JP4171471B2 - 温浴施設 - Google Patents

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Description

この発明は、浴場施設に関連するあらゆる分野をその技術分野とするものであって、施設を造る建築、建設の分野は勿論のこと、その施設内に必要とする設備、器具類、特に温浴に係わる設備、器具類を製造、販売する分野から、それらに必要な資材、部品を提供する、例えば木材、コンクリートや天然石、金属類、プラスチック等を供給する分野、それら資材、部品の加工に必要な機械、工具類を提供する分野、またそれら資材や機械装置、部品類に必要な素材、例えば木材、合板、プラスチック、各種金属材料を提供する分野、それらに組み込まれる電子分品やそれらを集積した制御機器の分野、各種計測器の分野、当該設備機器を動かす動力機械の分野、その作動エネルギーとなる電力やエネルギー源である電気、オイルの分野といった一般的に産業機械と総称されるあらゆる分野、更には、それら設備、器具類を試験、研究したり、それらの展示、販売、輸出入、ならびにその使用に係わる分野、将又、それら設備機器類の運転に伴って発生するゴミ屑を回収、運搬する回収、輸送の分野、ゴミ屑を効率的に再生利用するリサイクル分野、その他現時点で想定できないが関係してくる新たな分野までと、関係しない技術分野はない程である。
(着眼点)
地熱によって暖められた岩盤上に茣蓙やタオル等を敷き、その上に横になって体を暖める岩盤浴は、岩盤から伝わる熱や電磁波等によって暖められ、流れ出る大量の汗と共に体内の老廃物や毒素等を効果的に排出させることができ、健康増進や体質改善に高い効能を期待できることが認められてはいるものの、岩盤浴に好適な温度に保たれ、しかも健康増進に効果のある天然の岩盤は、我が国内の極限られた場所にしか存在しておらず、こうした効能の温泉を利用しようとすると数ヵ月前から予約を入れる必要があり、予約ができたらできたでその当日に遠方から遥々その地を訪れなければならない等と煩わしいことが多く、岩盤浴の秀れた効能は知りながら誰もが気軽に日常的な施設として利用できるという訳にはいかないのが実情である。
(従来の技術)
このように健康の回復や増進に秀れた効果があるとされる岩盤浴を、もっと気軽に利用できる施設を実現しようとする技術に、例えば特開2001−95889号公報の「石風呂装置」発明や特開平8−12406号公報に掲載のある「遠赤外線照射コンクリート体」発明等に散見されるとおり、数は少ないながら確かに既に開発、提案されているものもあって、これらは、何れもボイラによって加熱可能とした暖房用の配管を室内底面下に埋設状とし、その床面には自然石や自然石のような遠赤外線を照射可能な素材を混入状としたコンクリート体、あるいは砂利や砂等を敷設して暖めるようにした構造の点で略共通する技術的思想によるものであり、これらこれまでに既に提案のある従前からの構造、施設によっても、温泉地にある天然の岩盤を利用した温浴に近い効能を得られるということが実証されている。
(1)特開2001−95889号公報 (2)特開平8−12406号公報
(問題意識)
しかしながら、上記したような目的で開発、実用化されてきている従前からの人工的な温浴施設は、浴室内の温度調節をボイラによる給湯に頼るものであり、床面下に敷設された暖房用配管の順路を辿って流れる湯温が、供給端と排出端とではかなり大きな温度差を生じてしまうことから、利用者が横になる位置によって温度が高過ぎてしまったり、反対に温度が低過ぎたりして、浴室全体に渡って最適な温度に調節、管理することが非常に困難である等、床下配管を利用する給湯システムによって広い浴室内を均質に加熱するのが難しく、岩盤浴に好適な岩盤表面温度、室温および室内湿度に調節、制御しようとして画一的、効果的な管理をするには、管理者が細心の注意を払って常に微妙な調整作業を行うよう努めなければならず、さらに、施設利用者の健康を考慮すると、更衣室と浴室との間の室温の急激な変化をできるだけ小さく抑えるのが好ましく、男女用の各更衣室内の空調温度と浴室内温度との間の温度変化を可能な限り緩やかにすることが必要であるにも拘わらず、このような施設内の細部に至る温度管理は、管理作業者への労働負担が大き過ぎると共に、それを最善のものとするよう努力すればする程、結果として採算性を悪くして経営上支障を来すことになるという課題が残り、未だ労働性と採算性との均衡をとるために腐心する経営を余儀無くされており、この課題の解決は喫緊の要事であるといえる。
(発明の目的)
