JP7167451B2 - 面発光型半導体レーザ、および面発光型半導体レーザの製造方法 - Google Patents

面発光型半導体レーザ、および面発光型半導体レーザの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、面発光型半導体レーザ、および面発光型半導体レーザの製造方法に関する。
特許文献1には、配線の寄生容量低減を目的とした、半絶縁性の基板上に形成された、第1導電型の半導体層、第1導電型の第1の半導体多層膜反射鏡、活性領域および第2導電型の第2の半導体多層膜反射鏡を含む柱状構造と、第1導電型の半導体層に電気的に接続される第1の電極と、第2の半導体多層膜反射鏡に電気的に接続される第2の電極と、第1の電極に接続された第1の金属配線と、第2の電極に接続された第2の金属配線とを有し、第1導電型の半導体層は、柱状構造の側面から延在した接続領域を含み、当該接続領域に第1の電極が接続され、第1の金属配線および第2の金属配線と基板との間には第1導電型の半導体層が存在しない、面発光型半導体レーザが開示されている。
特開2015-99870号公報
活性層よりも基板側に位置する下部半導体多層膜の底面に達する深さのメサ構造体を有する面発光型半導体レーザでは、メサ構造体の高さが高いため、製造工程においてマスクを形成する際のレジストがメサ構造体の上面から基板側に流れ落ちやすい。そのため、メサ構造体の上面はレジストが薄く、基板側は必要以上にレジストが厚くなりやすい。このような状態で出射面に閉形状の配線をリフトオフで形成しようとすると、所望の形状の配線が形成できない場合があった。
本発明は、下部半導体多層膜の底面に達する深さのメサ構造体を備えた面発光型半導体レーザにおいて、メサ構造体の光出射面からメサ構造体の底部に延伸する配線と光出射面上の閉形状の配線とを1回のリフトオフで形成する場合と比較して、光出射面に所望の形状の配線を形成しやすくされた、面発光型半導体レーザ、および面発光型半導体レーザの製造方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の面発光型半導体レーザは、基板上に形成された第1の導電型の第1の半導体多層膜反射鏡、前記第1の半導体多層膜反射鏡上に形成された活性層、前記活性層上に形成された第2の導電型の第2の半導体多層膜反射鏡、および第2の半導体多層膜反射鏡の上面に形成された閉形状の電極を備えるとともに、前記第1の半導体多層膜反射鏡の底面に達する深さのメサ構造体と、前記閉形状の電極上に形成された非閉形状の配線部分によって前記電極と接続され、前記メサ構造体の側面を介して前記基板上まで延伸された配線と、を含み、前記非閉形状の配線部分は、前記非閉形状の配線部分は、前記閉形状の電極の周方向の長さのうち、1/4以上かつ3/4以下の長さの範囲(ただし、前記閉形状の電極の周方向の長さの1/2の長さを除く)に設けられているものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記基板のおもて面に形成された前記第1の導電型の半導体層をさらに含み、前記メサ構造体は前記半導体層上に形成され、前記配線は、前記基板上の前記半導体層を含まない領域まで延伸されたものである。
また、請求項に記載の発明は、請求項1または請求項に記載の発明において、前記電極が円環形状であり、前記配線部分の形状が円環の一部を除いた形状であるものである。
また、請求項に記載の発明は、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の発明において、前記メサ構造体の形状が円柱形状であるものである。
上記の目的を達成するために、請求項に記載の面発光型半導体レーザの製造方法は、基板上に形成された、第1の導電型の第1の半導体多層膜層、前記第1の半導体多層膜層上の活性層、および前記活性層上の第2の導電型の第2の半導体多層膜層を含む半導体層を、前記基板が露出するまでエッチングして前記半導体層の柱状構造体を形成する工程と、前記柱状構造体の上面に形成された閉形状の電極に接続される閉形状の配線部分を含む第1の配線を第1のリフトオフで形成する工程と、前記第1の配線に連続するとともに前記基板上まで延伸された第2の配線を第2のリフトオフで形成する工程と、を含むものである。
