JP6646503B2 - 動力伝達装置 - Google Patents

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Description

本発明は、1つの駆動源および1つの電動機を有し、駆動源および電動機がギヤ機構を介して接続された動力伝達装置に関する。
従来、エンジンおよびモータジェネレータを有し、エンジンおよびモータジェネレータがギヤ機構を介して接続されるハイブリッド自動車では、モータジェネレータが非駆動状態になると、モータジェネレータからの動力が伝達されなくなるため、ギヤ機構に回転変位(ガタつき)が生じ、歯打ち音(騒音)が発生してしまうといった問題があった。そこで、モータジェネレータの出力トルクを0Nm近傍とならないように制御することで、ギヤ機構の回転変位(ガタつき)を抑制し、騒音が発生してしまうことを防止するようになされたハイブリッド自動車が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2006−262585号公報
しかしながら、特許文献1に記載のハイブリッド自動車では、騒音が発生しないようにモータジェネレータおよびエンジンを制御するため、騒音の発生を抑制することと引き換えに、燃費が悪化してしまうといった問題があった。
本発明は、上記の課題に鑑み、騒音の発生を抑制しつつ、燃費の悪化も抑制することが可能な動力伝達装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の動力伝達装置は、駆動源から出力されるトルクが入力されるシャフトと、複数のギヤが噛み合わされており、前記シャフト、および、電力によって駆動する電動機を、該複数のギヤを介して接続させる第1動力伝達機構と、前記駆動源から出力されるトルクを、前記第1動力伝達機構を介さずに前記電動機の回転軸に入力する第2動力伝達機構と、前記第2動力伝達機構に設けられ、前記駆動源から出力されるトルクが前記電動機の回転軸に入力される接続状態、および、前記駆動源から出力されるトルクが前記電動機の回転軸に入力されない切断状態が切り替え可能なクラッチと、
前記電動機から出力されるトルクが所定のトルク閾値以下である場合に、前記クラッチを接続状態にし、該電動機から出力されるトルクが該トルク閾値より大きい場合に、該クラッチを切断状態にする制御部と、を備える。
また、前記クラッチは、前記駆動源から出力されるトルクが入力される第1摩擦板と、前記電動機の回転軸に接続された第2摩擦板と、前記第1摩擦板と前記第2摩擦板とが接触するように付勢する付勢部材とを備えるとよい。
本発明によれば、騒音の発生を抑制しつつ、燃費の悪化も抑制することができる。
第1実施形態における車両の動力伝達装置の構成を示す図である。 自動車の電気系および制御系の構成を示す図である。 第2モータジェネレータのトルクが0Nmの場合の第1動力伝達機構で発生するガタつきを比較する図である。 第2実施形態における車両の動力伝達装置の構成を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態における車両1の動力伝達装置2の構成を示す図である。図1に示すように、車両1は、所謂ハイブリッド自動車であり、動力伝達装置2を備えている。動力伝達装置2は、エンジン10、第1モータジェネレータ12、第2モータジェネレータ14が設けられる。
エンジン10は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンが適用され、不図示の燃料タンクから供給される燃料(ガソリン、ディーゼル等)を燃焼させることで動力を得、得られたトルク(動力)を、クランクシャフト10aに接続されたダンパ16に出力する。
第1モータジェネレータ12は、主に発電機として機能し、発電することにより得られた電力をバッテリ74(図2参照)に供給することで、バッテリ74を充電する。また、第1モータジェネレータ12は、モータとしても機能する場合があり、この場合にはバッテリ74から供給される電力によって駆動する。
第2モータジェネレータ14は、主に電動機として機能し、バッテリ74から供給される電力により駆動する。また、第2モータジェネレータ14は、発電機としても機能する場合があり、この場合には発電することにより得られた電力をバッテリ74に供給することで、バッテリ74を充電する。
ダンパ16は、エンジン10から伝達されたトルクの変動を抑制し、変動を抑制したトルクを回転軸16a、ギヤ機構18および入力軸20を介して動力分割機構22に伝達する。ギヤ機構18は、第1ギヤ18aおよび第2ギヤ18bにより構成されている。第1ギヤ18aは、ダンパ16の回転軸16aに嵌合されており、回転軸16aと一体的に回転する。第2ギヤ18bは、入力軸20に嵌合されるとともに第1ギヤ18aに噛み合わされており、第1ギヤ18aの回転に伴って入力軸20と一体的に回転する。
