JP2005281876A - 含浸用原紙 - Google Patents

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Abstract

【課題】古紙パルプが多量に配合されたパルプを含浸用原紙の基材に使用しても含浸適性及び含浸加工適性に優れる含浸用原紙を提供することにある。
【解決手段】基材が少なくとも表層及び裏層の2層の紙層を有する多層構造から成る含浸用原紙において、前記表層の原料パルプには、JIS−P8128に基づく灰分が10〜20%で、かつ、前記灰分の平均粒径が5〜50μmとなるように古紙パルプが配合されていることを特徴とする含浸用原紙。
【選択図】なし

Description

この発明は、含浸用原紙に関し、さらに詳細には含浸適性及び含浸加工適性に優れた含浸用原紙に関するものである。
含浸用原紙とは、主にフェノール樹脂やメラミン樹脂等の樹脂を含浸させるための紙であり、このような樹脂を含浸させた含浸用原紙は、例えば金属調の光輝感を出した化粧材等に利用されている。
含浸用原紙の原料パルプには、例えば、特許文献1に開示されているように、木材パルプとリンターパルプとの混合パルプが主として使用されており、古紙パルプはほとんど使用されていないのが実情である。
一般的な古紙パルプは、バージンパルプとは異なり、微細な繊維が抜け、長い繊維のみが残るという性質を有する。すなわち、古紙パルプは隙間が多く、溶剤や樹脂等を含浸させ易いという性質を有するため、古紙パルプを配合した含浸用原紙は、優れた含浸適性を有するように思える。しかしながら、古紙パルプ中に元々含まれているサイズ剤等によりサイズ効果が発現されるため、古紙パルプを含浸用原紙に配合すると含浸用原紙の含浸適性が低下するという問題があった。
また、古紙パルプは何度も加工され、叩解処理が施されているため、古紙パルプが含浸用原紙に配合されると、含浸用原紙の紙力が低下する、すなわち含浸用原紙の含浸加工適性が低下するという問題もあった。
特開2000−263704号公報
本発明は、上述したような実情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、古紙パルプが多量に配合されたパルプを含浸用原紙の基材に使用しても含浸適性及び含浸加工適性に優れる含浸用原紙を提供することにある。
本発明の上記目的は、基材が少なくとも表層及び裏層の2層の紙層を有する多層構造から成る含浸用原紙において、前記表層の原料パルプには、JIS−P8128に基づく灰分が10〜20%で、かつ、前記灰分の平均粒径が5〜50μmとなるように古紙パルプが配合されていることを特徴とする含浸用原紙を提供することによって効果的に達成される。
また、本発明の上記目的は、前記表層の灰分は前記表層以外の各層の灰分より高いことを特徴とする含浸用原紙を提供することによって、より効果的に達成される。
また、本発明の上記目的は、前記表層以外の原料パルプのフリーネスが400〜600ccであることを特徴とする含浸用原紙を提供することによって、より効果的に達成される。
さらにまた、本発明の上記目的は、前記含浸用原紙は、界面活性剤が前記基材の原料パルプに対して0.1〜4重量%配合されており、かつ、湿潤紙力剤が前記基材の原料パルプに対して0.1〜4重量%配合されていることを特徴とする含浸用原紙を提供することによって、より効果的に達成される。
本発明に係る含浸用原紙によれば、表層に古紙パルプを多量に配合しても、表層の灰分を10〜20%にすることにより、含浸適性を向上させることができ、表層の灰分を表層以外の灰分より高くすることにより含浸加工に必要な強度を保持することができる。さらに、界面活性剤を配合することにより含浸用原紙の含浸適性を向上させることができ、また湿潤紙力剤を配合することにより含浸用原紙の含浸加工適性を向上させることができる。
以下、本発明に係る含浸用原紙(以下、「本含浸用原紙」という)について詳細に説明する。
本含浸用原紙は、基紙が少なくとも表層及び裏層の2層の紙層を有する多層構造から成っている。
表層の原料パルプには古紙パルプが用いられる。このような古紙パルプとしては、例えば、雑誌古紙、チラシ古紙、色上古紙、新聞古紙、ケント古紙、上白古紙、コート古紙、複写古紙等の公知の種々の古紙を脱墨あるいは漂白処理等が施された古紙パルプが挙げられ、これらは単独で使用してもよく、複数組合せて使用してもよい。
本含浸用原紙の表層以外に使用される原料パルプには、古紙パルプ以外にバージンパルプを配合させてもよい。バージンパルプを表層以外に配合することにより、基材中に樹脂を含浸させ易くすることができる。すなわち含浸適性を向上させることができる。