上記の目的を達成するために、請求項に記載の面発光型半導体レーザの製造方法は、基板上に形成された、第1の導電型の第1の半導体多層膜層、前記第1の半導体多層膜層上の活性層、および前記活性層上の第2の導電型の第2の半導体多層膜層を含む半導体層を、前記基板が露出するまでエッチングして前記半導体層の柱状構造体を形成する工程と、前記柱状構造体の上面に閉形状の電極を形成する工程と、フォトレジストを塗布した後、前記電極上に閉形状の配線部分を含む第1の配線を形成するための第1の露光、および前記第1の配線に連続するとともに前記基板上まで延伸された第2の配線を形成するための第2の露光を行う工程と、前記フォトレジストをパターニングしてマスクを形成する工程と、前記第1の配線、および前記第2の配線をリフトオフで形成する工程と、を含むものである。
請求項1、求項5、および請求項に記載の発明によれば、下部半導体多層膜の底面に達する深さのメサ構造体を備えた面発光型半導体レーザにおいて、メサ構造体の光出射面からメサ構造体の底部に延伸する配線と光出射面上の閉形状の配線とを1回のリフトオフで形成する場合と比較して、光出射面に所望の形状の配線を形成しやすくされた、面発光型半導体レーザ、および面発光型半導体レーザの製造方法が提供される、という効果を奏する。
請求項2に記載の発明によれば、基板のおもて面に形成された半導体層を含まない場合と比較して、半絶縁性の基板を用いても本発明に係る面発光型半導体レーザが実現される、という効果を奏する。
請求項に記載の発明によれば、配線部分の形状を円環形状とする場合と比較して、光出射面に所望の開口形状をより形成しやすい、という効果を奏する。
請求項に記載の発明によれば、メサ構造体の形状を円柱形状以外の形状とする場合と比較して、面発光型半導体レーザの出射光の形状を制御しやすい、という効果を奏する。
第1の実施の形態に係る面発光型半導体レーザの構成の一例を示す、(a)は断面図、(b)は平面図である。 第1の実施の形態に係るp側配線とp側電極との関係を示す、(a)は平面図、(b)は斜視図である。 第1の実施の形態に係る面発光型半導体レーザの製造方法の一例を示す縦断面図の一部である。 第1の実施の形態に係る面発光型半導体レーザの製造方法の一例を示す縦断面図の一部である。 p側配線形成時のレジストの偏在を説明する図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1を参照して、本実施の形態に係る面発光型半導体レーザ10の構成の一例について説明する。図1(a)は本実施の形態に係る面発光型半導体レーザ10の断面図であり、図1(b)は面発光型半導体レーザ10の平面図である。図1(a)に示す断面図は、図1(b)に示す平面図においてX-X’で切断した断面図である。面発光型半導体レーザ10は、本発明に係る面発光型半導体レーザの製造方法によって製造された面発光型半導体レーザの一例である。
図1に示すように、面発光型半導体レーザ10は、半絶縁性GaAs(ガリウムヒ素)の基板12上に形成されたn型GaAsのコンタクト層14、下部DBR(Distributed Bragg Reflector)16、活性領域24、酸化狭窄層32、上部DBR26、およびコンタクト層28含んで構成されている。面発光型半導体レーザ10では、コンタクト層14、下部DBR16、活性領域24、酸化狭窄層32、上部DBR26、およびコンタクト層28の各構成がメサ構造体Mを形成し、該メサ構造体Mがレーザ部分を構成している。なお、コンタクト層14が本発明に係る「第1の導電型の半導体層」に相当する。
メサ構造体Mを含む半導体層の周囲は無機絶縁膜としての層間絶縁膜34が着膜されている。該層間絶縁膜34はメサ構造体Mの側面から基板12の表面まで延伸され、電極パッド42aの下部に配置されている。本実施の形態に係る層間絶縁膜34は、一例として、シリコン窒化膜(SiN膜)で形成されている。なお、層間絶縁膜34の材料はシリコン窒化膜に限らず、例えば、シリコン酸化膜(SiO膜)、あるいはシリコン酸窒化膜(SiON膜)等であてもよい。
図1(a)に示すように、層間絶縁膜34の開口部を介してp側電極36が設けられている。p側電極36の一端側はコンタクト層28に接続され、コンタクト層28との間でオーミック性接触を形成している。一方、p側電極36の他端側からはメサ構造体Mの側面を経由して基板12の表面までp側配線62が延伸され、電極パッド42aを構成している。p側電極36、およびp側配線62は、例えば、Ti(チタン)/Au(金)の積層膜を着膜して形成される。
