JP2005274937A - マルチ画面映像再生装置およびマルチ画面映像再生装置における表示装置制御方法 - Google Patents

マルチ画面映像再生装置およびマルチ画面映像再生装置における表示装置制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】マルチ画面ディスプレイを構成する複数の表示装置のそれぞれに映像データを出力するためのマルチ画面映像再生装置において、表示装置の状態設定などの表示装置制御を効率よく行う。
【解決手段】マルチ画面ディスプレイを構成する複数の表示装置D1〜D4のそれぞれ対応する表示装置を制御する機能を有する複数の描画ユニットRU1〜RU4と、これら複数の描画ユニットに対し、前記表示装置を制御するための表示装置制御情報の伝送が可能な制御用LAN12と、この制御用LAN12に接続され、前記複数の描画ユニットのすべてまたは指定した描画ユニットに対し、前記表示装置制御情報を与える機能を有する制御端末CTとを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マルチ画面ディスプレイなどにおける映像再生装置として好適なマルチ画面映像再生装置およびマルチ画面映像再生装置における表示装置制御方法に関する。
図11は、マルチ画面ディスプレイを説明するために示す図である。このマルチ画面ディスプレイDは、図11に示すように、モニタやプロジェクタなどの表示装置D1〜D4を複数台組み合わせて1つの大画面を構成するようにしたディスプレイである。マルチ画面映像再生装置は、このようなマルチ画面ディスプレイDを構成する各表示装置D1〜D4のそれぞれに入力する映像信号を出力するための映像再生装置である。
このようなマルチ画面映像再生装置においては、従来より、大画面に対応する映像信号(原映像に対応する映像信号(ビデオ信号))を、スキャンコンバータを用いて各表示装置D1〜D4に対応する各映像信号(各単位映像に対応する各映像信号(ビデオ信号))に変換して、これら各ビデオ信号を各表示装置D1〜D4に入力するようにして、大画面表示を実現している。
近年、映像信号のディジタル化が進んで、このようなマルチ画面映像再生装置においても、映像信号をディジタル信号の形式で取り扱いたいという要求が高まっている。すなわち、映像信号をそれぞれの表示デバイスに合わせてディジタル形式のまま分割して配信や蓄積し、各表示デバイスへの入力とする方法が一般的となりつつある。
ところで、従来のアナログ方式を含め、マルチ画面映像再生に用いられる各表示デバイスの多くは、映像の供給側であるパーソナルコンピュータ(PCという)などからの映像データとこの映像データの表示を行う各表示装置の制御を行うための表示装置制御情報を1つの入力インタフェースで受け取っているのが一般的である。
この表示装置の制御としては、たとえば、各表示装置の電源のオン・オフ、表示位置の調整、コントラストや色合いの調整、光学系の制御(ズーム/テレワイドの切り替え、フォーカスのコントロール、台形歪み補正、レンズシフトなど)など表示装置の様々な状態設定がある。これら様々な状態設定は、各表示装置に対して一斉に行う場合も、また、ある特定の表示装置に対してのみ行う場合もある。また、同じ種類の状態設定を行う場合であっても、個々の表示装置ごとに設定の度合いが異なる場合もある。
従来、このような状態設定を行うための表示装置制御は、リモートコントローラ(リモコンという)によって、ユーザにより遠隔制御可能としているのが一般的である。しかし、表示装置の台数が多い場合など、リモコン操作圏外の表示装置が存在する場合もあり、効率のよい表示装置制御ができないことも多い。また、リモコンによる表示装置制御は、マルチ画面ディスプレイを構成する複数の表示装置が同じ製造メーカで、同じ機種でないと機能しない場合もある。
さらに、従来の表示装置制御は、OSD(On Screen Display)方式を採用し、メニューをスクリーン上に表示させることが多いが、このOSD方式では、映像の表示中に状態設定を行うような場合は、映像の鑑賞の妨げとなり、視聴者に不快感を与えるという問題もある。
一方、従来のマルチ画面映像再生装置においては、上述したような表示装置制御を、ネットワークによってPCなどのユーザ端末で可能とするものも存在する。しかし、従来のこの種のマルチ画面映像再生装置は、映像を配信するためのネットワークと同じネットワークを用いて表示装置制御情報を配信するのが一般的である。
しかし、高精細の映像データを品質を落とさずにしかも確実に配信・受信するためには、映像データは、映像データ専用に設けられた、高速でかつ大容量のネットワークを用いて各表示装置に配信することが望ましい。
したがって、映像データと映像データ以外の情報(たとえば、上述したような表示装置制御情報など)を同一のネットワークで扱うことは好ましいことではない。これは、ネットワークに余分な負担がかかるばかりではなく、映像データの帯域が制限され、高品質な映像の配信ができないという問題もあり、また、たとえば、すべての表示装置に対して何らかの表示装置制御を同時に行うような場合に、表示装置制御情報が確実に配信されずに、複数の表示装置を同時に制御できないなどの不具合があるからである。
なお、表示装置制御情報を映像データとは別の通信路で送信する例は、特許文献1に開示されている。この特許文献1のビデオプロジェクタ制御装置は、図12に示すように、PCなどの制御装置5と複数の表示装置(ビデオプロジェクタ)のうちの1台のビデオプロジェク(A機)とをRS−232Cのケーブル3で接続し、このビデオプロジェク(A機)と他のビデオプロジェクタB機〜D機はシリアルにケーブル6で接続した構成となっている。
特開平11−75145号公報
