JP2002019583A - 建設機械における音声盗難防止装置 - Google Patents
建設機械における音声盗難防止装置Info
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Abstract
ン始動等の確認用音声コマンドを登録された操作者の声
の特徴と照合し、抽出された声の特徴の一致/不一致
と、音声コマンドの順序の正否とを判断することによ
り、エンジン停止等を行なえるような、建設機械におけ
る音声盗難防止装置を提供する。 【解決手段】 コントローラ1が、音声コマンドが有す
る第1音声特徴データを出力しうる音声分析手段1a,
操作者の声が有する第2音声特徴データを保持しうる保
持手段1b,音声分析手段1aと保持手段1bとに接続
され第1音声特徴データと第2音声特徴データとを所定
の判定基準により音声識別し一致/不一致信号を出力し
うる音声識別手段1c,音声識別手段1cに接続され一
致/不一致信号に基づき盗難防止解除レベル可変な動作
/停止信号を出力しうる機体制御手段1dをそなえて構
成する。
Description
あって、特に油圧ショベルに用いて好適な、建設機械に
おける音声盗難防止装置に関する。
限軌道部を有する下部走行体上に、運転操作室(キャビ
ン)付きの上部旋回体をそなえており、さらに、この上
部旋回体に、ブーム,スティック,バケットからなる関
節式アーム機構を装備した構成となっている。そして、
この建設機械は、種々の操作機器を有するとともに、盗
難防止用の機器を設けている。
えばエンジン回転数や作動油温等、操作者が知りたい情
報情報を検出しうる各種センサや、操作者が知りたい情
報を表示させるための操作を行なうキーパッド付き操作
パネルや、空調装置,ラジオ,ライト類,ワイパ等の各
種補機を操作するための各種スイッチや、表示用のモニ
タ,警告音報知用のスピーカが設けられている。加え
て、運転操作室には、各種センサや操作パネルからの信
号が入力されると、状況に応じて、モニタにエンジン回
転数や作動油温等の操作者が知りたい情報を表示させた
り、スピーカで警告音を発したりさせる電子制御装置が
設けられている。
ながら、もう片方の手で上記の操作パネルや各種スイッ
チの操作を行ない、これにより、操作者は、掘削等の操
作を中断させずに作業を続行でき、操作レバーから手を
放さずに、知りたい情報を得られるのである。また、一
般に、作業の安全性を高めるために、操作者は、建設機
械の操作中はは、常に、機体動作指示を表す確認項目を
呼称するよう義務づけられている。この確認項目(以
下、呼称項目という)とは、例えば、「エンジン始
動」,「電気系統チェック」等を意味し、操作者が機体
動作時に呼称されるのである。
れている。従来の建設機械の盗難防止方法は、操作パネ
ルから操作者がパスワード入力するか、又は、RFID
(Radio Frequency Identification:無線周波による非
接触自動識別技術)キーを用いたイモビライザーシステ
ム(Immobilizer:動かないようにするものを意味す
る)が用いられている。
ィーによる制御システムの構成図であり、この図5に示
す制御システム50において、操作者が操作パネル50
a上のキーパッドを用いてパスワードを入力し、そのパ
スワードは、コントローラ51に入力される。そして、
コントローラ51内のID識別手段51aにおいて、そ
の入力されたパスワードと、保持データ部51b(保持
データと表示されたもの)にて予め特定の操作者のみに
発行されているパスワードとが照合される。
ローラ51は動作信号を出力し、後段のエンジン制御手
段52a,燃料噴射装置52b及び電磁比例弁・ON/
OFF弁52cの動作が開始される。これに対して、I
D識別手段51aにおいて、照合結果が不一致であれ
ば、エンジン制御手段52a,後段の燃料噴射装置52
b及び電磁比例弁・ON/OFF弁52cは、動作しな
い。
ドを発行することにより、建設機械の盗難を防止できる
のである。図6はイモビライザーシステムを用いたセキ
ュリティーによる制御システムの構成図である。この図
6に示す制御システム53において、操作者がRFID
キー49をキーハウジング50bに差し込むと、そのキ
ーハウジング50bに内蔵されたRFIDキー送信手段
50cは、IDコードをコントローラ51に対して送信
する。そして、このコントローラ51内のID識別手段
