JP4653394B2 - 温浴施設、およびその温湿度調和制御方法 - Google Patents

温浴施設、およびその温湿度調和制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4653394B2
JP4653394B2 JP2003329111A JP2003329111A JP4653394B2 JP 4653394 B2 JP4653394 B2 JP 4653394B2 JP 2003329111 A JP2003329111 A JP 2003329111A JP 2003329111 A JP2003329111 A JP 2003329111A JP 4653394 B2 JP4653394 B2 JP 4653394B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
bathroom
water
rough
pipes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003329111A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005087651A (ja
Inventor
川 俊 弘 布
Original Assignee
有限会社東北ティック
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社東北ティック filed Critical 有限会社東北ティック
Priority to JP2003329111A priority Critical patent/JP4653394B2/ja
Priority to US10/940,897 priority patent/US7308723B2/en
Publication of JP2005087651A publication Critical patent/JP2005087651A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4653394B2 publication Critical patent/JP4653394B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61HPHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
    • A61H33/00Bathing devices for special therapeutic or hygienic purposes
    • A61H33/06Artificial hot-air or cold-air baths; Steam or gas baths or douches, e.g. sauna or Finnish baths
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61HPHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
    • A61H33/00Bathing devices for special therapeutic or hygienic purposes
    • A61H33/06Artificial hot-air or cold-air baths; Steam or gas baths or douches, e.g. sauna or Finnish baths
    • A61H2033/061Artificial hot-air baths
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61HPHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
    • A61H33/00Bathing devices for special therapeutic or hygienic purposes
    • A61H33/06Artificial hot-air or cold-air baths; Steam or gas baths or douches, e.g. sauna or Finnish baths
    • A61H33/063Heaters specifically designed therefor

