JP4924796B2 - 半導体レーザおよび光素子の製造方法 - Google Patents

半導体レーザおよび光素子の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、光素子およびその製造方法に関する。
面発光型半導体レーザなどの光素子の構造では、電流注入の均一化を図るため、電極を柱状部の上面の中央部を閉じたリング形状に形成することが多い。たとえば、特許文献1には、円形の開口を有する様に形成されたコンタクト金属層を含む面発光型半導体レーザが開示されている。
特開平10−242560号公報
本発明の目的は、電流注入の均一化を図りながら、信頼性の向上を図ることのできる光素子およびその製造方法を提供することにある。
本発明にかかる光素子は、
光が出射または入射する上面を有する柱状部と、
前記柱状部の上面に形成された第1電極と、
前記第1電極の上方に形成された第2電極と、を含み、
前記第1電極は、前記柱状部の上面においてリング形状に形成され、
前記第2電極は、前記柱状部の上面において中央部から外方向に開口する開口部を有するオープンリング形状に形成されている。
本発明において、特定のA層の上方にB層が設けられているとは、A層上に直接B層が設けられている場合と、A層上に他の層を介してB層が設けられている場合と、を含むものとする。このことは以下の発明においても同様である。
また、本発明において「リング形状」とは、中央部に貫通穴を有する形状であればよく、内縁および外縁が円形であるものに限定されない。「オープンリング形状」についても同様である。
本発明にかかる光素子において、
前記第2電極の縁は、前記開口部からオープンリング形状の外側または内側にかけて曲線形状を有することができる。
本発明にかかる光素子において、
前記第2電極の縁は、前記開口部からオープンリング形状の外側にかけて曲線形状を有する、光素子。
本発明にかかる光素子において、
前記第2電極は、前記第1電極より厚く形成されることができる。
本発明にかかる光素子において、
前記第2電極は、前記開口部を挟んで対向する縁の少なくとも一部が平行に形成されていることができる。
本発明にかかる光素子において、
前記第1電極は、下記式(1)を満たす膜厚D1を有することができる。
(4i+1)λ/8n≦D1≦(4i+3)λ/8n・・・(1)
(式(1)において、iは整数、λは発振波長、nは電極の材質の屈折率を示す。)
本発明にかかる光素子において、
前記第2電極は、0.2μm以上の膜厚を有することができる。
本発明にかかる光素子において、
前記第1電極の内側の端部は、柱状部の上面において前記第2電極の端部より内側に形成されていることができる。
本発明にかかる光素子において、
前記第2電極は、下記式(2)を満たす膜厚D2を有することができる。
A≧D2×tan(θ/2)・・・(2)
(式(2)において、Aは出射面の径と第2電極の内側の径との差、θは放射角を示す。)
本発明にかかる光素子において、
前記第2電極は、前記柱状部の外方向に延出する配線部を有することができる。
本発明にかかる光素子において、
前記開口部は、前記配線部が延出する方向と異なる外方向に開口することができる。
本発明にかかる光素子において、
前記第2電極の上方に形成された第4電極をさらに含み、
前記第4電極は、前記第2電極の開口部とは異なる外方向に開口する開口部を有するオープンリング形状に形成されていることができる。
本発明にかかる光素子の製造方法において、
光が出射または入射する上面を有する柱状部を形成する工程と、
前記柱状部の上面に第1電極を形成する工程と、
前記第1電極の上方に第2電極を形成する工程と、
を含み、
前記第1電極は、前記柱状部の上面においてリング形状に形成され、
前記第2電極は、前記柱状部の上面において中央部から外方向に開口する開口部を有するオープンリング形状に形成されている。
以下、本発明の実施の形態の一例について図面を参照しながら詳細に説明する。本実施の形態では、光素子の一例として面発光型半導体レーザを用いて説明する。
1.面発光型半導体レーザ
まず、本実施の形態にかかる面発光型半導体レーザの構造について説明する。図1は、本発明を適用した面発光型半導体レーザの平面図である。図2は、本実施の形態に係る面発光型半導体レーザの断面図であり、図1のI−I線断面図である。
