JPH05291529A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH05291529A
JPH05291529A JP4085424A JP8542492A JPH05291529A JP H05291529 A JPH05291529 A JP H05291529A JP 4085424 A JP4085424 A JP 4085424A JP 8542492 A JP8542492 A JP 8542492A JP H05291529 A JPH05291529 A JP H05291529A
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oxide film
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gate electrode
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浩 小瀧
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  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 素子のひとつであるトランジスタのソース領
域またはドレイン領域が、該トランジスタのゲート電極
105上部または隣接するフィールド酸化膜102上部
にまで延在し、該上部の位置で外部配線114と接続さ
れている。上記ソース領域またはドレイン領域は、基板
中に形成された不純物添加領域109,109と該不純
物添加領域に接して形成されたシリサイド領域111と
からなり、該シリサイド領域111によりゲート電極1
05上部またはフィールド酸化膜102上部にまで延在
されている。 【効果】 外部配線とソース、ドレイン領域とのコンタ
クトのアスペクト比が軽減されるとともに、最小加工寸
法はそのままで活性領域寸法を縮小でき、コンタクト寸
法を大きく取れ、デバイスの縮小が容易に行える。ま
た、接触抵抗が低減され、ソース、ドレイン領域の寄生
抵抗が減少されて、デバイスの高速化が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置及びその製
造方法に関し、特に、これを構成するMOS型電解効果
トランジスタ(MOSFET)のソース、ドレイン領域
と外部配線とのコンタクト構造及びリークの少ないトラ
ンジスタを形成するための製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のMOSFETのソース、ドレイン
領域と外部配線である上部配線とのコンタクトに関する
構造は、図14〜図18に示すようなものである。
【0003】図14は、従来のDRAM半導体装置の周
辺回路部のトランジスタ部の平面図である。図15は、
図13におけるa−a'部での断面図である。ここで、
501はフィールド領域、502は活性領域、503は
ワード線、504はコンタクト領域、511はp型半導
体基板、512はフィールド酸化膜、513は活性領
域、514はゲート酸化膜、515はゲート電極、51
6は酸化膜、517はソース、ドレイン領域、518は
層間絶縁膜、519はコンタクト孔、520は上部配
線、を示す。本装置では、トランジスタのソース、ドレ
イン領域517と上部配線520とのコンタクトをとる
ため、図14に示すように一つの活性領域502上で、
ワード線503を折り曲げ、コンタクト領域504を確
保している。
【0004】図16は、従来のDRAM半導体装置のセ
ンスアンプ部のレチクル上のフィールド領域601、活
性領域602、ワード線603、上部配線とのコンタク
ト領域604の位置関係を示した平面図である。本装置
では、センスアンプ部のピッチfは、コンタクト寸法
a、コンタクトーゲートマージンb、ゲート幅(ワード
線幅)c、ゲート間隔(ワード間隔)d、フィールド幅
eで決まる。
【0005】図17は、従来のDRAM半導体装置のセ
ル部のレチクル上のフィールド領域701、活性領域7
02、ワード線703、ビット線コンタクト704、ビ
ット線705、容量コンタクト706、の位置関係を示
す平面図であり、図18は、実際にシリコン基板上にフ
ォトリソグラフィ工程により転写した時の、フィールド
領域711、活性領域712、ビット線コンタクト71
3、容量コンタクト714、の位置関係を示す平面図で
ある。容量電極をビット線の上に形成する積層型DRA
