JP2005278790A - 健康管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】高齢者等が毎日継続して血圧、体温、体重、体脂肪率等を気兼ねなく測定、確認できるように積極的に支援することができるようにする。
【解決手段】生体測定器2と、第1の有線経路L1又は第1の無線経路L2で接続され、各部位に複数のセンサースイッチS1〜S9、スピーカーSP1、主装置3を内蔵する玩具1とを備え、主装置は、使用者が血圧等を測定するたびに測定器通信インターフェース回路21を介して測定器と接続され、測定器をリモート制御して測定した使用者の血圧等の測定値をメモリインタフェース回路22を介してメモリ23に記録する測定値管理プログラム281と、測定値に対応してメモリに予め登録されている対応する数値がフレーズ単位で記録された音声データを、スピーカより使用者の測定値として音声で出力制御する音声制御プログラム282とを内蔵する制御部28を備えている。
【選択図】図1
【解決手段】生体測定器2と、第1の有線経路L1又は第1の無線経路L2で接続され、各部位に複数のセンサースイッチS1〜S9、スピーカーSP1、主装置3を内蔵する玩具1とを備え、主装置は、使用者が血圧等を測定するたびに測定器通信インターフェース回路21を介して測定器と接続され、測定器をリモート制御して測定した使用者の血圧等の測定値をメモリインタフェース回路22を介してメモリ23に記録する測定値管理プログラム281と、測定値に対応してメモリに予め登録されている対応する数値がフレーズ単位で記録された音声データを、スピーカより使用者の測定値として音声で出力制御する音声制御プログラム282とを内蔵する制御部28を備えている。
【選択図】図1
Description
この発明は健康管理システムに係り、特に高齢者等の単身生活者を対象とした異常監視において、ネットワーク網を介して血圧計、体温計、体重計、体脂肪計等の測定器の使用頻度を遠隔モニタ監視する健康管理システムに関する。
従来から、高齢者等の単身生活者が日常生活において、通常、採り得る姿勢や動作をセンサ等の測定手段で監視して、健康状態をモニタリングする単身生活者の健康状態モニタリングシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この健康状態モニタリングシステムは、座布団に荷重センサ、湯飲み茶碗に脈波センサやインピーダンス測定センサ、テレビの側部にビデオカメラ等を設けている。荷重センサは体重や重心の状態を観察することができ、脈波センサやインピーダンス測定センサは心拍間隔や自律神経の状態、発汗状態を観察することができ、ビデオカメラは顔色、血行状態、体温、しみの有無等を観察することができる。また、これらセンサ等の測定手段で検出したデータは、管理装置でモニタリングすることにより送信に適した健康管理データとして記録され、集中管理センターに電話回線等を介して定期的に送信できるようになっている。
背景技術に記載した特許文献1では、単身生活者自身が自分の健康状態を確認、管理することができなかった。また、単身生活者自身が自分の健康状態を確認、管理するために、例えば血圧計を使用して血圧を測定することができる。しかしながら、血圧計等の測定器は、一般的に測定データを表示するだけなので計測結果を見間違えてしまうことがあり、また、毎日継続して計測することをうっかり忘れてしまう虞があり、さらに、測定器の操作に不慣れで苦手意識のある高齢者等には精神的に苦痛をともなうものであった。
本発明は、このような従来の難点を解決するためになされたもので、高齢者等が毎日継続して血圧、体温、体重、体脂肪率等を気兼ねなく測定、確認できるように積極的に支援することができ、また、ネットワーク網を利用して病院等の外部機関で遠隔監視することができる健康管理システムを提供することを目的とする。
本発明の健康管理システムは、血圧計、体温計、体重計、体脂肪計等の測定器と、USB、RS−232C等の第1の有線経路又は無線LAN、ブルートゥース等の第1の無線経路で接続され、手足、頭、背中、尻尾等の部位に複数のセンサースイッチ、スピーカー、主装置を内蔵する犬、猫等のぬいぐるみのような玩具とを備えているものである。
