JP2005276877A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性に優れる半導体装置を得る。
【解決手段】シリコン基板102と、シリコン基板102の素子形成面に設けられたMOSトランジスタに備わるゲート電極110と、少なくとも一部がシリコン基板102の内部に設けられており、ゲート電極110の延在部位のシリコン基板102側の領域と接続する導電部材と、を備え、ゲート電極110のシリコン基板102側の領域は、多結晶シリコン、非晶質シリコン、微結晶シリコン、単結晶シリコン、WおよびTiNからなる群から選択される一以上の材料により構成されている半導体装置を提供する。
【選択図】図3


Description

本発明は、半導体装置およびその製造方法に関する。
近年、半導体素子の高集積化を目的として、シリコン基板の表面の電極と裏面の配線とを接続する接続電極を設けた3次元実装の開発が精力的に行われている。この種の技術として、特許文献1記載のものがある。
また、より製造工程を簡略化するために、接続電極の形成と同時に接続電極と半導体素子の接続を行う技術の開発も行われている。この種の技術として、特許文献2に記載のものがある。
特許文献2に記載された従来の半導体装置の製造方法の一例を順に説明する断面図を図9〜図11に示す。
従来の製造方法では、図9(a)に示すように、まず、シリコン基板302の半導体素子が形成された面にSiO2などからなる層間絶縁膜304を設ける。次いで、層間絶縁膜上にアルミニウム電極312を設ける。アルミニウム電極312は、一般にシリコン基板302から0.5μm以上、好ましくは1μm程度の距離に設けられる。
さらに、アルミニウム電極312などを被覆して保護するためにパッシベーション膜306を設ける。続いて、上記のアルミニウム電極312の設けられている面と反対側の面にレジスト膜308を設け、接続孔の開口パターンを形成する。
続いて、図9(b)に示すように、上記のアルミニウム電極312の設けられている面と反対側の面から、レジスト膜の設けられていない領域のシリコン基板302をドライエッチングし、層間絶縁膜の裏面にまで達する接続孔316を形成する。
次いで、図9(c)に示すように、異なるエッチングガスを用いて、層間絶縁膜304をドライエッチングし、接続孔316がアルミニウム電極312の裏面にまで達するようにする。
そして、図10(d)に示すように、接続孔316の内面を被覆するようにSiO2などからなる絶縁膜318を形成する。
次いで、図10(e)に示すように、絶縁膜318のうちアルミニウム電極312と接触する領域を異方性エッチングなどにより除去してアルミニウム電極312の裏面を露出させる。
続いて、図10(f)に示すように、接続孔316の内面を被覆するようにTiNおよびCuなどからなるバリア・シード積層膜320を形成する。
さらに、図11(g)に示すように、接続孔316の内面を埋め込むように銅めっき膜322を形成する。
そして、図11(h)に示すように、レジスト膜の形成およびウェットエッチングなどの手法を用いて銅めっき膜322およびバリア・シード積層膜320をパターニングしてアルミニウム電極312と接続する接続電極および裏面配線を形成する。
この場合において、接続電極が接続される半導体素子側の電極としては、通常、半導体素子の多層配線の一部、特にAlもしくはAl合金からなる配線やパッド電極が用いられる。
特開平11−251320号公報 特開2003−309221号公報
上記従来技術を用いると、シリコン基板の一方の面の電極と他方の面の導電部材とを互いに接続する導電部材を設けるための孔部をエッチングにより形成した後、Al配線に到達するまでには、さらにエッチングガスの種類を変えた上で、層間絶縁膜のエッチングが必要であった。
そして、エッチングにより層間絶縁膜の除去が不十分であったり、エッチング中またはエッチング後にAl配線の表面が酸化したりすることにより、上記孔部の内部に設けられた導電部材とAl配線とのコンタクト不良が生じる場合があった。
また、エッチング中もしくはエッチング後にAl配線の表面が酸化することにより、配線の断面積に占める導電領域が狭くなり、上記孔部の内部に設けられた導電部材とAl配線とのコンタクト抵抗が上昇する場合もあった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、信頼性に優れる半導体装置を得ることを目的とする。
本発明によれば、基板と、基板の素子形成面に設けられた半導体素子に備わる電極と、少なくとも一部が基板の内部に設けられており、電極の延在部位の基板側の領域と接続する導電部材と、を備え、電極の基板側の領域は、多結晶シリコン、非晶質シリコン、微結晶シリコン、単結晶シリコン、WおよびTiNからなる群から選択される一以上の材料により構成されている半導体装置が提供される。
この構成によれば、半導体素子に備わる電極は、電極の延在部位の基板側の領域において、導電部材と接続しているため、素子の機能の低下を抑制しつつ、導電部材と接続することが可能となる。また、電極の基板側の領域は、多結晶シリコン、非晶質シリコン、微結晶シリコン、単結晶シリコン、WおよびTiNからなる群から選択される一以上の材料により構成されているため、AlやCuと比べて酸化しにくく、半導体素子に備わる電極と、半導体素子に備わる電極に接続する導電部材と、のコンタクト抵抗の上昇を抑制することができる。
