を行う。このため、顔認証処理のみにより端末ロック解除処理の制御を行うシステムと比較して、よりセキュリティ強度の強い認証システムを実現することができる。或いは、タッチパターン認証処理のみにより端末ロック解除処理の制御を行う場合であっても、前記タッチパターン順序を構成するタッチ操作の回数をある程度以上多い回数とすれば、よりセキュリティ強度の強い認証システムを実現することができる。また、本実施例の情報処理端末100の、顔認証処理に続けて行うタッチパターン認証処理は、顔認証処理の際に入力した顔画像を表示する表示部121に重ねて配置された操作部130(タッチパネル)上をタッチ操作するだけで良い。このため、顔認証処理とPIN入力による認証処理を組み合わせた場合や顔認証処理とキー操作による認証処理を組み合わせた場合のような、二種類の異なる認証処理を行う場合と比較して、一種類の一連の認証処理のみを行っているように感じるため、心理的負荷が低減され、利便性を損なわずに済む。また、情報処理装置100を使用しようとする者は、表示部121を見ながら端末ロックを解除できるので、視線を移動する必要も生じず、利便性を確保できる。この結果、本実施例の情報処理端末では、セキュリティ強度を確保しつつ利便性の高い認証方法を実現することが可能となる。
なお、前述の実施例では、S105において、S101で入力した顔認証入力画像を表示するものとして説明を行っているが、ここでストレージ部110内の認証情報記憶領域111に記憶されている顔認証登録画像を表示する構成であっても良い。以降、前記顔認証登録画像に対して顔部位の検出、タッチパターン入力用キー領域の設定等を行うようにする。このような構成としても、前述の実施例の効果を同様に得ることが可能である。
また、S105において、S101で入力した顔認証入力画像やストレージ部110内の認証情報記憶領域111に記憶されている顔認証登録画像を表示する代わりに、例えば情報処理端末100の使用者の家族の顔画像や、お気に入りのタレントの顔画像等を表示するようにしても良い。前記情報処理端末100の使用者の家族の顔画像等は予め映像入力部123のカメラ機能を用いて入力してストレージ部110内の認証情報記憶領域111またはその他情報記憶領域113に記憶しておく。或いは、外部インタフェース160を介してメモリカード等から読み込み、ストレージ部110内の認証情報記憶領域111またはその他情報記憶領域113に記憶しておく。または、LAN通信部142を介してインターネット上のサーバからダウンロードして、ストレージ部110内の認証情報記憶領域111またはその他情報記憶領域113に記憶しておく、等でも良い。以降、前記情報処理端末100の使用者の家族の顔画像等に対して顔部位の検出、タッチパターン入力用キー領域の設定等を行うようにする。このような構成としても、前述の実施例の効果を同様に得ることが可能である。
例えば、顔認証処理を行わずにタッチパターン認証処理のみで認証システムを構成する場合、認証用情報の登録時には認証登録者の顔画像に対して顔部位の検出、タッチパターン入力用キー領域の設定及び認証登録タッチパターンの入力を行い、認証処理時には前記情報処理端末100の使用者の家族の顔画像に対して顔部位の検出、タッチパターン入力用キー領域の設定及び認証登録タッチパターンの入力を行ってタッチパターン順序の比較を行う、等の例も考えられる。
以下では本発明の実施例2に関して説明する。なお、本実施例における構成及び効果等は特に断りのない限り実施例1と同様であるものとする。このため、以下では、本実施例と実施例1との相違点を主に説明し、共通する点については重複を避けるため極力説明を省略する。なお、本実施例の情報処理端末100においては、顔部位認識部153は必須の構成ではない。
本実施例の情報処理端末100を使用するに際し、情報処理端末100の使用者は、実施例1の場合と同様に、ストレージ部110内の認証情報記憶領域111及びタッチパターン記憶領域112に、予め顔認証登録画像と認証登録タッチパターンを記憶させておく。タッチパターン記憶領域112に記憶させる認証登録タッチパターンは、本実施例では、実施例1の構成の顔部位認識部153が顔認証登録画像から検出して設定したタッチパターン入力用キー領域をタッチ操作することにより得られたタッチパターン順序ではなく、顔認証登録画像が表示されている表示部121に重ねて配置された操作部130(タッチパネル)上の任意の位置をタッチ操作することにより得られたタッチ位置及び順序を記憶させておく。詳細は後述する。
認証登録時の処理に関して、図15のフローチャートを用いて説明する。