また、玩具の主装置は、使用者が血圧、体温、体重、体脂肪率を測定するたびに測定器通信インターフェース回路を介して測定器と接続され、測定器をリモート制御して測定した使用者の血圧、体温、体重、体脂肪率等の測定値をメモリインタフェース回路を介してメモリカード、フラッシュROM等のメモリに記録する測定値管理プログラムと、測定値に対応してメモリに予め登録されている対応する数値がフレーズ単位で記録された音声データを、音声再生回路を介してスピーカより使用者の測定値として音声で出力制御する音声制御プログラムとを内蔵する制御部を備えたものである。
このような健康管理システムは、主装置が測定器をリモート制御することができるので、使用者が測定器を測定可能な状態に操作しなくてもよく、測定器の操作に不慣れで苦手意識のある高齢者等でも気兼ねなく測定器で血圧、体温、体重、体脂肪率を測定することができる。また、このようにして測定器で測定した測定値データは、通信インターフェース回路で主装置に受信され、受信された測定値データは測定値管理プログラムによる制御でメモリインタフェース回路を介してメモリに記録される。主装置は、メモリに記録された測定値データの内容を、音声制御プログラムによる制御で音声再生回路を介してスピーカから音声として使用者に知らせることができる。この音声を使用者の親、子供、孫等の近親者の声にして、犬、猫等のぬいぐるみのような玩具から発音させることにより、使用者に対して癒しの効果をもたらすことが期待できる。
また、玩具の主装置は、有線LANやUSB等の第2の有線経路または無線LAN、ブルートゥース等の第2の無線経路を介してブロードバンドルータ等のゲートウェイ装置と接続され、インターネット等のネットワーク網を介して外部のパーソナルコンピュータやデータセンターと接続されている。このように外部と接続されることにより、病院等の外部機関で使用者の生活異変を確認できるようになる。
本発明の健康管理システムによれば、犬、猫等のぬいぐるみのような玩具に、測定器をリモート制御する機能や測定結果を音声で知らせる機能をもたせたので、測定器の操作に不慣れで苦手意識のある高齢者でも血圧計や体温計、体重計、体脂肪計等を用いて毎日、定期的に血圧や体温、体重、体脂肪率等を測定することができ、また、測定結果や種々の音声フレーズを玩具が喋るので使用者に対して癒しの効果をもたらすことが期待できる。さらに、この玩具をネットワーク網を介して外部のデータセンター等に接続することができるので、病院等の外部機関で使用者の生活異変を確認できる。
以下、本発明の健康管理システムを実施するための最良の形態例について、図面を参照して説明する。
本発明を実施するための最良の一形態である健康管理システムは図1に示すように、血圧計、体温計、体重計、体脂肪計等である生体測定器2と、生体測定器2に接続され、手足、頭、背中、尻尾等の部位に複数のセンサースイッチS1〜S9、スピーカーSP1、主装置3を内蔵する犬、猫等のぬいぐるみのような玩具1とを備えている。
玩具1のセンサースイッチは、例えば右耳にセンサースイッチS1、左耳にセンサースイッチS2、頭にセンサースイッチS3、背中にセンサースイッチS4、右前足にセンサースイッチS5、左前足にセンサースイッチS6、右後足にセンサースイッチS7、左後足にセンサースイッチS8、尻尾にセンサースイッチS9が内蔵されている。このようなセンサースイッチとしては、感圧型スイッチ等が操作がし易く誤動作が少ない等の点で好適である。また、スピーカーSP1は口に設けられ、主装置3は胴体に内蔵されている。
この主装置3は、生体測定器2に接続するための測定器通信IF(インターフェース)回路21と、生体測定器2で測定した血圧、体温、体重、体脂肪率等の測定値データをメモリIF(インターフェース)回路22を介して記録するためのメモリカード、フラッシュROM等のメモリ23と、スピーカーSP1にスピーカーアンプ24を介して接続される音声再生回路25と、日付けや時間を管理するためのRTC(リアルタイムクロック)回路26と、加入電話網やパケット網などのネットワーク網100に接続されるゲートウェイ装置4に接続するための外部通信IF(インターフェース)回路27とを備えている。なお、ネットワーク網100には、病院、警備会社等の外部機関に設置されるパーソナルコンピュータ101やデーターセンター102が接続されている。