図1および図2に示すように、本実施の形態の面発光型半導体レーザ100は、半導体基板(本実施の形態ではGaAs基板)110と、半導体基板110の上に形成された垂直共振器(以下「共振器」という)140と、第1電極122と、第2電極123と、第3電極124とを含む。共振器140は、第1ミラー142と、活性層144と、第2ミラー146とを有する。
次に、この面発光型半導体レーザ100の各構成要素について述べる。
まず、共振器140について説明する。共振器140は、上述したように、第1ミラー142と、活性層144と、第2ミラー146とを有する。第1ミラー142としては、たとえば、n型Al0.9Ga0.1As層とn型Al0.15Ga0.85As層とを交互に積層した40ペアの分布ブラッグ反射型ミラー(DBR)を用いることができる。活性層144は、GaAsウエル層とAl0.3Ga0.7Asバリア層とからなり、ウエル層が3層で構成される量子井戸構造を含む層を適用することができる。第2ミラー146としては、p型Al0.9Ga0.1As層とp型Al0.15Ga0.85As層とを交互に積層した25ペアの半導体多層膜からなる分布ブラッグ反射型ミラー(DBR)を用いることができる。なお、第1ミラー142、活性層144、および第2ミラー146を構成する各層の組成および層数はこれに限定されるわけではない。
第2ミラー146は、たとえば、C、Zn、あるいはMgなどがドーピングされることによりp型にされ、第1ミラー142は、たとえば、Si、あるいはSeなどがドーピングされることによりn型にされている。したがって、第2ミラー146、不純物がドーピングされていない活性層144、および第1ミラー142により、pinダイオードが形成される。
第2ミラー146、活性層144および第1ミラー142の一部は、柱状の半導体堆積体(以下、「柱状部」ともいう)130を構成している。柱状部130の側面は埋込み絶縁層120で覆われている。
柱状部130を構成する層のうち活性層144に近い領域に、電流狭窄層として機能する絶縁層132が形成されていてもよい。この絶縁層132は、柱状部130の周縁に沿ったリング形状を有することができる。また、電流狭窄用の絶縁層132は、たとえば酸化アルミニウムからなる。
本実施の形態にかかる柱状部130は、外形上完全に柱状でない構造も含み、たとえば直方体形状の共振器140の一部であってもよい。その場合、たとえば面発光型半導体レーザであれば、柱状部130の上面は、電流の経路を規制する電流狭窄層(絶縁層132)および当該電流狭窄層により囲まれた領域と平面視において重なる領域とすることができる。
本実施の形態に係る面発光型半導体レーザ100においては、柱状部130の側面を覆うようにして、埋込み絶縁層120が形成されている。埋込み絶縁層120を構成する絶縁物は、各種ガラス、金属の酸化物または樹脂などであり、樹脂としてはたとえば、ポリイミド樹脂、フッ素系樹脂、アクリル樹脂、またはエポキシ樹脂などを用いることができ、特に、加工の容易性や絶縁性の観点から、ポリイミド樹脂またはフッ素系樹脂が望ましい。
柱状部130および埋込み絶縁層120の上には、第1電極122が形成されている。第1電極122は、Au、Pt、Ti、Zn、Crおよびこれらの合金から選択される単層または2層以上の積層膜からなることができ、たとえばCr、Ti、Pt、Auの積層膜からなる。第1電極122は、柱状部130の上面においてリング形状を有する。
第1電極122の上には、第2電極123が形成されている。第2電極123は、少なくとも最表面にAuを含む単層または積層膜からなり、たとえばCrとAuとの積層膜からなることができる。第2電極123は、中央部の上面において、中央部から外方向に開口する開口部125を有するオープンリング形状を有する。
また、第2電極123の縁は、図3に示すように、開口部125からオープンリング形状の外側または内側にかけて曲線形状を有する。図3は、図1の領域IIの拡大図である。これにより、第2電極123を形成する際、たとえばリフトオフ時にバリが発生するのを防ぐことができる。また、このように第2電極123の端部が角のない丸い形状を有することにより、端部への電界集中を抑制し、面発光型半導体レーザ100の特性の劣化および信頼性の低下を防止することができる。
