JP2005275709A - 火災検知システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 防護領域内に配置された複数の炎検知器と、この複数の炎検知器と接続された火災受信機とからなり、複数の炎検知器A〜Dは、お互いに隣接の炎検知器A〜Dが検知信号を発したかどうかを監視する検知信号監視部32aと、検知信号監視部32aにより検知信号が確認されたとき、一報目の検知信号と判断して検知感度を高感度に切り換える感度切換部32bとを備え、火災受信機10は、一報目の検知信号が入力されたときに、検知感度が高感度に切り換えられた炎検知器からの検知信号が入力されたかどうかを判定し、その検知信号を確認したときは、二報目の検知信号と判断して火災発生を報知する火災判定部12aを備えた。
【選択図】 図1
Description
本発明は、かかる課題を解決するためになされたもので、多数の炎検知器を用いなくても速やかに火災発生を検知でき、しかも誤作動の少ない火災検知システムを提供することを目的とする。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る火災検知システムを示す構成図、図2は実施の形態1における火災受信機及び炎検知器の構成を示すブロック図である。
実施の形態1の火災検知システムは、図1に示すように、火災受信機10と、水素スタンドの防護領域近辺に配置された複数の炎検知器A,B,C,D…とからなっている。この複数の炎検知器A,B,C,D…は、防護領域をカバーするようにそれぞれ監視エリアが設定され、例えば2個を一組として相互に信号線21で接続され、幹線の信号線20を介して火災受信機10と接続されている。なお、通常の監視状態においては、それぞれの炎検知器A,B,C,D…の監視エリアは重複してなく、1台の炎検知器が作動すると、その作動した炎検知器と隣接する炎検知器の監視エリアが重複するようになっている。
図3は本発明の実施の形態2に係る火災検知システムの火災受信機及び炎検知器のブロック構成図である。
実施の形態2の火災検知システムは、図中に示すように、火災受信機40と、水素スタンドの防護領域近辺に配置された複数の炎検知器A1,B1,C1,D1…とからなっている。この複数の炎検知器A1,B1,C1,D1…は、前述したように、防護領域をカバーするようにそれぞれ監視エリアが設定され、2個を一組として相互に信号線50を介して火災受信機40と接続されている。
また実施形態2では、まず炎検知器のセンサ出力を受信機側で受信し、低感度状態で一報目の検知信号を判断し、その後、隣接する炎検知器のセンサ出力が高感度用に設定された閾値を越えたら、高感度状態による検知信号を受信したものと判断して、火災と判定していた。つまり、本発明は、異なる火災感知器から2つの検知信号を受信した時に火災と判断する火災検知システムにおいて、一報目の検知信号を低感度状態で検知し、二報目の検知信号を高感度状態で検知することを特徴とするものである。
以上のように本発明は、2つの炎検知器を一組として、一方の炎検知器が動作した後、他方の炎検知器が動作し、低感度の検知信号と高感度の検知信号とがそろった時に火災と判断する第1の発明と、2つの炎検知器を一組として、一方の炎検知器が動作した時、他方の炎検知器の監視方向を、その動作した一方の炎検知器の監視エリアに切り換えるという第2の発明とから構成されている。実施形態1,2では、これら2つの発明を両方含んだ実施形態で説明したが、これら第1の発明又は第2の発明のいずれか一方だけの実施例であってもよい。
また第1の発明と第2の発明両方をまとめて説明するために、実施形態1,2では、火災感知器を炎検知器を例に説明したが、第1の発明だけであれば、火災感知器には煙感知器や熱感知器などを使用してもよい。
また、実施形態1,2では、2個の炎検知器を一組として述べたが、これに限定されることはなく、3個以上の炎検知器を一組としてもよく、例えば1個の炎検知器が一報目の検知信号が発した時、その炎検知器の両側に配置された炎検知器がその中央の監視エリアに向くようにしてもよい。
Claims (6)
- 防護領域近辺に設置された複数の火災感知器と、この複数の火災感知器と接続された火災受信機とからなり、異なる火災感知器から2つの検知信号を受信した時に火災と判断する火災検知システムにおいて、
一報目の検知信号を低感度状態で検知し、二報目の検知信号を高感度状態で検知することを特徴とする火災検知システム。 - 前記複数の火災感知器は、隣接する火災感知器が検知信号を発したかどうかを監視する検知信号監視部と、該検知信号監視部により検知信号が確認されたとき、一報目の検知信号と判断して検知感度を低感度から高感度に切り換える感度切換部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の火災検知システム。
- 前記火災受信機は、一報目の検知信号が入力されたときに、検知感度が高感度に切り換えられた火災感知器からの検知信号が入力されたかどうかを判定し、その検知信号を確認したときは、二報目の検知信号と判断して火災発生を報知する火災判定部を備えていることを特徴とする請求項2記載の火災検知システム。
- 前記火災受信機は、火災感知器からの検知信号が入力されたときに予め設定された低感度用の閾値と比較し、その検知信号が低感度用の閾値以上のとき、一報目の検知信号と判断し、
該一報目の検知信号を発した火災感知器に隣接する他の火災感知器からの検知信号が入力されたときに予め設定された高感度用の閾値と比較し、その検知信号が高感度用の閾値以上のとき二報目の検知信号と判断して火災発生を報知することを特徴とする請求項1記載の火災検知システム。 - 前記火災感知器は炎検知器であり、監視方向を切り換えるための監視方向切換機構部と、前記一報目の検知信号を受信したとき、隣接する炎検知器の監視エリアに監視方向が切り換わるように前記監視方向切換機構部を制御する監視方向制御部とを備えていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の火災検知システム。
- 前記火災受信機は、一報目の検知信号が入力されたときに時間の測定を開始し、測定時間が所定時間経過しても二報目の検知信号が入力されなかったときは、前記一報目の検知信号を発した火災感知器に隣接する他の火災感知器に復旧指示信号を出力する復旧設定部を備えていることを特徴とする請求項2乃至5の何れかに記載の火災検知システム。
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