また、主装置3は、センサースイッチS1〜S9、測定器通信IF回路21、メモリIF回路22、外部通信IF回路27、RTC回路26及び音声再生回路25に接続されている制御部28を備えている。
制御部28は、使用者が血圧、体温、体重、体脂肪率を測定するたびに測定器通信IF21を介して生体測定器2と接続し、この生体測定器2をリモート制御して測定した使用者の血圧、体温、体重、体脂肪率等の測定値をメモリIF回路22を介してメモリ23に記録する第1の機能を有する測定値管理プログラム281と、メモリ23に記録された測定値に対応してメモリ23に予め登録されている対応する数値がフレーズ単位で記録された音声データを、音声再生回路25及びスピーカアンプ24を介してスピーカSP1より使用者の測定値として音声で出力制御する第1の機能を有する音声制御プログラム282とを内蔵している。
測定値管理プログラム281は、さらに主装置3の制御部28に接続される複数のセンサースイッチS1〜S9を使用者が選択して触れることによって、複数の使用者の測定値を区別して記録する第2の機能を有している。
音声制御プログラム282は、さらに使用者が血圧、体温、体重、体脂肪率等の測定を実施するたびに前回測定した測定値と今回測定した測定値をセットで音声再生回路25及びスピーカアンプ24を介してスピーカSP1より出力する第2の機能を有している。
また、音声制御プログラム282は、使用者が特定のセンサースイッチに触れた時に予めメモリ23に記録された複数の音声フレーズデータからランダムにデータを読み出して音声再生回路25及びスピーカアンプ24を介してスピーカSP1より出力する第3の機能を有している。
さらに、音声制御プログラム282は、主装置3の制御部28に接続される複数のセンサースイッチS1〜S9を使用者が選択して触れることによって、RTC回路26の時間制御に基づき時間帯に対応してメモリ23に予め登録されているフレーズ単位で記録された異なる音声コミュニケーションデータを音声再生回路25及びスピーカアンプ24を介してスピーカSP1より音声で出力する第4の機能を有している。
また、制御部28は、RTC回路26の時間制御に基づき、毎日定時に使用者に血圧、体温、体重、体脂肪率等の測定を喚起するアラーム音、音声再生音を音声再生回路25及びスピーカアンプ24を介してスピーカSP1より出力する時間管理プログラム283を内蔵している。
また、制御部28は、使用者毎の生体測定器2の使用頻度を監視・記録し、定期的にネットワーク網100を介して外部のデータセンター102へ送信し、生体測定器2が一定期間使用されない場合は、使用者が何らかの異常状態にあると判定し通知する外部通信プログラム284を内蔵している。
また、外部機関に設置されるパーソナルコンピュータ101には、該パーソナルコンピュータ101のリモート操作で主装置3のメモリ23に予め記録されている音声データを更新する機能と、使用者の親、子供、孫等の近親者の声を予め録音し音声データに編集加工する機能とを有する音声編集・更新プログラム111が内蔵されている。
このような玩具1の主装置3と生体測定器2とは、USB、RS−232C等のシリアル伝送方式である第1の有線経路L1又は無線LAN、ブルートゥース等の無線データ伝送方式である第1の無線経路L2の何れかで接続されている。また、玩具1の主装置3とゲートウェイ装置4とは、USB、RS−232C等のシリアル伝送方式である第2の有線経路L3又は無線LAN、ブルートゥース等の無線データ転送方式である第2の無線経路L4の何れかで接続されている。
このように構成された健康管理システムについて、以下、動作を場合分けして説明する。なお、使用する生体測定器として血圧計を例に挙げて説明する。
