JP2005280093A - インクジェット記録材料 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のキャストタイプの光沢インクジェット記録紙や写真ライクのレジンコーテッド紙タイプの光沢紙とは異なった、キラキラした輝きの強いスパークル感(深みのあるキラキラとした光輝感)が得られるインクジェット記録材料を提供することにある。
【解決手段】本発明は、支持体上に少なくとも1層以上のインク受理層を積層したインクジェット記録材料であって、インク受理層に鱗片状ガラス粒子を含有するインクジェット記録材料である。鱗片状ガラス粒子が、板状方向平均20μm以下、厚さが5μm以下であることが好ましい。鱗片状ガラス粒子の表面に金属光沢層を有することが好ましい。金属光沢層が、ニッケル、金、銀、銅、コバルトから少なくとも1種以上の金属から成るとさらに、好ましい。金属光沢層が無電解メッキ法、CVD法、PVD法で形成すると好ましい。PVD法が、蒸着法、スパッタリング法であるとさらに好ましい。また、金属光沢層の表面をシランカップリング剤で表面処理すると好ましい。
【選択図】 なし
【解決手段】本発明は、支持体上に少なくとも1層以上のインク受理層を積層したインクジェット記録材料であって、インク受理層に鱗片状ガラス粒子を含有するインクジェット記録材料である。鱗片状ガラス粒子が、板状方向平均20μm以下、厚さが5μm以下であることが好ましい。鱗片状ガラス粒子の表面に金属光沢層を有することが好ましい。金属光沢層が、ニッケル、金、銀、銅、コバルトから少なくとも1種以上の金属から成るとさらに、好ましい。金属光沢層が無電解メッキ法、CVD法、PVD法で形成すると好ましい。PVD法が、蒸着法、スパッタリング法であるとさらに好ましい。また、金属光沢層の表面をシランカップリング剤で表面処理すると好ましい。
【選択図】 なし
Description
本発明は、新規な光沢感を有するインクジェット記録材料、さらに詳しくは、メタリック光沢感、パール光沢感とは異なったキラキラとした輝きの強いスパークル感(深みのあるキラキラとした光輝感)が得られるインクジェット記録材料である。
インクジェット記録方式は、高速、低騒音、多色化が容易、記録パターンの融通性が大きい、現像−定着が不要などの長所があり、漢字を含め各種図形およびカラー画像などの記録装置として種々の用途において急速に普及している。
このインクジェット記録方式に適合した記録用材料が多く提案されている。例えば、表面に多孔性顔料を塗工したマット調の塗工紙や、光沢タイプのインクジェット記録材料としては、例えば、湿潤塗工層を鏡面を有する加熱ドラム面に圧着、乾燥することにより、その鏡面を写し取ることによって得られるキャストコート紙や、基紙の少なくとも一方の面に白色顔料等を添加したポリオレフィン被覆層を有する樹脂被覆紙(いわゆるレジンコーテッドペーパー)上に、ポリビニルアルコール、ゼラチン等の親水性バインダーと無機微粒子を含有する記録層を設けた銀塩写真調のレジンコーテッド紙タイプ等の光沢タイプのインクジェット記録材料が提案されている。
また、メタリック光沢感を有するインクジェット記録材料として、金属泊や金属蒸着フィルム上にインク受理層を設けたインクジェット記録材料が提案されている(例えば特許文献1、2参照。)。
近年、ポスターやカレンダー等装飾性、審美性が要求される分野でもインクジェット記録方式が普及しているが、これら従来のインクジェット記録材料では物足らないものであった。
特開2000−52639号公報
特開2000−43402号公報
本発明は、装飾性、審美性の欠如を充足させ、キラキラとした輝きの強いスパークル感を有するインクジェット記録材料を提供せんとするものである。
本発明は、支持体上に少なくとも1層以上のインク受理層を積層したインクジェット記録材料であって、該インク受理層に、表面に金属光沢層を有する鱗片状ガラス粒子を含有するインクジェット記録材料である。
金属光沢層を有する鱗片状ガラス粒子が、板状方向平均20μm以下、厚さが5μm以下であることが好ましい。
金属光沢層を有する鱗片状ガラス粒子が、板状方向平均20μm以下、厚さが5μm以下であることが好ましい。
金属光沢層が、ニッケル、金、銀、銅、コバルトから少なくとも1種以上の金属から成るとさらに、好ましい。金属光沢層が無電解メッキ法、CVD法、PVD法で形成すると好ましい。PVD法が、蒸着法、スパッタリング法であるとさらに好ましい。また、金属光沢層の表面をシランカップリング剤で表面処理すると好ましい。