情報処理端末100の使用者が自らを認証登録者として情報処理端末100に登録するための認証登録処理を開始すると、まず、制御部101が情報処理端末100の使用者(認証登録者)の顔画像を入力するために映像入力部123のカメラ機能を有効化し、映像入力部123がそのカメラ機能で認証登録者の顔画像を入力する(S201)。更に、S201で入力した認証登録者の顔画像を顔認証登録画像としてストレージ部110内の認証情報記憶領域111に登録する(S202)。
次に、認証登録タッチパターンの登録を行うために、制御部101は、S201で入力した顔認証登録画像を表示部121に表示する(S203)。表示部121にS201で入力した顔認証登録画像が表示された状態で、認証登録者が表示部121に重ねて配置された操作部130(タッチパネル)に対してタッチ操作すると、制御部101は前記タッチ操作を認証登録タッチパターンとして認識する(S204)。更に、制御部101は、S204で入力された認証登録タッチパターンをストレージ部110内のタッチパターン記憶領域112に登録する(S205)。
本実施例の情報処理端末100における認証登録タッチパターンに関して、以下に説明する。
本実施例の情報処理端末100では、認証登録タッチパターンとして、顔認証登録画像が表示されている表示部121に重ねて配置された操作部130(タッチパネル)上の任意の位置を一回若しくは複数回タッチ操作することにより得られたタッチ位置及び順序をタッチパターン記憶領域112に記憶させる。例えば、図16に示すように、認証登録者が、認証登録処理の際に、タッチパネル130h上の位置130h1、位置130h2、位置130h3を順にタッチ操作した場合、制御部101は前記位置130h1、位置130h2、位置130h3の座標を検出し、前記検出した座標をタッチ順序と併せて(タッチ操作が複数回の場合)、認証登録タッチパターンとしてタッチパターン記憶領域112に登録する。
なお、認証登録タッチパターンとして登録可能なタッチ位置は、操作部130(タッチパネル)上の何れの場所でも良く、表示部121に表示されている顔認証登録画像及びその顔部位の上に限るものではない。
次に、本実施例の情報処理端末100の端末ロック解除処理の制御に関して説明する。なお、以下では、情報処理端末100は、ストレージ部110内の認証情報記憶領域111及びタッチパターン記憶領域112に顔認証登録画像及び認証登録タッチパターンのタッチ位置及び順序が登録済みであり、更に、情報処理端末100は端末ロック状態であるものとする。
制御部101は、端末ロック状態の未操作時(待機状態)には、図4に示したように、表示部121aには何も表示しないものとする。この状態で操作部130への端末操作を受け付けた場合(本実施例では、タッチパネル130aへのタッチ操作があった場合)、制御部101は、図5に示したような、情報処理端末100が端末ロック状態にある旨及び端末ロックの解除には認証処理が必要である旨のメッセージを表示部121bに表示する。ここで情報処理端末100の使用者がタッチパネル130bの『Cancel』部をタッチ操作した場合、制御部101は端末ロック解除のための認証処理を開始せず、表示部121bに表示されたメッセージを消去して待機状態に戻る。一方、情報処理端末100の使用者がタッチパネル130bの『OK』部をタッチ操作した場合には、制御部101は端末ロック解除のための認証処理を開始する。
図17は、本実施例の情報処理端末100における端末ロック解除のための認証処理のフローチャートである。
本実施例の情報処理端末100では、認証処理を開始すると、まず、制御部101が情報処理端末100の使用者(認証対象者)の顔画像を入力するために映像入力部123のカメラ機能を有効化し、映像入力部123がそのカメラ機能で認証対象者の顔画像を入力する(S301)。次に、一致率確認部152が、S301で入力した認証対象者の顔画像(顔認証入力画像)とストレージ部110内の認証情報記憶領域111に記憶されている顔認証登録画像を比較照合することにより、一致率の検出を行う(S302)。なお、顔認証入力画像と顔認証登録画像を比較照合することによる一致率の検出は、実施例1と同様に、顔画像の目や鼻、口角、顔輪郭等から抽出した特徴点のそれぞれの相対距離等を比較することにより行い、その総数に対する一致数を以って一致率とする、等の処理を行えば良い。
S302で検出した顔認証入力画像と顔認証登録画像の一致率が所定の値未満の場合(S303)、端末ロック制御部151は端末ロック解除処理を行わず、制御部101は、図7に示したような、再度認証処理を行うか否かを認証対象者に問い合わせるメッセージを表示部121cに表示する(S304)。ここで、認証対象者が再度認証処理を行うことを選択した場合には、制御部101は表示部121cに表示されたメッセージを消去してS301から処理をやり直す。認証対象者が再度認証処理を行わないことを選択した場合には、制御部101は表示部121cに表示されたメッセージを消去するとともに、端末ロック解除のための認証処理を終了して待機状態に戻る。