本含浸用原紙の表層以外に使用される原料パルプは、特に限定されるものではないが、上述した古紙パルプ、針葉樹クラフトパルプ(NKP)、広葉樹クラフトパルプ(LKP)等のクラフトパルプ、ケナフ、竹、麻、藁等の非木材パルプ、サーモメカニカルパルプ(TMP)、グランドパルプ(GP)、リファイナグランドパルプ(RGP)、プレッシャライズドグランドパルプ(PGW)等の機械パルプ等の公知の種々のパルプを使用することができる。なお、これらは単独で使用してもよく、複数組合せて使用してもよい。
また、本含浸用原紙の表層以外に使用される原料パルプは、JIS−P8121に基づくカナダ標準ろ水度(以下、「フリーネス」という)が400〜600ccとなるように叩解処理が施されている。フリーネスが400cc未満では、後述する実施例に示すように本含浸用原紙の含浸適性が低下する。一方、フリーネスが、600ccを超えると、紙力(基材の強度)が弱くなる、すなわち含浸加工適性が低下する。
本含浸用原紙の表層のJIS−P8128に基づく灰分は、10〜20%となるように設定されている。表層の灰分が10%未満では、後述する実施例に示すように本含浸用原紙の含浸適性が低下する。一方、表層の灰分が20%を超えると紙力が低下し、抄紙時及び含浸加工時に断紙し易くなる。
また、本含浸用原紙の表層の灰分は、表層以外の各層の灰分より高くなるように設定されている。表層の灰分を表層以外の灰分より多くすることにより、湿潤紙力剤の薬品効果を高め、含浸加工に必要な強度を保持することができる。すなわち含浸加工適性が向上する。
なお、表層の灰分の平均粒径は5〜50μmであることが好ましい。表層の灰分の平均粒径が5μm未満では、含浸適性が低下する。一方、平均粒径が50μmを超えると加工がし難くなる。
本含浸用原紙の基材には、界面活性剤(消サイズ剤)が基材の原料パルプに対して0.1〜4重量%配合されている。界面活性剤がこのような配合量で配合されると、古紙パルプに発現しているサイズ効果を低下させることができるので、本含浸用原紙の含浸適性を向上させることができる。界面活性剤の配合量が0.1重量%未満であると、古紙パルプに発現しているサイズ効果を十分に低下させることができない、すなわち本含浸用原紙の含浸適性が低下する。一方、界面活性剤の配合量が4重量%を超えると、界面活性剤によって、パルプの繊維間結合が弱くなるため、紙力が弱くなる、すなわち本含浸用原紙の含浸加工適性が低下する。
本含浸用原紙に配合される界面活性剤としては、例えば、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンノニルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム、脂肪酸ポリエテレングリコールエステル、硫酸ラウリルポリオキシエチレンナトリウム、ポリエチレングリコールオキシノニルフェニルエーテル等の両性、ノニオン、アニオン、カチオンの公知の種々の界面活性剤が使用でき、これらは単独で使用してもよいが、複数組合せて使用してもよい。
また、本含浸用原紙の基材には、湿潤紙力剤が基材の原料パルプに対して0.1〜4重量%配合されている。湿潤紙力剤がこのような配合量で配合されると、フェノール樹脂やメラミン樹脂等の樹脂の含浸・乾燥工程間で紙切れを起こさない、すなわち本含浸用原紙の含浸加工適性を向上させることができる。湿潤紙力剤の配合量が0.1重量%未満であると、湿潤紙力剤の効果が得られず、含浸用原紙の含浸加工適性を十分に向上させることができない。一方、湿潤紙力剤の配合量が4重量%を超えると、本含浸用原紙の含浸適性が低下すると共に、含浸用原紙の地合が低下する。また、パルパーで離解することができなくなるので、本含浸用原紙を古紙として再利用できなくなり、さらに、製造コストも高くなる。
本含浸用原紙に配合される湿潤紙力剤としては、例えば、メラミン樹脂、尿素樹脂、ポリアミドエピクロルヒドリン樹脂、ポリアミンエピクロルヒドリン樹脂等の公知の種々の湿潤紙力剤が使用でき、これらは単独で使用してもよいが、複数組合せて使用してもよい。
本含浸用原紙の基材には、必要に応じて、公知の種々の内添薬品を添加することができる。この内添薬品として、例えば、硫酸バンド、ロジン等のサイズ定着剤及び歩留り向上剤や、ポリアマイド、澱粉(リン酸エステル化澱粉、カチオン澱粉等の各種変性澱粉を含む)等の紙力増強剤や、炭酸カルシウム、タルク、クレー等の填料や、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、カオリン、タルク等の染料等を目的に応じて適宜選択し、配合することができる。
