JP2002060296A - 単結晶製造用るつぼおよび単結晶製造装置ならびにこれを用いた単結晶の製造方法 - Google Patents

単結晶製造用るつぼおよび単結晶製造装置ならびにこれを用いた単結晶の製造方法

Info

Publication number
JP2002060296A
JP2002060296A JP2000250292A JP2000250292A JP2002060296A JP 2002060296 A JP2002060296 A JP 2002060296A JP 2000250292 A JP2000250292 A JP 2000250292A JP 2000250292 A JP2000250292 A JP 2000250292A JP 2002060296 A JP2002060296 A JP 2002060296A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
single crystal
crucible
growing
side wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000250292A
Other languages
English (en)
Inventor
Isamu Shindo
藤 勇 進
Kenji Kitamura
村 健 二 北
Shunji Takegawa
川 俊 二 竹
Yasunori Furukawa
川 保 典 古
Masaru Nakamura
村 優 中
Akitami Furuya
屋 堯 民 古
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furuya Metal Co Ltd
National Institute for Materials Science
Crystal Systems Corp
Original Assignee
Furuya Metal Co Ltd
National Institute for Materials Science
Crystal Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furuya Metal Co Ltd, National Institute for Materials Science, Crystal Systems Corp filed Critical Furuya Metal Co Ltd
Priority to JP2000250292A priority Critical patent/JP2002060296A/ja
Publication of JP2002060296A publication Critical patent/JP2002060296A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶解槽と育成槽の温度を独立に制御できると
ともに、育成槽内部の温度分布を引き上げ法にとって理
想的な熱対流を実現でき、これにより、均質な組成で、
しかも目的とする所期の直径を有する大型の単結晶を製
造することの可能な単結晶製造用るつぼおよび単結晶製
造装置ならびにこれを用いた単結晶の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 育成槽の側壁の途中から外方に、溶解槽
が接合されており、前記育成槽の側壁には、溶解槽の内
部と育成槽の内部の間を溶解液が流入出可能なように連
通する流通孔が形成されている単結晶製造用るつぼを用
いて、溶解槽に原料粉末を供給して溶解するとともに、
溶解槽から流入した溶解液内に、種子結晶を浸して、単
結晶を育成成長させながら引き上げることによって、単
結晶を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原料粉末をるつぼ
中で溶解して、るつぼ中に種子結晶を浸して、単結晶を
育成成長させながら引き上げることによって、単結晶を
得るための単結晶製造用るつぼおよび単結晶製造装置な
らびにこれを用いた単結晶の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、固体材料、例えば、レーザー
発振器等の光学用に用いられる光学結晶や、半導体素
子、光電変換素子などに用いられる、TiO2 やSrT
iO3 等の酸化物単結晶を製造する方法として、るつぼ
の中に充填した溶融液に種子結晶を接触させて、種子結
晶を回転させつつ上方に引き上げて、単結晶を成長させ
ることにより、比較的簡単に大型で良質な単結晶を得る
ことのできるチョクラルスキー法(Cz法)が用いられ
ている。
【0003】このような引き上げ法によって単結晶を得
る方法として、従来では、単一のるつぼを使用して、最
初に原料粉末をるつぼ中で溶解させて、るつぼ中に種子
結晶を浸して、単結晶を育成成長させながら引き上げる
方法が採用されており、この方法によって、シリコンの
ような半導体や、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウ
ムなどの酸化物単結晶も育成され製造されている。
【0004】しかしながら、この方法は、一致溶融組成
の大型結晶を得るためのものであり、原料をるつぼ中に
溶解させて、固化させるいわゆる単純固化法であるた
め、育成結晶中の不純物の濃度が、育成が進むにつれて
変化して、均質な育成結晶を得ることができないなどの
問題がある。すなわち、一般的な固溶体系の固体−液体
共存部の模式的相図である図5に示したように、組成C
3の物質は、温度T3で一致融解する。すなわち、この
組成では、溶融液から固化する固体の組成は、液体の組
成と完全に一致するので問題はない。
