JP2005275709A - 火災検知システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 多数の炎検知器を用いなくても速やかに火災発生を検知でき、しかも誤作動の少ない火災検知システムを提供する。
【解決手段】 防護領域内に配置された複数の炎検知器と、この複数の炎検知器と接続された火災受信機とからなり、複数の炎検知器A〜Dは、お互いに隣接の炎検知器A〜Dが検知信号を発したかどうかを監視する検知信号監視部32aと、検知信号監視部32aにより検知信号が確認されたとき、一報目の検知信号と判断して検知感度を高感度に切り換える感度切換部32bとを備え、火災受信機10は、一報目の検知信号が入力されたときに、検知感度が高感度に切り換えられた炎検知器からの検知信号が入力されたかどうかを判定し、その検知信号を確認したときは、二報目の検知信号と判断して火災発生を報知する火災判定部12aを備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば水素スタンドに設置される紫外線式炎検知器の誤作動を低減する火災検知システムに関するものである。
この種の従来技術として建築物の延焼防止装置がある。この延焼防止装置は、2台の炎検知装置を一組として建築物の外周部に所定間隔離間して配置し、一組の炎検知装置が共に火災による紫外線を検知したときに火災発生と判断している(例えば、特許文献1参照)。
特許第3212741号(第3頁、図1)
前述した従来の延焼防止装置では、2台の炎検知装置が共に火災発生を検知しないと火災と判断しないため、それだけ火災検知に時間がかかり、また、防護領域である建築物を2台の炎検知装置を一組として監視しているので、多数の炎検知装置が必要になっていた。
本発明は、かかる課題を解決するためになされたもので、多数の炎検知器を用いなくても速やかに火災発生を検知でき、しかも誤作動の少ない火災検知システムを提供することを目的とする。
(1)本発明に係る火災検知システムは、防護領域近辺に設置された複数の火災感知器と、この複数の火災感知器と接続された火災受信機とからなり、異なる火災感知器から2つの検知信号を受信した時に火災と判断する火災検知システムにおいて、一報目の検知信号を低感度状態で検知し、二報目の検知信号を高感度状態で検知する。
(2)本発明に係る火災検知システムは、前記(1)において、複数の火災感知器は、隣接する火災感知器が検知信号を発したかどうかを監視する検知信号監視部と、検知信号監視部により検知信号が確認されたとき、一報目の検知信号と判断して検知感度を低感度から高感度に切り換える感度切換部とを備えたものである。
(3)本発明に係る火災検知システムは、前記(1)又は(2)の何れかにおいて、火災感知器は炎検知器であり、監視方向を切り換えるための監視方向切換機構部と、一報目の検知信号を受信したとき、隣接する炎検知器の監視エリアに監視方向が切り換わるように監視方向切換機構部を制御する監視方向制御部とを備えたものである。
(1)本発明においては、一報目の検知信号を低感度状態で検知し、二報目の検知信号を高感度状態で検知するので、火災判断に2以上の火災感知器の作動を必要とするシステムであっても、火災発生を誤ることなく速やかに検知することが可能になる。
(2)本発明においては、二報目の検知信号を高感度状態で検知する際には、一報目の検知信号を発した火災感知器の監視エリアに、隣接する火災感知器の監視方向を切り換えるようにしたので、従来技術のように2台の火災感知器の監視エリアを重複させる場合に比べ、火災感知器の設置個数を減らすことが可能になり、コストを抑えることができる。
本発明の火災検知システムは、近年、燃料電池の普及に伴って建設が進められている水素スタンドに適用したものであり、以下、水素スタンドを防護領域として防災を図るようにした実施の形態1、2を説明する。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る火災検知システムを示す構成図、図2は実施の形態1における火災受信機及び炎検知器の構成を示すブロック図である。
実施の形態1の火災検知システムは、図1に示すように、火災受信機10と、水素スタンドの防護領域近辺に配置された複数の炎検知器A,B,C,D…とからなっている。この複数の炎検知器A,B,C,D…は、防護領域をカバーするようにそれぞれ監視エリアが設定され、例えば2個を一組として相互に信号線21で接続され、幹線の信号線20を介して火災受信機10と接続されている。なお、通常の監視状態においては、それぞれの炎検知器A,B,C,D…の監視エリアは重複してなく、1台の炎検知器が作動すると、その作動した炎検知器と隣接する炎検知器の監視エリアが重複するようになっている。
