JP2005275297A - 放射線画像消去装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄積性蛍光体シートに存在するノイズを省スペースで且つ効率よく除去する放射線画像消去装置を提供する。
【解決手段】消去用光源組立体12、14に対し、所定間隔離間して一対のシートIPを挟持するローラ対24、26を設ける。これらのローラ対24、26と消去用光源組立体12、14の間にUV含有光を透過する第1フィルタ部50とUV含有光よりも長波長の光を透過する第2フィルタ部52をモータ28と、その回転力を伝える回転駆動軸30、プーリ32、34及び巻取ローラ38の作用下に切り替えシートIPに対面させる。そして、前記消去用光源組立体12、14を付勢して、停止しているシートIPの残存画像を消去する。
【選択図】図2

Description

本発明は、放射線画像を蓄積記録する蓄積性蛍光体シートに、光を照射して該シートに蓄積記録されている放射線画像を消去する装置に関するものである。
ある種の蛍光体に放射線(X線、α線、β線、γ線、紫外線、電子線等)を照射すると、この放射線エネルギーの一部がその蛍光体中に蓄積され、その後その蛍光体に可視光等の励起光を照射すると、蓄積されたエネルギーに応じて蛍光体が輝尽発光を示す。このような性質を示す蛍光体を蓄積性蛍光体と言う。
この蓄積性蛍光体を利用して、人体等の放射線画像情報を一旦蓄積性蛍光体からなるシートに記録し、これを励起光で走査して輝尽発光させ、この輝尽発光を光電的に読み出して画像信号を得、この画像信号を処理して診断適性のよい画像を得る方法が提案されている(例えば、特開昭55−12429号公報、同56−11395号公報、同55−163472号公報、同56−104645号公報、同55−116340号公報等)。
この方法においては、励起光と輝尽発光光の波長域を分離し、きわめて微弱な輝尽発光光を効率よく検出するために、600nm〜700nmの波長域の励起光により300nm〜500nmの輝尽発光光を発することが好ましい。また、蓄積性蛍光体としても600nm〜700nmの光で励起すると300nm〜500nmの輝尽発光光を発するものが好ましく用いられるとされている(特開昭55−12429号公報)。
このような放射線画像情報記録再生方法においては、蓄積性蛍光体シートを用いて放射線画像情報の記録と読取りとが繰り返し行われる。
そこで、放射線画像情報の読取り時に十分な強度の励起光を照射すれば、記録されていた放射線画像情報に起因する蓄積された放射線エネルギーは消滅するはずである。しかしながら、実際には読取り時に照射する励起光のみでは完全な消去はできない。したがって、蓄積性蛍光体シートを繰り返し使用するときは、前回の撮影像が残留画像として残って次回の撮影像のノイズとなるという問題がある。
一方、蓄積性蛍光体中に226Raや40K等の放射性同位元素が微量混入しているため、これらの放射線同位元素から放射される放射線によって、蓄積性蛍光体シートは放置しておいても放射線エネルギーを蓄積し、これもノイズの原因となる。さらに宇宙線や環境中の放射性同位体からの放射線等の環境放射線によってもエネルギーが蓄積される。これらの放置の間に蓄積される放射線エネルギー(以下これを「カブリ」という)もまた次回の撮影像に対してノイズとなるものであるから、このカブリも撮影前には消去しなければならない。本出願人は、かかるシステムにおける前回の撮影像に起因する残存画像に係るノイズおよびカブリに起因するノイズの発生を防止するために、蓄積性蛍光体シートに放射線画像情報を記録する前に、蛍光体の励起光波長領域の光を含む波長の光で蓄積性蛍光体シートを励起せしめて、蓄積された放射線エネルギーを十分に放出させる方法を提案した。
この消去方法としては、可視光あるいは赤外線を放射するタングステンランプ、ハロゲンランプ、赤外線ランプ等の比較的長い波長の光源を使ったもの(特開昭56−11392号)、蛍光灯、レーザ光源、Naランプ、Neランプ、メタルハライドランプ、Xeランプ等の比較的短い400nm〜600nm程度の波長の光源を使ったもの(特開昭58−83839号)、放射線画像の消去をした蓄積性蛍光体シートに、前回の消去に比してその1/5〜3/10000の照射量で2回目の消去を蓄積性蛍光体シートの再使用直前に行うもの(特開昭57−116300号)等が提案されている。そしてこれらの消去方法のうち、特に可視光領域でのノイズ消去が効率が良いとされている。
