JP2005273576A - エンジンの燃料噴射制御方法及び燃料噴射制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 燃料噴射装置から噴射される燃料の噴射率波形を制御するエンジンの燃料噴射制御方法であって、燃料噴射率波形を決定する複数のパラメータについて、燃焼音又は排ガス浄化率と相関関係を有する初期熱発生率波形に及ぼす影響を予め記憶させ、上記記憶された情報に基づいて該初期熱発生率波形のピークを常に最小にする該パラメータの値の組み合わせを連続して求め、上記求めたパラメータの値の組み合わせを用いて燃料噴射率波形を決定する。
【選択図】 図2
Description
このうち、特許文献1の技術は、ディーゼルエンジン燃料噴射制御装置に関し、筒内圧検出手段からの低周波数帯域(略0〜1k〔Hz〕)における信号の演算値が所定量以上となると、燃料の噴射時期を適正量遅角側に補正して燃焼振動を低減し、また、筒内圧検出手段からの高周波数帯域(略0.5〜2.5k〔Hz〕)における信号の演算値が所定量以上となると、燃料の噴射率を適正量だけ低噴射率側に補正して燃焼騒音を低減するものである。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、開発工数を大幅に低減させながら、補正の有無の影響を受けることなく、常時、時間連続して燃焼振動及び騒音を低減できるようにした、エンジンの燃料噴射制御方法及び燃料噴射制御装置を提供することを目的とする。
まず、この増圧型コモンレール式燃料噴射装置について簡単に説明すると、図1に示すように、この燃料噴射装置100は、燃料タンク8内の燃料を加圧して吐出するポンプ1と、ポンプ1で加圧された燃料を貯留する蓄圧室(コモンレール)2と、コモンレール2から供給される燃料をシリンダ内に直接噴射するインジェクタ3とをそなえている。
このうち、切り替え弁4の下流側は2つの燃料供給路9a,9bに分岐しており、一方の流路(第1流路)9a上には、燃料の逆流を防止する逆止弁5が設けられるとともに、他方の流路(第2流路)9b上には燃料の圧力を増大させる増圧ピストン6が設けられている。また、増圧ピストン6は、上流側(コモンレール側)の受圧面積が下流側(インジェクタ側)の受圧面積よりも大きく設定されており、このような受圧面積の差を利用して、下流側の燃料の圧力を高めることができるようになっている。
また、切り替え弁4は図1に示すような第1モードと、図示する状態よりも弁体を下方に駆動した第2モードとを切り替え可能に構成されている。そして、第1モード時には、コモンレール2と第1流路9aとが連通状態となるとともに、コモンレール2と第2流路9bとは遮断状態となり、これにより、コモンレール2内の燃料が逆止弁5を介して第1流路9aからインジェクタ3に供給されるようになっている。一方、第2モード時には、上述とは逆に、コモンレール2と第1流路9aとが遮断状態となるとともに、コモンレール2と第2流路9bとが連通状態となり、これによりコモンレール2より供給された燃料が増圧ピストン6で増圧されて、流路9cと連通して燃料が供給状態にあった第2流路9b′からインジェクタ3に供給されるようになっている。
次に、本発明の要部について説明すると、本発明ではコモンレール2内の燃料圧力(以下ではレール圧という)と増圧ピストン6の駆動時期との2つのパラメータを最適な値に設定して燃料噴射率波形を制御することで、燃焼音や振動の低下を図るとともに燃焼効率を高めて排気ガスの低減を図るようにしたものである。
そこで、本願発明においては、上述したレール圧及び増圧ピストン駆動時期の2つのパラメータが筒内の初期熱発生率dQH/dθ波形に及ぼす影響(インパルスレスポンス)を予め調べておくとともに、この結果をECU(制御手段)内のメモリ(記憶手段)に記憶させておき、初期熱発生率dQH/dθ波形のピークを常に最小にする自由度の組み合わせ(パラメータの値の組み合わせ)を能動制御アルゴリズムにより求めた適応フィルタに基づいて連続して求めて燃料噴射を実行することで、燃焼音や振動の低下及び排気ガス低減を図るようになっているのである。