なお、本実施の形態にかかる面発光型半導体レーザ100では、第2電極123の縁は、開口部125からオープンリング形状の外側および内側の双方にかけて曲線形状を有しているが、一方のみが曲線形状であってもよい。たとえば、本実施の形態にかかる面発光型半導体レーザ100にように、開口部125の内側の端部が第1電極122の上面に設けられているが、開口部125の外側の端部が第1電極122の上面に形成されていない場合には、第2電極123は、開口部125からオープンリング形状の外側にかけてのみ曲線形状であってもよい。
また、第2電極123は、開口部125を挟んで対向する縁の少なくとも一部が平行に形成されている。即ち、開口部125を挟んで対向する縁に沿ったラインm1とラインm2は、平行である。これにより、第2電極123をリフトオフ等により形成する際、精度よく形成することができる。また、第1電極122と第2電極123との接触面積を最大限にとることができ、抵抗を下げることができる。
第2電極123は、第1電極122より厚く形成される。第2電極123が厚く形成されることにより、より安定したボンディング強度を保持することができる。また、第2電極123が厚く形成されることにより、配線抵抗を下げ、放熱性を向上させることができる。
また第1電極122が薄く形成されることにより、第2電極123の断線を防止することができる。第1電極122は、下記式(1)の範囲の膜厚Dを有していることが好ましい。
(4i+1)λ/8n≦D≦(4i+3)λ/8n・・・(1)
(式(1)において、iは整数、λは発振波長、nは電極の材質の屈折率を示す。nは図5においては空気の屈折率、1をとる。)
ここで、上記範囲の膜厚を有する利点について、図5を参照しつつ説明する。図5(A)、(B)において、横軸は電極の膜厚を示し、縦軸はレーザ光の放射角を示す。図5(A)は、電極の膜厚とレーザ光の放射角との関係を示す図であり、図5(B)は、電極の膜厚Dが0<D≦λ/2nの範囲内の電極の膜厚とレーザ光の放射角との関係を示す図である。なお、図5(A)および図5(B)の結果は、時間領域差分法(FDTD法)により放射角を求めた結果である。本願発明者は、図5(A)に示すように、レーザ光の放射角が電極の膜厚に対して、ほぼ一定の周期をもって変動していることを見出した。具体的には、λ/2nの周期で放射角が変動している。さらに、放射角が最小となる電極の膜厚は、(λ(発振波長)/4n)を中心として、一定の範囲内で変動していることを見出した。そして、電極の膜厚Dが0<D≦λ/2nの範囲で放射角の最小値がどの範囲で変動するかを調べた。その結果を図5(B)に示す。図5(B)から分かるように、放射角が最小となる位置は、電極の膜厚Dがλ/8n≦D≦3λ/8nの範囲内で変動していることが分かった。以上のシミュレーションの結果より、第1電極122の膜厚が上記式(1)の範囲内にあるように設計することで、レーザ光の放射角を小さくできる。その結果、特性の良好な面発光型半導体レーザを提供することができる。
第1電極122の外側の端部は、図1において点線で示されているように、第2電極123に覆われている。また第1電極122の内側の端部は、柱状部130の上面において第2電極123の内側の端部の内側に形成されている。即ち、図1および図2に示すように、第1電極122の内径は、第2電極123の内径より小さく、面発光型半導体レーザ100の出射面126は、第1電極122によって形成されている。さらに言い換えれば、第1電極122は、出射面126の周囲に第2電極123に覆われていない露出部127を有する。さらに第2電極123の膜厚は、下記式(2)を満たす膜厚D2であることが好ましい。
A≧D2×tan(θ/2)・・・(2)
(式(2)において、Aは出射面の径と第2電極の内側の径との差、θは放射角を示す。)
図4を参照しながら式(2)について説明する。図4は、図2の領域IIの拡大図である。レーザ光の放射角をθとすると、露出部127の大きさである出射面の径と第2電極の内側の径との差AがD2×tan(θ/2)以上であれば、理論的にレーザ光が第2電極123にかからない。よって、このように出射面の径と第2電極の内側の径との差AがD2×tan(θ/2)以上とすると、第2電極123の電磁界によるレーザ光の放射パターンへの影響を低減することができる。
さらに第2電極123の膜厚は、0.2μm以上であることが好ましい。第2電極123の膜厚を0.2μm未満にするとワイヤボンディングができない場合があるからである。また、第2電極123の膜厚は、1.0μm以上であることがより好ましい。第2電極123の膜厚を1.0μm以上とすることにより、実装時に十分なボンディング強度を得ることができるからである。