また、本発明によれば、基板と、基板の素子形成面に設けられた半導体素子に備わる電極と、少なくとも一部が基板の内部に設けられており、電極の延在部位の基板側の領域と接続する導電部材と、を備え、電極の基板側の領域は、シリサイドにより構成されている半導体装置が提供される。
この構成によれば、半導体素子に備わる電極は、電極の延在部位の基板側の領域において、導電部材と接続しているため、素子の機能の低下を抑制しつつ、導電部材と接続することが可能となる。また、電極の基板側の領域は、シリサイドにより構成されているため、AlやCuと比べて酸化しにくく、半導体素子に備わる電極と、半導体素子に備わる電極に接続する導電部材と、のコンタクト抵抗の上昇を抑制することができる。
また、本発明によれば、基板の一方の面上に、電極を備える半導体素子を形成する工程と、基板の他方の面から電極の延在部位の基板側の領域に達する孔部を基板の内部に形成する工程と、孔部の内部に、電極の延在部位の基板側の表面に一端で接続し、他端が基板の他方の面に露出する導電部材を形成する工程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
この方法によれば、半導体素子に備わる電極の延在部位の基板側の表面に一端で接続し、他端が基板の他方の面に露出する導電部材を形成するため、基板の一方の面の電極に接続する導電部材を設けるための孔部を基板の他方の面からエッチングする際に半導体素子の機能に損傷を与えにくい。
以上、本発明の構成について説明したが、これらの構成を任意に組み合わせたものも本発明の態様として有効である。また、本発明の表現を他のカテゴリーに変換したものもまた本発明の態様として有効である。
たとえば、本発明の半導体装置は、一層の基板のみを備えていてもよいが、二層以上の基板を備えていてもよい。このような構成により、三次元配線を容易に構築することが可能となり、半導体装置中の半導体素子の集積密度を向上できる。
上記電極の基板側の領域は、導電性酸化膜により構成することができる。
この構成によっても、基板の一方の面の電極に接続する導電部材を設けるための孔部のエッチングの際に電極の基板側の領域が酸化しにくい。そのため、基板の一方の面に設けられた電極と上記孔部の内部に設けられた導電部材とのコンタクト抵抗の上昇を抑制できる。
また、上記電極の基板側の領域は、金粒子・銀粒子が配合された導電性樹脂組成物により構成することができる。
この構成によっても、基板の一方の面の電極に接続する導電部材を設けるための孔部のエッチングの際に電極の基板側の領域が酸化しにくい。そのため、基板の一方の面に設けられた電極と上記孔部の内部に設けられた導電部材とのコンタクト抵抗の上昇を抑制できる。
上記基板側の表面が特定の材料により構成されている電極は、トランジスタのゲート電極と同じ材料から構成されていてもよい。
この構成によれば、トランジスタのゲート電極は一般に基板表面近傍に極薄いゲート絶縁膜を介して存在する構成であるため、接続孔のエッチングの際に層間絶縁膜の除去をする必要がないので、半導体装置の製造工程が簡便となる。また、極薄いゲート絶縁膜は除去が容易であり、基板の一方の面の電極に接続する導電部材を設けるための孔部のエッチングの際にゲート電極の基板側の領域が酸化しにくい。そのため、基板の一方の面に設けられた電極と、基板の一方の面の電極に接続する導電部材と、のコンタクト抵抗の上昇を抑制できる。
上記基板側の領域がシリサイドにより構成されている電極は、トランジスタのソース電極またはドレイン電極の一部と同じ材料から構成されていてもよい。
この構成によれば、トランジスタのソース電極またはドレイン電極であるシリサイド電極は基板に接する構成であるため、基板の一方の面の電極に接続する導電部材を設けるための孔部のエッチングの際に層間絶縁膜の除去をする必要がないので、半導体装置の製造工程が簡便となる。また、上記孔部のエッチングの際に層間絶縁膜の除去をする必要がないので、シリサイド電極が酸化しにくい。そのため、基板の一方の面に設けられた電極と、基板の一方の面の電極に接続する導電部材と、のコンタクト抵抗の上昇を抑制できる。
また、上記基板は、半導体基板またはガラス基板であってもよい。
この構成によれば、半導体基板またはガラス基板に素子を形成する装置において、上記優れた特性を有する半導体装置を実現できる。
本発明によれば、半導体素子に備わる電極は、特定の材料からなる基板側の領域を備え、電極の延在部位の基板側の領域において、導電部材と接続しているため、信頼性に優れる半導体装置が得られる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1〜図7において、図面の下側を基板の表面側とし、図面の上側を基板の裏面側とする。
<第一の実施の形態>
図1は、第一の実施形態の半導体装置の製造方法を説明する断面図である。
図1(a)に示すように、シリコン基板102の一方の面に、SiO2などの材料からなるゲート絶縁膜114を設ける。