前記の火災受信機10は、図2に示すように、送受信部11と、火災判定部12a及び復旧設定部12bを有する制御部12と、タイマ13と、自動/手動切換スイッチや復旧スイッチ等が設けられた操作部14と、火災発生時に音声やベル等で警報を報知する警報部15と、メモリ16とを備えている。このメモリ16には、自己の識別番号、各炎検知器A,B,C,D…の識別番号等がデータとして格納されている。このうち、炎検知器A,B,C,D…の識別番号に関しては、2個一組(AとB、CとD)としてそれぞれの識別番号が相互に関連付けられて格納されている。制御部12は、復旧スイッチが操作されたときはその警報を停止し、自動/手動切換スイッチの切り換えにより手動が設定されたときは手動モードに入るようになっている。
前述した火災判定部12aは、炎検知器A,B,C,D…から発せられた一報目の検知信号が入力されると、警報部15を通じてプレアラームを行い、かつ、その炎検知器と組になっている隣接の炎検知器からの検知信号が二報目として入力されたかどうかを判定する。二報目の検知信号が隣接の炎検知器から発せられたものかどうかの判定は、例えば、入力された一報目の検知信号から識別番号を抽出しておき、二報目の検知信号が入力されたときに、抽出した識別番号をキーとして、メモリ16に格納されているその識別番号と関連付けられたもう一つの識別番号から判別している。二報目の検知信号が一報目を発した炎検知器に隣接する炎検知器からと確認したときは火災発生と判断し、警報部15を通じて警報を報知する。復旧設定部12bは、一報目の検知信号が入力されたときにタイマ13を作動させて時間の測定を開始し、測定時間が所定時間経過しても二報目の検知信号が入力されなかったときは、一報目の検知信号を発した炎検知器に隣接する炎検知器に復旧指示信号を出力する。この復旧指示信号は、後述するが検知感度と監視エリアの復旧指示である。
複数の炎検知器A,B,C,D…は、送受信部31と、検知信号監視部32a、感度切換部32b及び監視方向制御部32cを有する制御部32と、予め検知感度が低く設定されており、炎から発生する紫外線量をその検知感度に基づいて検知する炎検知部33と、メモリ34と、図示せぬモータを有し、このモータを駆動して監視方向を変える監視方向切換機構部35とを備えている。前記のメモリ34には、例えば、自己の識別番号、火災受信機10及び隣接の炎検知器の各識別番号、炎の発生の有無を判別するための紫外線量の閾値と、監視エリアの方向及び角度、炎検知部33の検知感度を設定する低感度設定値、高感度設定値等がデータとして格納されている。制御部32は、炎検知部33により検知された紫外線量がメモリ34に格納されている閾値以上のとき、例えば、火災受信機10及び隣接の炎検知器の各識別番号、自己の識別番号、紫外線検知等の情報を有する検知信号を生成し、一報目の検知信号として送受信部31から出力する。なお、二報目の検知信号には、火災受信機10の識別番号、自己の識別番号、紫外線検知等の情報が含まれている。
前記の検知信号監視部32aは、お互いに隣接の炎検知器A,B(炎検知器C,D)が検知信号を発したかどうかを監視し、例えば、炎検知器Aの制御部32が検知信号を発した場合、炎検知器Bの検知信号監視部32aがその検知信号に添付された識別番号を読み込んで、メモリ34に格納されている自己の識別番号と比較し、識別番号が同一のときは自己への発信と判断してその旨を感度切換部32bに通知する。感度切換部32bは、検知信号監視部32aにより検知信号が確認されたとき、一報目の検知信号と判断してメモリ34に格納されている高感度設定値を読み込んで炎検知部33に設定し、検知感度を低感度から高感度に切り換える。また、火災受信機10からの復旧指示信号の入力を検知したときは、メモリ34から低感度設定値を読み込んで炎検知部33に設定し、検知感度を高感度から低感度に復旧させる。