特許文献1のビデオプロジェクタ制御装置は、図12からもわかるように、制御装置5とビデオプロジェクタA機との間で通信を行い、このビデオプロジェクタA機を通じてすべてのビデオプロジェクタとの間でシリアル通信を行うようにしている。これによって、ビデオプロジェクタの使用台数にかかわらず、制御装置5から1本のケーブルですべてのビデオプロジェクタと通信を行うことができ、個々のビデオプロジェクタの調整などの制御を可能とするとしている。
しかしながら、特許文献1のビデオプロジェクタ制御装置は、制御装置5と複数のビデオプロジェクタとをRS−232Cといった低速インタフェースによるシリアル通信によって制御するようにしている。すなわち、制御装置5からの制御信号は、まず、RS−232CのケーブルでビデオプロジェクタA機に伝送され、このビデオプロジェクタA機からB機、C機、D機へと順次、伝送して、それぞれのビデオプロジェクタに設けられた制御回路によって所定の制御動作をなすようにしている。
このため、たとえば、制御装置5から複数のビデオプロジェクタに何らかのコマンドを与えた場合、そのコマンドがそれぞれのビデオプロジェクタに到達するまでに時間差が生じることになるので、リアルタイム制御が難しいと考えられる。
また、この特許文献1では、たとえば、映像の表示中に各ビデオプロジェクタの制御を行うと、コマンドの到達時間差によって各ビデオプロジェクタで不自然な描画が段階的に行われるといった不具合が発生し、映像を視聴する視聴者に不快感を与えることになる。さらに、A機からD機のビデオプロジェクタのうちの途中のビデオプロジェクタの電源が入っていない場合、コマンドがそれより後段のビデオプロジェクタに伝送されない可能性もあり、適正な制御がなされないといった問題もあると考えられる。
そこで、本発明は、マルチ画面ディスプレイを構成する複数の表示装置に対してリアルタイム性の高い制御を可能とするとともに、効率よく確実な表示装置制御を可能とするマルチ画面映像再生装置およびマルチ画面映像再生装置における表示装置制御方法を提供することを目的とする。
(1)本発明のマルチ画面映像再生装置は、マルチ画面ディスプレイを構成する複数の表示装置のすべてまたは指定した表示装置に対し、該表示装置を制御するための表示装置制御情報を与える機能を有するマルチ画面映像再生装置であって、前記複数の表示装置のそれぞれ対応する表示装置を制御する機能を有する複数の描画ユニットと、前記複数の描画ユニットに対し前記表示装置制御情報の伝送が可能なネットワークとを有したことを特徴としている。
このように、表示装置を制御する描画ユニットに対し、ネットワークによって前記表示装置制御情報を配信可能とすることで、マルチ画面ディスプレイを構成する複数の表示装置に対してリアルタイム性の高い制御を可能とするとともに、効率よく確実な表示装置制御を行うことができる。
(2)前記(1)に記載のマルチ画面映像再生装置において、前記ネットワークは、前記複数の描画ユニット間の双方向通信を可能とすることが好ましい。
このように、表示装置情報を配信するためのネットワークを前記複数の描画ユニット間での双方向通信が可能なネットワークとすることによって、各描画ユニット同士がそれぞれ連携をとりながら通信を行うことができる。また、各描画ユニット間の通信が可能となることによって、ある表示装置での設定を他の表示装置に反映させることも可能となる。
(3)前記(1)または(2)記載のマルチ画面映像再生装置において、前記描画ユニットは、前記ネットワークにより配信されてきた表示装置制御情報に基づいて、対応する表示装置の制御を行うための制御コマンドを生成する機能と、自身に接続された表示装置の現在の状態の取得が可能な機能とを有する表示装置制御部を有することが好ましい。
これによって、ネットワークにより配信されてきた表示装置制御情報に対応した適切な表示装置制御が可能なり、また、自身に接続された表示装置の現在の状態を取得して、それをネットワーク上に送出することも可能となる。
(4)前記(1)から(3)のいずれかに記載のマルチ画面映像再生装置において、前記表示装置を制御するための表示装置制御指示を受け付けて、その表示装置制御指示に対応した表示装置制御情報を生成する機能と、該生成された表示装置制御情報を前記複数の描画ユニットのすべてまたは指定した描画ユニットに対し、前記ネットワークを用いて配信する機能とを有する制御端末を有することが好ましい。
これにより、表示装置から離れた位置で複数の表示装置を一括して制御することが可能となる。また、ある特定の表示装置のみの制御も可能となる。なお、制御端末はたとえばパーソナルコンピュータ(PC)などを用いることができる。
(5)前記(4)記載のマルチ画面映像再生装置において、前記ネットワークは、前記制御端末と前記各描画ユニットとの間の双方向通信を可能とすることが好ましい。
このように、制御端末と各描画ユニットとの間を双方向通信を可能とすることによって、制御端末と各描画ユニットがそれぞれ連携をとりながら通信を行うことができる。これにより、より確実な表示装置制御を行うことができ、また、各表示装置の現在の設定状態を示す情報を制御端末側で取得することができる。
(6)前記(5)記載のマルチ画面映像再生装置において、前記制御端末は、前記表示装置の状態を取得して、該取得した表示装置の状態の表示が可能な機能を有することが好ましい。
このように、表示装置の状態を表示する機能を制御端末に設けることによって、ユーザは、制御端末の表示画面上で表示装置の現在の状態を見ながら表示装置制御情報を入力したり設定したりすることができる。また、表示装置の現在の状態などの情報が、映像データを表示するスクリーン上ではなく、制御端末の表示画面でなされるので、映像表示中などに表示装置の各種制御情報の設定を行うような場合でも、設定メニューなどがスクリーン上に表示されることがなく、映像を見る視聴者に不快感を与えることがない。
(7)前記(1)から(6)のいずれかに記載のマルチ画面映像再生装置において、前記表示装置制御情報は、前記表示装置の状態を設定可能とする制御情報を含むことが好ましい。