Description

この発明は、温浴施設に関連するあらゆる分野をその技術分野とするものであって、施設を造る建築、建設の分野は勿論のこと、その施設内に必要とする設備、器具類、特に温浴に係わる設備、器具類を製造、販売する分野から、それらに必要な資材、部品を提供する、例えば木材、コンクリートや天然石、金属類 プラスチックを供給する分野、それら資材、部品の加工に必要な機械、工具類を提供する分野、またそれら資材や機械装置、部品類に必要な素材、例えば木材、合板、プラスチック、各種金属材料を提供する分野、それらに組み込まれる電子分品やそれらを集積した制御機器の分野、各種計測器の分野、当該設備機器を動かす動力機械の分野、その作動エネルギーとなる電力やエネルギー源である電気、オイルの分野といった一般的に産業機械と総称されるあらゆる分野、更には、それら設備、器具類を試験、研究したり、それらの展示、販売、輸出入、ならびにその使用に係わる分野、将又、それら設備機器類の運転に伴って発生するゴミ屑を回収、運搬する回収、輸送の分野、ゴミ屑を効率的に再生利用するリサイクル分野、その他現時点で想定できないが関係してくる新たな分野までと、関係しない技術分野はない程である。
(視 点)
地熱によって暖められた岩盤上に茣蓙やタオル等を敷き、その上に横になって体を暖める岩盤浴は、岩盤から伝わる熱や電磁波等によって暖められ、流れ出る大量の汗と共に体内の老廃物や毒素等を効果的に排出させることができ、健康増進や体質改善に高い効能があることが認められているが、岩盤浴に好適な温度に保たれ、しかも健康の増進に効果のある天然の岩盤は、我が国内の極限られた場所にしか存在しておらず、こうした効能の温泉を利用しようとすると、数ヵ月前から予約を入れる必要があり、予約ができたらできたでその当日に遠方から遥々その地を訪れなければならない等と煩わしいことが多く、岩盤浴の秀れた効能は判っていても、誰もが気軽に日常的な施設として利用できるという訳にはいかなかった。
(従来の技術)
このように健康の回復や増進に秀れた効果があるとされる岩盤浴を、もっと気軽に利用できる施設を実現しようとする技術に、例えば特開2001−95889号公報の「石風呂装置」発明や特開平8−12406号公報に掲載のある「遠赤外線照射コンクリート体」発明等に散見されるとおり、数は少ないながら確かに既に開発、提案されているものもあって、これらは、何れもボイラによって加熱可能とした暖房用の配管を室内底面下に埋設状とし、その床面には自然石や自然石のような遠赤外線を照射可能な素材を混入状としたコンクリート体、あるいは砂利や砂等を敷設して暖めるようにした構造の点で略共通する技術思想とするものであり、これらこれまでに既に提案のある従前からの構造、施設によっても、温泉地にある天然の岩盤を利用した温浴に近い効能を得られるということが知られている。
(1)特開2001−95889号公報 (2)特開平8−12406号公報
(問題意識)
しかしながら、上記したような目的で開発、実用化されてきている従前からの人工的な温浴施設は、浴室内の温度調節をボイラによる給湯に頼るものであり、床面下に敷設された暖房用配管の順路を辿って流れる湯温が、供給端と排出端とではかなり大きな温度差を生じてしまうことから、利用者が横になる位置によって温度が高過ぎてしまったり、反対に温度が低過ぎたりして、浴室全体に渡って最適な温度に調節、管理することが非常に困難である等、床下配管を利用する給湯システムによって広い浴室内を均質に加熱するのが難しく、岩盤浴に好適な岩盤表面温度、室温および室内湿度に調節、制御しようとして画一的、効果的な管理するには、管理者が細心の注意を払って常に微妙な調整作業を行わよう努めなければならず、管理作業者への労働負担が大き過ぎると共に、その結果採算性の面で歩が悪くなるという課題が残されたままとなっていた。
(発明の目的)
そこで、本願出願人は、岩盤の表面温度および室内温湿度をできる限り効率的に管理可能にすることはできないものかとの判断から、逸速くその開発、研究に着手し、長期に渡る試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造の温浴施設、およびその新規な温湿度調和制御方法を実現化することに成功したものであり、以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構成の詳細について説示していくこととする。
(発明の構成)
図面に示すこの発明を代表する実施例からも明確に理解されるように、この発明に包含される温浴施設は、基本的に次のような構成から成り立っている。 即ち、イヤーメッシュ等のラス材が組み合わされ、夫々所定ピッチに蛇行、配管してなる床暖房用の少なくとも上下二段組みで、その上下に組み合わされるもの同士の上下配置具合が、平面配置における複数箇所において互いの中途部を悉く交叉状配置となるよう配置したパイプを、密閉型浴室内の土間コンクリート上に敷設し、更にその上に保護コンクリート層を介して育成波エネルギーを発する自然石粉末を混練した育成波コンクリート層を形成すると共に、該育成波コンクリート面の適宜区画されたスペースには、育成波エネルギーを発する自然石からなる適宜大きさの原石平板を略面一状に埋設したものとする一方、少なくとも上下二段組みとした各段別のパイプ毎に、所定温度に調整、制御した温水を夫々専用ボイラから循環給湯可能にしてなるものとした構成を要旨とする温浴施設である。
この基本的な構成からなるこの発明の温浴施設を、より具体的な構造のものとして示すならば、上下または上中下にワイヤーメッシュ等のラス材が組み合わされ、夫々所定ピッチに蛇行、配管してなる床暖房用の少なくとも上下二段組みとするパイプで、その上下に組み合わされるもの同士の上下配置具合が、平面配置における複数箇所において互いの中途部を悉く交叉状配置となるよう配置した下段パイプと上段パイプとを、防水シート、断熱材を介して密閉型浴室内の土間コンクリート上に敷設し、更にその上に保護コンクリート層を介して育成波エネルギーを発する自然石粉末を混練した育成波コンクリート層を形成すると共に、該育成波コンクリート面の適宜区画されたスペースには、夫々仰臥人体の少なくとも胸部、腰部、脚部を同時に載置可能な大きさで、育成波エネルギーを発する自然石からなる原石平板を略面一状に埋設したものとする一方、少なくとも上下二段組みとした各段別のパイプ毎に、所定温度に調整、制御した温水を夫々専用ボイラから循環給湯可能にしてなるものとした構成からなる温浴施設であるということができる。
更に具体的には、上下または上中下にワイヤーメッシュ等のラス材が組み合わされ、夫々所定ピッチに蛇行、配管してなる床暖房用の少なくとも上下二段組みとするパイプで、その上下に組み合わされるもの同士の上下配置具合が、平面配置における複数箇所において互いの中途部を悉く交叉状配置となるよう配置した下段パイプと上段パイプとを、防水シート、断熱材を介して密閉型浴室内の土間コンクリート上に敷設し、更にその上に保護コンクリート層を介して育成波エネルギーを発する自然石粉末を混練した育成波コンクリート層を形成すると共に、該育成波コンクリート面の適宜区画されたスペースには、夫々仰臥人体の少なくとも胸部、腰部、脚部を同時に載置可能な大きさで、育成波エネルギーを発する自然石からなる原石平板を略面一状に埋設したものとする一方、少なくとも上下二段組みとした各段別のパイプ毎に、所定温度に調整、制御した温水を夫々専用ボイラから逆向き方向に循環給湯可能にしてなるものとした温浴施設ということができる。
そして、より望ましい構成のものとしては、上下または上中下にワイヤーメッシュ等のラス材が組み合わされ、夫々所定ピッチに蛇行、配管してなる床暖房用の少なくとも上下二段組みとするパイプで、その上下に組み合わされるもの同士の上下配置具合が、平面配置における複数箇所において互いの中途部を悉く交叉状配置となるよう配置した下段パイプと上段パイプとを、防水シート、断熱材を介して密閉型浴室内の土間コンクリート上に敷設し、更にその上に保護コンクリート層を介して育成波エネルギーを発する自然石粉末を混練した育成波コンクリート層を形成すると共に、該育成波コンクリート面の適宜区画されたスペースには、夫々仰臥人体の少なくとも胸部、腰部、脚部を同時に載置可能な大きさで、育成波エネルギーを発する自然石からなる原石平板を略面一状に埋設したものとした上、該原石平板埋設スペースの両側夫々には、散水ノズルから散水路まで所定勾配で下る給水側溝が形成され、散水路および各給水側溝の夫々には、原石平板と略面一で、散水を妨げない簀の子が敷設されたものとする一方、少なくとも上下二段組みとした各段別のパイプ毎に、所定温度に調整、制御した温水を夫々専用ボイラから逆向き方向に循環給湯可能にし、各ボイラによる床面加熱と、散水路への散水による気化熱とによって浴室内温湿度を制御可能にしてなるものとした構成の温浴施設であるということが可能である。
