JP2005277309A - 面発光型半導体レーザおよびその製造方法 - Google Patents

面発光型半導体レーザおよびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 放射角のより狭いレーザ光を出射することが可能な面発光型半導体レーザを提供する。
【解決手段】 本発明に係る面発光型半導体レーザ100は,基板101と、基板101の上方に設けられた第1ミラー102と、第1ミラー102の上方に設けられた活性層103と、活性層103の上方に設けられた第2ミラー104と、を含み、第2ミラー104は、半導体多層膜からなり、第2ミラー104は、開口部を有する複数の絶縁層105を含み、各絶縁層105における開口部の開口径Ra、Rb、Rcは、活性層103側から上方に向かって小さくなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、面発光型半導体レーザおよびその製造方法に関する。
面発光型半導体レーザは、半導体基板に垂直にレーザ光を出射する半導体レーザであり、端面型半導体レーザに比べて扱いが容易で、しかも放射パターンが円形であることから、各種センサや光通信の光源として期待されている。面発光型半導体レーザを各種センサや光通信に面発光型半導体レーザを用いるときには、放射角の狭い放射パターンのレーザ光を得ることが望ましい場合がある。
本発明の目的は、放射角のより狭いレーザ光を出射することが可能な面発光型半導体レーザを提供する。
本発明に係る面発光型半導体レーザは、
基板と、
前記基板の上方に設けられた第1ミラーと、
前記第1ミラーの上方に設けられた活性層と、
前記活性層の上方に設けられた第2ミラーと、を含み、
前記第2ミラーは、半導体多層膜からなり、
前記第2ミラーは、開口部を有する複数の絶縁層を含み、
各前記絶縁層における前記開口部の開口径は、前記活性層側から上方に向かって小さくなる。
本発明に係る面発光型半導体レーザにおいて、特定のもの(以下、「A」という)の「上方」に設けられた他の特定のもの(以下、「B」という)とは、A上に直接設けられたBと、A上に、A上の他のものを介して設けられたBと、を含む。この「上方」の定義については、本発明に係る面発光型半導体レーザの製造方法においても同様である。
この面発光型半導体レーザにおいて、出射されるレーザ光における、該レーザ光の伝播方向に対して垂直方向(以下、「水平方向」ともいう)の光の閉じ込めは、前記絶縁層における前記開口部の開口径に依存する。具体的には、前記絶縁層における前記開口部の開口径が大きいほど、水平方向の光の閉じ込めが強くなり、前記絶縁層における前記開口部の開口径が小さいほど、水平方向の光の閉じ込めが弱くなる。本発明に係る面発光型半導体レーザにおいて、各前記絶縁層における前記開口部の開口径は、前記活性層側から上方に向かって小さくなる。すなわち、水平方向の光の閉じ込めは、前記活性層側から上方に向かって弱くなる。そして、水平方向の光の閉じ込めが弱いほど光は狭まる。したがって、本発明に係る面発光型半導体レーザによれば、たとえば前記絶縁層を有しない面発光型半導体レーザなどに比べ、出射されるレーザ光の放射角を狭くすることができる。
本発明に係る面発光型半導体レーザにおいて、
各前記絶縁層は、酸化アルミニウムを含む層からなり、
各前記絶縁層の膜厚は、前記活性層側から上方に向かって大きくなることができる。
本発明に係る面発光型半導体レーザにおいて、
各前記絶縁層における前記開口部内に存在する半導体層は、AlGaAs層からなり、
前記開口部内に存在する前記半導体層のAl組成比は、前記活性層側から上方に向かって高くなることができる。
なお、本発明に係る面発光型半導体レーザおよびその製造方法において、AlGaAs層のAl組成比とは、ガリウム(Ga)に対するアルミニウム(Al)の組成である。本発明に係る面発光型半導体レーザおよびその製造方法において、AlGaAs層のAl組成比は、0から1までである。すなわち、AlGaAs層は、GaAs層(Al組成比が0の場合)およびAlAs層(Al組成比が1の場合)を含む。
本発明に係る面発光型半導体レーザにおいて、各前記絶縁層の上端は、出射される光の定在波の節に位置することができる。
この面発光型半導体レーザによれば、前記絶縁層と前記開口部内に存在する半導体層との屈折率差が出射される光に対して与える影響を小さくすることができる。したがって、この面発光型半導体レーザによれば、発振する光のモードの数を減らすことができる。すなわち、この面発光型半導体レーザをシングルモード発振させることができる。
本発明に係る面発光型半導体レーザにおいて、
前記第1ミラーは、半導体多層膜からなり、
前記第1ミラーは、開口部を有する複数の絶縁層を含み、
前記第1ミラーの各前記絶縁層における前記開口部の開口径は、前記活性層側から下方に向かって小さくなることができる。
本発明に係る面発光型半導体レーザは、
基板と、
前記基板の上方に設けられた第1ミラーと、
前記第1ミラーの上方に設けられた活性層と、
前記活性層の上方に設けられた第2ミラーと、を含み、
前記第1ミラーは、半導体多層膜からなり、
前記第1ミラーは、開口部を有する複数の絶縁層を含み、
各前記絶縁層における前記開口部の開口径は、前記活性層側から下方に向かって小さくなる。
この面発光型半導体レーザにおいて、出射されるレーザ光における、該レーザ光の伝播方向に対して垂直方向(以下、「水平方向」ともいう)の光の閉じ込めは、前記絶縁層における前記開口部の開口径に依存する。具体的には、前記絶縁層における前記開口部の開口径が大きいほど、水平方向の光の閉じ込めが強くなり、前記絶縁層における前記開口部の開口径が小さいほど、水平方向の光の閉じ込めが弱くなる。本発明に係る面発光型半導体レーザにおいて、各前記絶縁層における前記開口部の開口径は、前記活性層側から下方に向かって小さくなる。すなわち、水平方向の光の閉じ込めは、前記活性層側から下方に向かって弱くなる。そして、水平方向の光の閉じ込めが弱いほど光は狭まる。したがって、本発明に係る面発光型半導体レーザによれば、たとえば前記絶縁層を有しない面発光型半導体レーザなどに比べ、出射されるレーザ光の放射角を狭くすることができる。
本発明に係る面発光型半導体レーザにおいて、
各前記絶縁層は、酸化アルミニウムを含む層からなり、
各前記絶縁層の膜厚は、前記活性層側から下方に向かって大きくなることができる。
本発明に係る面発光型半導体レーザにおいて、
各前記絶縁層における前記開口部内に存在する半導体層は、AlGaAs層からなり、
前記開口部内に存在する前記半導体層のAl組成比は、前記活性層側から下方に向かって高くなることができる。
本発明に係る面発光型半導体レーザにおいて、各前記絶縁層の下端は、出射される光の定在波の節に位置することができる。