ここで、メサ構造体Mの上面におけるp側配線62は、図1(a)、(b)に示すようにp側電極36の上部に形成されるが、p側電極36が円環形状(リング形状)に形成されているのに対し、リングが途中で途切れた形状(図1(b)ではC字形状)とされている。この理由については後述する。ここで、p側電極36の形状はリング形状に限られず、四角枠形状等他の形状でもよいので、以下ではリング形状のように閉じた形状を「閉形状」といい、C字形状のような開放された形状を「非閉形状」という場合がある。なお、本実施の形態に係る「閉形状」には完全に閉じた形状のみならず、部分的に狭い幅のスリットが入った形状も含む。また、狭い幅のスリットとは、閉形状の内周の長さに対して1/10以下の幅のスリットをいう。
同様に、層間絶縁膜34の開口部を介してn側電極30が設けられている。n側電極30の一端側はコンタクト層14に接続され、コンタクト層14との間でオーミック性接触を形成している。一方、n側電極30の他端側から基板12の表面までn側配線64が延伸され、図1(b)に示すように、電極パッド42bを形成している(以下、総称する場合は「電極パッド42」という)。n側電極30、およびn側配線64は、例えば、AuGe/Ni/Auの積層膜を着膜して形成される。
上記のように、本実施の形態に係る基板12には、一例として半絶縁性のGaAs基板を用いている。半絶縁性のGaAs基板とは、不純物がドーピングされていないGaAs基板である。半絶縁性のGaAs基板は抵抗率が非常に高く、そのシート抵抗値は数MΩ程度の値を示す。よって、電極パッド42を半絶縁性の基板上に形成することで、導電性を有する他の層上に層間絶縁膜を介して電極パッド42を形成する構成と比較し、容量成分が低減され、高速応答に適した特性が得られる。
基板12上に形成されたコンタクト層14は、一例としてSiがドープされたGaAs層によって形成されている。コンタクト層14の一端はn型の下部DBR16に接続され、他端はn側電極30に接続されている。すなわち、コンタクト層14は、下部DBR16とn側電極30との間に介在し、メサ構造体Mで構成されるレーザ部分に負電位を付与する機能を有する。なお、コンタクト層14は、サーマルクリーニング後、基板表面の結晶性を良好にするために設けられるバッファ層を兼ねてもよい。
コンタクト層14上に形成されたn型の下部DBR16は、面発光型半導体レーザ10の発振波長をλ、媒質(半導体層)の屈折率をnとした場合に、膜厚がそれぞれ0.25λ/nとされかつ屈折率の互いに異なる2つの半導体層を交互に繰り返し積層して構成される多層膜反射鏡である。具体的には、下部DBR16は、Al0.90Ga0.1Asによるn型の低屈折率層と、Al0.15Ga0.85Asによるn型の高屈折率層と、を交互に繰り返し積層することにより構成されている。なお、本実施の形態に係る面発光型半導体レーザ10では、発振波長λを、一例として850nmとしている。
本実施の形態に係る活性領域24は、例えば、下部スペーサ層、量子井戸活性層、および上部スペーサ層を含んで構成されてもよい(図示省略)。本実施の形態に係る量子井戸活性層は、例えば、4層のAl0.3Ga0.7Asからなる障壁層と、その間に設けられた3層のGaAsからなる量子井戸層と、で構成されてもよい。なお、下部スペーサ層、上部スペーサ層は、各々量子井戸活性層と下部DBR16との間、量子井戸活性層と上部DBR26との間に配置されることにより、共振器の長さを調整する機能とともに、キャリアを閉じ込めるためのクラッド層としての機能も有している。
活性領域24上に設けられたp型の酸化狭窄層32は電流狭窄層であり、電流注入領域32aおよび選択酸化領域32bを含んで構成されている。p側電極36からn側電極30に向かって流れる電流は、電流注入領域32aによって絞られる。
酸化狭窄層32上に形成された上部DBR26は、膜厚がそれぞれ0.25λ/nとされかつ屈折率の互いに異なる2つの半導体層を交互に繰り返し積層して構成される多層膜反射鏡である。具体的には、上部DBR26は、Al0.90Ga0.1Asによるp型の低屈折率層と、Al0.15Ga0.85Asによるp型の高屈折率層と、を交互に繰り返し積層することにより構成されている。
コンタクト層28上には、光の出射面を保護する出射面保護層38が設けられている。
出射面保護層38は、一例としてシリコン窒化膜を着膜して形成される。