監視方向制御部32cは、感度切換部32bにより炎検知部33が高感度に切り換えられたとき、検知信号を発した隣接の炎検知器の監視エリアに監視方向が切り換わるように監視方向切換機構部35を制御する。例えば、炎検知器Bが検知信号を発すると、炎検知器Aの感度切換部32bが炎検知部33の検知感度を低感度から高感度に切り換え、炎検知器Aの監視方向制御部32cが、図1に示す破線のように、検知信号を発した隣接の炎検知器Bの監視エリアに監視方向が切り換わるように監視方向切換機構部35を制御する。また、火災受信機10からの復旧指示信号の入力を検知したときは、自己の監視エリアに復旧するように監視方向切換機構部35を制御する。
前記のように構成された実施の形態1の火災検知システムにおいては、水素スタンドの防護領域近辺に配置された複数の炎検知器A,B,C,D…は、それぞれの炎検知部33を通して自己の監視エリアをそれぞれ監視し、かつ、お互いに隣接の炎検知器A−B,C−Dから検知信号が発せられたかどうかを監視している。この状態において、炎検知器Bの監視エリアで火災が発生し、例えば炎検知器Bの炎検知部33が火災の炎の紫外線を検知すると、その制御部32は、炎検知部33によって検知された紫外線量がメモリ34に格納されている閾値以上かどうかを判別し、紫外線量が閾値以上のときは検知信号を発して、隣接の炎検知器A及び火災受信機10に入力させる。この時、火災受信機10の火災判定部12aは、警報部15を通じてプレアラームを行い、炎検知器Aから検知信号が発せられたかどうかの監視に入り、復旧設定部12bは、タイマ13を作動させて時間の測定を開始する。
一方、炎検知器Aの検知信号監視部32aは、炎検知器Bからの検知信号を確認したとき、一報目の検知信号と判断してその旨を感度切換部32bに通知し、その感度切換部32bは、メモリ34から高感度設定値を読み込んで炎検知部33に設定し、検知感度を低感度から高感度に切り換える。この時、監視方向制御部32cは、メモリ34に格納された監視エリアの方向及び角度の各データに基づいて監視方向切換機構部35を制御し、検知信号を発した隣接の炎検知器Bの監視エリアに自己の炎検知器Aの監視方向が切り換わるようにする。炎検知器A側の検知感度を高感度に切り換えるのは、火災の発生した炎検知器Bの監視するエリアが自己の監視エリアと比べ距離が長くなるからである。この監視エリアの切り換えにより、炎検知器Aの炎検知部33が炎検知器Bの監視エリア上の紫外線を検知すると、炎検知器Aの制御部32は、炎検知部33によって検知された紫外線量がメモリ34の閾値以上かどうかを判別し、紫外線量が閾値以上のときは検知信号を発して火災受信機10に二報目の検知信号として入力させる。この時、火災受信機10の火災判定部12aは、炎検知器Bの監視エリア上で火災が発生していると判断し、警報部15を通じて警報を報知し、復旧設定部12bは、二報目の検知信号が入力されたためタイマ13を停止して、復旧指示信号を出力するか否かの判別を終了する。なお、監視エリアの切り換えにより、火災時の炎は、炎検知器Bからは正面方向、炎検知器Aからは側面方向というように異なる方向から火災が検知されるので、正確に火災判断を行うことができる。
また、火災受信機10の復旧設定部12bは、時間の測定を開始してから所定時間経過しても炎検知器Aからの検知信号が二報目として入力されなかったときは、一報目の検知信号を発した炎検知器Bに隣接する炎検知器Aに復旧指示信号を出力する。この炎検知器Aに復旧指示信号が入力されると、炎検知器Aの監視方向制御部32cは、炎検知器Bの監視エリアに向いている監視方向が自己の監視エリアに復旧するように監視方向切換機構部35を制御し、感度切換部32bは、メモリ34から低感度設定値を読み込んで炎検知部33に設定し、検知感度を高感度から低感度に復旧させる。
以上のように実施の形態1によれば、複数の炎検知器A,B,C,D…のうち一つの炎検知器が検知信号を発すると、その炎検知器に隣接する炎検知器が検知感度を高感度に切り換えるので、火災判断に2以上の炎検知器の作動を必要とするシステムであっても火災発生を誤ることなく速やかに検知することが可能になる。また、検知感度を低感度から高感度に切り換えた際、一報目の検知信号を発した炎検知器の監視エリアに監視方向が切り換わるようにしたので、従来技術のように2台の炎検知器の監視エリアを重複させる場合に比べ、炎検知器の設置個数を減らすことが可能になり、コストを抑えることができる。
さらに、一報目の検知信号が入力されてから所定時間経過しても二報目の検知信号が入力されなかったときは、監視方向と検知感度を高感度にそれぞれ切り換えた炎検知器を自動的に元の状態に復旧させるようにしたので、一報目の検知信号が誤報の場合には、自動で初期の状態に復旧させることができる。
実施の形態2.