この表示装置の状態とは、たとえば、各表示装置の電源のオン・オフ、表示位置の調整、コントラストや色合いの調整、光学系の制御(ズーム/テレワイドの設定、フォーカスのコントロール、台形済み補正、レンズシフトなど)などであり、これらの状態を設定可能とすることによって、各表示装置を最適な状態とすることができる。
(8)前記(1)から(7)に記載のマルチ画面映像再生装置において、前記制御端末は、複数の表示装置で映像データの同期を取って出力可能とするための表示タイミング情報の生成および配信が可能な機能をさらに有することが好ましい。
これによって、マルチ画面ディプレイが、複数の表示装置からそれぞれ部分映像を投影することにより1つの大画面を形成するようなタイリングディスプレイである場合、各表示装置から投影される部分映像の同期を取ることができる。
(9)前記(8)記載のマルチ画面映像再生装置において、前記表示タイミング情報は、前記表示装置制御情報の伝送が可能なネットワークを用いて一斉同報通信により配信することが好ましい。
これによって、表示タイミング情報を各描画ユニットに同時に配信することができ、各描画ユニットでは、それぞれ対応する表示装置に対し、表示すべき映像を各描画ユニット間で同期を取った状態で出力することができる。
(10)前記(1)から(9)のいずれかに記載のマルチ画面映像再生装置において、前記制御端末は、前記表示装置で表示すべき映像データの生成および配信が可能な機能をさらに有することが好ましい。
これにより、各描画ユニットに配信すべき映像データを制御端末側で一括して配信することができる。
(11)前記(10)記載のマルチ画面映像再生装置において、前記映像データを配信するネットワークを、前記表示装置制御情報の伝送が可能なネットワークとは別に設けることが好ましい。
このように、映像データは映像用のネットワーク、表示装置制御情報や表示タイミング情報などの制御情報は制御情報用のネットワークというように、映像データと制御情報をそれぞれ異なった専用のネットワークを用いて描画ユニットに配信することによって、映像データにおいては、ネットワークの帯域をフルに使うことができ、映像データを高品質のまま配信することが可能となる。また、表示装置制御情報などの制御情報においても、専用のネットワークを使っての配信が可能となることから、制御情報を確実に各描画ユニットに配信することができる。
(12)前記(10)または(11)記載のマルチ画面映像再生装置において、前記表示装置制御情報は、表示すべき映像データの内容に応じた前記表示装置の状態を設定可能とする制御情報を含むことが好ましい。
これによって、コンテンツの種類(映画用、プレゼンテーション用、ゲーム用、コンピュータグラフィック用像など)に応じた最適な色調やコントラストなどに設定することができる。たとえば、コンテンツが映画からニュース映像に切り替わるような場合、表示装置の状態をそれぞれのコンテンツに適した設定とすることができ、コンテンツに応じた最適な映像の表示が可能となる。
(13)本発明のマルチ画面映像再生装置における表示装置制御方法は、複数の表示装置のそれぞれ対応する表示装置を制御する機能を有する複数の描画ユニットと、前記複数の描画ユニットに対し前記表示装置を制御するための表示装置制御情報の伝送が可能なネットワークとを備えたマルチ画面映像再生装置の表示装置制御方法であって、前記表示装置制御情報を、前記ネットワークによって前記各描画ユニットに配信し、該描画ユニットでは、配信されてきた表示装置制御情報に基づいた表示装置の制御を行うことを特徴としている。
このマルチ画面映像再生装置における表示装置制御方法においても、前記(1)のマルチ画面映像再生装置と同様の効果が得られる。なお、この(13)に記載のマルチ画面映像再生装置における映像再生方法においても(2)から(12)に記載のマルチ画面映像再生装置と同様の特徴を有することが好ましい。
[実施形態1]
図1および図2は本発明の実施形態1に係るマルチ画面映像再生装置を説明する図である。この実施形態1に係るマルチ画面映像再生装置10は、図1に示すように、マルチ画面ディスプレイを構成する複数の表示装置D1〜D4(本発明の実施形態では表示装置は前面投影方式のプロジェクタであるとする)に対し、それぞれの表示装置D1〜D4で表示すべき映像データを出力するための映像再生装置である。
また、このマルチ画面映像再生装置10によって出力される映像データを投影するマルチ画面ディスプレイは、2行・2列(2×2)のマトリクス状に配置された4台の表示装置D1〜D4でなり、この表示装置D1〜D4のそれぞれがスクリーンSCR上に投影する単位映像(部分映像)を統合することにより、1つの大画面映像を再生するものであるとする。
この実施形態1に係るマルチ画面映像再生装置10は、図1および図2に示すように、その構成を大別すると、表示装置D1〜D4を制御するための表示装置制御指示を受け付けて、その表示装置制御指示に対応した表示装置制御情報を生成する機能と、表示装置D1〜D4の状態を取得して、該取得した表示装置D1〜D4の状態の表示が可能な機能を有するPCなどの制御端末CT、表示装置D1〜D4を制御可能な複数の描画ユニットRU1〜RU4、これら制御端末CTと複数の描画ユニットRU1〜RU4を接続するネットワーク12を有している。
このネットワーク12は、各表示装置D1〜D4の制御(表示装置制御)を行うに必要な制御情報(表示装置制御情報)を配信するための制御情報用ネットワーク12(以下、制御用LAN12という)である。この制御用LAN12としては、たとえば、10Base、無線LANなどによる比較的低速なネットワークの採用が可能であるとともに、AV機器や家電などに利用されているIEEE1394なども用いることができる。
