JP2005273825A - 歯車変速機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 油温変動、製品誤差等によりインプットシャフト側に入力される回転抵抗の変動幅が比較的大きな場合であっても、アイドル騒音の発生を全運転域で防止することが可能な歯車変速機を提供する。
【解決手段】 クラッチ5を介してエンジン1からの動力が入力される、入力ギヤ8を一体的に有するインプットシャフト4と、インプットシャフト4と関連して変速機3内に収容された、入力ギヤ8に噛合するカウンタシャフトドライブギヤ10を一体的に有するカウンタシャフト11と、カウンタシャフト11に回転抵抗を付加する電磁式制動手段25と、変速機3内のオイルの温度を検出する油温検出手段26と、エンジン1の回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、エンジン1が所定低回転域にあり前記油温が所定温度域にあるときに電磁式制動手段25からの回転抵抗をカウンタシャフト11に付加する制御手段とを具備する歯車変速機3。
【選択図】 図1
【解決手段】 クラッチ5を介してエンジン1からの動力が入力される、入力ギヤ8を一体的に有するインプットシャフト4と、インプットシャフト4と関連して変速機3内に収容された、入力ギヤ8に噛合するカウンタシャフトドライブギヤ10を一体的に有するカウンタシャフト11と、カウンタシャフト11に回転抵抗を付加する電磁式制動手段25と、変速機3内のオイルの温度を検出する油温検出手段26と、エンジン1の回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、エンジン1が所定低回転域にあり前記油温が所定温度域にあるときに電磁式制動手段25からの回転抵抗をカウンタシャフト11に付加する制御手段とを具備する歯車変速機3。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車両のエンジン駆動系に配備される歯車変速機における、インプットシャフトとカウンタシャフトとに設けられる複数の歯車間のバックラッシュに起因して発生するアイドル騒音の防止技術に関する。
車両のエンジン駆動系に配備される歯車変速機では、その変速位置を中立位置としてエンジンをアイドリング運転すると、クラッチを介して回転が伝達される歯車変速機付近から異音、いわゆるアイドル騒音が発生することがある。
この歯車変速機のアイドル騒音は、アイドリング運転時におけるエンジンの回転角変動及びトルク変動を起振源とした捩り振動により変速機内のギヤ噛合部がバックラッシュの範囲内で相対変位する際に生じるものであり、クラッチを介して変速機内に伝達されたエンジンの回転角変動は摺動抵抗やオイル粘度等の入力回転抵抗に打ち勝って互いに押し付けられていたギヤ間にバックラッシュの範囲内で分離を生じさせ、その際にギヤ同士が叩き合うことにより生じる異音が原因となっている。また、クラッチのインプットシャフトに入力されるカウンタシャフト及びメインシャフト側からの回転抵抗(%)は、図5に示すように、歯車変速機内の油温(℃)の増加に応じて低減することが知られている。
ところで通常のクラッチディスク5は、例えば図2(a),(b)に示すように、ボス5Aaと一体のインナプレート5Aと、インナプレート5Aを挟持するようにピン5Fによって一体化されインナプレート5Aに対して相対回転変位するアウタプレート5B,5C及び図示しないピンによって一体化されたフェーシング5D,5Eと、インナプレート5A及びアウタプレート5B,5Cのそれぞれに形成されるばね収容穴5Ab,5Ba,5Caに嵌合するダンパスプリング5Gとを備えている。インナプレート5Aには各ピン5Fを避ける切欠部5Acが4箇所形成されており、各切欠部5Acと各ピン5Fとの間隔Sの範囲においてインナプレート5Aとアウタプレート5B,5Cとは相対回転可能に構成されている。クラッチディスク5は、インナプレート5Aとアウタプレート5B,55Cとの回転角変位に応じて各ダンパスプリング5Gが圧縮変形することで、この回転角変位を吸収するダンパ作動を行う。
図5に示すように、所定のばね定数を有するダンパスプリング5Gによってアウタプレート5B,5C(エンジンフライホイール側)に対するインナプレート5A(歯車変速機側)の相対的な回転角変動を吸収するダンパ作動可能域Enは、ダンパスプリング5Gに入力される入力回転抵抗の大小に影響され、この入力回転抵抗はオイル粘度と相関関係にある油温の高低によって変動する。