この面発光型半導体レーザによれば、前記絶縁層と前記開口部内に存在する半導体層との屈折率差が出射される光に対して与える影響を小さくすることができる。したがって、この面発光型半導体レーザによれば、発振する光のモードの数を減らすことができる。すなわち、この面発光型半導体レーザをシングルモード発振させることができる。
本発明に係る面発光型半導体レーザにおいて、各前記絶縁層における前記開口部の開口径は、直線的に変化することができる。
本発明に係る面発光型半導体レーザにおいて、各前記絶縁層における前記開口部の開口径は、曲線的に変化することができる。
本発明に係る面発光型半導体レーザにおいて、各前記絶縁層における前記開口部の開口径は、連続的に変化することができる。
本発明に係る面発光型半導体レーザにおいて、各前記絶縁層における前記開口部の開口径は、段階的に変化することができる。
本発明に係る面発光型半導体レーザの製造方法は、
基板の上方に、少なくとも、第1ミラー、活性層、および、多層膜からなる第2ミラーを構成するための半導体層を積層する工程と、
前記半導体層をエッチングすることにより、少なくとも前記第2ミラーの一部を含む柱状部を形成する工程と、
前記第2ミラーを構成する半導体層のうち、少なくとも二層を側面から酸化して、複数の絶縁層を形成する工程と、を含み、
各前記絶縁層における前記開口部の開口径を、前記活性層側から上方に向かって小さくなるように形成する。
本発明に係る面発光型半導体レーザの製造方法において、各前記絶縁層は、第2ミラー内のAlGaAs層を側面から酸化して形成されることができる。
本発明に係る面発光型半導体レーザの製造方法において、
前記半導体層をエッチングすることにより、少なくとも前記第1ミラーの一部を含む柱状部を形成する工程と、
前記第1ミラーを構成する半導体層のうち、少なくとも二層を側面から酸化して、複数の絶縁層を形成する工程と、を含み、
前記第1ミラー内の各前記絶縁層における前記開口部の開口径を、前記活性層側から下方に向かって小さくなるように形成することができる。
本発明に係る面発光型半導体レーザは、
基板の上方に、少なくとも、多層膜からなる第1ミラー、活性層、および、第2ミラーを構成するための半導体層を積層する工程と、
前記半導体層をエッチングすることにより、少なくとも前記第1ミラーの一部を含む柱状部を形成する工程と、
前記第1ミラーを構成する半導体層のうち、少なくとも二層を側面から酸化して、複数の絶縁層を形成する工程と、を含み、
各前記絶縁層における前記開口部の開口径を、前記活性層側から下方に向かって小さくなるように形成する。
本発明に係る面発光型半導体レーザの製造方法において、各前記絶縁層は、第1ミラー内のAlGaAs層を側面から酸化して形成されることができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しながら述べる。
1.第1の実施の形態
1−1.デバイスの構造
図1は、本発明を適用した第1の実施の形態に係る面発光型半導体レーザ(以下、「面発光レーザ」ともいう)100を模式的に示す断面図であり、図2は、図1に示す面発光レーザ100を模式的に示す平面図である。なお、図1は図2のA−A線に沿った断面図である。
図1および図2に示すように、本実施の形態の面発光レーザ100は、半導体基板(本実施の形態ではn型GaAs基板)101と、半導体基板101上に形成された垂直共振器(以下「共振器」という)140と、第1電極107と、第2電極109と、を含む。
次に、この面発光レーザ100の各構成要素について述べる。
共振器140は、半導体多層膜からなる第1ミラー102と、活性層103と、半導体多層膜からなる第2ミラー104と、を含む。具体的には、共振器140は、たとえば、n型Al0.9Ga0.1As層とn型Al0.15Ga0.85As層とを交互に積層した40ペアの分布ブラッグ反射型ミラー(DBR)である第1ミラー102と、GaAsウエル層とAl0.3Ga0.7Asバリア層からなり、ウエル層が3層で構成される量子井戸構造を含む活性層103と、p型Al0.9Ga0.1As層とp型Al0.15Ga0.85As層とを交互に積層した25ペアの半導体多層膜からなる分布ブラッグ反射型ミラー(DBR)である第2ミラー104と、を含む。なお、第1ミラー102、活性層103、および第2ミラー104を構成する各層の組成および層数はこれに限定されるわけではない。
第2ミラー104は、開口部を有する複数の絶縁層105を含む。図1および図2の例では、第2ミラー104は、3層の絶縁層105を含む。より具体的には、第2ミラー104は、活性層103側から順に第1絶縁層105aと、第2絶縁層105bと、第3絶縁層105cと、を含む。各絶縁層105は、柱状部130の周縁に沿ったリング形状を有することができる。絶縁層105は、たとえば酸化アルミニウムからなることができる。
絶縁層105は、第2ミラー104を構成するAl組成比の高い方のAlGaAs層、すなわちAl0.9Ga0.1As層のうち、少なくとも2層の一部または全部を置き換えた位置に存在する。具体的には以下の通りである。
図3は、本実施の形態に係る面発光レーザ100のうち、活性層103および第2ミラー104の部分を模式的に示す断面図である。上述したように、第2ミラー104は、Al0.9Ga0.1As層110と、Al0.15Ga0.85As層112と、を交互に25ペア積層したものからなる。すなわち、第2ミラー104は、25層のAl0.9Ga0.1As層110を有する。そして、この25層のAl0.9Ga0.1As層110のうち、少なくとも2層の一部または全部を、絶縁層105に置き換えることができる。図示の例では、25層のAl0.9Ga0.1As層110のうち、3層の一部を、絶縁層105に置き換えている。より具体的には、以下の通りである。
図3に示す例では、25層のAl0.9Ga0.1As層110のうち、活性層側から数えて1層目のAl0.9Ga0.1As層110の上部の一部は、第1絶縁層105aに置き換えられている。言い換えるならば、活性層側から数えて1層目のAl0.9Ga0.1As層110は、Al0.9Ga0.1As層110aと、Al0.9Ga0.1As層110a上に形成された第1絶縁層105aと、Al0.9Ga0.1As層110a上に形成されていて、第1絶縁層105aの開口部内に存在する第1AlGaAs層105Aと、からなる。また、活性層側から数えて10層目のAl0.9Ga0.1As層110の上部の一部は、第2絶縁層105bに置き換えられている。言い換えるならば、活性層側から数えて10層目のAl0.9Ga0.1As層110は、Al0.9Ga0.1As層110bと、Al0.9Ga0.1As層110b上に形成された第2絶縁層105bと、Al0.9Ga0.1As層110b上に形成されていて、第2絶縁層105bの開口部内に存在する第2AlGaAs層105Bと、からなる。また、活性層側から数えて20層目のAl0.9Ga0.1As層110の上部の一部は、第3絶縁層105cに置き換えられている。言い換えるならば、活性層側から20層目のAl0.9Ga0.1As層110は、Al0.9Ga0.1As層110cと、Al0.9Ga0.1As層110c上に形成された第3絶縁層105cと、Al0.9Ga0.1As層110c上に形成されていて、第3絶縁層105cにおける開口部内に存在する第3AlGaAs層105Cと、からなる。