なお、各表示装置D1〜D4で表示すべき映像データは、この図1および図2では図示されていないが、各描画ユニットRU1〜RU4に対して、映像データの生成および配信が可能な映像配信手段(映像配信サーバ)がマルチ画面映像再生装置の構成要素の1つとして設けられ、この映像配信手段からネットワーク(このネットワークは前述の制御用LAN12とは別に映像専用のネットワークを設けることが望ましい)によって配信するような形態であってもよく、また、各描画ユニットRU1〜RU4側に映像データ記憶媒体(図示せず)などを備えて、この映像データ記憶媒体から表示すべき映像データを取得するような形態であってもよい。
ところで、上述の表示装置制御情報は、たとえば、前記表示装置D1〜D4の状態設定を可能とする制御情報であり、その例としては、各表示装置D1〜D4の電源のオン・オフ、表示位置の調整、コントラストや色合いの調整、光学系の制御(ズーム/テレワイドの切り替え、フォーカスのコントロール、台形歪み補正、レンズシフトなど)などが挙げられるが、これらに限られるものではない。
また、上述の制御端末CTは、図2に示されるように、ユーザによる表示装置制御指示の受け付けが可能な表示装置制御指示受付部101、この表示装置制御指示受付部101で受け付けた表示装置制御指示に基づいた表示装置制御情報を、表示装置制御パケットとして生成する表示装置制御情報生成部102、この表示装置制御情報生成部102で生成された表示装置制御パケットを、制御用LAN12を用いて、すべての描画ユニットRU1〜RU4、または、指定した描画ユニットに配信可能で、かつ、各描画ユニットRU1〜RU4から送られてくる情報の受信が可能な送受信部103を有している。
なお、表示装置制御指示受付部101は、たとえば、制御端末CTの表示画面上でユーザがマウスなどによる指示によって入力や設定を行うことができるようになっている場合には、表示画面が表示装置制御指示受付部101として機能する。
また、この制御端末CTは、PCに限られるものではなく、情報の入力および表示が可能で、かつ、本発明で用いるネットワーク(制御用LAN12)に接続可能な通信機能を有した携帯型情報機器であれば、たとえば、携帯電話機などであってもよい。このように、この実施形態1における制御端末CTは、ユーザによって操作可能なユーザ操作端末UTとしての機能を有するものである。
また、各描画ユニットRU1〜RU4は、図2に示されるように、映像データを受信する映像データ受信部121、この映像データ受信部121で受信された映像データを取得して、該取得した映像データを解析する映像データ取得部122、この映像データ取得部122で取得された映像パケットに格納されている映像データが展開されるフレームバッファ124、フレームバッファ124に展開されている映像データの出力制御を行う出力制御部123、表示すべき映像データを、対応する表示装置(表示装置D1〜D4のいずれか)に出力する出力部125を有している。さらに、制御用LAN12により配信されてくる表示装置制御パケットを受信して、受信した表示装置制御パケットを解析して、対応する表示装置D1〜D4の制御を行うための表示装置制御コマンドを生成する表示装置制御部126、この表示装置制御部126で生成された表示装置制御コマンドを、対応する表示装置の現在の設定状態として記憶する設定状態記憶部127を有している。なお、表示装置制御部126で生成された表示装置制御コマンドは、設定状態記憶部127に記憶されるとともに、対応する表示装置(表示装置D1〜D4のいずれか)にも出力される。
また、この表示装置制御部126は、設定状態記憶部127に記憶されている表示装置の現在の設定状態(設定値)を取得して、その取得した設定状態を設定状態パケットとし、その設定状態パケットを制御用LAN12に送出する機能も有している。
また、各描画ユニットRU1〜RU4は、制御用LAN12によって各描画ユニットRU1〜RU4間での双方向通信が可能となっている。これによって、たとえば、ある特定の表示装置に対して何らかの表示装置制御を行った場合、その表示制御を他の描画ユニットに反映させたり、他の描画ユニットの現在の設定状態を取得するといったことも可能となる。
なお、各描画ユニットRU1〜RU4は、専用装置として準備することができることは勿論、ネットワークインタフェースを有するパーソナルコンピュータ(PC)で代用することができる。
また、本発明の実施形態1で用いられる制御用LAN12のネットワークプロトコルはTCP/IPであるものとする。また、IPのバージョン番号は4、すなわち、IPv4として説明する。
また、制御用LAN12のネットワーク・トポロジは、「閉じている」ネットワークであるものとし、制御端末CTと各描画ユニットRU1〜RU4との間の接続の階層の数には大きな差がない接続形態であるのが好ましい。これは、階層の数に大きな差があると、表示装置制御パケットを、仮に、一斉同報通信によって各描画ユニットRUI〜RU4に配信した場合、表示装置制御パケットの受信時刻のずれが各描画ユニットRUI〜RU4間で大きくなる可能性があるためである。
また、制御用LAN12は、小規模で閉じられたネットワークを想定しているので、制御用LAN12をパケットとして流れるデータが遅延したり紛失したりすることはほとんど考慮しなくてもよい。
なお、これら制御用LAN12のネットワークプロトコルやIPのバージョン番号、ネットワーク・トポロジ、データの遅延や紛失に対する考慮などについては、後に説明する実施形態2の制御用LAN12においても同様であるとし、また、その実施形態2では映像用LAN11も設けられるが、この映像用LAN11についても同様であるとする。
次に、この実施形態1の動作について説明する。図3はこの実施形態1の処理手順の一例を説明するフローチャートである。この図3に示す処理手順は、ユーザが制御端末CTを利用して、表示装置D1〜D4の現在の設定状態を取得する場合の処理手順を示すものである。
図3において、まず、ユーザが制御端末CTの表示画面上で、ある表示装置(ここでは表示装置D1とする)を指定する(ステップS1)。この表示装置D1の指定は、IPアドレスあるいは識別番号などで指定することができる。なお、ここでは、その表示装置D1が接続される描画ユニットRU1を指定するものとする。