まず、エンジン回転数センサ及びアクセル開度センサ(いずれも図示省略)により検出された時刻nにおけるエンジンの回転パルス(回転数)とアクセル開度とに基づいて、燃料噴射量と燃料噴射タイミングが読み出される。なお、これらの燃料噴射量及び燃料噴射タイミングは、ECU10内のベースマップ(図示省略)内に予めプログラムされている。一方、アクセル開度の時系列データを常時記憶する。
次に、熱発生率波形のピークを最小にするアルゴリズム(噴射率波形の能動制御アルゴリズム)、即ち、適応フィルタを求めるアルゴリズムについて詳細に説明する。
1.熱発生率波形の平均化
まず、図3に示すように、筒内圧検出手段(筒内圧センサ)から算出される熱発生率dQH/dθの波形eに着目する。この波形eは爆発毎に算出するが、微小な変動を含んでいるため、図3に示すように数サイクル毎に平均化する。なお、当然ながら平均化する際の母数は1以上である。そして、このようにして平均化した波形eについて、それぞれ時間n=0での波形をe(0),時間n=1での波形をe(1),・・・とおく。
2.熱発生率波形のサンプリング
上述により求めた熱発生率dQH/dθの波形については、図4に示すように、十分細かい時間間隔で離散値にサンプリングする。この結果を行ベクトルで表すと、例えば以下のようになる。
e(0)={・・・,211,273,137,・・・}
3.噴射率波形制御の自由度例(増圧ピストン駆動時期)
増圧ピストン駆動時期yは、図5に示すように、dQH/dθ波形eを平均化する時と同じく、数サイクル毎に制御する。
4.インパルスレスポンス(例:増圧ピストン駆動時期)
次に、図6に示すように、例えば増圧ピストン駆動時期yを1msecだけ早めた時に、波形eに及ぼす影響(インパルスレスポンス)cを事前に実験で求める。
5.熱発生率波形のピークを最小にする増圧ピストン駆動時期を求める(例:時刻n=0)
熱発生率波形のピークを最小にする増圧ピストン駆動時期を図7に示す手法で求める。まず、時刻n=−3におけるインパルスレスポンスをc3、このときの増圧ピストン駆動時期をy(−3),時刻n=−2におけるインパルスレスポンスをc2、このときの増圧ピストン駆動時期をy(−2),時刻n=−1におけるインパルスレスポンスをc1、このときの増圧ピストン駆動時期をy(−1),時刻n=0におけるインパルスレスポンスをc0、このときの増圧ピストン駆動時期をy(0)とし、それぞれ増圧ピストンの駆動時期を「+1」,「+2」,「−3」,「0」とする。この場合,
6.熱発生率波形のピークを最小にする増圧ピストン駆動時期への供給信号を求める(例:時刻n=0)
上記の5.における
即ち、・・・,n=−3:y(−3),n=−2:y(−2),n=−1:y(−1),n=−0:y(0),・・・を求める(図8参照)。ただし、この供給信号y(n)をなにもない状態、即ち0の状態から求めるのは計算上の負荷が大きい。そこで、以下では
そして、図9に示すように、これらのx(−j)にωi(0)を掛けて足し合わせることによりy(0)を求める。なお、I−1は適応フィルタωiがたどる最大値である。
7.評価関数の定義
能動制御で最小にしようとする評価関数には、以下のJを用いる。
8.適応フィルタを求めるアルゴリズム
評価関数Jの曲面の最大傾斜方向に向かって、ωk(0)が更新される(図11参照)。最急降下法によると、この極値探索においてフィルタ係数の更新は、評価関数の勾配と収束係数αによって、次の式に従って行われる。
式(1)において、勾配の推定値が問題となるが、ここでは公知のLMS法(filtered-x LMSともいう)に従って、勾配の推定値をx(n),e(n)の瞬時値を用いて行なうと、評価関数Jの期待値記号Eが外れて、
J=J(n)=e(n)・eT(n)となる。
