JP2005276565A - 電源制御装置および電源制御装置における溶着判定方法 - Google Patents

電源制御装置および電源制御装置における溶着判定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 起動時に迅速にリレーの溶着を判定可能な電源制御装置を提供する。
【解決手段】 制御装置30は、Hレベルの信号SE1を生成してシステムリレーSMR1のみをオンしたときの直流電流Ibが基準値Istd以上であるとき、システムリレーSMR3が溶着していると判定する。また、制御装置30は、Hレベルの信号SE3を生成してシステムリレーSMR3のみをオンしたときの直流電流Ibが基準値Istd以上であるとき、システムリレーSMR1が溶着していると判定する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、リレーの溶着判定が可能な電源制御装置および電源制御装置における溶着判定方法に関するものである。
最近、環境に配慮した自動車としてハイブリッド自動車(Hybrid Vehicle)および電気自動車(Electric Vehicle)が大きな注目を集めている。そして、ハイブリッド自動車は、一部、実用化されている。
このハイブリッド自動車は、従来のエンジンに加え、直流電源とインバータとインバータによって駆動されるモータとを動力源とする自動車である。つまり、エンジンを駆動することにより動力源を得るとともに、直流電源からの直流電圧をインバータによって交流電圧に変換し、その変換した交流電圧によりモータを回転することによって動力源を得るものである。また、電気自動車は、直流電源とインバータとインバータによって駆動されるモータとを動力源とする自動車である。
すなわち、ハイブリッド自動車および電気自動車は、直流電源とインバータとを備えるモータ駆動装置を搭載している。そして、ノイズを除去した直流電圧をインバータに供給するために、コンデンサがインバータの入力側に設けられる。また、直流電源とインバータとの間には、システムリレーが設けられる。
このシステムリレーは、直流電源の正極に直列に接続された抵抗RおよびシステムリレーSMR1と、直流電源の正極に、抵抗RおよびシステムリレーSMR1と並列に接続されたシステムリレーSMR2と、直流電源の負極に接続されたシステムリレーSMR3とからなる(特許文献1)。
そして、システムリレーSMR1,SMR3を独立にオン/オフしたときのコンデンサの両端の電圧に基づいて、システムリレーSMR1〜SMR3の個々の溶着が判定される。
また、特許文献2は、システムリレーをオフした後にモータに電流が流れているとリレーが溶着していると判定する方法を開示する。
特開2000−134707号公報 特開平8−212895号公報 特開2000−270561号公報 特開2001−327001号公報
しかし、特許文献1に開示された溶着判定方法は、コンデンサの両端の電圧に基づいてシステムリレーSMR1〜SMR3の溶着を判定するため、溶着を迅速に判定することが困難であるという問題がある。そのため、イグニッションキーがオンされてから起動が完了するまでの時間を短縮することが困難である。
また、特許文献2に開示された方法では、起動時にシステムリレーの溶着を判定できないという問題がある。
そこで、この発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、起動時に迅速にリレーの溶着を判定可能な電源制御装置を提供することである。
また、この発明の別の目的は、起動時に迅速にリレーの溶着を判定可能な溶着判定方法を提供することである。
この発明によれば、電源制御装置は、第1から第3のリレーと、抵抗と、電流センサーと、判定手段とを備える。第1のリレーおよび抵抗は、直流電源の正極に直列接続される。第2のリレーは、直流電源の正極に、直列に接続された第1のリレーおよび抵抗と並列に接続される。第3のリレーは、直流電源の負極に接続される。電流センサーは、直流電源から流れ出る直流電流を検出する。判定手段は、電流センサーによって検出された直流電流に基づいて第1および第3のリレーの溶着を判定する。
好ましくは、判定手段は、第3のリレーのみをオンしたときに基準値以上の直流電流が電流センサーによって検出されると、第1のリレーが溶着していると判定する。
好ましくは、判定手段は、第1のリレーのみをオンしたときに基準値以上の直流電流が電流センサーによって検出されると、第3のリレーが溶着していると判定する。
好ましくは、判定手段は、第3のリレーのみをオンしたときに基準値以上の直流電流が電流センサーによって検出されると第1のリレーが溶着していると判定し、第1のリレーのみをオンしたときに基準値以上の直流電流が電流センサーによって検出されると第3のリレーが溶着していると判定する。
好ましくは、電源制御装置は、容量素子と、電圧センサーとをさらに備える。容量素子は、一方端子が直列接続された第1のリレーおよび抵抗と第2のリレーとを介して直流電源の正極側に接続され、他方端子が第3のリレーを介して直流電源の負極側に接続される。電圧センサーは、容量素子の両端の電圧を検出する。そして、判定手段は、電圧センサーによって検出された電圧に基づいて第2のリレーの溶着をさらに判定する。