Mセルでは、同図に示すように、容量コンタクト706
が、ビット線705と重ならないように活性領域702
を、ビット線に対して、斜めに折り曲げて配置する方法
がとられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のMOSFET及
びMOSFETのソース、ドレイン領域と上部配線との
コンタクトに関する構造では、微細化するに際し、以下
のような問題がある。
【0007】図15に示すように、微細化するにつれコ
ンタクトのアスペクト比が非常に厳しくなり、直接上部
配線とソース、ドレイン領域を接続する場合、上部配線
のステップカバレッジが悪くなり、断線が起こり易くな
るという信頼性上の問題点が有る。また、コンタクトサ
イズが小さくなるに連れ、上部配線とソース、ドレイン
領域との界面制御が非常に厳しくなりコンタクト抵抗を
低く抑えることが困難となる。
【0008】図16に示すように、活性領域602上に
上部配線とのコンタクト領域604を確保する必要が有
るため微細化が困難であり、微細化するにつれコンタク
トーゲートマージンbが狭くなり、ゲート電極(ワード
線)603と上部配線が短絡し易くなる。
【0009】容量電極をビット線の上に形成する積層型
DRAMセルに於ては、ビット線に対し、活性領域を斜
めに折り曲げて配置する必要がある為、フォトリソグラ
フィイ工程に於ける内部近接効果により、図17に示す
活性領域702及びビット線コンタクト704、容量コ
ンタクト706は、実パターン上で、図18の様に変形
する。このため、容量コンタクト部は、活性領域部が非
常に小さくなり、容量コンタクト形成時にフィールド酸
化膜を相当エッチングすることとなり、ソース、ドレイ
ン領域から半導体基板へのリーク電流が増大する。
【0010】また、素子分離領域をフィールド酸化によ
り形成し、この領域にLDD構造のトランジスタを形成
する場合、ゲート電極側壁サイドウォール酸化膜形成時
にフィールド酸化膜と活性領域の境界部がエッチバック
によりダメージを受け、ソース・ドレイン領域から半導
体基板へのリーク電流が増大する。
【0011】本発明は、上記問題を解決することの出来
るソース領域またはドレイン領域の構造を提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
一の基板上に複数の素子が形成されてなる半導体装置で
あって、これを構成する素子のひとつであるトランジス
タのソース領域またはドレイン領域が、該トランジスタ
のゲート電極上部または隣接するフィールド酸化膜上部
にまで延在し、該上部の位置で外部配線と接続されてい
ることを特徴とする。
【0013】また、本発明の半導体装置は、一の基板上
に複数の素子が形成されてなる半導体装置であって、こ
れを構成する素子の一つであるトランジスタが、一つの
活性領域上に2本以上のゲート電極を備え、これらゲー
ト電極に挟まれた活性領域に位置するソースまたはドレ
イン領域が、該領域を挟む少なくとも一つのゲート電極
上部にまで延在し、該上部を含んだ領域で外部配線と接
続されていることを特徴とする。
【0014】上記ソース領域またはドレイン領域は、基
板中に形成された不純物添加領域と該不純物添加領域に
接して形成されたシリサイド領域とからなり、該シリサ
イド領域によりゲート電極上部またはフィールド酸化膜
上部にまで延在された構造とするのが良い。
【0015】上記半導体装置を製造するための本発明の
製造方法は、上記トランジスタ部の製造方法が以下のよ
うな製造方法となっていることを特徴とする。
【0016】すなわち、第1の製造方法として、シリコ
ン基板上にフィールド酸化膜を形成し、ゲート絶縁膜を
形成し、該ゲート絶縁膜上に上部が酸化膜で覆われたゲ
ート電極を形成し、基板と逆導電型の低濃度の不純物を
イオン注入法により注入し、該ゲート電極上部を含んで
化学的気相成長法(CVD法 )により第1の酸化膜を
被着し、基板と逆導電型の高濃度の不純物をイオン注入
法により注入し、フォトレジストを塗布しフォトリソグ
ラフィイ工程によりフィールド酸化膜エッジ部を覆うよ
うに所望のパターンのフォトレジストを形成し、該フォ
トレジストをマスクとして上記第1の酸化膜をエッチバ
ックしてゲート電極側壁にサイドウォール酸化膜を形成
すると共に所定の領域の半導体基板を露出させ、上記フ
ォトレジストを除去した後多結晶シリコン膜を形成し、
該多結晶シリコン膜をフォトエッチング工程によりソー
ス及びドレイン領域に対応した形状にパターンニング