そこで、本願出願人は、浴室内の温度と、その出入り口付近における温度とをできるかぎり緩やかな変化に抑えるよう効率的に管理することはできないものかとの判断から、逸速くその開発、研究に着手し、長期に渡る試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造の温浴施設を実現化することに成功したものであり、以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構成の詳細について説示していくこととする。
(発明の構成)
図面に示すこの発明を代表する実施例からも明確に理解されるように、この発明に包含される温浴施設は、基本的に次のような構成から成り立っている。
即ち、区画した男女更衣室を、夫々専用風除室を介して共通の密閉型浴室に通じさせると共に、同密閉型浴室で先の専用風除室配置側と反対の位置には、男女共通または個別とした涼み口用風除室を介して涼み所に通じる配置具合とした上、当該密閉型浴室内の土間コンクリート上の1または数ブロック毎に、所定ピッチで蛇行、循環し、上下多段組みとした床暖房用パイプを配管すると共に、当該密閉型浴室に隣接、配置した先の各風除室夫々の土間コンクリート上には、前記上下多段組みとした密閉型浴室用の床暖房用パイプの中の上下何れか一段だけを迂回状に配管し、それらを保護コンクリート層で覆い尽くした上、その上層または上層の一部として育成波エネルギー発生用の自然石層または自然石混入コンクリート層を形成する一方、先の床暖房用パイプには所定温度に調整、制御し得る温水を給湯可能にしてなるものとした構成を要旨とする温浴施設である。
この基本的な構成よる温浴施設を、より具体的なものとして示すと、区画した男女更衣室を、夫々専用風除室を介して共通の密閉型浴室に通じさせると共に、同密閉型浴室で先の専用風除室配置側と反対の位置には、男女共通または個別とした涼み口用風除室を介して涼み所に通じる配置具合とした上、当該密閉型浴室内の土間コンクリート上の1または数ブロック毎に、所定ピッチで蛇行、循環し、上下多段組みとした床暖房用パイプを配管すると共に、当該密閉型浴室に隣接、配置した先の各風除室夫々の土間コンクリート上には、前記上下多段組みとした密閉型浴室用の床暖房用パイプの中の上下何れか一段だけを迂回状に配管し、それらを保護コンクリート層で覆い尽くした上、少なくとも当該密閉型浴室内保護コンクリート層上面の適宜区画毎には、育成波エネルギー発生用の自然石層または自然石混入コンクリート層を略面一状になるようにして形成する一方、先の床暖房用パイプには所定温度に調整、制御し得る温水を給湯可能にしてなるものとした構成からなる温浴施設となる。
さらに具体的には、区画した男女更衣室を、夫々専用風除室を介して共通の密閉型浴室に通じさせると共に、同密閉型浴室で先の専用風除室配置側と反対の位置には、男女共通または個別とした涼み口用風除室を介して涼み所に通じる配置具合とした上、当該密閉型浴室内の土間コンクリート上の1または数ブロック毎に、所定ピッチで蛇行、循環し、上下多段組みとした床暖房用パイプを配管すると共に、当該密閉型浴室に隣接、配置した先の各風除室夫々の土間コンクリート上には、前記上下多段組みとした密閉型浴室用の床暖房用パイプの中の上下何れか一段だけを迂回状に配管し、それらを保護コンクリート層で覆い尽くした上、少なくとも当該密閉型浴室内保護コンクリート層上面の適宜区画毎には、育成波エネルギー発生用の自然石であって横臥人体に相応しい適宜大きさとした原石板を略面一状に埋設する一方、先の床暖房用パイプには所定温度に調整、制御し得る温水を給湯可能にしてなるものとした温浴施設ということができる。
そして、この発明の温浴施設には、区画した男女更衣室を、夫々専用風除室を介して共通の密閉型浴室に通じさせると共に、同密閉型浴室で先の専用風除室配置側と反対の位置には、男女共通または個別とした涼み口用風除室を介して涼み所に通じる配置具合とした上、当該密閉型浴室内の土間コンクリート上の1または数ブロック毎に、所定ピッチで蛇行、循環し、上下多段組みとした床暖房用パイプを配管すると共に、当該密閉型浴室に隣接、配置した先の各風除室夫々の土間コンクリート上には、前記上下多段組みとした密閉型浴室用の床暖房用パイプの中の上下何れか一段だけを迂回状に配管し、それらを保護コンクリート層で覆い尽くした上、少なくとも当該密閉型浴室内保護コンクリート層上面の適宜区画毎には、育成波エネルギー発生用の自然石層または自然石混入コンクリート層を略面一状になるようにして形成する一方、先の床暖房用パイプには所定温度に調整、制御し得る温水を給湯可能にし、当該密閉型浴室内の適宜区画毎に設けた自然石層または自然石混入コンクリート層形成部分を除く保護コンクリート層上面適所には、各風除室同士を互いに連絡する簀子製の渡り廊下を配してなるものとした構成からなる温浴施設が包含されている。
