JP4171448B2 - 天然鉱石浴場 - Google Patents

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本発明は、ラジウム鉱石等を含む複数種類の天然鉱石を使用した天然鉱石浴場に関する。
多くの天然鉱石が健康増進効果を有することは広く知られている。例えばラジウム鉱石は、鉱石より放射される微量の放射線が、体内深部に作用して新陳代謝を促し、関節リュウマチ、神経痛、皮膚病等に効果があるとされている。大理石は加温すると、遠赤外線効果により,体表面より深部をあたためることにより、新陳代謝を促し、喘息等の疾患だけでなく体脂肪除去効果を持つといわれている。電気石は、マイナスイオンを発生することにより、体内の老廃物浄化だけでなく、環境の有害物、例えば塩素等を電気分解除去することが知られている。医王石は、遠赤外作用、マイナスイオン放出機能等を有し、美肌効果を有するとされている。
これらの天然鉱石の健康効果を効率的に得る目的で、従来から、複数の鉱石を浴場設備に用いた手段が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。すなわち、この特許文献においては、ラジウム放射線が放射される岩盤上に浴場を建設し、ラジウム放射線による健康効果を得るとともに、複数の鉱石を混合して敷き詰め、温水パイプによって天然鉱石を加熱することにより、遠赤外、紫外線、マイナスイオン等、それぞれの鉱石による健康効果をも同時に得ようとするものである。
特開2002−35078号公報
しかしながら従来の手段には、次のような改良すべき問題点があった。すなわち、ラジウム放射線を放射する岩盤上に浴場を建設する必要があるため、そのような岩盤が存在する極限られた場所以外では実施できず、さらにそのような場所は立地条件が非常に厳しい場合が多く、多くの利用者が簡便に利用することができないため、実用的ではない。さらに、従来技術では、鉱石の敷き方は考慮されていないが、このような方法では、例えば遠赤外を放出する鉱石の上に、他の鉱石があれば、遠赤外がその鉱石に吸収され利用者まで届かず、遠赤外による十分な健康効果を得ることができないという問題点もある。
そこで本発明の目的は、建設場所を選ばない、すなわち、市街地、さらには、個人の浴場にも適用できるとともに、健康効果の異なる複数種類の天然鉱石による健康効果を一回の入浴で、効率よく最大限に利用できる天然鉱石浴場を提供することにある。
本発明による天然鉱石浴場の特徴は、浴場の床部と、この床部の下方位置に設けた加温装置とを備え、この床部は、複数の種類の天然鉱石を敷き詰めて形成してあることにある。天然鉱石の1は、ラジウム鉱石であって、この敷き詰めた天然鉱石の上に身体を横たえるようにして使用する。
上記ラジウム鉱石以外の天然鉱石は、少なくとも大理石、医王石及び電気石が含まれることが望ましい。床部は、加温装置によって65〜70℃に加温されており、浴場は、45〜50℃に保温してあることが望ましい。
さらに加温装置の下方には、断熱材が敷いてあることが望ましい。また複数種類の鉱石は、種類により互いに異なる大きさを有しており、大理石は15〜30mm、電気石は10〜20mm、医王石は7〜13mm、ラジウム鉱石は約3〜7mmの大きさであることが望ましい。
ここで「浴場」とは、天然鉱石を敷き詰めた床部の周囲と上部とを囲む部屋や建物だけに限らず、少なくとも上部だけ、または周囲の一部だけを囲む建造物も含み、そのサイズや形状を問わない。また「加温手段」には、その上部に敷き詰めた天然鉱石を所定の温度に暖め得る全ての手段を含み、例えば温水、スチームまたは加温空気の通路を配設する手段や、電気ヒーターを配置する手段が該当する。また加温装置の敷設形状・密度等を変えて、床部を場所によって温度を変える場合も含む。