上述のように、第2ミラー104を構成するAl0.9Ga0.1As層110のうち、少なくとも2層の上部の一部を、絶縁層105に置き換えることにより、絶縁層105の上端が、本実施の形態に係る面発光レーザ100により出射される光の定在波の節に位置するようにすることができる。その結果、絶縁層105とAlGaAs層との屈折率差が出射される光に対して与える影響を小さくすることができる。したがって、本実施の形態に係る面発光レーザ100によれば、発振する光のモードの数を減らすことができる。すなわち、本実施の形態に係る面発光レーザ100をシングルモード発振させることができる。
なお、上述した例では、第2ミラー104を構成するAl0.9Ga0.1As層110のうち、3層のAl0.9Ga0.1As層110のそれぞれの層の一部を、1層の絶縁層105に置き換える例について説明したが、絶縁層105に置き換えられるAl0.9Ga0.1As層110のそれぞれの層の一部を、2層以上の絶縁層105に置き換えることができる。具体的には、たとえば、絶縁層105に置き換えられるAl0.9Ga0.1As層110のそれぞれの層の上部および下部を、2層の絶縁層105に置き換えることができる。
また、上述した例では、第2ミラー104を構成するAl0.9Ga0.1As層110のうちの少なくとも2層におけるそれぞれの層の上部の一部を、絶縁層105に置き換える例について説明したが、絶縁層105を置き換える位置については特に限定されない。たとえば、第2ミラー104を構成するAl0.9Ga0.1As層110のうちの少なくとも2層におけるそれぞれの下部を、絶縁層105に置き換えることができる。また、たとえば、第2ミラー104を構成するAl0.9Ga0.1As層110のうちの少なくとも2層におけるそれぞれ層の中央部を、絶縁層105に置き換えることができる。
また、上述した例では、第2ミラー104を構成するAl0.9Ga0.1As層110のうち、活性層103側から数えて1層目、10層目、20層目のAl0.9Ga0.1As層110の一部が、第1絶縁層105a、第2絶縁層105b、および第3絶縁層105cに置き換えられている例について説明したが、置き換えられるAl0.9Ga0.1As層110の位置は特に限定されない。たとえば、本実施の形態に係る面発光レーザ100では、置き換えられるAl0.9Ga0.1As層110の位置は、活性層103側から数えて1〜25層目のいずれであることもできる。
また、上述した例では、第2ミラー104を構成するAl0.9Ga0.1As層110のうち、3層のAl0.9Ga0.1As層110の一部が、第1絶縁層105a、第2絶縁層105b、および第3絶縁層105cに置き換えられている例について説明したが、置き換えられるAl0.9Ga0.1As層110の数は2層以上とすることができる。たとえば、置き換えられるAl0.9Ga0.1As層110の数を2層とした場合には、置き換えられるAl0.9Ga0.1As層110は、たとえば、活性層103側から数えて1層目と25層目の位置にすることができる。
各絶縁層105における開口部の開口径は、活性層103側から上方に向かって小さくなる。図1に示すように、第1絶縁層105aの開口部の開口径Raより、第2絶縁層105bの開口部の開口径Rbの方が小さく、第2絶縁層105bの開口部の開口径Rbより、第3絶縁層105cの開口部の開口径Rcの方が小さい。
各絶縁層105の膜厚は、活性層103側から上方に向かって大きくなることができる。また、各絶縁層105における開口部内に存在するAlGaAs層のAl組成比は、活性層103側から上方に向かって高くなることができる。これらのことについては、1−3.デバイスの製造方法の項にて詳細に説明する。
絶縁層105における開口部の開口径は、直線的に変化することができる。具体的には、図1に示すように、絶縁層105における開口部の開口径Ra、Rb、Rcは、直線Lに沿って小さくなる。ここで、直線Lは、各絶縁層105の開口部側の側面における高さの中点を結んだものである。
なお、絶縁層105における開口部の開口径は、曲線的に変化することもできる。具体的には、図4に示すように、絶縁層105における開口部の開口径Ra、Rb、Rcは、曲線Lに沿って小さくなる。ここで、曲線Lは、各絶縁層105の開口部側の側面における高さの中点を結んだものである。なお、図4は、この場合の面発光レーザ100を模式的に示す断面図である。
また、上述した例では、絶縁層105における開口部の開口径は、連続的に変化する例について説明したが、絶縁層105における開口部の開口径は、段階的に変化することもできる。具体的には、図5に示すように、絶縁層105における開口部の開口径は、段階的に小さくなる。より具体的には、たとえば、図5に示す例では、第1絶縁層105aにおける開口部の開口径Raと、第2絶縁層105bにおける開口部の開口径Rbと、が同じであり、第3絶縁層105cにおける開口部の開口径Rcは、第1絶縁層105aにおける開口部の開口径Raおよび第2絶縁層105bにおける開口部の開口径Rbよりも小さい。なお、図5は、この場合の面発光レーザ100を模式的に示す断面図である。
絶縁層105は、電流狭窄用の絶縁層として機能するとともに、水平方向(図1に示すX−Y平面方向)の光の閉じ込めを行う光狭窄用の絶縁層としても機能することができる。詳細については後述する。
第2ミラー104は、たとえば、C、Zn、あるいはMgなどがドーピングされることによりp型にされ、第1ミラー102は、たとえば、Si、あるいはSeなどがドーピングされることによりn型にされている。したがって、第2ミラー104、不純物がドーピングされていない活性層103、および第1ミラー102により、pinダイオードが形成される。
第2ミラー104、活性層103および第1ミラー102の一部は、柱状の半導体堆積体(以下「柱状部」という)130を構成している。柱状部130の側面は埋込み絶縁層106で覆われている。埋込み絶縁層106を構成する樹脂は、たとえば、ポリイミド樹脂、フッ素系樹脂、アクリル樹脂、またはエポキシ樹脂などを用いることができ、特に、加工の容易性や絶縁性の観点から、ポリイミド樹脂またはフッ素系樹脂であるのが望ましい。