また、第2電極123は、柱状部130の外方向に延出する配線部128を有する。配線部128は、領域IIに設けられている開口部125と異なる外方向に延出しており、たとえば開口部125と対向する方向に延出していることが好ましい。
さらに、第2電極123は、図1に示すように、配線部128に接続された電極パッド部129を有する。第2電極123は、上述したように厚い膜を有するため、柱状部130の上面から電極パッド部129にかけて断線するのを防止し、面発光型半導体レーザ100の信頼性を向上させることができる。
さらに、半導体基板110の裏面には、第3電極124が形成されている。第3電極124は、Au、Ge、Ni、In、W、Crおよびこれらの合金から選択される単層または2層以上の積層膜からなることができ、たとえば、Cr、AuGe、Ni、Auの積層膜からなる。すなわち、図1および図2に示す面発光型半導体レーザ100では、柱状部130上で第1電極122および第2電極123は第2ミラー146と接合し、かつ、第3電極124は半導体基板110と接合している。この第1電極122、第2電極123および第3電極124によって活性層144に電流が注入される。
本実施の形態にかかる面発光型半導体レーザ100によれば、上述した式(1)を満たすように第1電極122の膜厚を制御することにより、レーザ光の放射角を小さくすることができる。その結果、特性の良好な面発光型半導体レーザを提供することができる。
しかし、一般に電極を成膜する際、その膜厚にはばらつきが生じ、その結果、式(1)を満たすように、第1電極122の膜厚を制御することができない場合がある。具体的には、上述した式(1)において、たとえば、i=7、n=3、λ=850nmとすると、適した膜厚Dの範囲は、1027nm≦D≦1097nmとなる。この膜厚Dの範囲の中心値1062nmを成膜する際、考慮すべき膜厚のばらつきが±5%であるとすると、1062±53nmとなるため、適した膜厚Dの範囲内で第1電極122の膜厚を制御できず、適した膜厚Dの範囲外の膜厚を有する第1電極122が形成される可能性がある。
一方、式(1)において、たとえば、i=0、n=3、λ=850nmとすると、適した膜厚Dの範囲は、35nm≦D≦106nmとなる。この膜厚Dの範囲の中心値70nmを成膜する際、考慮すべき膜厚のばらつきが±5%であるとすると、70±3.5nmとなるため、適した膜厚Dの範囲内で第1電極122の膜厚を制御することができる。
すなわち、膜厚が大きい程、ばらつきが大きくなる傾向があるため、式(1)を満たすように第1電極122の膜厚を制御するためには、膜厚は小さい方が好ましい。しかし、第1電極122の膜厚が小さいと、ワイヤボンディング強度が低くなるという問題がある。そこで、第1電極122の上に十分なワイヤボンディング強度を得ることのできる膜厚の第2電極123を形成することによって、式(1)を満たすように第1電極122の膜厚を制御することができる。
2.デバイスの動作
本実施の形態の面発光型半導体レーザ100の一般的な動作を以下に示す。なお、下記の面発光型半導体レーザ100の駆動方法は一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない限り、種々の変更が可能である。
まず、第1電極122、第2電極123と第3電極124とで、pinダイオードに順方向の電圧を印加すると、活性層144において、電子と正孔との再結合が起こり、かかる再結合による発光が生じる。そこで生じた光が第2ミラー146と第1ミラー142との間を往復する際に誘導放出が起こり、光の強度が増幅される。光利得が光損失を上まわると、レーザ発振が起こり、柱状部130上面にある出射面126から半導体基板110に対して垂直方向にレーザ光が出射される。
3.面発光型レーザの製造方法
次に、図1および図2に示す面発光型半導体レーザ100の製造方法の一例について、図6〜図10を参照しつつ説明する。図6〜図9は、図1および図2に示す本実施の形態の面発光型半導体レーザ100の製造工程を模式的に示す断面図であり、それぞれ図2に示す断面に対応している。図10は、面発光型半導体レーザ100の製造工程を模式的に示す平面図であり、図1に対応している。
