JP2005272563A - オーバープリントニス - Google Patents
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Abstract
【課題】 耐摩耗性に優れるオーバープリントニス、特に、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、PETフィルム等の軟質包材に適するオーバープリントニスを提供する。
【解決手段】 皮膜形成性樹脂及び該樹脂を溶解する溶剤に実質的に溶解しない樹脂微粒子を含有するオーバープリントニスであって、該樹脂微粒子がコア部分がアクリル樹脂であり、シェル部分がアミノ樹脂であるコアシェル型粒子であることを特徴とするオーバープリントニス。
【選択図】 なし
【解決手段】 皮膜形成性樹脂及び該樹脂を溶解する溶剤に実質的に溶解しない樹脂微粒子を含有するオーバープリントニスであって、該樹脂微粒子がコア部分がアクリル樹脂であり、シェル部分がアミノ樹脂であるコアシェル型粒子であることを特徴とするオーバープリントニス。
【選択図】 なし
Description
本発明は、基材表面の保護層としての、優れた耐摩耗性を有するオーバープリントニスに関する。
一般に、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、PETフィルム等の軟質包材の表面保護層、飲料缶の表面コーティング、建材の表面の艶出し、或いは、艶消し等、種々の目的で、表面保護の観点から、オーバープリントニスがコーティングされる。例えば、軟質包材の場合、ポリエチレン、ポリプロピレン、PET等のフィルム上にアルミ箔層、バリア層、印刷インキ層等を介して表面側に、ウレタン樹脂を主成分とするクリア層としてのオーバープリントニスが施されている。近年、保護層としての要求が高まり、より良い意匠性も意図して、表面により優れた耐摩耗性が求められてきている。耐摩耗性を向上させるために、バインダー樹脂の硬化性成分として、イソシアネート基を含有する化合物を用いて、架橋構造を形成させることが行われている。更に、ワックス成分の添加、PP樹脂粒子、ガラスビーズの添加も知られている。また、耐摩擦性の向上のため、ポリテトラフルオロエチレンワックス粒子の添加も提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、さらなる向上が期待されている。
本発明の課題は、耐摩耗性に優れるオーバープリントニス、特に、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、PETフィルム等の軟質包材に適するオーバープリントニスを提供することにある。
本発明者らは、前記目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成するに到った。
すなわち、本発明は第一に、皮膜形成性樹脂及び該樹脂を溶解する溶剤に実質的に溶解しない樹脂微粒子を含有するオーバープリントニスであって、該樹脂微粒子がコア部分がアクリル樹脂であり、シェル部分がアミノ樹脂であるコアシェル型粒子であることを特徴とするオーバープリントニスを提供する。
本発明は第二に、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルムおよびPETフィルムから選ばれるフィルム上に前記のオーバープリントニス硬化塗膜層を有することを特徴とする軟質包材を提供する。
本発明により、耐摩耗性に優れるオーバープリントニス、特に、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、PETフィルム等の軟質包材に適するオーバープリントニスを提供することが出来る。
本発明のオーバープリントニスは、皮膜形成性樹脂及び該樹脂を溶解する溶剤に実質的に溶解しないコアシェル型粒子を含有することを特徴とする。
皮膜形成性樹脂としては、ウレタン樹脂、塩酢ビ樹脂等の樹脂が用いられる。ポリエチレン、ポリプロピレン、PET、ナイロン等の軟質包材用途には、主剤として、従来からのウレタン樹脂が、硬化剤としてイソシアネート基を有する化合物が好ましく用いられる。
ウレタン樹脂、イソシアネート基を有する化合物に更に添加出来る樹脂成分としては、塩酢ビ樹脂、セルロ−ス系樹脂等が用いられる。
これらの皮膜形成性樹脂を溶解する溶剤としては、ケトン類、エステル類等が好ましく用いられ、特に好ましくは、ケトン類、ケトン/アルコールの混合溶剤等である。