S302で検出した顔認証入力画像と顔認証登録画像の一致率が所定の値以上の場合(S303)、制御部101は、図8に示したような、ストレージ部110内の認証情報記憶領域111に記憶されている顔認証登録画像を表示部121dに表示する(S305)。認証対象者が顔認証登録画像の表示されている表示部121に重ねて配置された操作部130(タッチパネル)をタッチ操作すると、制御部101は前記タッチ操作を認証入力タッチパターンとして認識する(S306)。次に、一致率確認部152がS306で入力された認証入力タッチパターンのタッチ位置及び順序とタッチパターン記憶領域112に記憶されている認証登録タッチパターンのタッチ位置及び順序を比較する(S307)。S307において、S306で入力された認証入力タッチパターンのタッチ位置及び順序とタッチパターン記憶領域112に記憶されている認証登録タッチパターンのタッチ位置及び順序が一致した場合、制御部101が図11に示したようなメッセージを表示部121fに表示した後に、端末ロック制御部151が情報処理端末100の端末ロック解除処理を行う(S308)。
一方、S306で入力された認証入力タッチパターンのタッチ位置及び順序とタッチパターン記憶領域112に記憶されている認証登録タッチパターンのタッチ位置及び順序が一致しない場合、認証に失敗したものとして、端末ロック制御部151は端末ロック解除処理を行わず、制御部101は、図12に示したような、再度認証処理を行うか否かを認証対象者に問い合わせるメッセージを表示部121gに表示する(S304)。ここで、認証対象者が再度認証処理を行うことを選択した場合には、制御部101は表示部121gに表示されたメッセージを消去してS301から(S305若しくはS306からでも良い)処理をやり直す。認証対象者が再度認証処理を行わないことを選択した場合には、制御部101は表示部121gに表示されたメッセージを消去するとともに、端末ロック解除のための認証処理を終了して待機状態に戻る。
S307で行うタッチ位置及び順序の比較処理に関して、以下に説明する。
本実施例の情報処理端末100のタッチパターン認証処理では、S307の比較処理において、S306で入力された認証入力タッチパターンのタッチ位置及び順序とタッチパターン記憶領域112に記憶されている認証登録タッチパターンのタッチ位置及び順序が一致した場合に、認証対象者が認証登録者と同一人物であるものと判断する。前述のタッチ位置及び順序が一致した場合とは、認証処理時に認証対象者のタッチ操作により得られた認証入力タッチパターンのタッチ位置が、ストレージ部110内のタッチパターン記憶領域112に記憶されている認証登録タッチパターンのタッチ位置と一致しており、且つ前記認証入力タッチパターンのタッチ順序と前記認証登録タッチパターンのタッチ順序が一致した場合を示す。
具体的には、図18に示すように、認証登録タッチパターンのタッチ位置である位置121i1、位置121i2、位置121i3に対しては、認証処理時に認証対象者によって、それぞれ領域130i1内、領域130i2内、領域130i3内がタッチ操作された場合に、認証入力タッチパターンのタッチ位置及び順序と認証登録タッチパターンのタッチ位置及び順序が一致したものとみなす。より具体的には、タッチパターン記憶領域112に記憶されている認証登録タッチパターンのタッチ位置の座標が(X1、Y1)である場合、認証処理時に入力された認証入力タッチパターンのタッチ位置の座標(X1’、Y1’)が、認証登録タッチパターンのタッチ位置から所定の範囲内、例えば、それぞれX1±40画素以内、Y1±24画素以内である場合に、認証入力タッチパターンのタッチ位置と認証登録タッチパターンのタッチ位置が一致したものとみなす。このように、許容するタッチ位置に幅を持たせることにより、タッチパターン認証処理におけるタッチ操作の利便性を向上させることが可能となる。
また、本実施例の情報処理端末100において、タッチパターン記憶領域112に記憶されている認証登録タッチパターンのタッチ位置及び順序が、図19に示すように、『(X1、Y1)→(X2、Y2)→(X3、Y3)』の位置及び順序であるものとする。この場合、S306で認証対象者が顔認証登録画像の表示された表示部121に重ねて配置された操作部130(タッチパネル)上を『(X1’、Y1’)→(X2’、Y2’)→(X3’、Y3’)』(図19のタッチ位置及び順序1)の位置及び順序でタッチ操作すれば、一致率確認部152は認証対象者が認証登録者と同一人物であると判断し、端末ロック制御部151が端末ロック解除処理を実行する。(但し、Xn’、Yn’はそれぞれ、Xn±40画素以内、Yn±24画素以内とする。)