本発明は、新規な光沢感を有するインクジェット記録材料、さらに詳しくは、メタリック光沢感、パール光沢感とは異なったキラキラとした輝きの強いスパークル感(深みのあるキラキラとした光輝感)が得られるインクジェット記録材料である。
本発明のインクジェット記録材料は、塗層にキラキラとした輝きの強いスパークル感を付与するために、インク受理層に金属光沢層を有する鱗片状ガラス粒子を含む。該鱗片状ガラス粒子は、板状方向平均寸法が20μm以下で、厚さが5μm以下、好ましくは2μm以下であることが必要である。該板状方向平均寸法が20μmを超えたり、厚さが5μmを超えると塗層表面への粒子の突出が多くなり、塗層表面の平滑性が損なわれる。なお、該板状方向平均寸法はマイクロトラック法、例えばマイクロトラックSRAタイプ(日機装社製)などを用いて測定することができる。
この鱗片状ガラス粒子は、その表面に金属光沢層を有することが必要であり、該金属光沢層は、例えば無電解メッキ法やCVD法、あるいは蒸着法、スパッタリング法などのPVD法などを用いて形成することができる。この金属光沢層の厚さは200Å以上、好ましくは500Å以上であることが望ましく、該厚さが200Åより薄くなるとキラキラとした輝きの強いスパークル感が低下する傾向がみられる。該金属光沢層の材質については、金属光沢を有するものであればよく、特に制限されず、例えばニッケル、金、銀、銅、コバルトなどを用いることができる。また、この金属光沢層の酸化を防止するために、所望に応じシランカップリング剤などの各種表面処理剤を用いて金属光沢層の表面を処理してもよい。
本発明のインクジェット記録材料は、金属光沢層を有する鱗片状ガラス粒子のほか、必要に応じ、通常用いられている顔料を1種もしくはそれ以上併用して用いてもなんら問題はない。例えば、カオリン、クレー、非晶質シリカ、合成非晶質シリカ、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、サチンホワイト、珪酸アルミニウム、アルミナ、コロイダルシリカ、ゼオライト、合成ゼオライト、セピオライト、スメクタイト、合成スメクタイト、珪酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、珪藻土、スチレン系プラスチックピグメント、ハイドロタルサイト、尿素樹脂系プラスチックピグメント、ベンゾグアナミン系プラスチックピグメント等が挙げられる。
本発明における金属光沢層を有する鱗片状ガラス粒子のインク受理層への配合量としては、その目的とするインクジェット記録材料の種類により異なるが、顔料の合計に対して50〜80重量%の範囲が好ましい。
また、キラキラとした輝きの強いスパークル感(深みのあるキラキラとした光輝感)が得られる点で、従来用いられている顔料であるカオリン、非晶質シリカ、炭酸カルシウム、アルミナ、コロイダルシリカ、ゼオライト、合成ゼオライト、スチレン系プラスチックピグメント、尿素樹脂系プラスチックピグメント、ベンゾグアナミン系プラスチックピグメント等のみを混合したインクジェット記録材料と比較し、優れている。
インク受理層の接着剤としては、例えば、カゼイン、大豆蛋白、合成蛋白等の蛋白質類、澱粉や酸化澱粉等の各種澱粉類、ポリビニルアルコール、カチオン性ポリビニルアルコール、シリル変成ポリビニルアルコール等のポリビニルアルコール類、カルボキシメチルセルロースやメチルセルロース等のセルロース誘導体、スチレン−ブタジエン共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体等の共役ジエン系重合体ラテックス、アクリル系重合体ラテックス、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のビニル系重合体ラテックス、等一般に塗被紙用として用いられている従来公知の接着剤が単独、あるいは併用して用いられる。顔料と接着剤の配合割合は、その種類にもよるが、一般に顔料100重量部にたいし接着剤1〜100重量部、好ましくは2〜80重量部の範囲で調整される。
インク受理層中には、その他の添加剤として、架橋剤、界面活性剤、顔料分散剤、pH調整剤、増粘剤、撥水剤、撥油剤、流動性改良材、消泡剤、抑泡剤、発泡剤、浸透剤、着色染料、着色顔料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、防腐剤、防バイ剤、帯電防止剤、耐水化剤、湿潤紙力増強剤、乾燥紙力増強剤および酸化防止剤等を適宜添加することもできる。