ここで、本実施形態に係るp側配線62、n側配線64(以下、総称する場合は「配線」)。本実施の形態に係る「配線」にはp側配線62、n側配線64以外の配線も含む場合もある)はリフトオフによって形成している。リフトオフとは、まず、複数の面発光型半導体レーザの素子が中間段階まで形成されたウエハの全面にフォトレジストを塗布した後、配線のパターンを露光してマスクを形成する。しかる後に、該マスク上に金属等の導電体膜を成膜し、薬液を用いてレジストを除去する。この際、レジスト上の導電体膜がレジストとともに除去されるため、面発光型半導体レーザの素子上に成膜された導電体膜のみが残留し、配線のパターンが形成される。
本実施の形態に係る配線の形成プロセスにおいては、基板12上に電極パッド42と配線(p側配線、n側配線)を形成すると同時に、メサ構造体Mの側面とメサ構造体Mの上面にも配線を形成する。一方、本実施の形態に係る面発光型半導体レーザ10では、高速応答を実現するために、メサ構造体Mの上面から電極パッドを形成する面(基板12のおもて面)までの段差が非常に高くなっている。具体的には、本実施の形態に係る面発光型半導体レーザ10のメサ構造体Mの上面から基板12のおもて面までの段差(高さ)は一例として約10μmとなっており、この段差は、メサ構造体の上面から活性層の底部までで形成する一般的なメサ構造体の段差の2倍以上の段差である。また、本実施の形態に係る面発光型半導体レーザ10は、例えば10Gbpsを超える高速通信用であり、例えば、メサ構造体Mの径は20~30μm、メサ構造体Mの上面に形成される配線の内径は9~19μmであり、一例として、メサ構造体Mの径は25.0μm、メサ構造体Mの上面に形成される配線の内径は14.0μmである。これは、画像形成装置の光書き込みに面発光型半導体レーザが使用される場合のメサ構造体よりも大きい。
また、上述したように、p側配線62は、メサ構造体Mの上面のリング状のp側電極36の上部に形成するが、p側配線62の一部だけが接すると抵抗が高くなる。よって、高速応答に適した高段差のメサ構造体を採用した場合においては、通常はリング状のp側電極36の形状に合わせてメサ構造体Mの上部のp側配線62もリング状に形成し、抵抗値を極力下げる工夫がなされる。すなわち、容量成分のみならず抵抗成分をできるだけ低減可能な構成が採用される。しかしながら、メサ構造体Mの上面のp側配線62をリング状のパターンにすると、リング状のパターンの開口を形成するためのレジストが倒れ、所望の配線形状が形成できない場合が発生するという問題があった。
図5を参照し、上記問題について説明する。図5は、メサ構造体Mを形成した後配線形成のためのマスクをレジストで形成した状態を示しており、(a)は正常な状態、(b)は上記問題が発生した場合の状態を各々示している。なお、図5では簡略化のためメサ構造体Mのみを示し、層間絶縁膜34等の図示を省略している。
配線を形成する際は、図5(a)に示すように、配線のパターニングを行ったレジストR1、R2、R3(以下、総称する場合は「レジストR」)上に金属等により導電体膜を成膜する(図示省略)。配線に不要な領域の金属を除去する際、金属が接していないレジスト面に薬液を入れるため、逆テーパ形状のレジストを形成する。この際のレジストの種類としては、たとえばAZが使用される。本実施の形態において「逆テーパ形状」とは、図5(a)に示す基板12のおもて面から測ったレジストRの端面までの角度θ(以下、「傾斜角θ」)が鈍角であることをいう。
レジストRは、例えばスピンコートによって塗布されるが、メサ構造体Mのような段差が形成されたウエハ面内では、レジストRの粘性のためレジストRは段差の上部より下部に溜まりやすくなる。つまり、基板12上に形成する電極パッド等の周囲のレジストの膜厚は厚くなり、メサ構造体Mの上部のレジストRの膜厚は薄くなる。例えば、図5(a)の例では、レジストR3は厚くなり、レジストR1は薄くなる。本実施の形態に係る面発光型半導体レーザ10では一般的なメサ構造体よりも段差が大きいため、レジストR1の膜厚とレジストR3の膜厚の差も大きくなる。
この状態で露光・現像を行い、メサ構造体Mの上面に配線形成用のレジストRのパターニングを行うが、基板12上からメサ構造体Mの上面まで延伸された配線を一回のプロセスで形成する場合は、レジストRの膜厚の厚い領域を基準にして露光・現像時間が決められる。その際、レジストRの膜厚が薄くなっているメサ構造体Mの上面のレジストRに対しても同じ時間の露光・現像を行うため、メサ構造体Mの上面のレジストRは、図5(a)に示すように、基板12上に形成されるレジストRの逆テーパ形状よりも、さらに急な逆テーパのついた(傾斜角θがより大きな)形状になってしまう。
