JP2005272230A - 結晶成長方法、及び結晶成長装置 - Google Patents
結晶成長方法、及び結晶成長装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005272230A JP2005272230A JP2004089326A JP2004089326A JP2005272230A JP 2005272230 A JP2005272230 A JP 2005272230A JP 2004089326 A JP2004089326 A JP 2004089326A JP 2004089326 A JP2004089326 A JP 2004089326A JP 2005272230 A JP2005272230 A JP 2005272230A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crystal growth
- crucible
- tip
- crystal
- supercooling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
Abstract
【解決手段】結晶成長を開始する坩堝11の先端部111の壁面111Aを傾斜させる。次いで、前記結晶成長を行う際に過冷却を行うとともに、坩堝11の先端部111を強制冷却する。
【選択図】図1
Description
結晶成長を開始する坩堝の先端部の壁面を傾斜させる工程と、
前記結晶成長を行う際に過冷却を行う工程と、
前記坩堝の前記先端部を強制冷却する工程とを具え、
キャスト法により結晶成長を行うことを特徴とする、結晶成長方法に関する。
結晶成長を開始する先端部の壁面を傾斜させた坩堝と、
前記結晶成長を行う際に過冷却を行うための過冷却手段と、
前記坩堝の前記先端部を強制冷却するための強制冷却手段とを具え、
キャスト法により結晶成長を行うようにしたことを特徴とする、結晶成長装置に関する。
図1及び2に示すような装置を用いて、Si結晶の結晶成長を行った。なお、坩堝11の先端部111における壁面111Aの傾斜角度θは35度とし、ヒータ12による坩堝11を含む雰囲気の温度勾配は約20℃/cmとし、坩堝駆動シャフト13による引き下げ速度は0.2mm/分とした。図4は、得られたSi結晶の縦断面に対してSEM−EBSP法による結晶方位解析を行って得た写真である。図4より、本実施例におけるSi結晶は多結晶であり、(110)面に配向していることが判明した。
図1及び2に示すような装置を用いて、Si結晶の結晶成長を行った。なお、坩堝11の先端部111における壁面111Aの傾斜角度θは20度とし、ヒータ12による坩堝11を含む雰囲気の温度勾配は約40℃/cmとし、坩堝駆動シャフト13による引き下げ速度は0.4mm/分とした。実施例1と同様のSEM−EBSP法による結晶方位解析の結果、得られたSi結晶は多結晶であり、(100)面に配向していることが判明した。
図1及び2に示すような装置を用いて、Si結晶の結晶成長を行った。なお、坩堝11の先端部111における壁面111Aの傾斜角度θは45度とし、ヒータ12による坩堝11を含む雰囲気の温度勾配は約20℃/cmとし、坩堝駆動シャフト13による引き下げ速度は0.2mm/分とした。実施例1と同様のSEM−EBSP法による結晶方位解析の結果、得られたSi結晶は多結晶であり、(112)面に配向していることが判明した。
図1及び2に示すような装置を用いて、Si結晶の結晶成長を行った。なお、坩堝11の先端部111における壁面111Aの傾斜角度θは45度とし、ヒータ12による坩堝11を含む雰囲気の温度勾配は約20℃/cmとし、坩堝駆動シャフト13による引き下げ速度は1.0mm/分とした。実施例1と同様のSEM−EBSP法による結晶方位解析の結果、得られたSi結晶は多結晶であり、(113)面に配向していることが判明した。
11 坩堝
12 ヒータ
13 坩堝駆動シャフト
14 冷却ガス供給装置
15 円筒容器
111 坩堝の先端部
112 坩堝の本体部
111A 坩堝の先端部における壁面
Claims (18)
- 結晶成長を開始する坩堝の先端部の壁面を傾斜させる工程と、
前記結晶成長を行う際に過冷却を行う工程と、
前記坩堝の前記先端部を強制冷却する工程とを具え、
キャスト法により結晶成長を行うことを特徴とする、結晶成長方法。 - 前記壁面の傾斜角度を、前記坩堝の長さ方向における中心線から5度〜45度の範囲に設定することを特徴とする、請求項1に記載の結晶成長方法。
- 前記坩堝の前記先端部は円錐状を呈することを特徴とする、請求項1又は2に記載の結晶成長方法。
- 前記過冷却は、前記坩堝を所定の温度勾配を有する雰囲気下に配置するとともに、前記坩堝の前記雰囲気内における移動速度を制御することによって行うことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一に記載の結晶成長方法。
- 前記雰囲気の前記温度勾配を20℃/cm〜60℃/cmの範囲に設定することを特徴とする、請求項4に記載の結晶成長方法。
- 前記坩堝の前記移動速度を0.1mm/分〜1.0mm/分の範囲に設定することを特徴とする、請求項5に記載の結晶成長方法。
- 前記強制冷却は、所定の冷却ガスを前記坩堝の前記先端部に吹き付けることによって実施することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一に記載の結晶成長方法。
- 前記結晶成長はSiの結晶成長であり、前記坩堝内において(111)面以外の方向に結晶成長させることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一に記載の結晶成長方法。
- 前記結晶成長によりSi多結晶を得ることを特徴とする、請求項8に記載の結晶成長方法。
- 結晶成長を開始する先端部の壁面を傾斜させた坩堝と、
前記結晶成長を行う際に過冷却を行うための過冷却手段と、
前記坩堝の前記先端部を強制冷却するための強制冷却手段とを具え、
キャスト法により結晶成長を行うようにしたことを特徴とする、結晶成長装置。 - 前記壁面の傾斜角度を、前記坩堝の長さ方向における中心線から5度〜45度の範囲に設定したことを特徴とする、請求項10に記載の結晶成長装置。
- 前記坩堝の前記先端部は円錐状を呈することを特徴とする、請求項10又は11に記載の結晶成長装置。
- 前記過冷却手段は、前記坩堝を配置する所定の温度勾配を有する雰囲気を形成するための加熱手段と、前記坩堝の前記雰囲気内における移動速度を制御するための移動手段とを含むことを特徴とする、請求項10〜12のいずれか一に記載の結晶成長装置。