この発明の温浴施設を、表現を変えて示すと、上下または上中下にワイヤーメッシュ等のラス材が組み合わされ、夫々所定ピッチに蛇行、配管してなる床暖房用の少なくとも上下二段組みとするパイプで、その上下に組み合わされるもの同士の上下配置具合が、平面配置における複数箇所において互いの中途部を悉く交叉状配置となるよう配置した下段パイプと上段パイプとを、防水シート、断熱材を介して密閉型浴室内の土間コンクリート上に敷設し、更にその上に保護コンクリート層を介して育成波エネルギーを発する自然石粉末を混練した育成波コンクリート層を形成すると共に、該育成波コンクリート面の中央付近に、同密閉型浴室の一方端側から他方端側に所定下り勾配を有する所定幅の散水路を凹設し、同散水路に沿う両側には、仰臥人体の少なくとも胸部、要部、脚部を同時に載置可能な大きさで、育成波エネルギーを発する自然石からなる原石平板を略面一状に埋設してなる原石平板埋設スペースを複数区画、配列した上、各原石平板埋設スペースの両側夫々には、散水ノズルから散水路まで所定勾配で下る給水側溝が形成され、散水路および各給水側溝の夫々には、原石平板と略面一で、散水を妨げない簀の子が敷設されたものとする一方、少なくとも上下二段組みとした各段別のパイプ毎に、所定温度に調整、制御した温水を夫々専用ボイラから逆向き方向に循環給湯可能にし、各ボイラによる床面加熱と、散水路への散水による気化熱とによって浴室内温湿度を制御可能にしてなるものとした温浴施設ということができる。
表現を変えたこの発明の温浴施設を、より具体的には、上下または上中下にワイヤーメッシュ等のラス材が組み合わされ、夫々所定ピッチに蛇行、配管してなる床暖房用の少なくとも上下二段組みとするパイプで、その上下に組み合わされるもの同士の上下配置具合が、平面配置における複数箇所において互いの中途部を悉く交叉状配置となるよう配置した下段パイプと上段パイプとを、防水シート、断熱材を介して密閉型浴室内の土間コンクリート上に敷設し、更にその上に保護コンクリート層を介して育成波エネルギーを発する自然石粉末を混練した育成波コンクリート層を形成すると共に、該育成波コンクリート面の中央付近に、同密閉型浴室の一方端から他方端に縦断して所定下り勾配を有する所定幅の散水路を凹設し、同散水路に沿う両側には、散水路側に頭あるいは足を向けて横たわることができ、仰臥人体の少なくとも胸部、要部、脚部を同時に載置可能な大きさで、育成波エネルギーを発する自然石からなる原石平板を略面一状に埋設してなる原石平板埋設スペースを複数区画、配列した上、各原石平板埋設スペースの両側夫々には、散水ノズルから散水路まで所定勾配で下る給水側溝が形成され、散水路および各給水側溝の夫々には、原石平板と略面一で、散水を妨げない簀の子が敷設されたものとする一方、少なくとも上下二段組みとした各段別のパイプ毎に、所定温度に調整、制御した温水を夫々専用ボイラから逆向き方向に循環給湯可能にし、各ボイラによる床面加熱と、散水路への散水による気化熱とによって浴室内温湿度を制御可能にしてなるものとした温浴施設ということが可能である。
(関連する発明)
上記した温浴施設に関連し、この発明には当該温浴施設の温度や湿度を好適に制御可能とするようにした温湿度調和制御方法も包含しており、その構成は、基本的に次のとおりのものである。
即ち、上下二段組とした各段別のパイプ毎に、夫々専用ボイラから所定温度に調整、制御した温水を循環供給して密閉型浴室内の床面を加熱し、原石平板埋設スペースの露出面温度を50℃ないし65℃の範囲、室温を40℃ないし45℃の範囲まで加熱すると共に、密閉型浴室内に適宜散水して室内湿度を65%ないし95%の範囲保つよう浴室内温湿度を制御し、原石平板埋設スペースの露出面温度が65℃を越えたとき、あるいは室温が45℃を越えたときに、浴室内に再度散水して原石平板埋設スペースおよび室内を冷却して温度調節し、これら原石平板埋設スペースおよび浴室内の温湿度を連続制御するようにした構成を要旨とする、この発明の前記何れかによる温浴施設の温湿度調和制御方法である。
この基本的な構成による温湿度調和制御方法を、より具体的に示すと、上下二段組とした各段別のパイプ毎に、夫々専用ボイラから所定温度に調整、制御した温水を循環供給して密閉型浴室内の床面を加熱し、原石平板埋設スペースの露出面温度を50℃ないし65℃の範囲最適には50℃、室温を40℃ないし45℃の範囲最適には42℃まで加熱すると共に、散水ノズルから給水側溝および散水路を通じて適量の水を放流して室内湿度を65%ないし95%の範囲最適には90%に保つよう浴室内温湿度を制御し、原石平板埋設スペースの露出面温度が65℃を越えたとき、あるいは室温が45℃を越えたときに、散水ノズルから給水側溝および散水路を通じて適量の水を放流し、原石平板埋設スペースおよび室内を冷却して温度調節し、これら原石平板埋設スペースおよび浴室内の温湿度を連続制御するようにした、この発明の前記何れかによる温浴施設の温湿度調和制御方法となる。
以上のとおり、この発明の温浴施設によれば、何よりも先ず、床面下に埋設された上下二段組のパイプの夫々に、各パイプ専用のボイラを接続して個別に調整、制御された温水を供給する構造としたので、パイプを一層に埋設した従前までの施設に比較して床面下の上下に広い(厚い)範囲に渡り、ムラなく加熱することが可能となり、密閉型浴室内の床面全体をより均質に加熱し、床面温度を安定させることができる上、熱容量を高めて屋外への放熱による冷却の影響を減少させ、季節の変化や日毎の気象変化等に伴う外温度の変動による影響を受けず、常に安定した床面温度を保持できるので、利用者に温度変化の少ない常時一定の温浴環境を提供することができる上、原石平板や育成波コンクリート層が、より多くの育成波エネルギーを発生して健康回復、増進の効能を高めることができ、更に、ボイラの燃費を削減して経済的で自然環境にも配慮したものとすることができるという秀れた特徴が得られるものである。
また、この発明の温浴施設の温湿度調和制御方法によれば、上下二段組とした各パイプに、夫々の専用ボイラから温水を供給して原石平板埋設スペースの露出面温度を50℃ないし65℃前後まで加熱すると共に、浴室温を40℃ないし45℃前後まで加熱し、原石平板埋設スペースの露出面温度や浴室温が、夫々の目標温度範囲を越えて上昇し過ぎたときに、散水ノズルを通じて放水することにより、その気化熱によって原石平板埋設スペースの露出面温度や浴室温を低下させ、夫々の目標温度範囲に収束させると共に、浴室内の湿度も65%ないし95%前後に制御してしまうことにより、密閉浴室内の温度および湿度の制御を簡便、且つ安定的に行うことができて、1日24時間に渡る連続制御を比較的容易なものとすることができ、更に、送風ファンを利用した浴室内空気の循環や、浴室温度が45℃を越えたことを感知した温度検知部が、排気用ファンおよび外気吸入用ファンを同時に起動して所定時間に渡り、または、室温が42℃前後まで低下する間に渡って連続運転し、浴室内空気と外気とを自動的且つ強制的に換気することにより、散水と換気とを組み合わせて浴室内の温度、湿度をよりきめ細かく制御して常時、快適な温浴環境を提供することができるという秀れた効果を発揮することができるものとなる。