メサ構造体Mの上面の開口部(レジストR1に対応する部分)は大きさが小さいため、逆テーパのつきすぎたレジストRが形成されると、レジストRとメサ構造体Mとの接触する面積が小さくなり、図5(b)に示すように、レジストRが倒れてしまう場合も想定される。この状態でレジストR上に金属を蒸着すると、所望の領域に金属が蒸着せず、所望の配線形状を形成できない。
そこで、本発明では、メサ構造体Mの上面に形成する配線の形状を閉形状ではなく、一部が開放された非閉形状とした。すなわち、メサ構造体Mの上面で、レジストが孤立することがないようにし、メサ構造体Mの上面の出射口を形成するレジストが周囲のレジストと連続するようにした。換言すると、メサ構造体Mの上面の配線は、レーザ光の出射口とメサの外周との間に配線が設けられていない領域がある。
図2を参照して、本実施の形態に係る非閉形状の配線(p側配線62)についてより詳細に説明する。図2に示す各々の図では、面発光型半導体レーザ10のレーザ光の出射口60の周囲に、p側電極36が形成されている。
図2(a)、(b)に示すように、p側配線62は、電極パッド42aからメサ構造体Mの側面を経由して、p側電極36の上部まで延伸されている。本実施の形態に係る面発光型半導体レーザ10では、メサ構造体Mの上面のp側配線62をリング状のp側電極36の上部に形成しているが、その形状は閉形状ではなく非閉形状とされている。すなわち、図2(a)の例ではC字形状とされている。そして、出射方向から出射面を見た場合に、p側電極36とp側配線62は、お互いが重なる領域において接続されている。なお、メサ構造体Mの上面のp側配線62は、平面視でp側電極36と重複する部分があればよく、必ずしもp側電極36の形状に沿って形成されている必要はない。
図2(c)から(f)は、リング状のp側電極36上のp側配線62の形状のバリエーションを示したものである。図2(c)は、メサ構造体Mの上面のp側配線62の面積を図2(a)に示すp側配線62から円周方向にさらに拡大した例である。図2(c)に示す形状では、リング状のp側電極36の周方向の長さのうち、略2/3の長さの範囲にp側配線62が設けられている。図2(c)に示す形状によれば、図2(a)に示す形状と比較して、抵抗成分を更に低減できる。一方、p側配線62を円周方向に拡大しすぎると、閉形状ではない形状(非閉形状)に近づくことになる。そうすると、出射口を形成するレジストが倒れやすくなる。図2(d)は、メサ構造体Mの上面のp側配線62の面積を図2(a)に示すp側配線62から円周方向にさらに縮小した例である。図2(d)に示す形状では、リング状のp側電極36の周方向の長さのうち、略1/3の長さの範囲にp側配線62が設けられている。図2(c)に示す形状によれば、図2(a)に示す形状と比較して、抵抗成分が若干大きくなるが、出射口を形成するレジストが倒れにくくなる。
また、図2(e)は、メサ構造体Mの上面のp側配線62についてリング状の部分をなくし、p側配線62の端部だけでp側電極36と接している例である。どの程度の非閉形状とするか(どの程度配線を閉じさせるか)は、許容されるp側配線62の抵抗値と、レジスト倒れの予防の程度(確実性)とを勘案して、最適な形状とされる。一例として、リング状のp側電極36の周方向の長さのうち、1/4以上かつ3/4以下の長さの範囲にp側配線62を形成すれば、素子の抵抗成分の低減とレジスト倒れの抑制とのバランスをとりやすい。言い換えれば、素子の抵抗成分の低減と、出射面に所望の形状の配線を形成することとのバランスがとりやすい。特に、図2(a)に示す形状のように、リング状のp側電極36の周方向の長さのうち、略半分の長さの範囲にp側配線62を形成すれば、そのバランスが最もよくなる。ここで、「略半分の長さ」とは、リング状のp側電極36の周方向の長さのうち、2/5以上かつ3/5以下の長さをいう。
さらに、図2(f)は、四角柱形状のメサ構造体Mが、矩形形状の出射口60を備え、メサ構造体Mの上面のp側配線が、四角枠形状の一部で形成されている例である。このようにメサ構造体Mの形状(円柱形状、四角柱形状等)、p側電極36の形状(リング形状、四角枠形状等)、メサ構造体Mの上面のp側配線62の形状(非閉形状)はさまざまの形状とされ、また各々の形状を組み合わせてもよい(例えば、四角柱形状のメサ構造体M、リング形状のp側電極、非リング形状のp側電極36の組み合わせ等)。