以上のとおり、この発明の温浴施設によれば、何よりも先ず、男女更衣室や涼み所と密閉型浴室との間に配置された各風除室の床面下に、密閉型浴室のものと略同様の床暖房用パイプを配管したことから、密閉浴室と略同じ形態の床面からの発熱と、それによる室内気温調節とが可能になり、利用者が密閉型浴室に出入りする際の温度差に起因する身体的負担を大幅に軽減して各室の出入りの際に掛かる温度差による身体的負荷が極力少なくなるようにし、その結果、育成波エネルギー発生用の自然石層または自然石混入コンクリート層にから発せられている有効な育成波エネルギーが損失なく身体に反影され、健康回復、増進の効能を一層効率化することができるという秀れた特徴を有している。
さらに、この発明の温浴施設で、床構造内に上下多段組に渡る床暖房用パイプを埋設したものでは、パイプを一層に埋設したものの場合に比較し、同一の湯温供給であっても保護コンクリート層の厚さ全体に渡って温度ムラの発生が少なくなり、それだけ密閉型浴室内および各風除室内の床面全体をより均質に加温して床面温度を安定させ、熱容量を高めて屋外への放熱による冷却の影響が減少でき、季節の変化や日毎の気象変化等に伴う外気温の変動による影響を受け難くし、常に安定した床面温度を保持できることから、利用者に温度変化の少ない常時一定の温浴環境を提供することができると共に、育成波エネルギー発生用の自然石層または自然石混入コンクリート層形成部分を除く保護コンクリート層上面適所には、各風除室同士を互いに連絡する簀子製の渡り廊下を配するようにしたものでは、頻繁な人の通過でその部分の熱が奪われ、通路近辺の一角に配された育成波エネルギー発生用の自然石層または自然石混入コンクリート層への加温にムラが生じて温浴効果が損なわれてしまう事態を防止できるようにしてあり、更に、各風除室床の加温の効果も加わって男女更衣室の空調設備や給湯設備等に費やす燃費を大幅に削減することがきるものとなるなどという利点も得られ、全体として経済的で、しかも比較的簡潔な構造のものとして実現できて自然環境にも配慮したものとすることができるという秀れた効果が期待される。
上記したとおりの構成からなるこの発明の実施に際し、その最良もしくは望ましい形態について説明を加えることにする。
密閉型浴室は、浴室施設内を密閉状に保持可能とし、室内の浴室内温湿度を好適に調整、制御可能とすると共に、利用者の自由な出入りを可能とするという機能を果たし、断熱性を高めて高い保温性を確保すると共に、湿度を維持可能な密閉構造とし、出入り口の扉や窓等も、密閉状に閉鎖可能なシール構造を設け、簡便にロック操作可能な把手やハンドルを有するものとすべきであり、各出入り口には夫々風除室を設けて利用者が出入りする際の急激な温度変化を防ぐ構造としなければならず、適所に室内空気を攪拌可能な空調用送風ファンや、外気の取り入れと室内空気の放出とを可能とする換気扇等を設け、それらを自動制御もしくは管理者による制御によって室内温湿度を常時、最適に制御できるものとするのが望ましい。
男女更衣室は、男性専用の更衣室と女性専用の更衣室とを夫々個別の部屋に仕切り、夫々の部屋から共通の密閉型浴室に出入りできるようにする機能を果たし、各更衣室は、密閉型浴室の男女各専用の出入り口との間に夫々個別の風除室を配したものとし、多数の利用者が同時に脱衣、着衣可能な空間と少なくとも更衣室として標準的な設備とを備えたものとしなければならず、温浴施設の規模に応じた数のロッカーや洗面台等を設置したものとすべきであり、必要に応じてシャワールームやトイレ等の各種施設を追加することができる。
男女更衣室専用風除室は、男女夫々個別に設置された更衣室の夫々と、共通の密閉型浴室への男女各専用の出入り口とを繋ぎ、利用者が密閉型浴室を出入りするときの、急激な温度変化を緩和させると共に、利用者の出入りに際して密閉型浴室内の温湿度が、大きく変化してしまうのを防止する機能を果たすものであり、各更衣室に比較して狭い空間に仕切られ、更衣室への出入り口と密閉型浴室への出入り口との夫々に、内外空気の流動を遮る開閉扉や引き戸等の開閉機構を設けなければならず、特に密閉型浴室の出入り口にはシール構造を設けた扉を配して、利用者が簡便にロック・アンロック操作可能なドアノブやレバー等の開閉操作部を設けたものとすべきであり、必要に応じてシャワールーム等や洗面台等の付属設備を設置したものとすることができる。