9.インパルスレスポンス(例:増圧ピストン駆動時期)
増圧ピストン駆動時期yを1msecだけ早めた時に波形eに及ぼす影響(インパルスレスポンス)を、各回転数毎(例えば200rpmおき)及び各アクセル開度毎(例えば20%おき)に事前に実験で求めておく(図10参照)。
10.適応フィルタを求めるアルゴリズム
以下、全ての考え方は、アクセル開度の微小変化のみを考慮した時と同じ。例えばインパルスレスポンス・・・c3,c2,c1,c0,・・・を、エンジン回転数とアクセル開度に応じて、・・・,c1400rpm 40%3,c1600rpm 60%2,c1600rpm 60%1,c1600rpm 80%0,・・・と置き換える。この場合の計算は
ωi(n+1)=ωi(n)−α・e(n)・r(n−i)T となる。
11.インパルスレスポンス
最後に、アクセル開度の大きな変化やエンジン回転数の変化も考慮し、噴射率波形制御の自由度として複数を考慮する。即ち、増圧ピストン駆動時期以外にもコモンレールの燃料圧力(レール圧)を1自由度として考慮する。
12.適応フィルタを求めるアルゴリズム
次に、インパルスレスポンス・・・c3,c2,c1,c0,・・・,を、エンジン回転数とアクセル開度とに応じて,・・・,crpm_accel_3,c1rpm_accel_2,crpm_accel_1,crpm_accel_0,・・・と置き換える。
以上のようにして求めた供給信号ycontrol(n+1)により燃料噴射制御を行なうことにより、常時、時間連続してエンジンの燃焼振動及び騒音を低減することができるとともに、排ガス浄化性能も向上させることができる。
まず、図12を用いて全体的な作用を説明すると、最初は能動制御を行なわないベースマップによるエンジン運転を行ない(ステップS1)、次に、予め適切に設定された能動制御を実行する運転領域に入ったか否かを判定する(ステップS2)。ここで、上記運転領域としては、目標とする騒音低減や排ガス規制値となるようなエンジン回転数と負荷、或いは車内外の人が騒音に敏感となるアイドル領域ないし加速領域等である。そして、能動制御実行の運転領域であれば、そのときの時刻nを0とおき(ステップS3)、平均化サイクル毎に熱発生率をサンプリングする〔=e(n)〕(ステップS4)。
次に、時間遅れj=j+1とおき(ステップS10)、j>J−1か否かを判定する(ステップS11)。ここで、J−1はインパルスレスポンスCrpm_accel_control_j のjがたどる最大値であって、J−1は適宜決定される。そして、j>J−1であれば、次の時刻n+1における適応フィルタを下式(3)により計算する(ステップS12)。
次に、レール圧(噴射率波形の制御自由度control=2)に対する供給信号を計算する(ステップS14)。まず、時間遅れi=0,時間遅れj=0とおき(ステップS15,16)、アクセル開度x(n−i−j)を呼び出して、回転数rpm、アクセル開度accel,時刻jにおける熱発生率波形のインパルスレスポンスCrpm_accel_control_j に掛ける(ステップS17)。
次に、時間遅れi=i+1とおき(ステップS23)、i>I−1か否かを判定する(ステップS24)。なお、I−1は適応フィルタωcontrol_i のiがたどる最大値であり、I−1は適宜決定される。そして、i>I−1であれば、次の時刻n+1における噴射率波形制御の供給信号ycontrolが規定の範囲内か否かを判定し(ステップS25)、i>I−1でなければステップS7に戻る。また、ステップS25で規定の範囲内であれば、時刻n=n+1として(ステップS26)、供給信号ycontrolを出力する(ステップS27)。なお、ステップS25において規定の範囲外であると判定された場合には、ステップS27においてycontrol(n+1)=規定値(リミッタ値)と設定される。これは能動制御運転領域では制約範囲を狭めて、能動制御を実行しない運転領域との段差を減らすためである。