次に、図3および図4を参照して、本実施の形態に係る面発光型半導体レーザ10の製造方法について説明する。本実施の形態では、1枚のウエハ上に複数の面発光型半導体レーザ10が形成されるが、以下ではそのうちの1つの面発光型半導体レーザ10について図示し説明する。
図3(a)に示すように、まず、半絶縁性GaAsの基板12上に、n型のコンタクト層14、n型の下部DBR16、活性領域24、p型の上部DBR26、およびp型のコンタクト層28をこの順にエピタキシャル成長させる。
その際、n型のコンタクト層14は、一例として、キャリア濃度を約2×1018cm-3とし、膜厚を2μm程度として形成する。また、n型の下部DBR16は、一例として、各々の膜厚が媒質内波長λ/nの1/4とされた、Al0.15Ga0.85As層とAl0.9Ga0.1As層とを交互に37.5周期積層して形成される。Al0.3Ga0.7As層のキャリア濃度およびAl0.9Ga0.1As層のキャリア濃度は、各々約2×1018cm-3とされ、下部DBR16の総膜厚は約4μmとされる。また、n型キャリアとしては、一例として、Si(シリコン)を用いる。
活性領域24は、一例として、ノンドープのAl0.6Ga0.4As層による下部スぺーサ層と、ノンドープの量子井戸活性層と、ノンドープのAl0.6Ga0.4As層による上部スぺーサ層とで形成される。量子井戸活性層は、例えば、Al0.3Ga0.7Asによる4層の障壁層、および各障壁層の間に設けられたGaAsによる3層の量子井戸層で構成される。Al0.3Ga0.7Asによる障壁層の膜厚は各々約8nmとされ、GaAsによる量子井戸層の膜厚は各々約8nmとされ、活性領域24全体の膜厚は媒質内波長λ/nとされる。
p型の上部DBR26は、一例として、各々の膜厚が媒質内波長λ/nの1/4とされた、Al0.15Ga0.85As層とAl0.9Ga0.1As層とを交互に25周期積層して形成される。この際、Al0.15Ga0.85As層のキャリア濃度およびAl0.9Ga0.1As層のキャリア濃度は、各々約4×1018cm-3とされ、上部DBR26の総膜厚は約3μmとされる。また、p型キャリアとしては、一例として、C(カーボン)を用いる。
さらに、上部DBR26中には、後述の工程において酸化狭窄層32を形成するためのAlAs層40が含まれている。
p型のコンタクト層28は、一例として、キャリア濃度を約1×1019cm-3以上とし、膜厚を10nm程度として形成する。
次に、エピ成長の完了したウエハのコンタクト層28上に電極材料を成膜した後、該材料を例えばフォトリソグラフィによるマスクを用いてドライエッチングし、図3(b)に示すように、P側電極36を取り出すためのコンタクトメタルCMpを形成する。コンタクトメタルCMpは、一例として、Ti/Auの積層膜を用いて形成される。
次に、ウエハ面上に出射面保護層となる材料を成膜した後、該材料を例えばフォトリソグラフィによるマスクを用いてドライエッチングし、図3(c)に示すように、出射面保護層38を形成する。出射面保護層38の材料としては、一例として、シリコン窒化膜を用いる。
次に、フォトリソグラフィおよびエッチングによりウエハ面上にマスクを形成し、該マスクを用いてドライエッチングし、図3(d)に示すようにメサM1を形成する。
次に、ウエハに酸化処理を施してAlAs層40を側面から酸化し、図3(e)に示すように、メサM1内に酸化狭窄層32を形成する。酸化狭窄層32は、電流注入領域32aおよび選択酸化領域32bを含んで構成されている。選択酸化領域32bが上記酸化処理により酸化された領域であり、酸化されないで残された領域が電流注入領域32aである。電流注入領域32aは、円形または円形に近い形状をなしており、この電流注入領域32aにより、面発光型半導体レーザ10のp側電極36とn側電極30との間を流れる電流が絞られ、例えば面発光型半導体レーザ10の発振における横モードが制御される。
次に、フォトリソグラフィおよびエッチングによりウエハ面上にマスクを形成し、該マスクを用いてドライエッチングし、図3(f)に示すようにメサM2を形成する。
次に、フォトリソグラフィおよびエッチングによりウエハ面上にマスクを形成し、該マスクを用いてドライエッチングし、図4(a)に示すようにメサM3を形成する。