涼み所は、密閉型浴室内で体が温まり汗をかいた利用者が、密閉型浴室の外に出て体を外気に晒しながら休憩し、涼むためのスペースとしての機能を果たすものであり、密閉型浴室の男女更衣室とは略反対側となる配置とし、専用の風除室を介して繋がるものとしなければならず、ある程度、仕切りや樹木等によって外部から視覚的に隔離されると共に、利用者に開放感を与えて、十分な外気が通過する程度に壁面を排除した構造とすべきであり、必要に応じて床面に簀子を敷設したり、あるいは木製デッキを設ける等、利用者の素足が、夏に熱く冬に冷たい屋外コンクリート面に直接触れないよう工夫したものとするのが望ましく、直射日光を遮り、雨を凌ぐ屋根を設置したものとするのがよい。
涼み口用風除室は、密閉型浴室と涼み所とを行き来する利用者が、急激な温度変化を受けることを阻止して保護すると共に、涼み所への出入り口から冷たく乾燥した外気が進入して密閉型浴室内の温度や湿度を低下させ、不安定化させてしまうのを防止する機能を果たすものであり、密閉型浴室の出入り口には、密閉可能なシール構造を有し、利用者が簡便な操作でロック・アンロック操作可能なドアノブやレバー等を設けた開閉機構を設けなければならず、さらに涼み所に通じる出入り口にも略同等のシール構造と開閉機構とを設けて風除室自体の保温性を確保したものとすべきである。
土間コンクリートは、少なくとも密閉型浴室および各風除室の床面下構造物を下側から支持して床面全体の基礎を固めると共に、保温性と断熱性を高め、地面あるいは下階への熱の放出を低減する機能を果たすものであり、保護コンクリート層との間に防水シートや断熱材等を挟み込むことによって防湿性や断熱性を向上させるのが望ましく、密閉型浴室を地上一階あるいは地階等に設置する場合、該土間コンクリートの下層に防湿土間シートを挟み込んで砕石敷込みを配し、床下空間を形成せずに地面か地中に直接接地させ、保温性を高めたものとするのが望ましく、保護コンクリート層同様に、育成波エネルギーを発する自然石やその粒状物、または粉末等を混入したコンクリートによって形成することも可能である。
床暖房用パイプは、密閉型浴室および各風除室の床面下に埋設され、給湯を受けて床面を加熱すると共に、同浴室内の温度を上昇させる機能を果たし、密閉型浴室の床面下に1または数ブロック毎に、所定ピッチで蛇行、循環するようにし、また、各風除室の各床面下に蛇行状に配管したものとしなければならず、密閉型浴室と略同じピッチで蛇行するよう配管した上下一段のみの配管とすることができる外、必要に応じて上下二段組みやそれ以上の上下多段組みとし、蛇行のピッチを密閉型浴室よりも比較的大きく設定した上、夫々に専用のボイラが接続されたものとし、ワイヤーメッシュ等のラス材を上下段、もしくは上中下段の夫々に組み合わせ、保護コンクリート層中に埋設してその下層にある土間コンクリートとの一体化を図るようにしなければならず、全体強度を強化してひび割れや沈降、変形を防げるようにするのが望ましい。
保護コンクリート層は、所定ピッチで配管された床暖房用パイプを、土間コンクリート上の設定位置に安定するようにして固定すると共に、育成波エネルギー発生用の自然石または自然石混入コンクリート層への効率的な熱伝達を可能とした上に、勿論密閉型浴室床面に掛る荷重を受ける構造床となるものであって、同時に埋設、配管したパイプが不用意に圧迫、変形されることのないようにするなどの機能を果たすものであり、一般的なコンクリートと略同等の強度を有するものとしなければならず、ワイヤーメッシュ等のラス材を組み合わせて十分な強度を確保し、土間コンクリート上に一体化したものとしなければならず、従前からの一般的な骨材を混練したコンクリート層とすることができる外、育成波エネルギーを発する自然石あるいは同砕石等を混入、混練したコンクリート層とすることも可能である。
自然石は、加温されて熱エネルギーを受け、少なくともそれ自体が3μmないし25μmとなる波長の遠赤外線を発するものであり、その中でも4μmないし14μmの波長帯を含み、人体の細胞を活性化して血行促進等の健康増進に有効な育成波エネルギーを発生する性質を有するもの、換言すると超微弱振動エネルギーあるいは微弱磁気エネルギーを発して人体内の細胞を刺激し体質改善、疲労回復を助ける上、美肌効果、ダイエット、慢性疲労、腰痛、肩凝り、皮膚改善、風邪の予防等様々な効果が得られる性質を有するものとしなければならず、具体的に幾つか例示すると、角閃石(岩手県産)、天帝石(宮崎県産)、トルマリン(ブラジル産)、紫水晶(ブラジル産)、水晶(ブラジル産)等を挙げることができ、それらを玉砂利式にして所定範囲に所定厚のものとして敷き並べたものとするか、このような自然石から切り出した所定面積、所定厚さの平板とした原石平板によるものとするか、あるいはそれらを併用したものとするかは、適宜条件によって選択されれば良いが、利用者が繰り返し横臥利用して発汗し、その後の衛生面を確保することを考慮すると共に、経済面の兼ね合いからも、人一人が横臥可能な広さとした原石平板(必ずしも一枚板とは限らない。)とするのが望ましい。
