JP2005277362A - 複合素子 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】チップ状のサーミスタ素体2の長手方向の一方の端面に第1の端子電極3を直接に設け、他方の端面に第3の端子電極5を直接に設け、上面側に絶縁層10を介して第2の端子電極4を設け、第2の端子電極4の隣りに抵抗体層6を設け、第2の端子電極4と抵抗体層6とを電気的に接続し、抵抗体層6と第1の端子電極3とを電気的に接続する。第1の端子電極3を出力端子電極、第2の端子電極4を入力端子電極、第3の端子電極5をアース端子電極として使用し、入力端子電極4とアース端子電極5との間に電圧を印加し、出力端子電極3とアース端子電極5との間の電圧を測定して、出力電圧を温度に換算することにより、温度変化を検出することができる。
【選択図】 図2
Description
すなわち、請求項1に係る発明は、チップ状のサーミスタ素体の表面に第1の端子電極と、第2の端子電極と、絶縁層を介在させた第3の端子電極と、絶縁層を介在させた抵抗体層とが設けられ、前記抵抗体層に前記第1の端子電極及び前記第3の端子電極が接続されていることを特徴とする。
本発明による複合素子によれば、第1の電極を出力端子電極、第2の端子電極をアース端子電極、第3の端子電極を入力端子電極として使用し、入力端子電極とアース端子電極との間に電圧を印加し、出力端子電極とアース端子電極との間の電圧を測定することにより、温度検出用回路、温度補償用回路等として有効に使用することができ、回路全体の小型化が可能となる。
本発明による複合素子によれば、第1の電極を出力端子電極、第2の端子電極をアース端子電極、第3の端子電極を入力端子電極として使用し、入力端子電極とアース端子電極との間に電圧を印加し、出力端子電極とアース端子電極との間の電圧を測定することにより、温度検出用回路、温度補償用回路等として有効に使用することができ、回路全体の小型化が可能となる。
本発明による複合素子によれば、第1の端子電極、第2の端子電極、第3の端子電極の何れかによってサーミスタ素体の抵抗値が調整されることになる。
本発明による複合素子によれば、第1の端子電極、第2の端子電極、第3の端子電極、抵抗体層の何れか又はこれらの2以上のものの間に設けられている内部電極によってサーミスタ素体の抵抗値が調整されることになる。
本発明による複合素子によれば、第1の電極を出力端子電極、第2の端子電極をアース端子電極、第3の端子電極を入力端子電極として使用し、入力端子電極とアース端子電極との間に電圧を印加し、出力端子電極とアース端子電極との間の電圧を測定することにより、温度検出用回路、温度補償用回路等として有効に使用することができ、回路全体の小型化が可能となる。
本発明による複合素子によれば、第1の電極を出力端子電極、第2の端子電極をアース端子電極、第3の端子電極を入力端子電極として使用し、入力端子電極とアース端子電極との間に電圧を印加し、出力端子電極とアース端子電極との間の電圧を測定することにより、温度検出用回路、温度補償用回路等として有効に使用することができ、回路全体の小型化が可能となる。
本発明による複合素子によれば、第1の電極を出力端子電極、第2の端子電極をアース端子電極、第3の端子電極を入力端子電極として使用し、入力端子電極とアース端子電極との間に電圧を印加し、出力端子電極とアース端子電極との間の電圧を測定することにより、温度検出用回路、温度補償用回路等として有効に使用することができ、回路全体の小型化が可能となる。
本発明による複合素子によれば、複合素子の本体部の表面に絶縁層が設けられているので、厳しい環境下での信頼性劣化の原因となる複合素子の表面層を保護することができ、耐熱性、耐寒性、耐湿性等の信頼性レベルの向上を図ることが可能となる。また、複合素子の本体部の側面に形成される端子電極は、複合素子の本体部の少なくとも一側面以上に備えられているため、はんだ接合の際に実装基板(ランド部)と複合素子の端子電極との間に良好なはんだ接合部(フィレット)が形成され、信頼性の高い実装が可能となる。
本発明による複合素子によれば、チップ状のサーミスタ素体の表面に複合素子を固定するために用いられる接合用端子を更に設けているので、複合素子を実装する電子機器の基板等に対して、より確実に固定することができる。よって、複合素子の基板に対する実装強度を向上させることができる。
さらに、サーミスタ素体の特性のリニア化を図るために、別途抵抗を必要とすることがなく、また、サーミスタ素体と内部の抵抗体層との整合を図るために、抵抗体層を選択したり、抵抗体層にトリマーを付加したりする必要がないので、製造コストを大幅に低減させることができる。
図1〜図3には、本発明による複合素子の第1の実施の形態が示されていて、図1は複合素子の全体を示す斜視図、図2は図1の断面図、図3は図1及び図2に示す複合素子の等価回路図である。