「身体を横たえる」とは、全身を天然鉱石の上に横たえる場合に限らず、この天然鉱石の上に座って入浴する場合も含む。また「断熱材」とは、加温装置の熱が、下方に逃げていくのを抑制できるすべての部材を含み、例えば発泡プラスチック、合成樹脂フィルム、合成樹脂繊維からなるシートが該当する。また「浴場の保温」は、加温装置で加温した床部の熱で保温する場合に限らず、この加温装置とは別の保温装置によって、浴場を保温する場合も含む。
ラジウム鉱石を含む複数種類の天然鉱石を敷き詰めて浴場を構成することにより、建設場所、規模及び形状等の制約を受けず、かつ通常の風呂のように湯槽を使用しないため、構造が簡単となり、許可等の処分も特に必要とされない。このため郊外の大型施設として、市街地の小型施設として、さらには個人の家庭内にも容易に適用可能であり、また増設設備としても容易に適用可能である。したがって実用性が極めて高い。
大理石、医王石、電気石及びラジウム鉱石の複数種の天然鉱石を敷き詰めて床部を形成し、下方から加温装置で加温したこの床部の上に身体を横たえることによって、ラジウム鉱石による放射線効果に加え、大理石による遠赤外効果、医王石による美肌効果、電気石によるマイナスイオン効果を同時に得ることができる。
天然鉱石を敷き詰めた床部を加温装置によって、65〜70℃に加温し、浴場の温度を45〜50℃に保温することにより、それぞれの天然鉱石の健康効果に関わる機能を、より効果的に発揮できる。すなわち従来の低温サウナ(約60度前後)より温和な雰囲気にしてあり、約30〜1時間前後の長時間入浴を可能とし、天然鉱石による健康増進効果を十分に得ることができる。この特長により、さらには、健常者はもとより、高齢者の健康増進、さらには病気療養、リハビリにも役立てることができる。
加温装置の下方に断熱材を敷くことにより、下方へ熱が逃げ難くなり、加温効率が向上して運営コストの低減が可能になる。また天然鉱石の大きさを種類により変えて敷き詰めることにより、自然に大きな粒径の大理石が最上部に、粒径の小さなラジウム鉱石が下部に集まるようになる。このため最上部の大理石から放射される遠赤外線は、妨害なく入浴者に届くようになる。一方ラジウム鉱石からの放射線は、最下部に位置しても上部の鉱石を貫通するため、ラジウム鉱石からの放射線効果は十分保持できる。
図1〜図3を参照しつつ本発明による天然鉱石浴場の構成を説明する。図1に示すように、この天然鉱石浴場は、浴場1の床部2と、この床部の下方に設けた加温装置とを備えている。浴場1は、四方の壁11及び天井で囲んだ、ほぼ長方形の浴室になっており、入り口戸12、のぞき窓13を有している。また床部2は、入り口戸12から延長する踊り場22を除いて、複数の種類の天然鉱石7を敷き詰めてある。なお床部2は、個々の入浴者が一人ずつ横に寝そべる大きさに、木枠21によって区画されている。
図2に床部2の断面構造を示す。床部2は、地面の上に断熱材である発泡プラスチック4を敷き、その上に約200mmの厚さのコンクリート3を打設し、その上に後述する加温装置5の配管51が設置されている。配管51は、厚さ約150mmの砂層6で覆われ、その上に天然鉱石層7を厚さ約150mm〜200mm敷き詰めてある。なお天然鉱石層7の上部には、ござ等のマット8が敷かれており、その上に入浴者が横たわるようになっている。
天然鉱石層7は、上部から直径約25mmの大理石71、直径約15mmの電気石72、直径約10mmの医王石73、直径約5mmのラジウム鉱石74を敷き詰めて形成されている。なおこれらの天然鉱石を、混合してから敷き詰めてもよい。種類により粒径が異なるため、自然に一番小さな粒径のラジウム鉱石74が下部に落ち込み、一番粒径の大きな大理石71が上部に位置するようになり、この大理石と入浴者の間に大理石からの遠赤外線を妨害するものが少なくなり、入浴者に対する遠赤外効果を高めることができる。