このように、ユーザが制御端末CTの表示画面上から、設定状態取得を指示すると、表示装置制御指示受付部101がユーザの設定状態取得指示を受け付ける(ステップS2)。これによって、表示制御情報生成部が102がユーザの指示に基づいた表示装置制御パケット(この場合、設定状態取得パケットという)を生成して(ステップS3)、送受信部103がその設定状態取得パケットを制御用LAN12を用いて、指定した描画ユニット(この場合、描画ユニットRU1)宛に配信する(ステップS4)。
一方、描画ユニット(この場合、描画ユニットRU1)では、その表示装置制御部126が制御用LAN12によって配信されてきた設定状態取得パケットを受信すると(ステップS5)、その設定状態取得パケットを解析し(ステップS6)、その解析結果に基づいて、制御コマンド(この場合、設定状態取得コマンドという)を生成して、その設定状態取得コマンドを設定状態記憶部127に与え、表示装置D1の現在の設定状態を、設定状態記憶部127から読み出す(ステップS7)。その読み出された表示装置の現在の設定状態は、表示装置制御部126によって設定状態パケットとして制御用LAN12により制御端末CTに送信される(ステップS8)。
制御端末CTでは、送信されてきた設定状態パケットを送受信部103が受信し(ステップS9)、その設定状態パケットを解析して、表示装置D1の現在の設定状態を取得し、その取得結果を表示画面上に表示する(ステップS10)。
図4は制御端末CTの表示画面上における表示例を示すもので、各表示装置D1〜D4に対応する表示領域A1〜A4が表示されており、この図4では、表示装置D1についての設定状態のみが示されている。この図4の例では、表示装置D1は、現在、「レンズシフト 0.2」、「台形歪み補正 15」、「明るさ 20」、「コントラスト 10」、「シャープネス 2」といった設定がなされていることがわかる。このような設定状態をユーザが確認し、その内容でよければそれで処理を終了する。
また、その設定状態を確認した結果、設定内容の変更を行う場合は、その表示装置に対して状態設定を行うための制御を行う。
図5は、ユーザが制御端末CTを利用して、ある表示装置(この例では、表示装置D1とする)に対して何らかの状態設定を行う場合の処理手順を示すものである。なお、この図5では、すでに取得した設定状態(たとえば、図4のような設定状態)に基づいて、ユーザがその設定状態を変更する場合について説明する。
図5において、まず、ユーザが制御端末CTで取得した設定状態(設定値)に基づいて、新たな設定値を指定する(ステップS11)。これにより、表示装置制御指示受付部101がユーザの指定を受け付ける(ステップS12)。そして、表示装置制御情報生成部102がユーザの指定に基づいた表示装置制御パケット(この場合、状態設定パケットという)を生成して(ステップS13)、送受信部103がその状態設定パケットを、制御用LAN12を用いて、指定した描画ユニット(この場合、描画ユニットRU1)宛に配信する(ステップS14)。
一方、描画ユニット(この場合、描画ユニットRU1)側では、その表示装置制御部126が制御用LAN12によって配信されてきた状態設定パケットを受信すると(ステップS15)、その状態設定パケットを解析し(ステップS16)、その解析結果に基づいて、表示装置D1の状態設定を行うための制御コマンド(この場合、状態設定コマンドという)を生成し、その状態設定コマンドを、対応する表示装置D1に出力するとともに、設定状態記憶部127に与える(ステップS17)。
これによって、設定状態記憶部127にはその状態設定コマンドによる新たな設定値が表示装置D1の現在の設定値として記憶される(ステップS18)。また、表示装置D1は、描画ユニットRU1の表示装置制御部126から出力される状態設定コマンドによって自身の状態を設定する(ステップS19)。
そして、表示装置制御部126は、設定状態記憶部127の記憶内容(表示装置D1の現在の設定値)を読み出して、制御用LAN12により制御端末CTに送信する(ステップS20)。
制御端末CTでは、描画ユニットRU1から送られてくる情報(ユーザの設定した表示装置D1の設定値)を受信する(ステップS21)。これにより、制御端末CTの表示画面上ではユーザによって設定された設定値が表示装置D1の現在の設定値として表示される(ステップS22)。
図6は制御端末CTの表示画面上における表示例を示すもので、この場合、表示装置D1について、ユーザが状態設定を行ったものとする。すなわち、図4で示すような設定内容に対して、ユーザがその設定内容を変更した例である。この設定内容の変更は、ユーザが、たとえば、マウスなどで調整したい項目をクリックし、それぞれの値を設定可能範囲内で所望の値に設定することによって行える。
たとえば、「レンズシフト −1〜+1」、「台形歪み補正 −20〜+20」、「明るさ −60〜+60」、「コントラスト −30〜+30」、「シャープネス −5〜+5」というように、それぞれ設定可能範囲が定められていて、その設定可能範囲内において所望とする値に設定することができる。
なお、このほかにも各種の項目についての設定が可能である。たとえば、電源のオン・オフ、コンテンツの種類(前述したように、映画、ゲーム、プレゼンテーション、コンピュータグラフィックスなど)の設定も可能である。
この図6に示す表示画面上の表示内容(表示装置の現在の状態設定値)をユーザが確認し、その内容でよければ処理を終了する。
また、図7はユーザが表示装置を直接操作した場合の処理手順はついて説明するものである。ユーザが表示装置を直接操作するというのは、たとえば、ユーザがある表示装置のレンズ部を操作(ズーム操作など)する、ユーザがある表示装置の電源をオン・オフする、ユーザがある表示装置の設定をリセットするといった操作である。
この図7では、ユーザがある1つの表示装置(操作側表示装置という)のリセットを行うことによって他の表示装置(設定側表示装置という)のリセットを行う場合についての処理手順について説明する。