変速機内でのアイドル騒音は、ダンパスプリングのばね定数に加え変速機内の油温と相関関係にあることから、油温が通常の使用温度域にある場合にアイドル騒音が最小値となるように、ダンパスプリングのばね定数やヒステリシス、ギヤ噛合部のバックラッシュ量、あるいは回転抵抗等の変速機の諸条件が設定されている。これにより、図6に示すクラッチの回転角度−捩りトルク特性が決定される。
上述のようなクラッチの回転角度−捩りトルク特性を考慮した上で、インプットシャフト側に加わる入力回転抵抗がどの程度の範囲で変動しているかを考慮し、この入力回転抵抗の変動域に合わせてクラッチのダンパ作動可能域Enが通常使用時における油温の温度域に重なるように設定を行っている。
なお、歯車変速機からのアイドル騒音を防止するにあたり、歯車変速機のトップギヤとカウンタシャフトドライブギヤとの間のバックラッシュを機械的に減少させる方法が知られており、トップギヤ及びカウンタシャフトドライブギヤの各同軸上に環状の弾性体をそれぞれ配置し、各弾性体を互いに圧接させた状態で各ギヤを噛合して回転させることによりバックラッシュを排除する技術が、例えば「特許文献1」に開示されている。また、カウンタシャフト側のブレーキディスクを油圧ピストンで断接駆動するように構成し、第1速あるいは後退段でカウンタシャフトに制動力を加え、低速時における騒音の発生を防止する技術が、例えば「特許文献2」に開示されている。
上述のように、クラッチのダンパスプリングが有するダンパ作動可能域Enは、油温が通常の使用温度域(例えば15℃以上)にある場合の入力回転抵抗の変動域をカバーできるように設定されるが、図5に示すEc域のように油温が通常使用時の温度域を外れる低温域にある場合には、入力回転抵抗の変動域がダンパ作動可能域Enより外れて歯車変速機のアイドル騒音を防止することができなくなる。
このように入力回転抵抗の変動域が大きい場合、あるいは製品誤差によって入力回転抵抗の変動域がずれるような場合、これをクラッチのダンパスプリングが有するダンパ作動可能域Enにより全てカバーすることはできず、このカバーできない入力回転抵抗の変動域に対応する油温の低温域Ecでの運転時には歯車変速機からアイドル騒音が発生することとなり、その改善が望まれている。
本発明は上述の問題点を解決し、油温変動、製品誤差等によりインプットシャフト側に入力される回転抵抗の変動幅が比較的大きな場合であっても、アイドル騒音の発生を全運転域で防止することが可能な歯車変速機の提供を目的とする。
請求項1記載の発明は、入力ギヤを一体的に有しクラッチを介してエンジンからの動力が入力されるインプットシャフトと、前記インプットシャフトと関連して変速機内に収容された、前記入力ギヤに噛合するカウンタシャフトドライブギヤを一体的に有するカウンタシャフトと、前記カウンタシャフトに回転抵抗を付加する回転抵抗付加手段と、前記変速機内のオイルの温度を検出する油温検出手段と、前記エンジンの回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、前記エンジンが所定低回転域にあり前記油温が所定温度域にあるときに前記回転抵抗付加手段からの回転抵抗を前記カウンタシャフトに付加する制御手段とを具備する歯車変速機であって、前記回転抵抗付加手段として電磁式制動手段を用いることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の歯車変速機において、さらに前記クラッチのダンパスプリングに応じて該ダンパスプリングがエンジンフライホイールに対する前記インプットシャフト側の回転角変動を吸収すべくダンパ作動可能なダンパ作動可能域が設定され、前記所定温度域は前記ダンパ作動可能域の下限値を下回る低回転抵抗域に対応する温度域として設定されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の歯車変速機において、さらに前記電磁式制動手段手段は前記カウンタシャフトに断接手段を介して接続されており、前記制御手段は前記エンジンが所定低回転域にあり前記油温が所定温度域にあるときに前記断接手段を作動させて前記電磁式制動手段からの回転抵抗を前記カウンタシャフトに付加することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の歯車変速機において、さらに前記断接手段は電磁クラッチであることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1ないし請求項4のうちの何れか1つに記載の歯車変速機において、さらに前記電磁式制動手段は発電機であることを特徴とする。