図3は本発明の実施の形態2に係る火災検知システムの火災受信機及び炎検知器のブロック構成図である。
実施の形態2の火災検知システムは、図中に示すように、火災受信機40と、水素スタンドの防護領域近辺に配置された複数の炎検知器A1,B1,C1,D1…とからなっている。この複数の炎検知器A1,B1,C1,D1…は、前述したように、防護領域をカバーするようにそれぞれ監視エリアが設定され、2個を一組として相互に信号線50を介して火災受信機40と接続されている。
火災受信機40は、送受信部41と、監視方向設定部42a、火災判定部42b及び復旧設定部42cを有する制御部42と、メモリ43と、火災発生時に音声やベル等で警報を報知する警報部44と、自動/手動切換スイッチや復旧スイッチ等が設けられた操作部45と、タイマ46とを備えている。前記のメモリ43には、自己の識別番号、各炎検知器A1,B1,C1,D1…の識別番号、第1及び第2の閾値(第1の閾値(低感度用)>第2の閾値(高感度用))等がデータとして格納されている。このうち、炎検知器A1,B1の識別番号が相互に関連付けられて格納されており、また、炎検知器C1,D1の識別番号が相互に関連付けられて格納されている。制御部42は、各炎検知器A1,B1,C1,D1…に対し一定の順位で定期的にアクセスして、検知信号の入力を要求するようになっており、また、復旧スイッチが操作されたときは警報部44の動作を停止し、自動/手動切換スイッチの切り換えにより手動が設定されたときは手動モードに入るようになっている。
監視方向設定部42aは、制御部42の要求により炎検知器A1,B1,C1,D1…から順次に発せられた検知信号が入力される毎に、その検知信号に添付されている紫外線量(後述する)とメモリ43に格納されている第1の閾値とを比較し、その検知信号の紫外線量が第1の閾値以上のとき、一報目の検知信号としてその検知信号を発した例えば炎検知器B1の監視エリアに監視方向が切り換わるように炎検知器B1に隣接する炎検知器A1の監視方向制御部62bに切換指示信号を出力する。このの切換指示信号には、送信先の炎検知器A1の識別番号、自己の識別番号、切換命令等の情報が含まれている。監視方向を切り換えさせる炎検知器は、一報目の検知信号に添付されている炎検知器の識別番号をキーとして、メモリ43に格納されているその識別番号と関連付けられたもう一つの識別番号から判断しており、この識別番号を火災判定部42bに通知する。また、監視方向設定部42aは、一報目の検知信号を確認したとき、その旨を復旧設定部42cに通知し、かつ警報部44を通じてプレアラームを行うようになっている。
火災判定部42bは、制御部42の要求によって監視方向を切り換えた炎検知器からの検知信号が入力されたとき、その検知信号に添付されている紫外線量と予め設定された第2の閾値とを比較し、その検知信号の紫外線量が第2の閾値以上のとき二報目の検知信号と判断して警報部44から火災発生を報知させる。監視方向を切り換えた炎検知器からの検知信号かどうかの判断は、その検知信号に添付されている識別番号と監視方向設定部42aから受け取った識別番号とを比較して行っている。また、火災判定部42bは、二報目の検知信号を確認したときにその旨を復旧設定部42cに通知するようになっている。復旧設定部42cは、一報目の検知信号が入力されたときにタイマ46を作動させて時間の測定を開始し、測定時間が所定時間経過しても二報目の検知信号が入力されなかったときは、一報目の検知信号を発した炎検知器に隣接する炎検知器に復旧指示信号を出力する。この復旧指示信号は、監視エリアの復旧指示である。
複数の炎検知器A1,B1,C1,D1…は、送受信部61と、監視方向制御部62aを有する制御部62と、炎から発生する紫外線量を検知する炎検知部63と、メモリ64と、図示せぬモータを有し、このモータを駆動して監視方向を変える監視方向切換機構部65とを備えている。前記のメモリ64には、例えば、自己の識別番号、火災受信機40の識別番号、監視エリアの方向及び角度等がデータとして格納されている。
制御部62は、火災受信機40側からの要求を受ける毎に、例えば火災受信機40の識別番号、自己の識別番号、炎検知部63により検知された紫外線量等を有する検知信号を生成し、送受信部61から出力する。監視方向制御部62aは、火災受信機40側からの切換指示信号が入力されたとき、メモリ64に格納された監視エリアの方向及び角度に基づいて隣接する炎検知器の監視エリアに監視方向が切り換わるように監視方向切換機構部65を制御する。また、火災受信機40側からの復旧指示信号の入力を検知したときは、自己の監視エリアに復旧するように監視方向切換機構部65を制御する。