本発明のオーバープリントニスの特徴は、実質的にこれら前記した溶剤に不溶のコアシェル型粒子を含有することにある。以下、コアシェル型粒子の好ましい製造方法について述べる。
すなわち、コア−シェル型粒子の好ましい製造方法として、ビニル系単量体および重合開始剤を含有するコア形成物質を水性媒体に乳化させる乳化工程と、乳化したコア形成物質の周りにアミノ樹脂のシェルを形成させ、マイクロカプセルスラリーを得るシェル形成工程と、コア形成物質が硬化する温度にて、マイクロカプセルスラリーをスプレー乾燥する乾燥工程とを有する製造方法が挙げられる。
また、シェル形成工程で得られたマイクロカプセルスラリーに活性エネルギー線を照射して、水中にてマイクロカプセル中のコア形成物質を硬化させる態様を挙げることができる。更に、スプレー乾燥での加熱によるコア形成物質の硬化と、活性エネルギー線によるコア形成物質の硬化を併用することも効果的である。
ここで、前記シェル形成工程は、重合開始剤の10時間半減期温度よりも低い温度で行うことが望ましい。また、前記重合開始剤として、10時間半減期温度が60〜100℃のものを用いることが望ましい。
また、前記重合開始剤は、有機過酸化物であることが望ましい。また、前記アミノ樹脂は、メラミン樹脂またはユリア樹脂であることが望ましい。また、乳化剤として、アニオン性水溶性高分子を用いることが望ましい。また、前記水性媒体のpHは、2〜7であることが好ましい。
(乳化工程)
コア形成物質は、少なくともビニル系単量体および重合開始剤を含有し、必要に応じて染料、顔料や、第三級アミンであるN,N−ジメチル−p−トルイジン等の重合促進剤等の添加剤を含有するものである。
コア形成物質は、少なくともビニル系単量体および重合開始剤を含有し、必要に応じて染料、顔料や、第三級アミンであるN,N−ジメチル−p−トルイジン等の重合促進剤等の添加剤を含有するものである。
(コア形成物質を構成するビニル系単量体)
コア形成物質を構成するビニル系単量体としては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、4−tert−ブチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、アダマンチル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレートなどの単官能(メタ)アクリレート系単量体;スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、ジビニルベンゼンなどの芳香族ビニル系単量体;酢酸ビニルなどのビニルエステル系単量体;グリシジル(メタ)アクリレート、(メタ)アリルグリシジルエーテルなどのグリシジル基含有ビニル系単量体;(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸などの不飽和カルボン酸;ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレートなどの多官能(メタ)アクリレート系単量体;(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリロニトリルなどが挙げられる。
コア形成物質を構成するビニル系単量体としては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、4−tert−ブチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、アダマンチル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレートなどの単官能(メタ)アクリレート系単量体;スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、ジビニルベンゼンなどの芳香族ビニル系単量体;酢酸ビニルなどのビニルエステル系単量体;グリシジル(メタ)アクリレート、(メタ)アリルグリシジルエーテルなどのグリシジル基含有ビニル系単量体;(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸などの不飽和カルボン酸;ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレートなどの多官能(メタ)アクリレート系単量体;(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリロニトリルなどが挙げられる。
