JP2005282713A - シール組み付け構造 - Google Patents

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Masayuki Sako
正幸 酒向
Hideki Tanaka
秀樹 田中
Yasuhiro Niwa
康浩 丹羽
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Abstract

【課題】 シリンダポートのエッジでシールが損傷しないようにする。
【解決手段】 この発明は、ピストンロッドおよびピストンを組み込んだシリンダに、シリンダポートおよびシールを装着するシール装着部を設ける一方、このシール装着部は、シリンダポートよりも、シールを装着するときのシール押し込み方向前方に設けたシール組み付け構造を前提にする。そして、この構造を前提にしつつ、上記シリンダポートを設けた部分のシリンダ内径に対して、上記シール装着部の内径を小さくするとともに、上記シールは、シール装着部にはまる外径を保ち、かつ、ピストンロッドに設けたピストンには、上記シールと対向する面に押し込み突部を設け、この突部の軸方向長さは、その突部を介して上記シールをシール装着部に押し込んだとき、ピストンが上記シリンダポートを境にして、シールとは反対側に位置する関係にした点に特徴を有する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ピストンロッドおよびピストンを組み込んだシリンダの端部をシールするシール組み付け構造に関する。
この種のシール組み付け構造として特許文献1に記載のものが従来から知られているが、この従来の構造を示したのが、図3である。この従来から知られている組み付け構造は、シリンダ1の端部にシール2を装着するシール装着部3を設けるとともに、この端部に設けたシール装着部3よりも内側にシリンダポート4を設けている。そして、上記シール装着部3の内径と、シリンダ1に設けたシリンダポート4の部分の内径とを等しくしている。なお、図中符号5はピストンロッドであり、このピストンロッド5には図示していないピストンを設けている。
上記のような構成のもとで、シール2を組み付けるには、次のようにする。先ず、ピストンを組み付けたピストンロッド5に、シール2をはめ着けてから、そのシール2をシール装着部3に押し込むようにしている。
特開2000−085601号公報
上記のようにした従来のシール組み付け構造では、当該シール2がシリンダポート4のエッジに当たって損傷しやすいという問題があったが、それは、次のようなことが基因している。すなわち、シール2はシール機能を維持するために、多少の締め代を持ってシリンダ1内に組み込まれる。このように締め代を持ったシール2をシール装着部3に押し込もうとしたとき、そのシール装着部3の内径と、シリンダ1に設けたシリンダポート4の部分の内径とを等しくしているので、シール2がシリンダポート4に達したとき、当該シール2がシリンダポート4内に盛り上がる。
上記のようにシリンダポート4内に盛り上がったシール2をさらに強制的に押し込もうとすれば、シール2の盛り上がり部分が、シリンダポート4のエッジで損傷されるのは明らかである。
そこで、この発明は、シール装着部にシールを押し込む際に、当該シールを損傷しないシール組み付け構造を提供することを目的にする。
第1の発明は、ピストンロッドおよびピストンを組み込んだシリンダに、シリンダポートおよびシールを装着するシール装着部を設ける一方、このシール装着部は、シリンダポートよりも、シールを装着するときのシール押し込み方向前方に設けたシール組み付け構造を前提にする。そして、この構造を前提にしつつ、上記シリンダポートを設けた部分のシリンダ内径に対して、上記シール装着部の内径を小さくするとともに、上記シールは、シール装着部にはまる外径を保ち、かつ、ピストンロッドに設けたピストンには、上記シールと対向する面に押し込み突部を設け、この突部の軸方向長さは、その突部を介して上記シールをシール装着部に押し込んだとき、ピストンが上記シリンダポートを境にして、シールとは反対側に位置する関係にした点に特徴を有する。
第1の発明によれば、シール装着部の内径を小さくするとともに、上記シールは、シール装着部にはまる外径になるようにしたので、シール装着部に対するシールの締め代を考慮したとしても、シールがシリンダポートを通過するときには、当該シールがシリンダポートのエッジに接触することがない。したがって、シリンダポートのエッジによるシールの損傷という問題が一切発生しない。
また、ピストンに設けた押し込み突部は、その軸方向長さを、上記シールをシール装着部に押し込んだとき、ピストンが上記シリンダポートを境にして、シールとは反対側に位置する関係にしたので、ピストンの周囲に設けたシール部材も、損傷することがなくなる。
この発明の実施形態は、図1および図2に示すように、シリンダ11にシリンダポート12を設けるとともに、このシリンダ11には、ピストン13を設けたピストンロッド14を組み込んでいる。さらに、上記シリンダ11の端部には、シール15を装着するためのシール装着部16を設けているが、このシール装着部16は上記シリンダポート12よりも外側に位置するシリンダ11端部に設けたものである。言い換えると、このシール装着部16は、シリンダポート12に対して、シール押し込み方向前方に設けたものである。そして、上記シール装着部16は、その内径L1を、シリンダポート12を設けた部分の内径L2よりも小さくしている。
上記のようにしたシール装着部16には、上記シール15を押し込むが、このときに、ピストンロッド14の径方向の移動を規制するためのインナーガイド17を先に押し込む。ただし、このインナーガイド17は、必須の構成要素ではなく、上記のようにピストンロッド14の径方向の移動を積極的に規制する必要がないときには、このインナーガイド17は不要になる。