次いで、ゲート絶縁膜114の表面側にポリシリコンおよびシリサイドの積層体などからなる膜を形成し、パターニングしてゲート電極110を形成する。続いて、ゲート絶縁膜114およびゲート電極110を被覆するようにSiO2などの材料からなる層間絶縁膜104を形成する。
ゲート電極110は、たとえば、WSi/poly−Si(多結晶シリコンを意味する。以下同様。)、TiSi/poly−Si、CoSi/poly−Si、NiSi/poly−Siなどの積層構造を形成してもよい。これらの積層構造は、poly−Si膜を形成した後に、自己整合的にシリサイド金属からなる膜をpoly−Si膜上に形成するサリサイドプロセスを用いて形成することも可能である。
なお、本発明において、たとえば、WSi/poly−Siのように積層構造を記載する場合には、相対的に見て、半導体基板の表面方向にWSi、半導体基板の裏面方向にpoly−Siが設けられてなる構造を意味する。すなわち、下層がpoly−Si層であり、上層がWSiであることを意味する。
また、上記積層構造のシリコン基板102側の領域は、poly−Si層に限定されず、例えば、非晶質シリコン層、微結晶シリコン層、単結晶シリコン層などであってもよい。
また、ゲート電極110のシリコン基板102側の領域は、W、WN、Ti、TiN、Co、MoおよびNiからなる群から選択される一以上の金属または金属窒化物により構成されてもよい。これらの中でも、特にW、TiNが好ましい。
ゲート電極110の厚さは、たとえば50nmから300nm程度である。
続いて、ゲート絶縁膜114およびゲート電極110を被覆するように層間絶縁膜104を設ける。層間絶縁膜104の材料としては、SiO2や低誘電率の有機ポリマーなどが用いられる。
層間絶縁膜104の厚さは、たとえば50nmから5μm程度であり、より好ましくは0.5μmから2μmである。
続いて、ゲート電極110の表面側にアルミニウム電極112を形成する。この時、同時に半導体素子の上方に素子間を接続する配線(図示せず)を形成する。
配線の材料としては、Al、Al合金、Cu、Cu合金などが用いられる。また、上記のアルミニウム電極112の代わりに、たとえばAl合金、Cu、Cu合金などからなるパッドを用いてもよい。また、配線にはバリアメタルやキャップメタルとして、Ti、TiN、Ta、TaNなどを含む材料からなる膜を設けてもよい。配線は、単層配線であってもよく、多層配線であってもよい。
そして、ゲート電極110を備える半導体素子およびアルミニウム電極112に接続する配線を保護するために、SiNやポリイミドからなるパッシベーション膜106を形成する。
ここで、後述する接続電極の加工をさらに容易にするために、シリコン基板102の厚さを薄くしてもよい。ゲート電極110を備える半導体素子が形成された面の反対側の面を研削やウェットエッチングなどで処理することにより、50μmから300μm程度までシリコン基板102を薄くすることができる。
また、接続電極形成時にゲート電極110を備える半導体素子を保護するために、半導体素子が形成された面に接着層を介して支持基板(図示せず)を設けてもよい。
支持基板としては、シリコン基板、ガラス基板、樹脂基板、セラミック基板、金属基板などを用いることができる。支持基板は、接続電極が形成された後に除去してもよいし、除去する必要がなければ、そのまま半導体装置の一部として残してもよい。
次に、ゲート電極110を備える半導体素子が形成された面(素子形成面)の反対側の面(裏面)に、レジスト膜108で接続孔116の開口パターンを形成する。こうして、図1(a)に示す構造が得られる。
ここで、一般にゲート絶縁膜114およびゲート電極110は、半導体素子の一部を形成する。たとえば、MOSトランジスタの一部を形成する。この場合、MOSトランジスタを形成するためには、図示しないが、別にソース電極およびドレイン電極も形成する必要がある。
ここで、本実施形態におけるゲート電極110を備える半導体素子の構造を説明するために、他の図面を一旦参照する。
図7は、第一の実施形態および第二の実施形態の半導体装置の製造方法を説明する断面図である。具体的には、MOSトランジスタを形成した場合の断面図である。
MOSトランジスタは、たとえば、ゲート電極110と、ゲート絶縁膜114と、ソース電極として機能するシリサイド電極210a、ドレイン電極として機能するシリサイド電極210bを備える。ゲート電極の表面にはアルミニウム電極112が接続されている。ゲート絶縁膜114、ゲート電極110、アルミニウム電極112の一部は層間絶縁膜104に埋め込まれている。
シリコン基板102のMOSトランジスタの設けられている面の反対側の面には、レジスト膜108が設けられている。これらのレジスト膜の間には、エッチング用の開口132が設けられている。図7では、ゲート電極110に達する接続孔116を形成するためのエッチング用の開口132を記載したが、後述するソース電極またはドレイン電極の一部であるシリサイド電極210に達する接続孔116を形成するためには、そのシリサイド電極210の上部にエッチング用の開口132を設ければよい。