(コア形成物質を構成する重合開始剤)
コア形成物質を構成する重合開始剤としては、加熱によるコア硬化工程を取る場合は、ケトンパーオキサイド、パーオキシケタール、ハイドロパーオキサイド、ジアルキルパーオキサイド、ジアシルパーオキサイド、パーオキシジカーボネート、パーオキシエステルなどの有機過酸化物;ベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエートなどが挙げられる。
コア形成物質を構成する重合開始剤としては、加熱によるコア硬化工程を取る場合は、ケトンパーオキサイド、パーオキシケタール、ハイドロパーオキサイド、ジアルキルパーオキサイド、ジアシルパーオキサイド、パーオキシジカーボネート、パーオキシエステルなどの有機過酸化物;ベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエートなどが挙げられる。
また、活性エネルギー線によるコア硬化工程を取る場合は、重合開始剤としては、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインブチルエーテル等のベンゾインまたはそのエーテル、ベンゾフェノン、p−クロルベンゾフェノン、p−メトキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系化合物、ベンジル、ベンジルジメチルケタール、ベンジルエチルケタール等のベンジル化合物、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパノン、1−フェニル−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパノン、1−(4−tert−ブチルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパノン等のヒドロキシアルキルフェニルケトン系化合物等が挙げられる。
また、加熱によるコア硬化工程の好ましい態様として挙げられる後述の乾燥工程において、ビニル系単量体の重合を効率よく開始させ、コア形成物質を短時間で硬化させる観点から、重合開始剤としては、10時間半減期温度が100℃以下のものを用いることが好ましい。また、乳化工程やシェル形成工程においてビニル系単量体の重合を進行させない観点から、重合開始剤としては、10時間半減期温度が60℃以上のものを用いることが好ましい。10時間半減期温度が60〜100℃の有機過酸化物としては、ベンゾイルパーオキサイド等のジアシルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート等のパーオキシエステル、1,1−ビス(t−ブチルジオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン等のパーオキシケタールが挙げられ、これらは本発明において好適に用いられる。
水性媒体は、ほとんど水からなるものであり、必要に応じて乳化剤、pH調整用の酸、アルカリなどが添加されたものである。
(乳化剤)
乳化剤としては、シェルを効率よく安定に形成することができることから、アニオン性水溶性高分子が好ましい。アニオン性水溶性高分子としては、スチレン−無水マレイン酸共重合体、エチレン−無水マレイン酸共重合体、メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体、ポリアクリル酸、ポリスチレンスルホン酸、アクリル酸−スチレンスルホン酸共重合体、アクリル酸−アクリルアミド−アクリロニトリル三元共重合体、アクリル酸−アクリロニトリル−アシッドフォスフォオキシポリエチレングリコールメタクリレート三元共重合体などが挙げられる。アニオン性水溶性高分子の添加量は、通常、コア形成物質を加える前の水性媒体(100質量%)中、2〜15質量%である。
乳化剤としては、シェルを効率よく安定に形成することができることから、アニオン性水溶性高分子が好ましい。アニオン性水溶性高分子としては、スチレン−無水マレイン酸共重合体、エチレン−無水マレイン酸共重合体、メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体、ポリアクリル酸、ポリスチレンスルホン酸、アクリル酸−スチレンスルホン酸共重合体、アクリル酸−アクリルアミド−アクリロニトリル三元共重合体、アクリル酸−アクリロニトリル−アシッドフォスフォオキシポリエチレングリコールメタクリレート三元共重合体などが挙げられる。アニオン性水溶性高分子の添加量は、通常、コア形成物質を加える前の水性媒体(100質量%)中、2〜15質量%である。