動力分割機構22は、サンギヤ22a、プラネタリギヤ22b、リングギヤ22c、キャリア22dにより構成される遊星歯車である。サンギヤ22aは、第1モータジェネレータ12の回転軸12aに嵌合されており、回転軸12aと一体的に回転する。プラネタリギヤ22bは、サンギヤ22aとリングギヤ22cとの間に複数配置されており、サンギヤ22aおよびリングギヤ22cとそれぞれ噛み合わされている。リングギヤ22cは、サンギヤ22aと同軸上で、かつ、サンギヤ22aの径方向外側に配置され、インプットリダクションシャフト24に嵌合されており、インプットリダクションシャフト24と一体的に回転する。キャリア22dは、サンギヤ22aと同軸上に回転自在に支持されており、プラネタリギヤ22bを回転自在に支持する。したがって、プラネタリギヤ22bは、プラネタリギヤ22bの中心軸周りに自転可能であるとともに、キャリア22dの中心軸線周りに公転可能である。
動力分割機構22は、エンジン10から出力された動力が、ダンパ16を介して動力分割機構22のキャリア22dに伝達される。そして、第1モータジェネレータ12が発電機として機能する場合、動力分割機構22では、キャリア22dが回転することで公転するプラネタリギヤ22bの回転によって、サンギヤ22aおよびリングギヤ22cがトルクを伝達しつつ独立した回転数で回転する。これにより、動力分割機構22は、エンジン10から伝達されたトルクを分割し、サンギヤ22aを介して第1モータジェネレータ12に伝達するとともに、リングギヤ22cを介してインプットリダクションシャフト24に伝達する。
また、第1モータジェネレータ12が電動機として機能する場合、エンジン10から出力された動力が、ダンパ16を介して動力分割機構22のキャリア22dに入力されるとともに、第1モータジェネレータ12から出力された動力が動力分割機構22のサンギヤ22aに入力される。そうすると、動力分割機構22では、サンギヤ22aおよびプラネタリギヤ22bの回転によってリングギヤ22cが回転する。これにより、動力分割機構22は、エンジン10から入力されるトルク、および、第1モータジェネレータ12から入力されるトルクを、リングギヤ22cを介してインプットリダクションシャフト24に伝達する。
インプットリダクションシャフト24は、ギヤ機構26を介してトルクをトランスファードライブギヤ28に伝達する。ギヤ機構26は、第1ギヤ26aおよび第2ギヤ26bにより構成されている。第1ギヤ26aは、インプットリダクションシャフト24に嵌合されており、インプットリダクションシャフト24と一体的に回転する。第2ギヤ26bは、トランスファードライブギヤ28に嵌合されるとともに第1ギヤ26aに噛み合わされており、第1ギヤ26aの回転に伴ってトランスファードライブギヤ28と一体的に回転する。
トランスファードライブギヤ28は、フロントディファレンシャルギヤ30およびフロントドライブシャフト32を介してトルクを前輪34に伝達する。
また、トランスファードライブギヤ28には、第1動力伝達機構36を介して第2モータジェネレータ14が接続されている。第1動力伝達機構36は、サンギヤ36a、プラネタリギヤ36b、リングギヤ36c、キャリア36dにより構成される遊星歯車である。サンギヤ36aは、第2モータジェネレータ14の回転軸14aに嵌合されており、回転軸14aと一体的に回転する。プラネタリギヤ36bは、サンギヤ36aとリングギヤ36cとの間に複数配置されており、サンギヤ36aおよびリングギヤ36cとそれぞれ噛み合わされている。リングギヤ36cは、サンギヤ36aと同軸上で、かつ、サンギヤ36aの径方向外側に配置され、ケーシングに固定されている。キャリア36dは、トランスファードライブギヤ28に嵌合されるとともにサンギヤ36aと同軸上に回転自在に支持されており、プラネタリギヤ36bを回転自在に支持する。したがって、プラネタリギヤ36bは、プラネタリギヤ36bの中心軸周りに自転可能であるとともに、キャリア36dの中心軸線周りに公転可能である。
したがって、第1動力伝達機構36は、第2モータジェネレータ14が電動機として機能する場合には、第2モータジェネレータ14から入力されたトルクを、サンギヤ36a、プラネタリギヤ36bおよびキャリア36dを順に介してトランスファードライブギヤ28に伝達する。
また、第1動力伝達機構36は、第2モータジェネレータ14が発電機として機能する場合には、トランスファードライブギヤ28から入力されたトルクを、キャリア36d、プラネタリギヤ36bおよびサンギヤ36aを順に介して第2モータジェネレータ14に伝達する。