好ましくは、判定手段は、第3のリレーのみをオンしたときに、第1の基準値以上の直流電流のみが電流センサーによって検出されると第1のリレーが溶着していると判定し、第2の基準値以上の電圧のみが電圧センサーによって検出されると第2のリレーが溶着していると判定する。
好ましくは、判定手段は、第3のリレーのみをオンしたときに、第1の基準値以上の直流電流が電流センサーによって検出され、かつ、第2の基準値以上の電圧が電圧センサーによって検出されると、第1および第2のリレーが溶着していると判定する。
好ましくは、判定手段は、第1のリレーのみをオンしたときに第1の基準値以上の直流電流が電流センサーによって検出されると第3のリレーが溶着していると判定する。
好ましくは、判定手段は、第3のリレーのみをオンしたときに第1の基準値以上の直流電流のみが電流センサーによって検出されると第1のリレーが溶着していると判定し、第3のリレーのみをオンしたときに第2の基準値以上の電圧のみが電圧センサーによって検出されると第2のリレーが溶着していると判定し、第1のリレーのみをオンしたときに第1の基準値以上の直流電流が電流センサーによって検出されると第3のリレーが溶着していると判定する。
また、この発明によれば、溶着判定方法は、電源制御装置におけるリレーの溶着を判定する溶着判定方法である。電源制御装置は、直流電源の正極に直列接続された第1のリレーおよび抵抗と、直流電源の正極に、直列に接続された第1のリレーおよび抵抗と並列に接続された第2のリレーと、直流電源の負極に接続された第3のリレーと、直流電源から流れ出る直流電流を検出する電流センサーとを備える。そして、溶着判定方法は、第3のリレーのみがオンされたときに第1の基準値以上の第1の直流電流が電流センサーによって検出されると第1のリレーが溶着していると判定する第1のステップと、第1のリレーのみがオンされたときに第1の基準値以上の第2の直流電流が電流センサーによって検出されると第3のリレーが溶着していると判定する第2のステップとを含む。
好ましくは、電源制御装置は、一方端子が直列接続された第1のリレーおよび抵抗と第2のリレーとを介して直流電源の正極側に接続され、他方端子が第3のリレーを介して直流電源の負極側に接続された容量素子と、容量素子の両端の電圧を検出する電圧センサーとをさらに備える。そして、溶着判定方法は、第3のリレーのみがオンされたときに第2の基準値以上の電圧が電圧センサーによって検出されると第2のリレーが溶着していると判定する第3のステップをさらに含む。
好ましくは、溶着判定方法は、第3のリレーのみがオンされたときに、第1の基準値以上の第1の直流電流が電流センサーによって検出され、かつ、第2の基準値以上の電圧が電圧センサーによって検出されると第1および第2のリレーが溶着していると判定する第4のステップをさらに含む。
この発明においては、第1のリレーまたは第3のリレーのみをオンしたときの直流電流が基準値以上であるか否かによって第1のリレーまたは第3のリレーの溶着が判定される。
したがって、この発明によれば、第1および第3のリレーの溶着を迅速に判定できる。
また、この発明においては、第1のリレーまたは第3のリレーのみをオンしたときの直流電流が基準値以上であるか否かおよび容量素子の両端の電圧が基準値以上であるか否かに基づいて、第1から第3のリレーの各々について溶着しているか否かが判定される。
したがって、この発明によれば、第1のリレー、第2のリレーおよび第3のリレーの全てについて、溶着しているか否かを迅速に判定できる。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、この発明の実施の形態による電源制御装置を備えるモータ駆動装置の概略ブロック図である。図1を参照して、モータ駆動装置100は、直流電源10と、システムリレーSMR1〜SMR3と、抵抗Rと、電流センサー11,24と、コンデンサ12と、電圧センサー13と、インバータ20と、制御装置30とを備える。
なお、モータ駆動装置100は、ハイブリッド自動車または電気自動車に搭載される。そして、交流モータM1は、ハイブリッド自動車または電気自動車の駆動輪を駆動するためのモータである。また、交流モータM1は、ハイブリッド自動車のエンジンに連結され、エンジンの回転力によって発電する発電機の機能と、エンジン始動を行なう電動機の機能とを併せ持つモータジェネレータとしてハイブリッド自動車に搭載されてもよい。
システムリレーSMR1および抵抗Rは、直流電源10の正極とコンデンサ12の正電極との間に直列に接続される。システムリレーSMR2は、直流電源10の正極とコンデンサ12の正電極との間に抵抗RおよびシステムリレーSMR1に並列に接続される。システムリレーSMR3は、直流電源10の負極とコンデンサ12の負電極との間に接続される。
コンデンサ12は、インバータ20の入力側に設けられる。インバータ20は、U相アーム21、V相アーム22およびW相アーム23を含む。U相アーム21、V相アーム22およびW相アーム23は、電源ラインとアースラインとの間に並列に設けられる。U相アーム21は、直列に接続されたNPNトランジスタQ1,Q2からなり、V相アーム22は、直列に接続されたNPNトランジスタQ3,Q4からなり、W相アーム23は、直列に接続されたNPNトランジスタQ5,Q6からなる。各NPNトランジスタQ1〜Q6のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD1〜D6がそれぞれ接続されている。