【0005】これに対して、組成C2の物質は、温度T
1で溶解し始めて、温度T2において完全に融解する。
しかしながら、溶融液の温度を下げると、固化してくる
固体の組成は、矢印aのように右にずれてC4の組成と
なり、液体の組成とは一致しない。しかも、温度の下降
にともなって析出してくる固体の組成は、矢印bのよう
に、次第に左側にずれることになる。
【0006】従って、単純に組成C2の原料を融解させ
て、固化させるだけでは組成C2の均質な組成の単結晶
を育成することができない。このため、結晶を育成する
るつぼ(育成槽)と、原料を溶解させるるつぼ(溶解
槽)とに分離した二重るつぼを用いて、結晶の育成中に
育成した結晶と同じ重量の原料粉末を、溶解槽に供給し
つづけることによって、育成結晶の組成を均質に維持し
ながら単結晶を得る方法が提案されている(例えば、特
開昭47−10355号公報、特開昭57−18339
2号公報参照)。これによって、従来の単純固化法では
不可能とされていた不純物濃度の一定な良質の単結晶が
得られるようになっている。
【0007】具体的には、このような二重るつぼ法で
は、図6に示したような二重るつぼ100をが用いられ
る。すなわち、原料を溶解させる溶解槽(第1るつぼ)
102の内側に、育成槽(第2るつぼ)104が配置さ
れており、溶解槽102と育成槽104の間の隔壁とな
っている育成槽104の側壁106の下部に、溶解した
融液が、溶解槽102から育成槽104へと流入する流
通孔105が形成されている。
【0008】このような二重るつぼ100では、原料粉
末を貯留した原料供給装置108から、原料供給管10
7を介して、溶解槽102と育成槽104の間に原料粉
末が供給される。二重るつぼ100の外周には、図6に
示したように、高周波、抵抗ヒータを利用した加熱装置
110が配設されており、これによって、溶解槽102
内に溶融して、融液が流通孔108溶解槽102から育
成槽104へと流入するようになっている。そして、育
成槽104内でに種子結晶112を浸して、単結晶11
4を育成成長させながら引き上げるとともに、育成成長
した結晶と同じ重量の原料粉末を、原料供給装置108
から溶解槽102内に供給しつづけるようになってい
る。
【0009】これによって、育成槽104中の溶融液の
組成を、予め育成したい結晶と溶融共存する組成に合致
させておけば、組成が一定の均質な単結晶を育成するこ
とができる。例えば、図5の場合に、育成槽104の内
部の溶融液の組成を、C1に設定し、溶解槽102と育
成槽104の間(すなわち溶解槽102内)に供給され
る原料粉末の組成をC2に設定しておくことによって、
組成C2の均質な単結晶を得ることができる。
【0010】このような方法によって、定比タンタル酸
リチウムや定比ニオブ酸リチウムなどの単結晶を得るこ
とができ、しかも、それらの特性が、通常の一致組成タ
ンタル酸リチウムや一致組成ニオブ酸リチウムよりも優
れていることが判明している(北村健二「強誘電体単結
晶のブレークスルー」、応用物理、Vol.68、pp.51
1(2000年))。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
二重るつぼ法を用いることによって、均質な組成の単結
晶を得ることができるが、下記のような幾つかの問題が
ある。すなわち、従来の通常の単一のるつぼを用いた引
き上げ法では、るつぼに導入された原料粉末は、始めに
るつぼ中で完全に溶解され、その後に単結晶の育成が開
始されるので、るつぼの温度は、るつぼ中の結晶の育成
に合わせて制御すればよい。
【0012】そのため、結晶の重量または直径を観察し
ながら、結晶が太く成りすぎていれば、温度を上昇さ
せ、逆に結晶が細くなりすぎていれば、温度を下げるこ
とによって、目的とする一定の直径を有する単結晶を育
成することが行われている。このように単結晶育成を容
易にするためには、るつぼ内部の温度分布が重要となっ
ている。
【0013】すなわち、この通常の単一のるつぼを用い
た引き上げ法による単結晶育成では、図7(A)(B)
の矢印に示したように、るつぼの外壁が加熱されること
によって、るつぼの内部の溶融液が加熱されて比重が軽
くなり、るつぼ外壁に沿って上昇し、るつぼ中心部で内
部に(下方に)落ち込んでいく。従って、単結晶の育成
に際しては、このような温度分布が得られるように、る
つぼの加熱条件を制御する必要がある。
【0014】これに対して、二重るつぼ法によって、固
溶体の均質な組成の単結晶を育成するには、育成槽で単
結晶の育成を行いながら、これと同時進行で、溶解槽に
て原料粉末の溶解を行う必要がある。この際、多くの場
合、単結晶の育成を可能にする温度と、原料粉末の溶解
温度とは一致せず、これらの温度を独立に制御する必要
がある。
【0015】例えば、図5の場合に、組成C2の単結晶
が固化する温度は、T2であり、同時にこの組成C2の
原料粉末が完全に溶解する温度は、T3であり、これら
の温度を独立に制御する必要がある。また、単結晶育成
に最も適していると言われている、前述の図7に示した
ような、るつぼの外側から中心部に向かって流れが発生
するような熱対流を実現する温度分布を達成する必要が
ある。
【0016】従って、二重るつぼ法では、均質な単結晶
を得るためには、溶解槽と育成槽の個別の温度制御と、
第2るつぼ内部の温度分布の制御を行うことが重要であ
る。しかしながら、実際には、従来の二重るつぼ法にお
いて、これらの制御を行うことは極めて困難であった。
すなわち、二重るつぼ法では、図6に示したように、二
重るつぼ100の加熱は、通常、高周波誘導加熱方法、
またはシーズヒータなどの抵抗ヒータを用いた電気式の
加熱装置110によって行われる。この場合、加熱装置
によって、外側に位置する溶解槽102の外壁102a
が先ず加熱されて、溶解槽102の内部が加熱され、こ