そして、アクセル開度を所定量(例えば20%)づつ増大させて、上述のステップS54〜S57のルーチンをアクセル開度が100%になるまで繰り返し、アクセル開度を所定量毎に変更したときのインパルスレスポンスを求める(ステップS58,S59)。
したがって、第1実施形態に係る本発明によれば、補正の有り無しの影響を受けることなく、常時且つ時間連続して燃焼に伴う振動及び騒音を最小値まで低減することができるという利点がある。
また、低圧コモンレール22Lと燃料タンク28との間には調圧弁30が設けられており、この調圧弁30の作用により、低圧コモンレール22L内の燃料圧力が高圧コモンレール22H内の燃料圧力より低い所定の圧力で保持されるようになっている。
したがって、燃料噴射開始時には、第1開閉弁24を閉弁状態に保持したまま第2開閉弁27のみを開弁する。これにより、低圧コモンレール22Lから低圧燃料が逆止弁25を介して供給され、低圧燃料噴射が実行される。また、その後、第1開閉弁24を開弁状態に切り替えることにより、高圧コモンレール22Hから高圧燃料が供給されて高圧燃料噴射が実行される。
まず、エンジン回転数センサ及びアクセル開度センサ(いずれも図示省略)により検出された時刻nにおけるエンジンの回転パルス(回転数)及びアクセル開度に基づいて、燃料噴射量と燃料噴射タイミングとが読み出される。なお、これらの燃料噴射量及び燃料噴射タイミングは、ECU10内のベースマップ(図示省略)内に予めプログラムされている。一方、アクセル開度の時系列データを常時記憶する。
本発明の第2実施形態は上述のように構成されているので、その作用を図16及び図17のフローチャートを用いて説明すると以下のようになる。
次に、時間遅れj=j+1とおき(ステップS110)、j>J−1か否かを判定する(ステップS111)。そして、j>J−1であれば、次の時刻n+1における適応フィルタを式(13)により計算する(ステップS112)。なお、j>J−1でなければステップS108にもどる。
次に、低圧コモンレール圧(噴射率波形の制御自由度control=2)に対する供給信号を計算する(ステップS114)。まず、時間遅れi=0,時間遅れj=0とおき(ステップS115,116)、アクセル開度x(n−i−j)を呼び出して、回転数rpm、アクセル開度accel,時刻jにおける熱発生率波形のインパルスレスポンスCrpm_accel_control_j に掛ける(ステップS117)。
そして、このようにして低圧コモンレール圧に対する供給信号を計算した後は、高圧コモンレールと低圧コモンレールとの切換時期(即ち、図14における第1開閉弁24の開弁時期;噴射率波形の制御自由度control=3)に対する供給信号を計算する(ステップS123〜131)。なお、この場合の供給信号の算出手順については、高圧コモンレール圧に対する供給信号及び低圧コモンレールに対する供給信号と同様であるので説明を省略する。
アクセル開度が100%になると、次に、エンジン回転数を所定回転数(例えば200rpm)だけ上昇させ、上記ステップS154〜S162のルーチンをエンジン回転数が上限となるまで繰り返し、エンジン回転数が上限に達する(ステップS163)とリターンする。
なお、エンジンが著しい過渡運転状態である場合のようにエンジン変化情報が不足している状況や、インパルスレスポンスがエンジン回転数や負荷(アクセル開度)に応じて変化するような場合にも適応フィルタを演算する過程で変化情報の不足が解消され、結果的に、初期熱発生率dQH/dθ波形のピークが最小化されてエンジン全体の振動や騒音を低減することができる。
2,22H,22L 蓄圧室(コモンレール)
3,23 インジェクタ
4,24 電磁弁
5,25 逆止弁
7,27 電磁弁
10 ECU(制御手段)
11 メモリ(記憶手段)
12 演算手段
Claims (6)
- 燃料噴射装置から噴射される燃料の噴射率波形を制御するエンジンの燃料噴射制御方法であって、