上記したとおりの構成からなるこの発明の実施に際し、その最良もしくは望ましい形態について説明を加えることにする。 先ず、密閉型浴室は、温浴施設内を密閉状に保持可能とし、室内の浴室内温湿度を好適に調整、制御可能とすると共に、利用者の自由な出入りを可能とするという機能を果たし、断熱性を高めて高い保温性を確保し、湿度を維持可能密閉構造としなければならず、出入り口の扉や窓等も、密閉状に閉鎖可能なシール構造を有し、簡便にロック操作可能な把手やハンドルを有するものとすべきであり、各出入り口には夫々風除室を設けて利用者が出入りする際の急激な温度変化を防ぐ構造とするのが望ましい。また、同浴室内天井の複数適所に室内空気を攪拌可能とする送風ファンを夫々設置すると共に、同室内適所に室温の上昇を検知可能な温度検知部を設け、天井付近となる壁面に、温度検知部に連動して起動可能な外気吸入用ファンを設けた上、同外気吸入用ファンに対峙する反対側の壁面同所付近にも同温度検知部に連動して起動可能な排気用ファンを設けたものとするのが良く、更に、床面上略中央付近に、育成波エネルギーを発する自然石粉末を添加した育成波コンクリートか、あるいは育成波エネルギーを発する自然石から形成された所定容量を有する升型に形成され、自動給水機構を有し、水面を室内に開放し、床面からの熱を受けて貯溜水を加熱可能とした湿度調整用升を設け、升からの蒸発水による自動湿度調整や、升から汲み上げた水を如雨露散水して室温を微調整することを可能とすることもできる。
土間コンクリートは、密閉型浴室の床面下構造物を下側から支持して床面全体の基礎を固めると共に、保温性と断熱性を高め、地面あるいは下階への熱の放出を低減する機能を果たすものであり、保護コンクリート層との間に防水シートや断熱材等を挟み込むことによって防湿性や断熱性を向上させるのが望ましく、密閉型浴室を地上一階あるいは地階等に設置する場合に、該土間コンクリートの下層に防湿土間シートを挟み込んで砕石敷込みを配し、床下空間を形成せずに地面か地中に直接接地させ、保温性を高めたものとするのが望ましく、育成波コンクリート層と同様に、育成波エネルギーを発する自然石粉末を添加したコンクリートによって形成することも可能である。
床暖房用のパイプは、密閉型浴室の床面下に埋設され、ボイラからの給湯を受けて床面を加熱すると共に、同浴室内の温度を上昇させる機能を果たし、上下二段組みとされ、床面下に所定ピッチに蛇行、配管して夫々に専用のボイラが接続されたものとしなければならず、ワイヤーメッシュ等のラス材を上下段、もしくは上中下段の夫々に組合せ、保護コンクリート層中に埋設し、下側の土間コンクリートおよび上側の育成波コンクリート層との一体化を図り、全体強度を強化してひび割れや沈降、変形を防げるようにすべきであり、上下二段組みのパイプ夫々には、各々専用ボイラから逆向きの給湯を受けるよう配管するのが望ましく、均質な加熱を可能とするには、後述の実施例のように、保護コンクリート層を厚さ110mm前後に設定する場合に、外径20mm前後、内径16mm前後のパイプを、夫々約150mmピッチに蛇行させ、しかも上下段パイプの互いの隣接間隔が略均等となるよう配管し、更に、上下二段組のパイプの平面配置の複数箇所において互いの中途部が全てできるだけ交叉状の配置となるように蛇行、配管させたものとするのがよい。
ボイラは、各パイプに所定温度に調整、制御した温水を循環供給可能として密閉型浴室内の床面を所望する温度まで加熱可能とする機能を果たすものであり、上段パイプ専用のものと、下段パイプ専用のものとを設置し、夫々が灯油や重油、微粉炭、ガス等の各種燃料中の何れかを燃焼させ、あるいは電力等によって水を加熱、給湯するものとし、地熱等を利用せず、場所を選ばず利用可能なものとしなければならず、しかも所定量の供給水を貯溜可能な予備タンクを設け、一定水圧の給水により、安定した運転を可能とすべきであり、更に、密閉型浴室内の温度制御が、水道水圧の変動に影響されないよう、同予備タンクからの水を散水ノズルや湿度調整用升に供給する構造とするのが望ましい。
保護コンクリート層は、上下二段に蛇行、配管された床暖房用のパイプの夫々を、土間コンクリート上と育成波コンクリート層下との間の設定位置に固定状に配置可能とすると共に、育成波コンクリート層への効率的な熱伝達を可能とし、密閉型浴室の床面に掛る荷重によって埋設されたパイプが、不用意に圧迫、変形されるのを阻止する機能を果たすものであり、一般的なコンクリートと略同等の強度を有するものとしなければならず、ワイヤーメッシュ等のラス材を組み合わせて十分な強度を確保し、土間コンクリートと育成波コンクリートとの夫々に一体化したものとすべきであり、一般的な骨材を混練したコンクリート層とすることができる外、育成波エネルギーを発する自然石あるいは同砕石等を混練したコンクリート層とすることが可能である。
育成波コンクリート層は、外観状は一般的なコンクリート層を形成するものでありながら、原石平板と同様の育成波エネルギーを発するものであり、原石平板を密閉型浴室内の床面に面一状に埋設し、固定状に一体化して保持する機能を果たすものであり、育成波エネルギーを発する自然石粉末の適量を混練したコンクリート層としなければならず、密閉型浴室内床面の少なくとも原石平板埋設スペース、望ましくは散水路や給水側溝等を含む、略全面に渡って形成すべきであり、原石平板の下側面を育成波コンクリート層中に接するよう形成することができる外、原石平板の下側面を保護コンクリート層上面に接するよう形成することも可能である。
原石平板埋設スペースは、育成波コンクリート層上に所定の大きさに区画され、適所に育成波エネルギーを発する自然石から造られた所定大きなの原石平板を面一状に埋設してなり温浴に好適な空間を確保する機能を果たし、人が一人または複数人仰臥姿勢となることが可能な縦、横寸法に区画されたスペースとし、少なくとも胸部、要部、脚部の夫々を同時に載置可能な大きさおよび配置とした一個または複数個の原石平板を設け、同スペース内における原石平板が埋設されない箇所は、育成波コンクリートが露出されたものとしなければならず、胸部、要部、脚部に対応する箇所の夫々に直径20cmないし30cm程度のタイル状の原石平板を、左右に一個ずつか、または中央に一個ずつ埋設したものとすることができる外、胸部、要部、脚部に対応する幅約35cm、奥行約140cm程度の範囲に、1枚の原石平板か、あるいは、複数枚に分割された原石平板を敷き詰めたものとすることができ、更に、頭部に対応する箇所には、枕型の原石板を配したものとすることが可能である。
自然石は、少なくともそれ自体が、波長が3μmないし25μmの何れかの遠赤外線を発するものであり、その中でも4μmないし14μmの波長帯を含み、人体の細胞を活性化し、血行促進等の健康に良いとされる育成波エネルギーを発生する性質をもつものでなければならず、表現を変えると超微弱振動エネルギーあるいは微弱磁気エネルギーを発して人体内の細胞を刺激し体質改善、疲労回復を助ける上、美肌効果、ダイエット、慢性疲労、腰痛、肩凝り、皮膚改善、風邪の予防等様々な効果が得られる性質をもつものであり、具体的に幾つか例示すると、角閃石(岩手県産)、天帝石(宮崎県産)、トルマリン(ブラジル産)、紫水晶(ブラジル産)、水晶(ブラジル産)等を挙げることができ、原石平板は、このような自然石から切り出した所定面積、所定厚さの平板である。
散水路は、密閉型浴室の床面適所に散水を誘導、流下可能とするよう凹設され、床下からの加熱を受けて散水を蒸発させて室内の湿度を上昇させると共に、上昇し過ぎた育成波コンクリート層や原石平板の表面温度、ならびに室温を低下させて温度、湿度の制御を可能とする機能を果たすものであり、密閉型浴室の床面積や室内容積、および床暖房の加熱能力に応じて十分な水路面積を確保できるものとすべきであり、散水の流下を阻害しない木製の簀の子を設けて原石平板埋設スペースに面一状とするのが望ましく、上流側から下流側に流れ下る過程において散水された全ての水分を加熱、蒸発してしまう構造とすべきであるが、散水の一部を下流側に設けた排出路を通じて密閉型浴室外に排出可能とすることができる。
給水側溝は、原石平板埋設スペースの両側に沿って散水可能とし、原石平板埋設スペースの表面温度を低下させて密閉型浴室内の温度を低下させると共に、床下からの熱を受けて散水の一部または全部を蒸発させて密閉型浴室内の湿度を上昇させる機能を果たすものであり、原石平板埋設スペースの両側に沿って所定幅、所定勾配に設定し、凹設されたものとしなければならず、その下り勾配の行方が散水路に至るよう配置すべきであり、原石平板埋設スペースに面一状とする木製の簀の子を、散水の障害とならないよう配したものとするのが望ましい。
湿度調整用升は、それ自体が育成波エネルギーを発するものであり、しかも所定容量の水を貯溜可能であって床下からの加熱を受けて貯水の一部を蒸発し、密閉浴室内の湿度の上昇および温度の低下を自動的に行う機能を有し、育成波エネルギーを発する自然石から形成するか、あるいは、同自然石の粉末を含むコンクリートによって形成されたものとすべきであり、必要に応じて自動給水機構を組み込んで、常に一定量の水を貯溜するものとするのが望ましい。