複合素子1は、チップ状のサーミスタ素体2と、サーミスタ素体2の両端に形成される第1の端子電極3及び第2の端子電極5とを有する。
本実施形態では、第1の端子電極3及び第2の端子電極5として、樹脂電極にNiめっき及びSnめっきを施したものを用いた。この他にも、第1の端子電極3及び第2の端子電極5として、サーミスタ素体2の両端に絶縁性の樹脂を介して樹脂電極を形成する方法や、焼付電極により形成する方法を用いることもできる。
なお、本実施形態では、絶縁層31(31a、31b)としてガラスコートを用いて複合素子1を形成した。絶縁層31をガラスコートではなく、樹脂コートにより形成することもできる。
また、本実施形態では、複合素子1の上面にのみ絶縁層34(34a、34b)を形成する場合について説明したが、複合素子1を保護するために、サーミスタ素子2の下面にも絶縁層31bを介して絶縁層34を形成しても構わない。
このように、複合素子1に4端子(第1の端子電極3、第2の端子電極5、第3の端子電極4、接合用端子35)を設けることにより、複合素子1の両側面を基板等により強固に固定することができる。よって、複合素子1の実装強度を更に向上させることができる。
2 サーミスタ素体
3 第1の端子電極
4 第3の端子電極
5 第2の端子電極
6、7、8、33 抵抗体層
10、31a、31b、34a、34b 絶縁層
30a、30b 表面電極
35 接合用端子(第4の端子電極)
Claims (9)
- チップ状のサーミスタ素体の表面に第1の端子電極と、第2の端子電極と、絶縁層を介在させた第3の端子電極と、絶縁層を介在させた抵抗体層とが設けられ、前記抵抗体層に前記第1の端子電極及び前記第3の端子電極が接続されていることを特徴とする複合素子。
- チップ状のサーミスタ素体の表面に第1の端子電極と、第2の端子電極と、第3の端子電極と、絶縁層を介在させた抵抗体層とが設けられ、前記抵抗体層に前記第1の端子電極及び前記第3の端子電極が接続されていることを特徴とする複合素子。
- 第1の端子電極、第2の端子電極、第3の端子電極の何れかがサーミスタ素体の抵抗値を調整する内部電極を兼ねていることを特徴とする請求項1又は2に記載の複合素子。
- 第1の端子電極、第2の端子電極、第3の端子電極、抵抗体層の何れか又はこれらの2以上のものの間にサーミスタ素体の抵抗値を調整する内部電極が接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の複合素子。
- チップ状のサーミスタ素体の表面に第1の端子電極と、第2の端子電極と、絶縁層を介在させた第3の端子電極と、絶縁層を介在させた第1の抵抗体層と第2の抵抗体層とが設けられ、前記第1の抵抗体層に前記第1の端子電極及び前記第3の端子電極が接続され、前記第2の抵抗体層が前記サーミスタ素体に並列に接続された状態で、第2の抵抗体層の一端が前記第1の端子電極に接続され、他端が前記第2の端子電極に接続されていることを特徴とする複合素子。
- チップ状のサーミスタ素体の表面に第1の端子電極と、絶縁層を介在させた第2の端子電極と第3の端子電極と、絶縁層を介在させた第1の抵抗体層と第2の抵抗体層と第3の抵抗体層とが設けられ、前記第1の抵抗体層に前記第1の端子電極及び前記第3の端子電極が接続され、前記第2の抵抗体層が前記サーミスタ素体に並列に接続された状態で、第1の抵抗体層の一端が前記第1の端子電極に接続され、前記第2の抵抗体層の他端と前記第2の端子電極との間に前記第3の抵抗体層が接続されていることを特徴とする複合素子。
- チップ状のサーミスタ素体の表面に第1の端子電極と、第2の端子電極と、絶縁層を介在させた第3の端子電極と、絶縁層を介在させた第1の抵抗体層と第2の抵抗体層とが設けられ、前記第1の抵抗体層の一端が前記第3の端子電極に接続され、他端が内部電極を介して前記サーミスタ素体に接続され、前記第2の抵抗体層が前記サーミスタ素体に並列に接続された状態で、第2の抵抗体層の一端が前記内部電極を介して前記第1の抵抗体層に接続され、他端が前記第1の端子電極に接続されていることを特徴とする複合素子。
- 前記第1〜3の端子電極を除く素子本体部の表面には絶縁層が設けられ、
前記第1〜3の端子電極のうち、素子本体部側面に形成される端子電極は、複合素子の本体部の少なくとも一側面以上に備えられている
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかの項に記載の複合素子。 - 前記第1〜3の端子電極以外に、複合素子を固定するために用いられる、前記第1〜3の端子電極とは電気的に絶縁されている第4の接合用端子を更に有し、
前記第4の端子電極は、複合素子の本体部の少なくとも一側面以上に備えられている
ことを特徴とする請求項8に記載の複合素子。
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