各相アームの中間点は、交流モータM1の各相コイルの各相端に接続されている。すなわち、交流モータM1は、3相の永久磁石モータであり、U,V,W相の3つのコイルの一端が中点に共通接続されて構成され、U相コイルの他端がNPNトランジスタQ1,Q2の中間点に、V相コイルの他端がNPNトランジスタQ3,Q4の中間点に、W相コイルの他端がNPNトランジスタQ5,Q6の中間点にそれぞれ接続されている。
直流電源10は、ニッケル水素またはリチウムイオン等の二次電池からなる。そして、直流電源10は、直流電圧を出力する。電流センサー11は、直流電源10から流れ出る直流電流Ibを検出し、その検出した直流電流Ibを制御装置30へ出力する。
システムリレーSMR1〜SMR3は、それぞれ、制御装置30からの信号SE1〜SE3によってオン/オフされる。より具体的には、システムリレーSMR1〜SMR3は、それぞれ、H(論理ハイ)レベルの信号SE1〜SE3によってオンされ、L(論理ロー)レベルの信号SE1〜SE3によってオフされる。
コンデンサ12は、直流電源10から供給された直流電圧を平滑化してインバータ20に供給する。電圧センサー13は、コンデンサ12の両端の電圧Vmを検出し、その検出した電圧Vmを制御装置30へ出力する。
インバータ20は、制御装置30からの信号PWMに応じて、コンデンサ12からの直流電圧を交流電圧に変換して交流モータM1を駆動するとともに、交流モータM1が発電した交流電圧を直流電圧に変換し、その変換した直流電圧をコンデンサ12を介して直流電源10に供給する。
電流センサー24は、交流モータM1に流れるモータ電流MCRTを検出し、その検出したモータ電流MCRTを制御装置30へ出力する。
制御装置30は、電流センサー11から直流電流Ibを受け、電圧センサー13から電圧Vmを受け、モータ駆動装置100の外部に設けられた外部ECU(Electrical Control Unit)からトルク指令値TRを受け、イグニッションキー(図示せず)から信号IGおよび信号STを受け、電流センサー24からモータ電流MCRTを受ける。なお、信号IGおよび信号STは、HレベルまたはLレベルからなる。
制御装置30は、イグニッションキーからHレベルの信号IGを受けると、後述する方法によって、電流センサー11から受けた直流電流Ibに基づいてシステムリレーSMR1,SMR3の溶着を判定する。そして、制御装置30は、システムリレーSRM1,SMR3の少なくとも1つが溶着していると判定したとき、警告ランプを点灯するための信号EMGを生成して警告ランプ40へ出力する。
また、制御装置30は、システムリレーSMR1,SMR3が溶着していないと判定したとき、コンデンサ12をプリチャージするようにシステムリレーSMR1,SMR3を制御する。
さらに、制御装置30は、コンデンサ12のプリチャージ完了後、電圧Vm、トルク指令値TRおよびモータ電流MCRTに基づいて信号PWMを生成し、その生成した信号PWMをインバータ20のNPNトランジスタQ1〜Q6へ出力する。
より具体的には、制御装置30は、電圧Vm、トルク指令値TRおよびモータ電流MCRTに基づいて、交流モータM1の各相のコイルに印加する電圧を演算し、その演算結果に基づいて、NPNトランジスタQ1〜Q6を実際にオン/オフする信号PWMを生成する。
警告ランプ40は、制御装置30からの信号EMGに応じて点灯する。
図2は、図1に示すシステムリレーSMR1,SMR3の溶着を判定する動作を説明するためのタイミングチャートである。図2を参照して、外部ECUからの信号IGがタイミングt1でLレベルからHレベルに切換えられてイグニッションキーがオンされると、制御装置30は、タイミングt2でHレベルの信号SE1のみを生成してシステムリレーSMR1へ出力し、タイミングt3でLレベルの信号SE1のみを生成してシステムリレーSMR1へ出力する。すなわち、制御装置30は、期間T1の間、システムリレーSMR1のみをオンする。
そして、制御装置30は、タイミングt2からタイミングt3までの期間T1において、電流センサー11からの直流電流Ibに基づいて、システムリレーSMR3が溶着しているか否かを判定する。システムリレーSMR1のみがタイミングt2でオンされた後、曲線k1で示すように基準値Istdを超えて急峻に上昇し、その後、減少するように変化する直流電流Ibが電流センサー11によって検出されたとき、制御装置30は、システムリレーSMR3が溶着していると判定する。また、この期間T1において、直線k2で示すように零の直流電流Ibが電流センサー11によって検出されたとき、制御装置30は、システムリレーSMR3は溶着していないと判定する。
その後、制御装置30は、タイミングt4でイグニッションキーからHレベルの信号STを受け、Hレベルの信号SE3のみを生成してシステムリレーSMR3へ出力する。すなわち、制御装置30は、タイミングt4でシステムリレーSMR3のみをオンする。なお、Hレベルの信号STは、イグニッションキーがスタート位置まで回転されたことを示す信号である。