し、該多結晶シリコン上に高融点金属膜を形成し、急速
加熱処理により上記多結晶シリコン膜と該高融点金属膜
を反応させて上記多結晶シリコン膜及びシリコン基板表
面を高融点金属シリサイド膜に変え、未反応の高融点金
属膜をエッチング除去する方法である。
【0017】また、第2の製造方法として、上記方法に
おいて、逆導電型の高濃度の不純物をイオン注入法によ
り注入した後、さらに該第1の酸化膜上にCVD法によ
り第2の酸化膜を形成して酸化膜を2層とする方法であ
る。
【0018】
【作用】本発明の構造の場合、ソース領域またはドレイ
ン領域が段差となるゲート電極またはフィールド酸化膜
の上部に形成されるため、外部配線との接続部に生じる
段差が小さくなる。さらに、基板内のソース領域または
ドレイン領域に直接外部配線が接続されないため、外部
配線の配置が基板内のソース領域またはドレイン領域の
位置によって制限されなくなる。
【0019】また、シリサイドを用いることにより、外
部配線に用いられる金属との接触抵抗が小さくなる。ま
た、ソース領域またはドレイン領域の寄生容量が小さく
なる。本発明の第1の製造方法では、第1の酸化膜がイ
オンインプランテーションマスク及びLDD用サイドウ
ォールとして働く。また、第2の製造方法では、第1の
酸化膜がイオンインプランテーションマスクとして、第
2の酸化膜がLDD用サイドウォールとして働く。
【0020】
【実施例】以下、本発明の半導体装置をDRAMの実施
例によりさらに詳細に説明する。
【0021】図2はDRAMのフィールド領域1、活性
領域2、ワード線3、シリサイド領域(ソース、ドレイ
ン領域)4、上部配線とソース、ドレイン領域とを接続
するためのコンタクト領域5の位置関係を示した平面図
である。
【0022】図1は、図2に於ける、a−a’部の断面
図である。ここで、101はp型半導体基板、102は
フィールド酸化膜、103は活性領域、104はゲート
酸化膜、105はゲート電極、106は酸化膜、107
はn- 領域、108は第1のCVD酸化膜、109はn
+ 領域、110は第2のCVD酸化膜、111はシリサ
イド領域、112は層間絶縁膜、113はコンタクト
孔、114は外部配線である上部配線、を示す。本実施
例ではソース、ドレイン領域がn- 領域107,n+
域109及びシリサイド領域111とから構成され、ゲ
ート電極(ワード線)105上部まで延在している。
【0023】このような構造となっているため、上部配
線114とソース、ドレイン領域を接続するコンタクト
孔113のアスペクト比は、図15に示した従来のもの
と比較し非常に小さくなり、上部配線のステップカバレ
ッジが良好となる。そしてコンタクト部に於ける上部配
線の断線に対する信頼性が向上し、更に、ワード線上部
で上部配線とソース、ドレイン領域のコンタクトが取れ
るため、ワード線と、上部配線がショートする可能性が
非常に少なくなり、歩留りが向上する。また、コンタク
ト寸法を大きく取れ、かつ、デバイスの縮小が容易に行
える。
【0024】また、上部配線は一般的に金属(アルミ合
金等)で形成され、金属−シリサイド接合抵抗が金属−
シリコン接合抵抗に比べ低いことから、低接合抵抗のコ
ンタクトが形成される。さらに、ソース、ドレイン領域
の一部がシリサイドであるためソース、ドレイン領域の
寄生抵抗が減少し、トランジスタの高速化が図られる。
これにより、DRAMの高速化が図られる。
【0025】図3〜10は、上記実施例のトランジスタ
部の製造工程を示す断面図である。
【0026】まず図3に示すように、周知の方法で、半
導体基板201上に、フィールド酸化膜202、活性領
域203、ゲート酸化膜204、上部が酸化膜206で
覆われたゲート電極205を形成し、次いで基板と逆導
電型の不純物をイオン注入法により低濃度に注入する。
本実施例では、p型シリコン基板上に13乗オーダー/
cm2 のリンイオンを注入しn- 領域207を形成し
た。
【0027】次ぎに、図4に示すように、約700Åの
第1のCVD酸化膜208を堆積し半導体基板と逆導電
型の不純物をイオン注入法により高濃度に注入する。本
実施例では15乗オーダー/cm2 の砒素イオンを注入
しn+ 領域209を形成した。
【0028】次ぎに、図5に示すように、約500Åの
第2のCVD酸化膜210を堆積し、フォトリソグラフ
ィ工程によりフォトレジスト211を所望のパターンに
パターンニングする。
【0029】次ぎに、図6に示すように、上記フォトレ
ジスト211をマスクとして、上記第1のCVD酸化膜