(1)まず、n型GaAsからなる半導体基板110の表面に、組成を変調させながらエピタキシャル成長させることにより、図6に示すように、半導体多層膜150を形成する。ここで、半導体多層膜150は、たとえばn型Al0.9Ga0.1As層とn型Al0.15Ga0.85As層とを交互に積層した40ペアの第1ミラー142と、GaAsウエル層とAl0.3Ga0.7Asバリア層からなり、ウエル層が3層で構成される量子井戸構造を含む活性層144と、p型Al0.9Ga0.1As層とp型Al0.15Ga0.85As層とを交互に積層した25ペアの第2ミラー146とからなる。これらの層を順に半導体基板110上に積層させることにより、半導体多層膜150が形成される。
ここで第2ミラー146の最上層は、屈折率のより低いp型Al0.9Ga0.1As層からなることが望ましい。また第2ミラー146において、p型Al0.9Ga0.1As層に変えて、AlAs層からなってもよい。
なお、第2ミラー146を成長させる際に、活性層144近傍の少なくとも1層を、後に酸化されて電流狭窄用の絶縁層132となるAlAs層またはAlGaAs層に形成することができる。この絶縁層132となるAlGaAs層のAl組成は、0.95以上である。また、第2ミラー146の最表面の層は、キャリア密度を高くし、電極(第1電極122)とのオーミック接触をとりやすくしておくのが望ましい。
エピタキシャル成長を行う際の温度は、成長方法や原料、半導体基板110の種類、あるいは形成する半導体多層膜150の種類、厚さ、およびキャリア密度によって適宜決定されるが、一般に、450℃〜800℃であるのが好ましい。また、エピタキシャル成長を行う際の所要時間も、温度と同様に適宜決定される。また、エピタキシャル成長させる方法としては、有機金属気相成長(MOVPE:Metal−Organic Vapor Phase Epitaxy)法や、MBE(Molecular Beam Epitaxy)法、あるいはLPE(Liquid Phase Epitaxy)法などを用いることができる。
ついで、半導体多層膜150上に、レジストを塗布した後リソグラフィ法により該レジストをパターニングすることにより、図6に示すように、所定のパターンのレジスト層Rを形成する。レジスト層Rは、柱状部130(図1および図2参照)の形成予定領域の上方に形成する。
(2)次に、このレジスト層Rをマスクとして、たとえばドライエッチング法により、第2ミラー146、活性層144、および第1ミラー142の一部をエッチングして、図7に示すように、柱状の半導体堆積体(柱状部)130を形成する。その後、レジスト層Rを除去する。
(3)次に、図8に示すように、たとえば400℃程度の水蒸気雰囲気中に、上記工程によって柱状部130が形成された半導体基板110を投入することにより、前述の第2ミラー146中のAl組成が高い層(Al組成が0.95以上の層)を側面から酸化して、電流狭窄用の絶縁層132を形成する。酸化レートは、炉の温度、水蒸気の供給量、酸化すべき層のAl組成および膜厚に依存する。
(4)次に、図8に示すように、柱状部130、すなわち第1ミラー142の一部、活性層144、および第2ミラー146を取り囲む埋込み絶縁層120を形成する。
ここでは、埋込み絶縁層120を形成するための材料として、ポリイミド樹脂を用いた場合について述べる。まず、たとえばスピンコート法を用いて前駆体(ポリイミド前駆体)を、柱状部130を有する半導体基板110上に塗布して、前駆体層を形成する。この際、前記前駆体層の膜厚が柱状部130の高さより大きくなるように形成する。なお、前記前駆体層の形成方法としては、前述したスピンコート法のほか、ディッピング法、スプレーコート法、液滴吐出法等の公知技術が利用できる。
次いで、この半導体基板110を、たとえばホットプレート等を用いて加熱して前記前駆体層から溶媒を除去した後、200℃程度で半硬化させる。続いて、図8に示すように、柱状部130の上面130aを露出させたのち350℃程度の炉に入れて、前記前駆体層をイミド化させることにより、ほぼ完全に硬化した埋込み絶縁層120を形成する。柱状部130の上面130aを露出させる方法としては、CMP法、ドライエッチング法、ウェットエッチング法などが利用できる。また、感光性を有する樹脂で埋込み絶縁層120を形成することもできる。埋込み絶縁層120または硬化に至るまでの各段階の層は、必要に応じてリソグラフィなどによってパターニングすることができる。
(5)次に、活性層144に電流を注入するための第1電極122、および第3電極124およびレーザ光の出射面126(図9および図10参照)を形成する工程について述べる。