そして、制御装置30は、タイミングt4以降の期間T2において、電流センサー11からの直流電流Ibに基づいて、システムリレーSMR1が溶着しているか否かを判定する。
システムリレーSMR3のみがタイミングt4でオンされた後、曲線k3で示すように基準値Istdを超えて急峻に上昇し、その後、減少するように変化する直流電流Ibが電流センサー11によって検出されたとき、制御装置30は、システムリレーSMR1が溶着していると判定する。また、この期間T2において、曲線k4で示すように零の直流電流Ibが電流センサー11によって検出されたとき、制御装置30は、システムリレーSMR1が溶着していないと判定する。
制御装置30は、上述した方法によってシステムリレーSMR1,SMR3が溶着していないと判定したとき、タイミングt5でHレベルの信号SE1を生成してシステムリレーSMR1へ出力する。これにより、直流電源10は、システムリレーSMR1および抵抗Rと、システムリレーSMR3とを介してコンデンサ12の両端に接続され、コンデンサ12のプリチャージを開始する。
タイミングt5以降、制御装置30は、電圧センサー13からの電圧Vmが所定のプリチャージ電圧Pchgに到達したか否かを判定し、電圧Vmがプリチャージ電圧Vchgに到達したとき、タイミングt6でHレベルの信号SE2を生成してシステムリレーSMR2へ出力し、タイミングt7でLレベルの信号SE1を生成してシステムリレーSE1へ出力する。
Hレベルの信号SE2がタイミングt6でシステムリレーSMR2へ出力されると、直流電源10は、システムリレーSMR2,SMR3を介してコンデンサ12に直流電流を供給するので、コンデンサ12のプリチャージは終了する。したがって、コンデンサ12は、タイミングt5からタイミングt6までの期間T3においてプリチャージされる。
期間T1において、曲線k1で示される直流電流Ibが電流センサー11によって検出されるとき、すなわち、システムリレーSMR3が溶着しているとき、コンデンサ12の両端の電圧Vmは、曲線k5によって示されるように徐々に上昇する。また、期間T2において、曲線k3で示される直流電流Ibが電流センサー11によって検出されるとき、すなわち、システムリレーSMR1が溶着しているとき、コンデンサ12の両端の電圧Vmは、曲線k6によって示されるように徐々に上昇する。したがって、コンデンサ12の両端の電圧Vmに基づいてシステムリレーSMR1,SMR3の溶着を判定するには長時間を要するが、この発明においては、上述したように、リレーSMR1,SMR3が溶着すれば急峻に上昇する直流電流Ibに基づいてシステムリレーSMR1,SMR3の溶着を判定するので、システムリレーSMR1,SMR3の溶着を迅速に判定できる。
なお、システムリレーSMR1,SMR3において溶着が発生していない場合、期間T1,T3において検出される電圧Vmは、直線k7,k8で示すように零である。
タイミングt5でコンデンサ12のプリチャージが開始されると、直流電流Ibは、曲線k9で示すように、急峻に上昇し、その後、徐々に減少する。そして、電圧Vmは、曲線k10で示すように、タイミングt5以降、徐々に上昇し、タイミングt6でプリチャージ電圧Vchgに到達する。
図3は、図1に示すシステムリレーSMR1,SMR3の溶着を判定する動作を説明するためのフローチャートである。図3を参照して、一連の動作が開始されると、タイミングt1でイグニッションキーIGがオンされる(ステップS10)。そして、制御装置30は、Hレベルの信号SE1を生成してシステムリレーSMR1へ出力し、システムリレーSMR1のみをオンする(ステップS20)。その後、制御装置30は、電流センサー11から直流電流Ibを受け、その受けた直流電流Ibが基準値Istd以上であるか否かを判定する(ステップS30)。
直流電流Ibが基準値Istd以上であるとき、制御装置30は、システムリレーSMR3が溶着していると判定する(ステップS40)。一方、ステップS30において、直流電流Ibが基準値Istdよりも小さいと判定されたとき、制御装置30は、システムリレーSMR1は正常である(溶着していない)と判定し、Lレベルの信号SE1を生成してシステムリレーSMR1へ出力し、システムリレーSMR1をオフする(ステップS50)。
その後、制御装置30は、Hレベルの信号SE3を生成してシステムリレーSMR3へ出力し、システムリレーSMR3のみをオンする(ステップS60)。そして、制御装置30は、電流センサー11から直流電流Ibを受け、その受けた直流電流Ibが基準値Istd以上であるか否かを判定し(ステップS70)、直流電流Ibが基準値Istd以上であるとき、システムリレーSMR1が溶着していると判定する(ステップS80)。
そうすると、制御装置30は、ステップS40またはステップS80の後、信号EMGを生成して警告ランプ40へ出力し、警告ランプ40は、警告ランプを点灯する(ステップS90)。
一方、ステップS70において、直流電流Ibが基準値Istdよりも小さいと判定されたとき、制御装置30は、システムリレーSMR1およびSMR3が正常である(溶着していない)と判定する(ステップS100)。そして、ステップS90またはステップS100の後、一連の動作は終了する。