図8は、第一の実施形態および第二の実施形態の半導体装置の製造方法を説明する平面図である。具体的には、MOSトランジスタを形成した場合の平面図である。この平面図は、図7の断面図をシリコン基板102の表面側から見た図である。なお、説明の便宜のために一部の部材を省略している。
MOSトランジスタは、たとえば、シリコン基板102の一方の面に形成され、ゲート電極110と、ソース電極として機能するシリサイド電極210aと、ドレイン電極として機能するシリサイド電極210bとを備える。
この平面図で、MOSトランジスタとして機能に重要な領域は、MOSトランジスタ領域250に囲まれた領域内に存在する。このMOSトランジスタ領域250の外部には、接続領域140,142,144が設けられている。
このように、MOSトランジスタ領域250の外部に接続領域を設けることにより、MOSトランジスタの機能の低下を抑制しつつ、シリコン基板102を貫通する導電部材と接続することが可能となる。すなわち、MOSトランジスタに備わるゲート電極110またはシリサイド電極210a、210bの延在部において、シリコン基板102を貫通する導電部材と接続することにより、MOSトランジスタの機能の低下を抑制できる。この図7および図8に示した構成および作用効果は、後述するシリサイド電極を用いる場合にも同様である。
再び図1に戻って説明を続ける。図1(a)の工程の後、図1(b)に示すように、レジスト開口部のシリコンをエッチングして、シリコン基板102にゲート絶縁膜114の裏面に達する接続孔116を形成する。
シリコンのエッチングには、ドライエッチングを用いる。垂直形状の接続孔を形成するために、SF6、O2、C48などのPFCガスを用いて、エッチングと側壁保護膜形成を交互に繰り返すボッシュプロセスと呼ばれる方法を用いてもよい。また、大きなエッチング速度による高スループットを実現するために、SF6、O2ガスを用いて、パルス印加でないRIEを用いたりすることができる。
なお、接続孔の断面積のサイズが大きい場合には、接続孔の形状はテーパー形状であってもよい。この場合には、KOHなどの強アルカリ液を用いたシリコン異方性ウェットエッチングを用いることもできる。
従来技術では、この後にAl電極まで接続孔を到達させるために、層間絶縁膜のエッチングを行う。しかし、本発明では、接続電極を接続する電極がゲート電極110もしくは後述するシリサイド電極210で形成されているため、層間絶縁膜104のエッチングは不要である。
次に、図1(c)に示すように、接続電極とシリコン基板102の絶縁を確保するために、SiO2もしくはSiNなどからなる絶縁膜118をCVD法などを用いて成膜する。絶縁膜118は、接続孔116の側壁およびシリコン基板102裏面を覆うように成膜される。
絶縁膜118の膜厚は、0.1μmから2μm程度である。
図2は、第一の実施形態の半導体装置の製造方法を説明する断面図である。
続いて、図2(d)に示すように、接続孔116の底部に成膜された絶縁膜118およびゲート絶縁膜114を異方性エッチングにより除去して、半導体素子のゲート電極110を露出させる。
異方性エッチングを用いるのは、接続孔116内部およびシリコン基板102裏面の絶縁膜118を残したまま、接続孔116底部の絶縁膜118を除去するためである。なお、シリコン基板102裏面の絶縁膜が残るのは、絶縁膜118の成膜時に、底部よりも厚く成膜されるためである。底部と裏面の膜厚がほぼ同等の場合は、レジストでパターニングしてからエッチングしてもよい。
ここで、接続電極がゲート電極110と接続する場合には、2nmから20nm程度のシリコン酸化膜などからなる薄いゲート絶縁膜114が存在する。
また、ゲート絶縁膜がシリコン酸化膜などの絶縁膜と同種の材料からなる場合には、接続孔116底部の絶縁膜118のエッチングと同時にエッチングされるため、特に追加の工程は必要ない。よって、層間絶縁膜104のエッチングが不要となり、ゲート絶縁膜114のエッチングも容易であるため、半導体装置の製造工程簡略化、低コスト化、歩留まり向上が期待できる。
また、ゲート絶縁膜114の厚みは極薄いため、エッチングに要する時間が短時間ですみ、ゲート電極110の裏面の酸化が抑制される。このため、ゲート電極110と後述する接続電極とのコンタクト抵抗の上昇が抑制される。
さらに、ゲート電極110が多結晶シリコン、非晶質シリコン、微結晶シリコン、単結晶シリコン、W、TiNなどにより構成されている裏面を有する場合には、ゲート絶縁膜114のエッチングの際にゲート電極110の裏面がAlおよびCuよりも酸化されにくいので、ゲート電極110と後述する接続電極とのコンタクト抵抗の上昇が抑制される。
そして、ゲート絶縁膜114のエッチングの際にゲート電極110の裏面が酸化されにくいので、ゲート電極110の断面積に占める導電領域の縮小が抑制され、ゲート電極110の導電性を良好に保つことができる。
次に、図2(e)に示すように、接続孔116内部の絶縁膜118および露出したゲート電極110の裏面を被覆するように、TiN、TiW、WN、Ta、TaNなどからなるバリアメタル膜を成膜する。図2(e)においては、後述するシード層と併せて、バリア・シード積層膜120として記載している。
バリアメタル膜を接続孔116の側壁や底部にも充分な膜厚で成膜するため、CVDや指向性スパッタなどの成膜方法を用いて成膜する。バリアメタル膜の膜厚は、5nmから50nm程度である。