上記のようにしてシール装着部16には、シール15およびインナーガイド17を直列にして一緒に組み込むが、当然のこととして、シール装着部16の軸方向長さは、直列にしたシール15およびインナーガイド17の軸方向長さと同じにするか、あるいはそれよりも長くしている。ただし、上記のようにインナーガイド17を装着しないときには、シール装着部16の軸方向長さは、シール15の軸方向長さと同じにするか、あるいはそれよりも長くすること当然である。
また、上記シール15は、シールリップ部15bをバネ部材18でピストンロッド14に圧接させるとともに、シール15の変形を防止するために金属リング15aを設けている。
さらに、ピストン13には、金属リング15aと対向する面に環状突部13aを設けているが、この環状突部13aは、その先端が上記金属リング15aに対向する関係にするとともに、その軸方向長さを次のようにしている。すなわち、環状突部13aの軸方向長さは、その環状突部13aを介して上記シール15をシール装着部16に押し込んだとき、ピストン13が上記シリンダポート12を境にして、シール15とは反対側に位置する関係にしている。このようにしたピストン13の外周にはOリング19とピストンシール20とを設けている。
次に、インナーガイド17を用いた場合のシール15の装着方法を説明する。
上記シリンダ11にシール15を組み込むには、従来と同様に、先ず、インナーガイド17とシール15とをピストンロッド14に順に装着するが、このときには、ピストン13の環状突部13aの先端をシール15に接触させておく。このようにインナーガイド17およびシール15をピストンロッド14に装着したら、次に、このピストンロッド14とともにピストン13,シール15およびインナーガイド17をシリンダ11内に挿入していく。
上記のようにしてピストンロッド14をシリンダ11内に挿入していけば、シール15も環状突部13aに押されてシリンダ11内を移動して、シリンダポート12が形成された箇所を通過する。ただし、前記したように内径L1<L2とし、しかも、シール15の外径もシール装着部16にぴったりとはまる大きさにしているので、上記のようにシール15がシリンダポート12の位置を通過するときには、シール15がシリンダポート12のエッジの部分に接触することはない。したがって、シール15がシリンダポート12のエッジで損傷されるといった問題は一切発生しない。
上記のようにしてピストンロッド14をどんどん押し込んでいけば、最終的には、インナーガイド17およびシール15が図2に示すように、シール装着部16に装着されることになる。そして、図2に示すように、ピストン13の環状突部13aがシール15に接触し、かつ、インナーガイド17およびシール15がシール装着部16に完全に押し込まれた状態では、ピストン13が上記シリンダポート12を境にして、シール15とは反対側に位置する。したがって、ピストン13がシリンダポート12を通過することがない。
このようにピストン13がシリンダポート12を通過することがないので、ピストン13の外周に設けたピストンシール20あるいはOリング19が、シリンダポート12のエッジで損傷されることもない。
なお、上記のことからも明らかなように、ピストン13の環状突部13aの軸方向長さは、厳密に言うと、環状突部13aを介して上記シール15をシール装着部16に押し込んだ状態で、ピストンシール20およびOリング19が上記シリンダポート12を境にして、シール15とは反対側に位置するようにしてあればよいものである。
また、ピストン13の環状突部13aと、シール15の金属リング15aとを対向させる関係にしたので、環状突部13aでシール15を押し込んでいるときに、シール15の変形を防止できる。もし、シール15を押し込んでいるときにシール15が変形すれば、その変形部分がシリンダポート12内に飛び出すこともある。このようにシール15がシリンダポート12から飛び出した状態で、シール15を押し込めば、前記と同様にシリンダポート12のエッジでシール15が損傷されてしまう。しかし、この実施形態では、環状突部13aに対向した位置に金属リング15aを設けているので、上記のような問題は発生しない。
さらに、上記実施形態では、ピストン13に設けた突部を環状突部13aとしたが、必ずしも、環状でなくてもよい。円周方向に所定の間隔を保った突部を複数設けるようにしてもよいこと当然である。ただし、環状突部13aとした方が、金属リング15aの対向関係も相まって、シール15にバランスよく押圧力を作用させることができるので、シール15の変形防止の上から有利である。
また、上記のようにした方法でシール15を装着すれば、シール15を押し込むための特別な部材が不要になる。
シールをシール装着部手前で止めた状態の要部断面図である。 シールをシール装着部に装着した状態の要部断面図である。 従来のシール組み付け構造を示す断面図である。
符号の説明
11 シリンダ
12 シリンダポート
13 ピストン
13a 環状突部
14 ピストンロッド
15 シール
15a 金属リング
16 シール装着部

Claims (2)

  1. ピストンロッドおよびピストンを組み込んだシリンダに、シリンダポートおよびシールを装着するシール装着部を設ける一方、このシール装着部は、シリンダポートよりも、シールを装着するときのシール押し込み方向前方に設けたシール組み付け構造において、上記シリンダポートを設けた部分のシリンダ内径に対して、上記シール装着部の内径を小さくするとともに、上記シールは、シール装着部にはまる外径を保ち、かつ、ピストンロッドに設けたピストンには、上記シールと対向する面に押し込み用の突部を設け、この突部の軸方向長さは、その突部を介して上記シールをシール装着部に押し込んだとき、ピストンが上記シリンダポートを境にして、シールとは反対側に位置する関係にしたシール組み付け構造。
  2. 上記押し込み突部を、ピストンロッドを囲む環状突部とするとともに、上記シールにはこの環状突部の先端と対向する金属リングを設けた請求項1記載のシール組み付け構造。
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