本発明によれば、エンジン回転数が所定低回転域であって油温が所定温度域にあると、電磁式制動手段からの回転抵抗がカウンタシャフトに付加され、インプットシャフトに付与される入力回転抵抗が増加されることにより、所定温度域においてもインプットシャフトに加わる入力回転抵抗はクラッチディスクのダンパスプリングのダンパ作動可能域に入るように調整され、所定温度域においてもダンパスプリングが入力回転抵抗を吸収すべくダンパ作動し、アイドル騒音の発生を防止することができる。また、電磁式制動手段として発電機を用いることにより、アイドル時においてもバッテリの充電を行うことが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態を示している。同図において、符号1はエンジン出力軸を示しており、その端部にはフライホイール2が取り付けられている。歯車変速機3はフライホイール2の右方に配設されており、フライホイール2と対応する部位には歯車変速機3のインプットシャフト4に取り付けられたクラッチディスク5が配設されている。
その一端を軸受6によってケーシング7に回転自在に支持されたインプットシャフト4には入力ギヤ8が一体的に取り付けられており、その下方にはその両端を軸受9によってケーシング7に回転自在に支持され入力ギヤ8に噛合するカウンタシャフトドライブギヤ10をその一端側に一体的に有するカウンタシャフト11が回転自在に設けられている。カウンタシャフト11にはカウンタシャフトドライブギヤ10の他、それぞれ径の異なるカウンタシャフトギヤ12,13,14,15がそれぞれ一体的に設けられている。
インプットシャフト4の右方には、インプットシャフト4と同軸に配設され、その一端を軸受6によってケーシング7に他端を軸受23によってインプットシャフト4にそれぞれ回転自在に支持され、インプットシャフト4とは個別に回転可能なメインシャフト16が配設されている。メインシャフト16にはカウンタシャフトギヤ12と噛合する第4速ギヤ17、カウンタシャフトギヤ13と噛合する第3速ギヤ18、カウンタシャフトギヤ14と噛合する第2速ギヤ19、カウンタシャフトギヤ15と噛合する第1速ギヤ20がそれぞれ配設されており、各ギヤ17,18,19,20はそれぞれメインシャフト16に対して回転自在に支持されている。
ケーシング7の内部には、各ギヤ8,10,12,13,14,15,17,18,19,20に供給される適量の油が入れられており、この油は各ギヤの回転によって各ギヤに跳ねかけられる。また、ケーシング7の内部であって油の貯まる部位には、ケーシング7内の油の温度を検出する温度計あるいは熱電対等からなる油温検出手段26が配設されている。
第4速ギヤ17と第3速ギヤ18との間には同期装置21が、第2速ギヤ19と第1速ギヤ20との間には同期装置22がそれぞれ配設されている。各同期装置21,22は、スリーブ、シンクロナイザリング等を有する周知の構成であり、同期装置21が作動することによって各ギヤ17,18の何れか一方が、同期装置22が作動することによって各ギヤ19,20の何れか一方がメインシャフト16と一体化するように構成されている。各同期装置21,22も何れか一方のみが選択的に作動される。
クラッチディスク5は、上述した図2に示すものが用いられ、これによりフライホイール2に対してクラッチディスク5が接続されたときに、各ダンパスプリング5Gが縮むことによってクラッチディスク5とインプットシャフト4とが相対回転し、エンジン出力軸1からの回転力が急激にインプットシャフト4に伝達されることを緩和することで、アイドリング時におけるエンジンの回転変動に起因するギヤ同士の歯打ちによる騒音の発生防止及びエンジン回転が急激に伝達されることによる乗り心地の悪化等を防止している。
カウンタシャフト11の他端はケーシング7を突出しており、その先端には断接手段としての電磁クラッチ24を介して電磁式制動手段としての発電機25が取り付けられている。電磁クラッチ24は駆動回路を介して制御手段としての図示しないコントローラに接続され、コントローラのオン信号に応じてカウンタシャフト11の他端を発電機25に接続させ、オフ信号で接続を遮断する。発電機25は図示しないブラケットによってケーシング7に取り付けられ、その入力軸を電磁クラッチ24に接続されている。また発電機25は車両の図示しないバッテリに接続されており、作動時にバッテリを充電させる。
ここで、歯車変速機3のインプットシャフト4、すなわちクラッチディスク5のダンパスプリング5Gに加わる入力回転抵抗値は図3に実線で示すような変動特性を示し、ケーシング7内の油温が20℃を上回ると、フライホイール2に対するインプットシャフト4側の回転角変動をダンパスプリング5Gが吸収することが可能なダンパ作動可能域Enから入力回転抵抗値が外れてしまう。