208及び第2のCVD酸化膜210を半導体基板20
1が露出するまでエッチバックする。この工程では、フ
ィールド酸化膜202と活性領域203との境界部は、
上記フォトレジストでマスクされてエッチバックされな
い為、ダメージを受けず、ソースドレイン領域から半導
体基板へ流れるリーク電流が低減される。 また、フィ
ールド領域と活性領域の境界部と、ゲート電極が重なる
領域に於てもエッチバックされないため、フィールド領
域と活性領域の境界部と、ゲート電極が重なる領域で
は、ゲート電極の側壁酸化膜から受ける応力が減少し、
ソース、ドレイン領域から半導体基板へのリーク電流が
低減される。さらに、フィールド領域境界部には、後述
するTi金属が拡散されないため、フィールド領域形成
時に発生する結晶欠陥にTi金属がトラップされず、リ
ーク電流が低減される。これらにより、デバイスの低消
費電力化が行える。
【0030】次ぎに図7に示すように、フォトレジスト
211を除去した後、約300Åの多結晶シリコン膜2
12を堆積し、フォトエッチング工程により所望のパタ
ーンにパターンニングする。
【0031】次ぎに図8に示すように、約500Åの膜
厚の高融点金属(本実施例では、チタン金属)213を
堆積し、図9に示すように急速加熱処理により上記多結
晶シリコン膜及び半導体基板(活性領域)表面をシリサ
イド膜に変化させた後、未反応の高融点金属を硫酸と過
水の混合溶液でエッチング除去し、フィールド酸化膜2
02及びゲート電極205上部まで延在するシリサイド
領域214を形成する。
【0032】最後に層間絶縁膜215、ゲート電極20
5上部に設けられたコンタクト孔216、上部配線21
7を周知の方法で形成し実施例のDRAMを得る。
【0033】図11はDRAMのセンスアンプ部のフィ
ールド領域301、活性領域302、ワード線(ゲート
電極)303、シリサイド領域(ソース、ドレイン領域
の一部)304、コンタクト領域305の配置図であ
る。本発明を用いるとこのような配置が可能となり、図
16に示したように活性領域上にコンタクト領域を確保
する必要がなくなって、センスアンプのピッチf’は、
ゲートーフィールドマージンg’、ゲート電極幅(ワー
ド線幅)c’、ゲート間隔(ワード線間隔)d’によ
り、決まる。
【0034】これにより、図16に示す従来例に比べセ
ンスアンプのピッチは縮小され、DRAMの高密度化が
可能となる。またコンタクト寸法a’は、従来例のコン
タクト寸法のようにセンスアンプのピッチによる制限を
受け無くなり、コンタクト寸法を大きくでき、コンタク
ト抵抗の低減が可能となる。
【0035】図12は、DRAMのセル部における、フ
ィールド領域401、活性領域402、ワード線(ゲー
ト電極)403、シリサイド領域(ソース、ドレイン領
域の一部)404、ビット線コンタクト405、ビット
線406、容量コンタクト407、のレチクル上の位置
関係を示した平面図であり、図13は、実際にシリコン
基板上にフォトリソグラフィイ工程により、パターンを
転写した時の、フィールド領域411、活性領域41
2、シリサイド領域(ソース、ドレイン領域の一部)4
13、ビット線コンタクト414、容量コンタクト41
5の位置関係を示した平面図である。
【0036】これは請求項2に記載の本発明の構造を用
いた構造であり、容量電極がビット線の上に存在する構
造のDRAMセルにおいて、ソース、ドレイン領域(ビ
ット線コンタクト側)404をワード線の延長方向に引
き出し、ビット線を容量電極と重ならない位置で接続で
きるような構成となっている。そして、図では簡略化の
ためビット線コンタクト405はワード線403と重な
っていないように描かれているが、実際はコンタクト部
でソース・ドレイン領域が両側のワード線403上部に
まで延在する請求項2の構成となっており、ワード線上
部を含んでビット線コンタクト405が形成されてい
る。従って、コンタクトは、ワード線上とこれより少し
低くなったワード線間の領域とで形成されている。この
ような構成とすることで、従来例の様に活性領域402
をビット線406に対し斜めに折り曲げて配置する必要
が無くなり、単純な長方形で形成できるようになる。そ
して、これにより、フォトリソグラフィ工程における内
部近接効果の影響を最低限に抑えることが可能となり、
容量コンタクト形成時にフィールド酸化膜に対するダメ
ージが低減された。また、設計寸法に近い実寸法を得る
ことができた。
【0037】
【発明の効果】本発明の半導体装置によれば、外部配線