まず、玩具1が高齢者、病弱者、身体障害者等の単身生活者である使用者に血圧計2で血圧測定を行うことを促す動作について説明する。
玩具1の主装置3は、予め設定された日時になるとRTC回路26から第1の起動信号が制御部28に出力される。制御部28はRTC回路26から第1の起動信号を入力すると、時間管理プログラム283を起動し、メモリ23に予め登録されている血圧測定について使用者に喚起する。例えば、使用者の孫の声で、「そろそろ、血圧を測定してね。」の音声フレーズデータをメモリ23から読み出して音声再生回路25へ出力し、この音声再生回路25で音声再生された音声フレーズをスピーカーアンプ24で必要な音量に増幅してスピーカSP1から一定時間又は設定されている回数だけ出力する。これにより、使用者が毎日継続して血圧測定を行えるように促すことができる。
また、スピーカSP1からの音声フレーズの出力を停止させる場合には、例えば玩具1の背中に内蔵されたセンサースイッチS4に触れると、制御部28が音声再生回路25を制御して停止するように該制御部28を設定する。
次に、血圧計2で血圧測定を行った場合における動作について説明する。
例えば、使用者が玩具1の右耳のセンサースイッチS1に触れると、玩具の主装置3に備えた制御部28が、測定値管理プログラム281を起動して測定器通信IF回路21を介して血圧計2をリモート制御して測定可能な状態にするように該制御部28を設定する。
このように設定された玩具1の右耳に使用者が触れると、右耳に内蔵されたセンサースイッチS1から感知信号が主装置3の制御部28に出力され、制御部28はこの感知信号に基づき測定値管理プログラム281を起動して測定器通信IF回路21を介して血圧計2をリモート制御して測定可能な状態に立ち上げる。したがって、血圧計2の操作に不慣れで苦手意識がある使用者でも、気兼ねなく血圧測定ができる。
血圧計2による血圧測定が完了すると、制御部28の測定値管理プログラム281は血圧計2から測定器通信IF回路21を介して測定値を入力し、その測定値をメモリIF回路22を介してメモリ23に記録する。メモリ23に測定値が記録されると、制御部28は音声制御プログラム282の第1の機能を起動し、メモリ23に記録された測定値に対応して該メモリ23に予め登録されている対応する数値の音声フレーズデータ、例えば、「今回の最大血圧は120で、最小血圧は70です。」という音声フレーズデータを該メモリ23から読み出して音声再生回路25に出力する。音声再生回路25はこの音声フレーズデータを音声再生しスピーカーアンプ24で必要な音量に増幅してスピーカSP1から制御部28で設定されている回数だけ出力する。これにより、使用者が自分の健康状態を音声フレーズで適確に確認することができる。
なお、主装置3の制御部28は血圧計2からの測定値をメモリ23に記録した際、前回の測定値がメモリ23に記録されている場合には、音声制御プログラム282の第2の機能を起動し、前回測定した測定値と今回測定した測定値に対応して該メモリ23に予め登録されている音声フレーズデータ、例えば、「今回の最大血圧は120で、最小血圧は70です。前回の最大血圧は130で、最小血圧は80です。」という音声フレーズデータを該メモリ23から読み出して音声再生回路25に出力する。音声再生回路25はこの音声フレーズデータを音声再生しスピーカーアンプ24で必要な音量に増幅してスピーカSP1から制御部28で設定されている回数だけ出力する。これにより、使用者が自分の健康状態を音声フレーズで適確に確認できると共に管理することができる。
次に、複数の人が1台の血圧計2で血圧測定を行った場合における動作について説明する。
例えば、使用者Aが玩具1の右耳に内蔵されたセンサースイッチS1に触れた場合には、玩具1の主装置3に備えた制御部28は血圧計2で血圧測定した測定値をメモリ23の使用者A用に割り当てられた記録部に記録し、使用者Bが玩具1の左耳に内蔵されたセンサースイッチS2に触れた場合には、主装置3に備えた制御部28は血圧計2で血圧測定した測定値をメモリ23の使用者B用に割り当てられた記録部に記録するように制御部28を設定する。