柱状部130および埋込み絶縁層106の上には、第1電極107が形成されている。第1電極107における柱状部130上の開口部は、レーザ光の出射面108となる。第1電極107は、たとえばAuとZnの合金とAuとの積層膜からなる。さらに、半導体基板101の裏面には、第2電極109が形成されている。第2電極109は、たとえばAuとGeの合金とAuとの積層膜からなる。すなわち、図1および図2に示す面発光レーザ100では、柱状部130上で第1電極107は第2ミラー104と接合し、かつ、第2電極109は半導体基板101と接合している。この第1電極107および第2電極109によって活性層103に電流が注入される。
第1電極107および第2電極109を形成するための材料は、前述したものに限定されるわけではなく、密着性強化、拡散防止、あるいは酸化防止などのために必要に応じて、たとえばCr、Ti、Ni、Au、あるいはPtなどの金属やこれらの合金などが利用可能である。
1−2.デバイスの動作
本実施の形態に係る面発光レーザ100の一般的な動作を以下に示す。なお、下記の面発光レーザ100の駆動方法は一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない限り、種々の変更が可能である。
まず、第1電極107と第2電極109とで、pinダイオードに順方向の電圧を印加すると、活性層103において、電子と正孔との再結合が起こり、かかる再結合による発光が生じる。そこで生じた光が第2ミラー104と第1ミラー102との間を往復する際に誘導放出が起こり、光の強度が増幅される。光利得が光損失を上まわると、レーザ発振が起こり、柱状部130上面にある出射面108から半導体基板101に対して垂直方向にレーザ光が出射される。
本実施の形態に係る面発光レーザ100において、出射されるレーザ光における、該レーザ光の伝播方向(図1および図2の例では、Z方向)に対して垂直の方向(図1および図2の例では、X−Y平面方向)の光の閉じ込めは、絶縁層105の開口部の開口径に依存する。具体的には、絶縁層105の開口部の開口径が大きいほど、水平方向(図1および図2の例では、X−Y平面方向)の光の閉じ込めが強くなり、絶縁層105の開口部の開口径が小さいほど、水平方向の光の閉じ込めが弱くなる。本実施の形態に係る面発光レーザ100において、絶縁層105の開口部の開口径は、活性層103側から上方に向かって小さくなる。すなわち、水平方向の光の閉じ込めは、活性層103側から上方に向かって弱くなる。そして、水平方向の光の閉じ込めが弱いほど光は狭まる。したがって、本実施の形態に係る面発光レーザ100によれば、出射されるレーザ光の放射角を狭くすることができる。
1−3.デバイスの製造方法
次に、本発明を適用した第1の実施の形態に係る面発光レーザ100の製造方法の一例について、図1、図2、図6〜図11を用いて述べる。図6〜図11は、図1および図2に示す本実施の形態に係る面発光レーザ100の製造工程を模式的に示す断面図であり、それぞれ図1に示す断面に対応している。
(1)まず、図6に示すように、n型GaAsからなる半導体基板101の表面に、組成を変調させながらエピタキシャル成長させることにより、半導体多層膜150を形成する。ここで、半導体多層膜150は、たとえばn型Al0.9Ga0.1As層とn型Al0.15Ga0.85As層とを交互に積層した40ペアの第1ミラー102と、GaAsウエル層とAl0.3Ga0.7Asバリア層からなり、ウエル層が3層で構成される量子井戸構造を含む活性層103と、p型Al0.9Ga0.1As層とp型Al0.15Ga0.85As層とを交互に積層した25ペアの第2ミラー104とからなる。これらの層を順に半導体基板101上に積層させることにより、半導体多層膜150が形成される。なお、第1ミラー102、活性層103、および第2ミラー104を構成する各層の組成および層数はこれに限定されるわけではない。
ここで、第2ミラー104を成長させる際に、第2ミラー104を構成するAl組成比の高い方のAlGaAs層、すなわちAl0.9Ga0.1As層のうち、少なくとも2層の上部の一部、または全部を、後に酸化されて電極狭窄用および光狭窄用の絶縁層105(図7参照)となるAlGaAs層に置き換えることができる。具体的には以下の通りである。なお、後に酸化されて電極狭窄用および光狭窄用の絶縁層105となるAlGaAs層のAl組成比は、第2ミラー104を構成するAl組成比の高い方のAlGaAs層のAl組成比よりも高い値で適宜決定される。たとえば、本実施の形態に係る面発光レーザ100の場合では、電極狭窄用および光狭窄用の絶縁層105となるAlGaAs層のAl組成比は、0.9よりも高い値で適宜決定される。そこで、電極狭窄用および光狭窄用の絶縁層105となるAlGaAs層のAl組成比の記載は省略して、単にAlGaAs層と記載する。このことは、後述する他の実施の形態においても同様である。
図7は、形成された半導体多層膜150のうち、活性層103および第2ミラー104の部分を模式的に示す断面図である。上述したように、第2ミラー104は、Al0.9Ga0.1As層110と、Al0.15Ga0.85As層112と、を交互に25ペア積層したものからなる。すなわち、第2ミラー104は、25層のAl0.9Ga0.1As層110を有する。そして、この25層のAl0.9Ga0.1As層110のうち、少なくとも2層の上部の一部、または全部を、絶縁層105(図7参照)となるAlGaAs層に置き換えることができる。図示の例では、25層のAl0.9Ga0.1As層110のうち、3層の上部の一部を、絶縁層105となるAlGaAs層に置き換えている。より具体的には、以下の通りである。
図7に示すように、25層のAl0.9Ga0.1As層110のうち、活性層側から数えて1層目のAl0.9Ga0.1As層110の上部の一部は、第1絶縁層105a(図1参照)となる第1AlGaAs層105Aに置き換えられている。言い換えるならば、活性層側から数えて1層目のAl0.9Ga0.1As層110は、Al0.9Ga0.1As層110aと、Al0.9Ga0.1As層110a上に形成された、第1絶縁層105aとなる第1AlGaAs層105Aと、からなる。また、活性層側から数えて10層目のAl0.9Ga0.1As層110の上部の一部は、第2絶縁層105b(図1参照)となる第2AlGaAs層105Bに置き換えられている。言い換えるならば、活性層側から数えて10層目のAl0.9Ga0.1As層110は、Al0.9Ga0.1As層110bと、Al0.9Ga0.1As層110b上に形成された、第2絶縁層105bとなる第2AlGaAs層105Bと、からなる。また、活性層側から数えて20層目のAl0.9Ga0.1As層110の上部の一部は、第3絶縁層105c(図1参照)となる第3AlGaAs層105Cに置き換えられている。言い換えるならば、活性層側から数えて20層目のAl0.9Ga0.1As層110は、Al0.9Ga0.1As層110cと、Al0.9Ga0.1As層110c上に形成された、第3絶縁層105cとなる第3AlGaAs層105Cと、からなる。