このように、システムリレーSMR1,SMR3を独自にオン/オフしてシステムリレーSMR1およびSMR3の溶着が直流電源10から流れ出る直流電流Ibに基づいてモータ駆動装置100の起動時に判定される。
そして、システムリレーSMR1,SMR3の溶着は、直流電源10から流れ出る直流電流Ibに基づいて判定されるので、システムリレーSMR1,SMR3の溶着を迅速に判定できる。
上述したシステムリレーSMR1,SMR3の溶着判定においては、システムリレーSMR3のみをオンしたときに、基準値Istd以上の直流電流Ibが検出されるとシステムリレーSMR1が溶着していると判定する。すなわち、システムリレーSMR2が溶着していると判定しない。これは、次の理由による。
モータ駆動装置100の通常動作においては、イグニッションキーからLレベルの信号IGを受け、システムリレーSMR2,SMR3をオフした後(この状態においては、システムリレーSMR1〜SMR3は全てオフ制御されている。)に交流モータM1に電流が流れないことを確認することによってシステムリレーSMR2が溶着していないことを検出している。そして、システムリレーSMR2が溶着していないことが検出されると、モータ駆動装置100が次回に起動されるまで、システムリレーSMR2はオンされない。したがって、モータ駆動装置100の起動時には、システムリレーSMR2が溶着していないことが確認されているので、システムリレーSMR1またはSMR3のみをオンしたときに基準値Istd以上の直流電流Ibが検出されると、システムリレーSMR3またはSMR1が溶着していると判定することにしたものである。
よって、図2および図3に示すシステムリレーSMR1,SMR3の溶着を判定する方法は、システムリレーSMR2が溶着していないことを前提とした溶着判定方法である。
なお、制御装置30によるシステムリレーSMR1,SMR3の溶着判定は、実際には、CPU(Central Processing Unit)によって実行され、CPUは、図3に示す各ステップを備えるプログラムをROM(Read Only Memory)から読出し、図3に示す各ステップを実行してシステムリレーSMR1,SMR3の溶着を判定する。
したがって、ROMは、システムリレーSMR1,SMR3の溶着を判定する制御をコンピュータ(CPU)に実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ(CPU)読取り可能な記録媒体に相当する。
また、図3に示す各ステップに従ってシステムリレーSMR1,SMR3の溶着を判定する方法は、この発明による「溶着判定方法」を構成する。
再び、図1を参照して、モータ駆動装置100の全体動作について説明する。制御装置30は、イグニッションキーからHレベルの信号IGを受けると、上述した方法によってシステムリレーSMR1,SMR3の溶着を判定する。そして、制御装置30は、システムリレーSMR1,SMR3の少なくとも1つが溶着しているとき、信号EMGを生成して警告ランプ40へ出力する。警告ランプ40は、制御装置30からの信号EMGに応じて点灯する。この場合、モータ駆動装置100は起動されない。
システムリレーSMR1,SMR3が溶着していないとき、制御装置30は、Hレベルの信号SE1を生成してシステムリレーSMR1へ出力し、コンデンサ12をプリチャージする。
そして、制御装置30は、コンデンサ12の両端の電圧Vmがプリチャージ電圧Vchgに到達すると、Hレベルの信号SE2を生成してシステムリレーSMR2へ出力し、その後、Lレベルの信号SE1を生成してシステムリレーSMR1へ出力する。これにより、システムリレーSMR2がオンされた後に、システムリレーSMR1がオフされ、コンデンサ12への突入電流を防止して直流電源10からコンデンサ12へ直流電圧を供給できる。
そうすると、直流電源10は、システムリレーSMR2,SMR3を介して直流電圧をコンデンサ12に供給し、コンデンサ12は、直流電源10からの直流電圧を平滑化してインバータ20へ供給する。
その後、制御装置30は、トルク指令値TR、電圧Vmおよびモータ電流MCRTに基づいて、上述した方法によって信号PWMを生成してNPNトランジスタQ1〜Q6へ出力する。
そして、インバータ20は、コンデンサ12からの直流電圧を信号PWMに応じて交流電圧に変換して交流モータM1を駆動する。また、インバータ20は、モータ駆動装置100による交流モータM1の駆動中、信号PWMに応じて、交流モータM1が発電した交流電圧を直流電圧に変換して直流電源10を充電する。
その後、制御装置30は、イグニッションキーからLレベルの信号IGを受けると、Lレベルの信号SE2およびSE3を生成してそれぞれシステムリレーSMR2,SMR3へ出力し、システムリレーSMR2,SMR3をオフする。そして、交流モータM1にモータ電流MCRTが流れていないことを確認し、システムリレーSMR2が溶着していないことを検出する。これにより、モータ駆動装置100の全体動作が終了する。
このように、システムリレーSMR1またはSMR3のみをオン/オフし、直流電源10から流れ出る直流電流Ibに基づいてシステムリレーSMR1およびSMR3の溶着が判定されるので、モータ駆動装置100の起動時にシステムリレーSMR1およびSMR3の溶着を迅速に判定できる。