このように設定された玩具1の右耳に使用者Aが触れると、右耳に内蔵されたセンサースイッチS1から感知信号が主装置3の制御部28に出力され、制御部28はこの感知信号に基づき測定値管理プログラム281を起動して測定器通信IF回路21を介して血圧計2をリモート制御して測定可能な状態に立ち上げる。
血圧計2による血圧測定が完了すると、制御部28の測定値管理プログラム281は血圧計2から測定器通信IF回路21を介して測定値を入力し、その測定値をメモリIF回路22を介してメモリ23に記録する。この際、制御部28は使用者Aが右耳に触れているので使用者Aが血圧測定したと判断し、その測定値をメモリ23の使用者A用に割り当てられた記録部に記録する。
また、玩具1の左耳に使用者Bが触れた場合には、血圧計2による血圧測定が完了すると、制御部28は使用者Bが左耳に触れているので使用者Bが血圧測定したと判断し、その測定値をメモリ23の使用者B用に割り当てられた記録部に記録する。
このように、複数のセンサースイッチを使用者ごとに割り当てることができるので、血圧測定した測定値を使用者ごとに管理できるようになる。なお、測定値をメモリ23に記録した後は、上述のように音声制御プログラム282の第1の機能を起動し、メモリ23に記録された測定値に対応して該メモリ23に予め登録されている対応する数値の音声フレーズデータをメモリ23から読み出して音声再生回路25及びスピーカーアンプ24を介してスピーカSP1から出力する。また、前回の測定値がメモリ23に記録されている場合には、音声制御プログラム282の第2の機能を起動し、前回測定した測定値と今回測定した測定値に対応して該メモリ23に予め登録されている音声フレーズデータをメモリ23から読み出して音声再生回路25及びスピーカーアンプ24を介してスピーカSP1から出力する。
次に、特定のセンサースイッチを使用者が選択して触れた時に、そのセンサースイッチに対応する音声フレーズをスピーカーから出力する動作について説明する。
例えば、使用者が玩具1の尻尾のセンサースイッチS9に触れると、玩具1の主装置3に備えた制御部28が音声制御プログラム282の第3の機能を起動して、予めメモリ23に記録された複数の音声フレーズデータからランダムにデータを読み出して、音声再生回路25に出力するように制御部28を設定する。
このように設定された玩具1の尻尾に使用者が触れると、尻尾に内蔵されたセンサースイッチS9から感知信号が主装置3の制御部28に出力され、制御部28は音声制御プログラム282の第3の機能を起動して、この感知信号に基づきそのセンサースイッチS9に対応した音声フレーズデータ、例えば、「今日も一日がんばろう。」という音声フレーズデータをメモリ23から読み出して音声再生回路25に出力する。音声再生回路25はこの音声フレーズデータを音声再生しスピーカーアンプ24で必要な音量に増幅してスピーカSP1から制御部28で設定されている回数だけ出力する。これにより、使用者である単身生活者が玩具に触れることで、該単身生活者に対してランダムに発せられる音声フレーズによる癒しの効果をもたらすことになる。
また、使用者が玩具1の背中のセンサースイッチS4に触れると、玩具1の主装置3に備えた制御部28が音声制御プログラム282の第4の機能を起動して、時間帯に対応してメモリ23に予め登録されているフレーズ単位で記録された異なる音声コミュニケーションデータを読み出して、音声再生回路25に出力するように制御部28を設定する。
このように設定された玩具1の背中に使用者が触れると、背中に内蔵されたセンサースイッチS4から感知信号が主装置3の制御部28に出力され、制御部28は音声制御プログラム282の第4の機能を起動して、背中のセンサースイッチS4に触れた時間に対応した音声コミュニケーションデータ、例えば、「今日も元気かな?」という音声フレーズデータをメモリ23から読み出して音声再生回路25に出力する。音声再生回路25はこの音声フレーズデータを音声再生しスピーカーアンプ24で必要な音量に増幅してスピーカSP1から制御部28で設定されている回数だけ出力する。これにより、使用者である単身生活者が玩具に触れることで、該単身生活者に対して時間帯に対応した音声フレーズによる癒しの効果をもたらすことになる。