図7において、まず、ユーザが操作側表示装置に対して何らかの操作(この例では、リセット操作)を行う(ステップS31)。これによって、その操作側表示装置が接続された描画ユニットの表示装置制御部126が、そのリセット操作に対応した設定値を自身の記憶部127に記憶し(ステップS32)、そのリセット操作に基づく制御パケット(この場合、リセット操作パケットという)を生成する(ステップS33)。そして、その表示装置制御部126は、リセット操作パケットをブロードキャストなどの一斉同報通信により制御用LAN12に送出する(ステップS34)。
一方、設定側表示装置は、その設定側表示装置が接続された描画ユニットのそれぞれの表示装置制御部126が、配信されてきた制御パケット(リセット操作パケット)を受信して解析し、その解析結果に基づく制御コマンド(この場合、リセット操作コマンドという)を生成し、そのリセット操作コマンドを設定状態記憶部127に与えるとともに、自身に接続された表示装置に送信する(ステップS35)。
これによって、設定状態記憶部127には制御コマンドに対応する設定値が記憶される(ステップS36)。また、リセット操作コマンドを受け取った設定側表示装置は、そのリセット操作コマンドに基づいて自身を設定(この場合は、設定をリセット)する(ステップS37)。
一方、制御端末CTは、送受信部103で操作側表示装置から制御用LAN12を介して配信されてきた制御パケット(リセット操作パケット)を受信すると(ステップS38)、受信した制御リセット操作パケットの内容(どのような設定がなされたかの設定状態)が表示画面上に表示される(ステップS39)。
なお、この制御端末CTは、制御パケットを受信したら(ステップS38)、各表示装置D1〜D4が正しく設定されているかを確認するため、各表示装置D1〜D4に対して、現在の設定状態の取得を要求するようにしてもよい。この各表示装置D1〜D4に対する現在の設定状態の取得は、前述の図3に示す処理手順によって行うことができる。
以上説明したようにこの実施形態1によれば、マルチ画面ディスプレイを構成するそれぞれの表示装置D1〜D4に対して、制御端末CTからの表示装置制御パケットを、制御用LAN12を用いて配信することができる。また、制御端末CTは、制御用LAN12を用いることにより、複数の表示装置D1〜D4を一括して制御することができることは勿論、制御用LAN12を双方向通信が可能なネットワークとしているので、各表示装置の現在の設定状態などの情報を取得することができる。
また、制御端末CTは、表示画面を有したPCなどのユーザ端末であるので、その表示画面上で各表示装置を制御するための表示装置制御指示操作が行えるとともに、各表示装置の現在の設定状態などを制御端末CTの表示画面上に表示させることができる。
このように、各表示装置の現在の設定状態などを制御端末CTの表示画面上に表示させることができることによって、従来のように、制御情報を入力するためのメニューや現在の設定状態などの制御情報が、映像を表示するスクリーン上で映像に重ねて表示されるOSD方式とは異なり、映像表示を妨げることなく、視聴者に不快感を与えることがなくなる。
また、各表示装置間D1〜D4の通信も可能であるので、図7の処理手順で説明したように、たとえば、ある1つの表示装置に対して何らかの制御を行うことで、その制御内容を他の表示装置にも反映させるということもできる。なお、この図7のような制御操作を行う場合には、制御端末CTは不要となる。
[実施形態2]
図8は本発明の実施形態2を説明する全体的な構成図である。この図8は実施形態1で用いた制御端末CT(図2参照)が、ユーザ操作端末UT、各描画ユニットRUI〜RU4が対応する表示装置に対して映像データを同期化して出力可能とするための表示タイミング情報を生成して配信可能なタイミングサーバTS、各描画ユニットRUI〜RU4に対して、映像データの配信を行う映像配信サーバVSとから構成されたものとなっている。なお、描画ユニットRU1〜RU4や表示装置D1〜D4は図2と同じである。
また、この図8では、ネットワークとしては、映像配信サーバVSから各描画ユニットRU1〜RU4に対して映像データを配信するための映像用ネットワーク11(映像用LAN11という)と、タイミングサーバTSからの制御情報を各描画ユニットRU1〜RU4に対して配信するための制御用LAN12の2つのネットワークが設けられている。
なお、タイミングサーバTSからの制御情報というのは、この図8に示す構成においては、前述の実施形態1で説明した表示装置D1〜D4を制御するための表示装置制御情報と、映像データの同期を取るための表示タイミング情報を指している。
また、映像用LAN11は、たとえば、100Base、1000Base、光通信などの高品質で高速な通信が可能なネットワークを採用することが望ましい。一方、制御用LAN12は、前述したように、たとえば、AV機器や家電などに利用されているIEEE1394などのネットワークの採用が可能である。
図8におけるユーザ操作端末UTは、ユーザからの表示装置制御指示を受け付ける表示装置制御指示受付部101を有している。また、タイミングサーバTSは、同期信号としてのタイミング情報を表示指示パケットとして生成するタイミング情報生成部111、ユーザ操作端末UTの表示装置制御指示受付部101で受け付けた表示装置制御指示に基づいた表示装置制御情報を表示装置制御パケットとして生成する表示装置制御情報生成部102、タイミング情報生成部111で生成された表示指示パケットまたは表示装置制御情報生成部102で生成された表示装置制御パケットを、制御用LAN12を用いて描画ユニットRU1〜RU4に配信可能で、かつ、各描画ユニットRU1〜RU4から送られてくる情報の受信が可能な送受信部103を有している。