自然石混入コンクリート層は、適宜粒度に粉砕した上記自然石の適量を一般的あるいは特殊(軽量、早強、重量など)なコンクリートに専ら添加物として、あるいは骨材の一つとして混入、形成し、利用者の身体における新陳代謝を促進するために有効な育成波エネルギーを発するよう機能するものであり、密閉型浴室内床面の少なくとも利用者が仰臥位となって温浴する区画スペースだけの限られた範囲とするか、もっと広く、場合によっては密閉型浴室内床面の略全面に渡るものとしても良く、あるいは密閉型浴室内床面の略全面および各風除室床面に渡って形成すべきであり、利用者仰臥スペースに埋設した天然石や原石平板の下側面を自然石混入コンクリート層(育成波コンクリート層)中に接するよう形成することができる外、天然石や原石平板の下側面を保護コンクリート層上面に接するよう形成することも可能である。
以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構造について詳述することとする。
図1の温浴施設における床暖房用下段パイプ配管構造の平面図、図2の温浴施設屋内の平面図、および図3の床暖房用パイプ配管構造を断面化した側面図に示される事例は、区画した男女更衣室12,13を、夫々専用風除室2,2を介して共通の密閉型浴室1に通じさせると共に、同密閉型浴室1で先の専用風除室2,2配置側と反対の位置には、男女共通または個別とした涼み口用風除室2を介して涼み所14に通じる配置具合とした上、当該密閉型浴室1内の土間コンクリート3上の1または数ブロック毎に、所定ピッチで蛇行、循環するようにした床暖房用パイプ4,41を配管すると共に、当該密閉型浴室1に隣接、配置した先の各風除室2,2,2夫々の土間コンクリート3上にも、前記床暖房用パイプ4の一部を迂回、循環させ、それらを保護コンクリート層43で覆い尽くした上、その上面あるいは上面の一部として育成波エネルギー発生用の自然石混入コンクリート層5を形成する一方、先の床暖房用パイプ4,41には所定温度に調整、制御し得る温水を給湯可能にしてなるものとしたこの発明に包含される温浴施設における代表的な一実施例を示すものである。
当該温浴施設は、その入り口11から一段高く、靴またはスリッパを脱いで入る男女更衣室12,13が夫々左右に配され、各更衣室12,13から夫々専用の風除室2,2を介して隣接する密閉型浴室1に通じ、同密閉型浴室1の反対側となる位置には一個の風除室2を通じて露天の涼み所14を配置したものとなり、男女更衣室12,13の夫々には、利用者用のロッカー15,15,……、洗面台16,16,……およびトイレ17,17を完備しており、図示しないエアコン等の冷暖房用空調設備もしくは送風機等によって利用者にとって快適な室内温度に調節されるものとし、これら男女更衣室12,13に個別に配置された風除室2,2は、シャワー室18を、夫々2基ずつ隣接状に設置したものとなっている。
涼み所14は、木製デッキからなる床面および素通しの大型窓が開口された木製フェンスあるいは開閉可能なガラス窓等を設けた簡易壁面で囲まれ、その屋外側には必要に応じて目隠し用の樹木等が植えられ、露天型もしくは日光を透過あるいは遮蔽する各種、何れかの屋根を設置したものとしている。
密閉型浴室1は、幅約12m前後、奥行約5.5m前後の長方形であり、床上面から天井下面までの高さが約3m前後に設定され、またそれに隣接配置された各風除室2,2,2は、約2m四方の正方形状に設定され、密閉型浴室1および各風除室2,2,2の床下構造が、図3中に示すように、地上約120mm前後の厚さに形成した砕石敷込上に防湿土間シートを挟んで約120mm厚のスラブコンクリートである土間コンクリート3を設け、その土間コンクリート3上に、防水シート31および厚さ50mm前後の断熱材32を順次積層し、その上層にラス材であるワイヤーメッシュ42を配し、その上に外径20mm前後、内径16mm前後の暖房用下段パイプ4を、該密閉型浴室1の床面積を略四等分したブロック毎にピッチ間隔が約150mmとなるよう蛇行、配管し、その中の各風除室2,2,2の夫々に隣接するブロック中から、下段パイプ4の一部を夫々迂回させるよう延伸状に配管し、さらに下段パイプ4上に、ワイヤーメッシュ42を敷設したものとしている。