とソース、ドレイン領域とのコンタクトのアスペクト比
が軽減される。また、活性領域内にコンタクト領域を確
保する必要がなくなり、最小加工寸法はそのままで、活
性領域寸法を縮小できる。更に、ワード線と上部配線の
コンタクト部における短絡の可能性が激減し、かつ、上
記コンタクトの大口径化により、上部配線と、ソース、
ドレイン領域とのコンタクト接触不良が激減し、デバイ
スの歩留りが向上する。
【0038】また、ビット線を形成する場合にも、ビッ
ト線との接続位置を最適化できるため、フォトリソグラ
フィー時の内部近接効果を抑えることができ、設計寸法
に近い実寸法を得ることが出来る。
【0039】さらに、シリサイドを用いることにより、
外部配線とソース、ドレイン領域とのコンタクト接触抵
抗及び、ソース、ドレイン領域の寄生抵抗が低減され、
半導体装置の高速化が可能となる。
【0040】本発明の半導体装置の製造方法によれば、
LDDトランジスタのサイドウォール酸化膜形成時にフ
ィールドエッジ部がエッチングされず、リーク電流が低
減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるDRAMのトランジスタ
部を説明する断面図である。
【図2】本発明の実施例であるDRAMのトランジスタ
部を説明する平面図である。
【図3】実施例のトランジスタ部の第1の製造工程を説
明する断面図である。
【図4】実施例のトランジスタ部の第2の製造工程を説
明する断面図である。
【図5】実施例のトランジスタ部の第3の製造工程を説
明する断面図である。
【図6】実施例のトランジスタ部の第4の製造工程を説
明する断面図である。
【図7】実施例のトランジスタ部の第5の製造工程を説
明する断面図である。
【図8】実施例のトランジスタ部の第6の製造工程を説
明する断面図である。
【図9】実施例のトランジスタ部の第7の製造工程を説
明する断面図である。
【図10】実施例のトランジスタ部の第8の製造工程を
説明する断面図である。
【図11】実施例であるDRAMのセンスアンプ部の配
置を説明する配置図である。
【図12】実施例であるDRAMのセル部のレチクル上
の位置関係を説明する平面図である。
【図13】実施例であるDRAMのセル部のレチクル上
のフォトリソグラフィー後の位置関係を説明する平面図
である。
【図14】従来のDRAMにおける周辺回路部のトラン
ジスタ部を説明する平面図である。
【図15】従来のDRAMにおける周辺回路部のトラン
ジスタ部を説明する断面図である。
【図16】従来のDRAMにおけるセンスアンプ部のレ
チクル上の位置関係を説明する平面図である。
【図17】従来のDRAMにおけるセル部のレチクル上
の位置関係を説明する平面図である。
【図18】従来のDRAMにおけるセル部のレチクル上
のフォトリソグラフィー後の位置関係を説明する平面図
である。
【符号の説明】
1、301、401、411、501、601、701
フィールド領域 2、302、402、412、502、602、702
活性領域 3、303、403、503、603、703
ワード線 4、304、404、413,111,214
シリサイド領域 5、305、504、604
コンタクト領域 405、414、704
ビット線コンタクト 406、705
ビット線 407、415、706
容量コンタクト 101、201、511
p型半導体基板 102、202、512
フィールド酸化膜 103、203、513
活性領域 104、204、514
ゲート酸化膜 105、205、515
ゲート電極 106、206、516
酸化膜 107、207
-領域 108、208
第1のCVD酸化膜 109、209
+領域 110、210
第2のCVD酸化膜 211
フォトレジスト 212
多結晶シリコン膜 213
チタン金属膜 517
ソース、ドレイン領域 112、215、518
層間絶縁膜 113、216、519
コンタクト孔 114、217、520
上部配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/784

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一の基板上に複数の素子が形成されてな
    る半導体装置を構成するトランジスタのソース領域また
    はドレイン領域が、該トランジスタのゲート電極上部ま
    たは隣接するフィールド酸化膜上部にまで延在し、該上
    部の位置で外部配線と接続されていることを特徴とする