(水性媒体のpH)
水性媒体のpHは、後述のアミンとアルデヒドとの重縮合反応が酸性条件下で進むことから、2〜7に調整されることが好ましい。pH調整用の酸としては、例えば、ギ酸、酢酸、クエン酸、塩酸、硫酸、リン酸などが挙げられる。pH調整用のアルカリとしては、アルカリ金属の水酸化物、アンモニア、トリエタノールアミンなどが挙げられる。
水性媒体のpHは、後述のアミンとアルデヒドとの重縮合反応が酸性条件下で進むことから、2〜7に調整されることが好ましい。pH調整用の酸としては、例えば、ギ酸、酢酸、クエン酸、塩酸、硫酸、リン酸などが挙げられる。pH調整用のアルカリとしては、アルカリ金属の水酸化物、アンモニア、トリエタノールアミンなどが挙げられる。
(乳化させる際の液温)
コア形成物質を水性媒体に乳化させる際の液温は、特に限定はされないが、液温が高いほどコア形成物質の粒径が均一になりやすいことから、30℃以上が好ましい。ただし、あまり温度を上げすぎると、加熱のために消費される熱エネルギーが多くなり、また、ビニル系単量体の重合が進行するおそれがあるので、液温は好ましくは70℃以下、より好ましくは60℃以下である。
コア形成物質を水性媒体に乳化させる際の液温は、特に限定はされないが、液温が高いほどコア形成物質の粒径が均一になりやすいことから、30℃以上が好ましい。ただし、あまり温度を上げすぎると、加熱のために消費される熱エネルギーが多くなり、また、ビニル系単量体の重合が進行するおそれがあるので、液温は好ましくは70℃以下、より好ましくは60℃以下である。
(乳化されたコア形成物質の平均粒径)
乳化されたコア形成物質の平均粒径は、所望のコア−シェル型粒子の平均粒径に応じて適宜決定すればよく、特に限定されないが、通常、1〜50μmの範囲である。
乳化されたコア形成物質の平均粒径は、所望のコア−シェル型粒子の平均粒径に応じて適宜決定すればよく、特に限定されないが、通常、1〜50μmの範囲である。
(シェル形成工程)
シェルを形成するアミノ樹脂は、メラミン、メチロールメラミン、ユリア、グアナミンのようにアミノ基を持ったアミンと、ホルムアルデヒドなどのアルデヒドとを重縮合して得られる樹脂のことである。アミノ樹脂としては、メラミン樹脂、ユリア樹脂、グアナミン樹脂などが挙げられる。本発明においては、高濃度、高収率でカプセル化が出来、カプセル壁膜が緻密かつ耐薬品性がある点で、メラミン樹脂及びユリア樹脂が好適に用いられる。
シェルを形成するアミノ樹脂は、メラミン、メチロールメラミン、ユリア、グアナミンのようにアミノ基を持ったアミンと、ホルムアルデヒドなどのアルデヒドとを重縮合して得られる樹脂のことである。アミノ樹脂としては、メラミン樹脂、ユリア樹脂、グアナミン樹脂などが挙げられる。本発明においては、高濃度、高収率でカプセル化が出来、カプセル壁膜が緻密かつ耐薬品性がある点で、メラミン樹脂及びユリア樹脂が好適に用いられる。
(アミノ樹脂のシェルを形成させる方法)
乳化したコア形成物質の周りにアミノ樹脂のシェルを形成させる方法としては、乳化工程で得られた乳化液に、アミノ樹脂を構成する単量体(アミンおよびアルデヒド)、またはアミンとアルデヒドとの初期縮合物を添加する方法が挙げられる。乳化液に添加された単量体または初期縮合物がコア形成物質の周りで重縮合反応することにより、コア形成物質の周りにアミノ樹脂からなるシェルが形成され、コア形成物質が内包されたマイクロカプセルが得られる。
乳化したコア形成物質の周りにアミノ樹脂のシェルを形成させる方法としては、乳化工程で得られた乳化液に、アミノ樹脂を構成する単量体(アミンおよびアルデヒド)、またはアミンとアルデヒドとの初期縮合物を添加する方法が挙げられる。乳化液に添加された単量体または初期縮合物がコア形成物質の周りで重縮合反応することにより、コア形成物質の周りにアミノ樹脂からなるシェルが形成され、コア形成物質が内包されたマイクロカプセルが得られる。
(アミンとアルデヒドの割合)
アミンとアルデヒドの割合は、種類により異なるため一概に決められないが、通常アミン1モルに対してアルデヒド0.5〜5.0モルである。メラミンとホルムアルデヒドの場合は、メラミン1モルに対してホルムアルデヒド1〜5モルである。単量体または初期縮合物の添加量は、所望のシェルの厚さに応じて適宜設定すればよく、特に限定はされない。