前記のように構成された実施の形態2の火災検知システムにおいては、火災受信機40の制御部42は、水素スタンドの防護領域に配置された複数の炎検知器A1,B1,C1,D1…の制御部62に対し、一定の順位で定期的にアクセスして検知信号の入力を要求し、一方、各炎検知器A1,B1,C1,D1…の制御部62は、その要求を受ける毎に、送信先の火災受信機40の識別番号、自己の識別番号、炎検知部63により検知された紫外線量等の情報を有する検知信号を生成し、送受信部61から火災受信機40へ出力する。この状態において、火災受信機40の送受信部41に検知信号が入力されると、監視方向設定部42aは、その検知信号に添付されている紫外線量とメモリ43に格納されている第1の閾値とを比較する。そして、その検知信号の紫外線量が第1の閾値以上のときは、一報目の検知信号としてその検知信号を発した例えば炎検知器B1の監視エリアに監視方向が切り換わるように炎検知器B1に隣接する炎検知器A1に切換指示信号を出力し、その旨を復旧設定部42cに通知し、警報部44を通じてプレアラームを行う。この時、復旧設定部42cは、タイマ46を作動させて時間の測定を開始する。
一方、炎検知器A1の送受信部61に切換指示信号が入力すると、監視方向制御部62aは、メモリ64に格納された監視エリアの方向及び角度に基づいて隣接する炎検知器B1の監視エリアに監視方向が切り換わるように監視方向切換機構部65を制御する。監視方向の切換後に火災受信機40側からの要求を受けると、炎検知器A1の制御部62は、炎検知部63により検知された炎検知器B1側の監視エリア上の紫外線量を取り込んで、前記と同様に送信先の火災受信機40の識別番号、自己の識別番号、紫外線量等の情報を有する検知信号を生成し、送受信部61から火災受信機40へ出力する。
この時、火災受信機40の火災判定部42bが、炎検知器A1からの検知信号を読み込んで、その検知信号に添付されている紫外線量と予め設定された第2の閾値とを比較し、その検知信号の紫外線量が第2の閾値以上のときは、二報目の検知信号と判断して警報部44から火災発生を報知させると共に、その旨を復旧設定部42cに通知する。この時、復旧設定部42cは、二報目の検知信号が入力されたためタイマ46を停止して、復旧指示信号を出力するか否かの判別を終了する。また、この復旧設定部42cは、時間の測定を開始してから所定時間経過しても炎検知器A1からの検知信号が二報目として入力されなかったときは、一報目の検知信号を発した炎検知器B1に隣接する炎検知器A1に復旧指示信号を出力する。この炎検知器A1に復旧指示信号が入力されると、炎検知器A1の監視方向制御部62aは、炎検知器B1の監視エリアに向いている監視方向が自己の監視エリアに復旧するように監視方向切換機構部65を制御する。
以上のように実施の形態2によれば、火災受信機40側からの要求により入力された検知信号の紫外線量が第1の閾値以上のとき、一報目の検知信号としてその検知信号を発した炎検知器の監視エリアに、その炎検知器に隣接するもう一つの炎検知器の監視方向が切り換わるようにしたので、火災判断に2台以上の炎検知器のの作動を必要とするシステムであっても火災発生を誤ることなく速やかに検知することが可能になる。また、従来技術のように監視エリアを重複させる場合に比べ、炎検知器の設置個数を減らすことが可能になり、コストを抑えることができる。さらに、一報目の検知信号を第1の閾値で判別し、二報目の検知信号を第1の閾値より低い第2の閾値で判別するようにしているので、実施の形態1の炎検知器であった感度切換部が不要になり、回路構成を簡素化できる。
以上の実施形態1では、2つの炎検知器を一組として、一方の炎検知器が動作した時、低感度状態で検知した一報目の検知信号を出力し、他方の炎検知器が高感度に切り換わる。そして、他方の炎検知器が動作すると、高感度状態で検知した二報目の検知信号を出力し、火災受信機側でこれら2つの検知信号をそろって受信した時に、火災と判断した。
また実施形態2では、まず炎検知器のセンサ出力を受信機側で受信し、低感度状態で一報目の検知信号を判断し、その後、隣接する炎検知器のセンサ出力が高感度用に設定された閾値を越えたら、高感度状態による検知信号を受信したものと判断して、火災と判定していた。つまり、本発明は、異なる火災感知器から2つの検知信号を受信した時に火災と判断する火災検知システムにおいて、一報目の検知信号を低感度状態で検知し、二報目の検知信号を高感度状態で検知することを特徴とするものである。