さらに、後述するCuめっき膜122を成膜する際のシード層となるCuからなる薄膜を成膜する。シード層は、Cuと他の金属との合金からなる材料であってもよい。
後述する銅めっき時に接続孔116内部にボイドが形成されるのを防止するため、接続孔116の側壁や底部にもシード層を連続的に成膜されていることが必要である。このため、シード層の成膜には、CVDや指向性スパッタなどの成膜方法を用いる。シード層の膜厚は、50nmから300nm程度である。
図3は、第一の実施形態の半導体装置の製造方法を説明する断面図である。
次に、図3(f)に示すように、硫酸銅浴を用いた電解めっき法によって銅めっき膜122を成膜する。銅めっき膜122の膜厚は、1〜30μm程度であり、接続孔を完全に埋めてもよいし、側壁と底部のみに成膜されていてもよい。図3(f)では完全に埋めた場合を示している。
続いて、銅めっき膜122上に、レジスト膜を形成して、裏面配線のレジストパターン(不図示)を形成する。
そして、図3(g)に示すように、ウェットエッチングによりCuめっき膜122およびバリア・シード積層膜120を除去して、接続孔116内部の接続電極と裏面配線とを形成する。Cuめっき膜122およびシード金属膜のウェットエッチングには、たとえば塩化第二鉄を用いる。バリアメタル膜としてTiNを用いる場合は、たとえばフッ化アンモニウムと過酸化水素水、もしくはアンモニア水と過酸化水素水を用いてエッチングを行う。
なお、このように接続孔116内部の接続電極と裏面配線とは同一の製造工程により製造されてもよいが、別々の製造工程により製造されてもよい。別々の工程により製造される場合には、互いに組成が異なっていてもよい。また、裏面配線を設ける代わりに、裏面電極、接続孔116内部の接続電極の単なる裏面への延在領域などの他の構造を設けてもよい。
この後、ソルダレジストを形成して一部を開口し、開口部に半田ボールを形成してBGA(不図示)を構成してもよい。また、裏面配線の上に絶縁膜を介して複数の配線層(不図示)を形成してもよい。
本実施形態では、接続電極を接続する半導体素子側の電極として、通常のAl、Al合金、Cu、Cu合金などからなる配線または配線に接続されたパッドなどを用いない。代わりに、ゲート電極110の裏面が、多結晶シリコン、非晶質シリコン、微結晶シリコン、単結晶シリコン、WおよびTiNからなる群から選択される一以上の材料により構成されているゲート電極110を用いる。
具体的には、図1〜図3で説明したように、WSi/poly−Si、TiSi/poly−Si、CoSi/poly−Si、NiSi/poly−Siなどの積層構造を備えるゲート電極110を用いる。
このようなゲート電極110を用いる場合、シリコン基板102とゲート電極110間には極薄いゲート絶縁膜114が存在するのみである。そのため、シリコン基板102のエッチング後のゲート絶縁膜114のエッチングが非常に容易になる。また、シリコン基板102のエッチングの条件によっては、シリコン基板102のエッチング時にゲート絶縁膜114を完全に除去することも可能である。
なお、上記ゲート電極110は、シリコン基板102上に、ゲート絶縁膜114を介して設けられているが、このゲート絶縁膜114は、接続孔116が設けられる領域においては、あらかじめ設けられなくてもよい。接続孔116が設けられる領域はトランジスタとしては機能しないので、ゲート絶縁膜114は不要だからである。また、ゲート絶縁膜114が無ければ、ゲート絶縁膜114を除去する工程が不要となる利点がある。
また、ゲート電極110の裏面が、多結晶シリコン、非晶質シリコン、微結晶シリコン、単結晶シリコン、W、TiNなどにより構成されている場合には、接続孔116のエッチングの際に、ゲート電極110の裏面に含まれるこれらの材料が、AlやCuなどに比べると酸化しにくい。そのため、接続電極とゲート電極110の延在部位との電気的接続が良好となる。
<第二の実施の形態>
図4は、第二の実施形態の半導体装置の製造方法を説明する断面図である。
図4(a)に示すように、シリコン基板102の一方の面に、自己整合的なサリサイドプロセスにより、シリサイド電極210を含む拡散層電極を形成する。
シリサイド電極210は、サリサイドプロセスにより形成した。サリサイド(Salicide)とは、Self−aligned silicideの略であり、自己整合的に形成されるシリサイドである。シリサイドとは、金属とシリコンの合金である。
サリサイドプロセスで形成されるシリサイド電極210は、Ti、CoまたはNiなどとシリコンとを熱処理によって合金化させることで得られる。得られるシリサイド材料の具体例としては、TiSi、CoSiまたはNiSiなどが挙げられる。
シリサイド材料は、熱的に安定でかつ比較的低抵抗率が得られる材料である。低抵抗率という観点からは純金属より劣る場合もあるが、半導体プロセスの800〜900℃という高温熱処理に耐える利点がある。そのため、このように、サリサイド技術を用いることにより拡散層電極の抵抗を下げることができる。