温浴施設の温湿度調和制御方法は、管理作業者自らが密閉浴室内の各原石平板埋設スペースの露出面温度や室温、室内湿度等を観ながら、各専用ボイラからの給湯温度の制御や給湯バルブ操作、散水ノズルからの散水操作、送風ファンや吸排気用ファン等を微調整するように手動操作して管理、制御することが可能である外、これらの制御を各種温度センサや湿度センサからの検出値に基づいてフィードバック制御することや、所定の制御プログラムに基づいてシーケンス制御する自動制御装置によって行うことも可能であり、また、管理作業者が不在となる夜間のみ、各浴室内温湿度の制御作業を自動制御装置に任せるようにしたり、密閉型浴室内の空気の循環や換気作業等の一部作業を自動制御装置に行わせるようにすることも可能である。
その結果、温浴利用者からの温度が高過ぎる、あるいは低過ぎるといった個人的な好みによる注文や管理作業者の都合に応じて自動制御、手動制御を適宜切り替え可能なものにすることもでき、更に、各原石平板埋設スペース毎か、あるいは一部人纏まりとなる原石平板埋設スペース毎に、床暖房用のパイプを個別に配管して夫々を個別に温度管理して高温、中温、低温等の温度エリアを形成し、利用者の好みに応じて自由に選択できるものとしたり、散水ノズルを個別に開閉して顧客ニーズに個別に答えることができるよう制御するものとするこも可能であり、また、散水ノズルの操作バルブを各原石平板埋設スペース毎に設けて、温浴利用者自らが温度調節できるようにすることも可能である。
以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構造について詳述することとする。
図1の温浴施設内部の平面図、図2の暖房用パイプ配管の平面図、図3の床下構造を縦断面化した側面図、図4の密閉型浴室の散水路および給水側溝の平面図、図5の密閉型浴室の換気および循環用ファンの平面図、図6の湿度調整用升を縦断面化した側面図に示される事例は、上下二段組みとしたパイプ4,41を、密閉型浴室2内の土間コンクリート3上に敷設し、更にその上に保護コンクリート層43を介して育成波エネルギーを発する自然石粉末を混練した育成波コンクリート層5を形成すると共に、該育成波コンクリート面の適宜区画されたスペース51には、育成波エネルギーを発する自然石からなる原石平板52を略面一状に埋設したものとする一方、上下二段組みとした各パイプ4,41には、所定温度に調整、制御した温水を夫々専用ボイラ44,45から循環給湯可能とした基本的構造からなるこの発明の温浴施設1における代表的な一実施例である。
当該温浴施設1は、その入り口11から一段高く、靴またはスリッパを脱いで入る男女更衣室12,13が夫々左右に配され、各更衣室12,13から夫々別の風除室14,14を介して隣接する密閉型浴室2に通じ、同密閉型浴室2の反対側となる位置には一個の風除室14を通じて露天の涼み所15を配置したものとなっている。
密閉型浴室2は、幅約12m前後、奥行約5.5m前後の長方形であり、床上面から天井下面までの高さが約3m前後に設定され、その床下構造が、図3中に示すように、地上約120mm前後の厚さに形成した砕石敷込上に防湿土間シートを挟んで約120mm厚のスラブコンクリートである土間コンクリート3を設け、その土間コンクリート3上に、防水シート31および厚さ50mm前後の断熱材32を順次積層し、その上層にラス材であるワイヤーメッシュ42を配し、その上に外径20mm前後、内径16mm前後の暖房用下段パイプ4をピッチ間隔が約150mmとなるよう蛇行、配管し、更に下段パイプ4上に、ワイヤーメッシュ42を敷設し、その上に同一寸法の上段パイプ41を150mmピッチ間隔とすると共に、上下段パイプ4,41が、互いに約75mm前後のピッチ間隔となるよう蛇行、配管した上、上下ワイヤメッシュ42,42および上下段パイプ4,41を埋設状とするようセメントを充填して土間コンクリート3上約110mm前後の厚さの保護コンクリート層43を形成し、同保護コンクリート層43上に、育成波エネルギーを発する自然石としての角閃石(岩手県産の花崗岩)の粉末を、1平方メートル当り約15kg前後の割合でセメントに混合、混練して厚さ約90mm前後のモルタルとするよう打設し、育成波コンクリート層5を形成したものとなっている。
上下二段組としたパイプ4,41は、夫々図2中に示すよう、密閉型浴室2の床面下に埋設され、同図中に破線で示す下段パイプ4には、下段パイプ専用ボイラ44を接続し、同図中に実線で示した上段パイプ41には、上段パイプ専用ボイラ45が接続され、個別の専用ボイラによって所定温度に調整、制御した温水を夫々、隣接する上下段パイプ4,41に互いに逆向きに流れるよう供給可能となっている。
図2中には、上下二段組としたパイプ4,41が、互いに平行状となるよう蛇行、配管されたものを示したが、所定ピッチを確保して、上下二段組としたパイプ4,41が、互いの中途複数箇所において縦横交叉状となるよう蛇行、配管したものとすることが可能である。
密閉型浴室2の奥行方向略中央には、図4中に示すように、幅約900mm前後、深さ約150mm前後の散水路6が、同密閉型浴室2の幅方向一端から他端に渡り、緩やかな下り勾配を有して凹設され、該散水路6に沿った両側には、人体頭部を浴室2の奥行方向外側に向け、脚部を散水路6に向けて仰臥可能な縦約1,800mm前後、横約900mm前後の寸法に区画された原石平板埋設スペース51,51,……が、各風除室14,14,14の出入り口から外れた範囲に複数区画配列、形成され、各原石平板埋設スペース51,51,……は、中央付近の仰臥人体胸部、要部、脚部を同時に載置可能となる範囲に、育成波エネルギーを発する自然石としての角閃石から切り出された縦約1400mm前後、幅約350mm前後、厚さ凡そ20mmないし100mm前後の原石平板52を面一状に埋設したものとするか、あるいは縦約470mm前後、幅約350mm前後、厚さ凡そ20mmないし100mm前後の原石平板52を3枚、胸部から脚部に相当する範囲に渡り連ねて面一状に埋設し、更に、仰臥人体の頭部に相当する箇所には、木製の縁取りを付けた角閃石製の枕が、床面から約50mm前後突出して固着されたものとなっている。
また、各原石平板埋設スペース51,51,……の両側には、密閉型浴室2の壁面から散水路6に向けて緩やかな下り勾配を有する、幅約200mm前後、深さ約100mm前後の給水側溝61,61,……が凹設され、各給水側溝61,61,……の散水路6とは反対側となる壁面側端の夫々には、密閉型浴室2内の適所か、同浴室2外の適所に設けられた図示しない開閉バルブによって開閉操作可能な散水ノズル62,62,……が配置されており、図1中に示すように、散水路6ならびに各給水側溝61,61,……には、各原石平板埋設スペース51,51,……と面一状の床面を形成すると共に、散水路6および各給水側溝61,61,……に供給される水の流れを妨げない木製の簀の子63が敷設されている。
密閉型浴室2の天井には、図5中に破線で示すように、3基の送風ファン7,7,7が、互いに略等間隔を隔てて配置され、室内空気を強制的に攪拌するものとし、更に、密閉型浴室2一方端側壁の天井付近に外気吸入用ファン71を配し、これとは反対側の他方端側壁の天井付近に排気用ファン72を配し、更に、密閉型浴室2の適所に室内温度が45℃を越えると外気吸入用ファン71および排気用ファン72を自動的に起動させ、42℃前後となったときに外気吸入用ファン71および排気用ファン72を自動的に停止させるサーモスタット等の図示しない温度検知部を設けたものとなっている。
また、涼み所15への出入り口となる風除室14付近であって密閉型浴室2の中央寄りとなる箇所には、図6中に示すような断面構造の湿度調整用升8が、前記育成波コンクリート層5と同一素材からなり、同育成波コンクリート層5に一体に床面上に突出する箱型に形成され、天面を開放した加湿槽81と、該加湿槽81に底部が通水可能に連通し、天面を施蓋した貯水槽82とからなり、前記加湿槽81中には水位上限を規制可能な排水筒83を立設し、貯水槽82には、水面の上下変化に従い図示しない給水バルブを自動開閉するフロートを有する自動給水機構84を設けてある。
(実施例の作用)
以上のとおりの構成からなるこの発明の温浴施設は、以下に示す温湿度調和制御方法によって密閉型浴室2内が温浴に適する温度、湿度となるよう好適に制御されるものである。