一方、S306で認証対象者が顔認証登録画像の表示された表示部121に重ねて配置された操作部130(タッチパネル)上を『(X1、Y1)→(X3、Y3)→(X2、Y2)』(図19のタッチ位置及び順序2)の位置及び順序でタッチ操作した場合、一致率確認部152は認証対象者が認証登録者と同一人物ではないと判断し、端末ロック制御部151は端末ロック解除処理を実行しない。即ち、認証対象者がタッチ操作した位置の座標は同一であるが、その順番が異なるためである。また、図19のタッチ位置及び順序3に示したように、S306で認証対象者が顔認証登録画像の表示された表示部121に重ねて配置された操作部130(タッチパネル)上を『(X1、Y1)→(X2、Y2)→(X4、Y4)→(X3、Y3)』の位置及び順序でタッチ操作した場合も、一致率確認部152は認証対象者が認証登録者と同一人物ではないと判断する。
なお、本実施例の情報処置端末100のタッチパターン認証処理では、表示部121に重ねて配置された操作部130(タッチパネル)上の任意の位置をタッチ操作することにより、認証登録タッチパターン及び認証入力タッチパターンのタッチ位置及び順序を構成している。このため、前記タッチ位置及び順序を構成するタッチ操作の回数が一回のみである場合も、顔認証処理と組み合わせることにより、必要なセキュリティ強度を確保することが可能である。但し、言うまでもなく、前記タッチ位置及び順序を構成するタッチ操作の回数が多いほどタッチパターン認証処理におけるセキュリティ強度は強くなるため、少なくとも二回程度以上のタッチ操作によりタッチ位置及び順序を構成することが望ましい。
なお、本実施例の情報処理端末100においても、タッチ位置及び順序を構成するタッチ操作を二回程度以上とし、情報処理端末100の認証処理として、顔認証処理を行わずにタッチパターン認証処理のみ(即ち、図17に示したフローチャートのS301〜S303を実行しない)で認証システムを構成することが可能である。
以上説明したように、本実施例の情報処理端末100においても、実施例1と同様に、認証処理として顔認証処理及びタッチパターン認証処理の双方を行い、それぞれの認証が成功した場合に端末ロック解除処理の制御を行うため、顔認証処理のみの認証システムと比較して、よりセキュリティ強度の強い認証システムを実現することができる。また、本実施例の情報処理端末100の、顔認証処理に続けて行うタッチパターン認証処理は、認証登録処理の際に記憶した顔認証登録画像を表示する表示部121に重ねて配置された操作部130(タッチパネル)上をタッチ操作するだけで良い。このため、顔認証処理とPIN入力による認証処理を組み合わせた場合や顔認証処理とキー操作による認証処理を組み合わせた場合のような、二種類の異なる認証処理を行う場合と比較して、一種類の一連の認証処理のみを行っているように感じるため、心理的負荷が低減され、利便性を損なわずに済むことも、実施例1と同様である。また、使用者は、表示部121を見ながら端末ロックを解除できるので、視線を移動させる必要がないことも、実施例1と同様である。この結果、本実施例の情報処理端末100では、セキュリティ強度を確保しつつ利便性の高い認証方法を実現することが可能となる。また、本実施例の情報処理端末100では、顔部位認識部153が不要となり、システムを簡略化することが可能となる。
なお、前述の実施例では、認証登録時のS203及び認証処理時のS305において、ストレージ部110内の認証情報記憶領域111に記憶されている顔認証登録画像を表示するものとして説明を行っているが、ここで何れの画像も表示しない構成としても良い。この場合、認証登録タッチパターン及び認証入力タッチパターンの入力の際に位置決めの目安となる画像表示がないため利便性が若干損なわれるが、セキュリティ強度に関しては前述の実施例と同程度の強度を確保することが可能である。
また、本実施例の情報処理端末100において、ストレージ部110内の認証情報記憶領域111に、顔認証登録画像とは別に、情報処理端末100の使用者(認証登録者)が選択した所定の画像(タッチパターン入力用画像)を予め記憶しておき、認証登録時のS203及び認証処理時のS305で、顔認証登録画像ではなく前記タッチパターン入力用画像を表示部121に表示させ、更に、前記タッチパターン入力用画像を表示している表示部121に重ねて配置された操作部130(タッチパネル)に対してタッチ操作を行うことにより、認証登録タッチパターンのタッチ位置及び順序や認証入力タッチパターンのタッチ位置及び順序を入力するようにしても良い。