51aにて、その送信されたIDコードと予め保持デー
タ部51cに登録されたIDコードとが照合され、一致
すれば、エンジン制御手段52aと、後段にある燃料噴
射装置52b,電磁比例弁・ON/OFF弁52cの動
作がそれぞれ開始される。これに対して、不一致なら
ば、盗難防止設定が解除されず、エンジン及び油圧系・
電気系の装置等が作動しない。
ード入力を用いたセキュリティーシステム50や、イモ
ビライザーシステムを用いた制御システム53では、パ
スワードが操作者以外の他人に漏れた場合や、RFID
キー49が盗難された場合に対して対処できず、機体の
盗難防止としては根本的には解決できないという課題が
ある。
たもので、油圧ショベル等の建設機械において、エンジ
ン始動等の確認用音声コマンドを登録された操作者の声
の特徴と照合し、抽出された声の特徴の一致/不一致
と、音声コマンドの順序の正否とを判断することによ
り、エンジンの始動を禁止する等を行なえるような、建
設機械における音声盗難防止装置を提供することを目的
とする。
機械における音声盗難防止装置は、機体動作に関する指
示を表す音声による音声コマンドを音声認識しうるコン
トローラをそなえた建設機械における音声盗難防止装置
であって、コントローラが、音声コマンドが有する第1
音声特徴データを出力しうる音声分析手段と、操作者の
声が有する第2音声特徴データを保持しうる保持手段
と、音声分析手段と保持手段とに接続され第1音声特徴
データと第2音声特徴データとを所定の判定基準により
音声識別し、一致/不一致信号を出力しうる音声識別手
段と、音声識別手段に接続され一致/不一致信号に基づ
き、盗難防止解除レベル可変な動作/停止信号を出力し
うる機体制御手段とをそなえて構成されたことを特徴と
している(請求項1)。
ドのそれぞれに番号を付し操作者が発声した機体動作指
示を表す複数の呼称項目に対応させるとともに、入力さ
れた複数の音声コマンドにより生成される番号系列と予
め登録されたパスワードとしての解除番号系列とを比較
して、複数の盗難防止レベルを設定するように構成する
ことができる(請求項2)。
出力した第1音声特徴データと保持手段に保持された第
2音声特徴データとを照合し、その照合結果に基づいて
複数の盗難防止レベルを設定するように構成することも
できる(請求項3)。
施の形態を説明する。図1は本発明の一実施形態に係る
油圧ショベルの概略構成図である。この図1に示す油圧
ショベル80は、左右に無限軌道部500Aを有する下
部走行体500上に、運転操作室600付き上部旋回体
100が水平面内で回転自在に設けられている。
一端が回動可能に接続されるブーム200が設けられ、
また、そのブーム200に対して、一端が関節部21を
介して回動可能に接続されるスティック300が設けら
れている。さらに、そのスティック300に対して、一
端が関節部22を介して回動可能に接続され、先端が地
面を掘削し内部に土砂を収容可能なバケット400が設
けられている。これらのブーム200,スティック30
0及びバケット400により、関節式アーム機構が構成
されている。
0,バケット400は、それぞれ、ブーム200を駆動
する油圧シリンダ120,スティック300を駆動する
油圧シリン121,バケット400を駆動する油圧シリ
ン122により駆動されるようになっている。そして、
図1に示す上部旋回体100内部には、機体動作に関す
る指示を表す音声による音声コマンドを音声認識しうる
コントローラ1が設けられ、また、運転操作室600内
には、モニタ10,キーパッド付き操作パネル60,マ
イク61,スピーカ62,操作レバー6,8,各種補機
65,各種スイッチ66が設けられている。
タリングするものであり、エンジン回転速度センサ(図
示省略)や油温センサ(図示省略)での検出結果を表示
しうるものである。また、キーパッド付き操作パネル6
0は、操作レバー6,8の位置が中立時にエンジン回転
数を下げる等の制御方法の設定や走行自動二速切替制御
に対する切替設定あるいは機体状況テストモードの指示
用の操作を、そのキーパッドを使用して行なうものであ
る。以下、このキーパッド付き操作パネル60を単に操
作パネル60と呼ぶことがある。
変えてコントローラ1に入力するものである。このマイ
ク61から出力される電気信号は、増幅器(図示省略)
を介してコントローラ1に入力されるようになってい
る。さらに、スピーカ62は、合成音声での報知のほ