しかしながら、全くUV(紫外)領域の波長を含まない消去光源で消去を行うと、可視光では消えにくいレベルの比較的深いトラップ電子による残留画像を十分に消去することができない。一方、UV領域の波長の消去光自身で新たなトラップ電子を形成してしまい、完全な残留画像の消去を行うことができない。
したがって、通常のトラップ及び深いトラップによる画像を同時に消去し、効率のよい完全な消去を行うことは相当に困難であり、次に高感度撮影をしようとしているときなど残留画像の影響が出てしまうため、消去光中の短波長成分の微妙なコントロールを必要としているのが実状である。そこで、UV領域の波長成分を含む消去光で消去を行った後、UV領域より長い波長の消去光で消去することにより、通常のトラップによる画像の他に、深いトラップによる残留画像まで効率よく消去することのできる放射線画像消去方法が提案されている(特許文献1)。
ところで、上記のような放射線画像消去方法を採用する際に、装置の小型化と処理効率の向上のため、2種の消去光源を近接して設置したり、蛍光灯等の光源を共通として消去光出射面を2領域に分け、一方に短波長カットフィルタを備えることにより、実質的にUV領域の波長を含む消去光と、UV領域の波長を含まない消去光をシートに照射せしめる構造とすることが望ましい。
このような観点から、本出願人は、特許文献2において、発明「放射線画像消去装置」を提案している。この特許文献2に係る発明は、2種の消去光源を近接して設置したり、単に消去光出射面を2領域に分けたのみではUV波長光がUV領域の波長を含まない消去光を照射している領域に多く入射するおそれがあり、このUV波長光の入射は、新たなトラップ電子を形成するものであるため、全体として消去効率の低下を引き起こすことに着目し、蓄積性蛍光体シートに対し、UV含有光が照射された後、長波長光が照射されている領域に前記UV含有光が入射するのを遮る遮光手段を備えることを特徴とする。
特開平4−1746号公報 特開平10−171046号公報
本発明は、前記特許文献1や特許文献2に関連してなされたものであり、蓄積性蛍光体シートに記録された放射線画像を消去する際に、一層装置自体を小型化し、放射線画像を消去する際のスペースを大きく取ること無く、通常光とUVカット光とを切り替えて蓄積性蛍光体シートに存在するエネルギーを放出させることを可能とする放射線画像消去装置を提供することを目的とする。
本発明にかかる放射線画像消去装置は、放射線画像を蓄積記録する蓄積性蛍光体シートに光を照射することにより、該蓄積性蛍光体シートに記録されている放射線画像を消去する放射線画像消去装置であって、消去用光源と、前記消去用光源に対して前記蓄積性蛍光体シートを搬送し且つ位置決めするためのシート搬送位置決め手段と、前記消去用光源とシート搬送位置決め手段との間に設けられているUV領域の波長成分を含むUV含有光を前記シートに向けて照射するUV含有光フィルタと、前記消去用光源とシート搬送位置決め手段との間に設けられてUV領域より長波長成分からなる長波長光を前記蓄積性蛍光体シートに向けて照射する長波長光フィルタと、前記UV含有光フィルタと長波長光フィルタとを選択的に前記蓄積性蛍光体シートに対面させる駆動手段とからなることを特徴とする。
前記放射線画像情報消去装置によれば、駆動手段の付勢作用下に、先ず、蓄積性蛍光体シートにUV含有光フィルタを対面させる。そして、前記蓄積性蛍光体シートにUV含有光が照射され、該蓄積性蛍光体シートに存在する深いトラップ電子に係るエネルギーを放射させる。この間、蓄積性蛍光体シートは停止された状態を維持する。
次いで、再び駆動手段が付勢されて前記蓄積性蛍光体シートに長波長光フィルタを対面させ、UV含有光照射時に新たにUV波長分によってトラップされた比較的浅いトラップの電子を放出させ、ノイズを除去できる。
また、本発明にかかる放射線画像消去装置は、前記UV含有光フィルタと長波長光フィルタとは互いに連接されてなり、前記駆動手段の付勢作用下に該UV含有光フィルタと長波長光フィルタのいずれか一方を前記蓄積性蛍光体シートに対面させることを特徴とする。
このように、UV含有光フィルタと長波長光フィルタとを互いに連接しているので、単一の駆動手段でUV含有光フィルタと長波長光フィルタとを切り替えることができ、且つ、省スペース化が図られる。
また、本発明にかかる放射線画像消去装置は、前記UV含有光フィルタと長波長光フィルタとは柔軟なシート体からなり、前記駆動手段の付勢作用下に前記シート体が巻回されることにより該UV含有光フィルタと長波長光フィルタのいずれか一方を前記蓄積性蛍光体シートに対面させることを特徴とする。