コンタクト層14上に電極材料を成膜した後、該材料を例えばフォトリソグラフィによるマスクを用いてドライエッチングし、図4(b)に示すように、n側電極30を取り出すためのコンタクトメタルCMnを形成する。コンタクトメタルCMnは、一例として、AuGe/Ni/Auの積層膜を用いて形成される。
次に、図4(c)に示すように、ウエハの出射面保護層38、コンタクトメタルCMp、CMnを除く領域にシリコン窒化膜による層間絶縁膜34を成膜する。
次に、リフトオフを用いて、図4(d)に示すように、p側電極36と接続されたp側配線62および電極パッド42a、n側電極30と接続されたn側配線64および電極パッド42b(図示省略)を形成する。p側電極36、p側配線62および電極パッド42a、n側電極30、n側配線64および電極パッド42bは、一例として、Ti/Auの積層膜を用いて形成する。本工程により、p側配線62がコンタクトメタルCMpと接続され、n側配線64がコンタクトメタルCMnと接続される。
次に、図示しないダイシング領域においてダイシングし、面発光型半導体レーザ10を分離して個片化する。以上の工程により、本実施の形態に係るメサ構造体Mの上面の配線を含む面発光型半導体レーザ10が製造される。
[第2の実施の形態]
本実施の形態は、メサ構造体Mの上面のp側配線62の形状を非閉形状ではなく、従来技術と同じように閉形状、例えばリング形状とする。そして、上述したレジストの倒れを回避するために、p側配線62を2回の工程で形成する。すなわち、マスクパターンを分割し、メサ構造体Mの上面のp側配線(以下、「第1の配線」)を形成する工程(以下、「第1の配線工程」)と、第1の配線と連続するp側配線(パッド電極42aを含む。以下「第2の配線」)を形成する工程(以下、「第2の配線工程」)とに分ける。このことにより、第1の配線を形成する工程と、第2の配線を形成する工程とで分けることができるので、第1の配線用の薄い膜厚のレジストと、第2の配線用の厚い膜厚のレジストとで各々の露光時間を最適化することができる。その結果、第1の配線用のレジストが過剰な逆テーパ形状となることが抑制され、第1の配線が閉形状(例えばリング形状)であっても(メサ構造体Mの上面のレジストが孤立しても)、レジストの倒れが抑制される。
ここで、p側配線62は、便宜上、メサ構造体Mの上面のp側配線、メサ構造体Mの側面のp側配線、メサ構造体Mの底部のp側配線、およびパッド電極42aに分けて考えることができる。上記の説明では、第1の配線をメサ構造体Mの上面のp側配線とし、それ以外の配線を第2の配線とする例を示したが、これに限られない。例えば、第1の配線をメサ構造体Mの上面のp側配線、およびメサ構造体Mの側面のp側配線とし、第2の配線をメサ構造体Mの底部のp側配線、およびパッド電極42aとしてもよい。すなわち、第1の配線と第2の配線の区切りは、レジスト全体の膜厚等を勘案して設定すればよい。
次に、上記のように区切られた第1の配線、および第2の配線の具体的な形成方法について説明する。
1つめの方法は、2回のリフトオフ工程を行う形態、すなわち、第1の配線用のリフトオフ工程と、第2の配線用のリフトオフ工程を行う形態である。この場合、図4(c)に示す工程の後に、以下の2工程を行う。
<第1のリフトオフ工程>
(1)レジストを塗布する。
(2)第1の配線を形成する上で適切な露光時間でレジストを露光し、レジストをパターニングする。
(3)金属膜を成膜する。
(4)レジストおよびレジスト上の金属膜を除去して、第1の配線を形成する。
<第2のリフトオフ工程>
(1)レジストを塗布する。
(2)第2の配線を形成する上で適切な露光時間でレジストを露光し、レジストをパターニングする。
(3)金属膜を成膜する。
(4)レジストおよびレジスト上の金属膜を除去して、第2の配線を形成する。
むろん、第1の工程と第2の工程の順序は逆でもよい。
2つめの方法は、リフトオフ工程は1回であるが、レジストの露光時間を変えて2回の露光を行う形態、すなわち第1の配線用の露光時間の露光と、第2の配線用の露光時間の露光の2回の露光を行う形態である。この場合、図4(c)に示す工程の後に、以下の工程を行う。
(1)レジストを塗布する。
(2)第1の配線用の露光を行う。
(3)第2の配線用の露光を行う。
(4)レジストのパターニングを行う。
(5)金属膜を成膜する。