しかし、ここではこの特性を踏まえて、所定低回転域であって油温が所定温度域である20℃を上回る温度域にあると、コントローラが電磁クラッチ24にオン信号を出力するように制御を行う。これにより、油温が20℃を上回る運転域において、発電機25の作動による回転抵抗がカウンタシャフト11に付加され、インプットシャフト4に付与される入力回転抵抗は図3に破線で示すように増加される。この結果、油温が20℃を上回る運転域においてもインプットシャフト4に加わる入力回転抵抗はクラッチディスク5のダンパスプリング5Gのダンパ作動可能域Enに入るように調整され、油温が20℃を上回る運転域においてもダンパスプリング5Gが入力回転抵抗を吸収すべくダンパ作動し、アイドル騒音の発生を防止することができる。
コントローラは、油温検出手段26により検出されたケーシング7内の油温を取り込むと共に、図示しないエンジン回転数検出手段により検出されたエンジンの回転数を取り込み、これらの検出結果に基づいて回転抵抗付加制御を行う。コントローラは、エンジンが所定低回転域にありかつ油温が所定温度域にあるときに電磁クラッチ24を介して発電機25をカウンタシャフト11に接続させ、カウンタシャフト11に対して回転抵抗を付加するという回転抵抗付加制御機能を有しており、図4に示すような回転抵抗付加制御を実行する。このコントローラが行う歯車変速機3に対する回転抵抗付加制御処理を図4に沿って説明する。
図示しないメインスイッチがオンされステップs1に達すると、コントローラはエンジン回転数Ne、油温Tmの各データを取り込み、所定の記憶処理を施した後にステップs2に進む。ステップs2では、エンジン回転数Neがクランキング判定値Necより大きく所定低回転判定値Nea以下の所定低回転域か否かの判定を行い、所定低回転域でない場合にはこの回の制御を終了する。所定低回転域である場合には、ステップs3に進んで油温Tmが20℃を上回るか否かの判定を行い、20℃以下の場合にはこの回の制御を終了し、20℃を上回った場合にはステップs4に進む。
なお、油温Tmが20℃以下での所定低回転域では、図3に実線で示す変動特性に沿って入力回転抵抗がカウンタシャフト11よりインプットシャフト4側に伝達され、そのときの入力回転抵抗値がダンパスプリング5Gのダンパ作動可能域Enに入ることから、ダンパスプリング5Gが確実にダンパ作動することで入力回転抵抗が吸収され、アイドル騒音の発生が防止される。
ステップs4に達すると、現在の状況が所定低回転域であると共に油温が20℃を上回る運転域にあることから、コントローラは電磁クラッチ24の駆動回路にオン信号を出力する。これにより電磁クラッチ24が接続処理され、発電機25の作動による回転抵抗がカウンタシャフト11を介してインプットシャフト4側に伝達され、インプットシャフト4が受ける回転抵抗が油温20℃を上回る運転域においてもダンパスプリング5Gのダンパ作動可能域Enに入ることとなり、ダンパスプリング5Gが確実にダンパ作動することで入力回転抵抗が吸収され、アイドル騒音の発生が防止される。
このように、図3に示す油温−入力回転抵抗の特性曲線に応じた入力回転抵抗がクラッチディスク5のダンパスプリング5Gに加わる際に、製品誤差等によりインプットシャフト4側に入力される回転抵抗の変動幅が比較的大きな場合であっても、油温が20℃を上回る所定温度域に入ると電磁クラッチ24を接続処理し、発電機25の作動による回転抵抗を、カウンタシャフト11を介してインプットシャフト4側に伝えて入力回転抵抗を引き上げ、引き上げられた入力回転抵抗がダンパスプリング5Gのダンパ作動可能域Enに入るように処理を行う。このため、油温が20℃を上回る所定温度域に入り、インプットシャフト4に付加される入力回転抵抗が低下する運転域であってもダンパスプリング5Gがダンパ作動可能域Enでダンパ作動し、入力ギヤ8とカウンタシャフトドライブギヤ10との間でのがたつきを低減してアイドル騒音の発生を防止することができる。
上述した実施形態では、ダンパスプリング5Gは油温が20℃を上回る場合に入力回転抵抗を吸収することが可能となるようにダンパ作動可能域Enを設定したが、このしきい値としての油温は車両が通常走行する地域に応じて適宜設定され、その油温に対応する入力回転抵抗の変動特性に応じてダンパ作動可能域Enも適宜修正される。
また上述した実施形態では、電磁クラッチ24を介してカウンタシャフト11に発電機25を接続させ、電磁クラッチ24のオンオフ動作によってカウンタシャフト11に対して回転抵抗を付加するか否かを制御する構成としたが、電磁クラッチ24を設けることなくカウンタシャフト11に発電機25を直結させ、発電機25のオンオフ動作によってカウンタシャフト11に対して回転抵抗を付加するか否かを制御する構成としてもよい。
さらに上述した実施形態の回転抵抗付加制御処理において、エンジン回転数Neがクランキング判定値Necより大きく所定低回転判定値Nea以下の所定低回転域か否かの判定を行っているが、ここでいう所定低回転域とは、アイドル回転域のみには限定されず、低速走行時における低回転域をも含む。