アミンとアルデヒドの割合は、種類により異なるため一概に決められないが、通常アミン1モルに対してアルデヒド0.5〜5.0モルである。メラミンとホルムアルデヒドの場合は、メラミン1モルに対してホルムアルデヒド1〜5モルである。単量体または初期縮合物の添加量は、所望のシェルの厚さに応じて適宜設定すればよく、特に限定はされない。
(重縮合反応の液温)
重縮合反応の液温は、通常30〜100℃である。ただし、あまり温度を上げすぎると、加熱のために消費される熱エネルギーが多くなり、また、コア形成物質中のビニル系単量体の重合が進行するおそれがあるので、液温は好ましくは重合開始剤の10時間半減期温度未満である。重縮合反応の時間は、液温により異なるが、例えば、50〜60℃の場合、1時間以上が好ましい。また、重縮合反応中の乳化液のpHを2〜7の範囲で適宜調整することが好ましい。シェルの形成後、必要に応じて、マイクロカプセルスラリーの濃度の調整、pHの調整等を行ってもよい。
重縮合反応の液温は、通常30〜100℃である。ただし、あまり温度を上げすぎると、加熱のために消費される熱エネルギーが多くなり、また、コア形成物質中のビニル系単量体の重合が進行するおそれがあるので、液温は好ましくは重合開始剤の10時間半減期温度未満である。重縮合反応の時間は、液温により異なるが、例えば、50〜60℃の場合、1時間以上が好ましい。また、重縮合反応中の乳化液のpHを2〜7の範囲で適宜調整することが好ましい。シェルの形成後、必要に応じて、マイクロカプセルスラリーの濃度の調整、pHの調整等を行ってもよい。
(コア硬化工程)
(加熱によるコア硬化工程)
コア硬化工程は、シェル形成工程後、コア形成物質を活性エネルギー線および/または加熱により硬化させる工程である。加熱による場合は、後述の乾燥工程におけるスプレー乾燥での加熱により、同時にコア硬化を行うことが好ましい。
(加熱によるコア硬化工程)
コア硬化工程は、シェル形成工程後、コア形成物質を活性エネルギー線および/または加熱により硬化させる工程である。加熱による場合は、後述の乾燥工程におけるスプレー乾燥での加熱により、同時にコア硬化を行うことが好ましい。
(活性エネルギー線による硬化工程)
コア硬化を活性エネルギー線で行う場合は、水中で活性エネルギー線を照射する方法、乾燥工程で活性エネルギー線を照射する方法が挙げられる。活性エネルギー線としては、紫外線が好ましい。
コア硬化を活性エネルギー線で行う場合は、水中で活性エネルギー線を照射する方法、乾燥工程で活性エネルギー線を照射する方法が挙げられる。活性エネルギー線としては、紫外線が好ましい。
(乾燥工程)
マイクロカプセルスラリーをスプレー乾燥するための装置としては、従来公知のスプレードライアを用いることができる。
マイクロカプセルスラリーをスプレー乾燥するための装置としては、従来公知のスプレードライアを用いることができる。
マイクロカプセルスラリーのスプレー乾燥は、マイクロカプセルに内包されたコア形成物質が硬化する温度にて行う必要がある。具体的には、コア形成物質中の重合開始剤の10時間半減期温度以上の温度がマイクロカプセルにかかるような条件で行う必要がある。スプレー乾燥においては、マイクロカプセルにかかる最高温度は、スプレードライアの出口温度となるので、スプレードライアの出口温度が重合開始剤の10時間半減期温度以上となるように、スプレードライアの入口温度を調整することが好ましい。
本発明のオーバープリントニスは、コアシェル型粒子として、以上のような工程で製造されたコアシェル型粒子を好ましく用いることが出来るが、その中でも、粒径としては、光沢を意図する場合は5〜15μm程度が好ましく、主に艶消しを意図する場合は10〜20μm程度が好ましい。
皮膜形成性樹脂成分固形分100質量部に対するコアシェル型粒子の配合量は、15〜70質量部が好ましい。より好ましくは20〜35質量部程度である。
皮膜形成性樹脂成分固形分およびコアシェル型粒子成分の合計量と、溶剤成分の相対比は、17:83〜25:75程度が好ましく、塗工時の粘度は15秒(Z.C.#3)〜18秒(Z.C.#3)程度が好ましい。
本発明のオーバープリントニスには、前記した、皮膜形成性樹脂成分、コアシェル型粒子、溶剤の他に、本発明の目的を損ねない範囲で、帯電防止剤、可塑剤、防腐剤、レベリング剤等を添加することが出来る。