上述のように、第2ミラー104を構成するAl0.9Ga0.1As層110のうち、少なくとも2層の上部を、絶縁層105となるAlGaAs層に置き換えることにより、絶縁層105の上端が、本実施の形態に係る面発光レーザ100により出射される光の定在波の節に位置するようにすることができる。その結果、絶縁層105とAlGaAs層との屈折率差が出射される光に対して与える影響を小さくすることができる。したがって、本実施の形態に係る面発光レーザ100によれば、発振する光のモードの数を減らすことができる。すなわち、本実施の形態に係る面発光レーザ100をシングルモード発振させることができる。
絶縁層105となるAlGaAs層の膜厚は、活性層103側から上方に向かって大きくなることができる。図示の例では、第1AlGaAs層105Aの膜厚よりも、第2AlGaAs層105Bの膜厚の方が大きく、第2AlGaAs層105Bの膜厚よりも、第3AlGaAs層105Cの膜厚の方が大きいように形成することができる。
また、絶縁層105となるAlGaAs層のAl組成比は、活性層103側から上方に向かって高くなることができる。図示の例では、第1AlGaAs層105AのAl組成比よりも、第2AlGaAs層105BのAl組成比の方が高く、第2AlGaAs層105BのAl組成比よりも、第3AlGaAs層105Cの組成比の方が高いように形成することができる。
なお、上述した例では、第2ミラー104を構成するAl0.9Ga0.1As層110のうち、3層のAl0.9Ga0.1As層110のそれぞれの層の一部を、1層の絶縁層105となるAlGaAs層に置き換える例について説明したが、絶縁層105となるAlGaAs層に置き換えられるAl0.9Ga0.1As層110のそれぞれの層の一部を、2層以上の絶縁層105となるAlGaAs層に置き換えることができる。具体的には、たとえば、絶縁層105となるAlGaAs層に置き換えられるAl0.9Ga0.1As層110のそれぞれの層の上部および下部を、2層の絶縁層105となるAlGaAs層に置き換えることができる。
また、上述した例では、第2ミラー104を構成するAl0.9Ga0.1As層110のうちの少なくとも2層におけるそれぞれの層の上部を、絶縁層105となるAlGaAs層に置き換える例について説明したが、絶縁層105となるAlGaAs層を置き換える位置については特に限定されない。たとえば、第2ミラー104を構成するAl0.9Ga0.1As層110のうちの少なくとも2層におけるそれぞれの下部を、絶縁層105となるAlGaAs層に置き換えることができる。また、たとえば、第2ミラー104を構成するAl0.9Ga0.1As層110のうちの少なくとも2層におけるそれぞれ層の中央部を、絶縁層105となるAlGaAs層に置き換えることができる。
また、上述した例では、第2ミラー104を構成するAl0.9Ga0.1As層110のうち、活性層103側から数えて1層目、10層目、20層目のAl0.9Ga0.1As層110の一部が、第1絶縁層105a、第2絶縁層105b、および第3絶縁層105cとなる第1AlGaAs層105A、第2AlGaAs層105B、および第3AlGaAs層105Cに置き換えられている例について説明したが、置き換えられるAl0.9Ga0.1As層110の位置は特に限定されない。たとえば、本実施の形態に係る面発光レーザ100では、置き換えられるAl0.9Ga0.1As層110の位置は、活性層103側から数えて1〜25層目のいずれであることもできる。
また、上述した例では、第2ミラー104を構成するAl0.9Ga0.1As層110のうち、3層のAl0.9Ga0.1As層110の一部が、第1絶縁層105a、第2絶縁層105b、および第3絶縁層105cとなる第1AlGaAs層105A、第2AlGaAs層105B、および第3AlGaAs層105Cに置き換えられている例について説明したが、置き換えられるAl0.9Ga0.1As層110の数は2層以上とすることができる。たとえば、置き換えられるAl0.9Ga0.1As層110の数を2層とした場合には、置き換えられるAl0.9Ga0.1As層110は、たとえば、活性層103側から数えて1層目と25層目の位置にすることができる。
第2ミラー104の最表面の層は、キャリア密度を高くし、電極(第1電極107)とのオーミック接触をとりやすくしておくのが望ましい。
エピタキシャル成長を行う際の温度は、成長方法や原料、半導体基板101の種類、あるいは形成する半導体多層膜150の種類、厚さ、およびキャリア密度によって適宜決定されるが、一般に、450℃〜800℃であるのが好ましい。また、エピタキシャル成長を行う際の所要時間も、温度と同様に適宜決定される。また、エピタキシャル成長させる方法としては、有機金属気相成長(MOVPE:Metal−Organic Vapor Phase Epitaxy)法や、MBE(Molecular Beam Epitaxy)法、あるいはLPE(Liquid Phase Epitaxy)法などを用いることができる。
続いて、半導体多層膜150上に、レジストを塗布した後、リソグラフィ法により該レジストをパターニングすることにより、図6に示すように、所定のパターンのレジスト層R1を形成する。レジスト層R1は、柱状部130(図1および図2参照)の形成予定領域の上方に形成する。
(2)次いで、図8に示すように、このレジスト層R1をマスクとして、たとえばドライエッチング法により、第2ミラー104、活性層103、および第1ミラー102の一部をエッチングして、柱状の半導体堆積体(柱状部)130を形成する。その後、レジスト層R1を除去する。
(3)次いで、図9に示すように、たとえば400℃程度の水蒸気雰囲気中に、上記工程によって柱状部130が形成された半導体基板101を投入することにより、前述の第2ミラー104中の電流狭窄用および光狭窄用の絶縁層105となるAlGaAs層を側面から酸化して、絶縁層105を形成する。具体的には、第2ミラー104中の第1AlGaAs層105A、第2AlGaAs層105B、および第3AlGaAs層105C(図7参照)を側面から酸化して、第1絶縁層105a、第2絶縁層105b、および第3絶縁層105cを形成する。酸化速度は、炉の温度、水蒸気の供給量、酸化すべき層の膜厚およびAl組成比に依存する。