含浸用原紙の抄紙方法については特に限定されるものではなく、長網マシン、丸網マシン、二者を併用した板紙マシン、ヤンキードライヤーマシン等を用いて、酸性抄紙、中性抄紙方法で抄紙した基材のいずれかであっても良い。
また、本含浸用原紙は米坪が100〜250g/mであるものが加工適性の面から好ましい。
以上に詳述した本含浸用原紙の基材の紙層構成は、2層以上の紙層から成る多層構造となる。また、このような多層の形成方法は貼り合わせによる形成であっても、抄き合わせによる形成であってもよい。
以下、本発明に係る含浸用原紙の効果を確認するために、以下のような各種の試料を作製し、これらの各試料に対する含浸用原紙の含浸適性及び含浸加工適性を評価する試験を行った。なお、本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明に係る11種類の含浸用原紙(これを、「試料1」乃至「試料11」とする)と、これらの試料と比較検討するための9種類の含浸用原紙(これを、「比較試料1」乃至「比較試料9」とする)を表1に基づく条件で作製した。
[試料1]表層原料のパルプスラリーは、コート古紙パルプを60重量%、雑誌古紙40重量%から成り、また、裏層のパルプスラリーは新聞古紙パルプを70重量%、広葉樹未晒パルプ(LUKP)を30重量%から成り、フリーネスが400ccとなるように調整されたパルプを使用する。また、含浸用原紙基材の原料パルプに対して、界面活性剤が0.1重量%、湿潤紙力剤が0.1重量%配合する。このパルプスラリーを抄紙機で抄造して含浸用原紙を作製する。
この含浸用原紙の表層及び裏層の灰分を、水に浸した後丁寧に表層と裏層とをはがして乾燥させた後、JIS−P8128に基づき測定したところ、表層の灰分が10.8%、表層の灰分の平均粒径が5μm、裏層の灰分が2.8%であった。以上の含浸用原紙を試料1とする。
[試料2]表層の灰分を15.6%とし、裏層の灰分を2.7%としたことを除くその他の点は試料1と同様にして得た含浸用原紙である。
[試料3]表層の灰分を19.8%とし、裏層の灰分を2.6%としたことを除くその他の点は試料1と同様にして得た含浸用原紙である。
[試料4]表層の灰分が15.3%、表層の灰分の平均粒径を30μm、裏層の灰分を2.6%としたことを除くその他の点は試料1と同様にして得た含浸用原紙である。
[試料5]表層の灰分を15.2%、表層の灰分の平均粒径を50μm、裏層の灰分を2.5%、としたことを除くその他の点は試料1と同様にして得た含浸用原紙である。
[試料6]表層の灰分を15.2%、表層の灰分の平均粒径を30μm、裏層の灰分を2.7%、フリーネスを500ccとしたことを除くその他の点は試料1と同様にして得た含浸用原紙である。
[試料7]表層の灰分を15.2%、表層の灰分の平均粒径を30μm、裏層の灰分を2.7%、フリーネスを600ccとしたことを除くその他の点は試料1と同様にして得た含浸用原紙である。
[試料8]表層の灰分を15.1%、表層の灰分の平均粒径を30μm、裏層の灰分を2.6%、フリーネスを500cc、界面活性剤の配合量を2.0重量%としたことを除くその他の点は試料1と同様にして得た含浸用原紙である。
[試料9]表層の灰分を15.0%、表層の灰分の平均粒径を30μm、裏層の灰分を2.5%、フリーネスを500cc、界面活性剤の配合量を4.0重量%としたことを除くその他の点は試料1と同様にして得た含浸用原紙である。
[試料10]表層の灰分を15.2%、表層の灰分の平均粒径を30μm、裏層の灰分を2.4%、フリーネスを500cc、湿潤紙力剤の配合量を2.0重量%としたことを除くその他の点は試料1と同様にして得た含浸用原紙である。
[試料11]灰分を15.1%、表層の灰分の平均粒径を30μm、裏層の灰分を2.3%、フリーネスを500cc、湿潤紙力剤の配合量を4.0重量%としたことを除くその他の点は試料1と同様にして得た含浸用原紙である。
[比較試料1]表層原料のパルプスラリーをLUKP100重量%、裏層のパルプスラリーがLUKP100重量%から成り、フリーネスが450ccとなるように調整されたパルプを使用し、表層の灰分平均粒径を5μm、裏層の灰分を0.3%としたことを除くその他の点は試料1と同様にして得た含浸用原紙である。
[比較試料2]裏層のパルプスラリーが新聞古紙パルプを80重量%、LUKPを20重量%とし、フリーネスを350cc、裏層の灰分を2.5%、表層の灰分を15.2%、表層の灰分の平均粒径を30μmとしたことを除くその他の点は試料4と同様にして得た含浸用原紙である。