先ず、密閉型浴室2の加熱を開始するときには、各専用ボイラ44,45を起動させて、図2中に示すように、実線と鎖線で示す上下二段組の各パイプ4,14の夫々に、互いに隣接する配管同士に逆向きとなる個別の給湯を行い、床面全体に渡り略均質に加熱するものとし、床面全体を数日ないし一週間程度を掛けて徐々に加熱して行き、原石平板埋設スペース51の露出面温度を50℃前後に安定させ、各専用ボイラ44,45は、24時間止まることなく連続的に給湯を継続するよう制御して原石平板埋設スペース51の露出面温度を常時50℃前後に加熱するようにする。
そして、密閉型浴室2内の温度が次第に上昇して42℃前後に達した頃から、図4中に実線矢印で示すように、全ての散水ノズル62,62,……から少量ずつの水を同時放水し、各給水側溝61,61,……をゆっくりと流下させ、徐々に散水路6に白抜き矢印で示すように放流して流水膜を形成し、床面からの加熱によって蒸発させ、室内湿度を90%前後まで上昇させると共に、室温が45℃を越えたときに、再度同様の散水を実行して床面から気化熱を奪って室温を、42℃前後まで低下させるよう誘導し、浴室内湿度を90%前後に保つよう制御する。
また、密閉型浴室2内の温度が、42℃前後に達した頃から、同浴室2内の天井面に設置された複数基の送風ファン7,7,7を、図5中の破線矢印で示すように起動させ、室内の何処においても略同じ温度、湿度を保つことができるように室内空気を万遍なく攪拌し、更に、同浴室2内の温度が45℃を越えると、これを検知した温度検知部が、外気吸入用ファン71および排気用ファン72を自動的に起動させ、同図5中に白抜き矢印で示すように、密閉型浴室2内に新鮮な外気を強制的に取り込むと共に、吸入空気と略同量の室内空気を室外に強制排気して室温を低下させると同時に換気を行い、温度検知部が、同浴室2内温度が42℃に達したことを検知すると、外気吸入用ファン71および排気用ファン72を自動的に停止し、浴室2内温度を安定に維持するようにする。
湿度調整用升8は、図6中に示すように、一定量の水を常時貯溜しており、床面からの加熱を受けているので、加湿槽81の露出した水面から常時水分を蒸発させて密閉型浴室2内の湿度を高く維持するものとなり、また、原石平板埋設スペース51,51,……が部分的に加熱し過ぎた場合等に、該加湿槽81から直接如雨露等に水を汲み上げて散水することも可能であり、蒸発や汲み上げ等によって失われた水は、自動給水機構84を通じて自動的に補給され、常に一定量の貯溜水を確保することができ、しかも湿度調整用升8自体が、育成波コンクリートから形成されているので、その周辺や貯溜水に向けて育成波エネンルギーを放射するものとなる。
このようにして、密閉型浴室2内の温度および湿度ならびに原石平板埋設スペース51の温度等を夫々1日24時間を通じて適正に連続制御することにより、連日最適な条件で温浴、利用することが可能となり、利用者は図1中の男女更衣室12,13で浴衣やジャージ等の汗をかいてもよい服装に着替えて夫々の風除室14,14を通じて密閉型浴室2内に入り、何れかの原石平板埋設スペース51を選んで、原石平板52を含む範囲にバスタオルを敷き、その上にうつ伏せに寝転んで1分ないし5分間程度、胸部と腹部とを原石平板52上に乗せて暖め、胃腸を活発化させた後に、背中、腰部、脚部が夫々原石平板52上に乗るように仰向けになり、持ち込んだミネラルウォーターを飲みながら5分ないし10分間程度暖まって大量の汗を流し、その後、密閉型浴室2内の温度よりも低く、外温度よりも高い温度の30℃前後に温度が保たれた風除室14を通って体に急激な温度変化を与えないように涼み所15に移動し、ベンチに座る等して暫くの間休憩をとり、体が冷めないうちに再度、風除室14を通って密閉型浴室2内に入り、合計2ないし3回に渡り同様の温浴を行い、汗と共に老廃物や過酸化脂質、重金属や農薬等の毒素等を体外に排出して新陳代謝を活発にし、健康的な弱アルカリ性体質に導くものとなる。
なお、多くの人々が利用して汗を流した後の密閉型浴室2内には、様々な雑菌やウイルスが残される虞れもあるが、原石平板52自体および育成波コンクリート層5に含まれる角閃石(育成波エネルギーを発する自然石)は、殺菌・消臭作用を有し、汗と共に排出された汚染物質を分解し悪臭の発生を防止するので、壁面や床面等に黴や汚れの付着等が発生せず、密閉型浴室2内の空気を含めた全体が衛生的な環境を維持することができ、夜間の清掃時に、密閉型浴室2内を放水、ブラシ洗浄した後、散水ノズル62からの放水を停止して所定時間に渡り、床面からの加熱によって浴室2内を十分に乾燥させることによって雑菌やウイルスを完全に死滅させ、翌日の営業に備えることにより、密閉型浴室2の老朽化を防いで永年に渡り、建設当初と同等の状態を維持し、利用することができるものとなる。
(実施例の効果)
実施例に取り上げた構成からなる温浴施設は、先に示したこの発明の基本的構成からなる温浴施設における特徴に加え、図1および図4中に示したように、密閉型浴室2の略中央を縦断する散水路6の両側に複数の原石平板埋設スペース51,51,……を配したことにより、多人数の利用者が同時に利用可能となり、しかも図2および図3中に示したように、床下に上下二段組としたパイプ4,41を埋設したことにより、各原石平板埋設スペース51,51,……の全てを均質に加熱することができ、図4中に示すように、各原石平板埋設スペース51,51,……の両側に配された散水ノズル62,62,……、給水側溝61,61,……を通じて散水路6に至るよう放流、散水することにより、各原石平板埋設スペース51,51,……が皆同様に冷却され、しかも均等に加湿されるので、何れの原石平板埋設スペース51を選択した利用者も皆、同等の温浴効果を享受し、その効能を満喫することができるという利点を得るものとなる。
更に、密閉型浴室2の中央に設置された湿度調整用升8の貯溜水が常時、加熱され蒸発することにより、密閉型浴室2内の湿度を保ち、過剰な乾燥を確実に防止することができる外、給水側溝61や散水ノズル62に簀の子63を装着して、濡れた床面の露出を無くし、各原石平板埋設スペース51,51,……と面一状にして床面全体を段差の無い平面状に仕上げたことにより、歩行中の躓きや転倒を防止してより高い安全性を確保することができるという効果を発揮する。
(結 び)
叙述の如く、この発明の温浴施設、およびその温湿度調和制御方法は、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、床下に配管する暖房用のパイプを、上下二段組にするという建設の際の経済的負担が比較的少ない構造によって密閉型浴室内の床面温度や温度、湿度等を均質で格段に安定的に制御することができるようになる上、熱損失を低減してボイラーの燃費を削減し、従前までに比較して遥かに経済的なものとすることができ、しかも各温湿度の調整、管理作業の効率自体も大幅に高めることができることから、管理作業の負担を軽減して費用の削減を確実に達成可能にするものであって、温浴による健康の回復、増進を望む利用者と、こうした利用者に温浴サービスを提供する温浴施設の管理、運営者等に高く評価され、広範に渡って利用、普及していくものになると予想される。
図面は、この発明の温浴施設、およびその温湿度調和制御方法の技術的思想を具現化した代表的な一実施例を示すものである。
温浴施設の内部構造を示す平面図である。 上下二段組としたパイプの配管構造を示す平面図である。 床下構造を縦断面化して示す側面図である。 散水路および給水側溝の配置構造を示す平面図である。 密閉型浴室の送風ファンおよび吸排気ファンの配置を示す平面図である。 湿度調整用升を縦断面化して示す側面図である。
1 温浴施設
11 同 入り口
12 同 男子更衣室
13 同 女子更衣室
14 同 風除室
15 同 涼み所
2 密閉型浴室
3 土間コンクリート
31 同 防水シート
32 同 断熱材
4 下段パイプ
41 同 上段パイプ
42 同 ラス材(ワイヤーメッシュ等)
43 同 保護コンクリート層
44 同 下段パイプ専用ボイラ
45 同 上段パイプ専用ボイラ
5 育成波コンクリート層
51 同 原石平板埋設スペース
52 同 原石平板
6 散水路
61 同 給水側溝
62 同 散水ノズル
63 同 簀の子
7 送風ファン
71 同 外気吸入用ファン
72 同 排気用ファン
8 湿度調整用升
81 同 加湿槽
82 同 貯水槽
83 同 排水筒
84 同 自動給水機構