まず、第1電極122および第3電極124を形成する前に、必要に応じて、プラズマ処理法等を用いて、柱状部130および半導体基板110の露出している上面を洗浄する。これにより、より安定した特性の素子を形成することができる。つづいて、たとえば真空蒸着法により埋込み絶縁層120および柱状部130の上面に、パターニングしたレジスト層および、たとえばCr、Ti、Pt、Auとの積層膜を形成した後、リフトオフ法により、柱状部130の上面に、前記積層膜が形成されていない部分を形成する。この部分が出射面126となる。
一般に、電極をリング形状に形成する場合には、電流注入の均一化を図るため、電極をリング形状に形成することが多い。このような電極をパターニングする際、たとえばリフトオフ法を適用することができる。この方法によれば、リング形状の中央部に相当する位置にレジストを孤立パターンで設ける必要がある。この場合、この孤立パターンのレジストは除去されにくく、あるいは除去できたとしてもリフトオフされた導電材料の再付着を招くことがある。
本実施の形態では、第1電極122を薄く形成している。より具体的には、第1電極122は、リフトオフ時に設けるレジストより薄く形成されてもよい。これにより、上述した孤立パターンのレジストの除去が容易になり、面発光型半導体レーザ100の信頼性を向上させることができる。
なお、前記工程において、リフトオフ法のかわりに、ドライエッチング法あるいはウェットエッチング法を用いることもできる。このとき、第1電極122は、その膜厚が、上述したように、所望の範囲内になるように形成する。
また、半導体基板110の露出している面に、たとえば真空蒸着法により、たとえばCr、AuGe、Ni、Auの積層膜を形成する。
(6)次に、(5)において形成された第1電極122および第3電極124を合金化する工程について述べる。合金化はアニール処理により行われる。アニール処理の温度は電極材料に依存する。本実施の形態で用いた電極材料の場合は、通常400℃前後で行う。以上の工程により、第1電極122および第3電極124が形成される。これにより、オーミックコンタクトを得ることができる。
(7)次に、第2電極123を形成する工程(図2参照)について述べる。第2電極123は、たとえば真空蒸着法により第1電極122の上面に、パターニングしたレジスト層および、たとえばAuとCrとの積層膜を形成した後、リフトオフ法により、第1電極122の上面に、前記積層膜が形成されていない部分を形成する。この部分が露出部127となる。なお、前記工程において、リフトオフ法のかわりに、ドライエッチング法あるいはウェットエッチング法を用いることもできる。このとき、第2電極123は、その膜厚が、上述したように、所望の範囲内になるように形成する。
ここで、第2電極123は、中央部の上面において、中央部から外方向に開口する開口部125を有するオープンリング形状に形成される。このようにオープンリング形状にすることにより、たとえばリフトオフ時に、開口部125においてリングの内側と外側のレジストが連続的に設けられるため、孤立パターンが形成されず、レジストの除去を容易にすることができ、面発光型半導体レーザ100の信頼性を向上させることができる。
以上の工程により、本実施の形態にかかる面発光型半導体レーザ100を形成することができる。
本実施の形態にかかる面発光型半導体レーザの製造方法では、工程(6)の合金化工程は、第2電極123の形成前に行われている。すなわち、第2電極123の形成後には、アニール処理を行う必要がないため、アニール処理によるCrの最表面のAu中への拡散を防止し、第2電極123の表面が酸化するのを防止することができる。
4.変形例
本実施の形態の面発光レーザは、上述の実施の形態に限定されることなく、本発明の要旨の範囲内において、様々な変形が可能である。以下にその変形例の一例について説明する。
図11は、変形例にかかる面発光型半導体レーザを模式的に示す平面図であり、図1に示す平面図と対応している。図12は、変形例にかかる面発光型半導体レーザを模式的に示す断面図であり、図2に示す断面図と対応している。