拡散層電極は、シリサイド材料からなるシリサイド電極210のみからなる必要はなく、イオン注入などのプロセスによりシリコン結晶中に不純物元素が拡散されてなる拡散層のうちシリコン基板102の表面近傍にのみシリサイド電極210が形成されていてもよい。この場合、シリサイド電極210は拡散層電極の一部として含まれる関係になる。
シリサイド電極210の厚さは、たとえば5nmから50nm程度である。
次いで、シリサイド電極210およびシリコン基板102を被覆するように層間絶縁膜104を形成する。層間絶縁膜104の材料としては、SiO2や低誘電率の有機ポリマーなどが用いることができる。
続いて、シリサイド電極210の表面側にアルミニウム電極112を形成する。この時、同時に半導体素子の上方に素子間を接続する配線(図示せず)を形成する。
配線の材料としては、Al、Al合金、Cu、Cu合金などが用いられる。また、上記のアルミニウム電極112の代わりに、たとえばAl合金、Cu、Cu合金などからなるパッドを用いてもよい。また、配線にはバリアメタルやキャップメタルとして、Ti、TiN、Ta、TaNなどを含む材料からなる膜を設けてもよい。配線は、単層配線であってもよく、多層配線であってもよい。
そして、シリサイド電極210を備える半導体素子およびアルミニウム電極112に接続する配線を保護するために、SiNやポリイミドからなるパッシベーション膜106を形成する。
ここで、後述する接続電極の加工をさらに容易にするために、シリコン基板102の厚さを薄くしてもよい。シリサイド電極210を備える半導体素子が形成された面の反対側の面を研削やウェットエッチングなどで処理することにより、50μmから300μm程度までシリコン基板102を薄くすることができる。
また、接続電極形成時にシリサイド電極210を備える半導体素子を保護するために、半導体素子が形成された面に接着層を介して支持基板(図示せず)を設けてもよい。
支持基板としては、シリコン基板、ガラス基板、樹脂基板、セラミック基板、金属基板などを用いることができる。支持基板は、接続電極が形成された後に除去してもよいし、除去する必要がなければ、そのまま半導体装置の一部として残してもよい。
次に、シリサイド電極210を備える半導体素子が形成された面(素子形成面)の反対側の面(裏面)に、レジスト膜108で接続孔116の開口パターンを形成する。こうして、図4(a)に示す構造が得られる。
ここで、一般にシリサイド電極210は、半導体素子の一部を形成する。たとえば、MOSトランジスタの一部であるソース電極またはドレイン電極の一部の領域などを形成する。この場合、MOSトランジスタを形成するためには、図7および図8に示すように、別にゲート電極110およびゲート絶縁膜114も形成する必要がある。
次に、図4(b)に示すように、レジスト開口部のシリコンをエッチングして、シリコン基板102にシリサイド電極210の裏面に達する接続孔116を形成する。
シリコンのエッチングには、ドライエッチングを用いる。垂直形状の接続孔を形成するために、SF6、O2、C48などのPFCガスを用いて、エッチングと側壁保護膜形成とを交互に繰り返すボッシュプロセスと呼ばれる方法を用いてもよい。また、大きなエッチング速度による高スループットを実現するために、SF6、O2ガスを用いて、パルス印加でないRIEを用いたりすることができる。
なお、接続孔の断面積のサイズが大きい場合には、接続孔の形状はテーパー形状であってもよい。この場合には、KOHなどの強アルカリ液を用いたシリコン異方性ウェットエッチングを用いることもできる。
従来技術では、この後にAl電極まで接続孔を到達させるために、層間絶縁膜のエッチングを行う。しかし、本発明では、接続電極を接続する電極がシリサイド電極210もしくは前述したゲート電極110で形成されているため、層間絶縁膜104のエッチングは不要である。
次に、図4(c)に示すように、接続電極とシリコン基板102の絶縁を確保するために、SiO2もしくはSiNなどからなる絶縁膜118をCVD法などを用いて成膜する。絶縁膜118は、接続孔116の側壁およびシリコン基板102裏面を覆うように成膜される。絶縁膜118の膜厚は、0.1μmから2μm程度である。
図5は、第二の実施形態の半導体装置の製造方法を説明する断面図である。
続いて、図5(d)に示すように、接続孔116の底部に成膜された絶縁膜118を異方性エッチングにより除去して、半導体素子の拡散層電極に含まれるシリサイド電極210を露出させる。
異方性エッチングを用いるのは、接続孔116内部およびシリコン基板102裏面の絶縁膜118を残したまま、接続孔116底部の絶縁膜118を除去するためである。なお、シリコン基板102裏面の絶縁膜が残るのは、絶縁膜118の成膜時に、底部よりも厚く成膜されるためである。底部と裏面の膜厚がほぼ同等の場合は、レジストでパターニングしてからエッチングしてもよい。
ここで、接続電極が拡散層電極に含まれるシリサイド電極210と接続する場合には、当然であるが絶縁膜118のエッチング後のさらなる絶縁膜エッチングは不要である。シリコン基板102をエッチングするだけで、接続電極と接続するシリサイド電極の材料であるTiSi、CoSi、NiSiなどのシリサイド金属が露出する。よって、層間絶縁膜104のエッチングが不要となるため、半導体装置の製造工程簡略化、低コスト化、歩留まり向上が期待できる。