本発明におけるインクジェット記録材料の支持体としては、例えば、
1)LBKP、NBKP等の化学パルプ、GP、PGW、RMP、TMP、CTMP、CMP、CGP等の機械パルプ、DIP等の古紙パルプ等の天然パルプと従来公知の顔料を主成分として、バインダーおよびサイズ剤や定着剤、歩留まり向上剤、カチオン化剤、紙力増強剤等の各種添加剤を1種以上用いて混合したスラリーを用い、長網抄紙機、円網抄紙機、ツインワイヤー抄紙機等の各種装置で抄造された原紙類。
1)LBKP、NBKP等の化学パルプ、GP、PGW、RMP、TMP、CTMP、CMP、CGP等の機械パルプ、DIP等の古紙パルプ等の天然パルプと従来公知の顔料を主成分として、バインダーおよびサイズ剤や定着剤、歩留まり向上剤、カチオン化剤、紙力増強剤等の各種添加剤を1種以上用いて混合したスラリーを用い、長網抄紙機、円網抄紙機、ツインワイヤー抄紙機等の各種装置で抄造された原紙類。
2)原紙に、澱粉、ポリビニルアルコール等でのサイズプレスやアンダーコート層を設けた原紙や、それらの上にコート層を設けたアート紙、コート紙、キャストコート紙等の塗工紙類。
3)マシンカレンダー、TGカレンダー、ソフトカレンダー等のカレンダー装置を用いて平滑化処理を施したような原紙類。
4)原紙あるいは塗工紙の両面または片面に溶融押し出し法等にて高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等をコートしたレジンコート紙類。
5)ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリカーボネート、ノルボルネン、ビニロン、ポリビニルアルコール、ナイロン等の透明樹脂フィルムやこれら材料に顔料、発泡剤等を含有して透明度を低下させた半透明あるいは不透明樹脂フィルム類。
6)ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリスチレン、ポリアクリル酸エステル類等の熱可塑性樹脂と炭酸カルシウム、タルク、シリカ、焼成クレー等の無機顔料を混合して延伸積層した合成紙。
7)あるいはこれら支持体の表面にコロナ放電処理、火炎処理、プラズマ処理、アンカー層塗工処理等の易接着性を改良したようなものを好適に用いることができる。
本発明のインクジェット記録材料は、次のようにして製造することができる。先ず、鱗片状ガラス粒子、バインダー樹脂、その他各種添加剤等を水に分散させて得られるインク受理層塗工液を、支持体上に、エアナイフコーター、ロールコーター、バーコーター、ブレードコーター、スライドホッパーコーター、グラビアコーター、フレキソグラビアコーター、カーテンコーター、エクストルージョンコーター、フローティングナイフコーター、コンマコーター、ダイコーター、ゲートロールコーター、サイズプレス装置等の公知の塗工装置を用いて常法通り塗布し、熱風乾燥機、赤外線乾燥機等を用いて乾燥させて、インク受理層を形成する。必要に応じ、光沢感や表面強度の向上のため、インク吸収能を低下させない程度に、インク受理層にカレンダー処理を施してもよい。カレンダー処理とは、スーパーカレンダー、グロスカレンダー等の公知のカレンダー装置を用い、加圧・加熱したロール間に塗工紙等を通過させてその表面を平滑化する従来公知の処理方法である。また、塗工面を金属若しくはフィルム等の鏡面に写し取る方法で、より高い光沢面を得ることができる。この方法は、通常キャストコートと呼ばれる方法である。
本発明を実施例により、更に詳しく説明する。また、実施例において示す「部」および「%」は特に明示しない限り質量部および質量%を示す。
<支持体の作成>
濾水度450mlCSFのLBKP70部、濾水度450mlCSFのNBKP30部から成る木材パルプ100部に、軽質炭酸カルシウム/重質炭酸カルシウム/タルクの比率が30/35/35の顔料5部、市販アルキルケテンダイマー0.1部、市販カチオン系アクリルアミド0.03部、市販カチオン化澱粉1.0部、硫酸バンド0.5部を1%濃度スラリーに調製後、長網抄紙機を用いて坪量105g/m2で抄造し原紙を得た。このようにして得られた原紙を以下に述べる実施例および比較例の支持体として用いた。
濾水度450mlCSFのLBKP70部、濾水度450mlCSFのNBKP30部から成る木材パルプ100部に、軽質炭酸カルシウム/重質炭酸カルシウム/タルクの比率が30/35/35の顔料5部、市販アルキルケテンダイマー0.1部、市販カチオン系アクリルアミド0.03部、市販カチオン化澱粉1.0部、硫酸バンド0.5部を1%濃度スラリーに調製後、長網抄紙機を用いて坪量105g/m2で抄造し原紙を得た。このようにして得られた原紙を以下に述べる実施例および比較例の支持体として用いた。