変形例にかかる面発光型半導体レーザ200は、第4電極224をさらに含む点で、本実施の形態にかかる面発光型半導体レーザ100と異なる。第4電極224は、第2電極223の上面に形成されている。これにより、電極全体を厚く形成することができ、断線を防止し、デバイスの放熱性を高めることができる。また、第4電極224は、第2電極223の開口部225とは異なる外方向に開口する開口部226を有するオープンリング形状に形成されている。変形例にかかる面発光型半導体レーザ200において、たとえば、第1電極122の中心を基準位置とし、配線部128の延出方向を12時の方向とした場合、第2電極223の開口部225は4時の方向に、第4電極224の開口部226は8時の方向に設けられている。このように、第2電極223の開口部225と、第4電極224の開口部226とを異なる位置に設けることにより、膜厚のばらつきを抑えることができる。
面発光型半導体レーザ100の製造方法については、上述した本実施の形態にかかる面発光型半導体レーザ100の製造工程(1)〜(7)の後に、第4電極224を第2電極123と同様の製造工程(7)により形成すればよい。また、工程(6)の合金化工程については、第2電極223の形成前に行ってもよいし、形成後に行ってもよい。
面発光型半導体レーザ200における他の構成および製造方法については、上述した面発光型半導体レーザ100と同様であるので、説明を省略する。
5.実験例
上述した第1電極及び第2電極を含む面発光型半導体レーザについて、以下のような実験を行った。
5.1.第1の実験例
図13および図14は、第1の実験例にかかる面発光型半導体レーザを示す図であり、図14は、図13における領域IVを示す。第1の実験例にかかる面発光型半導体レーザは、第1電極と、第1電極の上面に形成された第2電極と、第2電極の上面に形成された第4電極とを含み、第1電極、第2電極、および第4電極は、すべて開口部を有する。即ち、第1の実験例にかかる面発光型半導体レーザは、第1電極がオープンリング形状である点で、リング形状の第1電極を有する面発光型半導体レーザ100と異なる。
第1の実験例では、図14に示すように、第1電極の開口部付近の柱状部上面において、開口部以外の電流注入領域とコンタクト状況が異なるため、電流注入を行った際に構造が破壊されてしまったと考えられる。
5.2.第2の実験例
図15は、上述した本実施の形態にかかる面発光型半導体レーザ100を示す図である。第1電極がリング形状であるため、柱状部と直接接する電極が均一に電流を注入することができ、コンタクト状況にも偏りがないため、第1の実験例においてみられた構造破壊がなく良好な状態であった。
したがって、第1の実験例および第2の実験例によれば、第1電極の内側の端部が柱状部の上面において第2電極の端部より内側に形成されており、かつ第1電極が開口部を有さないリング形状であることにより、電界集中による構造破壊を防止できることが確認された。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び結果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
なお、本発明にかかる光素子は、上述した面発光型半導体レーザに限定されるわけではなく、他の発光素子(例えば、半導体発光ダイオードや有機LED)、あるいは受光素子(例えば、フォトダイオード)であってもよい。
本実施の形態にかかる面発光型半導体レーザを模式的に示す平面図。 本実施の形態にかかる面発光型半導体レーザを模式的に示す断面図。 図1の領域IIを詳細に示す拡大図。 図2の領域IIIを詳細に示す拡大図。 図5(A)は、電極の膜厚とレーザ光の放射角との関係を示す図であり、図5(B)は、電極の膜厚Dが0<D≦λ/2nの範囲内の電極の膜厚とレーザ光の放射角との関係を示す図である。 本実施の形態にかかる面発光型半導体レーザの製造工程を模式的に示す断面図。 本実施の形態にかかる面発光型半導体レーザの製造工程を模式的に示す断面図。 本実施の形態にかかる面発光型半導体レーザの製造工程を模式的に示す断面図。 本実施の形態にかかる面発光型半導体レーザの製造工程を模式的に示す断面図。 本実施の形態にかかる面発光型半導体レーザの製造工程を模式的に示す平面図。 変形例にかかる面発光型半導体レーザを模式的に示す平面図。 変形例にかかる面発光型半導体レーザを模式的に示す断面図。 第1の実験例にかかる面発光型半導体レーザを示す図。 第1の実験例にかかる面発光型半導体レーザを示す拡大図。 第2の実験例にかかる面発光型半導体レーザを示す図。
符号の説明
100 面発光型半導体レーザ、110 半導体基板、120 埋込み絶縁層、122 第1電極、123 第2電極、124 第3電極、125 開口部、126 出射面、127 露出部、128 配線部、129 電極パッド部、130 柱状部、 132 絶縁層、140 共振器、142 第1ミラー、144 活性層、146 第2ミラー、200 面発光型半導体レーザ、223 第2電極、224 第4電極、225、226 開口部