なお、拡散層電極のうち、シリサイド電極210を除く領域については、一般にシリコン基板102中に不純物元素がイオン注入されたにすぎない構成であるため、シリコン基板102をエッチングする際に、同じエッチング工程でエッチング可能である。よって、この領域を別のエッチング工程により改めてエッチングすることも不要となるため、半導体装置の製造工程簡略化、低コスト化、歩留まり向上が期待できる。
さらに、シリサイド電極210がTiSi、CoSiおよびNiSiからなる群から選択される一以上のシリサイドなどにより構成されている裏面を有するため、ゲート絶縁膜114のエッチングの際にシリサイド電極210の裏面が酸化されにくいので、シリサイド電極210と後述する接続電極とのコンタクト抵抗の上昇が抑制される。
そして、シリコン基板102のエッチングの際にシリサイド電極210の裏面が酸化されにくいので、シリサイド電極210の断面積に占める導電領域の縮小が抑制され、シリサイド電極210の導電性を良好に保つことができる。
なお、この場合、シリコン基板102のエッチングの条件として、拡散層に含まれるシリサイド電極210に形成したTiSi、CoSi、NiSiなどのシリサイド金属とシリコンとの選択比が大きい条件を採用することが必要である。
次に、図5(e)に示すように、接続孔116内部の絶縁膜118および露出したシリサイド電極210の裏面を被覆するように、TiN、TiW、WN、Ta、TaNなどからなるバリアメタル膜を成膜する。図5(e)においては、後述するシード層と併せて、バリア・シード積層膜120として記載している。
バリアメタル膜を接続孔116の側壁や底部にも充分な膜厚で成膜するため、CVDや指向性スパッタなどの成膜方法を用いて成膜する。バリアメタル膜の膜厚は、5nmから50nm程度である。
バリアメタル膜の膜厚がこの範囲内にあると、後述するシード層や銅めっき膜122の成膜の際あるいは半導体装置の使用時にCu元素のシリコン基板102中への拡散が抑制できる。
さらに、後述するCuめっき膜122を成膜する際のシード層となるCuからなる薄膜を成膜する。シード層は、Cuと他の金属との合金からなる材料であってもよい。後述する銅めっき時に接続孔116内部にボイドが形成されるのを防止するため、接続孔116の側壁や底部にもシード層を連続的に成膜されていることが必要である。このため、シード層の成膜には、CVDや指向性スパッタなどの成膜方法を用いる。シード層の膜厚は、50nmから300nm程度である。
図6は、第二の実施形態の半導体装置の製造方法を説明する断面図である。
次に、図6(f)に示すように、硫酸銅浴を用いた電解めっき法によって銅めっき膜122を成膜する。銅めっき膜122の膜厚は、1〜30μm程度であり、接続孔を完全に埋めてもよいし、側壁と底部のみに成膜されていてもよい。図6(f)では完全に埋めた場合を示している。
続いて、銅めっき膜122上に、レジスト膜を形成して、裏面配線のレジストパターン(不図示)を形成する。
そして、図6(g)に示すように、ウェットエッチングによりCuめっき膜122およびバリア・シード積層膜120を除去して、接続孔116内部の接続電極と裏面配線とを形成する。Cuめっき膜122およびシード金属膜のウェットエッチングには、たとえば塩化第二鉄を用いる。バリアメタル膜としてTiNを用いる場合は、たとえばフッ化アンモニウムと過酸化水素水、もしくはアンモニア水と過酸化水素水を用いてエッチングを行う。
この後、ソルダレジストを形成して一部を開口し、開口部に半田ボールを形成してBGA(不図示)を構成してもよい。また、裏面配線の上に絶縁膜を介して複数の配線層(不図示)を形成してもよい。
本実施形態では、接続電極を接続する半導体素子側の電極として、通常のAl、Al合金、Cu、Cu合金などからなる配線または配線に接続されたパッドなどを用いない。代わりに、シリサイド電極210を用いる。
具体的には、図4〜図6で説明したように、TiSi、CoSi、NiSiなどのシリサイド金属を含むシリサイド電極210を用いる。
このようなシリサイド電極210を用いる場合、シリサイド電極210はシリコン基板102に接している。そのため、シリコン基板102のエッチング後の層間絶縁膜104のエッチングが不要になる。
また、シリサイド電極210が、TiSi、CoSi、NiSiなどのシリサイド金属を含む構成のため、接続孔116のエッチングの際に、シリサイド電極210に含まれるシリサイド金属がAlやCuなどに比べると酸化しにくい。そのため、シリコン基板102を貫通する接続電極とシリサイド電極210との電気的接続が良好となる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
また、上記の実施の形態では、電極として、多結晶シリコン、非晶質シリコン、微結晶シリコン、単結晶シリコン、W、TiN、シリサイドを含む電極を用いたが、特に限定する趣旨ではなく、AlやCuより酸化されにくい他の導電材料を用いることができる。例えば、導電性酸化膜、導電性樹脂などを用いることができる。