か、警告音報知用として使用されるものである。そし
て、操作レバー6,8は、それぞれ、操作者がこの油圧
ショベルの作業状態に応じて、ブーム200,スティッ
ク300,バケット400が所望の伸縮変位となるよう
にすべく操作するものである。また、各種補機65は、
エアコン,ラジオ,ライト類,ワイパ等のものであり、
各種スイッチ66は、これらの各種補機65を操作する
ものである。
を操作して、例えば、ブーム200を上下に動かした
り、スティック300を内側に移動させたり(この動作
をスティックインという)又は外側に移動させたり(こ
の動作をスティックアウトという)、若しくは、バケッ
ト400をすくう/排土させたりするといった操作を行
なう。また、操作者は、スピーカ62から警告音や音声
メッセージを聞き、モニタ10の表示によりエンジン回
転数や作動油温等の情報を得て、必要に応じて、操作パ
ネル60に情報を入力し、各種スイッチ66を用いて、
各種補機65を操作するのである。
防止装置の機能ブロック図である。この図2に示す音声
盗難防止装置2は、機体動作に関する指示を表す音声に
よる音声コマンドを音声認識しうるコントローラ1をそ
なえた油圧ショベル80における音声盗難防止装置であ
って、マイク61と、コントローラ1とをそなえて構成
されている。
と、保持手段(音声登録情報保持手段)1bと、音声識
別手段1cと、機体制御手段1dとをそなえて構成され
ている。ここで、音声分析手段1aは、音声コマンドが
有する第1音声特徴データを出力しうるものである。そ
して、保持手段1bは、操作者の声が有する第2音声特
徴データを保持しうるものである。また、この保持手段
1bは、ロックを解除するために必要な、後述する解除
番号系列を保持している。
段1aと保持手段1bとに接続され第1音声特徴データ
と第2音声特徴データとを所定の判定基準により音声識
別し、一致/不一致信号を出力しうるものである。すな
わち、音声分析手段1aから出力された油圧ショベル8
0の操作者が発する声の特徴(第1音声特徴データ)
と、保持手段1bから出力された予め保持された複数人
の声の特徴(第2音声特徴データ)とが識別されるよう
になっている。
声コマンドのそれぞれに番号を付し操作者が発声した機
体動作指示を表す複数の呼称項目に対応させるととも
に、入力された複数の音声コマンドにより生成される番
号系列と予め登録されたパスワードとしての解除番号系
列とを比較して、複数の盗難防止レベルを設定するよう
になっている。
別方法について、音声の特徴による方法と、音声コマン
ドを用いる方法とを説明する。まず、音声の特徴による
方法を用いた音声識別方法とは、例えばコンピュータに
より、入力音声信号を音響的に分析し、この分析により
得られる特徴パラメータに対する類似度を計算し、いく
つかの音素を最適に配列して単語や文として候補を出力
することにより、音声認識を行なうもので、かかる音声
認識技術としては公知のものが使用される。
テム解除の識別対象としているので、パスワードが漏れ
た場合や、RFIDキーが盗まれた場合でも盗難を防止
できる。続いて、音声コマンドによる方法について、図
3を用いて説明する。図3は本発明の一実施形態に係る
音声コマンドパスワードを説明するための図であり、盗
難防止レベルごとの音声コマンドパスワードが表示され
ている。すなわち、この図3には、盗難防止レベルと付
された左欄と、解除順序と付された中欄と、盗難防止レ
ベルのそれぞれに対応した音声コマンドパスワードと付
された右欄とが表示されている。
「電気系統チェック」,「コントローラチェック」,
「プレスタートモニタチェック」は、それぞれ、機体動
作に関する指示を表す音声による音声コマンドである。
すなわち、「エンジン始動」等は、操作者が発声した機
体動作指示を表す呼称項目であると同時に、操作者がコ
ントローラ1に対して指示する音声コマンドとして機能
している。
ック解除の強度を表し、例えば1〜4の4段階に設定さ
れている。ここで、レベル1の場合は、操作者が「エン
ジン始動」と発声するだけで、ロックが解除される。従
って、「エンジン始動」という音声コマンド自身が、パ
スワードとして機能している。次に、レベル2になる
と、操作者が「電気系統チェック」,「エンジン始動」
とこの順番に発声すると、音声識別手段1cにて、予め
用意した解除番号系列と操作者が発声した番号系列とが
比較されて一致個数が求められてロックが解除される。