たとえば、上述したように、絶縁層105となるAlGaAs層の膜厚は、活性層103側から上方に向かって大きくなることができる。具体的には、第1AlGaAs層105Aの膜厚よりも、第2AlGaAs層105Bの膜厚の方が大きく、第2AlGaAs層105Bの膜厚よりも、第3AlGaAs層105Cの膜厚の方が大きいように形成することができる。言い換えれば、この酸化工程後において、第1絶縁層105aの膜厚よりも、第2絶縁層105bの膜厚の方が大きく、第2絶縁層105bの膜厚よりも、第3絶縁層105cの膜厚の方が大きいように形成することができる。
図10に示すように、絶縁層105となるAlGaAs層の膜厚、すなわち、酸化後の絶縁層105の膜厚が大きくなるほど、酸化速度は大きくなる。すなわち、第1AlGaAs層105Aの酸化速度よりも、第2AlGaAs層105Bの酸化速度の方が大きく、第2AlGaAs層105Bの酸化速度よりも、第3AlGaAs層105Cの酸化速度の方が大きい。したがって、この酸化工程後の各絶縁層105における開口部の開口径は、活性層103側から上方に向かって小さくなることができる。なお、図10は、絶縁層105となるAlGaAs層のAl組成比が0.98である場合における、絶縁層膜厚と、酸化速度比との関係を示す図である。ここで、酸化速度比とは、絶縁層膜厚が50nmの絶縁層(酸化層)の酸化速度に対する任意の絶縁層膜厚をもった絶縁層(酸化層)の酸化速度の比である。
また、たとえば、上述したように、絶縁層105となるAlGaAs層のAl組成比は、活性層103側から上方に向かって高くなることができる。図示の例では、第1AlGaAs層105AのAl組成比よりも、第2AlGaAs層105BのAl組成比の方が高く、第2AlGaAs層105BのAl組成比よりも、第3AlGaAs層105Cの組成比の方が高いように形成することができる。絶縁層105となるAlGaAs層のAl組成比、すなわち、絶縁層105における開口部内に存在するAlGaAs層のAl組成比が高くなるほど、酸化速度は大きくなる。すなわち、第1AlGaAs層105Aの酸化速度よりも、第2AlGaAs層105Bの酸化速度の方が大きく、第2AlGaAs層105Bの酸化速度よりも、第3AlGaAs層105Cの酸化速度の方が大きい。したがって、この酸化工程後の各絶縁層105における開口部の開口径は、活性層103側から上方に向かって小さくなることができる。
上述のように、絶縁層105となるAlGaAs層の膜厚およびAl組成比の少なくとも1方を調整することにより、酸化工程後の各絶縁層105における開口部の開口径は、活性層103側から上方に向かって小さくなることができる。
(4)次いで、図11に示すように、柱状部130、すなわち第1ミラー102の一部、活性層103、および第2ミラー104を取り囲む埋込み絶縁層106を形成する。
ここでは、埋込み絶縁層106を形成するための材料として、ポリイミド樹脂を用いた場合について述べる。まず、たとえばスピンコート法を用いて前駆体(ポリイミド前駆体)を、柱状部130を有する半導体基板101上に塗布して、前駆体層を形成する。この際、前記前駆体層の膜厚が柱状部130の高さより大きくなるように形成する。なお、前記前駆体層の形成方法としては、前述したスピンコート法のほか、ディッピング法、スプレーコート法、液滴吐出法等の公知技術が利用できる。
次いで、この半導体基板101を、たとえばホットプレート等を用いて加熱して溶媒を除去した後、たとえば350℃程度の炉に入れて、前駆体層をイミド化させることにより、ほぼ完全に硬化したポリイミド樹脂層を形成する。続いて、図10に示すように、柱状部130の上面130aを露出させて、埋込み絶縁層106を形成する。柱状部130の上面130aを露出させる方法としては、CMP法、ドライエッチング法、ウェットエッチング法などが利用できる。また、感光性を有する樹脂で埋込み絶縁層106を形成することもできる。埋込み絶縁層106は、必要に応じてリソグラフィー技術などによってパターニングすることができる。
(5)次に、活性層103に電流を注入するための第1電極107、第2電極109およびレーザ光の出射面108(図1および図2参照)を形成する工程について述べる。
まず、第1電極107および第2電極109を形成する前に、必要に応じて、プラズマ処理法等を用いて、柱状部130および半導体基板101の露出している上面を洗浄する。これにより、より安定した特性の素子を形成することができる。次に、図1に示すように、たとえば真空蒸着法により埋込み絶縁層106および柱状部130の上面に、たとえばAuとZnの合金とAuとの積層膜を形成した後、リフトオフ法により、柱状部130の上面に、前記積層膜が形成されていない部分を形成する。この部分が出射面108となる。なお、前記工程において、リフトオフ法のかわりに、ドライエッチング法あるいはウェットエッチング法を用いることもできる。
また、半導体基板101の露出している裏面に、たとえば真空蒸着法により、たとえばAuとGeの合金とAuとの積層膜を形成する。次いで、アニール処理する。アニール処理の温度は電極材料に依存する。本実施の形態で用いた電極材料の場合は、通常400℃前後で行う。以上の工程により、第1電極107および第2電極109が形成される。
以上のプロセスにより、図1および図2に示す面発光型半導体レーザ100が得られる。
1−4.作用・効果
本実施の形態に係る面発光レーザ100において、出射されるレーザ光における、該レーザ光の伝播方向(図1および図2の例では、Z方向)に対して垂直の方向(図1および図2の例では、X−Y平面方向)の光の閉じ込めは、絶縁層105の開口部の開口径に依存する。具体的には、絶縁層105の開口部の開口径が大きいほど、水平方向(図1および図2の例では、X−Y平面方向)の光の閉じ込めが強くなり、絶縁層105の開口部の開口径が小さいほど、水平方向の光の閉じ込めが弱くなる。本実施の形態に係る面発光レーザ100において、絶縁層105の開口部の開口径は、活性層103側から上方に向かって小さくなる。すなわち、水平方向の光の閉じ込めは、活性層103側から上方に向かって弱くなる。そして、水平方向の光の閉じ込めが弱いほど光は狭まる。したがって、本実施の形態に係る面発光レーザ100によれば、たとえば絶縁層105を有しない面発光レーザなどに比べ、出射されるレーザ光の放射角を狭くすることができる。
2.第2の実施の形態
2−1.面発光レーザ200の構造
図12は、本発明を適用した第2の実施の形態にかかる面発光レーザ200を模式的に示す断面図である。