本発明のオーバープリントニスの製造方法は、従来公知の方法が任意に採用され、前記したコアシェル型粒子を、皮膜形成性樹脂、溶剤の混合物中に撹拌、或いは練肉等の方法で製造される。
軟質包材用フィルムとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、PET等の厚さ12〜40μm程度のフィルムが好ましく用いられる。
フィルム上に印刷絵柄層を施し、その上に本発明のオーバープリントニスを塗布することができる。他の層構成として、接着剤層、アルミ箔層等を有していても良い。
オーバープリントニスの塗布は、グラビア印刷方式、フレキソ方式、ロールコーター、グラビアコーターを用いる方法、ディップ法、スピンコート法、又はスプレーによる塗工方式等、任意の印刷または塗工方式が用いられる。軟質包材の場合は、例えば、グラビア塗布が好ましく用いられる。
塗膜層の厚さは、硬化乾燥状態で、1〜3μm程度が好ましい。1μより薄いと塗膜の干渉縞の点で好ましくなく、3μより厚いと作業性、乾燥性の点で好ましくない。
コアシェル型粒子の粒径との関係で、例えば、硬化塗膜層厚さ(t)とコアシェル型粒子の平均粒径(d)とが、t<d<20tの関係にあることが好ましい。硬化塗膜層厚さとは、粒子の凸部を除く、塗膜の平坦な部分の平均の厚さを言う。
次に具体的な樹脂の配合例、塗工例などの実施例、比較例を挙げる。但し本発明はこの実施例によって制限されない。尚、含有量を示す%は固形分の質量%を、添加量を表す部は質量部を示す。
(コアシェル型粒子の調製例)
(コア形成物質の調製)
IBXA(共栄社化学製、イソボルニルアクリレート)98gに、過酸化ベンゾイルSP(川口薬品製、ベンゾイルパーオキサイド純度50%品、10時間半減期温度74℃)2gを添加し、40℃で攪拌し、溶解させ、コア形成物質を調製した。
(コア形成物質の調製)
IBXA(共栄社化学製、イソボルニルアクリレート)98gに、過酸化ベンゾイルSP(川口薬品製、ベンゾイルパーオキサイド純度50%品、10時間半減期温度74℃)2gを添加し、40℃で攪拌し、溶解させ、コア形成物質を調製した。
(水性媒体の調製)
水にスチレン−無水マレイン酸共重合体(モンサント社製、Scripset−520)を添加し、溶解させ、5質量%スチレン−無水マレイン酸共重合体水溶液を調製した。さらに、10%水酸化ナトリウム水を用いて、スチレン−無水マレイン酸共重合体水溶液のpHを4.70に調整した。
水にスチレン−無水マレイン酸共重合体(モンサント社製、Scripset−520)を添加し、溶解させ、5質量%スチレン−無水マレイン酸共重合体水溶液を調製した。さらに、10%水酸化ナトリウム水を用いて、スチレン−無水マレイン酸共重合体水溶液のpHを4.70に調整した。
(メチロールメラミン水溶液の調整)
水溶性メチロールメラミン(昭和高分子社製、メラミン−ホルムアルデヒド初期縮合物ミルベンレジンSM−607)18gと水72gとを混合し、70℃で攪拌して水溶性メチロールメラミンを溶解させ、20質量%メチロールメラミン水溶液を調製した。
水溶性メチロールメラミン(昭和高分子社製、メラミン−ホルムアルデヒド初期縮合物ミルベンレジンSM−607)18gと水72gとを混合し、70℃で攪拌して水溶性メチロールメラミンを溶解させ、20質量%メチロールメラミン水溶液を調製した。
(乳化工程)
スチレン−無水マレイン酸共重合体水溶液100gをホモミキサーを用い高速攪拌しながら、これにコア形成物質100gを徐々に添加し、液温60℃にて適正な平均粒径になるまで乳化し、乳化液を得た
スチレン−無水マレイン酸共重合体水溶液100gをホモミキサーを用い高速攪拌しながら、これにコア形成物質100gを徐々に添加し、液温60℃にて適正な平均粒径になるまで乳化し、乳化液を得た
(シェル形成工程)
乳化液にメチロールメラミン水溶液45gを添加し、60℃で2時間攪拌した後、10%塩酸水を用いてpHを約5.1から4.5に下げ、残りのメチロールメラミン水溶液45gを添加し、60℃でさらに2時間攪拌し、メラミン樹脂からなるシェルを形成し、平均粒径15μmのコアシェル型粒子を有するマイクロカプセルスラリーを得た。
乳化液にメチロールメラミン水溶液45gを添加し、60℃で2時間攪拌した後、10%塩酸水を用いてpHを約5.1から4.5に下げ、残りのメチロールメラミン水溶液45gを添加し、60℃でさらに2時間攪拌し、メラミン樹脂からなるシェルを形成し、平均粒径15μmのコアシェル型粒子を有するマイクロカプセルスラリーを得た。