また、トランスファードライブギヤ28には、スプライン38を介してリダクションシャフト40が接続される。リダクションシャフト40には、トランスファークラッチ42、プロペラシャフト44、不図示のリヤディファレンシャルギヤおよびリヤドライブシャフトを介して後輪46が接続される。リダクションシャフト40は、トランスファークラッチ42が接続状態にある場合、トランスファークラッチ42、プロペラシャフト44、リヤディファレンシャルギヤおよびリヤドライブシャフトを介して後輪46にトルクを伝達する。
また、動力伝達装置2には、ギヤ機構52およびクラッチ54を含んで構成され、エンジン10および第1モータジェネレータ12から出力されたトルクを第1動力伝達機構36を介さずに第2モータジェネレータ14の回転軸14aに伝達する第2動力伝達機構50が設けられている。ギヤ機構52は、ドライブギヤ52aおよびドライブギヤ52bにより構成されている。ドライブギヤ52aは、インプットリダクションシャフト24に嵌合され、インプットリダクションシャフト24と一体的に回転する。ドライブギヤ52bは、第2モータジェネレータ14の回転軸14aに相対回転自在に支持されているとともに、ドライブギヤ52aに噛み合わされている。
クラッチ54は、例えば油圧式の多段クラッチであり、第1摩擦板54aおよび第2摩擦板54bが対向して配置されている。第1摩擦板54aは、ドライブギヤ52bに接続されており、ドライブギヤ52bと一体的に回転する。第2摩擦板54bは、第2モータジェネレータ14の回転軸14aに嵌合されており、回転軸14aと一体的に回転する。
また、クラッチ54は、TCU68の制御による油圧によって、第1摩擦板54aおよび第2摩擦板54bが離隔した切断状態、および、第1摩擦板54aおよび第2摩擦板54bが接触した接続状態を切り替え可能である。
クラッチ54は、接続状態において、ドライブギヤ52bから伝達されるトルクを回転軸14aに伝達し、切断状態において、ドライブギヤ52bから伝達されるトルクを回転軸14aに伝達しないよう遮断する。
図2は、車両1の制御系の構成を説明する図である。図2に示すように、車両1は、制御部60として、HEVCU(Hybrid and Electric Vehicles Control Units)62、ECU(Engine Control Unit)64、MCU(Motor Control Unit)66、および、TCU(Transmission Control Unit)68が設けられる。また、車両1は、インバータ70、72およびバッテリ74が設けられ、インバータ70が第1モータジェネレータ12およびバッテリ74と接続され、インバータ72が第2モータジェネレータ14およびバッテリ74と接続される。
HEVCU62は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)を含むマイクロコンピュータでなり、車両1の各部を統括制御する。
HEVCU62は、アクセルペダルの踏込み量、ブレーキペダルの踏み込み量、シフトレバーのシフト位置、車速センサから入力される車速等に基づいて、エンジン10、第1モータジェネレータ12、第2モータジェネレータ14の駆動をECU64およびMCU66を介して適宜制御する。
ECU64は、CPU、RAM、ROMを含むマイクロコンピュータでなり、HEVCU62の制御に基づいて、エンジン10を駆動させる。MCU66は、CPU、RAM、ROMを含むマイクロコンピュータでなり、HEVCU62の制御に基づいて、インバータ70、72を介して、第1モータジェネレータ12および第2モータジェネレータ14を制御する。
HEVCU62は、第2モータジェネレータ14の運転状態を制御し、第2モータジェネレータ14に入力されるトルクを、インバータ72を介して調整することによって、動力分割機構22のキャリア22dとリングギヤ22cとの差動状態を制御する。例えば、車両1の速度が一定である場合に、第2モータジェネレータ14の回転速度を増減させることによりエンジン10の回転速度を連続的に(無段階に)変化させる。すなわち、HEVCU62は、例えば燃費が最もよい高効率運転状態のエンジン10の回転速度に設定することを、第2モータジェネレータ14を制御することによって実行する。
TCU68は、CPU、RAM、ROMを含むマイクロコンピュータでなり、クラッチ54の接続状態および切断状態を切り替える。