密閉型浴室1では、下段パイプ4上ワイヤーメッシュ42の上に、同一寸法の上段パイプ41を150mmピッチ間隔とすると共に、上下段パイプ4,41が、互いに約75mm前後のピッチ間隔となるよう蛇行、配管した上、上下ワイヤーメッシュ42,42および上下段パイプ4,41を埋設状とするようセメントを充填して土間コンクリート3上約110mm前後の厚さの保護コンクリート層43を形成し、また、各風除室2,2,2には、下段パイプ4のみを配管し、その上下に敷設したワイヤーメッシュ42および下段パイプ4をセメントで埋設して土間コンクリート3上に厚さ約110mm前後の保護コンクリート層43を形成したものとした上、各保護コンクリート層43上には、育成波エネルギーを発する自然石としての角閃石(岩手県産の花崗岩)の粉末を、1平方メートル当り約15kg前後の割合でセメントに混合、混練して厚さ約90mm前後のモルタルとするよう打設し、育成波エネルギー発生用の自然石混入コンクリート層(育成波コンクリート層)5を形成したものとしてある。
上下二段組としたパイプ4,41は、夫々図3中に示すよう、密閉型浴室1の床面下に埋設され、図1中に示すように、密閉型浴室1および各風除室2,2,2に配管された下段パイプ4には下段パイプ専用ボイラ44を接続し、図3中に示した、上段パイプ41には、図1中の上段パイプ専用ボイラ45が接続され、個別の専用ボイラによって所定温度に調整、制御した温水を夫々、隣接する上下段パイプ4,41に互いに逆向きに流れるよう供給可能となっている。
密閉型浴室1の奥行方向略中央には、図2および図3中に示すように、幅約900mm前後、深さ約150mm前後の散水路6が、同密閉型浴室1の幅方向一端から他端に渡り、緩やかな下り勾配を有して凹設され、該散水路6に沿った両側には、人体頭部を浴室1の奥行方向外側に向け、脚部を散水路6に向けて仰臥可能な縦約1,800mm前後、横約900mm前後の寸法に区画された原石平板埋設スペース51,51,……が、各風除室2,2,2の出入り口から外れた範囲に複数区画配列、形成され、各原石平板埋設スペース51,51,……は、中央付近の仰臥人体胸部、要部、脚部を同時に載置可能となる範囲に、育成波エネルギーを発する自然石としての角閃石から切り出された縦約1400mm前後、幅約350mm前後、厚さ凡そ20mmないし100mm前後の原石平板52を面一状に埋設したものとするか、あるいは縦約470mm前後、幅約350mm前後、厚さ凡そ20mmないし100mm前後の原石平板52を3枚、胸部から脚部に相当する範囲に渡り連ねて面一状に埋設したものとなっている。
また、各原石平板埋設スペース51,51,……の両側には、密閉型浴室1の壁面から散水路6に向けて緩やかな下り勾配を有する、幅約200mm前後、深さ約100mm前後の給水側溝61,61,……が凹設され、各給水側溝61,61,……の散水路6とは反対側となる壁面側端の夫々には、密閉型浴室1内の適所か、同浴室1外の適所に設けられた図示しない開閉バルブによって開閉操作可能な複数の散水ノズルが配置されており、図2中に示すように、散水路6、各給水側溝61,61,……ならびに散水路6と各風除室2,2,2とを連絡する通路範囲には、各原石平板埋設スペース51,51,……と面一状の床面を形成すると共に、散水路6および各給水側溝61,61,……に供給される水の流れを妨げない木製の簀の子63が敷設されている。
男女更衣室12,13用の風除室2,2の夫々は、更衣室12,13に面する出入り口に引き戸21を設け、また、密閉型浴室1に面する出入り口に、扉の全周縁に沿ってシール構造を設け、開閉用レバーの操作によって密閉状に簡易的施錠と開放操作とを簡便に行うことを可能としたロック・アンロック機構を有した密閉型ドア22を設けたものとし、また、涼み所14側の風除室2の密閉型浴室1側と涼み所14側とに面する2箇所には、夫々シール構造とロック・アンロック機構とを有した密閉型ドア22を設けたものとしている。
(実施例の作用)
以上のとおりの構成からなるこの発明の温浴施設は、当該密閉型浴室2の加熱を開始するときに、先ず、図1および図2中に示した、各専用ボイラ44,45を起動させて、図1ならびに図3中の、上下二段組の各パイプ4,14の夫々に対して個別の給湯を行い、床面全体に渡り略均質に加熱するものとし、床面全体を数日ないし一週間程度を掛けて徐々に加熱して行き、原石平板埋設スペース51の露出面温度を50℃前後に安定させ、各専用ボイラ44,45は、24時間止まることなく連続的に給湯を継続するものとし、原石平板埋設スペース51の露出面温度を常時50℃前後に加熱制御する。
そして、密閉型浴室2内の温度が次第に上昇して42℃前後に達した頃から、図示しない各散水ノズルから少量ずつの水を同時放水し、各給水側溝61,61,……をゆっくりと流下させ、徐々に散水路6に向け放流して流水膜を形成し、床面からの加熱によって蒸発させ、室内湿度を90%前後まで上昇させると共に、室温が45℃を越えたときに、再度同様の散水を実行して床面から気化熱を奪って室温を、42℃前後まで低下させるよう誘導し、浴室内湿度を90%前後に保つよう制御する。
