JP2005272170A - 金属水酸化物/ゼオライト複合体及びその製造法 - Google Patents

金属水酸化物/ゼオライト複合体及びその製造法 Download PDF

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Abstract

【課題】環境浄化や脱臭の目的でH2S,CO2,メルカプタンなどの酸性ガスやNH、アミンな
どの塩基性ガス及び水質浄化のためのNH やPO 3−の同時除去などの複合的な吸着機
能をもつ吸着剤の開発が求められている。
【解決手段】Cu,Au,Mg,Ca,Zn,Sr,Cd,Ba,Al,Ti,Ga,I
n,Tl,Pb,V,Bi,Cr,Mn,Fe,Co,Niの中の少なくとも1種の金属
含有の金属水酸化物(A)とゼオライト(B)を含有することを特徴とする金属水酸化物
/ゼオライト複合体。反応槽に、金属塩水溶液(a)、アンモニア水および/または水酸
化アルカリ水溶液(b)を一定の割合で同時に且つ連続的に供給して金属水酸化物粒子(
A)を製造する方法において、反応槽中に予めゼオライト(B)スラリーを入れておくか
、或いは同時に供給することを特徴とする金属水酸化物/ゼオライト複合体の製造方法。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ゼオライトから成るコアと金属水酸化物から成るシェルとの被覆構造を有す
る金属水酸化物/ゼオライト複合体及びその製造方法に関する。
多孔体の重要な用途として吸着剤が挙げられる。この多孔体がイオン、ガスや微粒子等
を吸着するのには様々な駆動力があるが、その一つとして化学的な作用がある。その観点
で考えると、吸着剤は大きく二つに分けることができる。例えば、アルミナ−シリカゲル
、ゼオライト等は固体酸性を有し、アンモニア等の塩基性物質を強く吸着する。それに対
し、MgOやCaO 等は固体塩基性を有し、硫化水素等の酸性物質を強く吸着すること
ができる。このように一つの吸着剤では、酸性・塩基性物質のどちらかしか吸着できない
ものが多い。
複合吸着機能を有する、または、それを意識した吸着剤はこれまであまり多く研究され
ておらず、フライポンタイト(〔Zn6-X AlX 〕〔Si4-X AlX 〕O10〔OH〕8
とシリカゲルの複合体、ゼオライトとセピオライトの複合体が知られている程度である。
前者では、フライポンタイトに両性吸着能が報告されているが、比表面積があまり大きく
ないのと結晶性が良くないことなどによりそれほど高い複吸着能を有してはいない。後者
では、さらに低い吸着能しか得られていない。また、陰イオン吸着体として層状複水酸化
物が知られているがこのような物質を利用した複合体としては、層状複水酸化物−アルミ
ナシリカゲル複合体(特許文献1)の報告がなされているのみである。
特開2002−159849号公報
セラミックス多孔体は一般的に耐熱性、耐化学性、耐候性に優れ、しかも環境調和的な
素材が多い。このような観点から、大気や水環境の保全・浄化材料として適している。こ
のような用途を考えると、飲料水で問題になる砒素や弗素等の有害アニオンの除去ばかり
でなく、例えば、湖沼や河川の水質保全などではアンモニアとリン酸イオンの両方を同時
に除去できることが要求されており、両性的な吸着能を有する吸着剤の開発が強く求めら
れている。
すなわち、近年、環境浄化や脱臭の目的でHS 、CO2 、メルカプタンなどの酸性
ガスやNH、アミンなどの塩基性ガス及び水質、浄化のためのアンモニウムイオン、燐
酸イオン、砒酸イオンの同時除去などの複合的な吸着機能をもつ吸着剤の開発が求められ
ている。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、酸性物質、アニオンに対して
高い吸着能を有する金属水酸化物と塩基性物質、カチオンに対して高い吸着能を有するゼ
オライトからなる複合粒子およびその製造方法を提供するとともに、この金属水酸化物/
ゼオライト複合体を含む吸着剤を提供することを目的とする。
本発明者らは、上述の問題点を改善するため鋭意検討した結果、塩基性物質を多量に吸
着するゼオライトと酸性物質を強く吸着する金属水酸化物からなる複合粒子を合成するこ
とにより上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は以下の[1]〜[16]に示される構成を講じることによって解決
した。
[1]Cu,Au,Mg,Ca,Zn,Sr,Cd,Ba,Al,Ti,Ga,In,T
l,Pb,V,Bi,Cr,Mn,Fe,Co,Niの中の少なくとも1種の金属含有の
金属水酸化物(A)とゼオライト(B)を含有することを特徴とする層状複水酸化物/ゼ
オライト複合体。
[2]前記金属水酸化物(A)が、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化鉄
(II)、酸化水酸化鉄(III)、水酸化鉄(III)、であることを特徴とする[1]に記載
の金属水酸化物/ゼオライト複合体。
[3]前記金属水酸化物(A)が400℃以上で加熱処理された酸化物であることを特徴
とする[1]又は[2]に記載の金属水酸化物/ゼオライト複合体。
[4]前記ゼオライト(B)のイオン交換容量が1.0mmolg−1以上であることを
特徴とする[1]から[3]のいずれか1項に記載の金属水酸化物/ゼオライト複合体。
[5]前記ゼオライト(B)がA型ゼオライト、又はX型ゼオライトであることを特徴と
する[1]から[4]のいずれか1項に記載の金属水酸化物/ゼオライト複合体。
[6]前記ゼオライト(B)の表面を金属水酸化物(A)で被覆したコア−シェル構造を
有することを特徴とする[1]から[5]のいずれか1項に記載の金属水酸化物/ゼオラ
イト複合体。
[7]コア粒子と微粒子シェルとが質量比1:0.25から1:0.001で存在する[
1]から[6]のいずれか1項に記載の金属水酸化物/ゼオライト複合体。
[8]全体として、電子顕微鏡法による一次粒子径0.1〜300μmを有するものであ
る[1]から[7]のいずれか1項に記載の金属水酸化物/ゼオライト複合体。
[9]反応槽に、金属塩水溶液(a)、アンモニア水および/または水酸化アルカリ水溶
液(b)を一定の割合で同時に且つ連続的に供給して金属水酸化物粒子(A)を製造する
方法において、反応槽中に予めゼオライト(B)スラリーを入れておく或いは同時に供給
することを特徴とする金属水酸化物/ゼオライト複合体の製造方法。
[10]金属塩を水と50℃未満の温度で混合して金属塩水溶液(a)を調製し、次いで
ゼオライト(B)との混合溶液を加熱して加水分解反応を行ない、金属水酸化物粒子(A
)を生成させることを特徴とする金属水酸化物/ゼオライト複合体の製造方法。
[11]前記の加水分解の加熱温度が60℃〜混合溶液の沸点の範囲である[10]記載
の金属水酸化物/ゼオライト複合体の製造法。
[12]上記[9]から[11]のいずれか1項に記載の製造方法で得られた生成物を4
0〜200℃の範囲で加熱処理することを特徴とする金属水酸化物/ゼオライト複合体の
製造方法。
[13]上記[9]から[12]のいずれか1項に記載の製造方法で得られた生成物を4
00〜800℃で焼成することを特徴とする金属水酸化物/ゼオライト複合体の製造方法
[14]上記[1]〜[8]のいずれか1項に記載の金属水酸化物/ゼオライト複合体を
含む吸着剤。
本発明では、定形粒子構造を有するゼオライトのスラリーを原料として使用し、アルカ
リ条件下において特定の2種以上の金属塩を含有する水溶液を添加することにより、ゼオ
ライト(B)をコアとして、金属水酸化物(A)をその表面に沈着させる。
本発明の複合体で用いられる金属水酸化物は、比較的低温でアルカリによる中和反応、
過飽和水溶液からの析出、金属アルコキシドの加水分解などにより容易に合成可能な物質
である。具体的には、水酸化銅(II)、水酸化金(III)、水酸化マグネシウム、水酸化
カルシウム(II)、水酸化亜鉛、水酸化ストロンチウム、水酸化カドミウム、水酸化バリ
ウム、ギブサイトα−Al(OH),バイアライトβ−Al(OH)、ベーマイトα
−AlO(OH)、ダイアスポアβ−AlO(OH)に代表される水酸化アルミニウム、
酸化チタン水和物、水酸化ガリウム(III)、水酸化インジウム(III)、水酸化タリウム
(I)、水酸化タリウム(III)、水酸化鉛(II)、水酸化バナジウム(III)、酸化ビス
マス水和物、水酸化マンガン(II)、酸化水酸化マンガン(III)、水酸化鉄(II)、ゲ
ータイトα−FeO(OH),アカガネアイトβ−FeO(OH),レピドクロサイトγ
−FeO(OH)、リモナイトδ−FeO(OH)に代表される酸化水酸化鉄(III)、
水酸化鉄(III)、シュベルトマナイト等の非晶質鉄水酸化物、水酸化コバルト、水酸化
ニッケル、酸化水酸化コバルト(III)、等が挙げられる。これらのうち、特に好ましい
のは水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化鉄(II)、酸化水酸化鉄(III)
、水酸化鉄(III)である。
本発明の複合体中のゼオライト(B)は、IUPACで定義されるミクロ細孔0.5〜
2nmを中心とした細孔直径を有する孔を持つ結晶性の多孔体であり、主に下記一般式で
示される組成を有するアルミノシリケートに代表される。天然品として約40種以上, 合
成結晶として約150 種以上が報告されている。
Figure 2005272170
〔式中,M1: Na,K等の1価陽イオン、M2: Ca2+, Sr2+等の2価陽イ
オン、m≦n〕。
本発明の複合体に用いるゼオライトは、定形粒子構造を有し、アンモニウムイオン等の
陽イオンをイオン交換きるものであれば、何れをも使用することができ、天然品及び合成
品の特定のものにその使用を限定されるものではない。天然ゼオライトの例としてはナト
ロライト、ゴンナルダイト、エディングトナイト、などに代表されるナトロライトグルー
プ、アナルシム、リューサイト、ユガワラライトなどに代表されるアナルシムグループ、
ギスモンダイン、ポーリンジャイト−K、フィリップサイト-Caなどに代表されるギスモ
ンダイングループ、チャバザイト−Ca、エリオナイト−Na、ホージャサイト−Na、
などに代表されるチャバザイトグループ、モルデナイト、フェリエライト−Mg、ミュー
ティナアイトなどに代表されるモルデナイトグループ、ヒューランダイト−Ca、クリノ
プチロライト−Na、スティルバイト−Caなどに代表されるヒューランダイトグループ
、コウレサイトなどに代表される構造未知のアルミノケイ酸塩グループなどの天然に産出
する各グループのゼオライトおよび、A、L、X、Y、Na−P1、ZK−5、ZSM−
11、ZSM−5などに代表される合成ゼオライトなどが挙げられるが、好ましくは粒度
の均一な合成ゼオライトであり、より好ましくはシリカ・アルミナ質量比の差が小さいA
、Xなどである。シリカ・アルミナ質量比の差が大き過ぎると、イオン交換容量が不十分
であり、アンモニウムイオン等の陽イオン吸着特性が十分に発揮されない可能性がある。
ゼオライトは、SiO4 とAlO4 四面体のすべての酸素原子を頂点共有した三次元網
目構造を有する。網目構造の中央部に存在する空洞および空洞を連絡する孔路の形状・サ
イズは結晶の種類により異なる。合成ゼオライトの中には同じミクロ多孔体結晶として知
られるアルミノホスフェートがあり、AlO4 とPO4 四面体の酸素原子を頂点共有する
三次元網目構造をもち、結晶の種類により空洞および孔路の形状・サイズを異にする多孔
構造を有する。上記ゼオライトおよびアルミノホスフェート等のミクロ多孔体結晶は、空
洞の構造および化学組成に基づく特性として吸着作用やイオン交換作用等の特異な機能を
有し、分子を大きさにより篩分ける分子ふるい,クラスターの閉じ込め,あるいは触媒担
体等の用途に利用されている。
三次元網目構造を成す骨格構成元素は、ゼオライトを構成する元素のうち、イオン交換
による交換可能な元素を除いた元素を意味している。SiO4 −AlO4 四面体からなる
網目骨格を有するアルミノシリケートにおいて、例えばそのSiO4 のSiの一部がそれ
と同じイオン価の元素であるTiで置換されている結晶は、Si,Al,O,およびTi
を骨格構成元素とする結晶であり、またAlO4 −PO4四面体からなる網目骨格のアル
ミノホスフェートにおいて、例えばそのAlO4のAlの一部がそれと同イオン価の元素
であるGa,Fe等で置換されている結晶は、Al,P,Oと共にGa,Feを骨格構成
元素とする結晶である。
合成原料に用いられるSi源、Al源、Ti源、P源、Ga源、及びFe源等には特に
制限がなく、例えば、SiO4 −AlO4系の合成ゼオライトの場合、両者を混合した際
に反応し易いものが好適に用いられ、Si源としてはメタケイ酸ナトリウム、コロイダル
シリカ、ヒュームドシリカ、テトラエチルオルソシリケート等が好ましく、Al源として
は、アルミン酸ナトリウム、ベーマイトやプソイドベーマイト、アルミニウムイソプロポ
キシド等が好ましい。
前記ゼオライト中に含まれる交換性の陽イオンは、原料由来によるものやイオン交換反
応によって付加したもので制限されるものではない。アルカリ金属の例としてはリチウム
、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、フランシウム等が挙げられ、アルカリ
土類金属の例としてはベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウ
ム、ラジウムが挙げられる。また、2種以上の金属イオンを含有してもよい。
本発明の複合体中に使用するゼオライトのイオン交換容量は乾燥試料で1.0mmol
−1以上であることが好ましく、3.0mmolg−1以上であることが更に好ましい
。1.0mmolg−1以下ではアンモニウムイオン等のカチオンを除去する性能が著し
く低下する恐れがある。
本発明の複合体中に使用するA型ゼオライト(構造コードLTA)は、Si/Alモル
比が0.7〜1.2の立方晶系のゼオライトである。Al濃度が最も高い組成のゼオライ
トであるためイオン交換容量が最も高く、アンモニウムイオンなどのカチオン種を多量に
取り込めることから本発明のコア材として好適である。
本発明の複合体中に使用するX型ゼオライト(構造コードFAU)は、Si/Alモル
比は1.0〜1.5の立方晶系のゼオライトである。A型ゼオライトと同様ソーダライト
ケージで構成されるが6員環の窓の他に円形12員環のスーパーケージ有するゼオライト
種であり、容易にアンモニウムイオン等のカチオン種をケージ中に取り込むことが出来る
本発明では、このようなゼオライトのうち定形粒子構造を有するものをコアとして利用
し、金属水酸化物をその表面に被覆して、金属水酸化物/ゼオライト複合体自体が定形粒
子を成すと共に、両者のイオン交換性を利用して両性イオン交換体粒子を製造するもので
ある。
更にまた、金属水酸化物のシェルの形成は、金属水酸化物/ゼオライト複合体の製造の
点でも優れた利点を与える。即ち、このシェル構造を有する粒子は、水切れ性や濾過性に
顕著に優れており、デカンテーションや濾過による母液からの分離や水洗等の操作が短時
間の内に行えるという利点を与えると共にフィルターなどに応用した際に圧力損失の少な
い優れたフィルター材としての性能を発揮する。
本発明の金属水酸化物/ゼオライト複合体においては、コア粒子と微粒子シェルとが1
:0.25〜1:0.001、最も好適には、1:0.2〜1:0.05の重量比で存在
する。シェルを構成する金属水酸化物は、1次粒径の微細なものであるが、このシェルは
、後述するとおり、嵩高なソフトな状態で存在する。
固体酸性を有するゼオライト、及び固体塩基性を有する金属水酸化物は、いずれも室温
付近と比較的低い温度において、溶液中から容易にしかも大量に合成できる長所を持って
いる。本発明は合成あるいは天然から産出・精製されたゼオライトのスラリーを一定のア
ルカリ条件に調整しながら、少なくとも1種の水溶性金属塩を添加することによって金属
水酸化物の被覆の析出が起こるという現象を見出したことによるものである。
本発明の複合体は、電子顕微鏡法による粒子測定法で一次平均粒子径が0.1〜300
μm、特に1〜150μmの範囲にある。不純物除去作用の点でいえば、用いる粒子の粒
径には一定の好適範囲があり、上記粒径のものは、不純物除去作用に優れている。 この
場合、粒子径の測定は、粒子自身の凝集性が強いという性質をもっているので沈降重量法
や遠心沈降光透過法、レーザー回折・光散乱法などの測定法では凝集した二次粒子の粒径
を区別できない可能性があるので、透過型電子顕微鏡、走査型電子顕微鏡により直接観察
し、個々の粒子の長短径の平均値を求め、個数基準による各フラクションの対数正規分布
から平均粒子径を求める。
上記過程で形成される金属水酸化物の被覆は、特異な被覆構造を有している。即ち、こ
の金属水酸化物の被覆は、微粉の状態で遊離すること殆どなく(粉立ちが少なく)、バル
キーな状態で前述したゼオライトコアの表面に確実に付着している。
つぎに、固体酸性を有するゼオライトの表面に固体塩基性を有する金属水酸化物の被覆
層を有する複合体の調製方法について述べる。まず、ゼオライトサスペンション中での沈
澱法によるゼオライト表面への金属水酸化物の被覆合成について説明する。本発明の金属
水酸化物−ゼオライト複合体の製造方法は、概略つぎの工程からなっている。すなわち、
まず上記少なくとも1種の金属塩水溶液(a)、水酸化ナトリウム溶液等のアルカリ水溶
液(b)、ゼオライト粒子分散水(c)を予め調製しておく(I)。次に、反応槽のゼオラ
イト粒子の分散水(c)に金属塩水溶液(a)とアルカリ水溶液(b)と同時に少量ずつ
投入して金属水酸化物ゲルをゼオライト表面に析出させる(II)。
また、金属塩水溶液を加熱して加水分解すると、金属水酸化物或いは酸化金属水和物と
酸が生成される。これに伴ない液温が上昇して、酸蒸気が液相から離脱し、金属水酸化物
或いは酸化金属水和物の核が形成される。この段階で溶液を60℃より高温かつ沸点以下
の温度に加熱すれば、塩酸蒸気の液相からの離脱がより大きくなり、平衡論的に反応が急
速に進行し、新たな核の生成が抑制され、既に生成された金属水酸化物の核が成長し易い
環境となる。一方、沸点より高温においてはオートクレーブ等の加圧装置および密閉容器
を使用する必要があり、またガス抜き処理等の問題が残り、従って常圧で加水分解を行な
う方が好ましい。
上記生成物を金属水酸化物の生成に適したアルカリに調整して室温ないしは比較的温度
の低い(40〜200℃程度)水熱条件下で熟成・反応させて複合体を作製することによ
り金属水酸化物粒子の成長を抑制し、比表面積が高く複吸着能に優れた複合体を得ること
が可能である。
得られた生成物をろ過し、蒸留水で洗浄を行った後の生成物を400〜800℃の温度
で数時間焼成することによって金属水酸化物が金属酸化物に変化して粒子の安定性を向上
させることが可能である。
以下、本発明を実施例により詳細に説明するが、本発明はこれら実施例によりなんら限
定されるものではない。尚、金属水酸化物/ゼオライト複合体の粒子形態は、電界放出型
走査型電子顕微鏡FE−SEM〔HITACHI S−5000を用いて加速電圧10k
Vで観察を行った。
金属水酸化物/ゼオライト複合体の調製には、塩化アルミニウム(III)六水和物 (A
lCl3・6H2O) 試薬特級 和光純薬工業株式会社製、塩化鉄(III)六水和物 (FeC
・6H2O)試薬特級 和光純薬工業株式会社製、水酸化ナトリウム (NaOH) 試薬
特級 和光純薬工業株式会社製、A型ゼオライト(合成ゼオライトA−4 粉末,thr
ough75μm,和光純薬工業株式会社製)を使用した。
A型ゼオライト: 蒸留水 = 1.0g : 100mL の懸濁液を常温で攪拌しながら0.
02MのAlCl2水溶液25mLを滴下速度1.7mL/分で滴下した。この際、pH10
に保つために0.1M NaOHを同時滴下した。その後、得られた懸濁液60mLをフ
ッ素樹脂容器(100mL容量)に入れて蓋をし、それらをステンレス鋼容器にいれて密閉
し、オーブン中で100℃、24時間熟成を行った。反応後の試料をろ過し、50℃、2
4時間乾燥して金属水酸化物/ゼオライト複合体を得た。この金属水酸化物は低結晶性の
擬ベーマイト(α−AlO(OH))であり、キューブ上A型ゼオライト表面全面を被覆
していた。出発物質であるA型ゼオライトと得られた複合体の走査型電子顕微鏡(SEM
)による観察像を図1,図2a,2bに示す。
実施例1に記載のAlCl3水溶液をFeCl3水溶液に変えた以外は全て実施例1と同
様にして金属酸化物/ゼオライト複合体を合成した。走査電子顕微鏡での観察(図3a,
3b参照)をした結果、実施例1との形状の類似から金属水酸化物のシェルがゼオライト粒
子の表面に生成していることが分かった。この金属水酸化物は細長い粒子状のゲータイト
(α−FeO(OH))であり、キューブ上A型ゼオライト表面を被覆していた。
本発明によりゼオライトのコアと、金属水酸化物のシェルとから成るコア−シェル構造
の複合粒子が得られる。この複合粒子はNH、アミン等の塩基性物質を吸着するゼオラ
イトとリン酸、ヒ酸、炭酸等の酸性物質を吸着する金属水酸化物から構成されるため双方
の物質に対する吸着能を具備することから、水或いは土壌などの環境汚染物質の吸着剤と
して好適である。また、複合機能の生かしてこの分野あるいは化粧品などの他の分野で幅
広く利用することができる。
A型ゼオライトの図面代用SEM像。 0.02M AlCl3混合水溶液、100℃で合成した金属水酸化物/ゼオライト複合体の図面代用SEM像[(a)×10000,(b)×40000]。 0.02M FeCl3混合水溶液、100℃で合成した金属水酸化物/ゼオライト複合体の図面代用SEM像[(a)×15000,(b)×70000]。

Claims (14)

  1. Cu,Au,Mg,Ca,Zn,Sr,Cd,Ba,Al,Ti,Ga,In,Tl,P
    b,V,Bi,Cr,Mn,Fe,Co,Niの中の少なくとも1種の金属含有の金属水
    酸化物(A)とゼオライト(B)を含有することを特徴とする金属水酸化物/ゼオライト
    複合体。
  2. 前記金属水酸化物(A)が、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化鉄(II)
    、酸化水酸化鉄(III)、水酸化鉄(III)、であることを特徴とする請求項1に記載の金
    属水酸化物/ゼオライト複合体。
  3. 前記金属水酸化物(A)が400℃以上で加熱処理された酸化物であることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の金属水酸化物/ゼオライト複合体。
  4. 前記ゼオライト(B)のイオン交換容量が1.0mmolg−1以上であることを特徴と
    する請求項1から3のいずれか1項に記載の金属水酸化物/ゼオライト複合体。
  5. 前記ゼオライト(B)がA型ゼオライト、又はX型ゼオライトであることを特徴とする請
    求項1から4のいずれか1項に記載の金属水酸化物/ゼオライト複合体。
  6. 前記ゼオライト(B)のコア粒子の表面を金属水酸化物(A)の微粒子シェルで被覆した
    コア−シェル構造を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の金属
    水酸化物/ゼオライト複合体。
  7. コア粒子と微粒子シェルとが質量比1:0.25から1:0.001で存在する請求項1
    から6のいずれか1項に記載の金属水酸化物/ゼオライト複合体。
  8. 全体として、電子顕微鏡法による粒子径測定法で一次平均粒子径0.1〜300μmを有
    するものである請求項1から7のいずれか1項に記載の金属水酸化物/ゼオライト複合体
  9. 反応槽に、金属塩水溶液(a)、アンモニア水および/または水酸化アルカリ水溶液(b
    )を一定の割合で同時に且つ連続的に供給して金属水酸化物粒子(A)を製造する方法に
    おいて、反応槽中に予めゼオライト(B)スラリーを入れておくか、或いは同時に供給す
    ることを特徴とする金属水酸化物/ゼオライト複合体の製造方法。
  10. 金属塩を水と50℃未満の温度で混合して金属塩水溶液(a)を調製し、次いでゼオライ
    ト(B)との混合溶液を加熱して加水分解反応を行ない、金属水酸化物粒子(A)を生成
    させることを特徴とする金属水酸化物/ゼオライト複合体の製造方法。
  11. 前記の加水分解の加熱温度が60℃〜混合溶液の沸点の範囲である請求項10記載の金属
    水酸化物/ゼオライト複合体の製造法。
  12. 請求項9から11のいずれか1項に記載の製造方法で得られた生成物を40〜200℃の
    範囲で加熱処理することを特徴とする金属水酸化物/ゼオライト複合体の製造方法。
  13. 請求項9から12のいずれか1項に記載の製造方法で得られた生成物を400〜800℃
    で焼成することを特徴とする金属水酸化物/ゼオライト複合体の製造方法。
  14. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の金属水酸化物/ゼオライト複合体を含む吸着剤。
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