の熱によって、内側に位置する育成槽104が加熱され
る。従って、育成槽104の温度制御は、溶解槽102
を介しての間接的な加熱になるので、その温度制御を正
確に行うのは困難である。
【0017】また、育成槽104の内部では、図6に示
したように、るつぼの外側から中心部に向かって流れが
発生するような熱対流を実現する温度分布を実現するの
が望ましいが、通常の加熱方法では、溶解槽102の外
壁102aが加熱されるので、熱対流は、図6の実線の
矢印で示したように、溶解槽102の外壁102aに沿
って起こることになる。その結果、育成槽104の内部
では、図6の点線の矢印で示したようなるつぼ壁に沿っ
た熱対流の発生が極めて困難である。従って、育成槽1
04での結晶の成長速度が遅くなり、しかも育成された
結晶も不均一な結晶となっている。
【0018】このように二重るつぼ法は、均質な組成の
大型の単結晶を育成する方法として、最も期待されてい
る方法であるが、従来の二重るつぼ法では、良質な単結
晶を育成するために必要な温度を実現することすること
が極めて困難であった。、本発明は、このような実状に
鑑みて、溶解槽と育成槽の温度を独立に制御できるとと
もに、育成槽内部の温度分布を引き上げ法にとって理想
的な熱対流を実現でき、これにより、均質な組成で、し
かも目的とする所期の直径を有する大型の単結晶を製造
することの可能な単結晶製造用るつぼおよび単結晶製造
装置ならびにこれを用いた単結晶の製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した課題
および目的を達成するために発明なされたものであっ
て、本発明の単結晶製造用るつぼは、供給された原料粉
末を溶解する溶解槽と、前記溶解槽と連通され、溶解槽
から流入した溶解液内に、種子結晶を浸して、単結晶を
育成成長させながら引き上げることによって、単結晶を
得るように構成した育成槽とを備えた単結晶製造用るつ
ぼであって、前記育成槽の側壁の途中から外方に、前記
溶解槽が接合されており、前記育成槽の側壁には、前記
溶解槽の内部と育成槽の内部の間を溶解液が流入出可能
なように連通する流通孔が形成されていることを特徴と
する。
【0020】また、本発明の単結晶製造装置は、供給さ
れた原料粉末を溶解する溶解槽と、前記溶解槽と連通さ
れ、溶解槽から流入した溶解液内に、種子結晶を浸し
て、単結晶を育成成長させながら引き上げることによっ
て、単結晶を得るように構成した育成槽とを備えた単結
晶製造用るつぼと、前記単結晶製造用るつぼの周囲に配
設された単結晶製造用るつぼを加熱する加熱装置とを備
えた単結晶製造装置であって、前記育成槽の側壁の途中
から外方に、前記溶解槽が接合されており、前記育成槽
の側壁には、前記溶解槽の内部と育成槽の内部の間を溶
解液が流入出可能なように連通する流通孔が形成されて
おり、前記加熱装置が、前記単結晶製造用るつぼに対し
て上下動可能に構成されていることを特徴とする。
【0021】さらに、本発明の単結晶の製造方法は、育
成槽の側壁の途中から外方に、溶解槽が接合されてお
り、前記育成槽の側壁には、前記溶解槽の内部と育成槽
の内部の間を溶解液が流入出可能なように連通する流通
孔が形成されている単結晶製造用るつぼを用いて、前記
溶解槽に原料粉末を供給して溶解するとともに、前記溶
解槽から流入した溶解液内に、種子結晶を浸して、単結
晶を育成成長させながら引き上げることによって、単結
晶を得ることを特徴とする。
【0022】このように、育成槽の側壁の途中から外方
に、溶解槽が接合されているので、加熱装置によって、
育成槽の下方部分が、加熱装置によって直接加熱される
ことになるので、育成槽の温度を個別に制御することが
できる。また、その結果、加熱された溶解液が、熱対流
によって育成槽の側壁に沿って上昇して、中心部に向か
い、中心部で下方に落ち込む理想的な対流による流れが
生じる。
【0023】さらに、溶解槽は、この育成槽の下方部分
の上方に外側に位置することになるので、加熱装置によ
って溶解槽が直接加熱されることになるので、溶解槽の
温度を個別に制御することができる。従って、本発明に
よれば、均質な組成で、しかも目的とする所期の直径を
有する大型の単結晶を製造することが可能である。
【0024】また、本発明では、前記溶解槽の側壁が、
上部に向かって拡径するようにテーパ状に形成されてい
るのが望ましい。この場合、前記溶解槽が、前記育成槽
の側壁の途中から外方に傾斜するように延設した溶解槽
の側壁から構成されているのが望ましい。このように構
成することによって、加熱装置と育成槽の下方部分との
間の距離は一定であるが、加熱装置と溶解槽の側壁との
間の距離が、このテーパ状の側壁に沿って変化すること
になる。
【0025】従って、このように溶解槽と加熱装置との
整合条件が変化して、溶解槽の温度が変化することにな
る。これにり、育成槽の下方部分の温度と、溶解槽の温
度を独立に制御でき、均質な単結晶を育成するために、
最適温度に設定することが可能となる。さらに、本発明
では、前記溶解槽の側壁が、鉛直方向に対して、15〜
60°の角度で傾斜しているのが望ましい。
【0026】これによって、溶解槽の側壁と加熱装置と
の距離の勾配、すなわち、加熱装置による溶解槽内の加
熱温度勾配が均質な単結晶を得るために、適切な範囲と
なる。また、本発明では、前記溶解槽が、前記育成槽の
側壁の高さの30%の高さ位置よりも上方の位置で接合
されているのが望ましい。
【0027】このように構成することによって、加熱装
置によって直接加熱される育成槽の下方部分が十分確保
されることになるので、加熱された溶解液が、熱対流に
よって育成槽の側壁に沿って上昇して、中心部に向か
い、中心部で下方に落ち込む理想的な対流による流れが
より確実に生じる。また、本発明では、前記加熱装置
が、単結晶製造用るつぼに対して上下動可能に構成さ