天然鉱石層7の使用割合は、大理石71が8、電気石72が2、医王石73が2、そしてラジウム鉱石74が0.01の比率にしている。勿論、それぞれの天然鉱石の使用割合を変えて、それぞれの鉱の効果の度合いを調整することも容易にできる。
なお大理石71は、中国産のミカゲ石の角部を丸く加工したものを使用し、電気石72は、ブラジル産のトルマリンを使用する。また医王石73は、石川県の医王山で産出される、いわゆる戸室石を使用し、ラジウム鉱石74は、中国産のものを使用する。ラジウム鉱石74は、一般的な天然ラジウム鉱石と同等の、0.01〜0.015マイクロシーベルトの放射線強度を有するものを使用する。なおこれらの天然鉱石は、他の地域の産出物を使用してもよく、市販品を使用してもよい。
図3に、本発明による加温装置5の構成を示す。加温装置5は、床部2の下部に設けた金属製の配管51と、この配管内に加温した水を循環させるボイラ設備52を備えている。ボイラ設備52は、天然鉱石層7に設置した温度センサ(図示せず。)によって、この天然鉱石層を65〜70℃に加熱する温水を配管51に循環させる。なお配管51の配置形状等を変えれば、天然鉱石層7の加温温度を場所によって変えることができ、天然鉱石による健康増進効果に差異をつけることも可能である。
図示していないが、浴場1の壁11には、保温器と排気ファンが設けてあり、四季を通じてこの浴場内の温度を45〜50℃に保持している。なお保温器は、上述したボイラ設備52からの温湯を導入して、この熱で浴場1を保温する手段を採用しているが、その他の電気ヒータや、灯油ヒータ等も使用してもよい。
なお、天然鉱石浴場は、上述したように屋外に設けて多数の者が利用するものに限らず、
企業や保養所のビル等の屋内、あるいは個人の住居内に設けることも容易にできる。このような場合には、加温装置は、電気ヒータを使用することもできる。さらに上述した以外の天然鉱石も追加して、その天然鉱石の効用を付加することも容易にできる。
本発明による天然鉱石浴場は、複数種類の天然鉱石の健康効果を最大限に受けることのできる入浴設備であり、場所、規模及び形状の制限を受けず、構造も簡単で、安価に建造することができるので、健康産業等において広く産業上の利用が可能である。
天然鉱石浴場の内部斜視図である。 天然鉱石浴場の床部断面図である。 天然鉱石浴場の加温装置の概略構成図である。
符号の説明
1 浴場
2 床部
21 木枠
3 コンクリート
4 発泡プラスチック(断熱材)
5 加温装置
51 配管
52 ボイラ設備
6 砂層
7 天然鉱石層
71 大理石
72 電気石
73 医王石
74 ラジウム鉱石
8 マット

Claims (3)

  1. 浴場の床部と、この床部の下方位置に設けた加温装置とを備え、
    上記床部は、複数の種類の天然鉱石を混合して敷き詰めて形成してあり、
    上記天然鉱石は、少なくとも大理石及びラジウム鉱石から構成され、
    上記天然鉱石の粒径は、上記大理石が15〜30mmであって一番大きく、上記ラジウム鉱石が3〜7mmであって一番小さくしてあり、
    上記敷き詰めた天然鉱石の上に身体を横たえるようにして使用する
    ことを特徴とする天然鉱石浴場。
  2. 請求項1において、上記床部は、上記加温装置によって65〜70℃に加温されており、
    上記浴場は、45〜50℃に保温してある
    ことを特徴とする天然鉱石浴場。
  3. 請求項1〜2のいずれかにおいて、上記複数種類の鉱石は、少なくとも大理石、医王石、電機石及びラジウム鉱石から構成され、
    上記大理石の大きさは15〜30mmであり、
    上記電気石の大きさは10〜20mmであり、
    上記医王石の大きさは7〜13mmであり、
    上記ラジウム鉱石の大きさは3〜7mmである
    ことを特徴とする天然鉱石浴場。
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