以上のように本発明は、2つの炎検知器を一組として、一方の炎検知器が動作した後、他方の炎検知器が動作し、低感度の検知信号と高感度の検知信号とがそろった時に火災と判断する第1の発明と、2つの炎検知器を一組として、一方の炎検知器が動作した時、他方の炎検知器の監視方向を、その動作した一方の炎検知器の監視エリアに切り換えるという第2の発明とから構成されている。実施形態1,2では、これら2つの発明を両方含んだ実施形態で説明したが、これら第1の発明又は第2の発明のいずれか一方だけの実施例であってもよい。
また第1の発明と第2の発明両方をまとめて説明するために、実施形態1,2では、火災感知器を炎検知器を例に説明したが、第1の発明だけであれば、火災感知器には煙感知器や熱感知器などを使用してもよい。
また、実施形態1,2では、2個の炎検知器を一組として述べたが、これに限定されることはなく、3個以上の炎検知器を一組としてもよく、例えば1個の炎検知器が一報目の検知信号が発した時、その炎検知器の両側に配置された炎検知器がその中央の監視エリアに向くようにしてもよい。
本発明の実施の形態1に係る火災検知システムを示す構成図である。 実施の形態1における火災受信機及び炎検知器の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る火災検知システムの火災受信機及び炎検知器のブロック構成図である。
符号の説明
10 火災受信機、11 送受信部、12 制御部、12a 火災判定部、12b 復旧設定部、13 タイマ、14 操作部、15 警報部、16 メモリ、A〜D 炎検知器、31 送受信部、32 制御部、32a 検知信号監視部、32b 感度切換部、32c 監視方向制御部、33 炎検知部、34 メモリ、35 監視方向切換機構部、40 火災受信機、41 送受信部、42 制御部、42a 監視方向設定部、42b 火災判定部、42c 復旧設定部、43 メモリ、44 警報部、45 操作部、46 タイマ、A1〜D1 炎検知器、61 送受信部、62 制御部、62a 監視方向制御部、63 炎検知部、64 メモリ、65 監視方向切換機構部。

Claims (6)

  1. 防護領域近辺に設置された複数の火災感知器と、この複数の火災感知器と接続された火災受信機とからなり、異なる火災感知器から2つの検知信号を受信した時に火災と判断する火災検知システムにおいて、
    一報目の検知信号を低感度状態で検知し、二報目の検知信号を高感度状態で検知することを特徴とする火災検知システム。
  2. 前記複数の火災感知器は、隣接する火災感知器が検知信号を発したかどうかを監視する検知信号監視部と、該検知信号監視部により検知信号が確認されたとき、一報目の検知信号と判断して検知感度を低感度から高感度に切り換える感度切換部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の火災検知システム。
  3. 前記火災受信機は、一報目の検知信号が入力されたときに、検知感度が高感度に切り換えられた火災感知器からの検知信号が入力されたかどうかを判定し、その検知信号を確認したときは、二報目の検知信号と判断して火災発生を報知する火災判定部を備えていることを特徴とする請求項2記載の火災検知システム。
  4. 前記火災受信機は、火災感知器からの検知信号が入力されたときに予め設定された低感度用の閾値と比較し、その検知信号が低感度用の閾値以上のとき、一報目の検知信号と判断し、
    該一報目の検知信号を発した火災感知器に隣接する他の火災感知器からの検知信号が入力されたときに予め設定された高感度用の閾値と比較し、その検知信号が高感度用の閾値以上のとき二報目の検知信号と判断して火災発生を報知することを特徴とする請求項1記載の火災検知システム。
  5. 前記火災感知器は炎検知器であり、監視方向を切り換えるための監視方向切換機構部と、前記一報目の検知信号を受信したとき、隣接する炎検知器の監視エリアに監視方向が切り換わるように前記監視方向切換機構部を制御する監視方向制御部とを備えていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の火災検知システム。
  6. 前記火災受信機は、一報目の検知信号が入力されたときに時間の測定を開始し、測定時間が所定時間経過しても二報目の検知信号が入力されなかったときは、前記一報目の検知信号を発した火災感知器に隣接する他の火災感知器に復旧指示信号を出力する復旧設定部を備えていることを特徴とする請求項2乃至5の何れかに記載の火災検知システム。
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