前記のように、UV含有光フィルタと長波長光フィルタとを柔軟なシート体で構成したので、駆動手段の付勢作用下にこの柔軟なシート体を巻回すれば、UV含有光フィルタと長波長光フィルタとを容易に切り替えて蓄積性蛍光体シートに対面させることが可能となる。
さらにまた、本発明にかかる放射線画像消去装置は、前記UV含有光フィルタと長波長光フィルタとは硬質な板状体フィルタからなり、前記駆動手段の付勢作用下に変位することにより該UV含有光フィルタと長波長光フィルタのいずれか一方を前記シートに対面させることを特徴とする。
この場合、UV含有光フィルタと長波長光フィルタとを硬質な板体で構成しているので、リンク機構やリニアアクチュエータ等を用いて容易に変位させ、該UV含有光フィルタと長波長光フィルタとの切り替え動作を行うことができる。
本発明によれば、単一の消去用光源を用いながら、UV領域の波長成分を含むUV含有光をシートに向けて照射するUV含有光フィルタと、UV領域より長波長成分からなる長波長光をシートに向けて照射する長波長光フィルタとを選択的に切り替えて、蓄積性蛍光体シートに対面するよう構成したので、装置を一層コンパクトに構成することが可能となる。
また、本発明による放射線画像消去装置は、UV領域の波長成分を含むUV含有光を照射するUV含有光フィルタとUV領域より長波長成分からなる長波長光を照射する長波長光フィルタとを備えて、蓄積性蛍光体シートにUV含有光を照射することにより深いトラップの電子まで放出させ、一方、前記蓄積性蛍光体シートに長波長光を照射する長波長光フィルタを対面させて蓄積性蛍光体シートに長波長光を照射することにより、先にUV含有光が照射された際に、UV波長成分によって新たにトラップされた比較的浅いトラップの電子を放出させて、全体として十分低いレベルまで画像消去を行うことが出来る。
さらに、UV含有光が照射された後に長波長光が照射されている領域へのUV含有光の照射がなされないために、長波長光が照射されている領域に新たにトラップ電子が形成されることなく、効率よくノイズのない良好な画像消去を行うことが出来る。
次に、本発明にかかる放射線画像消去装置について、好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、ここで図示はしていないが、本実施の形態に係る放射線画像消去装置は、放射線画像が蓄積記録されたシートIPに励起光が照射され、この励起光により励起される輝尽発光光を受光して光電変換することにより放射線画像の読み取りが行われた後に、シートIPに残留する放射線画像を消去するために用いられるものである。
図1及び図2は、本発明にかかる放射線画像消去装置の第一の実施の形態を表している。図1に示すように、本発明にかかる放射線画像消去装置10は、蓄積性蛍光体シート(以下、単にシートという)IPに消去光を照射して該シートIPに蓄積記録されている画像を消去するための消去光を発する第1の消去用光源組立体12と第2の消去用光源組立体14とを有し、前記第1消去用光源組立体12と第2消去用光源組立体14とはタンデムに配置されている。これら第1消去用光源体12と第2消去用光源体14とはタンデム配置に限定されることなく、消去領域全域一体型としてもよい。
第1消去用光源組立体12は、複数のUV領域の波長成分を含む光を発するランプ16a、16bを有し、同様に、第2消去用光源組立体14もまたUV領域の波長成分を含む光を発するランプ18a、18bを有する。
この場合、参照符号20、22は前記ランプ16a、16b、18a、18bをそれぞれ収納し、且つシートIP側への消去光を効率的に反射し、さらに他の部位に前記消去光が漏洩することを阻止するための筐体を示している。従って、前記筐体20、22の一方側は前記シートIPに対して拡開して開口するように構成されている。
ランプ16a、16b及びランプ18a、18bの例としては、各種の蛍光ランプ、水銀ランプ、メタルハライドランプ等を挙げることができる。放射線画像を効率よく消去するために、UV領域の光のみならず可視光も含むランプを使用することが好ましい。