前述の処理を行うことにより、認証登録タッチパターン及び認証入力タッチパターンのタッチ位置及び順序を入力するためのタッチ操作の際に、情報処理端末100の使用者の好みの任意画像(タッチパターン入力用画像)を用いることが可能となる。更に、操作中に情報処理端末100の表示部121を覗き込まれることにより、ストレージ部110内の認証情報記憶領域111に記憶されている顔認証登録画像を盗み見られることを防止することが可能となる。
以上、本発明の実施形態の例を、前記第一及び第二の実施例を用いて説明したが、言うまでもなく、本発明の技術を実現する構成は前記実施例に限られるものではない。例えば、ある実施例の構成と別の実施例の構成とを組み合わせても良い。これらは全て本発明の範疇に属するものである。また、文中や図中に現れる数値やメッセージの文章等もあくまでも一例であり、異なるものを用いても本発明の効果を損なうことはない。
また、前述した本発明の機能等は、それらの一部または全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウエアで実現しても良い。また、マイクロプロセッサ等がそれぞれの機能等を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウエアで実現しても良い。なお、前記プログラムは、予め情報処理端末100のROM103若しくはストレージ部110内のその他情報記憶領域113に格納された状態であっても良いが、インターネット200上のアプリケーションサーバ212から電話網通信部141或いはLAN通信部142を介して取得するものであっても良い。また、メモリカードに格納された前記プログラムを、外部インタフェース160を介して取得しても良い。
また、図中に示した制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えても良い。
100:情報処理端末、101:制御部、102:システムバス、103:ROM、104:RAM、110:ストレージ部、111:認証情報記憶領域、112:タッチパターン記憶領域、113:その他情報記憶領域、121:表示部、122:表示処理部、123:映像入力部、124:スピーカ、125:音声処理部、126:音声入力部、130:操作部、141:電話網通信部、142:LAN通信部、151:端末ロック制御部、152:一致率確認部、153:顔部位認識部、160:外部インタフェース、171:加速度センサ、172:ジャイロセンサ、173:地磁気センサ、174:GPS受信部、175:照度センサ、
200:インターネット、201:アクセスポイント、211:インターネットメールサーバ、212:アプリケーションサーバ、221:移動体電話通信メールサーバ、222:基地局

Claims (17)

  1. 情報処理端末であって、
    タッチパネル機能を有し、顔画像を表示する画像表示手段と、
    前記画像表示手段で表示した前記顔画像の特定顔部位の位置へのタッチ順序を記憶する認証情報記憶手段と、
    認証対象者が前記画像表示手段で表示した前記顔画像の特定顔部位の位置にタッチした順序が前記認証情報記憶手段に記憶されているタッチ順序と同じか否かにより前記認証対象者を認証するか否かの判断を行う認証判断手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理端末。
  2. 情報処理端末であって、
    顔画像を表示する画像表示手段と、
    前記画像表示手段で表示した前記顔画像から顔部位を検出するとともに、前記検出した顔部位の位置に基づいて認証タッチパターン入力用キー領域を設定し、前記設定した認証タッチパターン入力用キー領域に対して認証対象者が行ったタッチ操作を認証タッチパターンとして入力するタッチパターン入力手段と、
    前記タッチパターン入力手段で入力した前記認証タッチパターンに基づいて前記認証対象者を認証するか否かの判断を行う認証判断手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理端末。
  3. 前記情報処理端末は、更に、顔画像を入力する画像入力手段を備え、
    前記画像表示手段は、前記画像入力手段が入力した顔画像を表示することを特徴とする請求項1または請求項2記載の情報処理端末。
  4. 情報処理端末であって、