Claims (10)

  1. ワイヤーメッシュ等のラス材が組み合わされ、夫々所定ピッチに蛇行、配管してなる床暖房用の少なくとも上下二段組みで、その上下に組み合わされるもの同士の上下配置具合が、平面配置における複数箇所において互いの中途部を悉く交叉状配置となるよう配置したパイプを、密閉型浴室内の土間コンクリート上に敷設し、更にその上に保護コンクリート層を介して育成波エネルギーを発する自然石粉末を混練した育成波コンクリート層を形成すると共に、該育成波コンクリート面の適宜区画されたスペースには、育成波エネルギーを発する自然石からなる適宜大きさの原石平板を略面一状に埋設したものとする一方、少なくとも上下二段組みとした各段別のパイプ毎に、所定温度に調整、制御した温水を夫々専用ボイラから循環給湯可能にしてなるものとしたことを特徴とする温浴施設。
  2. 上下または上中下にワイヤーメッシュ等のラス材が組み合わされ、夫々所定ピッチに蛇行、配管してなる床暖房用の少なくとも上下二段組みとするパイプで、その上下に組み合わされるもの同士の上下配置具合が、平面配置における複数箇所において互いの中途部を悉く交叉状配置となるよう配置した下段パイプと上段パイプとを、防水シート、断熱材を介して密閉型浴室内の土間コンクリート上に敷設し、更にその上に保護コンクリート層を介して育成波エネルギーを発する自然石粉末を混練した育成波コンクリート層を形成すると共に、該育成波コンクリート面の適宜区画されたスペースには、夫々仰臥人体の少なくとも胸部、腰部、脚部を同時に載置可能な大きさで、育成波エネルギーを発する自然石からなる原石平板を略面一状に埋設したものとする一方、少なくとも上下二段組みとした各段別のパイプ毎に、所定温度に調整、制御した温水を夫々専用ボイラから循環給湯可能にしてなるものとしたことを特徴とする温浴施設。
  3. 上下または上中下にワイヤーメッシュ等のラス材が組み合わされ、夫々所定ピッチに蛇行、配管してなる床暖房用の少なくとも上下二段組みとするパイプで、その上下に組み合わされるもの同士の上下配置具合が、平面配置における複数箇所において互いの中途部を悉く交叉状配置となるよう配置した下段パイプと上段パイプとを、防水シート、断熱材を介して密閉型浴室内の土間コンクリート上に敷設し、更にその上に保護コンクリート層を介して育成波エネルギーを発する自然石粉末を混練した育成波コンクリート層を形成すると共に、該育成波コンクリート面の適宜区画されたスペースには、夫々仰臥人体の少なくとも胸部、腰部、脚部を同時に載置可能な大きさで、育成波エネルギーを発する自然石からなる原石平板を略面一状に埋設したものとする一方、少なくとも上下二段組みとした各段別のパイプ毎に、所定温度に調整、制御した温水を夫々専用ボイラから逆向き方向に循環給湯可能にしてなるものとしたことを特徴とする温浴施設。
  4. 上下または上中下にワイヤーメッシュ等のラス材が組み合わされ、夫々所定ピッチに蛇行、配管してなる床暖房用の少なくとも上下二段組みとするパイプで、その上下に組み合わされるもの同士の上下配置具合が、平面配置における複数箇所において互いの中途部を悉く交叉状配置となるよう配置した下段パイプと上段パイプとを、防水シート、断熱材を介して密閉型浴室内の土間コンクリート上に敷設し、更にその上に保護コンクリート層を介して育成波エネルギーを発する自然石粉末を混練した育成波コンクリート層を形成すると共に、該育成波コンクリート面の適宜区画されたスペースには、夫々仰臥人体の少なくとも胸部、腰部、脚部を同時に載置可能な大きさで、育成波エネルギーを発する自然石からなる原石平板を略面一状に埋設したものとした上、該原石平板埋設スペースの両側夫々には、散水ノズルから散水路まで所定勾配で下る給水側溝が形成され、散水路および各給水側溝の夫々には、原石平板と略面一で、散水を妨げない簀の子が敷設されたものとする一方、少なくとも上下二段組みとした各段別のパイプ毎に、所定温度に調整、制御した温水を夫々専用ボイラから逆向き方向に循環給湯可能にし、各ボイラによる床面加熱と、散水路への散水による気化熱とによって浴室内温湿度を制御可能にしてなるものとしたことを特徴とする温浴施設。
  5. 上下または上中下にワイヤーメッシュ等のラス材が組み合わされ、夫々所定ピッチに蛇行、配管してなる床暖房用の少なくとも上下二段組みとするパイプで、その上下に組み合わされるもの同士の上下配置具合が、平面配置における複数箇所において互いの中途部を悉く交叉状配置となるよう配置した下段パイプと上段パイプとを、防水シート、断熱材を介して密閉型浴室内の土間コンクリート上に敷設し、更にその上に保護コンクリート層を介して育成波エネルギーを発する自然石粉末を混練した育成波コンクリート層を形成すると共に、該育成波コンクリート面の中央付近に、同密閉型浴室の一方端側から他方端側に所定下り勾配を有する所定幅の散水路を凹設し、同散水路に沿う両側には、仰臥人体の少なくとも胸部、腰部、脚部を同時に載置可能な大きさで、育成波エネルギーを発する自然石からなる原石平板を略面一状に埋設してなる原石平板埋設スペースを複数区画、配列した上、各原石平板埋設スペースの両側夫々には、散水ノズルから散水路まで所定勾配で下る給水側溝が形成され、散水路および各給水側溝の夫々には、原石平板と略面一で、散水を妨げない簀の子が敷設されたものとする一方、少なくとも上下二段組みとした各段別のパイプ毎に、所定温度に調整、制御した温水を夫々専用ボイラから逆向き方向に循環給湯可能にし、各ボイラによる床面加熱と、散水路への散水による気化熱とによって浴室内温湿度を制御可能にしてなるものとしたことを特徴とする温浴施設。
  6. 上下または上中下にワイヤーメッシュ等のラス材が組み合わされ、夫々所定ピッチに蛇行、配管してなる床暖房用の少なくとも上下二段組みとするパイプで、その上下に組み合わされるもの同士の上下配置具合が、平面配置における複数箇所において互いの中途部を悉く交叉状配置となるよう配置した下段パイプと上段パイプとを、防水シート、断熱材を介して密閉型浴室内の土間コンクリート上に敷設し、更にその上に保護コンクリート層を介して育成波エネルギーを発する自然石粉末を混練した育成波コンクリート層を形成すると共に、該育成波コンクリート面の中央付近に、同密閉型浴室の一方端から他方端に縦断して所定下り勾配を有する所定幅の散水路を凹設し、同散水路に沿う両側には、散水路側に頭あるいは足を向けて横たわることができ、仰臥人体の少なくとも胸部、腰部、脚部を同時に載置可能な大きさで、育成波エネルギーを発する自然石からなる原石平板を略面一状に埋設してなる原石平板埋設スペースを複数区画、配列した上、各原石平板埋設スペースの両側夫々には、散水ノズルから散水路まで所定勾配で下る給水側溝が形成され、散水路および各給水側溝の夫々には、原石平板と略面一で、散水を妨げない簀の子が敷設されたものとする一方、少なくとも上下二段組みとした各段別のパイプ毎に、所定温度に調整、制御した温水を夫々専用ボイラから逆向き方向に循環給湯可能にし、各ボイラによる床面加熱と、散水路への散水による気化熱とによって浴室内温湿度を制御可能にしてなるものとした温浴施設。
  7. 密閉型浴室は、その室内天井の複数適所に室内空気を攪拌可能とする送風ファンを夫々設置すると共に、同室内適所に室温の上昇を検知可能な温度検知部を設け、天井付近となる壁面に、温度検知部に連動して起動可能な外気吸入用ファンを設けた上、同外気吸入用ファンに対峙する反対側の壁面同所付近にも同温度検知部に連動して起動可能な排気用ファンを設けてなるものとした、請求項1ないし6何れか一項記載の温浴施設。
  8. 密閉型浴室が、その床面上略中央付近に、育成波エネルギーを発する自然石粉末を添加した育成波コンクリートか、あるいは育成波エネルギーを発する自然石から形成された所定容量を有する升型に形成され、自動給水機構を有していて水面を室内に開放し、床面からの熱を受けて貯溜水を加熱可能とした湿度調整用升を設けてなるものとした、請求項1ないし7何れか一項記載の温浴施設。
  9. 上下二段組とした各段別のパイプ毎に、夫々専用ボイラから所定温度に調整、制御した温水を循環供給して密閉型浴室内の床面を加熱し、原石平板埋設スペースの露出面温度を50℃ないし65℃の範囲、室温を40℃ないし45℃の範囲まで加熱すると共に、密閉型浴室内に適宜散水して室内湿度を65%ないし95%の範囲に保つよう浴室内温湿度を制御し、原石平板埋設スペースの露出面温度が65℃を越えたとき、あるいは室温が45℃を越えたときに、浴室内に再度散水して原石平板埋設スペースおよび室内を冷却して温度調節し、これら原石平板埋設スペースおよび浴室内の温湿度を連続制御するようにしたことを特徴とする、請求項1ないし8何れか一項記載の温浴施設の温湿度調和制御方法。
  10. 上下二段組とした各段別のパイプ毎に、夫々専用ボイラから所定温度に調整、制御した温水を循環供給して密閉型浴室内の床面を加熱し、原石平板埋設スペースの露出面温度を50℃ないし65℃の範囲、室温を40℃ないし45℃の範囲まで加熱すると共に、散水ノズルから給水側溝および散水路を通じて適量の水を放流して室内湿度を65%ないし95%の範囲に保つよう浴室内温湿度を制御し、原石平板埋設スペースの露出面温度が65℃を越えたとき、あるいは室温が45℃を越えたときに、散水ノズルから給水側溝および散水路を通じて適量の水を放流し、原石平板埋設スペースおよび室内を冷却して温度調節し、これら原石平板埋設スペースおよび浴室内の温湿度を連続制御するようにしたことを特徴とする、請求項4ないし6何れか一項記載の温浴施設の温湿度調和制御方法。
JP2003329111A 2003-09-19 2003-09-19 温浴施設、およびその温湿度調和制御方法 Expired - Fee Related JP4653394B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003329111A JP4653394B2 (ja) 2003-09-19 2003-09-19 温浴施設、およびその温湿度調和制御方法
US10/940,897 US7308723B2 (en) 2003-09-19 2004-09-14 Hot bath facility and temperature and humidity control method therefor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003329111A JP4653394B2 (ja) 2003-09-19 2003-09-19 温浴施設、およびその温湿度調和制御方法