図4は、図1に示すシステムリレーSMR1〜SMR3の溶着を判定する動作を説明するための他のタイミングチャートである。図4を参照して、上述したように、期間T2においては、システムリレーSMR3のみをオンしてシステムリレーSMR1の溶着が判定される。
しかし、システムリレーSMR3のみをオンした場合に、直流電流Ibが基準値Istd以上になる要因としては、システムリレーSMR1が溶着していることと、システムリレーSMR2が溶着していることとが想定される。
図2および図3に示すシステムリレーSMR1,SMR3の溶着を判定する方法は、システムリレーSMR2が溶着していないことを前提としたが、図4に示す溶着判定方法は、システムリレーSMR2が溶着していないことを前提としない溶着判定方法である。
タイミングt4においてシステムリレーSMR3のみがオンされたとき、システムリレーSMR2が溶着していると、コンデンサ12の両端の電圧Vmは、曲線k11で示すように変化する。すなわち、電圧Vmは、タイミングt4以降、急峻に上昇し、その後、一定値を保持するように変化する。システムリレーSMR2が溶着している場合、直流電源10は、システムリレーSMR2,SMR3を介してコンデンサ12に直流電圧を供給するので、電圧Vmは、急峻に上昇し、その後、一定値を保持することになる。
一方、システムリレーSMR1が溶着していた場合、電圧Vmは、曲線k6で示すように徐々に上昇する。
したがって、曲線k6で示される電圧Vmの値と、曲線k11で示される電圧Vmの値との間に基準値Vstdを設定し、電圧Vmが基準値Vstd以上であるか否かを判定することによって、システムリレーSMR2が溶着しているか否かを判定できる。
そこで、制御装置30は、タイミングt4以降、電流センサー11からの直流電流Ibが基準値Istd以上であるか否かを判定することによってシステムリレーSMR1が溶着しているか否かを判定し、電圧センサー13からの電圧Vmが基準値Vstd以上であるか否かを判定することによってシステムリレーSMR2が溶着しているか否かを判定する。
したがって、制御装置30は、電圧Vmが基準値Vstd以上であることのみを検出したときは、システムリレーSMR2のみが溶着していると判定し、直流電流Ibが基準値Istd以上であることのみを検出したときは、システムリレーSMR1のみが溶着していると判定し、電圧Vmが基準値Vstd以上であり、かつ、直流電流Ibが基準値Istd以上であることを検出したときはシステムリレーSMR1およびSMR2が溶着していると判定し、電圧Vmが基準値Vstdよりも小さく、かつ、直流電流Ibが基準値Istdよりも小さいことを検出したときはシステムリレーSMR1およびSMR2が溶着していないと判定する。
そして、制御装置30は、システムリレーSMR1〜SMR3の全てが溶着していないとき、期間T3においてコンデンサ12をプリチャージするようにシステムリレーSMR1〜SMR3を制御し、システムリレーSMR1〜SMR3の少なくとも1つのシステムリレーが溶着しているとき、信号EMGを生成して警告ランプ40へ出力する。この場合、コンデンサ12のプリチャージは行なわれない。
その他は、図2において説明したとおりである。
図5は、図1に示すシステムリレーSMR1〜SMR3の溶着を判定する動作を説明するための他のフローチャートである。図5に示すフローチャートは、図3に示すフローチャートのステップS80を削除し、ステップS71〜S75を追加し、ステップS100をステップS100Aに代えたものであり、その他は、図3に示すフローチャートと同じである。
図5を参照して、ステップS70において、直流電流Ibが基準値Istd以上であると判定されたとき、制御装置30は、電圧センサー13からの電圧Vmが基準値Vstd以上であるか否かをさらに判定する(ステップS71)。そして、電圧Vmが基準値Vstd以上であるとき、制御装置30は、システムリレーSMR1およびSMR2が溶着していると判定し(ステップS72)、電圧Vmが基準値Vstdよりも小さいとき、制御装置30は、システムリレーSMR1が溶着していると判定する(ステップS73)。
一方、ステップS70において、直流電流Ibが基準値Istdよりも小さいと判定されたときも、制御装置30は、電圧センサー13からの電圧Vmが基準値Vstd以上であるか否かをさらに判定する(ステップS74)。そして、電圧Vmが基準値Vstd以上であるとき、制御装置30は、システムリレーSMR2が溶着していると判定し(ステップS75)、電圧Vmが基準値Vstdよりも小さいとき、制御装置30は、システムリレーSMR1〜SMR3の全てが正常である(溶着していない)と判定する(ステップS100A)。
ステップS40、S72,S73,S75のいずれかの後、制御装置30は、信号EMGを生成して警告ランプ40へ出力し、警告ランプ40は、点灯する(ステップS90)。そして、ステップS90またはステップS100Aの後、一連の動作は終了する。
このように、制御装置30は、直流電源10から流れ出る直流電流Ibおよびコンデンサ12の両端の電圧Vmに基づいて、システムリレーSMR1〜SMR3の全てについて、溶着しているか否かを判定する。
システムリレーSMR2が溶着している場合、電圧Vmは、急峻に上昇するので、モータ駆動装置100の起動時に迅速にシステムリレーSMR2の溶着を判定できる。