(6)レジストおよびレジスト上の金属膜を除去して、第1の配線、および第2の配線を形成する。
むろん、第1の配線用の露光と、第2の配線用の露光の順序は逆であってもよい。また、第1の配線用の露光、第2の配線用の露光を行う場合は、各々の目的とする露光領域以外の領域は遮光する。
なお、上記各実施の形態では、半絶縁性のGaAs基板を用いたGaAs系の面発光型半導体レーザを例示して説明したが、これに限られず、GaN(窒化ガリウム)による基板、あるいはInP(リン化インジウム)による基板を用いた形態としてもよい。
また、上記実施の形態では、基板にn型のコンタクト層を形成する形態を例示して説明したが、これに限られず、基板にp型のコンタクト層を形成する形態としてもよい。その場合には、上記の説明において、n型とp型を逆に読み替えればよい。
10 面発光型半導体レーザ
12 基板
14 コンタクト層
16 下部DBR
24 活性領域
26 上部DBR
28 コンタクト層
30 n側電極
32 酸化狭窄層
32a 電流注入領域
32b 選択酸化領域
34 層間絶縁膜
36 p側電極
38 出射面保護層
40 AlAs層
42、42a、42b 電極パッド
60 出射口
62 p側配線
64 n側配線
CMp、CMn コンタクトメタル
M メサ構造体
M1、M2、M3 メサ
R1、R2、R3 レジスト
θ 傾斜角

Claims (6)

  1. 基板上に形成された第1の導電型の第1の半導体多層膜反射鏡、前記第1の半導体多層膜反射鏡上に形成された活性層、前記活性層上に形成された第2の導電型の第2の半導体多層膜反射鏡、および第2の半導体多層膜反射鏡の上面に形成された閉形状の電極を備えるとともに、前記第1の半導体多層膜反射鏡の底面に達する深さのメサ構造体と、
    前記閉形状の電極上に形成された非閉形状の配線部分によって前記電極と接続され、前記メサ構造体の側面を介して前記基板上まで延伸された配線と、
    を含み、
    前記非閉形状の配線部分は、前記閉形状の電極の周方向の長さのうち、1/4以上かつ3/4以下の長さの範囲(ただし、前記閉形状の電極の周方向の長さの1/2の長さを除く)に設けられている
    面発光型半導体レーザ。
  2. 前記基板のおもて面に形成された前記第1の導電型の半導体層をさらに含み、
    前記メサ構造体は前記半導体層上に形成され、
    前記配線は、前記基板上の前記半導体層を含まない領域まで延伸された
    請求項1に記載の面発光型半導体レーザ。
  3. 前記電極が円環形状であり、
    前記配線部分の形状が円環の一部を除いた形状である
    請求項1または請求項2に記載の面発光型半導体レーザ。
  4. 前記メサ構造体の形状が円柱形状である
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の面発光型半導体レーザ。
  5. 基板上に形成された、第1の導電型の第1の半導体多層膜層、前記第1の半導体多層膜層上の活性層、および前記活性層上の第2の導電型の第2の半導体多層膜層を含む半導体層を、前記基板が露出するまでエッチングして前記半導体層の柱状構造体を形成する工程と、
    前記柱状構造体の上面に形成された閉形状の電極に接続される閉形状の配線部分を含む第1の配線を第1のリフトオフで形成する工程と、
    前記第1の配線に連続するとともに前記基板上まで延伸された第2の配線を第2のリフトオフで形成する工程と、を含む
    面発光型半導体レーザの製造方法。
  6. 基板上に形成された、第1の導電型の第1の半導体多層膜層、前記第1の半導体多層膜層上の活性層、および前記活性層上の第2の導電型の第2の半導体多層膜層を含む半導体層を、前記基板が露出するまでエッチングして前記半導体層の柱状構造体を形成する工程と、
    前記柱状構造体の上面に閉形状の電極を形成する工程と、
    フォトレジストを塗布した後、前記電極上に閉形状の配線部分を含む第1の配線を形成するための第1の露光、および前記第1の配線に連続するとともに前記基板上まで延伸された第2の配線を形成するための第2の露光を行う工程と、
    前記フォトレジストをパターニングしてマスクを形成する工程と、
    前記第1の配線、および前記第2の配線をリフトオフで形成する工程と、を含む
    面発光型半導体レーザの製造方法。
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