なお、表示指示パケットは、すべての描画ユニットRU1〜RU4に対して、ブロードキャスト通信などの一斉同報通信によって配信される。また、表示装置制御パケットは、その内容に応じて一斉同報通信またはユニキャスト通信のいずれかで配信することが可能である。
また、映像配信サーバVSは、映像データ供給手段200からの映像データを映像パケットとして生成する映像データ(映像パケット)生成部113、映像データ(映像パケット)生成部113で生成された映像パケットを描画ユニットRU1〜RU4に配信制御する映像配信制御部114、映像パケットを映像用LAN11を用いて描画ユニットRU1〜RU4に配信する映像データ送信部115を有した構成となっている。
なお、映像配信サーバVS、タイミングサーバTSは、専用装置として準備することができることは勿論、ネットワークインタフェースを有するパーソナルコンピュータ(PC)で代用することができる。
ところで、この実施形態2では、表示装置制御情報生成部102はタイミングサーバTS側に設けられた構成となっているが、図9に示すように、この表示装置制御情報生成部102は、ユーザ操作端末UT側に設けるようにしてもよい。
さらに、図10に示すように、ユーザ操作端末UTは、タイミングサーバTSから分離させた構成、すなわち、図2と同様に、表示装置制御指示受付部101の他に、表示装置制御情報生成部102、送受信部103を設けることにより、ユーザ操作端末UTだけで表示装置制御を行えるようにしてもよい。この場合、タイミングサーバTSは、タイミング情報生成部111と、このタイミング情報生成部111で生成される表示指示パケットを一斉同報通信により各描画ユニットRU1〜RU4に配信可能なタイミング情報送信部112とで構成される。
この図8、図9、図10で示すような構成のマルチ画面映像再生装置10においては、映像データは専用のネットワークである映像用LAN11を用いて描画ユニットRU1〜RU4に配信され、実施形態1で説明した表示装置制御パケットや表示指示パケットなどの制御情報は、制御用LAN12を用いて描画ユニットRU1〜RU4に配信される。このように、映像データと制御情報は、それぞれ異なった専用のネットワークで配信するようにしている。
これによって、映像データにおいては、ネットワークの帯域をフルに使うことができ、高品質な映像データの伝送が可能となる。また、制御情報においても、専用のネットワークを使っての伝送が可能となることから、制御情報を確実に各描画ユニットに配信することができる。また、制御用LAN12は双方向通信を可能とすることによって、各表示装置の状況(現在の設定状態など)の情報を取得してユーザ操作端末の表示画面上に表示させることができる。
また、この実施形態2の場合、映像配信サーバVSから配信される映像データ(コンテンツ)の内容に応じた表示装置制御情報を表示装置制御情報生成部102が生成して、その表示装置制御パケットを各描画ユニットまたはある特定の描画ユニットに配信することも可能である。これにより、たとえば、コンテンツが映画からニュース映像に切り替わるような場合、表示装置の状態をそれぞれのコンテンツに適した設定とすることができ、コンテンツに応じた最適な映像の表示が可能となる。
また、前記映像用LAN11は、大容量・高速通信の可能なネットワークが採用されるので、データ量の多い映像データを品質を落とすことなく配信することができる。前記制御用LAN12は、前記映像用LAN11に比べれば、小容量・低速通信のネットワークの採用が可能であるので、安価なネットワークを使用することができる。
なお、この実施形態2の説明で用いた図8、図9、図10では、映像配信サーバVSとタイミングサーバTSを別個の構成としたが、これらを1つにまとめた構成としてもよい。また、ユーザ操作端末UTもタイミングサーバTSや映像配信サーバVSと兼用とすることも可能である。
以上、前述の各実施形態に基づいて本発明についての説明を行ったが、本発明は前述の各実施形態に限られることなく、その要旨を変更しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、たとえば、次のような変形も可能である。
(1)前述の各実施形態におけるマルチ画面映像再生装置においては、各描画ユニットRU1〜RU4が各表示装置D1〜D4と別体で構成されているが、本発明は各描画ユニットRU1〜RU4が各表示装置D1〜D4の構成要素として、その内部に含まれるように構成されていてもよい。
(3)前述の各実施形態におけるマルチ画面映像再生装置においては、大画面のマルチ画面ディスプレイで1つの大画面映像を再生する場合を例にとって説明したが、本発明はこれに限られず、たとえば、マルチ画面ディスプレイを構成する複数の表示装置のそれぞれが、異なる独自の映像を再生するような場合にも適用できる。
(4)前述の各実施形態におけるマルチ画面映像再生装置においては、4台のプロジェクタが2行・2列のマトリクス状に配置されたものを用いて説明したが、表示装置の種類、台数、配列パターンなどがこれに限られないのはいうまでもない。
また、本発明は以上説明した本発明を実現するためのマルチ画面映像再生装置における表示装置制御手順が記述されたマルチ画面映像再生装置における表示装置制御プログラムを作成し、それをフロッピィディスク、光ディスク、ハードディスクなどの記録媒体に記録させておくこともできる。したがって、本発明は、そのマルチ画面映像再生装置における表示装置制御プログラムの記録された記録媒体をも含むものである。また、ネットワークからそのマルチ画面映像再生装置における表示装置制御プログラムを得るようにしてもよい。