    画像入力手段と、画像表示手段と、タッチパターン入力手段と、認証情報記憶手段と、認証情報比較手段と、認証判断手段と、を備え、
    前記画像入力手段は登録者の顔画像を入力し、
    前記画像表示手段は前記画像入力手段が入力した前記登録者の顔画像を表示し、
    前記タッチパターン入力手段は前記画像表示手段が表示した前記登録者の顔画像から顔部位を検出するとともに、前記検出した顔部位の位置に基づいて登録タッチパターン入力用キー領域を設定し、前記設定した登録タッチパターン入力用キー領域に対して前記登録者が行ったタッチ操作を登録タッチパターンとして入力し、
    前記認証情報記憶手段は前記タッチパターン入力手段が入力した前記登録タッチパターンを記憶し、
    前記画像入力手段は認証対象者の顔画像を入力し、
    前記画像表示手段は前記画像入力手段が入力した前記認証対象者の顔画像を表示し、
    前記タッチパターン入力手段は前記画像表示手段が表示した前記認証対象者の顔画像から顔部位を検出するとともに、前記検出した顔部位の位置に基づいて認証タッチパターン入力用キー領域を設定し、前記設定した認証タッチパターン入力用キー領域に対して前記認証対象者が行ったタッチ操作を認証タッチパターンとして入力し、
    前記認証情報比較手段は前記タッチパターン入力手段が入力した前記認証タッチパターンと前記認証情報記憶手段に記憶されている前記登録タッチパターンを比較し、
    前記認証判断手段は前記認証情報比較手段における前記認証タッチパターンと前記登録タッチパターンの比較結果に基づいて前記認証対象者を認証するか否かの判断を行うことを特徴とする情報処理端末。
  5. 前記情報処理端末において、
    前記認証情報記憶手段は前記画像入力手段が入力した前記登録者の顔画像を更に記憶し、
    前記認証情報比較手段は前記画像入力手段が入力した前記認証対象者の顔画像と前記認証情報記憶手段に記憶されている前記登録者の顔画像を更に比較し、
    前記認証判断手段は前記認証情報比較手段における前記認証対象者の顔画像と前記登録者の顔画像の比較結果及び前記認証タッチパターンと前記登録タッチパターンの比較結果に基づいて前記認証対象者を認証するか否かの判断を行うことを特徴とする請求項4記載の情報処理端末。
  6. 情報処理端末であって、
    画像入力手段と、認証情報記憶手段と、タッチ位置検出手段と、認証情報比較手段と、認証判断手段と、を備え、
    前記画像入力手段は登録者の顔画像を入力し、
    前記認証情報記憶手段は前記画像入力手段が入力した前記登録者の顔画像を記憶し、
    前記タッチ位置検出手段は前記登録者が行った登録タッチ操作のタッチ位置座標を検出し、
    前記認証情報記憶手段は前記タッチ位置検出手段が検出した登録タッチ操作のタッチ位置座標を更に記憶し、
    前記画像入力手段は認証対象者の顔画像を入力し、
    前記認証情報比較手段は前記画像入力手段が入力した前記認証対象者の顔画像と前記認証情報記憶手段に記憶されている前記登録者の顔画像を比較し、
    前記タッチ位置検出手段は前記認証対象者が行った認証タッチ操作のタッチ位置座標を検出し、
    前記認証情報比較手段は前記タッチ位置検出手段が検出した前記認証タッチ操作のタッチ位置座標と前記認証情報記憶手段に記憶されている前記登録タッチ操作のタッチ位置座標を更に比較し、
    前記認証判断手段は前記認証情報比較手段における前記認証対象者の顔画像と前記登録者の顔画像の比較結果及び前記認証タッチ操作のタッチ位置座標と前記登録タッチ操作のタッチ位置座標の比較結果に基づいて前記認証対象者を認証するか否かの判断を行うことを特徴とする情報処理端末。
  7. 前記情報処理端末は、更に、機能または動作の全部または一部を制限する端末ロック機能を制御する端末ロック制御手段を備え、
    前記端末ロック制御手段は、前記認証判断手段が前記認証対象者を認証すると判断した場合に、前記端末ロック機能により制限された機能または動作の制限解除を実施するように制御を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載の情報処理端末。
  8. 情報処理端末の認証方法であって、
    顔画像を表示する画像表示工程と、
    前記画像表示工程で表示した前記顔画像の特定顔部位の位置へのタッチ順序を記憶する認証情報記憶工程と、
    認証対象者が前記画像表示工程で表示した前記顔画像の特定顔部位の位置にタッチした順序が前記認証情報記憶工程で記憶したタッチ順序と同じか否かにより前記認証対象者を認証するか否かの判断を行う認証判断工程と、
    を備えることを特徴とする情報処理端末の認証方法。