れ、単結晶製造用るつぼに対して加熱装置の位置を制御
しながら単結晶を得るのが望ましい。
【0028】これによって、加熱装置と溶解槽との距
離、すなわち、溶解槽のテーパ状の側壁との距離を調整
できるので、溶解槽内の加熱温度を制御することができ
る。さらに、本発明では、前記育成成長した単結晶の重
量を測定して、測定された単結晶の成長重量と同重量の
原料粉末を、前記溶解槽内に供給することにより連続的
に単結晶を得るのが望ましい。
【0029】これにより、均質な一定の組成の単結晶を
連続的に得ることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態(実施例)について説明する。図1は、本
発明の単結晶製造装置の概略図、図2は、図1の単結晶
製造装置のの作用を説明する概略図である。図1に示し
たように、本発明の単結晶製造装置10は、炉室(図示
せず)内に配置された単結晶製造用るつぼ12と、この
単結晶製造用るつぼ12の外周に配設された加熱装置1
1と、単結晶製造用るつぼ内に、原料粉末を供給する原
料供給装置13とを備えている。
【0031】この単結晶製造用るつぼ12は、白金、イ
リジウムなどの金属製のるつぼであり、有底の略円筒形
状の育成槽14を備えている。この育成槽14の側壁の
途中から外方に、溶解槽16が接合されている。すなわ
ち、溶解槽16は、育成槽14の側壁18の途中18a
から、外方に延設されており、溶解槽16の側壁20
が、上部に向かって拡径するようにテーパ状に(すなわ
ち略逆円錐形状に)形成されている。
【0032】この場合、育成槽14の高さ、直径などの
寸法は、原料粉末の種類、目的とする単結晶の直径など
によって、適宜変更可能なものであり、特に限定される
ものではない。また、単結晶製造用るつぼ12を構成す
る金属としては、上記の白金、イリジウムに限定される
ものではなく、その他の貴金属も使用できることは勿論
である。
【0033】また、育成槽14の上方部分22の側壁2
4aには、その溶解槽16の側壁20との接合部分24
に、周方向に一定間隔離間した複数の半円形状の流通孔
26が形成されている。この流通孔26によって、溶解
槽16の内部28、すなわち、育成槽14の上方部分2
2の側壁24aと溶解槽16の側壁20とで区画された
領域と、育成槽14の内部30との間で、原料粉末の溶
解液が自由に流入出できるようになっている。
【0034】この場合、流通孔26の形状、寸法、数と
しては、上記のような半円形状に限定されるものではな
く、例えば、四角形状にするなど、原料粉末の溶解液が
溶解槽16の内部28と育成槽14の内部との間で自由
に流入出できるように適宜設定すればよい。また、この
場合、溶解槽16の側壁20が、鉛直方向に対して、す
なわち、育成槽14の上方部分22の側壁24aに対し
て、15〜60°、好ましくは、20〜45°の角度α
で傾斜しているのが望ましい。すなわち、このような傾
斜角度であれば、溶解槽16の側壁20と、加熱装置1
1との距離の勾配、すなわち、加熱装置11による溶解
槽16内の加熱温度勾配が均質な単結晶を得るために、
適切な範囲となるようになっている。
【0035】また、溶解槽16を接合する位置lとして
は、育成槽14の側壁18の高さLの30%の高さ位置
よりも上方の位置で接合されているのが望ましい。この
ように構成することによって、図2の矢印に示したよう
に、加熱装置11によって直接加熱される育成槽14の
下方部分14bが十分確保されることになるので、加熱
された溶解液が、熱対流によって育成槽の側壁に沿って
上昇して、中心部に向かい、中心部で下方に落ち込む理
想的な対流による流れがより確実に生じる。
【0036】なお、このような単結晶製造用るつぼ12
を作製するには、例えば、図3に示したように、育成槽
14の下方部分14bに相当する有底円筒状のるつぼ1
4bの上部に、逆円錐形状の環状の溶解槽16の側壁2
0に相当する部分を溶接により接合する。その後、円筒
形状で、下方部分に流通孔半円状の切り込みが複数個形
成された育成槽14の上方部分14aを接合すればよ
い。なお、単結晶製造用るつぼ12を作製する方法とし
ては、これ以外の方法、例えば、育成槽14の側壁18
の途中に流通孔26を直接設けて、これに、逆円錐形状
の環状の溶解槽16の側壁20に相当する部分を溶接に
より接合するようにしてもよい。
【0037】一方、加熱装置11としては、高周波発信
コイル11aを用いた高周波誘導加熱方法を用いるの
が、温度を制御しやすいため望ましいが、これ以外で
も、例えば、シーズヒータなどの抵抗ヒータ、赤外線ヒ
ータなどのその他の加熱手段を用いることも可能であ
る。また、この加熱装置11は、図示しない移動機構に
よって、図2に示したように、単結晶製造用るつぼ12
に対して上下動可能に構成されており、これによって、
単結晶製造用るつぼ12に対して、加熱装置の位置を図
示しない制御装置を介して、制御しながら単結晶を得る
ように構成されている。
【0038】このように構成することによって、加熱装
置11と溶解槽16との距離m、すなわち、溶解槽16
のテーパ状の側壁20との距離mを調整できるので、溶
解槽16内の加熱温度を制御することができる。この場
合、加熱装置11と育成槽14の下方部分14bの側壁
24bとの間の距離Mは、一定であるので、育成槽14
と溶解槽16の内部の温度をそれぞれ、独立に制御する
ことが可能となる。
【0039】このように構成される単結晶製造装置で
は、以下のように操作される。先ず、例えば、Li2CO
3、Nb25を混合して所定の化学量論組成比となるよ
うに予め調製した原料粉末を、原料供給装置13の原料
タンク15から、原料供給管17を介して、溶解槽16
の内部28、すなわち、育成槽14の上方部分22の側
壁24aと溶解槽16の側壁20とで区画された領域
に、原料粉末40が供給される。
【0040】このように溶解槽16に供給された原料粉
末40は、加熱装置11によって、溶解槽16が所定の
加熱温度に加熱されているので、溶解して溶解液42と
なる。この溶解液42は、育成槽14の上方部分22の
側壁24aの溶解槽16の側壁20との接合部分24に
形成した流通孔26を介して、育成槽14の内部に流入
する。
【0041】この溶解液が流入した育成槽14は、加熱
装置11によって、結晶の育成温度に最適の温度に加熱
されている。そして、育成槽14中の溶融液46が、単
結晶製造用るつぼ12の最上部から、約5mmの位置に
なるまで、原料供給装置13を用いて、原料粉末40の
供給を続けた。この状態で、単一分域状態にあるLN単
結晶を種子結晶44として、図示しない引き上げ装置を
用いて、育成槽14中の溶融液46に浸して、単結晶4
8を育成成長させながら引き上げることにより単結晶を
得るようになっている。
【0042】この場合、育成雰囲気としては、大気中、
不活性雰囲気中で行うのが望ましく、図示しない回転装
置を用いて、種子結晶44を回転するか、または、単結
晶製造用るつぼ12を回転しながら単結晶を育成するの
が、均質で直径の一様な単結晶を得るためには望まし
い。この場合、回転速度としては、5〜20rpmとす
るのが、均質な単結晶を得るのが望ましい。
【0043】また、引き上げ速度は、原料粉末の種類、
目的とする単結晶の直径などによって、適宜変更可能な
ものであり、特に限定されるものではく、例えば、0.
5〜3.0mm/hの範囲で変化させればよい。この
際、育成される単結晶48の直径は、所定の直径となる
ように、図示しない直径計測センサーと制御装置によっ
て引き上げ速度が制御される。また、育成される単結晶
48の成長重量を、図示しない重量センサーで検知し
て、制御装置によって、これと同じ重量の原料粉末40
が、原料供給装置13の原料供給管17を介して、溶解
槽16の内部28に連続的に供給されるようになってい
る。
【0044】また、この際、加熱装置11を、図2に示
したように、単結晶製造用るつぼ12に対して、加熱装
置の位置を図示しない制御装置を介して、制御しながら
単結晶を得るように構成されている。このように構成す
ることによって、加熱装置11と溶解槽16との距離
m、すなわち、溶解槽16のテーパ状の側壁20との距
離mを調整できるので、溶解槽16内の加熱温度を制御
することができる。この場合、加熱装置11と育成槽1
4の下方部分14bの側壁24bとの間の距離Mは、一
定であるので、育成槽14と溶解槽16の内部の温度を
それぞれ、独立に制御することが可能となり、均質な単
結晶を育成するのに最適な温度にそれぞれ設定できるよ
うになっている。
【0045】このようにして、育成され得られた単結
晶、例えば、ニオブ酸リチウムの単結晶48は、均質
で、直径が一定した単結晶であった。図4は、本発明の
単結晶製造装置の別の実施例の概略図である。なお、図
1に示した第1の実施例の単結晶製造装置と同じ構成部
材には、同じ参照番号を付して、その詳細な説明を省略
する。
【0046】この実施例では、育成槽14の側壁18の
下方部分18bを、溶解槽16のテーパ状の側壁20と
同様に、育成槽14の側壁18の下端から外方に、上部
に向かって拡径するようにテーパ状に形成された側壁と
した点が上記第1の実施例と相違する。このように構成
することによって、加熱装置11と溶解槽16の側壁2
0との間の距離が、このテーパ状の側壁20に沿って変
化することになる。従って、このように溶解槽16と加
熱装置11との整合条件が変化して、溶解槽16の温度
が変化することになる。これによって、溶解槽16の側
壁20と加熱装置11との距離の勾配、すなわち、加熱
装置11による溶解槽16内の加熱温度勾配が均質な単
結晶を得るために、適切な範囲となる。
【0047】また、加熱装置11と育成槽14の下方の
側壁18bとの間の距離が、このテーパ状の側壁18b
に沿って変化することになる。従って、このように育成
槽14と加熱装置11との整合条件が変化して、育成槽
14の温度が変化することになる。これによって、育成
槽14の下方の側壁18bと加熱装置11との距離の勾
配が生じて、加熱された溶解液が、熱対流によって育成
槽14の側壁に沿って上昇して、中心部に向かい、中心
部で下方に落ち込む理想的な対流による流れがより確実
に生じる。従って、加熱装置11による育成槽14内の
加熱温度勾配が均質な単結晶を得るために、適切な範囲
となる。
【0048】上記実施例では、本発明の一実施例を示し
たが、本発明は何らこれに限定されるものではなく、例
えば、上記実施例では、原料粉末として、Li2CO3
Nb25を用いて、ニオブ酸リチウムの単結晶を得るよ
うにしたが、その他の、TiO2 やSrTiO3 等の酸
化物単結晶を得る場合にも適用でき、また、本実施例で
は、溶解槽16をテーパ状の側壁20を有するものとし
たが、溶解槽16を底壁とテーパ状の側壁を有するもの
とすることも可能であるなど本発明の目的を逸脱しない
範囲で種々の変更が可能である。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、育成槽の側壁の途中か
ら外方に、溶解槽が接合されているので、加熱装置によ
って、育成槽の下方部分が、加熱装置によって直接加熱
されることになるので、育成槽の温度を個別に制御する
ことができる。その結果、加熱された溶解液が、熱対流
によって育成槽の側壁に沿って上昇して、中心部に向か
い、中心部で下方に落ち込む理想的な対流による流れが
生じる。
【0050】さらに、溶解槽は、この育成槽の下方部分
の上方に外側に位置することになるので、加熱装置によ
って溶解槽が直接加熱されることになるので、溶解槽の
温度を個別に制御することができる。また、本発明によ
れば、溶解槽が、前記育成槽の側壁の途中から外方に傾
斜するように延設した溶解槽の側壁から構成さ溶解槽の
側壁が、上部に向かって拡径するようにテーパ状に形成
されている加熱装置と育成槽の下方部分との間の距離は
一定であるが、加熱装置と溶解槽の側壁との間の距離
が、このテーパ状の側壁に沿って変化することになる。
【0051】これによって、このように溶解槽と加熱装
置との整合条件が変化して、溶解槽の温度が変化するこ
とになる。これにり、育成槽の下方部分の温度と、溶解
槽の温度を独立に制御でき、均質な単結晶を育成するた
めに、最適温度に設定することが可能となる。従って、
本発明によれば、溶解槽と育成槽の温度を独立に制御で
きるとともに、育成槽内部の温度分布を引き上げ法にと
って理想的な熱対流を実現でき、これにより、均質な組
成で、しかも目的とする所期の直径を有する大型の単結
晶を製造することの可能であるなど幾多の顕著で特有な
作用効果を奏する極めて優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の単結晶製造装置の概略図であ
る。
【図2】図2は、図1の単結晶製造装置の作用を説明す
る概略図である。
【図3】図3は、本発明の単結晶製造装置に用いる単結
晶製造用るつぼの作製方法を説明する概略図である。
【図4】図4は、本発明の単結晶製造装置の別の実施例
の概略図である。
【図5】図5は、一般的な固溶体系の固体−液体共存部
の模式的相図である。
【図6】図6は、従来の二重るつぼ法を説明する概略図
である。
【図7】図7は、従来の単一るつぼを用いた引き上げ法
を説明する概略図である。
【符号の説明】
10 単結晶製造装置 11 加熱装置 11a 高周波発信コイル 13 原料供給装置 14 育成槽 14b 下方部分 14a 上方部分 15 原料タンク 16 溶解槽 17 原料供給管 18 側壁 20 側壁 22 上方部分 24 接合部分 24 側壁 40 原料粉末 42 溶解液 44 種子結晶 46 溶融液 48 単結晶
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北 村 健 二 茨城県つくば市吾妻四丁目13番61号 (72)発明者 竹 川 俊 二 茨城県つくば市吾妻二丁目11番地801棟403 号 (72)発明者 古 川 保 典 茨城県つくば市竹園一丁目14番地801棟602 号 (72)発明者 中 村 優 茨城県つくば市吾妻一丁目18番地−1 406棟402号 (72)発明者 古 屋 堯 民 東京都杉並区和泉4−18−27 Fターム(参考) 4G077 AA02 BC32 CF07 CF10 EG01 PD08

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給された原料粉末を溶解する溶解槽
    と、前記溶解槽と連通され、溶解槽から流入した溶解液
    内に、種子結晶を浸して、単結晶を育成成長させながら
    引き上げることによって、単結晶を得るように構成した
    育成槽とを備えた単結晶製造用るつぼであって、 前記育成槽の側壁の途中から外方に、前記溶解槽が接合
    されており、 前記育成槽の側壁には、前記溶解槽の内部と育成槽の内
    部の間を溶解液が流入出可能なように連通する流通孔が
    形成されていることを特徴とする単結晶製造用るつぼ。
  2. 【請求項2】 前記溶解槽の側壁が、上部に向かって拡
    径するようにテーパ状に形成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の単結晶製造用るつぼ。
  3. 【請求項3】 前記溶解槽が、前記育成槽の側壁の途中
    から外方に傾斜するように延設した溶解槽の側壁から構
    成されていることを特徴とする請求項1または2のいず
    れかに記載の単結晶製造用るつぼ。
  4. 【請求項4】 前記溶解槽の側壁が、鉛直方向に対し
    て、15〜60°の角度で傾斜していることを特徴とす
    る請求項2から3のいずれかに記載の単結晶製造用るつ
    ぼ。
  5. 【請求項5】 前記溶解槽が、前記育成槽の側壁の高さ
    の30%の高さ位置よりも上方の位置で接合されている
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の単
    結晶製造用るつぼ。
  6. 【請求項6】 供給された原料粉末を溶解する溶解槽
    と、前記溶解槽と連通され、溶解槽から流入した溶解液
    内に、種子結晶を浸して、単結晶を育成成長させながら
    引き上げることによって、単結晶を得るように構成した
    育成槽とを備えた単結晶製造用るつぼと、 前記単結晶製造用るつぼの周囲に配設された単結晶製造
    用るつぼを加熱する加熱装置とを備えた単結晶製造装置
    であって、 前記育成槽の側壁の途中から外方に、前記溶解槽が接合
    されており、 前記育成槽の側壁には、前記溶解槽の内部と育成槽の内
    部の間を溶解液が流入出可能なように連通する流通孔が
    形成されており、 前記加熱装置が、前記単結晶製造用るつぼに対して上下
    動可能に構成されていることを特徴とする単結晶製造装
    置。
  7. 【請求項7】 前記溶解槽の側壁が、上部に向かって拡
    径するようにテーパ状に形成されていることを特徴とす
    る請求項6に記載の単結晶製造装置。
  8. 【請求項8】 前記溶解槽が、前記育成槽の側壁の途中
    から外方に傾斜するように延設した溶解槽の側壁から構
    成されていることを特徴とする請求項6または7のいず
    れかに記載の単結晶製造装置。
  9. 【請求項9】 前記溶解槽の側壁が、鉛直方向に対し
    て、15〜60°の角度で傾斜していることを特徴とす
    る請求項7から8のいずれかに記載の単結晶製造装置。
  10. 【請求項10】 前記溶解槽が、前記育成槽の側壁の高
    さの30%の高さ位置よりも上方の位置で接合されてい
    ることを特徴とする請求項6から9のいずれかに記載の
    単結晶製造装置。
  11. 【請求項11】 育成槽の側壁の途中から外方に、溶解
    槽が接合されており、 前記育成槽の側壁には、前記溶解槽の内部と育成槽の内
    部の間を溶解液が流入出可能なように連通する流通孔が
    形成されている単結晶製造用るつぼを用いて、 前記溶解槽に原料粉末を供給して溶解するとともに、 前記溶解槽から流入した溶解液内に、種子結晶を浸し
    て、単結晶を育成成長させながら引き上げることによっ
    て、単結晶を得ることを特徴とする単結晶の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記溶解槽の側壁が、上部に向かって
    拡径するようにテーパ状に形成されている単結晶製造用
    るつぼを用いることを特徴とする請求項11に記載の単
    結晶の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記溶解槽が、前記育成槽の側壁の途
    中から外方に傾斜するように延設した溶解槽の側壁から
    構成されている単結晶製造用るつぼを用いることを特徴
    とする請求項11または12のいずれかに記載の単結晶
    の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記溶解槽の側壁が、鉛直方向に対し
    て、15〜60°の角度で傾斜している単結晶製造用る
    つぼを用いることを特徴とする請求項12から13のい
    ずれかに記載の単結晶の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記溶解槽が、前記育成槽の側壁の高
    さの30%の高さ位置よりも上方の位置で接合されてい
    ることを特徴とする請求項11から14のいずれかに記
    載の単結晶の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記単結晶製造用るつぼに対して上下
    動可能に構成され、前記単結晶製造用るつぼの周囲に配
    設された単結晶製造用るつぼを加熱する加熱装置を用い
    て、前記単結晶製造用るつぼに対して加熱装置の位置を
    制御しながら単結晶を得ることを特徴とする請求項11
    から15のいずれかに記載の単結晶の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記育成成長した単結晶の重量を測定
    して、測定された単結晶の成長重量と同重量の原料粉末
    を、前記溶解槽内に供給することにより連続的に単結晶
    を得ることを特徴とする請求項11から16のいずれか
    に記載の単結晶の製造方法。
JP2000250292A 2000-08-21 2000-08-21 単結晶製造用るつぼおよび単結晶製造装置ならびにこれを用いた単結晶の製造方法 Pending JP2002060296A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000250292A JP2002060296A (ja) 2000-08-21 2000-08-21 単結晶製造用るつぼおよび単結晶製造装置ならびにこれを用いた単結晶の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000250292A JP2002060296A (ja) 2000-08-21 2000-08-21 単結晶製造用るつぼおよび単結晶製造装置ならびにこれを用いた単結晶の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002060296A true JP2002060296A (ja) 2002-02-26

Family

ID=18739896

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000250292A Pending JP2002060296A (ja) 2000-08-21 2000-08-21 単結晶製造用るつぼおよび単結晶製造装置ならびにこれを用いた単結晶の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002060296A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012002176A1 (ja) * 2010-06-29 2012-01-05 株式会社フルヤ金属 白金成形物の表面硬化方法及び表面が硬化された白金成形物
JP2013010656A (ja) * 2011-06-28 2013-01-17 Chichibu Fuji Co Ltd 単一分極化されたニオブ酸リチウム単結晶の製造方法
JPWO2015064505A1 (ja) * 2013-10-30 2017-03-09 株式会社アライドマテリアル 坩堝
USD839444S1 (en) 2013-08-21 2019-01-29 A.L.M.T. Corp. Crucible
KR102271706B1 (ko) * 2020-09-28 2021-07-01 한화솔루션 주식회사 잉곳 성장 장치

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62241889A (ja) * 1986-04-12 1987-10-22 Mitsubishi Metal Corp 単結晶製造装置
JPS63233092A (ja) * 1987-03-20 1988-09-28 Mitsubishi Metal Corp 石英製二重ルツボの製造方法
JPH01294600A (ja) * 1988-05-23 1989-11-28 Nkk Corp シリコン単結晶製造装置
JPH03183689A (ja) * 1989-12-11 1991-08-09 Mitsubishi Materials Corp 単結晶引上装置および引上方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62241889A (ja) * 1986-04-12 1987-10-22 Mitsubishi Metal Corp 単結晶製造装置
JPS63233092A (ja) * 1987-03-20 1988-09-28 Mitsubishi Metal Corp 石英製二重ルツボの製造方法
JPH01294600A (ja) * 1988-05-23 1989-11-28 Nkk Corp シリコン単結晶製造装置
JPH03183689A (ja) * 1989-12-11 1991-08-09 Mitsubishi Materials Corp 単結晶引上装置および引上方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012002176A1 (ja) * 2010-06-29 2012-01-05 株式会社フルヤ金属 白金成形物の表面硬化方法及び表面が硬化された白金成形物
JP2012012632A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Furuya Kinzoku:Kk 白金成形物の表面硬化方法及び表面が硬化された白金成形物
JP2013010656A (ja) * 2011-06-28 2013-01-17 Chichibu Fuji Co Ltd 単一分極化されたニオブ酸リチウム単結晶の製造方法
USD839444S1 (en) 2013-08-21 2019-01-29 A.L.M.T. Corp. Crucible
USD872872S1 (en) 2013-08-21 2020-01-14 A.L.M.T. Corp. Crucible
JPWO2015064505A1 (ja) * 2013-10-30 2017-03-09 株式会社アライドマテリアル 坩堝
KR102271706B1 (ko) * 2020-09-28 2021-07-01 한화솔루션 주식회사 잉곳 성장 장치
WO2022065743A1 (ko) * 2020-09-28 2022-03-31 한화솔루션 주식회사 잉곳 성장 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101467103B1 (ko) 실리콘 단결정 성장 장치 및 그 성장 방법
JPH092897A (ja) 多結晶半導体の製造方法および製造装置
US4936949A (en) Czochraski process for growing crystals using double wall crucible
JP2013129551A (ja) 単結晶製造装置及び単結晶製造方法
WO1999046433A1 (fr) Appareil auxiliaire destine a faire fondre une matiere premiere monocristalline et procede de fusion de cette matiere premiere monocristalline
JP2002060296A (ja) 単結晶製造用るつぼおよび単結晶製造装置ならびにこれを用いた単結晶の製造方法
JPH09249486A (ja) 単結晶引き上げ方法
JPH09175889A (ja) 単結晶引き上げ装置
JPH09249492A (ja) 単結晶引き上げ用種結晶及び該種結晶を用いた単結晶引き上げ方法
JPH04305091A (ja) 単結晶引上方法及びその装置
JPH01317188A (ja) 半導体単結晶の製造方法及び装置
JP2002068883A (ja) 単結晶製造装置ならびにこれを用いた単結晶の製造方法
JP2019043788A (ja) 単結晶育成方法及び単結晶育成装置
JP3369394B2 (ja) 結晶作製方法
CN108368639A (zh) 单晶锭生长装置
RU2381305C1 (ru) СПОСОБ ВЫРАЩИВАНИЯ МОНОКРИСТАЛЛОВ ГЕРМАНИЯ ДИАМЕТРОМ ДО 150 мм МЕТОДОМ ОТФ
JPH02172885A (ja) シリコン単結晶の製造方法
JP2009023867A (ja) 半導体結晶の製造方法及びその製造装置
JPH07110798B2 (ja) 単結晶製造装置
JP2600944B2 (ja) 結晶成長方法
JPH01294588A (ja) シリコン単結晶の製造方法およびその装置
JPH0380181A (ja) 単結晶製造装置
JPH09208360A (ja) 単結晶の成長方法
JPH01160893A (ja) シリコン単結晶中の酸素濃度制御方法
JP2014156373A (ja) サファイア単結晶の製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070810

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101124

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110315