逆に、操作者が「エンジン始動」,「電気系統チェッ
ク」の順番で発声したときには、ロックは解除されな
い。
番号を付し操作者が発声した機体動作指示を表す複数の
呼称項目に対応させるとともに、入力された複数の音声
コマンド「電気系統チェック」,「エンジン始動」によ
り生成される番号系列1,2と予め登録されたパスワー
ドとしての解除番号系列1,2とを比較して、複数の盗
難防止レベルを設定するように構成されたことになる。
の完全一致を要求しており、一致個数を2としている
が、音声コマンドの数が多いときには、その一致個数に
ついて緩和するようにもできる。また、レベル3,レベ
ル4においても同様である。すなわち、レベル4では、
一致個数が4と設定されている場合、操作者が「電気系
統チェック」,「コントローラチェック」,「プレスタ
ートモニタチェック」,「エンジン始動」とこの順番に
発声したときに限って、音声識別手段1cに保持された
解除番号系列に基づいてロックが解除されるのである。
なお、レベルは4段階に限らずに、設計方針により何段
階でも設定可能である。
音声識別手段1cに接続され一致/不一致信号に基づ
き、盗難防止解除レベル可変な動作/停止信号を出力し
うるものである。ここで、盗難防止解除レベルとは、盗
難防止用のロックを解除する強固さのレベルであって、
後述するように、このレベルは数段階に設定できるよう
になっている。
段1b,音声識別手段1c,機体制御手段1dの機能は
それぞれ、例えばソフトウェアにより実現されるように
なっている。さらに、図2に示す燃料噴射装置52b
は、エンジン(図示省略)に燃料を噴射するものであ
り、エンジン制御手段52aは、この燃料噴射装置52
bの噴射量を調整し又はエンジンの動作・停止を制御す
るものであり、電磁比例弁・ON/OFF弁52cは、
各種の弁の開閉量を調整するものである。
からの音声コマンド信号を受信すると、音声分析手段1
aにて、音声コマンドが有する第1音声特徴データが出
力され、音声識別手段1cにて、第1音声特徴データ
と、保持手段1bにて保持された操作者の声が有する第
2音声特徴データとが、所定の判定基準により音声識別
され、そして、一致/不一致信号が出力される。さら
に、機体制御手段1dにて、音声識別手段1cから出力
された一致/不一致信号に基づき、盗難防止解除レベル
可変な動作/停止信号が出力され、後段のエンジン制御
手段52a等を動作/非動作するのである。
の音声盗難防止の動作について図4に示すフローチャー
トを参照しながら詳述する。図4は本発明の一実施形態
に係る音声盗難防止方法を説明するためのフローチャー
トであり、まず、コントローラ1は操作者(オペレータ
と表示されている)の声の特徴を抽出し(ステップA
1)、その声の操作者が登録された者であるか否かを判
定する(ステップA2)。ここで、操作者が登録されて
いなければ、NOルートを通り、ステップA8におい
て、機体のエンジンの始動は禁止されるが、操作者が登
録されていれば、YESルートを通り、ステップA3に
おいて、コントローラ1は盗難防止レベルの設定を行な
う。
ラ1は操作者の音声コマンドを受信して音声コマンドの
番号を抽出し、ステップA5にて、保持された解除番号
系列と操作者の番号系列とを照合する。そして、ステッ
プA6において、コントローラ1は、照合結果により一
致・不一致を判定して、不一致ならばNOルートを通
り、ステップA8において、機体のエンジンの始動が禁
止される。また、一致ならばYESルートを通り、ステ
ップA7において、エンジン始動等が許可される。
等の機体盗難防止用のパスワードとして使用するので、
簡易かつ操作性の高いシステムを構築できる。また、こ
のように、操作者の声の特徴がロック解除の識別対象と
して使用されるので、頻繁に操作する操作者はすぐに機
体を始動して作業を開始でき、操作性を損なわずに、他
人による盗難を防止できる。
者の機体動作の確認項目となっているので、発声が効率
的に利用でき、操作者の発声が無駄とならず、また、操
作者の負担が軽減される。さらに、その確認項目の結果
がモニタに表示されると同時に、スピーカ62から音声
にて操作者に通知されるので、安全性が向上する。加え
て、このように、盗難防止レベルを複数レベルで設定で
き、盗難防止レベルを深くするには、音声コマンドの量
を増加させ、また、盗難防止レベルを浅くするには、音
声コマンドの量を減少させることにより、ロック解除の
強度を調整でき、汎用性に優れる。