本実施の形態にかかる面発光レーザ200は、レーザ光の出射面208が基板の裏面201b側に設けられている点で、第1の実施の形態にかかる面発光レーザ100とは異なる構成を有する。なお、本実施の形態の面発光レーザ200において、第1の実施の形態に係る面発光レーザ100の構成要素「1XX」と類似する構成要素を「2XX」と示す。すなわち、「2XX」は、第1の実施の形態に係る面発光レーザ100の「1XX」と同様の構成要素を表しており、基本的に同様の材質からなるため、その詳細な説明については省略するものとする。
本実施の形態に係る面発光レーザ200は、第1ミラー202と、活性層203と、第2ミラー204と、を含む。第1ミラー202には、第1の実施の形態にかかる第2ミラー104と同様に、開口部を有する複数の絶縁層205が設けられている。各絶縁層205の開口部の開口径は、活性層203側から下方に向かって小さくなっている。
また、本実施の形態にかかる面発光レーザ200では、第2電極209は、柱状部230の側方であって、第1ミラー202上に設けられている。
また、本実施の形態にかかる面発光レーザ200においては、半導体基板201の裏面201bに出射面208が設けられている。具体的には、半導体基板201を貫通する開口部210が半導体基板201に設けられており、この開口部210によって第1ミラー202の露出している面が出射面208となっている。開口部210は、たとえば、半導体基板201の裏面201bをエッチングすることによって形成することができる。このエッチングは、たとえばドライエッチング法またはウェットエッチング法などにより行うことができる。
また、本実施の形態にかかる面発光レーザ200では、第1ミラー202を構成する40層のAl0.9Ga0.1As層110のうち、少なくとも2層の下部の一部を、絶縁層205に置き換えることができる。これにより、絶縁層205の下端が、本実施の形態に係る面発光レーザ200により出射される光の定在波の節に位置するようにすることができる。その結果、絶縁層205とAlGaAs層との屈折率差が出射される光に対して与える影響を小さくすることができる。したがって、本実施の形態に係る面発光レーザ200によれば、発振する光のモードの数を減らすことができる。すなわち、本実施の形態に係る面発光レーザ200をシングルモード発振させることができる。
上述した開口部210の形成方法以外についての本実施の形態にかかる面発光レーザ200の製造方法については、第1の実施の形態にかかる面発光レーザ100の製造方法とほぼ同様であるため、詳しい説明は省略する。
2−2.面発光レーザ200の動作
本実施の形態にかかる面発光レーザ200は、出射されるレーザ光の方向が、第1の実施の形態にかかる面発光レーザ100と逆である。しかしながら、本実施の形態にかかる面発光レーザ200の基本的な動作は、第1の実施の形態にかかる面発光レーザ100と同様であるため、詳しい説明は省略する。
第1の実施の形態にかかる面発光レーザ100の動作と異なる主な点は、本実施の形態にかかる面発光レーザ200においては、共振器240で生じたレーザ光は、半導体基板201の裏面201b側に設けられている出射面208から出射されることである。
2−3.作用・効果
本実施の形態にかかる面発光レーザ200は、第1の実施の形態における作用・効果の項で述べた作用・効果と、実質的に同じ作用および効果を有する。
以上、本発明の好適な実施の形態について述べたが、本発明はこれらに限定されず、各種の態様を取りうる。たとえば、上記実施の形態において、各半導体層におけるp型とn型とを入れ替えても本発明の趣旨を逸脱するものではない。
また、たとえば、上述した本発明における第1の実施の形態にかかる面発光レーザ100では、半導体基板101の上面101a側にレーザ光が出射される場合、第2の実施の形態にかかる面発光レーザ200では、半導体基板201の裏面201b側にレーザ光が出射される場合について説明したが、図13に示すように、半導体基板301の上面301a側および裏面301b側の両方向にレーザ光が出射されることもできる。なお、本実施の形態の面発光レーザ300において、第1の実施の形態に係る面発光レーザ100の構成要素「1XX」、および第2の実施の形態に係る面発光レーザ200の構成要素「2XX」と類似する構成要素を「3XX」と示す。すなわち、「3XX」は、第1の実施の形態に係る面発光レーザ100の「1XX」、および第2の実施の形態に係る面発光レーザ200の「2XX」と同様の構成要素を表しており、基本的に同様の材質からなるため、その詳細な説明については省略するものとする。なお、図13は、この場合の面発光レーザ300を模式的に示す断面図である。
また、たとえば、図14に示すように、柱状部130の水平面(図示ではX−Y平面)の断面積は、活性層103側から上方に向かって小さくなることができる。これにより、上述の酸化工程において(図9参照)、たとえば、複数の絶縁層105となるAlGaAs層のそれぞれの酸化速度が一定である場合においても、酸化工程後の各絶縁層105における開口部の開口径は、活性層103側から上方に向かって小さくなることができる。なお、本実施の形態の面発光レーザ400において、第1の実施の形態に係る面発光レーザ100の構成要素「1XX」と類似する構成要素を「4XX」と示す。すなわち、「4XX」は、第1の実施の形態に係る面発光レーザ100の「1XX」と同様の構成要素を表しており、基本的に同様の材質からなるため、その詳細な説明については省略するものとする。なお、図14は、この場合の面発光レーザ400を模式的に示す断面図である。
また、たとえば、上述した本発明の実施の形態ではAlGaAs系のものについて説明したが、発振波長に応じてその他の材料系、たとえば、AlGaP系、GaInP系、ZnSSe系、InGaAs系、InGaN系、AlGaN系、GaInNAs系、GaAsSb系などの半導体材料を用いることも可能である。
第1の実施の形態に係る面発光型半導体レーザを模式的に示す断面図。 第1の実施の形態に係る面発光型半導体レーザを模式的に示す平面図。 第1の実施の形態に係る面発光型半導体レーザの要部を模式的に示す断面図。 第1の実施の形態に係る面発光型半導体レーザを模式的に示す断面図。 第1の実施の形態に係る面発光型半導体レーザを模式的に示す断面図。 第1の実施の形態に係る面発光型半導体レーザの製造方法を模式的に示す断面図。 第1の実施の形態に係る面発光型半導体レーザの要部の製造方法を模式的に示す断面図。 第1の実施の形態に係る面発光型半導体レーザの製造方法を模式的に示す断面図。 第1の実施の形態に係る面発光型半導体レーザの製造方法を模式的に示す断面図。 絶縁層膜厚と、酸化速度比との関係を示す図。 第1の実施の形態に係る面発光型半導体レーザの製造方法を模式的に示す断面図。 第2の実施の形態に係る面発光型半導体レーザを模式的に示す断面図。 実施の形態に係る面発光型半導体レーザを模式的に示す断面図。 実施の形態に係る面発光型半導体レーザを模式的に示す断面図。