該燃料噴射率波形を決定する複数のパラメータについて、燃焼音又は排ガス浄化率と相関関係を有する初期熱発生率波形に及ぼす影響を予め記憶させ、
上記記憶された情報に基づいて該初期熱発生率波形のピークを常に最小にする該パラメータの値の組み合わせを連続して求め、
上記求めたパラメータの値の組み合わせを用いて燃料噴射率波形を決定する
ことを特徴とする、エンジンの燃料噴射制御方法。 - 該燃料噴射装置が、該燃料を所定圧力で貯留するコモンレールと、該コモンレールから供給される燃料をシリンダ内に直接噴射するインジェクタとを備えるとともに、該コモンレール内に貯留された燃料を増圧ピストンで増圧して噴射するコモンレール増圧型コモンレール式燃料噴射装置であって、
該パラメータが、該コモンレール内の燃料圧力と、該増圧ピストンの駆動時期との2自由度を有している
ことを特徴とする、請求項1記載のエンジンの燃料噴射制御方法。 - 該燃料噴射装置が、該燃料を高圧状態で貯留する高圧コモンレールと、該高圧コモンレールよりも圧力の低い低圧状態で燃料を貯留する低圧コモンレールと、該低圧コモンレール及び該高圧コモンレールからそれぞれ供給される低圧燃料及び高圧燃料をシリンダ内に直接噴射するインジェクタとを備えるとともに、低圧燃料による噴射から高圧燃料による噴射への切り替え時期を変更可能な2コモン型コモンレール式燃料噴射装置であって、
該パラメータが、該低圧コモンレール内の燃料圧力と、該高圧コモンレール内の燃料圧力と、該高圧コモンレールと低圧コモンレールとの切り替え時期との3自由度を有している
ことを特徴とする、請求項1記載のエンジンの燃料噴射制御方法。 - 燃料噴射装置から噴射される燃料の噴射率波形を制御するエンジンの燃料噴射制御装置であって、
該燃料の噴射率波形を決定する複数のパラメータについて、燃焼音又は排ガス浄化率と相関関係を有する初期熱発生率波形に及ぼす影響を記憶する記憶手段と、
該記憶手段に記憶された情報に基づいて、該初期熱発生率波形のピークを常に最小にする該パラメータの値の組み合わせを連続して求める演算手段とを有する
ことを特徴とする、エンジンの燃料噴射制御装置。 - 該燃料噴射装置が、該燃料を所定圧力で貯留するコモンレールと、該コモンレールから供給される燃料をシリンダ内に直接噴射するインジェクタとを備えるとともに、該コモンレール内に貯留された燃料を増圧ピストンで増圧して噴射するコモンレール増圧型コモンレール式燃料噴射装置であって、
該パラメータが、該コモンレール内の燃料圧力と、該増圧ピストンの駆動時期との2自由度を有している
ことを特徴とする、請求項4記載のエンジンの燃料噴射制御装置。 - 該燃料噴射装置が、該燃料を高圧状態で貯留する高圧コモンレールと、該高圧コモンレールよりも圧力の低い低圧状態で燃料を貯留する低圧コモンレールと、該低圧コモンレール及び該高圧コモンレールからそれぞれ供給される低圧燃料及び高圧燃料をシリンダ内に直接噴射するインジェクタとを備えるとともに、低圧燃料による噴射から高圧燃料による噴射への切り替え時期を変更可能な2コモン型コモンレール式燃料噴射装置であって、
該パラメータが、該低圧コモンレール内の燃料圧力と、該高圧コモンレール内の燃料圧力と、該高圧コモンレールと低圧コモンレールとの切り替え時期との3自由度を有している
ことを特徴とする、請求項4記載のエンジンの燃料噴射制御装置。
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JP2004089832A JP2005273576A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | エンジンの燃料噴射制御方法及び燃料噴射制御装置 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045 Effective date: 20091124 |