Claims (11)

  1. 光が出射する上面を有する柱状部と、
    前記柱状部の上面に形成された第1電極と、
    前記第1電極の上方に形成された第2電極と、を含み、
    前記第1電極は、前記柱状部の上面においてリング形状に形成され、
    前記第2電極は、前記柱状部の上面において中央部から外方向に開口する開口部を有するオープンリング形状に形成され、
    前記第1電極は、下記式(1)を満たす膜厚D1を有し、
    前記第2電極は、前記第1電極より厚く形成される、半導体レーザ
    (4i+1)λ/8n≦D1≦(4i+3)λ/8n・・・(1)
    (式(1)において、iは整数、λは発振波長、nは電極の材質の屈折率を示す。)
  2. 請求項1において、
    前記第2電極の縁は、前記開口部からオープンリング形状の外側または内側にかけて曲線形状を有する、半導体レーザ
  3. 請求項2において、
    前記第2電極の縁は、前記開口部からオープンリング形状の外側にかけて曲線形状を有する、半導体レーザ
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記第2電極は、前記開口部を挟んで対向する縁の少なくとも一部が平行に形成されている、半導体レーザ
  5. 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記第2電極は、0.2μm以上の膜厚を有する、半導体レーザ
  6. 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    前記第1電極の内側の端部は、柱状部の上面において前記第2電極の端部より内側に形
    成されている、半導体レーザ
  7. 請求項1ないし6のいずれかにおいて、
    前記第2電極は、下記式(2)を満たす膜厚D2を有する、半導体レーザ
    A≧D2×tan(θ/2)・・・(2)
    (式(2)において、Aは出射面の径と第2電極の内側の径との差、θは放射角を示す。)
  8. 請求項1ないし7のいずれかにおいて、
    前記第2電極は、前記柱状部の外方向に延出する配線部を有する、半導体レーザ
  9. 請求項8において、
    前記開口部は、前記配線部が延出する方向と異なる外方向に開口する、半導体レーザ
  10. 請求項1ないし9のいずれかにおいて、
    前記第2電極の上方に形成された第4電極をさらに含み、
    前記第4電極は、前記第2電極の開口部とは異なる外方向に開口する開口部を有するオープンリング形状に形成されている、半導体レーザ
  11. 光が出射または入射する上面を有する柱状部を形成する工程と、
    前記柱状部の上面に第1電極を形成する工程と、
    前記第1電極の上方に第2電極を形成する工程と、
    を含み、
    前記第1電極を形成する工程は、
    前記柱状部の上面に所定の形状にパターニングされた第1レジスト層を形成する工程と、
    前記第1レジスト層の上面および前記柱状部の上面に第1金属層を成膜する工程と、
    リフトオフ法により、前記第1レジスト層および前記第1レジスト層の上面に形成された前記第1金属層を除去する工程と、
    を有し、
    前記第1金属層の膜厚は、前記第1レジスト層の膜厚よりも薄く形成され、
    前記第1電極は、前記柱状部の上面においてリング形状に形成され、
    前記第2電極を形成する工程は、
    前記第1電極の上面に所定の形状にパターニングされた第2レジスト層を形成する工程と、
    前記第2レジスト層の上面および前記第1電極の上面に第2金属層を成膜する工程と、
    リフトオフ法により、前記第2レジスト層および前記第2レジスト層の上面に形成された前記第2金属層を除去する工程と、
    を有し、
    前記第2金属層の膜厚は、前記第1金属層の膜厚よりも厚く形成され、
    前記第2電極は、前記柱状部の上面において中央部から外方向に開口する開口部を有するオープンリング形状に形成されている、光素子の製造方法。
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