次に、データセンターによる単身生活者の遠隔監視について説明する。
玩具1の主装置3は、予め設定された時刻になるとRTC回路26から第2の起動信号が制御部28に出力される。制御部28はRTC回路26から第2の起動信号を受信すると、外部通信プログラム284を起動し、使用者の血圧計2の使用頻度や測定値を外部通信IF回路27及びゲートウェイ装置4を介してネットワーク網100に送信する。ネットワーク網100に送信された使用者の血圧計2の使用頻度や測定値はデータセンター102で受信することができるので、データセンター102では使用者の生活状態を監視することができる。例えば、測定値に異常が発見された場合には、専門医によるタイムリーなアドバイスを得ることができる。また、血圧計2が一定期間使用されない場合には、データセンター102で使用者が何らかの異常状態にあると判定することができるので、使用者の異常状態を早期に確認し対応することができる。
なお、主装置3のメモリ23に測定値が使用者毎に割り当てられて記録されている場合には、血圧計2の使用頻度や測定値を使用者毎に監視することができる。
また、主装置3のメモリ23に登録されている音声データを更新する場合には、この主装置3にゲートウェイ装置4及びネットワーク網100を介して接続されている外部機関に設置されたパーソナルコンピュータ101の音声編集・更新プログラム111を実行する。具体的には、パーソナルコンピュータ101の音声編集・更新プログラム111で予め録音しておいたアラーム音や複数の近親者の音声から必要とする音声データを選択し、リモート操作で主装置3のメモリ23に転送して予め記録されている音声データを更新する。このように、主装置3のメモリ23に予め記録されている音声データをパーソナルコンピュータ101による遠隔制御で書き換えることによって、使用者の手を煩わせることなくスピーカSP1から出力させる音声の音色やフレーズを変更することができるので、使用者の血圧計2に対する関心を継続させることができる。
なお、測定値管理プログラム281、音声制御プログラム282、時間管理プログラム283、外部通信プログラム284を内蔵する制御部28は、該プログラムを実行することができるのであれば、プログラムメモリ内蔵型のCPU、プログラムメモリが別体であるCPU、あるいはプログラムメモリとしてメモリ23を利用するCPUの何れでもよい。
また、本発明の健康管理システムの動作説明では生体測定器として血圧計を例に挙げて説明したが、これに限らず、体温計、体重計、体脂肪計等を使用しても血圧計と同様の作用、効果を得ることができる。
さらに、本発明の健康管理システムの動作説明では単身生活者の住宅等で使用する場合について説明してきたが、これに限らず、家族等と共同生活している介護が必要な住宅等でも採用できることは言うまでもない。
1……玩具
2……測定器
21……測定器通信インターフェース回路
22……メモリインターフェース回路
23……メモリ
25……音声再生回路
26……リアルタイムクロック回路
28……制御部
281……測定値管理プログラム
282……音声制御プログラム
283……時間管理プログラム
284……外部通信プログラム
3……主装置
4……ゲートウェイ装置
100……ネットワーク網
101……パーソナルコンピュータ
102……データセンター
L1……第1の有線経路
L2……第1の無線経路
L3……第2の有線経路
L4……第2の無線経路
S1〜S9……センサースイッチ
SP1……スピーカ
2……測定器
21……測定器通信インターフェース回路
22……メモリインターフェース回路
23……メモリ
25……音声再生回路
26……リアルタイムクロック回路
28……制御部
281……測定値管理プログラム
282……音声制御プログラム
283……時間管理プログラム
284……外部通信プログラム
3……主装置
4……ゲートウェイ装置
100……ネットワーク網
101……パーソナルコンピュータ
102……データセンター
L1……第1の有線経路
L2……第1の無線経路
L3……第2の有線経路