実施形態1に係るマルチ画面映像再生装置の構成を説明する図。 実施形態1に係るマルチ画面映像再生装置における制御端末(ユーザ操作端末)と描画ユニットの構成を説明する図。 実施形態1の処理手順(ある表示装置から現在の設定状態を取得する場合の処理手順)を説明するフローチャート。 ある表示装置から取得された現在の設定状態が制御端末(ユーザ操作端末)の表示画面上に表示された例を示す図。 実施形態1の処理手順(ある表示装置に対する状態設定を行う場合の処理手順)を説明するフローチャート。 ある表示装置に対して状態設定を行った場合の設定状態が制御端末(ユーザ操作端末)の表示画面上に表示された例を示す図。 実施形態1の処理手順(ある表示装置に対して直接操作を行った場合の処理手順)を説明するフローチャート。 実施形態2に係るマルチ画面映像再生装置における制御端末(ユーザ操作端末)と描画ユニットの構成(その1)を説明する図。 実施形態2に係るマルチ画面映像再生装置における制御端末(ユーザ操作端末)と描画ユニットの構成(その2)を説明する図。 実施形態2に係るマルチ画面映像再生装置における制御端末(ユーザ操作端末)と描画ユニットの構成(その3)を説明する図。 マルチ画面ディスプレイを説明するための図。 従来のマルチ画面ディスプレイの表示装置制御の例を説明する図。
符号の説明
10 マルチ画面映像再生装置、11 映像用ネットワーク(映像用LAN)、12 制御情報用ネットワーク(制御用LAN)、101 表示装置制御指示受付部、102 表示装置制御情報生成部、103 送受信部、110 タイミング情報生成部、121 映像データ受信部、122 映像データ取得部、123 出力制御部、124 フレームバッファ、125 出力部、126 表示装置制御部、127 設定状態記憶部、D1〜D4 表示装置、RU1〜RU4 描画ユニット、CT 制御端末、UT ユーザ操作端末、TS タイミングサーバ、VS 映像配信サーバ、SCR スクリーン

Claims (13)

  1. マルチ画面ディスプレイを構成する複数の表示装置のすべてまたは指定した表示装置に対し、該表示装置を制御するための表示装置制御情報を与える機能を有するマルチ画面映像再生装置であって、
    前記複数の表示装置のそれぞれ対応する表示装置を制御する機能を有する複数の描画ユニットと、
    前記複数の描画ユニットに対し前記表示装置制御情報の伝送が可能なネットワークと、
    を有したことを特徴とするマルチ画面映像再生装置。
  2. 請求項1記載のマルチ画面映像再生装置において、前記ネットワークは、前記複数の描画ユニット間の双方向通信を可能とすることを特徴とするマルチ画面映像再生装置。
  3. 請求項1または2記載のマルチ画面映像再生装置において、前記描画ユニットは、前記ネットワークにより配信されてきた表示装置制御情報に基づいて、対応する表示装置の制御を行うためのコマンドを生成する機能と、自身に接続された表示装置の現在の状態の取得が可能な機能とを有する表示装置制御部を有することを特徴とするマルチ画面映像再生装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のマルチ画面映像再生装置において、前記表示装置を制御するための表示装置制御指示を受け付けて、その表示装置制御指示に対応した表示装置制御情報を生成する機能と、該生成された表示装置制御情報を前記複数の描画ユニットのすべてまたは指定した描画ユニットに対し、前記ネットワークを用いて配信する機能とを有する制御端末を有することを特徴とするマルチ画面映像再生装置。
  5. 請求項4記載のマルチ画面映像再生装置において、前記ネットワークは、前記制御端末と前記各描画ユニットとの間の双方向通信を可能とすることを特徴とするマルチ画面映像再生装置。
  6. 請求項5記載のマルチ画面映像再生装置において、前記制御端末は、前記表示装置の状態を取得して、該取得した表示装置の状態の表示が可能な機能を有することを特徴とするマルチ画面映像再生装置。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載のマルチ画面映像再生装置において、前記表示装置制御情報は、前記表示装置の状態を設定可能とする制御情報を含むことを特徴とするマルチ画面映像再生装置。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載のマルチ画面映像再生装置において、前記制御端末は、前記複数の表示装置で映像データの同期を取って出力可能とするための表示タイミング情報の生成および配信が可能な機能をさらに有することを特徴とするマルチ画面映像再生装置。
  9. 請求項8記載のマルチ画面映像再生装置において、前記表示タイミング情報は、前記表示装置制御情報の伝送が可能な前記ネットワークを用いて一斉同報通信により配信することを特徴とするマルチ画面映像再生装置。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載のマルチ画面映像再生装置において、前記制御端末は、前記表示装置で表示すべき映像データの生成および配信が可能な機能をさらに有することを特徴とするマルチ画面映像再生装置。
  11. 請求項10記載のマルチ画面映像再生装置において、前記映像データを配信するネットワークを、前記表示装置制御情報の伝送が可能な前記ネットワークとは別に設けることを特徴とするマルチ画面映像再生装置。
  12. 請求項10または11記載のマルチ画面映像再生装置において、前記表示装置制御情報は、表示すべき映像データの内容に応じた前記表示装置の状態を設定可能とする制御情報を含むことを特徴とするマルチ画面映像再生装置。
  13. 複数の表示装置のそれぞれ対応する表示装置を制御する機能を有する複数の描画ユニットと、前記複数の描画ユニットに対し前記表示装置を制御するための表示装置制御情報の伝送が可能なネットワークとを備えたマルチ画面映像再生装置の表示装置制御方法であって、
    前記表示装置制御情報を、前記ネットワークによって前記各描画ユニットに配信し、該描画ユニットでは、配信されてきた表示装置制御情報に基づいた表示装置の制御を行うことを特徴とするマルチ画面映像再生装置の表示装置制御方法。
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