(実施例1)
<インク受理層塗工液>
インク受理層塗工液として、鱗片状ガラス粒子(メタシャインRCFSX−2015PS:日本板硝子株式会社製)70部、合成非晶質シリカ(ファインシールX37B:トクヤマ社製)30部、ポリビニルアルコール(PVA117:クラレ株式会社製)30部、カチオン性染料定着剤(スミレーズレジン1001:住友化学工業株式会社製)20部を用い、固形分濃度14%に調整してインク受理層塗工液を得た。
<インク受理層塗工液>
インク受理層塗工液として、鱗片状ガラス粒子(メタシャインRCFSX−2015PS:日本板硝子株式会社製)70部、合成非晶質シリカ(ファインシールX37B:トクヤマ社製)30部、ポリビニルアルコール(PVA117:クラレ株式会社製)30部、カチオン性染料定着剤(スミレーズレジン1001:住友化学工業株式会社製)20部を用い、固形分濃度14%に調整してインク受理層塗工液を得た。
支持体上に、インク受理層塗工液をエアナイフコーターにより、乾燥塗工量10g/m2になるように塗工、乾燥して実施例1のインクジェット記録材料を作製した。
(実施例2)
実施例1において、鱗片状ガラス粒子(メタシャインRCFSX−2015PS:日本板硝子株式会社製)80部、合成非晶質シリカ(ファインシールX37B:トクヤマ社製)20部に代えた以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録材料を作製した。
実施例1において、鱗片状ガラス粒子(メタシャインRCFSX−2015PS:日本板硝子株式会社製)80部、合成非晶質シリカ(ファインシールX37B:トクヤマ社製)20部に代えた以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録材料を作製した。
(実施例3)
実施例1において、鱗片状ガラス粒子(メタシャインRCFSX−2015PS:日本板硝子株式会社製)50部、合成非晶質シリカ(ファインシールX37B:トクヤマ社製)50部に代えた以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録材料を作製した。
実施例1において、鱗片状ガラス粒子(メタシャインRCFSX−2015PS:日本板硝子株式会社製)50部、合成非晶質シリカ(ファインシールX37B:トクヤマ社製)50部に代えた以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録材料を作製した。
(実施例4)
実施例1において、鱗片状ガラス粒子(メタシャインRCFSX−2015PS:日本板硝子株式会社製)30部、合成非晶質シリカ(ファインシールX37B:トクヤマ社製)70部に代えた以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録材料を作製した。
実施例1において、鱗片状ガラス粒子(メタシャインRCFSX−2015PS:日本板硝子株式会社製)30部、合成非晶質シリカ(ファインシールX37B:トクヤマ社製)70部に代えた以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録材料を作製した。
(比較例1)
実施例1において、鱗片状ガラス粒子を添加せず、合成非晶質シリカ(ファインシールX37B:トクヤマ社製)100部に代えた以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録材料を作製した。
実施例1において、鱗片状ガラス粒子を添加せず、合成非晶質シリカ(ファインシールX37B:トクヤマ社製)100部に代えた以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録材料を作製した。
上記のようにして作製したインクジェット記録材料について下記の評価方法に従って評価した。
<印字>