符号の説明
100 面発光型半導体レーザ、101 半導体基板、102 第1ミラー、103 活性層、104 第2ミラー、105 絶縁層、106 埋め込み絶縁層、107 第1電極、108 出射面、109 第2電極、110 Al0.9Ga0.1As層、112 Al0.15Ga0.85As層、130 柱状部、140 垂直共振器、150 半導体多層膜、200 面発光型半導体レーザ、201 半導体基板、202 第1ミラー、203 活性層、204 第2ミラー、205 絶縁層、206 埋め込み絶縁層、207 第1電極、208 出射面、209 第2電極、210 開口部、300 面発光型半導体レーザ、301 半導体基板、302 第1ミラー、303 活性層、304 第2ミラー、305 絶縁層、306 埋め込み絶縁層、307 第1電極、308 出射面、309 第2電極、310 開口部、400 面発光型半導体レーザ、401 半導体基板、402 第1ミラー、403 活性層、404 第2ミラー、405 絶縁層、406 埋め込み絶縁層、407 第1電極、408 出射面、409 第2電極

Claims (18)

  1. 基板と、
    前記基板の上方に設けられた第1ミラーと、
    前記第1ミラーの上方に設けられた活性層と、
    前記活性層の上方に設けられた第2ミラーと、を含み、
    前記第2ミラーは、半導体多層膜からなり、
    前記第2ミラーは、開口部を有する複数の絶縁層を含み、
    各前記絶縁層における前記開口部の開口径は、前記活性層側から上方に向かって小さくなる、面発光型半導体レーザ。
  2. 請求項1において、
    各前記絶縁層は、酸化アルミニウムを含む層からなり、
    各前記絶縁層の膜厚は、前記活性層側から上方に向かって大きくなる、面発光型半導体レーザ。
  3. 請求項1または2において、
    各前記絶縁層における前記開口部内に存在する半導体層は、AlGaAs層からなり、
    前記開口部内に存在する前記半導体層のAl組成比は、前記活性層側から上方に向かって高くなる、面発光型半導体レーザ。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    各前記絶縁層の上端は、出射される光の定在波の節に位置する、面発光型半導体レーザ。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、
    前記第1ミラーは、半導体多層膜からなり、
    前記第1ミラーは、開口部を有する複数の絶縁層を含み、
    前記第1ミラーの各前記絶縁層における前記開口部の開口径は、前記活性層側から下方に向かって小さくなる、面発光型半導体レーザ。
  6. 基板と、
    前記基板の上方に設けられた第1ミラーと、
    前記第1ミラーの上方に設けられた活性層と、
    前記活性層の上方に設けられた第2ミラーと、を含み、
    前記第1ミラーは、半導体多層膜からなり、
    前記第1ミラーは、開口部を有する複数の絶縁層を含み、
    各前記絶縁層における前記開口部の開口径は、前記活性層側から下方に向かって小さくなる、面発光型半導体レーザ。
  7. 請求項6において、
    各前記絶縁層は、酸化アルミニウムを含む層からなり、
    各前記絶縁層の膜厚は、前記活性層側から下方に向かって大きくなる、面発光型半導体レーザ。
  8. 請求項6または7において、
    各前記絶縁層における前記開口部内に存在する半導体層は、AlGaAs層からなり、
    前記開口部内に存在する前記半導体層のAl組成比は、前記活性層側から下方に向かって高くなる、面発光型半導体レーザ。
  9. 請求項6〜8のいずれかにおいて、
    各前記絶縁層の下端は、出射される光の定在波の節に位置する、面発光型半導体レーザ。
  10. 請求項1〜9のいずれかにおいて、
    各前記絶縁層における前記開口部の開口径は、直線的に変化する、面発光型半導体レーザ。
  11. 請求項1〜9のいずれかにおいて、
    各前記絶縁層における前記開口部の開口径は、曲線的に変化する、面発光型半導体レーザ。
  12. 請求項1〜9のいずれかにおいて、
    各前記絶縁層における前記開口部の開口径は、連続的に変化する、面発光型半導体レーザ。
  13. 請求項1〜9のいずれかにおいて、
    各前記絶縁層における前記開口部の開口径は、段階的に変化する、面発光型半導体レーザ。
  14. 基板の上方に、少なくとも、第1ミラー、活性層、および、多層膜からなる第2ミラーを構成するための半導体層を積層する工程と、
    前記半導体層をエッチングすることにより、少なくとも前記第2ミラーの一部を含む柱状部を形成する工程と、
    前記第2ミラーを構成する半導体層のうち、少なくとも二層を側面から酸化して、複数の絶縁層を形成する工程と、を含み、
    各前記絶縁層における前記開口部の開口径を、前記活性層側から上方に向かって小さくなるように形成する、面発光型半導体レーザの製造方法。
  15. 請求項14において、
    各前記絶縁層は、第2ミラー内のAlGaAs層を側面から酸化して形成される、面発光型半導体レーザの製造方法。
  16. 請求項14または15において、
    前記半導体層をエッチングすることにより、少なくとも前記第1ミラーの一部を含む柱状部を形成する工程と、
    前記第1ミラーを構成する半導体層のうち、少なくとも二層を側面から酸化して、複数の絶縁層を形成する工程と、を含み、
    前記第1ミラー内の各前記絶縁層における前記開口部の開口径を、前記活性層側から下方に向かって小さくなるように形成する、面発光型半導体レーザの製造方法。
  17. 基板の上方に、少なくとも、多層膜からなる第1ミラー、活性層、および、第2ミラーを構成するための半導体層を積層する工程と、
    前記半導体層をエッチングすることにより、少なくとも前記第1ミラーの一部を含む柱状部を形成する工程と、
    前記第1ミラーを構成する半導体層のうち、少なくとも二層を側面から酸化して、複数の絶縁層を形成する工程と、を含み、
    各前記絶縁層における前記開口部の開口径を、前記活性層側から下方に向かって小さくなるように形成する、面発光型半導体レーザの製造方法。
  18. 請求項17において、
    各前記絶縁層は、第1ミラー内のAlGaAs層を側面から酸化して形成される、面発光型半導体レーザの製造方法。
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