    半導体装置。
  2. 【請求項2】 一の基板上に複数の素子が形成されてな
    る半導体装置を構成するトランジスタが、一つの活性領
    域上に2本以上のゲート電極を備え、これらゲート電極
    に挟まれた活性領域に位置するソースまたはドレイン領
    域が、該領域を挟む少なくとも一つのゲート電極上部に
    まで延在し、該上部を含んだ領域で外部配線と接続され
    ていることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 ソース領域またはドレイン領域が、基板
    中に形成された不純物添加領域と該不純物添加領域に接
    して形成されたシリサイド領域とからなり、該シリサイ
    ド領域によりゲート電極上部またはフィールド酸化膜上
    部にまで延在されていることを特徴とする請求項1また
    は請求項2の半導体装置。
  4. 【請求項4】 一の基板上に複数の素子が形成されてな
    る半導体装置を構成するトランジスタのソース、ドレイ
    ン領域が、シリコン基板上にフィールド酸化膜を形成す
    る工程と、ゲート絶縁膜を形成する工程と、その上に上
    部が酸化膜で覆われたゲート電極を形成する工程と、基
    板と逆導電型の低濃度の不純物をイオン注入法により注
    入する工程と、該ゲート電極上部に化学的気相成長法に
    より第1の酸化膜を被着する工程と、基板と逆導電型の
    高濃度の不純物をイオン注入法により注入する工程と、
    フォトレジストを塗布しフォトリソグラフィイ工程によ
    りフィールド酸化膜エッジ部を覆うように所望のパター
    ンに該フォトレジストをパターンニングする工程と、該
    フォトレジストをマスクとして上記第1の酸化膜をエッ
    チバックし、ゲート電極側壁にサイドウォール酸化膜を
    形成すると供に所定の領域の半導体基板を露出させる工
    程と、上記フォトレジストを除去した後多結晶シリコン
    膜を被着する工程と、該多結晶シリコン膜をフォトエッ
    チング工程によりパターンニングする工程と、その上に
    高融点金属膜を被着する工程と、急速加熱処理により上
    記多結晶シリコン膜と該高融点金属膜を反応させ上記多
    結晶シリコン膜及びシリコン基盤表面を高融点金属シリ
    サイド膜に変える工程と、未反応の高融点金属膜をエッ
    チング除去する工程を含んでなる製造工程により形成さ
    れることを特徴とする請求項1の半導体装置の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 一の基板上に複数の素子が形成されてな
    る半導体装置を構成するトランジスタのソース、ドレイ
    ン領域が、シリコン基板上にフィールド酸化膜を形成す
    る工程と、ゲート絶縁膜を形成する工程と、その上に上
    部が酸化膜で覆われたゲート電極を形成する工程と、基
    板と逆導電型の低濃度の不純物をイオン注入法により注
    入する工程と、該ゲート電極上部に化学的気相成長法に
    より第1の酸化膜を被着する工程と、基板と逆導電型の
    高濃度の不純物をイオン注入法により注入する工程と、
    該第1の酸化膜上にCVD法により第2の酸化膜を被着
    する工程と、その上にフォトレジストを塗布しフォトリ
    ソグラフィイ工程によりフィールド酸化膜エッジ部を覆
    うように所望のパターンに該フォトレジストをパターン
    ニングする工程と、該フォトレジストをマスクとして上
    記第1及び第2の酸化膜をエッチバックし、ゲート電極
    側壁にサイドウォール酸化膜を形成すると供に所定の領
    域の半導体基板を露出させる工程と、上記フォトレジス
    トを除去した後多結晶シリコン膜を被着する工程と、該
    多結晶シリコン膜をフォトエッチング工程によりパター
    ンニングする工程と、その上に高融点金属膜を被着する
    工程と、急速加熱処理により上記多結晶シリコン膜と該
    高融点金属膜を反応させ上記多結晶シリコン膜及びシリ
    コン基盤表面を高融点金属シリサイド膜に変える工程
    と、未反応の高融点金属膜をエッチング除去する工程を
    含んでなる製造工程により形成されることを特徴とする
    請求項1の半導体装置の製造方法。
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