なお、制御装置30によるシステムリレーSMR1〜SMR3の溶着判定は、実際には、CPUによって実行され、CPUは、図5に示す各ステップを備えるプログラムをROMから読出し、図5に示す各ステップを実行してシステムリレーSMR1〜SMR3の溶着を判定する。
したがって、ROMは、システムリレーSMR1〜SMR3の溶着を判定する制御をコンピュータ(CPU)に実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ(CPU)読取り可能な記録媒体に相当する。
また、図5に示す各ステップに従ってシステムリレーSMR1〜SMR3の溶着を判定する方法は、この発明による「溶着判定方法」を構成する。
図5に示すフローチャートに従ってシステムリレーSMR1〜SMR3の溶着が判定され、システムリレーSMR1〜SMR3の全てが溶着していないとき、上述したように、交流モータM1の駆動動作が行なわれる。したがって、図5に示す溶着判定方法を用いた場合の図1に示すモータ駆動装置100の全体動作は、図3に示す溶着判定方法を図5に示す溶着判定方法に代えたものであり、その他は、上述したとおりである。
上述したように、この発明においては、システムリレーSMR1またはシステムリレーSMR3のみを独立にオンしたときに、基準値Istd以上の直流電流Ibが検出されるか否かにより、システムリレーSMR1,SMR3が溶着しているか否かを判定する。
また、この発明においては、システムリレーSMR1またはシステムリレーSMR3のみを独立にオンしたときに、基準値Istd以上の直流電流Ibが検出されるか否かにより、システムリレーSMR1,SMR3が溶着しているか否かを判定し、基準値Vstd以上の電圧Vmが検出されるか否かにより、システムリレーSMR2が溶着しているか否かを判定する。
そして、システムリレーSMR1またはSMR3が溶着しているときの直流電流Ib、およびシステムリレーSMR2が溶着しているときの電圧Vmは、急峻に上昇するので、システムリレーSMR1〜SMR3の溶着を迅速に判定できる。
また、直流電流Ibに基づいて、システムリレーSMR1,SMR3の溶着を判定するので、コンデンサ12の容量および抵抗Rの値に無関係に迅速にシステムリレーSMR1,SMR3の溶着を判定できる。
さらに、電圧Vmに基づいて、システムリレーSMR2の溶着を判定するが、システムリレーSMR2が溶着している場合は、直流電源10は、抵抗Rを介さずに直流電流をコンデンサ12に供給するので、電圧Vmは、上述したように急峻に上昇する。したがって、電圧Vmを用いてシステムリレーSMR2の溶着を判定する場合にも、コンデンサ12の容量および抵抗Rの値に無関係に迅速にシステムリレーSMR2の溶着を判定できる。
さらに、モータ駆動装置100がシステムリレーSMR1〜SMR3とコンデンサ12との間に昇圧コンバータを備えている場合にも、上述した図3または図5に示すフローチャートに従ってシステムリレーSMR1〜SMR3の溶着を迅速に判定できる。昇圧コンバータは、インバータ20を構成する1つのアーム、たとえば、U相アーム21からなるチョッパ回路と、リアクトルとからなり、チョッパ回路は、コンデンサ12に並列に接続され、リアクトルは、一方端がチョッパ回路を構成するNPNトランジスタQ1とNPNトランジスタQ2との間に接続され、他方端がシステムリレーSMR2および抵抗Rに接続される。
そうすると、モータ駆動装置100が昇圧コンバータを備える場合でも、チョッパ回路のダイオードD1を介して直流電源10からコンデンサ12側へ直流電流Ibが供給されるので、上述した図3または図5に示すフローチャートに従ってシステムリレーSMR1〜SMR3の溶着を迅速に判定できる。
なお、この発明においては、システムリレーSMR1〜SMR3、電流センサー11、コンデンサ12、電圧センサー13および制御装置30は、この発明による「電源制御装置」を構成する。
また、システムリレーSMR1〜SMR3の溶着を判定する制御装置30は、「判定手段」を構成する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、起動時に迅速にリレーの溶着を判定可能な電源制御装置に適用される。また、この発明は、起動時に迅速にリレーの溶着を判定可能な溶着判定方法に適用される。
この発明の実施の形態による電源制御装置を備えるモータ駆動装置の概略ブロック図である。 図1に示すシステムリレーSMR1,SMR3の溶着を判定する動作を説明するためのタイミングチャートである。 図1に示すシステムリレーSMR1,SMR3の溶着を判定する動作を説明するためのフローチャートである。 図1に示すシステムリレーSMR1〜SMR3の溶着を判定する動作を説明するための他のタイミングチャートである。 図1に示すシステムリレーSMR1〜SMR3の溶着を判定する動作を説明するための他のフローチャートである。
符号の説明
10 直流電源、11,24 電流センサー、12 コンデンサ、13 電圧センサー、20 インバータ、21 U相アーム、22 V相アーム、23 W相アーム、30 制御装置、40 警告ランプ、100 モータ駆動装置、SMR1〜SMR3 システムリレー、R 抵抗、Q1〜Q6 NPNトランジスタ、D1〜D6 ダイオード、M1 交流モータ。

Claims (12)