ここで、第2モータジェネレータ14から出力されるトルクが0Nm、または、0Nmと略同一とみなされる場合、第1動力伝達機構36では、トランスファードライブギヤ28からトルクがキャリア36dおよびプラネタリギヤ36bに入力される一方で、第2モータジェネレータ14からサンギヤ36aにトルクが伝達されない、または、ほとんど伝達されない。このような場合に、トランスファードライブギヤ28に回転数変動が生じると、プラネタリギヤ36bの回転数変動が生じることになる。そして、プラネタリギヤ36bとサンギヤ36aとの間でガタつきが生じ、騒音(歯打ち音)が発生するとともに、トランスファードライブギヤ28の回転数変動が増加することになる。
そこで、TCU68は、第2モータジェネレータ14から出力されるトルクがトルク閾値以下である場合に、クラッチ54を接続状態に切り替える。また、第2モータジェネレータ14から出力されるトルクがトルク閾値より大きい場合に、クラッチ54を切断状態に切り替える。なお、トルク閾値は、第2モータジェネレータ14から出力されるトルクが、0Nm、または、0Nmと略同一とみなされる値(例えば、0.5Nm)に設定される。
そして、第2モータジェネレータ14から出力されるトルクがトルク閾値以下である場合に、TCU68によってクラッチ54が接続状態にされると、動力伝達装置2では、ドライブギヤ52a、ドライブギヤ52bおよびクラッチ54を介して、インプットリダクションシャフト24から回転軸14aにトルクが伝達されることになる。これにより、動力伝達装置2は、第2モータジェネレータ14から出力されるトルクが0Nmまたは0Nmとみなされる場合であっても回転軸14aが強制的に回転させられることになる。
したがって、動力伝達装置2は、回転軸14aが強制的に回転させられることによって、トランスファードライブギヤ28に回転数変動が生じても、プラネタリギヤ36bとサンギヤ36aとの間でガタつき、つまり、相対変位が抑制され、騒音の発生を抑制(防止)することができる。また、動力伝達装置2は、エンジン10の駆動状態を変更することなく、トランスファードライブギヤ28の回転数変動も抑制することができ、燃費の悪化を抑制することができる。
図3は、第2モータジェネレータ14のトルクが0Nmの場合の第1動力伝達機構36で発生するガタつきを比較する図である。図3(a)は、ギヤ機構52およびクラッチ54が設けられていない動力伝達装置での第1動力伝達機構におけるプラネタリギヤ36bとサンギヤ36aとの間でのガタつきを説明する図であり、図3(b)は、動力伝達装置2での第1動力伝達機構36におけるプラネタリギヤ36bとサンギヤ36aとの間でのガタつきを説明する図である。
また、図3(a)および図3(b)では、エンジン10から出力されるトルク(エンジン出力トルク)を所定幅で変動させ、第2モータジェネレータ14から出力されるトルク(第2MGトルク)を0Nmとした場合における、トランスファードライブギヤ28の回転数(フロントP/S回転数)、および、プラネタリギヤ36bとサンギヤ36aとの間でガタつき(相対変位)を示す。
図3(a)に示すように、ギヤ機構52およびクラッチ54が設けられていない動力伝達装置では、エンジン10から出力されるトルクが変動すると、トランスファードライブギヤ28の回転数変動が増加するとともに、プラネタリギヤ36bとサンギヤ36aとの間でガタつき(相対変位)が増加する。
一方、図3(b)に示すように、動力伝達装置2では、第2モータジェネレータ14から出力されるトルクが0Nmとなりクラッチ54が接続状態となると、第2モータジェネレータ14の回転軸14aが、インプットリダクションシャフト24、ギヤ機構52およびクラッチ54を介して強制的に回転させられることになる。
これにより、トランスファードライブギヤ28の回転数変動が抑制されるとともに、プラネタリギヤ36bとサンギヤ36aとの間でガタつき(相対変位)が抑制される。
このように、動力伝達装置2は、ギヤ機構52およびクラッチ54が設けられ、第2モータジェネレータ14から出力されるトルクがトルク閾値以下になると、クラッチ54を接続状態にし、インプットリダクションシャフト24からのトルクをギヤ機構52およびクラッチ54を介して回転軸14aに伝達するようにした。
これにより、動力伝達装置2は、第1動力伝達機構36においてガタつきを防止し、騒音を抑制しつつ、エンジン10の駆動状態を変更せずに、燃費の悪化を抑制することができる。
<第2実施形態>
図4は、第2実施形態における動力伝達装置100の構成を示す図である。図4に示すように、動力伝達装置100は、第1実施形態における動力伝達装置2(第2動力伝達機構50)のクラッチ54に代えて、クラッチ112(第2動力伝達機構110)が設けられている点で異なり、他の構成は第1実施形態における動力伝達装置2と同一である。なお、第1実施形態における動力伝達装置2と同一である構成には同一の符号を付すとともに、それらの説明は省略する。