このとき各風除室14,14,14の床面は、密閉型浴室2から迂回状に配管された下段パイプ4によって30℃ないし40℃前後に加熱され、閉鎖状の各風除室14,14,14内を緩やかに暖め、略一定温度に保つように管理して、男女更衣室12,13から密閉型浴室1、ならびに密閉型浴室1から涼み所14へと出入りする利用者に急激な温度変化が起きないよう配慮されたものとなり、しかも密閉型浴室1の床暖房用の下段パイプ4を迂回させた構造により、各風除室14,14,14に個別の空調設備を設置した場合に比較して燃料消費量もしくは消費電力量を大幅に削減することが可能となる。
また、各風除室14,14,14の床面下に、上下二段の暖房用パイプ4,41を、密閉型浴室1よりも比較的大きなピッチ間隔(約200mm)で配管した場合にも、略同様の暖房機能を得るようにした上、各風除室14,14,14の密閉型浴室2に面した出入り口には、夫々シール構造とロック・アンロック機構とを設けた密閉型ドア22を設けるようにし、さらに男女更衣室12,13に面する出入り口には引き戸21,21を、また、涼み所14に面する出入り口には密閉型ドア22を夫々設け、利用者の出入りによる空気の漏出と外気の流入とを最小限に抑えるようにしている。
(実施例の効果)
以上のような構成からなる実施例の温浴施設は、前記この発明の効果の項で記載の特徴に加え、密閉型浴室2の略中央を縦断する散水路6の両側に複数の原石平板埋設スペース51,51,……を配したから、多人数の利用者が同時に利用可能となり、しかも各風除室14,14,14の密閉型浴室1に面する各出入り口にロック・アンロック機構を有する密閉型ドア22,22,22を設けたものでは、多くの利用者が密閉型浴室1を出入りしたときにも、浴室1内温度や湿度を低下させることを防止できる利点が得られることになる。
さらに、図3中に示したように、床下に上下二段組としたパイプ4,41を埋設したものでは、保護コンクリート層厚み方向にもなるべく均質な分布となるように加温、蓄熱されるようにして各原石平板埋設スペース51,51,……の全てが均質化した加熱となるようにすると共に、各原石平板埋設スペース51,51,……の両側に配された給水側溝61,61,……を通じて散水路6に至るよう放流、散水して周辺を常に清潔に保ち、且つ周辺からの加湿を受けられるようにしてあることから、各原石平板埋設スペース51,51,……を利用する者皆が略同等の条件下での温浴効果を享受し、その効能を満喫することができるという効果が得られる。
(結 び)
叙述の如く、この発明の温浴施設は、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しかも各風除室に密閉型浴室と共通かあるいは独立する暖房用パイプを敷設するようにすると共に、加湿しないことによって浴室内に入るときには、体を速やかに浴室内温度に慣れさせることができ、また浴室から出るときには、足下から身体の暖かさを保ったまま、頭部付近を速やかに冷やして爽快感を得ることができるという具合に、足下から熱を伝えて頭部の方には直接加温されないようにし、比較的高温、高湿度となる密閉型浴室への出入り口に最適な条件に保つことができる上、各風除室毎の個別の空調設備を設置しなくとも十分な暖房効果を得ることができるものとなり、各部屋の温湿度調整、管理作業の効率自体も大幅に高めることができ、管理作業の負担を軽減して費用の削減を確実に達成可能にして経済的にも秀れたものとなることから、健康管理に意識の高い利用者にとって効果的な温浴効果が享受できると共に、温浴サービスを提供する温浴施設の管理、運営者等に高い評価が得られ、広範に渡って利用、普及していくものになると予想される。
図面は、この発明の温浴施設の技術的思想を具現化した代表的な一実施例を示すものである。
温浴施設の床暖房用パイプの一部配管状態を示す平面図である。 温浴施設の屋内構造を示す平面図である。 床暖房用パイプの配管状態を断面化して示す側面図である。
符号の説明
1 密閉型浴室
11 同 入り口
12 同 男性用更衣室
13 同 女性用更衣室
14 同 涼み所
15 同 ロッカー
16 同 洗面台
17 同 トイレ
18 同 シャワー
2 風除室
21 同 引き戸
22 同 密閉型ドア
3 土間コンクリート
31 同 防水シート
32 同 断熱材
4 暖房用下段パイプ
41 同 暖房用上段パイプ
42 同 ワイヤーメッシュ
43 同 保護コンクリート層
44 同 下段パイプ専用ボイラ
45 同 上段パイプ専用ボイラ
5 自然石混入コンクリート層