ヒューレットパッカード社製インクジェットプリンター(DesignJet5550)を用い、作製したインクジェット記録材料にブラック(Bk)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各単色及び、ブラックインクを除く他の3色インクでの2重色(レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(Bl))、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローでの4重色の計8色のベタパターンを、2cm×2cmで横一列に隣接して記録するという方法で、ベタ印字を行い、これを吸収性の評価に用いた。
ヒューレットパッカード社製インクジェットプリンター(DesignJet5550)を用い、作製したインクジェット記録材料にブラック(Bk)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各単色及び、ブラックインクを除く他の3色インクでの2重色(レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(Bl))、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローでの4重色の計8色のベタパターンを、2cm×2cmで横一列に隣接して記録するという方法で、ベタ印字を行い、これを吸収性の評価に用いた。
1)光沢感
作製したインクジェット記録材料の未印字部を目視て判定し、以下の基準で評価した。
○:キラキラとした輝きの強いスパークル感を有する。
△:○と比較するとキラキラとした輝きの強いスパークル感が弱い。
×:マット調。
作製したインクジェット記録材料の未印字部を目視て判定し、以下の基準で評価した。
○:キラキラとした輝きの強いスパークル感を有する。
△:○と比較するとキラキラとした輝きの強いスパークル感が弱い。
×:マット調。
2)吸収性
各色の2cm×2cm四方ベタ印字部について、印字後24時間経過後に各色の境界の滲みとベタ印字部の印字むらについて、以下の基準で目視評価した。
○:各色の境界の滲み及びベタ印字部の印字むらが全く見られない。
△:重色において境界の滲みもしくはベタ印字部の印字むらのどちらかが見られる。
×:単色においても境界の滲みもしくはベタ印字部の印字むらのどちらかが見られる。
各色の2cm×2cm四方ベタ印字部について、印字後24時間経過後に各色の境界の滲みとベタ印字部の印字むらについて、以下の基準で目視評価した。
○:各色の境界の滲み及びベタ印字部の印字むらが全く見られない。
△:重色において境界の滲みもしくはベタ印字部の印字むらのどちらかが見られる。
×:単色においても境界の滲みもしくはベタ印字部の印字むらのどちらかが見られる。
結果を表1に示した。
以上のように、本発明ではない、インク受理層に従来の合成非晶質シリカを用いたインクジェット記録材料(比較例1)に比較して、本発明の金属光沢層を有する鱗片状ガラス粒子を用いたインクジェット記録材料(実施例1〜3)は、キラキラとした輝きの強いスパークル感を有する点で、特に優れた結果を示した。
Claims (6)
- 支持体上に少なくとも1層以上のインク受理層を積層したインクジェット記録材料であって、該インク受理層に、表面に金属光沢層を有する鱗片状ガラス粒子を含有することを特徴とするインクジェット記録材料。
- 該金属光沢層を有する鱗片状ガラス粒子が、板状方向平均20μm以下、厚さが5μm以下であることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録材料。
- 該金属光沢層が、ニッケル、金、銀、銅、コバルトから少なくとも1種以上の金属から成ることを特徴とする請求項1または2記載のインクジェット記録材料。
- 該金属光沢層が無電解メッキ法、CVD法、PVD法で形成することを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載のインクジェット記録材料。
- 該PVD法が、蒸着法、スパッタリング法であることを特徴とする請求項4記載のインクジェット記録材料。
- 該金属光沢層の表面をシランカップリング剤で表面処理したことを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載のインクジェット記録材料。
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- 2004-03-30 JP JP2004097276A patent/JP2005280093A/ja active Pending
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