クラッチ112は、例えば多段クラッチであり、第1摩擦板112aおよび第2摩擦板112bが対向して配置されている。第1摩擦板112aは、ドライブギヤ52aに接続され、ドライブギヤ52bと一体的に回転する。第2摩擦板112bは、回転軸14aに接続され、回転軸14aと一体的に回転する。
また、クラッチ112には、バネ等でなる付勢部材112cが設けられる。付勢部材112cは、例えば、第1摩擦板112aを第2摩擦板112bに対して常時付勢している。したがって、クラッチ112では、第1摩擦板112aと第2摩擦板112bとが常時接触して、一定の摩擦力が第1摩擦板112aと第2摩擦板112bとの間で発生している。
これにより、クラッチ112は、インプットリダクションシャフト24から伝達されるトルクを、常時、回転軸14aに伝達することが可能となる。したがって、動力伝達装置100では、第2モータジェネレータ14から出力されるトルクが0Nm、または、0Nmとみなされるトルク閾値以下になる場合であっても、インプットリダクションシャフト24からのトルクをギヤ機構52およびクラッチ112を介して回転軸14aに伝達することができる。
これにより、動力伝達装置100は、回転軸14aが強制的に回転させられるので、トランスファードライブギヤ28に回転数変動が生じても、第1動力伝達機構36との間でガタつき、つまり、相対変位が抑制され、騒音の発生を防止することができる。また、トランスファードライブギヤ28の回転数変動も抑制することができ、燃費の悪化を抑制することができる。
以上、添付図面を参照しつつ本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されないことは勿論であり、特許請求の範囲に記載された範疇における各種の変更例又は修正例についても、本発明の技術的範囲に属することは言うまでもない。
上記実施形態では、所謂ハイブリッド自動車を例に挙げて説明したが、これに限らず、少なくとも1つの駆動源および1つの電動機が設けられ、1つの駆動源および1つの電動機のトルクがギヤ機構を介して出力されるものに適用することができる。
また、上記実施形態では、第1動力伝達機構36として遊星歯車を例に挙げて説明したが、これに限らず、複数のギヤを介して第2モータジェネレータ14からトルクが伝達されるようなギヤ機構を適用することができる。
また、上記実施形態では、ギヤ機構52およびクラッチ54を含んで構成される第2動力伝達機構50、110により、エンジン10から出力されたトルクを第2モータジェネレータ14の回転軸14aに、第1動力伝達機構36を介さずに伝達するようにした。しかしながら、これに限らず、第2動力伝達機構50、110は、エンジン10から出力されたトルクを第2モータジェネレータ14の回転軸14aに、第1動力伝達機構36を介さずに伝達することができれば、他の構成であってもよい。
本発明は、1つの駆動源および1つの電動機を有し、駆動源および電動機がギヤ機構を介して接続された動力伝達装置に利用できる。
2、100 動力伝達装置
10 エンジン(駆動源)
12 第1モータジェネレータ(駆動源)
14 第2モータジェネレータ(電動機)
24 インプットリダクションシャフト(シャフト)
36 第1動力伝達機構
50、110 第2動力伝達機構
54、112 クラッチ
68 TCU(制御部)
54a、112a 第1摩擦板
54b、112b 第2摩擦板
112c 付勢部材

Claims (2)

  1. 駆動源から出力されるトルクが入力されるシャフトと、
    複数のギヤが噛み合わされており、前記シャフト、および、電力によって駆動する電動機を、該複数のギヤを介して接続させる第1動力伝達機構と、
    前記駆動源から出力されるトルクを、前記第1動力伝達機構を介さずに前記電動機の回転軸に入力する第2動力伝達機構と、
    前記第2動力伝達機構に設けられ、前記駆動源から出力されるトルクが前記電動機の回転軸に入力される接続状態、および、前記駆動源から出力されるトルクが前記電動機の回転軸に入力されない切断状態が切り替え可能なクラッチと、
    前記電動機から出力されるトルクが所定のトルク閾値以下である場合に、前記クラッチを接続状態にし、該電動機から出力されるトルクが該トルク閾値より大きい場合に、該クラッチを切断状態にする制御部と、
    を備えることを特徴とする動力伝達装置。
  2. 前記クラッチは、
    前記駆動源から出力されるトルクが入力される第1摩擦板と、
    前記電動機の回転軸に接続された第2摩擦板と、
    前記第1摩擦板と前記第2摩擦板とが接触するように付勢する付勢部材と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の動力伝達装置。
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