[比較試料3]表層の灰分を21.3%としたことを除くその他の点は試料2と同様にして得た含浸用原紙である。
[比較試料4]表層の灰分を15.2%、表層の灰分の平均粒径を60μmとしたことを除くその他の点は試料3と同様にして得た含浸用原紙である。
[比較試料5]裏層の灰分を2.5%、フリーネスを650ccとしたことを除くその他の点は試料7と同様にして得た含浸用原紙である。
[比較試料6]界面活性剤の配合量を0重量%としたことを除くその他の点は試料8と同様にして得た含浸用原紙である。
[比較試料7]界面活性剤の配合量を4.5重量%としたことを除くその他の点は試料9と同様にして得た含浸用原紙である。
[比較試料8]裏層の灰分を2.3%、湿潤紙力剤の配合量を0重量%としたことを除くその他の点は試料6と同様にして得た含浸用原紙である。
[比較試料9]表層の灰分を15.3%、裏層の灰分を2.5%、湿潤紙力剤の配合量を4.5重量%としたことを除くその他の点は試料11と同様にして得た含浸用原紙である。
これらの全試料及び比較試料の含浸適性(透気抵抗度、油浸透度、クレム吸水度、樹脂含浸性)及び含浸加工適性(引張強さ(縦)、湿潤引張強さ)について試験を行った結果は表1に示すとおりであったである。
なお、表1中の「透気抵抗度(秒)」とは、JIS−P8117に基づいて測定した値である。この値が小さいほど樹脂が含浸し易い、すなわち含浸適性が優れていることを表わしている。
また、「油浸透度(秒)」とは、30℃に加温したヒマシ油に全試料及び比較試料を浸し、ヒマシ油が各試料及び比較試料に均一に浸透するまでの時間を測定した値である。この値が小さいほど樹脂が含浸し易い、すなわち含浸適性が優れていることを表わしている。
また、「クレム吸水度(mm)」とは、JIS−P8141に基づいて測定した値である。この値が大きいほど樹脂が含浸し易い、すなわち含浸適性が優れていることを表わしている。
また、「樹脂含浸性」とは、20℃のフェノール樹脂の水・メタノール水溶液が各試料及び比較試料に浸透する速度と、均一浸透性とを目視評価したもので、その評価基準は○印の「非常に良い」、△印の「良い」、×印の「悪い」の3段階とした。
さらに、「引張強さ(N/m)」とは、JIS−P8113に基づいて測定した値であり、各試料及び比較試料の縦方向の引張強さを測定した。この値が大きいほど含浸加工適性が優れていることを表わしている。
さらにまた、「湿潤引張強さ(N/m)」とは、JIS−P8135に基づいて測定した値であり、各試料及び比較試料の縦方向の湿潤引張強さを測定した。この値が大きいほど含浸加工適性が優れていることを表わしている。
Figure 2005281876
表1から明らかなように、本発明による含浸用原紙は、界面活性剤及び湿潤紙力剤を基材の原料パルプに対して0.1〜4重量%配合し、表層の灰分を10〜20%、表層の灰分の平均粒径を5〜50μmにし、表層の灰分を表層以外の各層の灰分より高くすることにより、古紙パルプを使用しても含浸適性と含浸加工適性が優れていることがわかる。

Claims (4)

  1. 基材が少なくとも表層及び裏層の2層の紙層を有する多層構造から成る含浸用原紙において、前記表層の原料パルプには、JIS−P8128に基づく灰分が10〜20%で、かつ、前記灰分の平均粒径が5〜50μmとなるように古紙パルプが配合されていることを特徴とする含浸用原紙。
  2. 前記表層の灰分は前記表層以外の各層の灰分より高いことを特徴とする請求項1に記載の含浸用原紙。
  3. 前記表層以外の原料パルプのフリーネスが400〜600ccであることを特徴とする請求項1又は2に記載の含浸用原紙。
  4. 前記含浸用原紙は、界面活性剤が前記基材の原料パルプに対して0.1〜4重量%配合されており、かつ、湿潤紙力剤が前記基材の原料パルプに対して0.1〜4重量%配合されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の含浸用原紙。
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JP2009179916A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Daio Paper Corp 食品包装用シート
JP2010084278A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Daio Paper Corp 含浸紙及びインジケーター台紙

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