また、導電性酸化膜の材料としては、ITO(InSnO)、IO(InO)、TO(SnO)、IZO(InZnO)、CTO(CdSnO)、RuO2、IrO2、SrRuO3、SrTiO3、ReO2、ReO3、RhO2、OsO2などを用いることができる。
また、導電性樹脂組成物としては、樹脂中に金属またはカーボンなどからなる導電性粒子を配合してなる樹脂組成物が挙げられる。このような樹脂としては、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂などを用い得る。また、このような導電性粒子としては、金粒子、銀粒子、ニッケル粒子、カーボン粒子などを用い得る。これらの中でも、特に金粒子、銀粒子が配合された樹脂組成物が好ましい。
また、上記の実施の形態では、半導体素子として、MOSトランジスタを例に挙げたが、特に限定する趣旨ではなく、他の半導体素子を用いることもできる。例えば、バイポーラトランジスタや、ダイオードなどを用いることもできる。
なお、シリコン基板102に代えて、GaAsなどの化合物半導体基板、石英ガラスなどのガラス基板を用いてもよい。
第一の実施形態の半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 第一の実施形態の半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 第一の実施形態の半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 第二の実施形態の半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 第二の実施形態の半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 第二の実施形態の半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 第一の実施形態および第二の実施形態の半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 第一の実施形態および第二の実施形態の半導体装置の製造方法を説明する平面図である。 従来の半導体装置の製造方法の一例を説明する断面図である。 従来の半導体装置の製造方法の一例を説明する断面図である。 従来の半導体装置の製造方法の一例を説明する断面図である。
符号の説明
102 シリコン基板、104 層間絶縁膜、106 パッシベーション膜、108 レジスト膜、110 ゲート電極、112 アルミニウム電極、114 ゲート絶縁膜、116 接続孔、118 絶縁膜、120 バリア・シード積層膜、122 銅めっき膜、132 エッチング用の開口、140 接続領域、142 接続領域、144 接続領域、210 シリサイド電極、210a シリサイド電極、210b シリサイド電極、250 MOSトランジスタ領域、302 シリコン基板、304 層間絶縁膜、306 パッシベーション膜、308 レジスト膜、312 アルミニウム電極、316 接続孔、318 絶縁膜、320 バリア・シード積層膜、322 銅めっき膜。

Claims (6)

  1. 基板と、
    前記基板の素子形成面に設けられた半導体素子に備わる電極と、
    少なくとも一部が前記基板の内部に設けられており、前記電極の延在部位の前記基板側の領域と接続する導電部材と、
    を備え、
    前記電極の前記基板側の領域は、多結晶シリコン、非晶質シリコン、微結晶シリコン、単結晶シリコン、WおよびTiNからなる群から選択される一以上の材料により構成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記電極は、トランジスタのゲート電極と同じ材料から構成されていることを特徴とする半導体装置。
  3. 基板と、
    前記基板の素子形成面に設けられた半導体素子に備わる電極と、
    少なくとも一部が前記基板の内部に設けられており、前記電極の延在部位の前記基板側の領域と接続する導電部材と、
    を備え、
    前記電極の前記基板側の領域は、シリサイドにより構成されていることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項3に記載の半導体装置において、
    前記電極は、トランジスタのソース電極またはドレイン電極の一部と同じ材料から構成されていることを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項1乃至4いずれかに記載の半導体装置において、
    前記基板は、半導体基板またはガラス基板であることを特徴とする半導体装置。
  6. 基板の一方の面上に、電極を備える半導体素子を形成する工程と、
    前記基板の他方の面から前記電極の延在部位の前記基板側の領域に達する孔部を前記基板の内部に形成する工程と、
    前記孔部の内部に、前記電極の延在部位の前記基板側の表面に一端で接続し、他端が基板の他方の面に露出する導電部材を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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