51 同 平板埋設スペース
52 同 原石平板
6 散水路
61 同 給水側溝
63 同 簀の子

Claims (5)

  1. 区画した男女更衣室を、夫々専用風除室を介して共通の密閉型浴室に通じさせると共に、同密閉型浴室で先の専用風除室配置側と反対の位置には、男女共通または個別とした涼み口用風除室を介して涼み所に通じる配置具合とした上、当該密閉型浴室内の土間コンクリート上の1または数ブロック毎に、所定ピッチで蛇行、循環し、上下多段組みとした床暖房用パイプを配管すると共に、当該密閉型浴室に隣接、配置した先の各風除室夫々の土間コンクリート上には、前記上下多段組みとした密閉型浴室用の床暖房用パイプの中の上下何れか一段だけを迂回状に配管し、それらを保護コンクリート層で覆い尽くした上、その上層または上層の一部として育成波エネルギー発生用の自然石層または自然石混入コンクリート層を形成する一方、先の床暖房用パイプには所定温度に調整、制御し得る温水を給湯可能にしてなるものとしたことを特徴とする温浴施設。
  2. 区画した男女更衣室を、夫々専用風除室を介して共通の密閉型浴室に通じさせると共に、同密閉型浴室で先の専用風除室配置側と反対の位置には、男女共通または個別とした涼み口用風除室を介して涼み所に通じる配置具合とした上、当該密閉型浴室内の土間コンクリート上の1または数ブロック毎に、所定ピッチで蛇行、循環し、上下多段組みとした床暖房用パイプを配管すると共に、当該密閉型浴室に隣接、配置した先の各風除室夫々の土間コンクリート上には、前記上下多段組みとした密閉型浴室用の床暖房用パイプの中の上下何れか一段だけを迂回状に配管し、それらを保護コンクリート層で覆い尽くした上、少なくとも当該密閉型浴室内保護コンクリート層上面の適宜区画毎には、育成波エネルギー発生用の自然石層または自然石混入コンクリート層を略面一状になるようにして形成する一方、先の床暖房用パイプには所定温度に調整、制御し得る温水を給湯可能にしてなるものとしたことを特徴とする温浴施設。
  3. 区画した男女更衣室を、夫々専用風除室を介して共通の密閉型浴室に通じさせると共に、同密閉型浴室で先の専用風除室配置側と反対の位置には、男女共通または個別とした涼み口用風除室を介して涼み所に通じる配置具合とした上、当該密閉型浴室内の土間コンクリート上の1または数ブロック毎に、所定ピッチで蛇行、循環し、上下多段組みとした床暖房用パイプを配管すると共に、当該密閉型浴室に隣接、配置した先の各風除室夫々の土間コンクリート上には、前記上下多段組みとした密閉型浴室用の床暖房用パイプの中の上下何れか一段だけを迂回状に配管し、それらを保護コンクリート層で覆い尽くした上、少なくとも当該密閉型浴室内保護コンクリート層上面の適宜区画毎には、育成波エネルギー発生用の自然石であって横臥人体に相応しい適宜大きさとした原石板を略面一状に埋設する一方、先の床暖房用パイプには所定温度に調整、制御し得る温水を給湯可能にしてなるものとしたことを特徴とする温浴施設。
  4. 区画した男女更衣室を、夫々専用風除室を介して共通の密閉型浴室に通じさせると共に、同密閉型浴室で先の専用風除室配置側と反対の位置には、男女共通または個別とした涼み口用風除室を介して涼み所に通じる配置具合とした上、当該密閉型浴室内の土間コンクリート上の1または数ブロック毎に、所定ピッチで蛇行、循環し、上下多段組みとした床暖房用パイプを配管すると共に、当該密閉型浴室に隣接、配置した先の各風除室夫々の土間コンクリート上には、前記上下多段組みとした密閉型浴室用の床暖房用パイプの中の上下何れか一段だけを迂回状に配管し、それらを保護コンクリート層で覆い尽くした上、少なくとも当該密閉型浴室内保護コンクリート層上面の適宜区画毎には、育成波エネルギー発生用の自然石層または自然石混入コンクリート層を略面一状になるようにして形成する一方、先の床暖房用パイプには所定温度に調整、制御し得る温水を給湯可能にし、当該密閉型浴室内の適宜区画毎に設けた自然石層または自然石混入コンクリート層形成部分を除く保護コンクリート層上面適所には、各風除室同士を互いに連絡する簀子製の渡り廊下を配してなるものとしたことを特徴とする温浴施設。
  5. 各風除室は、男女何れかの更衣室または涼み所の中の何れかに面する出入り口、および密閉型浴室に繋がる出入り口の夫々に開閉機構を設け、少なくとも密閉型浴室に面する開閉機構には、気密性を確保可能な密閉シール、および閉鎖状態に仮固定可能であって簡便に開閉操作可能なロック・アンロック機構を有するものとした、請求項1ないし4何れか一項記載の温浴施設。
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