L4……第2の無線経路
S1〜S9……センサースイッチ
SP1……スピーカ
Claims (9)
- 血圧計、体温計、体重計、体脂肪計等の測定器(2)と、USB、RS−232C等の第1の有線経路(L1)又は無線LAN、ブルートゥース等の第1の無線経路(L2)で接続され、手足、頭、背中、尻尾等の部位に複数のセンサースイッチ(S1〜S9)、スピーカー(SP1)、主装置(3)を内蔵する犬、猫等のぬいぐるみのような玩具(1)とを備え、
前記主装置は、使用者が血圧、体温、体重、体脂肪率を測定するたびに測定器通信インターフェース回路(21)を介して前記測定器と接続され、前記測定器をリモート制御して測定した使用者の血圧、体温、体重、体脂肪率等の測定値をメモリインタフェース回路(22)を介してメモリカード、フラッシュROM等のメモリ(23)に記録する測定値管理プログラム(281)と、前記測定値に対応して前記メモリに予め登録されている対応する数値がフレーズ単位で記録された音声データを、音声再生回路(25)を介して前記スピーカより使用者の測定値として音声で出力制御する音声制御プログラム(282)とを内蔵する制御部(28)を備えたことを特徴とする健康管理システム。 - 前記主装置は、日付や時間を管理するためのリアルタイムクロック回路(26)と前記制御部に内蔵される時間管理プログラム(283)によって、毎日定時に使用者に血圧、体温、体重、体脂肪率等の測定を喚起するアラーム音、音声再生音を前記音声再生回路を介して前記スピーカより出力することを特徴とする請求項1記載の健康管理システム。
- 前記主装置は、使用者が血圧、体温、体重、体脂肪率等の測定を実施するたびに前回測定した測定値と今回測定した測定値をセットで前記音声再生回路を介して前記スピーカより出力することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の健康管理システム。
- 前記主装置は、使用者が特定の前記センサースイッチに触れた時に予め前記メモリに記録された複数の音声フレーズデータからランダムにデータを読み出して前記音声再生回路を介して前記スピーカより出力することを特徴とする請求項1乃至請求項3何れか1項記載の健康管理システム。
- 前記主装置は、有線LANやUSB等の第2の有線経路(L3)または無線LAN、ブルートゥース等の第2の無線経路(L4)を介してブロードバンドルータ等のゲートウェイ装置(4)と接続され、インターネット等のネットワーク網(100)を介して外部のパーソナルコンピュータ(101)と接続され、前記パーソナルコンピュータのリモート操作で前記主装置の前記メモリに予め記録されている前記音声データを更新することを特徴とする請求項1乃至請求項4何れか1項記載の健康管理システム。
- 前記主装置は、使用者毎の前記測定器の使用頻度を監視・記録し、定期的に前記ネットワーク網を介して外部のデータセンター(102)へ送信し、前記測定器が一定期間使用されない場合は、使用者が何らかの異常状態にあると判定し通知するプログラム(284)を有することにより使用者の安否確認を行なうことを特徴とする請求項1乃至請求項5何れか1項記載の健康管理システム。
- 前記主装置に接続される前記複数のセンサースイッチを使用者が選択して触れることによって、複数の使用者の測定値を区別して記録することを特徴とする請求項1乃至請求項6何れか1項記載の健康管理システム。
- 前記主装置に接続される前記複数のセンサースイッチを使用者が選択して触れることによって、時間帯に対応して前記メモリに予め登録されているフレーズ単位で記録された異なる音声コミュニケーションデータを前記音声再生回路を介して前記スピーカより音声で出力することを特徴とする請求項1乃至請求項7何れか1項記載の健康管理システム。
- 前記パーソナルコンピュータは、使用者の親、子供、孫等の近親者の声を予め録音し前記音声データに編集加工する機能を有することを特徴とする請求項5乃至請求項8何れか1項記載の健康管理システム。
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