蛍光灯には各種のものがあり、白色(W)、温白色(WW)、昼白色(D)、白熱電球色、高演色形白色(W−DL)、(W−SDL)、(W−EDL)等の通常の蛍光灯の他、緑(G)、青(B)、高演色性白色(LCD)等の冷陰極蛍光灯を用いることが可能であるが、いずれも約300nmから750nmにわたる広いバンドスペクトルを有しており、特に600nmを中心として幅の広い高い発光分布を有し、さらに通常の蛍光灯は450nm付近と550nm付近に高い輝度のラインスペクトルを有するものを用いると好適である。
前記筐体20の端部と筐体22の端部に接近して1組のローラ対24とローラ対26とが向けられる。これらのローラ対24、26の少なくともいずれか一方は図示しない回転駆動源に連結されており、前記ローラ対24とローラ対26の離間間隔はシートIPをその両端部において挟持することが出来る程度の間隔を有している。
そして、本実施の形態では、第2消去用光源組立体14の近傍に回転駆動源、好ましくはモータ28が設けられ、当該モータ28の回転駆動軸30に第1のプーリ32が軸着されている。前記第1プーリ32に離間して第2のプーリ34が設けられ、前記第1プーリ32と第2プーリ34との間にベルト36が懸架される。
前記第2プーリ34と同軸で第1の巻取ローラ38が設けられる。一方、筐体20の近傍に第2の巻取ローラ40が設けられ、これらの第1巻取ローラ38と第2巻取ローラ40との間で、シート状フィルタ42が懸架されている。
なお、図中、参照符号44と46は、前記シート状フィルタ42に適度のテンションを与えるためのテンションローラである。
この場合、図2から容易に了解されるように、シート状フィルタ42はUV領域の波長成分を含むUV含有光をシートIPに照射するための第1のフィルタ部50とUV領域より長波長成分からなる長波長光を前記シートIPに向けて照射する第2のフィルタ部52とからなり、前記第1フィルタ部50と第2フィルタ部52のそれぞれの端部が接合された構成を採用している。勿論、前記のように接合することなく第1フィルタ部50と第2フィルタ部52とを一体的に形成することも可能である。
なお、第1フィルタ部50と第2フィルタ部52の長さは、それぞれシートIPの全長と略同一の寸法に若しくはそれ以上に十分な長さに構成されている。特に、第2フィルタ部52では、約450nm以下の短波長をカットするシャープカットフィルタを使用することができ、あるいは約390nmから410nmを境にしてこれより長い波長の光のみを透過するフィルタを使用することができる。
次に、このような残存画像の消去に関連して前記本実施の形態に係る放射線画像消去装置の作用を説明する。
先ず、シートIPに蓄積された放射線画像が読み取られた後、シートIPが図示しない搬送ベルトにより搬送され、ローラ対24とローラ対26の間で挟持されて一旦停止する。
ここで、モータ28が付勢されて、回転駆動軸30、第1プーリ32、ベルト36、第2プーリ34を介して第1巻取ローラ38が第2巻取ローラ40との共動作用下に前記シート状フィルタ42を変位させ、第1フィルタ部50が前記シートIPに対面する。
そこで、ランプ16a、16b、ランプ18a、18bが点灯し、消去光が前記シートIPに向かって照射される。その際、筐体20、22は、好適に前記ランプ16a、16b、ランプ18a、18bの光を第1フィルタ部50を介してシートIPに照射し、残存する放射線画像の画素のUV含有光を含む消去用光が照射される。すなわち、UV含有光をランプ16a、16b、ランプ18a、18bからシートIPに照射することにより、シートIPに深くトラップされた電子を放出させる。
このように、深いトラップの電子を放出させた後、再びモータ28が付勢されシート状フィルタ42は第1巻取ローラ38にさらに巻き取られることによって、第2フィルタ部52がシートIPに対面するに至る。
そこで、前記モータ28が滅勢された状態でランプ16a、16b、ランプ18a、18bから再び消去光がシートIPに対して照射されると、第2フィルタ部52では、すなわち、長波長光がシートIPに照射され、UV含有光照射時にあらたにUV波長成分によってトラップされた比較的浅いトラップの電子を放出させて画像の消去が行われる。
残存画像が消去された後、ランプ16a、16bおよびランプ18a、18bは消灯され、シートIPがローラ対24、26によって搬送されるとともに、シート状フィルタ42は原位置に復帰する。
図3及び図4に本発明の第2の実施の形態を示す。なお、前記第1の実施の形態で用いる参照符号とこの第2の実施の形態で用いられる参照符号が同一の場合は、第2の実施の形態の説明において、その詳細な説明は省略する。