(乾燥工程、硬化工程)
入口温度150℃のスプレードライア内に、マイクロカプセルスラリーをアドマイザー回転数30,000rpmで噴霧し、乾燥させた。乾燥中の出口温度は約95℃であった。乾燥された粒子を潰し、顕微鏡で観察したところ、コア形成物質は硬化しており、コア−シェル型粒子が得られていることが確認された。
入口温度150℃のスプレードライア内に、マイクロカプセルスラリーをアドマイザー回転数30,000rpmで噴霧し、乾燥させた。乾燥中の出口温度は約95℃であった。乾燥された粒子を潰し、顕微鏡で観察したところ、コア形成物質は硬化しており、コア−シェル型粒子が得られていることが確認された。
(実施例1)
ウレタン樹脂、バーノックDF422(大日本インキ化学工業社製)10部、塩酢ビ系樹脂VAGH(UCC社製)5部をMEK/酢酸n−プロピル75部に溶解させ、次いで、前記調製例で得られた平均粒径15μmのコアシェル型粒子5部を添加して、撹拌し、添加剤として、帯電防止剤、を0.02部加え、更に、塗工直前にイソシアネート化合物、コロネートHL(日本ポリウレタン社製)2部を加えオーバープリントニス(1)を調製した。基材として、厚さ12μmのPETフィルム上に、印刷層を施した後に、グラビア塗工機を用いて、硬化塗膜層厚さ2μmに成るよう前記オーバープリントニス(1)を塗工し、試験サンプルを得た。
ウレタン樹脂、バーノックDF422(大日本インキ化学工業社製)10部、塩酢ビ系樹脂VAGH(UCC社製)5部をMEK/酢酸n−プロピル75部に溶解させ、次いで、前記調製例で得られた平均粒径15μmのコアシェル型粒子5部を添加して、撹拌し、添加剤として、帯電防止剤、を0.02部加え、更に、塗工直前にイソシアネート化合物、コロネートHL(日本ポリウレタン社製)2部を加えオーバープリントニス(1)を調製した。基材として、厚さ12μmのPETフィルム上に、印刷層を施した後に、グラビア塗工機を用いて、硬化塗膜層厚さ2μmに成るよう前記オーバープリントニス(1)を塗工し、試験サンプルを得た。
(実施例2)
ウレタン樹脂、バーノックDF422(大日本インキ化学工業社製)10部、塩酢ビ系樹脂VAGH(UCC社製)5部をMEK/酢酸n−プロピル75部に溶解させ、次いで、前記コアシェル型粒子の製造方法と同様の工程で得られた平均粒径5μmのコアシェル型粒子5部を添加して、撹拌し、添加剤として、帯電防止剤、を0.02部加え、更に、塗工直前にイソシアネート化合物、コロネートHL(日本ポリウレタン社製)2部を加えオーバープリントニス(2)を調製した。基材として、厚さ12μmのPETフィルム上に、印刷層を施した後に、グラビア塗工機を用いて、硬化塗膜層厚さ2μmに成るよう前記オーバープリントニス(2)を塗工し、試験サンプルを得た。
ウレタン樹脂、バーノックDF422(大日本インキ化学工業社製)10部、塩酢ビ系樹脂VAGH(UCC社製)5部をMEK/酢酸n−プロピル75部に溶解させ、次いで、前記コアシェル型粒子の製造方法と同様の工程で得られた平均粒径5μmのコアシェル型粒子5部を添加して、撹拌し、添加剤として、帯電防止剤、を0.02部加え、更に、塗工直前にイソシアネート化合物、コロネートHL(日本ポリウレタン社製)2部を加えオーバープリントニス(2)を調製した。基材として、厚さ12μmのPETフィルム上に、印刷層を施した後に、グラビア塗工機を用いて、硬化塗膜層厚さ2μmに成るよう前記オーバープリントニス(2)を塗工し、試験サンプルを得た。
(実施例3)
ウレタン樹脂、バーノックDF422(大日本インキ化学工業社製)10部、塩酢ビ系樹脂VAGH(UCC社製)5部をMEK/酢酸n−プロピル75部に溶解させ、次いで、平均粒径15μmのコアシェル型粒子10部を添加して、撹拌し、添加剤として、帯電防止剤、を0.02部加え、更に、塗工直前にイソシアネート化合物、コロネートHL(日本ポリウレタン社製)2部を加えオーバープリントニス(3)を調製した。基材として、厚さ12μmのPETフィルム上に、印刷層を施した後に、グラビア塗工機を用いて、硬化塗膜層厚さ2μmに成るよう前記オバープリントニス(3)を塗工し、試験サンプルを得た。