- 前記加熱手段によって、前記雰囲気の前記温度勾配を20℃/cm〜60℃/cmの範囲に設定することを特徴とする、請求項13に記載の結晶成長装置。
- 前記移動手段によって、前記坩堝の前記移動速度を0.1mm/分〜1.0mm/分の範囲に設定することを特徴とする、請求項14に記載の結晶成長装置。
- 前記強制冷却手段は、所定の冷却ガスを前記坩堝の前記先端部に吹き付けるように構成した冷却ガス吹付手段であることを特徴とする、請求項10〜15のいずれか一に記載の結晶成長装置。
- 前記結晶成長はSiの結晶成長であり、前記坩堝内において(111)面以外の方向に結晶成長させることを特徴とする、請求項10〜16のいずれか一に記載の結晶成長装置。
- 前記結晶成長によりSi多結晶を得ることを特徴とする、請求項17に記載の結晶成長装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004089326A JP2005272230A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | 結晶成長方法、及び結晶成長装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004089326A JP2005272230A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | 結晶成長方法、及び結晶成長装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005272230A true JP2005272230A (ja) | 2005-10-06 |
Family
ID=35172284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004089326A Pending JP2005272230A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | 結晶成長方法、及び結晶成長装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005272230A (ja) |
-
2004
- 2004-03-25 JP JP2004089326A patent/JP2005272230A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2014513034A (ja) | 最初のチャージだけをドーピングすることによる、均一にドーピングされたシリコンインゴットの成長 | |
JP2008100854A (ja) | SiC単結晶の製造装置および製造方法 | |
US5902394A (en) | Oscillating crucible for stabilization of Czochralski (CZ) silicon melt | |
JP2008508187A (ja) | 溶融物から単結晶を成長させる方法 | |
US20130263772A1 (en) | Method and apparatus for controlling melt temperature in a Czochralski grower | |
JP2005272230A (ja) | 結晶成長方法、及び結晶成長装置 | |
CN105401211B (zh) | 拉制c轴蓝宝石单晶长晶炉及方法 | |
CN105970286B (zh) | 一种多坩埚液相外延SiC晶体的方法 | |
JPS61232295A (ja) | シリコン結晶半導体の製造法 | |
JP2002060296A (ja) | 単結晶製造用るつぼおよび単結晶製造装置ならびにこれを用いた単結晶の製造方法 | |
JP2005145724A (ja) | シリコン単結晶の製造方法及びシリコン単結晶 | |
SU768052A1 (ru) | Способ выращивани монокристаллов корунда методом Киропулоса | |
JP4141467B2 (ja) | 球状シリコン単結晶の製造方法及び装置 | |
JPH04305091A (ja) | 単結晶引上方法及びその装置 | |
JP2758038B2 (ja) | 単結晶製造装置 | |
JPH01294592A (ja) | 単結晶の育成方法 | |
JP2677859B2 (ja) | 混晶型化合物半導体の結晶成長方法 | |
CN105803518A (zh) | 类提拉法单晶生长装置及方法 | |
JPH07206584A (ja) | 化合物半導体単結晶の製造方法 | |
JPS6136192A (ja) | 単結晶製造用るつぼ | |
JPH07149592A (ja) | 単結晶育成方法及び装置 | |
JP2005162609A (ja) | シリコン球状体の製造方法及びその製造装置 | |
JP2830290B2 (ja) | 単結晶の育成方法及びその装置 | |
JP2007176746A (ja) | 光学用四ほう酸リチウム単結晶の製造方法及び波長変換素子 | |
JPH04270191A (ja) | 酸化物単結晶の育成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061124 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061205 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20070410 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070611 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20070611 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20070823 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20070927 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Effective date: 20071026 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20090617 |