マンドの量を多くしたり、受信した操作者の声と保持さ
れた操作者の声とを照合する際の照合レベルをより厳格
にしたり、あるいは、音声コマンドの順番を完全一致に
することによって、機体を使用する環境に応じて、ロッ
ク解除の強度を調整できるようになる。なお、本発明は
上述した実施態様及びその変形例に限定されるものでは
なく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々変形して
実施することができる。
難防止装置は、RFID方法と併用することもでき、さ
らに、盗難防止の強度が高くなる。また、音声認識技術
は、上述したものに限定されず、他の方法を用いること
もできる。
における音声盗難防止装置によれば、機体動作に関する
指示を表す音声による音声コマンドを音声認識しうるコ
ントローラをそなえた建設機械における音声盗難防止装
置であって、コントローラが、音声コマンドが有する第
1音声特徴データを出力しうる音声分析手段と操作者の
声が有する第2音声特徴データを保持しうる保持手段
と、音声分析手段と保持手段とに接続され第1音声特徴
データと第2音声特徴データとを所定の判定基準により
音声識別し、一致/不一致信号を出力しうる音声識別手
段と、音声識別手段に接続され一致/不一致信号に基づ
き、盗難防止解除レベル可変な動作/停止信号を出力し
うる機体制御手段とをそなえて構成されているので、簡
易かつ操作性の高いシステムを構築できる利点があり、
機体の操作性を損なわずに、他人の盗難を防止できる利
点がある(請求項1)。
ドのそれぞれに番号を付し操作者が発声した機体動作指
示を表す複数の呼称項目に対応させるとともに、入力さ
れた複数の音声コマンドにより生成される番号系列と予
め登録されたパスワードとしての解除番号系列とを比較
して、複数の盗難防止レベルを設定するように構成する
ことができ、このようにすれば、操作者の負担は軽くな
り、安全性が向上する利点がある(請求項2)。
出力した第1音声特徴データと保持手段に保持された第
2音声特徴データとを照合し、その照合結果に基づいて
複数の盗難防止レベルを設定するように構成することが
でき、このようにすれば、盗難防止レベルを複数レベル
で設定でき、盗難防止レベルを深くするには、音声コマ
ンドの量を増加させ、また、盗難防止レベルを浅くする
には、音声コマンドの量を減少させることにより、ロッ
ク解除の強度を調整できる利点がある(請求項3)。
構成図である。
機能ブロック図である。
ードを説明するための図である。
説明するためのフローチャートである。
制御システムの構成図である。
ーによる制御システムの構成図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 機体動作に関する指示を表す音声による
音声コマンドを音声認識しうるコントローラをそなえた
建設機械における音声盗難防止装置であって、 該コントローラが、 該音声コマンドが有する第1音声特徴データを出力しう
る音声分析手段と、 操作者の声が有する第2音声特徴データを保持しうる保
持手段と、 該音声分析手段と該保持手段とに接続され該第1音声特
徴データと該第2音声特徴データとを所定の判定基準に
より音声識別し、一致/不一致信号を出力しうる音声識
別手段と、 該音声識別手段に接続され該一致/不一致信号に基づ
き、盗難防止解除レベル可変な動作/停止信号を出力し
うる機体制御手段とをそなえて構成されたことを特徴と
する、建設機械における音声盗難防止装置。 - 【請求項2】 該音声識別手段が、 複数の音声コマンドのそれぞれに番号を付し該操作者が
発声した機体動作指示を表す複数の呼称項目に対応させ
るとともに、 入力された複数の音声コマンドにより生成される番号系
列と予め登録されたパスワードとしての解除番号系列と
を比較して、該複数の盗難防止レベルを設定するように
構成されたことを特徴とする、請求項1記載の建設機械
における音声盗難防止装置。 - 【請求項3】 該音声識別手段が、 該音声分析手段が出力した該第1音声特徴データと該保
持手段に保持された該第2音声特徴データとを照合し、
その照合結果に基づいて該複数の盗難防止レベルを設定
するように構成されたことを特徴とする、請求項1又は
請求項2記載の建設機械における音声盗難防止装置。
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