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006140944A Division JP2006231082A (ja) 2006-05-19 2006-05-19 温浴施設
JP2006140945A Division JP2006280962A (ja) 2006-05-19 2006-05-19 温浴施設

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005087651A JP2005087651A (ja) 2005-04-07
JP4653394B2 true JP4653394B2 (ja) 2011-03-16

Family

ID=34385951

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003329111A Expired - Fee Related JP4653394B2 (ja) 2003-09-19 2003-09-19 温浴施設、およびその温湿度調和制御方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7308723B2 (ja)
JP (1) JP4653394B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3872501B1 (ja) * 2006-01-11 2007-01-24 英彦 小山 ミストサウナ個室
WO2008020485A1 (fr) * 2006-08-18 2008-02-21 Kabushiki Kaisha Taisha Installation pour bain chaud
US8186656B2 (en) * 2006-10-23 2012-05-29 Panasonic Corporation Sauna device
JP5092346B2 (ja) * 2006-10-23 2012-12-05 パナソニック株式会社 発汗を抑えて毛孔を広げるサウナ装置
US20080102411A1 (en) * 2006-10-30 2008-05-01 Robert Longardner Apparatus and methods for conditioning combustion air
EP2395882B1 (en) 2009-02-13 2013-07-03 Koninklijke Philips Electronics N.V. Floor construction with variable grade of resilience
EP3362029A4 (en) * 2015-10-16 2019-03-27 Kastee Relax Oy SYSTEM FOR INSTALLATION IN A SAUNA OR OTHER PLACES
RU2636870C1 (ru) * 2016-06-07 2017-11-28 Виктор Валентинович Маслов Способ поддержания температурного режима парного помещения бани
RU2691516C1 (ru) * 2018-07-25 2019-06-14 Виктор Валентинович Маслов Устройство для управления параметрами микроклимата в парном помещении русской бани (варианты)
CN114759522B (zh) * 2022-06-15 2022-12-27 广东首航智慧新能源科技有限公司 一种风冷式电源的过温保护方法、装置及电源

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4011989A (en) * 1975-08-14 1977-03-15 Diggs Richard E Metal building with integrated hot water heating system
US4301859A (en) * 1979-05-14 1981-11-24 Karl Hollemann Hot water surface heating device
US4979373A (en) * 1989-02-06 1990-12-25 Robert Huppee Apparatus for making and maintaining an ice surface
US5097893A (en) * 1989-08-03 1992-03-24 Trimble Norman V Counter flow tube-manifold radiant floor heating system
JPH0812406A (ja) 1994-06-28 1996-01-16 Mitsuo Yamada 遠赤外線照射コンクリート体
JP3396776B2 (ja) 1999-09-30 2003-04-14 敬之 河合 石風呂装置

Also Published As

Publication number Publication date
US7308723B2 (en) 2007-12-18
US20050072101A1 (en) 2005-04-07
JP2005087651A (ja) 2005-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4653394B2 (ja) 温浴施設、およびその温湿度調和制御方法
JP2006231082A (ja) 温浴施設
JP3100592U (ja) 自然石温床装置
Atamov et al. The method of increasing efficiency with changing the cross section of pipes on the installation of a heat exchanger
JP4000092B2 (ja) 組立式サウナ室
JP2006280962A (ja) 温浴施設
JP3959477B2 (ja) サウナ室
JP2007307260A (ja) 温浴施設
JP4171471B2 (ja) 温浴施設
WO2008020485A1 (fr) Installation pour bain chaud
EP1798509B1 (en) Ground heat exchanger
CN100537983C (zh) 岩盘健身浴室
KR101357003B1 (ko) 2-친환경 조립식 텐트와 가 건물.
KR102657376B1 (ko) 냉온조절기능을 구비한 캠핑용 야외 데크
JP2002035078A (ja) ラジウム放射線温浴施設
JPWO2019211966A1 (ja) 輻射冷暖房型建築物
JP6498825B1 (ja) 石張り構造体
KR101166766B1 (ko) 황토 벽체구조
JPH06299712A (ja) 家 屋
KR101251616B1 (ko) 온실을 이용한 에너지절약형 황토 전원주택
JP2006034746A (ja) 岩盤浴用床又は岩盤浴用ブロック及びそれらを組み込んだ浴槽、又は足浴用浴槽、又はカプセル、又はユニットバス、又はユニットハウス
JP2005270344A (ja) サウナ浴室
CN201152032Y (zh) 岩盘健身浴室
JP2021081176A (ja) 地中熱・太陽光利用冷暖房システム
JP3108807U (ja) 小屋風石風呂装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071009

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071204

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080229

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080404

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20080425

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100621

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101009

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131224

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees