JP2005270344A - サウナ浴室 - Google Patents

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Abstract


【課題】岩塩壁面と、岩塩床とより加熱雰囲気のもと、岩塩に含まれる成分を発散させて温浴者が温浴でき、岩塩床の凹凸によるマッサージ効果を受けることができるサウナ浴室の提供。
【解決手段】壁面1に沿って床面より上部付近まで複数の塊状岩塩3を積み上げるとともに接着材4により突出状に固定した岩塩壁面5と、内部に加熱手段より熱媒体を供給し放熱する放熱管7を備えた床面2上に破砕した岩塩8を敷き詰めた岩塩床9と、該岩塩床上に温浴者が横に寝るための1又は複数のござ等敷物10とを備えたものである。
【選択図】図1

Description

この発明は浴室内の床面、壁面等に岩塩を利用したサウナ浴室に関する。
従来のサウナは、側壁に板材を使用し、熱源を壁面等に設置し、床面には簀の子を敷き、側壁の片側に座席を設置し、入浴者は座席に座って温浴するようにしたものが一般的である。また、室内に粉砕された小石状の水晶を壁面に備える特許文献1のサウナ浴室が提案されている。
特開2003−305105
前記従来の一般のサウナは、室内に設けた段状の座席に入浴者が裸で座り、室内を60〜70度という高温としてその熱さで発汗させるものであるが、高温であるから長い時間入ることはできず、血圧の高い人、心臓の悪い人、子供などが入浴することは危険であり、また、法律上のサウナは温度が40度以上の場合を言い、12歳以上混浴は禁止されているので男女が一緒に入浴することはできないという問題点もあった。
又、特許文献1のサウナ浴室は、水晶を壁面に備えるものであって、集客力を狙い、装飾性を向上させるものであり、水晶の壁面を設けても実際には温浴効果は少ないという問題があった。
この発明者は、床に仰臥して温浴できるサウナで、室内の壁面と床面に岩塩を利用した岩塩房として温浴者が岩塩による効能を享受でき、室内温度を低温として男女が一緒に温浴することもでき、血圧の高い人、子供等も安全に温浴できるという従来とは異なるサウナ浴室を考案した。
この発明は前記した問題点を解決するようにしたもので、塊状岩塩を積み上げた岩塩壁面と、破砕した岩塩を敷いた岩塩床とより加熱雰囲気のもと室内に岩塩に含まれる成分を発散させ、岩塩床に敷く敷物上で温浴者が温浴しうるサウナ浴室を提供することを目的とする。
この発明の請求項1のサウナ浴室は、壁面に沿って床面より上部付近まで複数の塊状岩塩を積み上げるとともに接着材により突出状に固定した岩塩壁面と、内部に加熱手段より熱媒体を供給し放熱する放熱管を備えた床面上に破砕した岩塩を敷き詰めた岩塩床と、該岩塩床上には温浴者が温浴するための1又は複数のござ等敷物を備えたことを特徴とする。
この発明の請求項2は、請求項1の前記岩塩壁面には、壁面の内部に前記床面に備えた放熱管に接続して熱媒体を供給しうる放熱管を備えたことを特徴とする。
この発明の請求項3は、請求項1又は2において、室内にガス式遠赤外線サウナヒーターを備えたことを特徴とする。
この発明のサウナ浴室によれば、塊状岩塩を積み上げた岩塩壁面と、岩塩を敷き詰めた岩塩床より、放熱管等による加熱雰囲気のもと、岩塩に含まれる成分を発散させるので、岩塩床に被せたござ等敷物の上で横に寝る等して温浴する温浴者の温浴効能を高め、横に寝ることで岩塩の凹凸によるマッサージ効果を享受することができ、サウナの利用者の興趣を引くことができ、サウナ施設の評価を向上させることができる。このサウナによれば、40度以下の低温で温浴するように設定し、着衣姿で温浴可能とすれば、長い時間温浴が可能で岩塩の効能、マッサージ効果を十分に受けることができ、また、入浴者の年齢の制限を無くすことができ、男女一緒の温浴も可能となり、血圧の高い人、子供等も安全に温浴できる。
この発明のサウナ浴室によれば、岩塩壁面にも放熱管を備えることにより壁面に固着した塊状岩塩を内部より暖め、床面と壁面からの加熱雰囲気のもと、岩塩に含まれる成分を発散させるので、温浴の効能を高めることができる。
さらには、前記床面または床面と壁面の放熱管等による加熱雰囲気のもと、室内のガス式遠赤外線サウナヒーターによる加熱により室内の温度上昇で壁面の塊状岩塩に蓄熱され、また岩塩より放熱されて、岩塩に含まれる成分を室内に発散させ、遠赤外線効果もともない温浴の効能を高めることができる。
この発明のサウナ浴室の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明のサウナ浴室の一実施形態を示す断面図、図2はサウナ浴室の別の実施形態を示す断面図、図3はサウナ室に温水器を備えた場合の横断面図、図4は室サウナ浴室にガス式遠赤外線サウナヒーターと温水器を備えた横断面図、図5は岩塩床の一部拡大断面図である。
図1ないし図4において、この発明のサウナ浴室Aは、壁面1に床面2より上部付近まで複数の塊状岩塩3を積み上げるとともに接着材4により突出状に固定して岩塩壁面5を構成する。内部に加熱手段より熱媒体を供給し放熱する放熱管7を備えた床面2上に破砕した岩塩8を敷き詰めた岩塩床9と、該岩塩床上には温浴者が温浴するための1又は複数のござ等敷物10を備える。床面2には、内部に加熱手段6から供給される温水、温風等の熱媒体を放熱しうる放熱管7が備えられ、熱媒体が循環可能とされる。この床面2の上に多数の破砕した岩塩8が層状に敷き詰められて岩塩床9が構成される。その岩塩床9の上には1又は複数のござ等敷物10が被せられ、温浴者が敷物10上で横に寝て温浴できるようにしてある。
加熱手段6として、例えば温水器がサウナ室の機械室に備えられ、前記放熱管7と接続され、温水が供給され、この放熱管7からの放熱により岩塩を暖め、岩塩に含まれる成分を発散させる。温水器6は制御装置(図示せず)による温度制御がなされる。
この壁面と床面に使用する岩塩3、8は、幾億年前地球の地殻変動で海水が海草等と一緒に山脈の中に固までき、厚さ数百メートルの膨大な岩塩層として産出されるもので、各種ミネラルと栄養素を含んでいる化石塩です。
この岩塩に含まれている成分は、カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、鉄、銅、リン、亜鉛、マンガン、イオウ、塩素、ケイ素、フッ素、その他です。これらの成分は次の効能をもたらす。
塩素は、胃腸消毒・殺菌、消化促進、老廃物排出。
ナトリウムは、日射病予防、胃酸分泌促進。
イオウは、髪・爪・骨・腱・軟骨を作る、老廃物排出。
カルシウムは、肩こり、イライラ解消、骨強化。
マグネシウムは、精神安定、心臓の筋肉の安定。
カリウムは、腎臓の老廃物排出の補助。
鉄は、病気に対する抵抗力。
銅は、皮膚の老化・老眼・眼精疲労抑制。
ケイ素は、結合組織を強化。
亜鉛は、免疫力アップ、精力増進。
サウナ浴室Aは、室内を複数人が仰臥して温浴可能な広さとし、その周囲の壁面1は、鉄筋を入れたコンクリート製ブロック11、断熱材12で構成され、床面2は例えばモルタル層13、断熱材14、防水層15で構成されている。壁面と床面の基礎となる構造はこれに限られるものではなく、例えば鉄骨材等で基礎となる骨格を構成して、セメント、モルタルを利用し、コンクリート壁面、モルタル壁面などとすることもできる。
この発明ではこの壁面1のブロック或いはモルタルの内面に沿って床面2より上部付近まで複数個の不特定の形状の塊状岩塩3を積み上げるとともに接着材4により突出状態に固定して岩塩壁面5が構成されている。
塊状岩塩3は大きいものを下方にして上方に順次小さい岩塩を積み上げるのが好ましい。塊状岩塩3の大きさは不特定であるが、約10cm〜30cm程度で、重さは約2kg〜5kgくらいの大きさのものを使用する。塊状岩塩3の積み上げ方は、塊状岩塩3は前記の重量のものを使用するが、大小の岩塩を石垣状に組合わせて積み上げ、積み上げる岩塩同士、また岩塩と壁面を接着材4で接着するので、堅牢な岩塩壁面とすることができる。なお、岩塩3は大きさを揃えて積み上げることもできる。
接着材4としては、セメント、モルタル、或いは樹脂系接着材を使用する。実施形態では、セメントを岩塩と壁面の間と、積み上げる岩塩の隙間に塗布するが、岩塩の隙間は岩塩の前端より奥に若干引っ込んで塗布して、塊状岩塩3を室内側に突出状に固定する。実施例では接着材としてセメント、モルタルに塩を混ぜたものを使用してある。
壁面1に積み上げる塊状岩塩3は、室内側に突出して固定されるので、表面積を多くでき、それが蓄熱面、放熱面となり、ガス式遠赤外線サウナヒーターによる熱を蓄熱し、蓄熱した熱を放出でき、またサウナヒーターからの熱を反射して温浴者に遠赤外線効果を与えることができる。また、壁面の床面から上部まで塊状岩塩3を積み上げることによりサウナ室内の装飾性を向上し、温浴者の興趣を高めることができる。
図5に示すように岩塩床9は、床面2上に砕いた岩塩8を置き、その上にござ等敷物を敷いて凹凸状に構成される。
床面2に敷く岩塩8は、大きい塊状岩塩を破砕して約5cm〜10cmくらいの大きさの不特定形状の塊としたものを1又は複数層に敷き詰める。前記岩塩8の大きさは、細かい砂利状ではマッサージ効果がないので、凹凸状として仰臥する身体にマッサージ効果を与えることができる大きさ、約5cm〜10cmくらいとするのが好ましく、この岩塩を2〜3段の層状とするのが好ましい。岩塩の露出した所を歩くときに足裏を切ったり、またござに仰臥したとき身体に痛みを生じないように、尖った角は削っておくのが好ましい。この岩塩8を敷き詰めた岩塩床9は表面が凹凸状となり、これが仰臥する温浴者の背中にマッサージ効果を与え、また、温浴者が歩くときに足裏のマッサージ効果を付与できる。岩塩は温浴者が仰臥したり歩くことにより多少砕けることがある。岩塩が砕けたときは、新しいものと取り替えて岩塩床を常に凹凸状に保つようにする。
ござ、南京袋等の敷物10は、床面2に敷き詰めた岩塩8の上に被せるもので、少なくとも温浴者が仰臥するために身体より巾、長さとも大きな大きさ、例えば畳み一畳分の大きさとし、厚みは岩塩の凹凸状の沿わせることができる厚みのものを使用することが好ましい。温浴者は服を着用したまま、例えば短パン、Tシャツ姿で敷物10の上に横に寝る、すなわち、仰臥、横臥、腹這いなどで寝て温浴する。また、座って温浴することもできる。
ござの場合広い室内の前記岩塩床に複数枚を適宜敷いて使用し、使用により温浴者の汗がしみこむので、1週間位使用後、室外に出して洗浄、乾燥させる。
ござは前記岩塩床9に敷くと岩塩の凹凸状で凸凹面となり、その上に温浴者が横に寝て温浴する時、岩塩8が放熱管7による放熱で加熱されて岩塩から発散する成分がござを通じて身体に当たるとともに身体が凹凸によるマッサージ効果を受ける。破砕した岩塩の上にござを敷きその上に仰臥するので、長い時間、例えば20〜30分温浴するも背中が痛くなることはなく、岩塩の凹凸がごつごつした感触がござを介して体に当たり指圧のようなマッサージ効果を与える。
敷物として、ござの場合を示したが、これに限られるものではなく、放熱管からの放熱、或いはガス式遠赤外線サウナヒーターの熱により変形を生じず、また岩塩から出る蒸発する成分が通過しうる材質のシート等を使用してもよい。
実施形態の壁面1には外部にも塊状岩塩3を適宜高さまで積み上げて接着材4で固着して、岩塩房であることを温浴者に識別しやすくしてある。岩塩房のサウナ室Aには入り口19にドアー20が開閉可能に設けられ、入り口の床面には、床面2の破砕した岩塩8の堰きとなる大きめの岩塩を並べてある。入り口19は室内の熱が逃げないように高さを低くして温浴する人は入り口をくぐって室内に入るようにするのが好ましい。温浴者は入り口よりサウナ室に入ると岩塩床9の上を歩き、ござ10の上に寝て温浴できる。
天井21は周囲の壁面1の上部に鉄骨材22を渡して、モルタル23、壁材として黄土24、火山灰等を塗布して構成される。天井も壁面同様に温度上昇に耐えうる材質とする。天井の構造は前記構造に限られるものではなく、例えば鉄骨材等で基礎となる骨格を構成し、セメント、モルタルの天井壁を設け、内面に黄土等壁材を塗布して構成することもできる。天井にも熱が逃げないように断熱材を入れるのが好ましい。
図1および図3に示す実施形態では、床面2のモルタル層13の内部に放熱管7が縦又は横方向に複数本平行に配設され、各管の両端部において縦方向の連結部7aで連結されて蛇行状に配管され、温水器6から放熱管7を通じて放熱管7に温水が供給され、放熱管7の温水で床面の全体を間接的に加熱してその上の岩塩を暖め、岩塩に含まれる前記した成分を室内に発散させる。床面2は内部の放熱管による加熱により温度が約30〜約45度程度になるので、その温度に耐えうる材質とする必要がある。放熱管はモルタル層の内部に配設したが、これに限られるものではなく、床面の下部に備えて床面を加熱するようにできる。
図2および図4に示す別の実施形態では、サウナ室Aの機械室Bに加熱手段6として、温水器が備えられ、かつサウナ浴室A内にガス式遠赤外線サウナヒーター16が備えられている。
床面2の構造は前記実施形態と同様であるが、壁面1の内面はモルタル18として内部に放熱管7’が複数本平行に配設され、各管の両端部において縦方向の連結部で連結されて蛇行状に配管され、前記した床面の放熱管7と接続して、熱媒体が循環可能とされる。
加熱手段6として、前記実施形態と同様に温水器6から放熱管7、7’に温水が供給され、放熱管7、7’の温水で床面の全体を間接的に加熱してその上の岩塩を暖め、かつ壁面のほぼ全体も間接的に加熱して塊状岩塩を暖め、岩塩に含まれる前記した成分を室内に発散させる。
ガス式遠赤外線サウナヒーター16は、制御装置による加熱制御がなされ、室内を例えば30〜80度の範囲の所望の温度に制御可能とされている。ガス式サウナヒーター16は燃焼により遠赤外線を出し、その遠赤外線で壁面の塊状岩塩3が加熱されて、蓄熱され、その熱により岩塩に含まれる前記した成分が室内に発散され、また遠赤外線が岩塩壁面で反射され仰臥する温浴者に遠赤外線効果を与えることができる。前記壁面1はガス式遠赤外線サウナヒーター16による温度上昇により温度が例えば約30〜60度程度になるので、その温度に耐えうる材質とする必要がある。室内の温度を40度以下に設定すれば、着衣姿のままで温浴可能とできる。
前記ガス式遠赤外線サウナヒーター16は室内に設けられ、その前面が鉄柵17で囲まれ、鉄柵17の前面側にはタイル等断熱材が貼り付けられ、人が柵に接触しても火傷をしないようにしてある。このヒーターは鉄柵で囲ったが、これに限られるものではなく、耐熱性のある素材の柵で囲うことができる。なお、室内にサウナヒーターと温水器を並設することもできる。
サウナ室Aにガス式遠赤外線サウナヒーター16を備えると、燃焼ガスに含まれる水蒸気が室内に発散されて湿度が上がり、湿度が岩塩に浸透して岩塩が遠赤外線で熱くなるとともに極微量の岩塩成分が溶けだして、室内に岩塩より岩塩成分が発散されることになる。なお、前記実施形態の温水器だけでは、水蒸気が足りないときは、室内に加湿器などを備えることもできる。また、遠赤外線サウナヒーター16の水蒸気で水分が足りないときは、別に水蒸気を出す装置を付加することもできる。ただし、室内の湿度を高くしすぎると岩塩が溶けるので、湿度はガスから出る水蒸気程度とするのが好ましい。
図1および図3に示すサウナ浴室の構造によれば、大きな塊状岩塩を突出した岩塩壁面で囲まれ、床面には破砕した小片の岩塩を敷き詰め、床面の放熱により岩塩床を暖めることができるので、比較的低温の雰囲気のもとで岩塩に含まれる成分が室内に発散され、床面の岩塩に敷いた敷物上に、温浴者が服を着用したまま、例えば短パン、Tシャツ姿で仰臥して20〜30分程度低温で温浴することにより体内より発汗作用を促進させ、岩塩床の凹凸の上に仰臥、横臥することでマッサージ効果を受けることができる。室内温度を低温に制御すれば、長い時間ゆっくり温浴して岩塩による効能を十分受けることができ、同時にマッサージ効果を享受できる。また、従来の高温のサウナには入浴できなかったような血圧の高い人、心臓が悪いの人、子供等も安全に温浴できる。また、室内の周囲を岩塩で囲み、床にも岩塩が敷き詰められているので、装飾性を高め、温浴者の興趣を向上させることができ、サウナ施設の付加価値を向上できる。
従来のサウナの40度以上の場合には12歳以上混浴は禁止されているが、本発明のサウナ室は40度以下に設定して温浴者が服を着用して温浴する形態とすれば、12歳以上でも混浴が認められるので、銭湯、温泉等の施設において、従来のサウナ室とは別に或いはそれに代えてこの発明のサウナ室を備えれば、男女でも一緒に温浴できるので、集客力を高めることができる。
また、図2のサウナ浴室の岩塩壁面に放熱管を備えれば、壁面に固着した塊状岩塩を内部より暖め、岩塩に含まれる成分を発散させて温浴の効能をさらに高めることができる。
また、床面に放熱管を配設した場合、或いは床面と壁面に放熱管を配設した場合に、さらに図2および図4に示すように室内にガス式遠赤外線サウナヒーターを設けて室内を加熱するようにすれば、前記効果の他、室内の温度上昇で壁面の塊状岩塩に蓄熱され、岩塩の温度が高くなり、その岩塩より放熱されて岩塩に含まれる成分が室内に発散され、その上遠赤外線効果をも伴って温浴の効能を高めることができる。
この発明のサウナによれば、岩塩床或いは岩塩床と岩塩壁面の岩塩の発散する成分、遠赤外線、岩塩床の岩塩の凹凸等により、温浴者に次の効能をもたらすことができる。
(ア) 岩塩に含まれる成分は温浴者に前記した効能をもたらす。
(イ) 体内の重金属、毒素を発散できる。
(ウ) 細胞の浸透圧作用と活性化で生気、免疫力、治癒力、自活力等を早く回復させる。
(エ) 体液の酸性化防止、体質を改善させて肌に弾力を与えて常時健康を維持させる。
(オ) 解毒、消炎、生成、殺菌作用と均衡維持。
(カ) 岩塩はマイナスイオンを放出してサウナ室をマイナスイオンで満たすことにより人体の酸化物をアルカリ性に中和して、細胞内に酵素と栄養素を吸収しやすくする。しかも、老廃物を排出しやすくして細胞を活性化させる。
(キ) 岩塩床の凹凸によるマッサージ効果がある。
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の形態を実施しうるものである。前記実施形態では、サウナ浴室は40度以下の低温の加熱雰囲気のもとで温浴する場合で説明したが、これに限られるものではなく、40度以上の加熱雰囲気のもとで温浴させるようにもできる。
この発明のサウナ浴室の一実施形態を示す断面図である。 サウナ浴室の別の実施形態を示す断面図である。 サウナ室に温水器を備えた場合の横断面図である。 サウナ浴室にガス式遠赤外線サウナヒーターと温水器を備えた横断面図である。 岩塩床の一部拡大断面図である。
符号の説明
1 壁面
2 床面
3 塊状岩塩
4 接着材
5 岩塩壁面
6 温水器
7 放熱管
7’ 放熱管
8 破砕岩塩
9 岩塩床
10 ござ
16 ガス式遠赤外線サウナヒーター
A サウナ室

Claims (3)

  1. 壁面に沿って床面より上部付近まで複数の塊状岩塩を積み上げるとともに接着材により突出状に固定した岩塩壁面と、
    内部に加熱手段より熱媒体を供給し放熱する放熱管を備えた床面上に破砕した岩塩を敷き詰めた岩塩床と、
    該岩塩床上には温浴者が温浴するための1又は複数のござ等敷物を備えたことを特徴とするサウナ浴室。
  2. 前記岩塩壁面には、前記床面に備えた放熱管に接続して熱媒体を供給しうる放熱管を備えた請求項1記載のサウナ浴室。
  3. 室内にガス式遠赤外線サウナヒーターを備えた請求項1又は2に記載のサウナ浴室。
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