ウレタン樹脂、バーノックDF422(大日本インキ化学工業社製)10部、塩酢ビ系樹脂VAGH(UCC社製)5部をMEK/酢酸n−プロピル75部に溶解させ、次いで、平均粒径15μmのコアシェル型粒子10部を添加して、撹拌し、添加剤として、帯電防止剤、を0.02部加え、更に、塗工直前にイソシアネート化合物、コロネートHL(日本ポリウレタン社製)2部を加えオーバープリントニス(3)を調製した。基材として、厚さ12μmのPETフィルム上に、印刷層を施した後に、グラビア塗工機を用いて、硬化塗膜層厚さ2μmに成るよう前記オバープリントニス(3)を塗工し、試験サンプルを得た。
(比較例1)
実施例1の組成で、コアシェル型粒子に代えて、ポリエチレンWAXを用いた他は、実施例1と同様に、比較オーバープリントニス(1)を調製し、実施例1と同様に試験サンプルを得た。
実施例1の組成で、コアシェル型粒子に代えて、ポリエチレンWAXを用いた他は、実施例1と同様に、比較オーバープリントニス(1)を調製し、実施例1と同様に試験サンプルを得た。
(比較例2)
実施例1の組成で、メラミン樹脂粒子の替わりに、PTFE WAX(SST-2)を用いた他は、実施例1と同様に、比較オーバープリントニス(2)を調製し、実施例1と同様に試験サンプルを得た。
実施例1の組成で、メラミン樹脂粒子の替わりに、PTFE WAX(SST-2)を用いた他は、実施例1と同様に、比較オーバープリントニス(2)を調製し、実施例1と同様に試験サンプルを得た。
(比較例3)
実施例1の組成で、メラミン樹脂粒子の替わりに、ガラスビーズを用いた他は、実施例1と同様に、比較オーバープリントニス(3)を調製し、実施例1と同様に試験サンプルを得た。
実施例1の組成で、メラミン樹脂粒子の替わりに、ガラスビーズを用いた他は、実施例1と同様に、比較オーバープリントニス(3)を調製し、実施例1と同様に試験サンプルを得た。
(比較例4)
実施例1の組成で、メラミン樹脂粒子の替わりに、ベンゾグアナミン・ホルムアルデヒド共重合物を用いた他は、実施例1と同様に、比較オーバープリントニス(4)を調製し、実施例1と同様に試験サンプルを得た。
実施例1の組成で、メラミン樹脂粒子の替わりに、ベンゾグアナミン・ホルムアルデヒド共重合物を用いた他は、実施例1と同様に、比較オーバープリントニス(4)を調製し、実施例1と同様に試験サンプルを得た。
(耐摩耗性評価方法)
学振型耐摩擦試験器(大栄科学社製)を用い、乾綿布を用い、500gの加重で試験サンプル表面を摺動させ、表面に変化が見られるまでの回数で評価した。結果を表1に示す。
学振型耐摩擦試験器(大栄科学社製)を用い、乾綿布を用い、500gの加重で試験サンプル表面を摺動させ、表面に変化が見られるまでの回数で評価した。結果を表1に示す。
本発明により、耐摩耗性に優れるオーバープリントニス、特に、軟質包材に適するオーバープリントニスを提供することが出来る。
Claims (7)
- 皮膜形成性樹脂及び該樹脂を溶解する溶剤に実質的に溶解しない樹脂微粒子を含有するオーバープリントニスであって、該樹脂微粒子がコア部分がアクリル樹脂であり、シェル部分がアミノ樹脂であるコアシェル型粒子であることを特徴とするオーバープリントニス。
- 前記した皮膜形成性樹脂がウレタン樹脂及びイソシアネート化合物を含有する請求項1に記載のオーバープリントニス。
- 前記したコアシェル型粒子が、ビニル系単量体および重合開始剤を含有するコア形成物質を水性媒体に乳化させる乳化工程と、乳化したコア形成物質の周りにアミノ樹脂のシェルを形成させ、マイクロカプセルスラリーを得るシェル形成工程と、コア形成物質を活性エネルギー線およびまたは加熱により硬化させるコア硬化工程とを有する製造方法で製造されたコアシェル型粒子である請求項1に記載のオーバープリントニス。
- 前記コアシェル型粒子の平均粒径が5〜20μmである請求項1に記載のオーバープリントニス。
- 前記コアシェル型粒子の含有量が、皮膜形成性樹脂の不揮発分に対して15〜70質量%である請求項1に記載のオーバープリントニス。
- ポリエチレン、ポリプロピレンおよびPETから選ばれるフィルム上に請求項1〜5の何れかに記載のオーバープリントニス硬化塗膜層を有することを特徴とする軟質包材。
- 前記したオーバープリントニス硬化塗膜層の厚さ(t)とコアシェル型粒子の平均粒径(d)とが、t<d<20tの関係にある請求項6に記載の軟質包材。
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- 2004-03-24 JP JP2004086159A patent/JP2005272563A/ja active Pending
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