  9. 情報処理端末の認証方法であって、
    顔画像を表示する画像表示工程と、
    前記画像表示工程で表示した前記顔画像から顔部位を検出するとともに、前記検出した顔部位の位置に基づいて認証タッチパターン入力用キー領域を設定し、前記設定した認証タッチパターン入力用キー領域に対して認証対象者が行ったタッチ操作を認証タッチパターンとして入力するタッチパターン入力工程と、
    前記タッチパターン入力工程で入力した前記認証タッチパターンに基づいて前記認証対象者を認証するか否かの判断を行う認証判断工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理端末の認証方法。
  10. 前記情報処理端末の認証方法は、更に、顔画像を入力する画像入力工程を含み、
    前記画像表示工程は、前記画像入力工程で入力した前記顔画像を表示することを特徴とする請求項8または請求項9記載の情報処理端末の認証方法。
  11. 情報処理端末の認証方法であって、
    登録者の顔画像を入力する登録画像入力工程と、
    前記登録画像入力工程で入力した前記登録者の顔画像を表示する登録画像表示工程と、
    前記登録画像表示工程で表示した前記登録者の顔画像から顔部位を検出するとともに、前記検出した顔部位の位置に基づいて登録タッチパターン入力用キー領域を設定し、前記設定した登録タッチパターン入力用キー領域に対して前記登録者が行ったタッチ操作を登録タッチパターンとして入力する登録タッチパターン入力工程と、
    前記登録タッチパターン入力工程で入力した前記登録タッチパターンを記憶する登録タッチパターン記憶工程と、
    認証対象者の顔画像を入力する認証画像入力工程と、
    前記認証画像入力工程で入力した前記認証対象者の顔画像を表示する認証画像表示工程と、
    前記認証画像表示工程で表示した前記認証対象者の顔画像から顔部位を検出するとともに、前記検出した顔部位の位置に基づいて認証タッチパターン入力用キー領域を設定し、前記設定した認証タッチパターン入力用キー領域に対して前記認証対象者が行ったタッチ操作を認証タッチパターンとして入力する認証タッチパターン入力工程と、
    前記認証タッチパターン入力工程で入力した前記認証タッチパターンと前記登録タッチパターン記憶工程で記憶した前記登録タッチパターンを比較する認証情報比較工程と、
    前記認証情報比較工程における前記認証タッチパターンと前記登録タッチパターンの比較結果に基づいて前記認証対象者を認証するか否かの判断を行う認証判断工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理端末の認証方法。
  12. 情報処理端末の認証方法であって、
    登録者の顔画像を入力する登録画像入力工程と、
    前記登録画像入力工程で入力した前記登録者の顔画像を記憶する登録画像記憶工程と、
    前記登録者が行った登録タッチ操作のタッチ位置座標を検出する登録タッチ位置検出工程と、
    前記登録タッチ位置検出工程で検出した前記登録タッチ操作のタッチ位置座標を更に記憶する登録タッチ位置記憶工程と、
    認証対象者の顔画像を入力する認証画像入力工程と、
    前記認証画像入力工程で入力した前記認証対象者の顔画像と前記登録画像記憶工程で記憶した前記登録者の顔画像を比較する認証画像比較工程と、
    前記認証対象者が行った認証タッチ操作のタッチ位置座標を検出する認証タッチ位置検出工程と、
    前記認証タッチ位置検出工程で検出した前記認証タッチ操作のタッチ位置座標と前記登録タッチ位置記憶工程で記憶した前記登録タッチ操作のタッチ位置座標を比較する認証タッチ位置比較工程と、
    前記認証画像比較工程における前記認証対象者の顔画像と前記登録者の顔画像の比較結果及び前記認証タッチ位置比較工程における前記認証タッチ操作のタッチ位置座標と前記登録タッチ操作のタッチ位置座標の比較結果に基づいて前記認証対象者を認証するか否かの判断を行う認証判断工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理端末の認証方法。
  13. 認証プログラムであって、
    顔画像を表示する画像表示ステップと、
    前記画像表示ステップで表示した前記顔画像の特定顔部位の位置へのタッチ順序を記憶する認証情報記憶ステップと、
    認証対象者が前記画像表示ステップで表示した前記顔画像の特定顔部位の位置にタッチした順序が前記認証情報記憶ステップで記憶したタッチ順序と同じか否かにより前記認証対象者を認証するか否かの判断を行う認証判断ステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする認証プログラム。
  14. 認証プログラムであって、
    顔画像を表示する画像表示ステップと、
    前記画像表示ステップで表示した前記顔画像から顔部位を検出するとともに、前記検出した顔部位の位置に基づいて認証タッチパターン入力用キー領域を設定し、前記設定した認証タッチパターン入力用キー領域に対して認証対象者が行ったタッチ操作を認証タッチパターンとして入力するタッチパターン入力ステップと、
    前記タッチパターン入力ステップで入力した前記認証タッチパターンに基づいて前記認証対象者を認証するか否かの判断を行う認証判断ステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする認証プログラム。
  15. 前記認証プログラムは、更に、顔画像を入力する画像入力ステップをコンピュータに実行させる認証プログラムであって、
    前記画像表示ステップで表示する前記顔画像は前記画像入力ステップで入力した顔画像であることを特徴とする請求項13または請求項14記載の認証プログラム。
  16. 認証プログラムであって、
    登録者の顔画像を入力する登録画像入力ステップと、
    前記登録画像入力ステップで入力した前記登録者の顔画像を表示する登録画像表示ステップと、
    前記登録画像表示ステップで表示した前記登録者の顔画像から顔部位を検出するとともに、前記検出した顔部位の位置に基づいて登録タッチパターン入力用キー領域を設定し、前記設定した登録タッチパターン入力用キー領域に対して前記登録者が行ったタッチ操作を登録タッチパターンとして入力する登録タッチパターン入力ステップと、
    前記登録タッチパターン入力ステップで入力した前記登録タッチパターンを記憶する登録タッチパターン記憶ステップと、
    認証対象者の顔画像を入力する認証画像入力ステップと、
    前記認証画像入力ステップで入力した前記認証対象者の顔画像を表示する認証画像表示ステップと、
    前記認証画像表示ステップで表示した前記認証対象者の顔画像から顔部位を検出するとともに、前記検出した顔部位の位置に基づいて認証タッチパターン入力用キー領域を設定し、前記設定した認証タッチパターン入力用キー領域に対して前記認証対象者が行ったタッチ操作を認証タッチパターンとして入力する認証タッチパターン入力ステップと、
    前記認証タッチパターン入力ステップで入力した前記認証タッチパターンと前記登録タッチパターン記憶ステップで記憶した前記登録タッチパターンを比較する認証情報比較ステップと、
    前記認証情報比較ステップにおける前記認証タッチパターンと前記登録タッチパターンの比較結果に基づいて前記認証対象者を認証するか否かの判断を行う認証判断ステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする認証プログラム。
  17. 認証プログラムであって、
    登録者の顔画像を入力する登録画像入力ステップと、
    前記登録画像入力ステップで入力した前記登録者の顔画像を記憶する登録画像記憶ステップと、
    前記登録者が行った登録タッチ操作のタッチ位置座標を検出する登録タッチ位置検出ステップと、
    前記登録タッチ位置検出ステップで検出した前記登録タッチ操作のタッチ位置座標を更に記憶する登録タッチ位置記憶ステップと、
    認証対象者の顔画像を入力する認証画像入力ステップと、
    前記認証画像入力ステップで入力した前記認証対象者の顔画像と前記登録画像記憶ステップで記憶した前記登録者の顔画像を比較する認証画像比較ステップと、
    前記認証対象者が行った認証タッチ操作のタッチ位置座標を検出する認証タッチ位置検出ステップと、
    前記認証タッチ位置検出ステップで検出した前記認証タッチ操作のタッチ位置座標と前記登録タッチ位置記憶ステップで記憶した前記登録タッチ操作のタッチ位置座標を比較する認証タッチ位置比較ステップと、
    前記認証画像比較ステップにおける前記認証対象者の顔画像と前記登録者の顔画像の比較結果及び前記認証タッチ位置比較ステップにおける前記認証タッチ操作のタッチ位置座標と前記登録タッチ操作のタッチ位置座標の比較結果に基づいて前記認証対象者を認証するか否かの判断を行う認証判断ステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする認証プログラム。
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