この第2の実施の形態では、シート状フィルタ42に代えて硬質の板状体フィルタ60を用いている。前記板状体フィルタ60は、図3及び図4において、その上下両端部を図示しないリンク機構あるいはリニアアクチュエータで保持され、図において上下方向へと変位自在である。この場合、板状体フィルタ60は、その上下方向に第1のフィルタ部50と第2のフィルタ部52とを備える。
この実施の形態では、前記リンク機構あるいはアクチュエータを付勢してシートIPにUV領域の波長成分を含むUV含有光と、UV領域より長波長成分からなる長波長光を選択的に照射してノイズを消去することができる。
なお、板状体フィルタ60は、前記実施の形態では上下に移動可能としたが、水平方向への移動が可能なように構成してもよいことは勿論であり、その場合には、第1のフィルタ部50と第2のフィルタ部52がパラレルに設けられることはいうまでもない。
本実施の形態によれば、シートIPを停止させた状態でシート状フィルタ42を駆動手段、例えば、モータ28の付勢作用下に変位させて第1フィルタ部50からUV含有光を照射させ、次いで、モータ28を再び付勢してシート状フィルタ42を構成する第2フィルタ部52からUV光を含まない長波長光を照射し、シートIPの放射線画像を消去する。
このように、消去用光源を単一の種類として構成することにより、放射線画像消去装置としてその構成が簡素化され、且つ、第1消去用光源組立体12、第2消去用光源組立体14と、ローラ対24、ローラ対26との間に前記シート状フィルタ42あるいは板状体フィルタ60を変位自在に配設したので装置全体として小型化ができる。
なお、前記第2の実施の形態において、第1消去用光源組立体12あるいは第2消去用光源組立体14を単一の消去用光源、すなわち消去領域に対し全域一体型を用いることができるのはいうまでもない。
本発明に係る放射線画像消去装置の第1の実施形態の断面図である。 本発明に係る放射線画像消去装置の第1の実施形態の全体斜視図である。 本発明に係る放射線画像消去装置の第2の実施形態の断面図である。 本発明に係る放射線画像消去装置の第2の実施形態の全体斜視図である。
符号の説明
10…放射線画像消去装置 12、14…消去用光源組立体
16a、16b、18a、18b…ランプ
20、22…筐体 24、26…ローラ対
28…モータ 30…回転駆動軸
32、34…プーリ 36…ベルト
38、40…巻取ローラ 42…シート状フィルタ
44、46…テンションローラ 50、52…フィルタ部
60…板状体フィルタ

Claims (4)

  1. 放射線画像を蓄積記録する蓄積性蛍光体シートに光を照射することにより、該蓄積性蛍光体シートに記録されている放射線画像を消去する放射線画像消去装置であって、
    消去用光源と、
    前記消去用光源に対して前記蓄積性蛍光体シートを搬送し且つ位置決めするためのシート搬送位置決め手段と、
    前記消去用光源とシート搬送位置決め手段との間に設けられているUV領域の波長成分を含むUV含有光を前記蓄積性蛍光体シートに向けて照射するUV含有光フィルタと、
    前記消去用光源とシート搬送位置決め手段との間に設けられてUV領域より長波長成分からなる長波長光を前記蓄積性蛍光体シートに向けて照射する長波長光フィルタと、
    前記UV含有光フィルタと長波長光フィルタとを選択的に前記蓄積性蛍光体シートに対面させる駆動手段と、
    からなることを特徴とする放射線画像消去装置。
  2. 請求項1記載の装置において、前記UV含有光フィルタと長波長光フィルタとは互いに連接されてなり、前記駆動手段の付勢作用下に該UV含有光フィルタと長波長光フィルタのいずれか一方を前記蓄積性蛍光体シートに対面させることを特徴とする放射線画像消去装置。
  3. 請求項2記載の装置において、前記UV含有光フィルタと長波長光フィルタとは柔軟なシート体からなり、前記駆動手段の付勢作用下に前記シート体が巻回されることにより該UV含有光フィルタと長波長光フィルタのいずれか一方を前記蓄積性蛍光体シートに対面させることを特徴とする放射線画像消去装置。
  4. 請求項2記載の装置において、前記UV含有光フィルタと長波長光フィルタとは硬質な板状体フィルタからなり、前記駆動手段の付勢作用下に変位することにより該UV含有光フィルタと長波長光フィルタのいずれか一方を前記蓄積性蛍光体シートに対面させることを特徴とする放射線画像消去装置。

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