上記実施形態では、歯車変速機3としてインプットシャフト4とメインシャフト16とが同一軸線上に直列配置された例を説明したが、インプットシャフト4に対してカウンタシャフト11、メインシャフト16が順次所定間隔をおいて並列配置される等の、その他のギヤ配列構成を採用した歯車変速機にも本発明は適用可能である。
1 エンジン(エンジン出力軸)
2 エンジンフライホイール(フライホイール)
3 変速機(歯車変速機)
4 インプットシャフト
5 クラッチ(クラッチディスク)
5G ダンパスプリング
8 入力ギヤ
10 カウンタシャフトドライブギヤ
11 カウンタシャフト
24 断接手段(電磁クラッチ)
25 電磁式制動手段(発電機)
26 油温検出手段
En ダンパ作動可能域
2 エンジンフライホイール(フライホイール)
3 変速機(歯車変速機)
4 インプットシャフト
5 クラッチ(クラッチディスク)
5G ダンパスプリング
8 入力ギヤ
10 カウンタシャフトドライブギヤ
11 カウンタシャフト
24 断接手段(電磁クラッチ)
25 電磁式制動手段(発電機)
26 油温検出手段
En ダンパ作動可能域
Claims (5)
- 入力ギヤを一体的に有しクラッチを介してエンジンからの動力が入力されるインプットシャフトと、
前記インプットシャフトと関連して変速機内に収容された、前記入力ギヤに噛合するカウンタシャフトドライブギヤを一体的に有するカウンタシャフトと、
前記カウンタシャフトに回転抵抗を付加する回転抵抗付加手段と、
前記変速機内のオイルの温度を検出する油温検出手段と、
前記エンジンの回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、
前記エンジンが所定低回転域にあり前記油温が所定温度域にあるときに前記回転抵抗付加手段からの回転抵抗を前記カウンタシャフトに付加する制御手段とを具備する歯車変速機であって、
前記回転抵抗付加手段として電磁式制動手段を用いることを特徴とする歯車変速機。 - 請求項1記載の歯車変速機において、
前記クラッチのダンパスプリングに応じて該ダンパスプリングがエンジンフライホイールに対する前記インプットシャフト側の回転角変動を吸収すべくダンパ作動可能なダンパ作動可能域が設定され、前記所定温度域は前記ダンパ作動可能域の下限値を下回る低回転抵抗域に対応する温度域として設定されることを特徴とする歯車変速機。 - 請求項1または請求項2記載の歯車変速機において、
前記電磁式制動手段手段は前記カウンタシャフトに断接手段を介して接続されており、前記制御手段は前記エンジンが所定低回転域にあり前記油温が所定温度域にあるときに前記断接手段を作動させて前記電磁式制動手段からの回転抵抗を前記カウンタシャフトに付加することを特徴とする歯車変速機。 - 請求項3記載の歯車変速機において、
前記断接手段は電磁クラッチであることを特徴とする歯車変速機。 - 請求項1ないし請求項4のうちの何れか1つに記載の歯車変速機において、
前記電磁式制動手段は発電機であることを特徴とする歯車変速機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004090082A JP2005273825A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | 歯車変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004090082A JP2005273825A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | 歯車変速機 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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WO2019154578A1 (de) * | 2018-02-07 | 2019-08-15 | Zf Friedrichshafen Ag | Torsionsaktor |
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2004
- 2004-03-25 JP JP2004090082A patent/JP2005273825A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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