  1. 直流電源の正極に直列接続された第1のリレーおよび抵抗と、
    前記直流電源の正極に、前記直列に接続された第1のリレーおよび抵抗と並列に接続された第2のリレーと、
    前記直流電源の負極に接続された第3のリレーと、
    前記直流電源から流れ出る直流電流を検出する電流センサーと、
    前記電流センサーによって検出された直流電流に基づいて前記第1および第3のリレーの溶着を判定する判定手段とを備える電源制御装置。
  2. 前記判定手段は、前記第3のリレーのみをオンしたときに基準値以上の直流電流が前記電流センサーによって検出されると、前記第1のリレーが溶着していると判定する、請求項1に記載の電源制御装置。
  3. 前記判定手段は、前記第1のリレーのみをオンしたときに基準値以上の直流電流が前記電流センサーによって検出されると、前記第3のリレーが溶着していると判定する、請求項1に記載の電源制御装置。
  4. 前記判定手段は、前記第3のリレーのみをオンしたときに基準値以上の直流電流が前記電流センサーによって検出されると前記第1のリレーが溶着していると判定し、前記第1のリレーのみをオンしたときに前記基準値以上の直流電流が前記電流センサーによって検出されると前記第3のリレーが溶着していると判定する、請求項1に記載の電源制御装置。
  5. 一方端子が前記直列接続された第1のリレーおよび抵抗と前記第2のリレーとを介して前記直流電源の正極側に接続され、他方端子が前記第3のリレーを介して前記直流電源の負極側に接続された容量素子と、
    前記容量素子の両端の電圧を検出する電圧センサーとをさらに備え、
    前記判定手段は、前記電圧センサーによって検出された電圧に基づいて前記第2のリレーの溶着をさらに判定する、請求項1に記載の電源制御装置。
  6. 前記判定手段は、前記第3のリレーのみをオンしたときに、第1の基準値以上の直流電流のみが前記電流センサーによって検出されると前記第1のリレーが溶着していると判定し、第2の基準値以上の電圧のみが前記電圧センサーによって検出されると前記第2のリレーが溶着していると判定する、請求項5に記載の電源制御装置。
  7. 前記判定手段は、前記第3のリレーのみをオンしたときに、第1の基準値以上の直流電流が前記電流センサーによって検出され、かつ、第2の基準値以上の電圧が前記電圧センサーによって検出されると、前記第1および第2のリレーが溶着していると判定する、請求項5に記載の電源制御装置。
  8. 前記判定手段は、前記第1のリレーのみをオンしたときに第1の基準値以上の直流電流が前記電流センサーによって検出されると前記第3のリレーが溶着していると判定する、請求項5に記載の電源制御装置。
  9. 前記判定手段は、前記第3のリレーのみをオンしたときに第1の基準値以上の直流電流のみが前記電流センサーによって検出されると前記第1のリレーが溶着していると判定し、前記第3のリレーのみをオンしたときに第2の基準値以上の電圧のみが前記電圧センサーによって検出されると前記第2のリレーが溶着していると判定し、前記第1のリレーのみをオンしたときに前記第1の基準値以上の直流電流が前記電流センサーによって検出されると前記第3のリレーが溶着していると判定する、請求項5に記載の電源制御装置。
  10. 電源制御装置におけるリレーの溶着を判定する溶着判定方法であって、
    前記電源制御装置は、
    直流電源の正極に直列接続された第1のリレーおよび抵抗と、
    前記直流電源の正極に、前記直列に接続された第1のリレーおよび抵抗と並列に接続された第2のリレーと、
    前記直流電源の負極に接続された第3のリレーと、
    前記直流電源から流れ出る直流電流を検出する電流センサーとを備え、
    前記溶着判定方法は、
    前記第3のリレーのみがオンされたときに第1の基準値以上の第1の直流電流が前記電流センサーによって検出されると前記第1のリレーが溶着していると判定する第1のステップと、
    前記第1のリレーのみがオンされたときに前記第1の基準値以上の第2の直流電流が前記電流センサーによって検出されると前記第3のリレーが溶着していると判定する第2のステップとを含む溶着判定方法。
  11. 前記電源制御装置は、
    一方端子が前記直列接続された第1のリレーおよび抵抗と前記第2のリレーとを介して前記直流電源の正極側に接続され、他方端子が前記第3のリレーを介して前記直流電源の負極側に接続された容量素子と、
    前記容量素子の両端の電圧を検出する電圧センサーとをさらに備え、
    前記溶着判定方法は、
    前記第3のリレーのみがオンされたときに第2の基準値以上の電圧が前記電圧センサーによって検出されると前記第2のリレーが溶着していると判定する第3のステップをさらに含む、請求項10に記載の溶着判定方法。
  12. 前記第3のリレーのみがオンされたときに、前記第1の基準値以上の前記第1の直流電流が前記電流センサーによって検出され、かつ、前記第2の基準値以上の前記電圧が前記電圧センサーによって検出されると前記第1および第2のリレーが溶着していると判定する第4のステップをさらに含む、請求項11に記載の溶着判定方法。
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